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会話集/支援会話

フェルディナントの支援会話

コンスタンツェ

支援C

[フェルディナント]
しかし、運命というのは数奇なものだね。
君とここでこのような再会をするとはな。▼
[コンスタンツェ]
ええ、そうですわね。……私としては、
いささか不本意ではありますけれど。▼
[フェルディナント]
ああ。かつて私たちは、帝都の社交界に
並び咲く2輪の花と喩えられていた。▼
お互い目指すところは違うが、切磋琢磨し、
やがて共に帝国を担う人材になるものと……▼
[コンスタンツェ]
……そんなことも、ありましたわね。▼
[フェルディナント]
だが、君の家を悲劇が襲った。
私でさえ口にしがたい未来が待っていた。▼
[コンスタンツェ]
………………。▼
[フェルディナント]
当事者である君の心情は、
推して知るべしだろうな。▼
[コンスタンツェ]
推して知るべし!?▼
言うに事欠いて、貴方は何てことを
仰るのかしら!!▼
[フェルディナント]
き、急にどうしたのだね!?▼
[コンスタンツェ]
貴方に、私の気持ちがわかるとでも?
すべてを失った私の気持ちが!▼
家族も、帰る家も、友も、民も、すべて!
私には、私しか残らなかったのですわ!▼
[フェルディナント]
……!▼
いや、私は、そんなつもりでは……!▼
[コンスタンツェ]
ではどんなつもりなのかしら!
流石は貴族の中の貴族ね。▼
平民になった私の気持ちなんて、
理解するまでもないというのでしょう!?▼
[フェルディナント]
そうではなく、本当に心配して、
慰めの言葉を……▼
[コンスタンツェ]
結構!
私に慰めの言葉など不要ですわ!▼
たとえ爵位を失おうとも、
私は貴族の心までも失ってはおりませんの。▼
それをまるで、何も持たぬ平民を
憐れむような姿勢で上から物を仰って!▼
[フェルディナント]
す、すまなかった。
……私が悪かった。▼
君が言うような意図は断じてないが、
それでも配慮に欠ける言葉だった。▼
確かに私は、何かを「失う」ような
経験をあまりしたことがない。▼
それゆえ、君の状況を推し量って
声をかけたつもりだったが……▼
[コンスタンツェ]
もう結構ですわ!
これ以上はやめてくださる?▼
言葉は繕えば繕うほど、
重みがなくなっていきますもの。▼
私が残りの人生を懸けてでも
取り戻そうとしている貴族というものを……▼
よりによって貴方が汚すだなんて、
そんなことまっぴらごめんですわよ!▼

(コンスタンツェが背を向ける)

[フェルディナント]
待て、コンス……▼
[コンスタンツェ]
社交界で私と火花を散らし、貴族の矜持を
語り合った貴方は見る影もありませんわね。▼
エーギル家の嫡子という立場に
驕り高ぶっているのではなくて?▼

(コンスタンツェが立ち去る)

支援B

[フェルディナント]
コンスタンツェ!▼
[コンスタンツェ]
これはこれはフェルディナント様。
今日も眩いばかりで私が翳りますわ。▼
[フェルディナント]
む……こちらの君だったか。
まあいい、聞いてくれ!▼
[コンスタンツェ]
はい、私のような者に、
いかなるご用でしょうか。▼
[フェルディナント]
うむ……以前のことで、
どうしても君と話したくてね。▼
驕り高ぶった私の無神経な言葉で、
君を傷つけてしまった……。▼
[コンスタンツェ]
まあ。誇り高きフェルディナント様が
驕り高ぶることなどあり得ませんわ。▼
それなのに私のような下賤な民にまで
わざわざお言葉をかけていただいて……。▼
恐縮しきりでございますわね。
それでは、ごきげんよう。▼
[フェルディナント]
ああ、ごきげ……っ!?
いや待ってくれ。▼
私は以前の君の、真実を射抜く言葉に
気づかされたのだ。驕り高ぶっていたと。▼
エーデルガルトの好敵手などと嘯き、
その実、ただの道化でしかなかった。▼

《第一部》

[コンスタンツェ]
とんでもないことでございますわ。貴方様が
道化なら、私は底の抜けた鍋でございます。▼

《第二部》

[フェルディナント]
そこに、父の失脚が重なり……
私は完全に打ちのめされてしまった。

《銀雪・蒼月・翠風の章》

[フェルディナント]
それに、今の私はほとんど何も持たぬ身。
父の行方も知れず、付き従う者も少ない。

《第二部共通》

[コンスタンツェ]
聞き及んでおりますわ。
まことにご愁傷様でございます。▼

《共通》

[コンスタンツェ]
ですが、フェルディナント様は
素晴らしきお方。▼
そのような苦境にあっても、必ずや正道に
立ち返ってお進みになれますわよ。▼
[フェルディナント]
ふっ……そうだといいな。
とてもそうとは思えないが。▼
……君にそう言ってもらえて、
少しだけ気分が軽くなったよ。▼
[コンスタンツェ]
……人生は山あり谷ありと申しますけれど、
私には山など見えません。▼
ある日、谷底に突き落とされ、それ以来、
ただただ地獄を歩く日々でございます。▼
私に爵位を取り戻すなどできるはずも
ありませんが、だからといって……▼
諦めることもまたできません。
この歩みを止められはしないのですわ。▼
[フェルディナント]
コンスタンツェ……。▼
[コンスタンツェ]
私には、貴方様の前にこそ山が見えますわ。▼
険しい山ですが、道は長いとは言えず、
必ずや頂へと辿り着けるでしょう。▼
私のような者が、大それた望みを
口にして許されるならば……。▼
頂へと登り切ったどなたかが、私のことも
引っ張り上げてくれないかと……▼
そう私は願いますの。
許されざる願いに違いありませんけれどね。▼
[フェルディナント]
………………。▼

支援A

[コンスタンツェ]
おーっほっほっほっほ!
そこの貴方!▼
[フェルディナント]
おお!? 私のことかね?
どうしたのだ、コンスタンツェ。▼
[コンスタンツェ]
どうしたもこうしたもありませんわ。
私の話です!▼
[フェルディナント]
君の?
いったい何であろう。▼
[コンスタンツェ]
以前のことを覚えていらっしゃって?▼
[フェルディナント]
いや、以前のことと言われても、
いったいどの話なのか……。▼
[コンスタンツェ]
私がつまらぬ願いを漏らしてしまった
あの日のことですわ!▼
しっかり思い出していただけないと、
私、困ってしまいますのよ!▼
[フェルディナント]
ふむ……もしや、君ではないほうの君が
私に願ったあれかね?▼
自分には山が見えない、頂に登った私に
引っ張り上げてほしいと……▼
[コンスタンツェ]
そそそれですわ!
それ以上、仰らないで結構!▼
思い出したなら、すぐにお忘れなさい!
いいですわね、聞かなかったことに……!▼
[フェルディナント]
わ、忘れろ!?
せっかく思い出したというのにか?▼
いや、君がそう言うなら努力はするが……。
理由を聞いてもいいかね?▼
[コンスタンツェ]
貴方、わかりませんの?
弱みを知られたくはないからですわ。▼
私は自分の力でヌーヴェル家を
再興してみせると誓いましたの。▼
何があっても諦めませんし、誰かに
ただ与えられるなんて絶対にお断りですわ。▼
けれども……一方であのように考えてしまう
私が、私の中にいるのもまた事実……。▼
そんな私の弱さを、貴方に見られてしまう
なんて……一生の不覚でしたのよ。▼
[フェルディナント]
そういうことか……。
……ふっ、皮肉なものだな。▼
[コンスタンツェ]
皮肉……?▼

《条件?》

[フェルディナント]
5年前、私はすべての自信を失い、
打ちのめされて弱い自分を晒してしまった。▼

《条件?》

[フェルディナント]
かつて多くのものを失った私は、
打ちのめされて弱い自分を晒してしまった。▼

《共通》

[フェルディナント]
君の言葉を借りるなら、本当に……
登るべき頂など見えもしなかった。▼
だが君と話して、願いを……君の弱みを
聞いて、ずっと考えていたことがあるのだ。
[コンスタンツェ]
何を考えていたんですの?▼
[フェルディナント]
もし君の前に山が聳え立ち、私の前にも
同じように険しい道が続いているのなら……▼
独力では登れずとも、二人、力を合わせる
ことで、いずれ踏破できるのでは、と。▼
互いに声をかけ合い、励まし合って、
切磋琢磨していけるのでは、と。▼
[コンスタンツェ]
二人で力を合わせ、切磋琢磨し……。▼
……なんだか昔を思い出しますわね。
ですが、一つ心配事がありますわ。▼
[フェルディナント]
何だね、コンスタンツェ。▼
[コンスタンツェ]
貴方、私の登る速さについてこられて?▼
[フェルディナント]
なっ……!▼
[コンスタンツェ]
おーっほっほっほっほっほっほ!▼

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Last-modified: 2021-03-25 (木) 01:33:41
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