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会話集/支援会話

エーデルガルトの支援会話

ハンネマン

支援C

[ハンネマン]
さて、午後の予定は……。▼

(エーデルガルト登場)
[エーデルガルト]
少しいいかしら、ハンネマン殿。▼
[ハンネマン]
君か。
いいとも、何用かね?▼
何なら我輩の部屋に来て、紋章の研究に
付き合ってもらいながら……▼
[エーデルガルト]
それは遠慮します。
今日はただ貴方の話が聞きたくて。▼
[ハンネマン]
ふむ……構わんよ。
特に面白い話はないと思うがね。▼
[エーデルガルト]
では、単刀直入に聞きますけれど、
なぜ帝国貴族の地位を捨てたのですか?▼
紋章の研究なら、帝国内でも行っている
機関があるでしょう。▼
貴族のまま、ガルグ=マクを訪れたり、
教団に協力を求めたりもできたはず。▼
[ハンネマン]
確かに、それは可能だろう。
だが我輩は、より良い環境を求めたのだ。▼
教団に所属しなければ得られない情報、
手にできない遺産や聖遺物……▼
我輩にはそれらが、
どうしても必要だったのだよ。▼
[エーデルガルト]
ですが、貴族でいたほうが自由に動かせる
金や人の数が多いですし……▼
王国や同盟の機密などは、帝国のほうが
入手しやすかったのではないですか?▼
[ハンネマン]
うむ、それについては否定しない。
一長一短であろうな。▼
[エーデルガルト]
……どうやら素直には
教えてくれないようですね。▼
[ハンネマン]
……何のことかね?▼
[エーデルガルト]
かつての貴方は、帝国のために
紋章の研究に尽力していたと聞いています。▼
しかし紋章の研究という目的は持ったまま、
貴方は帝国を捨てた。▼
その理由を……知りたかったのですけれど。▼
[ハンネマン]
警戒しないでくれたまえ。
いつか機会があれば、君に伝えよう。▼

支援B

[ハンネマン]
おや、エーデルガルト君。
この部屋に入るのは初めてではないかね。▼
[エーデルガルト]
ええ。
生徒だった頃は、避けていましたから。▼
教団に私の紋章のことを、
知られるわけにはいかないでしょう?▼
[ハンネマン]
違いない。しかし、こうして
来てくれたということは……▼
我輩もそれだけ信用されたと思って
良いのだろうね?▼
[エーデルガルト]
そうですね。
少し気になることはありますが。▼
[ハンネマン]
気になること……
いったい何かね、それは。▼
[エーデルガルト]
私たちは教団の歪んだ支配を正し、
フォドラを統一するために戦っています。▼
でも、その先にある統治の姿も、
薄々はわかっているのではありませんか?▼
[ハンネマン]
紋章の力より人々を解放する……
それは即ち、貴族制度の打破に繋がる。▼
[エーデルガルト]
ええ。今の貴族を貴族たらしめているのは、
紋章をその血脈に繋いでいるという事実。▼
紋章を持つ者が持たない者の上に立つという
構造を徹底的に破壊すれば、貴族は消える。▼
[ハンネマン]
構わないのではないかね。
我輩もすでに貴族ではない。▼
[エーデルガルト]
貴族についてはそうでしょう。
でも、紋章については?▼
貴方は紋章のすべてを解明しようと
尽力している。▼
私が紋章の価値をなくし、消せるなら
この世から消してしまいたいと……▼
思っていることに、
何のわだかまりもないのですか?▼
[ハンネマン]
なるほど……君が何を疑問視しているのか、
腑に落ちたよ。▼
君の野望は、我が夢を壊すと。
そう考えているのだね、君は。▼
それは無用な心配だ、エーデルガルト君。
我輩は君の思想に強く共感している。▼
だが、同時にこうも思っている。
そう簡単には紋章の影響は消えない。▼
だからこそ我輩は、紋章の研究を続け……
そのすべてを解明せんとしているのだよ。▼
[エーデルガルト]
そう、ですか……。▼

支援A

[エーデルガルト]
……それで、ハンネマン殿。
先に謝っておきます。▼
[ハンネマン]
ふむ……気にしてはいないがね。
我輩の過去を調べたのだろう?▼
[エーデルガルト]
……! ええ、そうです。
どうしても納得できなくて。▼
[ハンネマン]
……もう20年以上も前になるか。
君は、かろうじて生まれていたな。▼
我が妹は心を病み、体を壊して、
若くして死んだ。▼
誰かのせいにすることは容易い。
だが、我輩は紋章こそが元凶と考えた。▼
[エーデルガルト]
ハンネマン殿の父上には大紋章が宿り、
貴方にも、貴方の祖父にも小紋章が。▼
貴方の妹は紋章を継いでいなかったけれど、
紋章が生まれやすい家系として期待され……▼
没落しかかっていた、とある貴族に嫁いだ。
その貴族には焦りもあったのでしょう。▼
産めども産めども紋章を宿す子は産まれず、
責められ、虐められた貴方の妹は……。▼
[ハンネマン]
紋章学者として認められ始めていた
我輩は、絶望したよ。▼
自分の研究に何の意味があるのだと。
妹一人救えずに、何が紋章学だ、と……!▼
[エーデルガルト]
だから貴方は、帝国貴族の地位を捨て、
ガルグ=マクに……。▼
[ハンネマン]
ああ。犠牲者は妹一人ではない。
そのようなことを繰り返す貴族が嫌だった。▼
紋章の謎を解き、望む者なら誰もが
その力を宿せる世界がくれば……▼
貴族など意味がなくなる。
そして妹は救われる。▼
そう思って、研究に没頭したのだ。
残念ながらそれは果たされていないがね。▼
[エーデルガルト]
誰もが紋章の力を宿せる世界……それは、
誰もが紋章の力を持たぬ世界と同じですね。▼
[ハンネマン]
ああ、だから我輩は、
君と共に戦う道を選んだ。▼
察するしかできないが、
君のその思想、そして2つの紋章の力。▼
恐らく君は、我輩の妹と同じく、
この世界の犠牲……▼
[エーデルガルト]
ハンネマン殿。
それ以上は、口にしないで。▼
私の過去は、すでに葬られたもの。
ただ前のみを見て、私たちは戦うのです。▼
[ハンネマン]
エーデルガルト君……承知したよ。
だが、これだけは言わせてほしい。▼
君を見ていると、我輩は妹を思い出す。
それに、若かった頃の自分自身をも。▼
かつては妹を救えなかった不肖の身だが、
今の我輩は違う。▼
君を支え、君の力となれる。
我輩は、君のために戦うのだと。▼
[エーデルガルト]
ありがとう、ハンネマン殿。▼
貴方の知識も、経験も、
私には必要なものです。▼
それに、貴方の熱き想いも……
確かに受け取りました。▼
私も……自身の行動で、
貴方に応えてみせましょう。▼

マヌエラ

支援C

[マヌエラ]
らーらららーたらったらー……♪
ららららーん……らららー……♪▼
[エーデルガルト]
ん? その曲……▼
[マヌエラ]
らーらーらたった……♪
……あら、エーデルガルト?▼
[エーデルガルト]
マヌエラ殿、貴方の歌っていた曲……
昔、聞いたことがある気がします。▼
逸れも貴方自身が歌っていたような……
帝都の歌劇場かしら?▼
[マヌエラ]
うふふ、覚えていてくれて嬉しいわ。
きっと歌劇を見に来てくれたのね。▼
帝都アンヴァルでは、ミッテルフランク
歌劇団は何度も公演したから。▼
[エーデルガルト]
やはりそうでしたか。
伯父に連れられて行きました。▼
もう一度見たいと願ったのですが、その後
私は王国への亡命に同行させられ……▼
数年後に再び帝国に戻った時には、
貴方はすでに引退していましたね。▼
[マヌエラ]
そうだったのね。……ということは、
あたくしを見たのは一度きり?▼
[エーデルガルト]
ええ、そのはずです。▼
[マヌエラ]
それなのにしっかりと曲まで
覚えていてくれていて、光栄だわ。▼
[エーデルガルト]
それだけ印象的だったのですよ。
マヌエラ殿の歌が。▼
でも、どうしてあれほど早く引退を?
まだ10年、20年と続けられたはずです。▼
[マヌエラ]
そうねえ……確かに、あたくしの周りには
そのくらい歌い続ける人もいたわ。▼
けれど、あたくしは……
自分の全盛期に引退したかったの。▼
あたくしの歌声は主からの授かりもの。
それは年齢と共に衰え、いつか失われる。▼
だから、あたくしはその時までに……
自分の力で生きる術を得ようと考えたのよ。▼
主に歌声をお返しして……それでも
しっかりと生きていけると示すために。▼
[エーデルガルト]
女神を信じ、恩を感じているのに、
それを離れて自分の力で生きると……?▼
[マヌエラ]
うーん、何て言うのかしらね。
主の存在は、あたくしの心の支えよ。▼
けれど、あたくしの体を支えるのは、
あたくし自身でしょ?▼

支援B

[エーデルガルト]
マヌエラ殿、入りますね。▼
ひえっ……!
何ですか、この部屋は!?▼
[マヌエラ]
あらあ……見ちゃったのねえ。
見たからには……ふふ、わかってるわね?▼
[エーデルガルト]
……ええ、手伝えばいいのでしょうか?
でも何をすればこんな惨状が……▼
[マヌエラ]
……聞かないで。
男に振られてしばらくはこうなるのよ……!▼
[エーデルガルト]
理解しました……。
片づけましょう。▼
(暗転)
[マヌエラ]
ありがとう、助かっちゃったわ。
それで、何かあたくしに用だった?▼
[エーデルガルト]
近頃、マヌエラ殿が本調子でないと
聞いたので、様子を見に来ましたが……▼
理由を問う前に明らかになりましたね。▼
[マヌエラ]
それは、そうよねえ……。▼
じゃ、何かお礼できないかしら?
部屋の片付けを手伝ってもらったお礼。▼
[エーデルガルト]
そうですね……。
なら、質問に答えてもらえますか?▼
[マヌエラ]
いいわよ。
あたくしに質問なんて、何かしら?▼
[エーデルガルト]
以前、貴方が引退した理由を
聞いたことがありましたよね。▼
貴方は、女神は心の支えだけれど、
体を支えるのは貴方自身だと言った。▼
その意味が、私にはわかりませんでした。
どういうことなのでしょう?▼
[マヌエラ]
そんなこと言ったかしら。
まあいいわ。▼
あたくしが歌劇団に勧誘されてから、
歌姫として舞台に立つまでに……▼
いろいろなことがあったからよ。
きっと。▼
[エーデルガルト]
いろいろなこと?▼
[マヌエラ]
そう……いろいろなこと。▼
主の授けてくれた歌声は、あたくしを
舞台の袖まで連れて行ってくれた。▼
でもそこから……競争相手に勝ち、人々に
認められ、舞台の真ん中に立つには……▼
あたくしが自身が*1、苦労を重ねながら
独りで成し遂げるしかなかったの。▼
[エーデルガルト]
……私は、誤解していたみたいです。▼
女神を深く信ずる人は皆、どこか心が弱く、
独りでは立てないのだと思っていた……▼
けれども、貴方のような人もいたのですね。▼

支援A

[エーデルガルト]
………………。▼
[マヌエラ]
何だか悩んでいるみたいね、
エーデルガルト。▼
でも、ここは少し危険なんじゃなくて?
外から狙われるかも……。▼
[エーデルガルト]
そうですね。
お気遣い、ありがとうございます。▼
(暗転)
[エーデルガルト]
このところ政務が忙しく、部屋に籠りがち
だったものですから、外が見たくて……。▼
[マヌエラ]
まあ、大変ね。
それで外を見ながら、悩んでいたわけ?▼
[エーデルガルト]
はい……。実は、
貴方の言葉が心に引っ掛かっているのです。▼
私は、セイロス教のすべてを
否定したいわけではありません。▼
でも、一部分だけを都合良く残すことは
非常に難しい……。▼
貴族も、セイロス教団もことごとく破壊し、
そこからのやり直しになるでしょう。▼
[マヌエラ]
そうね……。▼
あなたの理想を実現するためには、
それしかないと、あたくしも思うわ。▼
[エーデルガルト]
でも、女神を信じる者の中には、
貴方のような人もいる。▼
他の力に縋って自ら戦おうとしない、
そんな者ばかりではないと私は知りました。▼
そんな彼らの、貴方の、心の支えを、
私は打ち砕こうとしています。▼
貴方は、それでも私に……▼
[マヌエラ]
エーデルガルト、心配しないで。▼
人は、あなたが思うよりずっと弱いわ。
そして同時に、あなたが思うほど弱くない。▼
女神様はあたくしたちの背をそっと包み、
歩き出すのを待ってくれる存在。▼
でもあなたは……あたくしたちの背を、強く
押して進ませようとしているの。未来へ。▼
[エーデルガルト]
………………。▼
[マヌエラ]
ふふ、でも本当に荒療治ね。
あなたらしいと言えばあなたらしいけれど。▼
ただ、あなたが背を押さなければ、
立ち上がれない人がいるのは確かよ。▼
[エーデルガルト]
マヌエラ殿は……優しいですね。▼
[マヌエラ]
優しくなんてないわ。
あなたよりちょっと長生きしているだけ。▼
それに、あたくしは主を心の支えに
しているけれど……▼
それだけが支えというわけでもないの。
あなただって、あたくしの心の支えよ。▼
[エーデルガルト]
え?
マヌエラ殿、それはどういう……▼
[マヌエラ]
ふふふっ……あたくしが何の私心もなく、
あなたに協力していると思って?▼
[エーデルガルト]
その……この話は、
また次の機会にしましょう。▼
[マヌエラ]
ダーメ。
ほら、中に入りましょ、エーデルガルト。▼

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*1 音声では「あたくし自身」

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Last-modified: 2019-12-28 (土) 21:10:36
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