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会話集/支援会話

クロードの支援会話

フレン

支援C

[フレン]
……やっぱり、ないですわよねえ。▼
[クロード]
フレン、何を探してるんだ?▼
[フレン]
ああ、いえ、市井の方々の暮らしが
わかるような本はないかと思いまして。▼
[クロード]
それなら、どこかに各地方の風土記が
あったと思うが……。▼
[フレン]
違うんですの。そのように真面目な本では
なくて、不真面目な本を探していますの。▼
[クロード]
不真面目な本だって? 何だ、そりゃ。▼
[フレン]
ほら、街のお若い方々が、
どんな遊びをされているかとか……。▼
どんな装飾品が人気なのかとか……。
あ、それに……色事のお話にも興味が……。▼
[クロード]
ははあ……そういうこと。▼
行商人に聞けば何かそれらしい本が
見つかるかもしれないが……▼
少なくとも、ここには
真面目な本しかないだろ。▼
新しい本も頻繁に寄贈されてるけど、
セテスさんが……なあ。▼
[フレン]
お兄様が?▼
[クロード]
教団の書庫に相応しくないような本は、
どんどん処分しちまうらしくてな。▼
[フレン]
そうでしたの……。
それなら仕方がないですわね。▼
[クロード]
でも、何でまたそんな本を探してんだ?▼
[フレン]
それは、その……わたくし、市井のことを
あまり存じ上げないでしょう?▼
お兄様はあまり教えてくださらなかったし、
街にもあまり出してもらえなかったので……▼
[クロード]
ははは、やっぱりそうなんだな。
セテスさんらしいが。▼
[フレン]
わたくしのことを心配してくれるのは、
ありがたいのですけれど……▼
[クロード]
フレンが可愛くて仕方ないって感じ
だもんなあ。度が過ぎる感はあるが。▼
そういやセテスさんとお前って、
どっかの貴族の出なのか?▼
[フレン]
えっ?▼
[クロード]
お前は育ちが良さそうだし、兄妹揃って
紋章持ちなら結構な名家なんじゃないのか?▼
[フレン]
いえ、そんな。名家だなんて。
そんなこと全然ございませんのよ?▼
[クロード]
お前のその、上品な喋り方だって、
育ちが良いからじゃないのか?▼
[フレン]
喋り方? 皆さんと同じように話している
つもりですけど、何かおかしくって?▼
[クロード]
……いや、おかしくない、たぶん。
うん、俺の勘違いだったかな。▼

支援B

[フレン]
………………。▼
[クロード]
フレン、四聖人の像に興味があるのか?▼
[フレン]
あら、クロードさん。
別に、ただ眺めていただけですのよ。▼
[クロード]
そうか。……ところで、ちょっといいか?
お前の出自なんだが……▼
[フレン]
またですの? お話しできるようなことは、
なーんにもございませんのよ?▼
[クロード]
そうやって誤魔化されると
余計に気になっちまう性質でね。▼
だが、俺の信条は無理やり聞くのを
許さないから、どんな手を使おうかと……▼
[フレン]
それなら、諦めるの一手をお勧めしますわ。▼
実はわたくしね、自分の出自を話すなって
お兄様から言われているんですの。▼
[クロード]
ははは、そんなこったろうとは思ったよ。
お前の口から何かを聞くのは諦めるか。▼
その代わり……
俺が立てた仮説を聞いてくれるか?▼
[フレン]
仮説? ええ、聞くだけなら、
聞いて差し上げてもよろしくてよ。▼
[クロード]
実はお前とセテスさんの紋章について
調べさせてもらってね。▼
セテスさんはキッホルの大紋章、そして
フレンはセスリーンの大紋章を持ってる。▼
[フレン]
……どこで調べたんですの?▼
[クロード]
紋章学者殿の記録を、こっそりとな。
……いや、深くは聞いてくれるな。▼
それはさておき、兄妹揃って聖人の大紋章
持ちってのは、なかなかないと思うんだよ。▼
伝承を信じるなら、聖キッホルは、
聖セスリーンの父親なんだよな?▼
てことは、だ。セテスさんとフレンが
聖セスリーンの末裔であれば……▼
キッホルとセスリーン、どちらの紋章が
出てもおかしくないってわけだ!▼
[フレン]
末裔ってことは、セスリーンの子供の子供の
そのまた子供……が、わたくしってこと?▼
[クロード]
ああ、そんな感じだな。▼
[フレン]
ふふ、面白い仮説ですわね。
ですけど……ご存じですの?▼
聖セスリーンて、未婚なんですのよ?
子供がいたという話もありませんし。▼
[クロード]
そこはほら、可能性は無限大だろ。
伝承なんて信憑性とは無縁なんだしさ。▼
とはいえ……お前の反応を見る限り、
俺の仮説はハズレみたいだな。▼

支援A

[クロード]
なあ、フレン。
そろそろ明らかにしてもいい頃合いだろ。▼
[フレン]
何のことですの?▼
[クロード]
お前の出自のことさ。▼
悪党どもに血を狙われたくらいだ。
お前の血が特別だってのは間違いない。▼
セテスさんがお前をやたらと心配してたのも
お前がそういう存在だからなんだろ?▼
[フレン]
ええ、そうですわね。
それはもう、認めざるを得ませんわね。▼
[クロード]
その特別な血が、
いったい何に由来するのか……。▼
俺の一番の関心事は先生の正体だったが、
フレン、お前の正体も気になって仕方ない。▼
気がつけば、お前のことを考えてるんだぜ。
こりゃあもう恋だな。▼
[フレン]
ま!
恋だなんて、素敵ですわね。▼
[クロード]
セテスさんに聞いても、相変わらず
教えてくれる気はなさそうだし……。▼
こうなったら交換条件だな。教えてくれたら
何でも1つ、言うことを聞いてやる。▼
[フレン]
ううん……こればっかりは、
どうしても申し上げられませんのよ?▼
けれど……あなたのその情熱に免じて、
わたくしも1つ、約束して差し上げますわ。▼
[クロード]
ほほう?▼
[フレン]
もし、あなたが正解を言い当てたら、
わたくし、正直に認めて差し上げますわ。▼
[クロード]
いやいや、うん、まあ約束はありがたいが、
言い当てたら、どうせ反応でわかるだろ。▼
お前、顔に出るからなあ。
まあいいか。▼
[フレン]
その代わり、もしもわたくしの正体が
わかったら、その時は……▼
クロードさんも、ご自分の正体を
明かしていただきたいですわね。▼
[クロード]
ははは、意外な交換条件だな。▼
[フレン]
あなたが、ただの貴族でないことくらい、
とっくのとうにお見通しですのよ?▼
だから気になって……わたくしも、
気がつくとあなたのことを考えてますの。▼
[クロード]
なるほど、そいつは面白いね。
あんたも俺に恋してるわけだ。▼
いつか互いの正体を、赤裸々に
語れる日が来りゃいいんだがな。▼

支援A+

[フレン]
……大丈夫だと申し上げてますのに。▼
[セテス]
いや、そうは言ってもだな……。▼
[フレン]
何と仰られても、わたくし、
見ているだけなんて耐えられませんの!▼
[セテス]
フレン……▼
(暗転)
[クロード]
よう、フレン。セテスさんの
過保護っぷりは、相変わらずみたいだな?▼
[フレン]
クロードさん、見てらしたの?
……そうなんですの。▼
もう少し、わたくしのことを信頼して、
黙って見守ってくれても……。▼
[クロード]
……なあ、フレン。お前の正体を解き明かす
前に、一つ確認しておきたいんだが。▼
[フレン]
あら、何ですの、急に。▼
[クロード]
お前とセテスさんは親子だ。
そうだろ?▼
[フレン]
……え?▼
[クロード]
前から考えてたんだ。そして……
俺の新しい仮説はそれを土台にしてる。▼
あの過保護っぷりは、兄妹というより
一人娘を心配する親父だよ。▼

《ラファエルがいる場合》

[フレン]
ヒルダさんのお兄様やラファエルさんも、
似たようなものじゃなくって?▼
[クロード]
ヒルダの兄さんにしろ、ラファエルにしろ、
妹と離れて暮らすことには納得してるさ。▼

《ラファエルをロストしている場合》

[フレン]
あら、ヒルダさんのお兄様も、
似たようなものじゃなくって?▼
[クロード]
ヒルダの兄さんだって、
妹と離れて暮らすことに関しちゃ納得してるわけだ。▼

《共通》

[クロード]
それに比べて、セテスさんのお前に対する
態度は、やっぱり違うと思うんだよな。▼
[フレン]
それは、きっとわたくしが……▼
[クロード]
お前が特別な血を持ってて、誰かに狙われる
可能性があるって話があるにしても、だ。▼
セテスさんには、デカい覚悟を感じるんだ。
それってやっぱり父親だからじゃないか?▼
[フレン]
……そのこと、お兄様には
まだ確かめてらっしゃらないの?▼
[クロード]
聞いたって教えてくれないだろ。
……何なら、ちょっとカマかけてみるか?▼
後ろから、さりげなく「お父さーん」って
呼んでみるとか……。▼
……いやいやいや、それをやったら、
説教じゃすまんな。うん、やめとこう。▼
[フレン]
えー、面白そうじゃありませんこと?
試しに呼んでみてくださらない?▼
「お義父さん、お嬢さんを私の花嫁に!」
なーんて! やだもう、どうしましょう!▼
[クロード]
おいおい、そういう台詞は、
しかるべき機会に、きちんとだな……▼
[フレン]
あら? あらあら? しかるべき機会が
来る予定がありそうな仰り方ですわね?▼
[クロード]
ははは、先のことはわからんさ。
そんなことより、お前の正体だが……▼
[フレン]
ま! そんなことって、何ですの?
わたくしの正体より重大事じゃなくって!?▼

シャミア

支援C

[クロード]
静かな木陰こそ我が安息の地……
昼寝するには、ここに限るな。▼
小鳥のさえずりが子守歌のように……▼

(剣の音と共にクロードの顔の辺りを何かが一直線に通り過ぎる)

[クロード]
うわ! ……短剣!?▼
こんな場所で、敵襲か!?▼
[シャミア]
……クロード、
鍛錬を怠けて、のん気に昼寝か?▼
[クロード]
なっ……シャミアさんの仕業ですか?
酷いな、まったく……。▼
もう少しで、俺の凛々しい鼻が
顔から落っこちるとこだったんですがね。▼
[シャミア]
だが、落ちていない。
良かったな。▼
[クロード]
そりゃ、そうですが……
説教したきゃ普通にしてくださいよ。▼
[シャミア]
別に説教したかったわけじゃない。▼
[クロード]
やれやれ……じゃあ、ただの悪戯ですか?
それはそれで酷いですよ。▼
すわ敵襲かと、鼻どころか心臓が
口から飛び出していっちまいそうで……▼
[シャミア]
私がそんなに暇に見えるか?
短剣の先を見ろ。▼
[クロード]
ん……? おっと、哀れなクモが
短剣に貫かれて落命しているようですよ。▼
[シャミア]
そいつは、毒グモだ。▼
咬まれて数日は、発熱と頭痛と嘔吐に
悩まされる。運が悪ければ死ぬ。▼
[クロード]
ひえ……ちっぽけななりで凶悪だな。▼
[シャミア]
君の顔目がけて下りていくのを、
たまたま見つけたからな。▼
[クロード]
なるほど……
じゃあ、俺は助けられたってわけですか。▼

《白雲の章》

[クロード]
文句言っちまってすみません。
この恩は、いずれどこかで……▼

《翠風の章》

[クロード]
文句言っちまってすみません。
この恩は、いずれ戦場で……▼

《共通》

[シャミア]
好きにしろ。
ま、一応覚えておく。▼

(シャミアが立ち去る)

《白雲の章》

[クロード]
あれが騎士団きっての狙撃手の腕か。
いやいや、惚れ惚れするねえ……。▼

支援C+

[シャミア]
フッ……!▼

(矢が的に刺さる音)

[シャミア]
………………。▼
[クロード]
お見事!
相変わらず、小気味いい腕前ですね。▼
[シャミア]
これが私の仕事だ。
自慢にもならん。▼

《白雲の章》

[クロード]
けど、偵察や潜入の任務じゃ、
騎士団で並ぶ者なし、だとか。▼

《翠風の章》

[クロード]
けど、偵察や潜入の任務じゃ、
騎士団で並ぶ者なし、だったとか。▼

《共通》

[シャミア]
暗殺と、強迫もな。
殺したい奴でもいるのか?▼
[クロード]
物騒だなあ……何でそうなるんです?▼
[シャミア]
わざわざ私に声をかけてくるからには、
何か頼みでもあるのかと思ってな。▼
[クロード]
別に暗殺の依頼に来たわけじゃありません。
あなたと話したかっただけですよ。▼
[シャミア]
私と話したい?
酔狂な奴だ。▼
[クロード]
いや、あなたには前々から
興味があったんですよ。▼
シャミアさんがダグザの出身だと、
小耳に挟んじまったもんでね。▼
ダグザと言えば、ブリギットの更に西方……
何でまたフォドラに?▼
[シャミア]
ダグザの傭兵だった。
帝国と戦って敗れ、置き去られるまでは。▼
[クロード]
そういうことか……
捕虜にはならなかったんですか。▼
[シャミア]
幸い、隠れるのは得意だ。▼
[クロード]
なるほどね……しかし、その腕があれば、
いつでもダグザに帰れそうですが?▼
[シャミア]
まあな。
帰ろうと思えば、帰れるだろう。▼

《白雲の章》

[シャミア]
だが、私を拾ってくれたレアさんには
恩があるし、ここの居心地も悪くない。▼

《翠風の章》

[シャミア]
だが、今の興味は、ここにある。
いろいろな意味で。▼

《共通》

[シャミア]
今のところはここが私の居場所なんだ。▼
[クロード]
ははあ……居場所、か。
俺の居場所も、ここで合ってますかね?▼
[シャミア]
……知るか。 自分で考えろ。▼

支援B

[クロード]
フッ……!▼

(矢が的に刺さる音)

[クロード]
……よし。▼
[シャミア]
クロードも、良い腕をしているじゃないか。▼
[クロード]
あれ、シャミアさん。あなたから
声をかけてくれるなんて珍しいですね。▼
[シャミア]
そうか?▼
[クロード]
俺に頼みがあるわけじゃないですよね?
てことは、俺に興味が?▼
[シャミア]
いや、興味はないが。▼
[クロード]
即答とは手厳しいな。▼
[シャミア]
前に、居場所がどうこうと言っていたろ。
ここは、君の居場所だったか?▼
[クロード]
ああ、今のところはそのつもりです。▼
俺にはこの場所にとどまって、
やりたいことがありますからね。▼
ただ、やりたいことをやっちまったら、
その先はわかりません。▼
また別の居場所を
探すことになるかもしれない。▼
[シャミア]
それは皆、同じだ。
面白くないぞ、先がすべてわかっていたら。▼
その時々の状況や気分で、
ころころ変わるのが居場所ってものだ。▼
で、居場所を変えた後、その選択が
本当に正しかったのか……自問する。▼
[クロード]
そうやって、迷いながらも生き方を
選んでいくのが、人の定めなんでしょう。▼
けど、今この瞬間は、俺もあなたも、
ここを居場所に定めている。▼
たとえ刹那的な偶然だとしても、ね。▼
[シャミア]
何が言いたい?▼
[クロード]
いつまで続くかもわからない、この奇跡的な
瞬間を大事にしたいもんだと思いまして。▼
失ったら、もう二度と取り戻せないかも
しれませんからね。……そうでしょう?▼
[シャミア]
それは口説き文句か?
フ……君は面白い奴だな。▼

支援A

[クロード]
ここ、覚えてます?
短剣が俺の鼻先をかすめて……▼
[シャミア]
ああ、毒グモか。▼
[クロード]
あん時ゃ、度肝を抜かれたもんです。
殺されるかと思いましたよ。▼
[シャミア]
私は別に、無意味な殺生はしない。▼
[クロード]
あの一件以来、あなたが気になっちまって。
この思い出の場所にもよく来るんですよ。▼
[シャミア]
昼寝をしに、だろ?▼
[クロード]
はは、お見通しでしたか。でも、あなたが
気になってるというのは本当ですよ。▼
……戦争が終わったら、どうするんです?
次の居場所は、もう考えてるんですか。▼
[シャミア]
いや、特には考えていない。▼
[クロード]
ダグザには?▼
[シャミア]
待つ相手もいない。
急いで帰る必要もないさ。▼
それに、放浪には慣れている。
どこでも生きていけるだろ。▼
……いっそ、パルミラに行くのも
面白いかもな。▼
[クロード]
パルミラ?
……また、唐突な話ですね。▼
[シャミア]
故郷とは逆方向にある土地だ。
見て損はないだろ。▼
君はどうする?
ここを出るのか?▼
[クロード]
さて、まだ何も決めちゃいませんが……▼
シャミアさんがパルミラに行くってんなら、
俺はダグザにでも行ってみますかね。▼
[シャミア]
ほう? 理由は。▼
[クロード]
シャミアさんが生まれ育った国だから。
見といて損はないでしょう?▼
……で、お互いに存分に見終わったら、
またフォドラのどこかで会いませんか?▼
[シャミア]
会って、どうするんだ。▼
[クロード]
次なる居場所を、また報告し合いましょう。▼
もしかしたら、また俺たちの居場所が
重なることだってあるかもしれない。▼
……その時は、刹那的な偶然じゃなく、
恒久的な必然として重なりたいもんですが。▼
[シャミア]
フ、何だそれは。……ま、先のことは、
その時の互いの気分次第だな。▼
[クロード]
先のことなんて、わからないほうが面白い。
楽しみにしておきますよ、シャミアさん。▼

ツィリル

支援C

[クロード]
よう、ツィリル。
相変わらず働き者だな。▼
[ツィリル]
別に、自分の仕事をしてるだけだよ。▼

《白雲の章》

[クロード]
あのレアさんから、
直々に仕事を頼まれてるんだろう?▼
教団に人は多いが、大司教殿と毎日、
言葉を交わせるような人間は少ない。▼
いや、たいしたもんだよ。
日頃の仕事ぶりが認められてるんだろう。▼

《翠風の章》

[クロード]
あのレアさんから、
直々に仕事を頼まれてたんだろう?▼
教団に人は多いが、大司教殿と毎日、
言葉を交わせた人間は少なかったはずだ。▼
いや、たいしたもんだよ。
日頃の仕事ぶりが認められてたんだろう。▼

《共通》

[ツィリル]
……用がないなら、もういい?
ボク、忙しいんだけど。▼
[クロード]
いや、レアさんの話を聞きたくてさ。
みんなが知らないような情報もお前なら……▼
[ツィリル]
レアさまのことなら誰より知ってる。
でも、アナタに話す理由がない。▼
[クロード]
おいおい、そう冷たくするなよ。
何たって、俺とお前は……▼
[ツィリル]
ボクらが、何だって言うの?▼
[クロード]
……お前、俺のことを
知ってるんじゃないのか?▼

《白雲の章》

[ツィリル]
知ってるよ、クロードでしょ。
金鹿の学級(ヒルシュクラッセ)の級長の。▼

《翠風の章》

[ツィリル]
知ってるよ、クロードでしょ。
レスター諸侯同盟の盟主の。▼

《共通》

[クロード]
そうじゃなくて……まあ、いいや。
ところでお前、故郷は恋しくないか?▼
[ツィリル]
ふるさと……パルミラのこと?▼
[クロード]
そう、パルミラだ。
はっは、あんまり恋しそうじゃないな。▼
[ツィリル]
パルミラにいた時のほうが
今より大変だったからね。▼
父さんも母さんも戦争で死んじゃって、
誰も助けてくれる人はいなかった。▼
王様は何もしてくれないし、ボクみたいな
子は自分の力で生きていくしかなかったんだ。▼
[クロード]
そりゃ……悪かったな。▼
[ツィリル]
クロードに謝られても。
それとも、アナタのせいなの?▼
[クロード]
俺のせいかそうじゃないかは置いといても、
謝らせてくれよ。▼
こうして知己を得た相手が、
何に苦しんでいたかもわからない。▼
故郷が恋しいか、なんて気楽に聞いて、
嫌な思いをさせちまったかもしれない。▼
[ツィリル]
別に気にしてないよ。▼
[クロード]
かもしれない、な。考えの足りなかった
俺の態度を、謝らせてほしかったんだよ。▼
[ツィリル]
そういうことなら。
ありがとう、クロード。▼
パルミラの王様がクロードみたいな
人だったら、良かったんだけどね。▼
あの王様はきっと悪い人じゃないけど、
気が利かないんだよ。ぜんっぜん。▼
[クロード]
ははは、いつかパルミラ王に
会う機会があったら説教しとくよ。▼
[ツィリル]
そうして。ボクはもう、パルミラに帰る気は
ないけどね……じゃ、仕事に戻るよ。▼
[クロード]
ああ。
お前はすっかり、そっち側、なんだな。▼
ま、俺のことに目をつぶってくれてる
だけでも助かるよ。▼
[ツィリル]
……はあ。
何のことか知らないけど、心配しないで。▼

支援B

[ツィリル]
その先は、駄目だよ、クロード。▼
[クロード]

……おっと、ツィリルか。▼
何が不味いんだ? 聖墓は初めてじゃない。
レアさんに連れられて入ったからな。▼
それに中は帝国軍に荒らされちまって
今は何も残っちゃいない。そうだろ?▼
[ツィリル]
レアさまは誰も入れるなと言った。
だから入れられない。▼
ボクはレアさまの言いつけを守る。
クロードはレアさまの敵になるの?▼
それなら、戦わないといけなくなる。▼
[クロード]
……参ったな。
いや、参った。▼
必要がありゃ、レアさんを敵に回すのも
まったくやぶさかじゃないんだが……▼
お前とは、戦いたくない。
だから、ここは引いとくよ。▼
[ツィリル]
そう……なぜ?▼
[クロード]
理由なんて、どうでもいいだろ。▼
[ツィリル]
そうかな。
だって、アナタはボクを斬れる立場だもの。▼
[クロード]
お前のことが好きなんだよ。▼
[ツィリル]
……アナタは、好きな相手だって、
斬る必要に迫られたら斬る人だと思うけど。▼
[クロード]
……お前、意外に頑固者だなあ。
仕方ない、教えてやるよ。▼
俺は、弱い立場の連中が虐げられる、
そんな世界を変えると誓った。▼
だけど、俺が救いたいと思った奴らの中に、
お前は入ってなかったんだ。▼
知らなかったんだよ。パルミラに、
お前みたいな境遇の奴がいたなんてな。▼
俺は自分の視野の狭さに気づいた。
気づかせてくれたお前は、恩人なんだ。▼
[ツィリル]
弱い立場の人たちを救う?
アナタは、そう言ったの?▼
[クロード]
ああ、そうだ。俺が言うと変か?▼
[ツィリル]
ううん。まるでレアさまのようなことを
言うんだなと思って。▼
レアさまは、いつだって
弱い立場の人たちを救おうとしてた。▼
ボクみたいな他所者を大修道院に
置いてくれたのもそうだし……▼
ルミール村で親を失った子を、
ガルグ=マクに迎えたり、他にも……▼
[クロード]
待て、俺は宗教家じゃない。俺みたいなのと
一緒にされちゃレアさんだって迷惑だろ。▼
[ツィリル]
レアさまも主に命じられたから、
そうしてたわけじゃない。▼
レアさまが、自分でそうしたいと
思ったからだよ。ボクにはわかる。▼
[クロード]
そうか……
だとしたら、敵に回さずとも……。▼
ツィリル、助かったよ。
お前のおかげで俺は夢に近づける。▼
[ツィリル]
ボクも……
アナタの役に立てたなら嬉しいよ。▼

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Last-modified: 2022-07-04 (月) 23:21:05
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