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会話集/支援会話

シルヴァンの支援会話

ローレンツ

支援C

[ローレンツ]
君を花に喩えるなら、そう、鈴蘭。
君は鈴蘭のように可憐で繊細だ。▼
君のその白い指先が愛でる花々になれたら、
僕はどんなに幸せだろうか。▼
[令嬢]
花屋を口説きたいのなら、
どうぞ花屋へ行ってください。▼
[シルヴァン]
……はっははははは! どうやら俺は、
見てはいけない場面に出くわしたようだな!▼
[ローレンツ]
ぬ……君にはわからないようだが、
僕はあの女性を試していたのだ。▼
簡単に口説かれてしまうようでは、
貴族令嬢として失格だからね……。▼
[シルヴァン]
よく言うぜ。ありゃ、どう見ても
情けなく振られただけじゃないか。▼
いいか、お坊ちゃん。女を口説くんなら、
その女に合ったやり方で、だ。▼
[ローレンツ]
フン……大口を叩くからには、君には
その口説き方とやらができるのだね?▼
[シルヴァン]
おうさ、当たり前だろ?
そこで見てな、お坊ちゃん。▼

(暗転)

[シルヴァン]
……こんな気持ちは初めてだ。
君の顔を見た瞬間に、運命を感じた。▼
一緒にお茶にでも行かないか?
君のことをもっと教えてくれよ……。▼
[令嬢]
その、何かの間違いかと……。
失礼します。▼
[ローレンツ]
……大言壮語もいいところだな。▼
[シルヴァン]
おかしい……あの手の女の子は、
ああいうのに弱いはずなんだが。▼
[ローレンツ]
名門と言われるゴーティエ家も、
嫡子の君がこれでは……フッ。▼
[シルヴァン]
お前の独りよがりな口説き文句よりは、
よっぽどましだと思うがな。▼
[ローレンツ]
ふん、話にならん。▼
[シルヴァン]
ハッ、お互い様だ。▼

支援B

[シルヴァン]
君、若いのによく頑張ってるなあ。
このご時世、仕事も楽じゃないだろう?▼
[町娘]
……はあ、ありがとうございます。▼
[シルヴァン]
本当に、君の努力はたいしたものだ。
だからたまには、肩の力を抜いて……▼
[町娘]
あ、すみません。
忙しいのでもう行きますね。▼
[ローレンツ]
……見ていられないな。▼
[シルヴァン]
言ってろ。ああいう女の子ほど、包み込む
大人の余裕を見せればこう、ぐっと……!▼
[ローレンツ]
その理屈は理解できんこともないが、
結果があれでは何の説得力もない。▼
そもそも、だ。君のような軽薄な輩が
大人の余裕を語るとは……滑稽でしかない。▼
[シルヴァン]
軽薄だとお? ならお前には
あるんだろうな、大人の余裕とやらが!▼
[ローレンツ]
フッ、もちろんだとも。
我が真綿のごとき優しさ、見ているがいい。▼

(暗転)

[ローレンツ]
君、先ほどから考え込んでいるようだね。
何か悩み事でもあるのかい?▼
もしそうならば、この僕が聞こう。
さあ、君の苦悩を吐き出してみたまえ。▼
[令嬢]
あら、ありがとう。けれど、
あなたに聞いてもらう悩みはないわ。▼
[ローレンツ]
……惜しかった。
彼女に僅かでも悩みがあれば……。▼
[シルヴァン]
ハッ、なーにが真綿のごとき優しさ、だ。
適当にあしらわれただけじゃねえか!▼
……お前、いつも貴族だ何だ言ってるが、
女の子の前では、そういうのやめとけよ。▼
お前に自覚があるかは知らんが、
言動に偉そうな態度が滲み出てるぜ。▼
[ローレンツ]
ふん……君のような男に、
そんなことを言われるとはな。▼
君こそ、その軽薄な態度のために、女性から
信頼を得られないのだとわからないのか。▼
[シルヴァン]
てめえ……!▼
[ローレンツ]
何を……!▼
[シルヴァン]
……だが、お前の言葉ももっともだ。
今後は、心がけてみてやってもいい。▼
[ローレンツ]
……ああ、同感だ。僕も君の言葉を、
頭の隅の隅にでも留めておくことにしよう。▼
自分への助言を頭から否定するのは、
ただの狭量だからな……。▼
[シルヴァン]
ああ、戦いも同じで、自分のやり方に
固執すると失敗するもんだ……。▼
[ローレンツ]
だが……▼
[シルヴァン]
ああ、だが……▼
[ローレンツ]
シルヴァン、君にだけは
負けていられないな……!▼
[シルヴァン]
気が合うな、ローレンツ。
さあ、次の戦いに赴くとしようぜ……!▼

リシテア

支援C

[シルヴァン]
それにしてもリシテアは偉いよなあ。
俺、結構尊敬してるんだぜ?▼
[リシテア]
何ですか、藪から棒に?▼
[シルヴァン]
俺より4つも年下だってのに
いろいろ頑張ってるだろ?▼
俺、君くらいの年の頃は
好き勝手遊び歩いてたからなあ。▼
[リシテア]
あんたが好き勝手に遊び歩いているのは
今も変わらないと思いますけど?▼
わたし、あんたと違って時間がないの。
遊び相手なら他を当たって。▼
[シルヴァン]
あ、もしかしてこの後は魔法の特訓かい?
俺で良ければ付き合うぜ、リシテア。▼
どんな訓練が良いかな。
ひとまず茶でも飲みながら相談を……▼
[リシテア]
結構です。
わざわざあんたと一緒にやる必要はないわ。▼
第一、何です、さっきから?▼
……わたしのこと、偉いのなんのと
言いながら、完全に下に見てますよね?▼
わたしが年下だからって、
あんたに劣るとでも思ってるんですか。▼
[シルヴァン]
いや、君ができるってのはよく知ってる。
年下とか関係なく、君は優秀な子だ。▼
その上、美人だし、しっかり者だし、
もう非の打ち所が……▼
[リシテア]
ということは、わたしが下、というより
女性を下に見ている、ということですか。▼
[シルヴァン]
……おいおい、ひどい言われようだなあ。
どこをどう解釈したらそうなるんだい。▼
俺はただ、君を褒めただけだぜ?
君の才能と努力とを、ね。▼
[リシテア]
相手を見下している自覚がないなら
なおのこと厄介ね。▼
[シルヴァン]
はあ、いや、自覚も何も……
君、いったい何と戦ってるんだい?▼
[リシテア]
……何にせよ、忙しいので失礼します。
あ、1つだけつけ加えさせてもらえる?▼
[シルヴァン]
ん、何だい、リシテア。▼
[リシテア]
わたし、魔法は得意だし、日ごろから
鍛えてるので、特訓の必要はありません。▼
[シルヴァン]
……やれやれ。
口説く相手を間違えたか……。▼

支援B

[リシテア]
シルヴァン、捜していたの。
少し、いいですか。▼
[シルヴァン]
やあリシテア、どうしたんだい?
もしかしてお茶の誘いとか……▼
[リシテア]
そうね。
たまには、それも良いかもしれません。▼
[シルヴァン]
おおっと、本当かい?
じゃ、ちょっとばかり行くとしようか。▼

(暗転)

[シルヴァン]
悪いな、食堂で。もし次があるなら、
もっと気の利いた場所に案内できるんだが。▼
[リシテア]
ここで構いません。
わたしは一言、謝りたかっただけだから。▼
[シルヴァン]
は……? 詰られる理由は思い当たるが
謝られるようなことはしてないぜ、俺。▼
[リシテア]
いいから、黙って聞いてください。▼
わたし……仲間から子供扱いされるのが、
すごく嫌いなんです。▼
誰にも負けないくらい努力してるのに、
それをすべて否定されている気がして。▼
[シルヴァン]
ああ、君の才能と努力は尊敬に値するよ。
俺が君くらいの年頃には……▼
[リシテア]
その話は聞きました。
今と変わらず遊び歩いてたんでしょ?▼
[シルヴァン]
あれ、そうだったかな……。▼
[リシテア]
そうやって、いつも適当に相手の女性を
持ち上げて口説いているんですよね。▼
だけど、わたしにまで言い寄ってくるなんて
思ってもみませんでした。▼
[シルヴァン]
あはは……悪かったよ。
頑張ってる君の邪魔しちまってさ。▼
[リシテア]
いえ、言い寄ってきたことはいいんです。
むしろ、ちょっと嬉しかったというか……▼
[シルヴァン]
えっ!? そうなのか!? もはや君を
怒らせたことしか覚えてないんだが……。▼
[リシテア]
わたしを子供扱いしないで、一人前の
女性として見てくれたってことでしょ?▼
それなのにわたし、怒るしかできなくて。
あんな態度、むしろ子供っぽかったなって。▼
だから……ごめんなさい。
もっと違う対応をすべきでした。▼
[シルヴァン]
いやいや、君はまったく悪くないし。
謝られても困惑するっつーか……。▼
……あ、だけどリシテア、
しかし、こう、改めて見ると……。▼
君って見たことないほどの美人だし、
何だか不思議な魅力があるよなあ。▼
[リシテア]
それはそれで、取ってつけたような
お世辞に聞こえるんですけど。▼
[シルヴァン]
いやいや、お世辞じゃないって!
フォドラの女神様に誓ってもいいぜ。▼
[リシテア]
あんたのそういうところ、
本当に胡散臭い……。▼
……だけど、今回だけは
これ以上の追及は勘弁してあげます。▼
わたしが何を言っても、
あんたの性格は直らないでしょうし。▼
[シルヴァン]
リシテアは美人の上に器も大きいときた。
こりゃ他の男に渡すわけにはいかないなあ!▼
[リシテア]
でもこれは忠告だけど、思ってもないことは
あまり口にしないほうがいいですよ。▼
あんたが余計な面倒事に巻き込まれても、
わたし、絶対助けませんから。▼
[シルヴァン]
ははは、そういう手厳しいところもまた
君の魅力だと思うぜ、俺はな。▼
[リシテア]
まったく……でも、シルヴァンのその
前向きな軽薄さは尊敬に値するかも……。▼

マリアンヌ

支援C

[シルヴァン]
やあ、マリアンヌ。
今日の予定はもう済んだのかい?▼
[マリアンヌ]
……シルヴァンさん。
はい……寮に戻るところです。▼
[シルヴァン]
ようし、それならちょうどいいな。
どうだい、これから街に出ないか?▼
[マリアンヌ]
街……ですか?▼
[シルヴァン]
四六時中、修道院に籠もってばかりの
麗しい令嬢がいると聞いたもんだからさ。▼
勇敢な騎士が連れ出してやらなきゃあ、な。
連れ立って街歩きと行こうぜ、ご令嬢。▼
[マリアンヌ]
あの……どうぞ、お構いなく……。▼
私……義父からも無用の外出は控えるよう
言われていますので……。▼
[シルヴァン]
君の父上……エドマンド辺境伯ねえ。
相当な野心家だと聞いたことがあるが……▼
少なくとも君の父上にとっちゃ、俺みたいな
奴は、歓迎すべき相手だと思うんだがなあ。▼
ファーガスの名門、ゴーティエ家の息子。
紋章持ち、金持ち、おまけに色男……▼
(マリアンヌ、シルヴァンを睨む)
[シルヴァン]
……はは、そう怖い顔すんなよマリアンヌ。
睨んでも何も出してやれないぞー。▼
[マリアンヌ]
あなたが、どんな人だろうと
関係ありませんから……。▼
紋章持ちかどうかなんて、どうだって……。▼
[シルヴァン]
勘違いすんなよ。あくまでご両親の話だろ。
俺はそういうの、全然気にしないけど。▼
[マリアンヌ]
とにかく、私のことは構わないでください。▼
[シルヴァン]
……そうかい。
なら、仕方がないか。▼
じゃ、今日のところは
おとなしく退散させてもらうかな。▼
[マリアンヌ]
………………。▼
[シルヴァン]
ああ、けど、1つだけ言っておこうか。
俺は君の味方さ、お嬢さん。▼
(シルヴァン立ち去る)
[マリアンヌ]
……どういう、意味なのでしょうか。▼

支援B

[シルヴァン]
やあ、マリアンヌ。
今日の予定はもう済んだのかい?▼
[マリアンヌ]
………………。▼
[シルヴァン]
いや、流石に無視は傷つくなあ。
何でそんなに俺を避けるんだ?▼
[マリアンヌ]
……人と話すのが苦手なんです。
あなただけを避けているわけでは。▼
[シルヴァン]
なあ……言ったろ、マリアンヌ。
俺は君の味方だ、ってさ。▼
君が紋章の話を嫌ってるってのは、
なんとなーく察しがついてた。▼
[マリアンヌ]
それは……。▼
[シルヴァン]
俺もそうさ。紋章ってもんには、
もう長いこと振り回されてきたからなあ。▼
……人の価値は紋章なんかじゃ決まらない。
そんなもんに人生を決められてたまるか……▼
ゴーティエの家に生まれて、
ずっと俺はそう思ってきたよ。▼
[マリアンヌ]
では……人の価値は、何で決まると?▼
[シルヴァン]
うーん、そうだな。
そりゃあ……笑顔かな。▼
[マリアンヌ]
は? 笑顔……?▼
[シルヴァン]
そ。笑顔ってのはいい、強くなれるからな。
体の奥から力が湧いてくるっつーか……▼
望まない力でも、利用し尽くしてやる……
それくらい、強い気持ちになれるのさ。▼
[マリアンヌ]
……そういうものでしょうか。▼
[シルヴァン]
したたかにいこうぜ、マリアンヌ。
……ほら、顔を上げて。やってみな。▼
[マリアンヌ]
笑って……したたかに……。
……こう?▼
[シルヴァン]
うーん、ちょっと硬すぎるなあ……。
口の端をもう少し上げて、にーっと。▼
[マリアンヌ]
……にい。▼
[シルヴァン]
お、いい感じだな! ちょっと不自然だが、
そのうち自然と慣れてくるだろう。▼
[マリアンヌ]
……にい。▼
……これで、本当に強くなれるのですか?▼
[シルヴァン]
ああ、君には笑顔のほうが似合ってる。
ってことで、早速俺と街にでも、どうだい。▼
君が目を背けていただけで、外の世界には
楽しいものがたくさん転がってるのさ。▼
そういうものを見れば、君もきっと、
もっと笑顔になれると思う。▼
[マリアンヌ]
考えて、おきます……。▼
[シルヴァン]
その……マリアンヌ、やっぱり街は嫌かい。
嫌ってなら、無理強いはしないが……。▼
[マリアンヌ]
い、嫌ではありません……
だけど私、すぐに部屋に戻りたいのです。▼
私、部屋に戻って……
もっと、笑顔の練習がしたいから。▼
その後のほうが、シルヴァンさんと、
楽しく街へ行けそう、ですから……。▼
[シルヴァン]
……そうかい。
よし、そういうことなら喜んで待つさ。▼
君のとびきりの笑顔を期待して、な!▼

ヒルダ

支援C

[シルヴァン]
やあ、ヒルダは今日も可愛いなあ。
君を見てると元気が湧いてくる。▼
[ヒルダ]
ありがとう、シルヴァンくん。
あなたこそ今日もかっこいいねー。▼
[シルヴァン]
はは、そいつはどうも。▼
ところでヒルダ、君はこれからどこへ?
そんなにたくさん本を抱えて。▼
[ヒルダ]
うん、まあ、ちょっとねー。▼
……あー、でもー、
イタタタタター。▼
[シルヴァン]
おいおい、どうしたんだ。
足でも痛めてんのか?▼
[ヒルダ]
そうなのー。
この前、ちょっと転んじゃってー。▼
実はこの本、今日のうちに
書庫に返さなきゃいけないんだけどー……▼
[シルヴァン]
おっと、無理すんなよ。
そういう時に頼る相手、目の前にいるだろ?▼
書庫に返しときゃいいんだな。
どれ、持ってってやるよ。▼
[ヒルダ]
本当ー? でも、シルヴァンくん、
他に用事があるんじゃないのー?▼
[シルヴァン]
君を助ける以上に重要なことなんてないさ。
ほら、そこの机に置いといてくれ。▼
[ヒルダ]
わー、シルヴァンくん、優しいねー。
どうもありがとうー!▼
[シルヴァン]
はいはい、お安いご用だ。
……しかし、結構な量だなあ。▼
[ヒルダ]
じゃあ、あっちの机に置いとくよー。
シルヴァンくん、よろしくねー。▼

(暗転)

[シルヴァン]
……っておい、この本、
何節借り続けてるんだよ。▼
あ、これはこの前先生が探してた……
あいつが犯人だったのか!▼
ヒルダの奴、面倒事を溜め込む性質か。
そのうち痛い目見るぞ……。▼

支援B

[シルヴァン]
やあ、ヒルダ、今日も素敵だなあ。
君の周りは何だか華やいで見えるよ。▼
[ヒルダ]
あ、シルヴァンくん。
今日もかっこよく決まってるねー。▼
[シルヴァン]
はは、そいつはどうも。
今日はお出かけかい、ヒルダ。▼
くれぐれも気をつけてな。
転んで足でも痛めたら事だからなあ。▼
[ヒルダ]
えー? 足ー? ……あ、あー、
確かこの前の本の時もそうだったねー。▼
あの時は心配かけてごめんねー。
もう大丈夫、大丈夫。▼
[シルヴァン]
あっはっは、知ってるぜ。
俺、可愛い子のことはよく見てるからなあ!▼
よーく覚えてる……あの後の戦い、君の
活躍ぶりと言ったら、戦乙女のようだった!▼
[ヒルダ]
え、えー、そうかなー? あー、痛いの
我慢して戦ったから大変だった、かな……。▼
[シルヴァン]
ははは、いやいや。
そう慌てて取り繕わなくてもいいんだぜ。▼
足の怪我はなかった、本は俺が返した。
悪いことなんて何もないじゃあないか?▼
問題があるとすれば、君の演技の下手さが
つまびらかになったことと……▼
あとはそうだな、本が借りられっ放しで
先生やみんなに迷惑がかかったことくらい。▼
[ヒルダ]
……えへへ、全部お見通しってわけかー。▼
実を言うと、ずっと借りっぱなしなの
すっかり忘れてて……▼
慌てて返そうとしてたところだったのー。
……それで、書庫で何か言われた?▼
[シルヴァン]
そりゃあもう、小言の嵐よ。
ここの本はお前の所有物じゃない、ってな。▼
[ヒルダ]
……あれ?
借りたのはあたしだって言わなかったの?▼
[シルヴァン]
いや、そういう細かい話はしてないな。
小言なんて適当に頷いときゃ終わるしさ。▼
[ヒルダ]
そっか……ごめんねー、
あたしの代わりに怒られちゃってー。▼
[シルヴァン]
はははっ、惚れてくれてもいいんだぜ。▼
[ヒルダ]
うん、惚れる惚れるー。
でもー、お婿さんにするにはちょっとなー。▼
[シルヴァン]
おっと、そりゃあまた何で?
俺、そんなに至らない男だったかい。▼
[ヒルダ]
ううん、ただ何となく、その優しさが
むしろ軽薄っぽいっていうかー……。▼
兄さんに会わせたら、顔を合わせた瞬間に
斬り捨てられちゃいそうっていうか?▼
[シルヴァン]
……君の兄さん、怖すぎやしないか?▼
[ヒルダ]
ま、兄さんのことは置いといてー。▼
あなたには演技を見抜かれちゃうっぽいし、
これからは素直に甘えさせてもらおっかな。▼
[シルヴァン]
ああ、大歓迎さ。……だけど、あんまり
俺以外の奴に迷惑をかけるんじゃないぞ?▼
[ヒルダ]
えへへ、大丈夫大丈夫ー。
これからもよろしくね、シルヴァンくん。▼

レオニー

支援C

(女性を口説くシルヴァン)

[シルヴァン]
やあ、君は今日も可愛いね。
俺と街にでも繰り出さないかい?▼

(暗転) (女性を口説くシルヴァン)

[シルヴァン]
君のような可憐な女の子が、こんな
力仕事を一人で……? よし、手伝おう!▼
[レオニー]
………………▼

(暗転)

[レオニー]
やあ、シルヴァン。▼
[シルヴァン]
おう、レオニー。
悪いけど俺、今ちょっと急いでるから。▼
[レオニー]
ちょ、ちょっと待てよ!▼
[シルヴァン]
何だよ、急にでかい声出して。
俺に用でもあったのか?▼
[レオニー]
あんた、相手が女だと見れば
見境なく口説いて回ってんだろ?▼
[シルヴァン]
ははっ、何だよそれ。
随分な言われようだな、俺。▼
ま、確かに女の子がいるってのに、
素通りなんて失礼な真似はできないが、な。▼
何だよ、そんなことを聞きたかったのか?
変な奴だなあ、お前。じゃ、俺は行くから。▼
[レオニー]
待て待て、待てって。おかしいだろ。
わたしに対しては失礼だとは思わないのか?▼
[シルヴァン]
俺が? お前に?
そりゃまた、どうして?▼
[レオニー]
わたしはどこから見ても女だろ!
何でわたしを素通りするんだよ!▼
[シルヴァン]
………………。▼
……そうか、女……女か。▼
……すまん。いや、わかってはいるんだが、
俺の頭が理解を拒んでいたようでなあ……。▼
確かにおま……いや、君は女性だったな。
そう、素敵な女の子だ、うん。▼
いやいや、失礼を働いた。
大変申し訳ありません、お嬢さん。▼
[レオニー]
何だよ、その言い方は……。▼
[シルヴァン]
本当に反省してるんだって。
俺だってこんなの初めてなんだよ。▼
いくらレオニーが粗ざ……いや、
活発な女の子だったとしても、こんな……▼
[レオニー]
粗雑って言おうとしただろ!? というか、
落ち込みたくなるのはこっちだよ。▼
[シルヴァン]
あ、ああ、そうだな……悪かったよ。
俺としたことが、何てこった……▼
[レオニー]
ま、待て! 落ち込んだふりして
誤魔化そうったってそうはいかない!▼
この仕打ち、忘れないからな!
覚えてろよー!▼

支援B

[レオニー]
やあ、シルヴァン。▼
[シルヴァン]
おう、レオニー……じゃなかった、
どうしたんだいレオニー、こんなところで。▼
[レオニー]
な、何だよ、変な奴だな……
わたしは温室に花を見に来ただけ。悪い?▼
[シルヴァン]
悪くはないさ。ただ、レオニーを
花にたとえるなら、向日葵ってとこだろう?▼
向日葵なら、こんな温室の中よりも
青空の下が似合いだと思ってさ。▼
[レオニー]
……何だよ、それ。回りくどい言い方なんて
していないで、はっきり言えばいいだろ。▼
粗雑で女の子っぽくないわたしには、
温室なんて似合わないって。▼
[シルヴァン]
む、こういう褒め方は駄目だったか?
もう少し別の角度から狙わないと……▼
[レオニー]
本気で褒めてるつもりだったの?
向日葵だなんて。▼
[シルヴァン]
おいおい、向日葵を馬鹿にしてんのか?
俺は好きだぜ、向日葵。▼
俺は何も、温室育ちの
可憐あ花ばかりが好きってわけじゃない。▼
堂々と空に向かって立つ向日葵だって
素敵じゃあないか。▼
[レオニー]
……そうなんだ。▼
[シルヴァン]
ああ、そうさ。そんな向日葵に似た君も、
俺は眩しく輝いて見えるんだ……。▼
[レオニー]
………………。▼
[シルヴァン]
………………。▼
[レオニー]
ちょっと、あんた。
もっと普通に喋れないわけ?▼
[シルヴァン]
いや、俺がこれ以上何を言っても、
どうせ怒らせるだけでしょうから……。▼
[レオニー]
今までどおり、普通にしてればいいだろ。
何でそれが急にできなくなるんだよ。▼
[シルヴァン]
すぐそばに咲いていた花の愛らしさに
気づいてしまったからには、なあ?▼
[レオニー]
な、何を言うんだ。
愛らしさ? わたしをからかう気?▼
[シルヴァン]
はは、からかってなんかいないぜ。
本心だよ、花のように愛らしいお嬢さん。▼
[レオニー]
ちょっと、いい加減にしてよね!
調子狂うじゃない。▼
[シルヴァン]
むっ、それも駄目なのか。
どう口説けば満足してくれるんだ……?▼
とりあえず、今日のところは出直すよ。
じゃ、君は楽しんでくれよな。▼
[レオニー]
あ、ああ。
じゃあ……。▼
愛らしいって……何なの、あいつ。
わたしが? 花みたいに? 愛らしい?▼
………………。
……ほんと、馬鹿みたい。▼

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Last-modified: 2022-10-16 (日) 22:44:54
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