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会話集/支援会話

ドロテアの支援会話

ハンネマン

支援C

[ハンネマン]
……ふう。
これで一段落ついたか。▼
[ドロテア]
ハンネマン先生、
ちょっと話してもいいです?▼
[ハンネマン]
おお、ドロテア君か。
いいとも、何かね?▼
[ドロテア]
ハンネマン先生が元貴族だって話を聞いて、
興味を持ったんです。ふふっ。▼
[ハンネマン]
我輩に興味、か。
確かにかつては貴族だったが、それが何か?▼
[ドロテア]
いえ……ハンネマン先生って普段の言動は
まさに貴族って感じでしょう?▼
身なりをきちんと整え、礼節を弁え、
喋り方も格式高く、誇りを持って行動する。▼
それなのに、貴族という身分を捨ててる
なんて、面白いなあと思って。▼
[ハンネマン]
なるほど……それはつまり、
我輩の心はまだ貴族ということだな。▼
[ドロテア]
心が?▼
[ハンネマン]
うむ。そもそも貴族とは本来、
「知る者」を意味する。▼
多くを知り、新たな識を得て、
人々を導き守る者……それが貴族なのだ。▼
平民との間に太い境界線を引いて、
身分として区別するようなものではない。▼
我輩は紋章学を志し、本来の貴族としての
務めを果たさんとしている。▼
つまり、帝国での身分は捨てたが、
貴族であるという心は失ってはおらん。▼
[ドロテア]
知る者……確かにそういう意味では、
ハンネマン先生は貴族なんですね。▼
地位にこだわらず、立派な志だけを持つ、
貴族……それってすごく、素敵じゃない?▼
[ハンネマン]
む、何か言ったかね?▼
[ドロテア]
ふふふっ、何でもありません。
貴方の言葉に、じんときてただけです。▼
[ハンネマン]
そうか。うむ、そう言ってもらえると、
我輩としても嬉しいぞ。▼

支援B

[ドロテア]
あら、ハンネマン先生、
こんなところで奇遇ですねえ。▼
[ハンネマン]
おお、ドロテア君。ちょうど良かった。
実は聞きたいことがあったのだ。▼
[ドロテア]
聞きたいことですか?
珍しいですね。▼
[ハンネマン]
ああ、少し噂を耳に挟んでね。
君が貴族を毛嫌いしている、というものだ。▼
以前、君は我輩に話を聞きに来たな?
我輩が元貴族だという話だ。▼
貴族嫌いの君が、わざわざそんな話を
聞きに来た、その意図が気になってな。▼
[ドロテア]
私が嫌っているのは、貴族の地位にばかり
こだわっているような人たちです。▼
そういう貴族とは違うハンネマン先生が、
とっても新鮮だったってだけですよ。▼
[ハンネマン]
なるほどな。しかし貴族の地位に
こだわる者が嫌いだというのは……▼
過去に何か、嫌な思いでもしたのかね?
ああいや、無理に話さなくとも構わんが。▼
[ドロテア]
先生にならいいですよ? 私が、歌劇団で
歌姫と持て囃されたのは知ってますよね。▼
歌姫になる前は浮浪の孤児で……
更にその前は、貴族の侍女の娘でした。▼
[ハンネマン]
ふむ、歌姫に孤児に侍女の娘か……。
実に波乱に満ちた半生だな。▼
[ドロテア]
といっても、昔のことは
ほとんど覚えてないですけどね。▼
父は初めからおらず、母は物心つく前に
貴族の家から追い出され、やがて病で……▼
私はずっと独りで、帝都の裏通りをねぐらに
明日をも知れない生活を送ってきたんです。▼
[ハンネマン]
……そうだったか。▼
[ドロテア]
あ、でも、その後、歌姫になってから、
父かもしれない人と再会したんですよ。▼
[ハンネマン]
ほう?▼
[ドロテア]
手を出した侍女に子供を産ませたけど、
その子が紋章持ちではなかったから……▼
母娘まとめて捨てたって、言ってました。
まあ本当に父かは知りません。▼
私の正体に気づかず、口説いてきた時には、
憎さを通り越して唖然としたというか。▼
まあ、私に群がる貴族なんて、多かれ
少なかれ、皆さんこんな感じの屑でしたが。▼
[ハンネマン]
……思っていた以上に、いたたまれない
話であったな。▼
だが、貴族にそういう者が多いというのは
紛れもない事実であろう。▼
我輩も……▼
[ドロテア]
……先生?▼
[ハンネマン]
いや、申し訳ない。
少し昔を思い出してしまってね。▼
この世界が、少しでも君に優しくなるよう、
我輩も努力させてもらうよ。▼
[ドロテア]
……ありがとうございます。▼

支援A

[ハンネマン]
ドロテア君。
戦い続きで疲れてないかね?▼
[ドロテア]
ハンネマン先生、ありがとう。
大丈夫です。▼
[ハンネマン]
ううむ、あまり顔色が優れないようだが……
無理は禁物であるぞ。▼
つらい時は、仲間を頼るのだ。
我輩のように、君を支えたい者もいる。▼
[ドロテア]
え? その……嬉しいです。
でもほんとに大丈夫ですから。▼
ハンネマン先生はいつも、私のこと、
気にかけてくれますね。▼
[ハンネマン]
無論だとも。
君は我輩にとって、格別で……▼
[ドロテア]
格別で……何です?▼
[ハンネマン]
あ、いや……仲間としても大事だし、
何より君自身のこれからに興味がある。▼
戦争が終わってからの君が、
幸せな日々を送れるように……▼
[ドロテア]
ええっ?
やっぱり、それって……▼
あの、でも、先生、戦争もまだ終わって
ないですし、ちょっと気が早いような……▼
[ハンネマン]
気が早い?
何のことだね?▼
[ドロテア]
違うんですか? その……何かを
私に贈りたいのかなって。▼
丸くて、小さい、輪っかの形をした……▼
[ハンネマン]
……?
………………。▼
……まさか、指輪か!?▼
[ドロテア]
そう、指輪です。
……でも反応からして違うみたいですね。▼
恥ずかしい……勘違いしちゃった……。▼
[ハンネマン]
あああ!
そ、そういうことであったか!▼
これはとんだ誤解をさせてしまったな!
確かに、我輩の言い方が悪かった……!▼
本当に他意はなかったのだ。
このとおり、申し訳ない。許してくれ。▼
[ドロテア]
……責任取って、求婚し直してくれるなら、
許してあげます。▼
私、期待しちゃったんですから。▼
[ハンネマン]
いや、だが、そのような……▼
[ドロテア]
ふふふふっ、ただの冗談です。
そんな困らないでください。▼
[ハンネマン]
冗談か……それはそれで寂しくはあるな。▼
[ドロテア]
今は、ハンネマン先生が私のことを大事に
思ってくれてるってだけで十分ですから。▼
未来のことは、未来に考えましょ?▼
[ハンネマン]
ああ、そうだな。
そうするとしよう。▼

マヌエラ

支援C

[ドロテア]
マヌエラ先輩、こうやって二人で
じっくり話すのも久々ですねえ。▼
[マヌエラ]
そうね、なかなか時間が取れなくて。
ふふっ、懐かしいわ、ドロテア。▼
それにしても、ますます美しさに磨きが
かかっちゃって……素敵よ。▼
[ドロテア]
ありがとうございます!
先輩だって、まだまだ魅惑の美貌ですよ!▼
[マヌエラ]
いいえ、あたくしはもうダメよ。
あなたはこうならないよう頑張って。▼
[ドロテア]
またまたー。もちろん頑張りますけど、
先輩も一緒ですよ?▼
[マヌエラ]
そう願いたいわね……。▼

《第一部》

[マヌエラ]
ドロテア、そういえば一つ気になって
いたのだけど、どうやって入学したの?▼

《第二部》

[マヌエラ]
ドロテア、そういえば気になったまま
忘れていたこと、聞いてもいいかしら。▼
士官学校にはどうやって入ったの?
もう随分前の話だけど……▼

《共通》

[マヌエラ]
あなたは身寄りもないし、後ろ盾を得るのは
とても大変だったのじゃなくて?▼
[ドロテア]
ふふふっ、まあそうなんですけど、
貴族の方を少し操って、ですね。▼
でも、入学のための知識や教養は自力で身に
着けなくちゃいけなくて、苦労しましたよ。▼
歌劇団とも両立してましたからねえ。
自分でもよくやれたなって思います。▼
[マヌエラ]
まあ、そうだったのね。
……ほんと、立派になったわ。▼
あなたはいつも独りで……
もう少し誰かを頼ってもいいのに……。▼
けど、そこまでしてガルグ=マクに
来たのはなぜなのかしら。▼
[ドロテア]
ええっ? 先輩が聞くんですか、それ。
マヌエラ先輩がいたから、ですよ?▼
私にとって、マヌエラ先輩の引退、
雷に打たれたみたいな衝撃でした。▼
あんなに舞台上で光り輝ける人が、若くして
舞台を降りて別の人生を歩むなんて。▼
私は何ができるか、将来どうしたいのか、
それを考えるために入学を決意したんです。▼
[マヌエラ]
あら……あたくしが理由だったのね……。▼

《第一部》

[ドロテア]
それに、今年は皇女と王子と次期盟主が
揃って入学するって噂でしたから……▼

《第二部》

[ドロテア]
それに、あの年は皇女と王子と次期盟主が
揃って入学するって噂でしたから……▼

《共通》

[ドロテア]
そんな異例の年なら、逸材……良い男が
集まるかなって。ふふっ。▼
[マヌエラ]
それで、入学した甲斐はあった?
夢や、将来や……良い男は見つかった?▼

《ドロテアと支援Aがいない場合》

[ドロテア]
良い人も、将来も、まだ……。▼

《ドロテアと支援Aがいる場合》

[ドロテア]
良い人はいましたねえ。
でも将来は、まだ……。▼

《共通》

[ドロテア]
でも先輩とまた一緒にいられるだけで、
十分楽しいですよ、今は。▼

支援B

[マヌエラ]
ううう……頭が割れそう……。
割れそうだわ、あたくし……。▼
[ドロテア]
先輩?
あ、あら、大変そうですね。▼
起きなくていいですよ。
今、お水持ってきますから。▼
枕は少し高くしたほうが楽になるかと。
はい、一応これ持ってくださいねえ。▼
(暗転)
[マヌエラ]
はあ……。
駄目ねえ、あたくし。▼
[ドロテア]
……?▼
[マヌエラ]
あたくしね、あなたがガルグ=マクに来た
理由を聞いて、誇らしかったの。▼
歌劇団の後輩がね、あたくしの生き方に
影響されて、将来を考えてくれる。▼
だからせめて先輩としてみっともない面は
見せないようにって思ってたのだけれど……▼
二日酔いで死んでる姿を見られるなんて、
最悪だわ……。幻滅したわよね……?▼
[ドロテア]
ええええ? 今更ですか!?
というか、隠してるつもりだった……?▼
[マヌエラ]
あれっ? 気づいていた……?▼
[ドロテア]
当たり前じゃないですか。
マヌエラ先輩、有名なんですよ?▼
歌劇団時代も、ガルグ=マクに来てからも、
男運のなさと酒癖の悪さと部屋の汚さで……▼
[マヌエラ]
待って。待ってちょうだい、ドロテア。▼
たとえすべて事実でも、可愛い後輩に
面と向かって言われるのは刺さり過ぎるわ。▼
それに、後輩に良い格好しようとしてたのが
全部知られていたなんて……▼
北の冷たい海の波に、
さらわれてしまいたい……。▼
[ドロテア]
そんなこと言わないでください、先輩。
私、それでも先輩を尊敬してるんですよ。▼
確かにちょっと残念なとこもありますけど、
私にとっては、偉大な先輩なんです。▼
私に厳しくも優しく指導してくれた、
歌劇団で一番の歌姫。私の目標なんです。▼
だから……その、好きです、先輩。▼
[マヌエラ]
ふふふ、ありがとう、ドロテア。
あたくしもよ。▼

支援A

[マヌエラ]
ドロテア、何かあったの?
こんなところで遠くを見つめて。▼
[ドロテア]
マヌエラ先輩。
そうですねえ、格好つけて言うなら……▼
未来に思いを馳せていたんです。
戦争が終わったその先に……。▼
[マヌエラ]
うふふふ、素敵ね。
それで、未来はどうだった?▼
[ドロテア]
それが……まっさらってわけでも
ないですけど、迷っちゃって。▼
学校で、戦争で、いろんな人の
いろんな生き方を見て……▼
自分にもいろんなことが
できるのかなって、思うんです。▼
特に、いろんなものに縛られてる人たちを
見てると、私って自由なのかなって。▼
[マヌエラ]
そうねえ。
きっとそのとおりだわ。▼
あたくしは歌劇団を辞めて、
ガルグ=マクの士官学校の教師になった。▼
今は、こうして戦争に身を投じ……
終わりを、平和を願っている。▼
どう転ぶかなんてわからないものよ。
……結婚はできてないけど。▼
[ドロテア]
ふふ。そうですねえ。
でも、どんな形でも一つだけ叶えたいなあ。▼
[マヌエラ]
あら、夢ができたのね?▼
[ドロテア]
いいえ、元々あった夢ですよ。
マヌエラ先輩と同じ場所に立ちたいって。▼
[マヌエラ]
あたくしと同じ場所に?▼
[ドロテア]
ええ。
歌劇団では叶いませんでしたから。▼
私が歌姫として舞台の真ん中に立つのと
入れ替わりで、先輩、辞めちゃったでしょ?▼
私、先輩と一緒に舞台に
立ちたかったんですよ?▼
[マヌエラ]
そう……それは、ごめんなさいね。▼
あたくしは、あなたが歌姫として舞台に
立てたら辞めようと思っていたの。▼
本当はもっと早く引退する予定だったけど、
あなたと出会ったから……▼
光を浴びて煌めくあなたを見てから、
歌劇団を去ることにした。▼
でも……一度くらいは、隣に立って
舞台に出ても良かったのかもしれないわね。▼
[ドロテア]
いいんです。
今は隣にいられますから。▼
……先輩が結婚できなかったら、
いいのになあ。▼
[マヌエラ]
ちょっと、ドロテア。
何でこの流れでそんな話になるの?▼
[ドロテア]
私とずっと一緒にいられますよね。
そしたら私も男は作りませんし。▼
先輩と二人、好きなことをして生きていく。
そういうのも素敵に思えて。▼
[マヌエラ]
そういうこと。
……案外、良いかもしれないわねえ。▼
そしたら、あなたの未来はあたくしの未来。
一緒に思いを馳せようかしら。▼
[ドロテア]
いいですよ。
二人なら、きっと輝いてますね、未来。▼

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Last-modified: 2020-05-29 (金) 03:20:53
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