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会話集/支援会話
ヒルダの支援会話†
バルタザール†
支援C†
- [バルタザール]
- よう、ヒルダ。
ちょろっと金貸してくんねえか。▼
- [ヒルダ]
- ……バル兄、冗談とはいえ挨拶代わりに
金の無心するのどうかと思うけどー?▼
- [バルタザール]
- 冗談だと思ってたのかよ。
おれはいつだって本気だぜ?▼
- [ヒルダ]
- それはそれで、どうかと思うけど……。
昔はこんなんじゃなかったのになー。▼
- [バルタザール]
- こんなんって何だよ、お前。
おれは今も昔も変わってねえって。▼
- [ヒルダ]
- あたしが小さい頃に遊んでくれたバル兄は
もっと頼もしかったと思うけどー。▼
ホルスト兄さんと一緒に、“喉元”の麓の
森まで遊びに行ったの覚えてる?▼
- [バルタザール]
- うーん……?
そんなこともあったか。▼
- [ヒルダ]
- あったんだよ。あたしが兄さんにさ、
遠くまでお散歩に行きたーい!って頼んで。▼
- [バルタザール]
- ホルストは昔っから、
ヒルダのおねだりに弱かったもんなあ。▼
- [ヒルダ]
- でも森に着いた途端、魔物の群れに襲われて
……あたし、大泣きしちゃって。▼
- [バルタザール]
- ふんふん、それで?▼
- [ヒルダ]
- 兄さんが木剣で先頭の魔物を叩いて、
その間にバル兄があたしを担いで逃げたの。▼
兄さんに死んでも逃げろーって言われて
そっからはもう、走って走って……▼
結局、バル兄は、あたしを担いだまんま
森から屋敷まで走ってくれたんだよ。▼
- [バルタザール]
- ああ、思い出してきた。ありゃキツかった。
疲労困憊で内臓丸ごと口から出そうだった。▼
- [ヒルダ]
- それなのに「ホルストを助けに戻る」!
って、また来た道を飛ぶように引き返して。▼
- [バルタザール]
- そしたら案の定、ホルストが魔物どもに
食われそうになってたからよ。▼
夢中で体当たりして、その後は二人で
ひたすら魔物を殴って蹴っての大乱闘よ。▼
- [ヒルダ]
- で、見事に魔物の群れを撃退したんだよね。
二人とも、まだ15才とかじゃなかった?▼
帰ってきた二人はボロボロだったけど、
あたしにはキラキラした勇者に見えたわー。▼
……そ、れ、が。
今じゃ会うたびに「金貸してくれえ」って!▼
幻滅ってこういうことを言うのねー。
あの頃の勇者様はどこに消えたのかしら。▼
- [バルタザール]
- 面目ねえ……が、懐が寒々しくてよ。
生きてるだけで金がかかる、嫌な世の中だ。▼
- [ヒルダ]
- とか言いながら、お酒だ賭け事だに
使っちゃってんでしょ? ほんっと最低。▼
今、抱えてる借金のことは、兄さんに
頼んであげるから、もう心を入れ替えたら?▼
- [バルタザール]
- よせ! ホルストに頼むのは駄目だ!▼
あいつとは親友だからな。
金の貸し借りなんぞで関係を壊したくねえ。▼
- [ヒルダ]
- ……その親友の妹ならいいわけ?
ほんっと最低。▼
- [バルタザール]
- あーいや……面目ねえ……。▼
支援B†
- [ヒルダ]
- きゃっ!▼
- [バルタザール]
- ヒルダ!
下がってろ、ここはおれがやる!▼
- [ヒルダ]
- ふええ……バル兄、助かったよー。
大丈夫? 怪我しなかった?▼
- [バルタザール]
- あんなもん、どうってこと……いてて。▼
- [ヒルダ]
- そんなに無理して守ってくれなくても
あたしなら大丈夫だよー?▼
ほら、あたしって無理しない主義だから、
危なくなったら、ちゃんと逃げるしー。▼
- [バルタザール]
- まあ、お前がそういう奴だってのは
わかってるが、それでも心配でよ。▼
おれはホルストからお前のことを
頼まれちまってるからな。▼
- [ヒルダ]
- え? そうなの?
最近、兄さんに会ったの?▼
- [バルタザール]
- いや、ずっと昔の話だけどよ。
俺に何かあったら妹を頼む、みてえなさ。▼
- [ヒルダ]
- 何かあったらって、兄さんまだ元気だけど。▼
- [バルタザール]
- そうだが、もしお前が大怪我でもして
その時おれも一緒だったと知れた日にゃ……▼
- [ヒルダ]
- ああ……命が危ないわねー。▼
- [バルタザール]
- だろ? 万夫不当の格闘王とはいえ、
あいつだけは相手にしたくねえ……。▼
- [ヒルダ]
- あはは……だけど、あんまり無茶して
バル兄が帰らぬ人にでもなったら……▼
それはそれで、兄さん悲しむと思うなー。▼
- [バルタザール]
- そうかねえ。だとしても、あいつは
おれが下手を踏むとは思っちゃいねえよ。▼
おれがあいつの強さを信じてるように、
あいつもおれの強さを信じてるはずだ。▼
だからこそ、あいつの想いは裏切れねえ。
そういうわけだから……▼
おれが多少、無理してるように見えても、
お前は気にすんなよ。▼
- [ヒルダ]
- うーん。
気にするなって言われてもなー。▼
- [バルタザール]
- 好きでやってることだ。
万一おれが死んだら、そん時は泣いてくれ。▼
- [ヒルダ]
- そんな悲しいこと言わないでよ。
とりあえず生きといてねー?▼
支援A†
- [バルタザール]
- フンッ! ホッ! ウラッ!▼
- [ヒルダ]
- あれー? バル兄、こんな時間まで訓練?
柄にもなく熱心だねー。▼
- [バルタザール]
- おう、ヒルダか。
……お前、最近どうだ?▼
- [ヒルダ]
- どうって、何がよ。▼
- [バルタザール]
- 変な男に言い寄られてねえかって話。▼
- [ヒルダ]
- はあ? ……そういえば最近、
男の子からのお誘いが少なくなったような。▼
- [バルタザール]
- よしよし、ちゃんと男どもには
伝わってるようだな……。▼
- [ヒルダ]
- ちょっとちょっとー。
バル兄、何かおかしなことしてる?▼
- [バルタザール]
- いや、おれはホルストの想いを
裏切れねえからよ。▼
- [ヒルダ]
- その話、ずーっと昔のことなんでしょ?
もう兄さんだって忘れてるよ。▼
- [バルタザール]
- いやさ、この前久しぶりに会った時に
別のことを頼まれちまってな。▼
- [ヒルダ]
- え……まさか、あたしに近寄る男を
片っ端からブッ飛ばしてくれ、みたいな?▼
- [バルタザール]
- 違えよ。
セテスの旦那じゃあるめえし。▼
- [ヒルダ]
- じゃあ、何を頼まれたっていうの?▼
- [バルタザール]
- お前を嫁にって考えてる野郎は多い。
だからおれが試してやってんのさ。▼
- [ヒルダ]
- 試すって、まさか……▼
- [バルタザール]
- このバルタザール様を倒さねえ限り、
嫁にはやらん!って奴だ。▼
- [ヒルダ]
- はああ? それじゃ片っ端から
ブッ飛ばせってのと変わらないじゃない!▼
- [バルタザール]
- だいぶ違えだろ。おれは、おれに挑んできた
奴しかブッ飛ばさねえんだぞ?▼
- [ヒルダ]
- だけど、“格闘王”に挑もうなんていう
無謀な人なんていないでしょう。▼
- [バルタザール]
- そこは不意打ち上等にしてやってるから、
意外に挑戦者は多いんだぜ?▼
この前はちょっと危うくてな。
寝てたら急に首を絞められちまって……▼
- [ヒルダ]
- あたし、寝込みを襲って首絞めるような人と
結婚したくないんですけど……。▼
- [バルタザール]
- だからこうして鍛え直してるってわけよ。
中途半端な野郎にヒルダはやれねえ。▼
- [ヒルダ]
- やめてやめて。今より強くなっちゃったら
あたし一生、結婚なんてできないじゃない!▼
- [バルタザール]
- そうだなあ、このバルタザール様を
倒せる奴なんざ、フォドラ中を探しても……▼
ホルストか、おれくらいだろうな。
くっくっくっ……。▼
- [ヒルダ]
- バル兄をバル兄が倒すって、何それ。▼
- [バルタザール]
- てめえの敵はてめえ自身って言うだろ?
おれはいつかおれを倒すんだよ。▼
- [ヒルダ]
- あっははは……
何それ、意味わかんないけど。▼
- [バルタザール]
- そうなったときには、ちゃーんと
約束を果たしてやるからな、ヒルダ。▼
- [ヒルダ]
- うーん……? ま、いっか。▼
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Last-modified: 2022-04-28 (木) 08:33:44