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イグニスの支援会話†
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ベロア†
支援C†
- [ベロア]
- イグニス…
それはなんですか?▼
- [イグニス]
- ベロアか…
それとはなんのことだ?▼
- [ベロア]
- その手に持っている物です。
大事そうに握り締めていますよね。▼
- [イグニス]
- これか…
これは自作のお守りだ。▼
- [ベロア]
- そのお守り…
なんて素敵なんでしょう…▼
あちこちからほつれている糸も…
左右非対称な形も素晴らしいです。▼
- [イグニス]
- これは…
少し失敗してしまったものだからな…▼
- [ベロア]
- ください。
そのお守り、わたしの宝物にします。▼
- [イグニス]
- …これをか?
しかし、失敗作だからな…▼
お守りが欲しいなら…
ちゃんとした物を新たに作ってやろう…▼
だから少しだけ待っててくれ…
次に会う時までには…▼
- [ベロア]
- 嫌です。
そのお守りが欲しいんです。▼
その汗やホコリの匂いが染み付いた…
ボロボロで歪な形のお守りが。▼
- [イグニス]
- …一つだけ聞いていいか?▼
- [ベロア]
- なんでしょうか?▼
- [イグニス]
- このお守りを手に入れたら…
ベロアはどうするつもりなんだ?▼
- [ベロア]
- そんなの決まっています。
嗅ぎながら戯れ、抱きながら眠るのです。▼
- [イグニス]
- そうか…
なら、このお守りはあげられないな…▼
俺が持っていた物をそんな風に使われては…
なんだかむず痒くなってしまうからな…▼
- [ベロア]
- イグニス…
けちんぼさんですね。▼
支援B†
- [ベロア]
- あっ。
けちんぼさんのイグニスですね。▼
- [イグニス]
- ベロア…▼
- [ベロア]
- くんくん…
おかしいですね。▼
この間のお守りの匂いがしません。
あれはどうされたのですか?▼
- [イグニス]
- あれは役目を終えたからな…
丁重に処分をした…▼
- [ベロア]
- まさか…
捨てたのですか!?▼
- [イグニス]
- ああ…
もう、ボロボロだったしな…▼
- [ベロア]
- どこにですか!?
どこに捨てたか教えてください!▼
- [イグニス]
- 教えたら…
どうするつもりだ?▼
- [ベロア]
- 捨てたのなら拾いに行き、
埋めたのなら掘り起こします。▼
- [イグニス]
- それは残念だったな…
すでに燃やしてしまったぞ…▼
- [ベロア]
- な、なんてことを…▼
- [イグニス]
- だが、安心しろ…
新しいお守りは約束通り作って…▼
- [ベロア]
- イグニスは何もわかっていません。
新しいお守りじゃダメなんです。▼
- [イグニス]
- …なぜだ?▼
- [ベロア]
- 深部まで染み付いた匂い…
計算では作れないほころび…▼
そういった素晴らしいものは…
新しいお守りには存在しません。▼
永遠とも思える長い時間をかけて…
ようやく生まれるものなんです。▼
- [イグニス]
- な、なるほど。▼
- [ベロア]
- もう、わたしは…
あのお守りとは出会えないのですね…▼
決して…
二度と…出会えない…▼
- [イグニス]
- す、すまない…
ベロア…▼
本当に申し訳ないことを…
してしまった気がしてきた…▼
- [ベロア]
- 過ぎてしまったことは
仕方ありません…▼
ですが、もう二度と
愚行は繰り返さないでください…▼
- [イグニス]
- ああ…
約束しよう…▼
- [ベロア]
- …ん?
くんくんくん…▼
イグニス…
他にも何か持っていますね?▼
その袋に入っている物は何ですか?▼
- [イグニス]
- これは捨てようと思っていたゴミだ…
破れた手拭いとかが入っている…▼
- [ベロア]
- わたしにください。▼
- [イグニス]
- …こ、これをか?
さすがにこれはゴミでしかないぞ…▼
- [ベロア]
- イグニスは二度と愚行は
繰り返さないと言いました。▼
- [イグニス]
- …わかった。
…好きにしろ。▼
- [ベロア]
- ふふふ。
ありがとうございます。▼
イグニスもようやく
わかってきたみたいですね。▼
- [イグニス]
- わかってしまって…
いいのだろうか…▼
支援A†
- [ベロア]
- イグニス。▼
- [イグニス]
- …どうしたんだ?
いつになく深刻な顔をしているが…▼
- [ベロア]
- 今さらこんなことを言うのも
気が引けてしまうのですが…▼
イグニスが作ってくれたお守りを…
わたしに頂けないでしょうか?▼
- [イグニス]
- それは別にかまわないが…
新しいお守りには価値がないのでは?▼
- [ベロア]
- わたし、気づいたんです…▼
イグニスに本当に失礼なことを
言ってしまったって…▼
せっかく…
わたしのために作ってくれたのに…▼
それを価値がないだなんて…
申し訳ありませんでした。▼
- [イグニス]
- いや、俺は全く気にしていない…
謝る必要なんてないさ…▼
ほら、これがそのお守りだ…
よければ受け取ってくれ…▼
- [ベロア]
- ありがとうございます。
イグニス。▼
…くんくんくん。
ふふふ…何の匂いもしません。▼
まさに無臭です。▼
- [イグニス]
- あ、当たり前だ…▼
- [ベロア]
- このお守り…
大切にしますね。▼
…あっ。そうそう。
わたしからもイグニスに贈り物があるんです。▼
もらってばかりでは悪いですからね。▼
- [イグニス]
- そんな気は使わなくていい…▼
- [ベロア]
- これなんですが…
受け取ってもらえますか?▼
- [イグニス]
- これは…なんだ?
何か…禍々しい感じがするが…▼
欠けた刃物に破れた布…
それと動物の骨?▼
いろいろと薄気味悪いものが
一つにまとめられている…▼
- [ベロア]
- わたしが作ったお守りです。▼
- [イグニス]
- お守り!?▼
- [ベロア]
- わたしが持っている宝物の中から…▼
いわくつきの物を探して、
あれこれと合体させてみたんです。▼
- [イグニス]
- …いわくつきの物を
合体させちゃまずいんじゃないか?▼
- [ベロア]
- そういった物を使った方が、
効果があるかと思いまして。▼
実際、このお守りを
身に付けてからというもの…▼
毎晩、何者かの視線を感じたり、
金縛りにあったりします。▼
昨晩などは
わたしの枕元に誰か立ってました。▼
とてもとても…
悲しそうな顔をした女の人が…▼
- [イグニス]
- そ、そ、そ、そうか…
それは大変だな…▼
- [ベロア]
- そんな不思議なお守りですが…
受け取ってもらえますか?▼
- [イグニス]
- あ、当たり前じゃないか…
せっかく…作ってくれたんだしな…▼
- [ベロア]
- ありがとうございます。
わたし、嬉しいです。▼
- [イグニス]
- ああ…
俺も嬉しくて震えてきたぞ…▼
支援S†
- [イグニス]
- ベロア…
これなんかどうだ?▼
- [ベロア]
- 年季が入っている
素敵な椅子だと思います。▼
- [イグニス]
- 足が一本取れているが問題ないな。▼
- [ベロア]
- もちろんです。
その歪さが可愛いんですから。▼
- [イグニス]
- ベロアは本当に不思議な物が好きなんだな…▼
こんな物…
誰が見ても不要物にしか見えないぞ…▼
- [ベロア]
- そんなの関係ありません。
わたしにとっては宝物ですから。▼
- [イグニス]
- …新しい物ではダメなのか?▼
- [ベロア]
- 必ずしもそうではありませんね。
新品でも歪な物はありますから。▼
- [イグニス]
- そうか…
ならばこの指輪はどうだろうか?▼
- [ベロア]
- 指輪…ですか?
少し拝見しますね。▼
…小さくてキラキラと輝いていますね。
傷も全くないようですし。▼
しかし、わたしの宝物にはなりませんね。▼
- [イグニス]
- そうか…▼
- [ベロア]
- でも、なぜイグニスが
指輪を持っているのですか?▼
女性用の指輪だと思うのですが…▼
- [イグニス]
- これは…
ベロアに贈ろうと思っていた指輪だ…▼
- [ベロア]
- わ、わたしにですか?▼
- [イグニス]
- ああ…▼
俺のベロアに対する想いを…
形にして贈りたかったのだ…▼
- [ベロア]
- イグニス…▼
- [イグニス]
- だが、気に入ってはもらえないようだな…
また何か他の物を用意するとしよう…▼
- [ベロア]
- 待ってください!
その指輪…わたしにください!▼
- [イグニス]
- しかし、この指輪では…
ベロアの宝物にはならないと…▼
- [ベロア]
- 確かに今は…▼
その指輪はわたしにとって…
宝物にならないかもしれません…▼
でも、この先…
何年も何年も身に付けていれば…▼
その指輪はわたしにとって…
一番大切な宝物になるはずです。▼
- [イグニス]
- ベロア…▼
- [ベロア]
- 小さな傷がいくつも生まれ…▼
その一つ一つに、
イグニスとの思い出が刻まれます。▼
時間の経過と共に、
指輪の輝きは失われるかもしれませんが…▼
二人で過ごす日々は、
それ以上に輝きを放っているはずです。▼
- [イグニス]
- ああ…
その通りだ…▼
- [ベロア]
- …それにイグニスがわたしを
想って選んでくれたのなら…▼
どんな物でも私にとっては宝物ですよ。▼
- [イグニス]
- ならば、改めて言おう…
この指輪を受け取ってくれるか?▼
- [ベロア]
- はい…
喜んで…▼
ルッツ†
支援C†
- [ルッツ]
- わー! イグニスだ!
探してたんだよー!▼
- [イグニス]
- ルッツか…
俺に何か用でもあるのか…?▼
- [ルッツ]
- イグニスはさ、物語に出てくる
英雄みたいだよね!▼
- [イグニス]
- …急にどうした?▼
- [ルッツ]
- だって君はいつも、
前線でみんなを守って闘ってるから。▼
だからイグニスは…
すごい勇気の戦士なんだなって思ってさ。▼
- [イグニス]
- 俺が…
勇気の戦士?▼
- [ルッツ]
- うんうん。勇気といったらイグニス!
イグニスといったら勇気!▼
僕にはいっつもそう見えてるよ。▼
だから、僕もイグニスみたいになりたいんだ!
強い勇気の戦士にね!▼
- [イグニス]
- ルッツ…
そう思ってくれるのはありがたいが…▼
俺は勇気の戦士なんかじゃない…
自分に勇気があるとも思えないしな…▼
- [ルッツ]
- そ、そう…?
そんなことないと思うけど…▼
…あっ、もしかして謙遜? そうだよね。
勇気の戦士は、決して自分の力に驕らない。▼
はぁ…やっぱりかっこいいな…
イグニスは、僕が見込んだ通りの男だよ!▼
- [イグニス]
- ル、ルッツ…?
さすがにそれは買い被りすぎだ…▼
- [ルッツ]
- ううん! そんなことない!
イグニスはまさに心身共に英雄だよ!▼
ぜひ僕のことを弟子にして下さい!
そして勇気の鍛え方を教えてください!▼
- [イグニス]
- で、弟子だと!?▼
- [ルッツ]
- …だめ?▼
- [イグニス]
- うっ…なんだこの小動物のような目は…!
断る気力が段々と失せていく…▼
…………▼
いいだろう。
弟子でも何でも、好きにしろ…▼
- [ルッツ]
- わーい!▼
- [イグニス]
- だが…
俺はものを教えることが下手だ…▼
どうやって勇気を鍛えたらいいかなど…
俺には分からん。▼
- [ルッツ]
- うーん。▼
それなら…
勇気を鍛える方法は僕が考える!▼
だから、イグニスは
側で見ててくれるだけでいいよ!▼
それだけでも充分、心強いし!▼
イグニスが見ててくれれば、
きっと頑張れると思うんだ!▼
- [イグニス]
- それなら…
引き受けよう…▼
- [ルッツ]
- やったー! ありがとう、師匠!
これから、よろしくね!▼
支援B†
- [イグニス]
- ルッツ…
まさかとは思うが…▼
勇気を鍛える方法というのは…
そこで燃えている焚き木が関係するのか?▼
- [ルッツ]
- うん!
もちろん、関係大ありだよ!▼
だって今から焚き木の上を飛び跳ねるんだから!▼
それが、僕が考えた
勇気を鍛える特訓方法なんだ!▼
- [イグニス]
- …却下だ。
…そんな特訓認められん。▼
- [ルッツ]
- えー!?
一生懸命、考えたのに?▼
- [イグニス]
- そんなことをしても…
勇気を鍛えられるとは思えない…▼
- [ルッツ]
- うーん、駄目かー。
それならそれなら…▼
あそこの木にある
大きな蜂の巣を刺激して…▼
蜂の大軍から
逃げ回るっていうのはどうかな?▼
- [イグニス]
- 却下だ…
虫関係は有無を言わさず却下だ…▼
- [ルッツ]
- そっかぁ…▼
…あれ?
あの蜂の巣の下、何かいるよ?▼
- [イグニス]
- …あれは子どもの熊だな。
親元から離れてしまったのか?▼
- [ルッツ]
- あの仔熊、木に爪を立ててるね。▼
- [イグニス]
- まずいな…
蜂を刺激してしまう…▼
毛皮の薄い仔熊では…
蜂の針には耐えられないぞ…▼
- [ルッツ]
- え!? そ、それって、
蜂に刺されて死んじゃうかもってこと?▼
- [イグニス]
- …わからんが、
可能性は高いかもしれん。▼
- [ルッツ]
- そ、そんな…▼
そんなの、駄目だよーーー!▼
(ルッツ退場)
- [イグニス]
- ルッツ!?
仔熊を…助けに…!?▼
あいつ…▼
(ルッツ登場)
- [ルッツ]
- はぁ…はぁ…
ほら。ギリギリで仔熊を助けたよ。▼
- [イグニス]
- ルッツ…!
蜂に刺されたりしてないか?▼
- [ルッツ]
- うん! 僕って運がいいから…
もちろん、この子も大丈夫だよ!▼
- [イグニス]
- そうか…
安心したぞ…▼
しかし、無茶はよくない。
俺が行くまで待てなかったのか?▼
- [ルッツ]
- …ごめんなさい。
でも、体が勝手に動いちゃったから。▼
- [イグニス]
- そうか…▼
- [ルッツ]
- ねえ師匠、今日の特訓は中止でいい?
この子を山に返してあげないと…▼
- [イグニス]
- ああ…
俺も付き合おう…▼
- [ルッツ]
- 本当に? ありがとう!▼
支援A†
- [ルッツ]
- 師匠ーっ!
今、時間はある?▼
- [イグニス]
- ルッツか…▼
- [ルッツ]
- また、勇気を鍛える特訓に
付き合って欲しいんだけど。▼
- [イグニス]
- ルッツ…
そんな特訓は不要だ…▼
- [ルッツ]
- え?
どうしてさ?▼
- [イグニス]
- お前にはもう…
充分に勇気があるからな…▼
- [ルッツ]
- …どういうこと?▼
- [イグニス]
- この間、ルッツが…
仔熊を助けるのを見たときに確信した…▼
ルッツは勇敢だ…
お前はもう、立派な勇気の戦士だ…▼
- [ルッツ]
- え…僕が?▼
- [イグニス]
- ああ、そうだ…▼
あの仔熊を助けたとき…
ルッツは俺よりも勇気があった…▼
- [ルッツ]
- 僕が、師匠よりも?▼
- [イグニス]
- 俺は蜂に対して恐怖を感じ…
すぐには動けなかった…▼
だが、ルッツは考える前に…
仔熊の身を案じて飛び出していた…▼
ルッツは守りたいもののためなら…
どんな困難にも立ち向かえる男だ…▼
- [ルッツ]
- そ、そうかな…?
そんな風に言われると、照れくさいけど…▼
師匠の言葉で自信がついたよ。
ありがとう、師匠。▼
- [イグニス]
- いや、もう師匠はやめだ。ルッツ。
師匠関係は今日で卒業…▼
むしろ、礼を言うのは俺の方だ…▼
お前の姿を見て…
勇気とは何かを学べたからな…▼
ありがとう…
ルッツ…▼
- [ルッツ]
- えへへ…嬉しいよ、師匠…
じゃなかった、イグニス。▼
これで僕は、イグニスも認める
強い勇気の戦士になれたってことだね!▼
なんなら、これからは僕のことを
師匠って呼んでもいいよ?▼
- [イグニス]
- ふっ…考えておこう…▼
オフェリア†
支援C†
- [オフェリア]
- そこのあなた…
待ちなさい。▼
- [イグニス]
- ん、オフェリア。
…俺のことを呼んだのか?▼
- [オフェリア]
- そう…
イグニス、あなたよ…▼
- [イグニス]
- …何か用があるのか?▼
- [オフェリア]
- 見える…
見えるわ…▼
- [イグニス]
- …見える? 何がだ?▼
- [オフェリア]
- この水晶を通して…
あなたの背後に漂う気配が…▼
- [イグニス]
- な、何をバカなことを…
俺の背後には誰もいないぞ…▼
- [オフェリア]
- あなたは感じないの?
幾つもの彷徨える霊の息遣いを…▼
- [イグニス]
- !?▼
ふ、ふ、ふざけるのもいい加減にしろ…
れ、れ、霊などいるはずがない。▼
- [オフェリア]
- そんなことはないわ。
霊魂は、確かに存在するの。▼
あなただって本当はその気配を
感じているはずよ…▼
- [イグニス]
- なんだと…▼
- [オフェリア]
- ほら、今だって…
イグニスのすぐ後ろに!▼
- [イグニス]
- !?▼
- [オフェリア]
- えっへへー。嘘だよ。
びっくりした?▼
- [イグニス]
- …………▼
- [オフェリア]
- ん? ちょっとイグニス。
どうしたの、急に黙って?▼
- [イグニス]
- …………▼
- [オフェリア]
- あわわ…たいへん!
立ったまま気絶しちゃってる!▼
ごめんね、イグニス…!
いま起こしてあげるから!▼
えっとえっと、気付けの呪いは…
どんなのだっけ、思い出せないよー!▼
支援B†
- [オフェリア]
- あっ。
イグニス!▼
- [イグニス]
- …………▼
- [オフェリア]
- ちょ、ちょっと!
無視しないでよ!▼
- [イグニス]
- お前は酷い奴だ…
だから、関わりたくない…▼
- [オフェリア]
- 酷い奴って…
この間のこと、まだ根に持ってるの?▼
あれは悪いと思ってるよ。
それに、もういっぱい謝ったじゃない…▼
- [イグニス]
- …………▼
- [オフェリア]
- うー…意地でも許してくれない気ね?▼
そんな顔してたら、
ますます悪霊を呼び寄せちゃうよ?▼
- [イグニス]
- なにっ!?
…そ、そうなのか?▼
- [オフェリア]
- 当たり前じゃない。
悪霊は負の感情が大好きなんだもん。▼
- [イグニス]
- …わかった。
この間のことは水に流してやろう…▼
- [オフェリア]
- やったー!
ありがとうね。▼
じゃあ、許してくれたお礼に…▼
イグニスに、幸運を呼び寄せる
とっておきのおまじないをかけてあげる。▼
とりあえず、そこに座ってもらえる?▼
- [イグニス]
- ああ…
わかった…▼
- [オフェリア]
- 我らが父なる大地の精霊よ…
その力、この者に分け与えたまえ…▼
- [イグニス]
- おい、オフェリア…
俺に何を振りかけている?▼
- [オフェリア]
- ん? 何ってただの塩…
じゃなかった!▼
大地の精霊より賜った神聖なる白銀よ。▼
- [イグニス]
- 調理場から塩が減っていたのは
こいつの仕業か…▼
- [オフェリア]
- んもーちょっと黙ってて。
集中できないでしょ?▼
失敗して、悪霊を呼んじゃってもいいの?▼
- [イグニス]
- …そ、それは困る。▼
- [オフェリア]
- うん、いい子いい子。
協力してくれないと、成功しないからね。▼
我らが母なる海の精霊よ…
この者に、その恵みを分け与えたまえ…▼
この白銀の結晶がこの者に
加護を与えんことを…▼
…………▼
…うん!
これでおまじないは完了よ。▼
- [イグニス]
- …成功したのか?▼
- [オフェリア]
- さあ?
それはこれからのお楽しみ?▼
- [イグニス]
- …何?▼
- [オフェリア]
- もし何かいいことが起きたら教えてね。▼
そしたら、このおまじないの力は
本物だってわかるもんね。▼
- [イグニス]
- つまりお前は、この俺で
実験をしただけなのか…▼
- [オフェリア]
- あー。
また、そんな顔してる。▼
知らないよ?
悪霊に好かれちゃってもいいの?▼
- [イグニス]
- !!▼
あはは、嬉しいな!
本当にありがとう、オフェリア!▼
- [オフェリア]
- どういたしまして!▼
支援A†
- [オフェリア]
- イグニス。
この間のおまじないの効果はあった?▼
- [イグニス]
- オフェリアか…▼
- [オフェリア]
- 何かいいことは起きたかしら?
その後の経過を教えて欲しいんだけど。▼
- [イグニス]
- そうだな…▼
オフェリアのおまじない、
効果はあったと思うぞ…▼
- [オフェリア]
- 本当に?▼
- [イグニス]
- こうやってここに…
立てているからな…▼
- [オフェリア]
- え?▼
- [イグニス]
- 戦場ではいつ命を落としてもおかしくない。▼
無事に帰ってこれただけで…
俺は運がよかったと思える…▼
- [オフェリア]
- イグニス…▼
- [イグニス]
- だから、おまじないの効果は
あったと言えるのではないか?▼
- [オフェリア]
- そう。それはよかったわ。▼
…ありがとう、イグニス。
私も、あなたが無事で…とっても嬉しい。▼
- [イグニス]
- …ああ。▼
- [オフェリア]
- それじゃあ次はもっとすごい儀式をして、
選ばれし感のある奇跡を起こしましょう!▼
- [イグニス]
- …奇跡?▼
- [オフェリア]
- そうよ!▼
私はもっと
神秘的な力を求めてるの!▼
- [イグニス]
- 神秘的な力…
例えばどういうものだ?▼
- [オフェリア]
- 私が求めている奇跡っていうのは…
イグニスが危機に陥ったとき、▼
突然、空から光が差し込んで、
敵が一斉に闘志を失うとか…▼
天空から不思議な音楽が流れ出し、
敵も味方も踊りだすとか、▼
イグニスが突然覚醒して、
とんでもない力を出しちゃうとかだよ!▼
- [イグニス]
- ふっ…
なんだ、それは…▼
- [オフェリア]
- あー、笑うなんてひどいよー。▼
でもそういう奇跡が、本当に実現できたら…
誰も死なずに済むじゃない?▼
秘境で、父さんや母さんともう会えないかもって
思いながら待つような気持ち…▼
もう味わわなくて済むんなら、
私はどんなおまじないだって試すよ。▼
- [イグニス]
- オフェリア…▼
…ああ、そうだな…▼
- [オフェリア]
- だから、奇跡をこの手で
起こせるようになるまで…▼
イグニスにも手伝ってもらうんだから。▼
- [イグニス]
- わかった…
付き合おう…▼
お前の起こす奇跡、
俺も少し、見てみたくなった…▼
支援S†
- [オフェリア]
- 例え、英知の集う書庫で探したとしても…
この問いに対する答えは見つからない…▼
必死に求めて伸ばすこの手を…
運命の女神が払いのけるの…▼
- [イグニス]
- オフェリア…
いったいどうしたんだ?▼
- [オフェリア]
- もー、どうしたも何も、
私が悩んでるのは見てわかるでしょ?▼
- [イグニス]
- す、すまん…▼
それで、何を悩んでいるんだ?▼
- [オフェリア]
- この前言ってた話…
奇跡を起こせるおまじないのことだけど。▼
やっぱり、私の求めてるみたいな
絶対的勝利を掴める術は、▼
どの本を読んでも載ってなかったの。
まあ、当然と言えば当然だけど…▼
神秘的で不思議な出来事って、
なかなか起きないものなのね…▼
- [イグニス]
- …それは当然だ。▼
そんなに度々、起きていたら…
そもそも不思議でもなんでもないからな…▼
- [オフェリア]
- そんなこと、わかってるよ。
でも、それでも願っちゃうんだもん。▼
人知を超えた凄まじい奇跡や…
選ばれし者が持つ特別な力。▼
それを手にできれば…
誰も死なないで済むじゃない?▼
私も、イグニスも…周りの大切な人たちも、
ずっとみんなで一緒にいられるわ。▼
- [イグニス]
- そうかもしれないな…▼
だが俺は、ひとつだけ
神秘的な奇跡を身につけた…▼
- [オフェリア]
- え!?
イグニスが!?▼
- [イグニス]
- ああ。お前の望む奇跡には
遠いかもしれんが…▼
そうだな、天に浮かぶあの太陽を…
俺が掴んで見せよう…▼
- [オフェリア]
- そ、そんなことできるの?▼
- [イグニス]
- ああ。そこで見ていてくれ…▼
まず、こうやって…
太陽を指でつまむ…▼
- [オフェリア]
- うんうん…▼
- [イグニス]
- …掴めた。
成功したぞ…▼
- [オフェリア]
- 本当に?
私にはまぶしくて、よく見えないよ。▼
- [イグニス]
- そして…オフェリアの指に…
掴んだ太陽を移動させる…▼
よし…成功だ。▼
- [オフェリア]
- え…これって…指輪?
指輪が、私の指に…▼
- [イグニス]
- ああ。これは…俺が絶対に死なずに
お前の元に帰ってくると言う奇跡の証だ。▼
お前がこの指輪をつけている限り、
俺は…オフェリアの傍にいる。ずっと。▼
- [オフェリア]
- イグニス…▼
…ありがとう。▼
私が頑張っても、一つも掴めなかった奇跡…
あなたが見せてくれるなんて、思わなかった。▼
この指輪…とっても嬉しい。▼
- [イグニス]
- では、俺と…
一緒にいてくれるか?▼
- [オフェリア]
- うん。もちろんだよ。
私、イグニスのこと、大好きだもん!▼
- [イグニス]
- そうか…
俺も、大好きだ…▼
この奇跡が叶うように…ずっと、
傍にいるからな。▼
- [オフェリア]
- うん! ぜったいだよ!▼
ソレイユ†
支援C†
- [ソレイユ]
- うわぁ…
あんなにいっぱいいる…▼
うふふふ…ふふふふふ。▼
- [イグニス]
- …ソレイユ。
…何をしているんだ?▼
- [ソレイユ]
- しーーーっ!
静かにイグニス!▼
大きな声を出したら逃げちゃうでしょー!?▼
- [イグニス]
- 明らかにソレイユの方が…
声が大きいと思うが…▼
- [ソレイユ]
- そんなツッコミはいいから。
そこで静かにしててよ。▼
- [イグニス]
- 逃げてしまうと言っていたが…
何を狙っているんだ?▼
- [ソレイユ]
- そんなの決まってるでしょ。▼
あそこにいる…
可愛い女の子たちよ!▼
ああ、もう…
なんであんなに可愛いのかしら!▼
よーし、いつでも発進する準備はオッケーよ。
どういうルートで攻めちゃおうかしら!▼
- [イグニス]
- …おい。
何をする気だ。▼
- [ソレイユ]
- 今のところ有力な作戦は、
あの子たちの背後から忍び寄って…▼
思いっきり抱きしめちゃうってやつかな!▼
うふふ…
ふふふふふ…▼
想像するだけで…
幸せすぎて倒れちゃいそう…▼
- [イグニス]
- ソレイユ…
すごい顔をしているぞ…▼
- [ソレイユ]
- そんなの当たり前でしょ。▼
あたしは今、
幸せを全身で感じているんだから!▼
- [イグニス]
- そ、そうか…▼
少し…
ソレイユが羨ましいな…▼
俺も感情を…
素直に顔に出せればいいのだがな…▼
支援B†
- [ソレイユ]
- 待ってよー!
逃げないで話を聞いてー!▼
ううー、今日は失敗しちゃったかあ。▼
いきなり抱きしめるのは、
やっぱり馴れ馴れしかったかなー。▼
- [イグニス]
- …ソレイユ。▼
また…
女の子の尻を追いかけているのか?▼
- [ソレイユ]
- なによー、失礼ね。▼
あたしは、女の子のお尻だけじゃなくて、
全部を追いかけてるのよ。▼
体の一部とかじゃなくて、
可愛い女の子の全部が大好きなの。▼
そこのところは大事だから、
ちゃんと理解してて欲しいな。▼
- [イグニス]
- まぁ、なんでもいい…▼
しかし、ソレイユは…
いつも笑っているのだな…▼
- [ソレイユ]
- もちろん!
笑顔は幸せを運ぶからね!▼
もちろん、あたしにだって、
笑えないくらい辛いときもあるけど…▼
でも、そんなときこそ
笑顔でいることが大事なんだよ。▼
- [イグニス]
- …辛いときこそ笑うということか。▼
- [ソレイユ]
- そう!▼
笑っていれば絶対いいことがあるんだから!
そう、父さんが教えてくれたの!▼
- [イグニス]
- そうか…
強いんだな、ソレイユは…▼
- [ソレイユ]
- あれ?
あたしを褒めてくれるの?▼
ありがとうね、イグニス!▼
- [イグニス]
- いい笑顔だな…▼
…俺もそうやって笑えば、
怖い顔だと思われずに済むかもな…▼
- [ソレイユ]
- もう、イグニスってば、
笑うならもっと口の端を上げなきゃ!▼
ほら、こうやって…
こう!!!▼
- [イグニス]
- こうか?▼
- [ソレイユ]
- こわっ!!!▼
イグニス、それはやばいよ!
みんなビビッて逃げちゃうよ!!▼
- [イグニス]
- …そうか?▼
- [ソレイユ]
- イグニスってもしかして…
笑うの苦手?▼
- [イグニス]
- そうだな…苦手だ…
よく怒っていると勘違いされるからな…▼
- [ソレイユ]
- そ、そっか…▼
じゃあ今度、イグニスに
笑顔の作り方を教えてあげる。▼
そのやばい笑顔のイグニスと夜中に遭遇したら…
さすがのあたしでもちびっちゃいそうだよ。▼
- [イグニス]
- ああ…
よろしく頼む…▼
支援A†
- [イグニス]
- …ニコッ。▼
- [ソレイユ]
- うんうん!
だいぶ、感情が表に出てきたと思う!▼
- [イグニス]
- …本当か?
…怖い顔になっていなかったか?▼
- [ソレイユ]
- 大丈夫、大丈夫!
もっと自信を持ちなよ!▼
でも、まぁ強いて言うなら
ニコッ、って感じじゃなくて…▼
ふっ…
って感じの笑顔だったけどね。▼
というか、そもそも
ニコッ、って口で言っちゃダメでしょ。▼
- [イグニス]
- そうか…
やはりまだ難しいな…▼
- [ソレイユ]
- でも、最初の頃よりは、
全然、よくなったと思うよ!▼
- [イグニス]
- そうか…
それならよかった…▼
ソレイユのおかげだな…
礼を言う…▼
- [ソレイユ]
- いやいや、お礼なんかいいよ!▼
別にあたし、
大したことしてないしさ!▼
ていうか実際、イグニスの笑顔にビビッて
何とかしようと思っただけだし…?▼
あたしも公衆の面前でちびっちゃうのは
嫌だからね!▼
- [イグニス]
- ふっ…▼
- [ソレイユ]
- どうしたの?
何かあたし、おかしかった?▼
- [イグニス]
- いや…
違うんだ…▼
お前は面白い奴だなと思ってな。▼
- [ソレイユ]
- 面白い奴?
それって見てると笑えるってこと?▼
- [イグニス]
- ああ…▼
ソレイユの笑顔を見ていると…
こっちも笑顔になってくる…▼
- [ソレイユ]
- ほんとに?
笑顔は笑顔を呼ぶんだよ!▼
でもね、
それってあたしだけじゃないよ?▼
笑顔を呼ぶ力は、
誰の笑顔にもあるんだから!▼
- [イグニス]
- …俺の笑顔にもか?▼
- [ソレイユ]
- もちろん!
疑うなら、試してみてよ!▼
- [イグニス]
- …ニコッ。▼
- [ソレイユ]
- …………▼
ぷふっ!
だから、口でニコッて言っちゃだめだよー!▼
あ。でもほら、イグニスの笑顔で、
あたしも笑顔になったでしょ?▼
- [イグニス]
- ああ…
本当だな…▼
支援S†
- [イグニス]
- ソレイユ…▼
- [ソレイユ]
- イグニス?▼
…げっ! また険しい顔してる!▼
やばいよ、その顔は夜間に遭遇したら
お漏らし必至だよ!▼
ほらこの前みたいに笑って!
口の端を上げて…って、固っ!▼
イグニス、ほっぺたカチカチじゃん!▼
- [イグニス]
- すまん…▼
- [ソレイユ]
- どうしたの?
何か悩みごとでもあるの?▼
- [イグニス]
- 悩みごとというか…
少し緊張をしているだけだ…▼
- [ソレイユ]
- そ、そっか。じゃあ口の端をちょいっと
上げてみるだけでもいいかもよ。▼
形だけでも笑顔を作ると、
心も安らぐって聞いたことがあるの。▼
- [イグニス]
- …ふっ。▼
- [ソレイユ]
- おお、そうそう!!
いいねーその顔。よっ、色男っ!!▼
- [イグニス]
- …礼を言う。
緊張がほぐれてきた。▼
- [ソレイユ]
- それはよかった。
でも、イグニスはなんで緊張してたの?▼
- [イグニス]
- 実は…
ソレイユに贈りたい物があってな。▼
…これなんだが…▼
- [ソレイユ]
- これは…太陽花?▼
- [イグニス]
- ああ。太陽花はその名の通り…
いつも太陽の方を向いて咲くという花だ。▼
そして、どんなに厳しい大地にも
堂々と根を張り…▼
この花を目にした者を…
自然と笑顔にさせてくれる…▼
まるで…
ソレイユのようだと思わないか?▼
- [ソレイユ]
- え…!?▼
- [イグニス]
- 自分が辛いときにも笑顔を作り…
仲間を励ましてくれるからな…▼
- [ソレイユ]
- そ、そそそんな…
あたしそんな立派な人間じゃないわ!▼
ていうか…こんな綺麗な花みたいだって
言われたら…なんか、恥ずかしいよ…▼
- [イグニス]
- すまん…
嫌…だったか…?▼
- [ソレイユ]
- そ、そんなことないけど…▼
…ううん。
ほんとは、すっごく嬉しかったの。▼
イグニス…
…ありがとう。▼
- [イグニス]
- そうか…
気に入ってもらえてよかった…▼
- [ソレイユ]
- そんな…
あたしが気に入らないわけないじゃない。▼
大好きなイグニスからの…
贈り物なんだからさ…▼
- [イグニス]
- ソレイユ…▼
- [ソレイユ]
- で、こんなお花をくれるってことは、
イグニスもあたしのこと好きなんでしょ?▼
さっきから顔真っ赤にしちゃってさ。
かーわいーい!▼
- [イグニス]
- うっ…
そ、それは…▼
- [ソレイユ]
- えー違うの? じゃああたしの片想いかあ。
残念だな…▼
- [イグニス]
- いや…俺は、その…▼
- [ソレイユ]
- そ? じゃあちゃんと言って。
もちろん、とびっきりの笑顔でね?▼
- [イグニス]
- …………▼
ソレイユ…▼
…好きだ。▼
- [ソレイユ]
- えへへ…よくできました!
あたしも、イグニスが好きだよ。▼
イグニスと一緒にいると、
いつでも笑顔になっちゃうぐらい、だーい好き!▼
- [イグニス]
- ああ。俺も…同じだ。
これからもずっと…な。▼
エポニーヌ†
支援C†
- [イグニス]
- …………▼
- [エポニーヌ]
- …こそこそ。▼
- [イグニス]
- エポニーヌ。
…何か用か?▼
- [エポニーヌ]
- げっ。
見つかっちゃった…▼
- [イグニス]
- …俺に用があるのかと聞いている。▼
- [エポニーヌ]
- こ、声かけられちゃったし…
あたし、男の人と話すの苦手なのに…▼
どうしよう…
どうすればいいの…▼
- [イグニス]
- …何をぶつぶつと言っている?
聞こえているのか?▼
- [エポニーヌ]
- え、ええ、もちろん。
何か、あたしに用なの?▼
- [イグニス]
- …それを聞いているのは俺だ。▼
たった今…
俺の後をつけていたではないか。▼
大きな虫かお化けの類かと思って、
怖かったんだぞ…▼
- [エポニーヌ]
- へ? 何それ?
あたし、そんなことしてないけど?▼
イグニスの勘違いなんじゃないの?▼
- [イグニス]
- …そう、なのか?
それなら構わん。▼
だが…もうついてくるなよ。
絶対にな。▼
- [エポニーヌ]
- ふ、ふんだ。
頼まれてもついていきませんけど?▼
- [イグニス]
- …じゃあな。▼
- [エポニーヌ]
- …………▼
ああ…
行っちゃった。▼
怒らせちゃったかな?
というか冷たくし過ぎたかも…▼
でも、男の子と二人っきりになっちゃうと、
どうしても冷たい態度を取っちゃうのよね…▼
はぁ…大失敗。▼
あたしはただ…イグニスと他の男の子が
話しているのを見たかっただけなのに…▼
支援B†
- [エポニーヌ]
- はぁん…
やっぱり、いいものよね…▼
こうやって街で、男の子が
二人で並んでいるのを眺めていたら…▼
時間なんてあっという間に過ぎちゃうわ。
うふふっ。▼
- [イグニス]
- エポニーヌ…
こんな物陰で何をしているんだ?▼
- [エポニーヌ]
- げっ。イグニス…▼
別に何もしてないけど。
イグニスには関係ないでしょ?▼
- [イグニス]
- …あそこにいる二人組を見ていたのか?▼
- [エポニーヌ]
- そうよ。わかったなら放っておいて。
あたし、こう見えても忙しいんだけど。▼
- [イグニス]
- …む?
おい、あの二人組…▼
通りすがりの老婆の財布を、
盗んでいたぞ…▼
- [エポニーヌ]
- え?▼
…本当だ。
はぁ…最悪ね。▼
せっかくいい雰囲気の二人だったのに、
これじゃあ、もう空想はできないわね。▼
- [イグニス]
- …空想?▼
- [エポニーヌ]
- はあ? 空想なんて言ってないけど。
勝手に聞き間違えないでよね。▼
- [イグニス]
- すまん。▼
…お前のことを怪しんで悪かった。
お前はあの二人組を監視していたんだな。▼
- [エポニーヌ]
- ま、まあ…
そういうことになるかしら。▼
とにかく、盗みをこの目で見たからには、
あの二人を捕まえないと。▼
あたし、ああいう正しくない盗みは
許せないのよね。▼
- [イグニス]
- …俺も行こう。▼
- [エポニーヌ]
- え?▼
- [イグニス]
- 相手は男が二人だ…
この俺が見ても怖いと思う見た目なのに、▼
エポニーヌ一人では
危ないかもしれない…▼
- [エポニーヌ]
- なによ…
あたしを心配してくれるっていうの?▼
- [イグニス]
- …仲間の身を案じるのは当然だ。▼
- [エポニーヌ]
- …………▼
…あたし、イグニスを誤解してたかも。▼
口数は少ないし、
いつも不機嫌そうな顔してるから…▼
冷たい人なんじゃないかなって思ってた。▼
- [イグニス]
- どう思われても別にかまわないさ…▼
ほら、行くぞ…
早くしないと、見失ってしまう。▼
- [エポニーヌ]
- ええ!▼
支援A†
- [エポニーヌ]
- ねえ、イグニス。▼
- [イグニス]
- エポニーヌ…
何か用か?▼
- [エポニーヌ]
- この間のことなんだけど…
街で盗みをしていた二人組の…▼
- [イグニス]
- ああ…
街で男たちを捕まえたときのことか。▼
- [エポニーヌ]
- そうよ。
そのときのこと。▼
あのときは…
あたし一人でも大丈夫だったのよ?▼
それなのに、盗みに明るくない素人が
勝手についてきて…▼
二人組からあたしを守ろうとするなんて、
本当に余計なことをしてくれたわね。▼
- [イグニス]
- …ふっ。▼
- [エポニーヌ]
- 何がおかしいのよ?▼
- [イグニス]
- 俺は…
エポニーヌのことがわかってきた…▼
お前は俺に…
いつも冷たい態度を取るが…▼
それはただ…
男と話すのが苦手だからなのだろう?▼
- [エポニーヌ]
- だったら何なのよ。▼
- [イグニス]
- 本当は今も…
俺に礼を言いたかったのではないか?▼
- [エポニーヌ]
- そ、そんなこと…
あるわけないじゃない。▼
あるわけないけど…
あるわけないけど…▼
そ、そういえば、
お礼を言ってなかったかしらね?▼
あ、あのときは…ありがとう!
ほ、ほら、これで満足?▼
- [イグニス]
- ああ…
どういたしまして…▼
- [エポニーヌ]
- むー…▼
その余裕の態度、
なんか気に食わないわ。▼
もっと従順そうなカオしてくれないと、
ぜんぜんゾクゾクしない。▼
でも、あたしだって、
イグニスのことがわかってきたんだから。▼
- [イグニス]
- そうなのか?▼
- [エポニーヌ]
- イグニスは口下手で、愛想もよくないし…
その上ちょっと怖がりだけど、▼
実は優しくて、
仲間想いの頼れる人なのよね。▼
- [イグニス]
- ふっ…
どうだろうな…▼
- [エポニーヌ]
- そうやってごまかしても無駄よ。
あたしにはちゃんとわかってるんだから。▼
- [イグニス]
- そうか…
それならそれでいい…▼
- [エポニーヌ]
- ん? 今ちょっと照れた?
へえ、なかなか可愛いとこもあるじゃない。▼
気に入ったわ。
これからは空想の対象じゃなくて、▼
あなた自身と向き合って、
仲間として付き合ってあげる。▼
だからほら、もっとイイ顔して
あたしに見せて?▼
- [イグニス]
- ふっ…やっぱりお前は、
変な奴だな…▼
支援S†
- [イグニス]
- エポニーヌ…▼
- [エポニーヌ]
- イグニス?
どうしたの?▼
- [イグニス]
- お前にとって、俺は今でも…
頼れる仲間なのだろうか?▼
- [エポニーヌ]
- そうね…▼
イグニスは頼れる人だし…
信頼もできるいい奴だと思うけど。▼
- [イグニス]
- はぁ…そうか。▼
それは…俺のことを完全に
仲間として見ているということだな…▼
- [エポニーヌ]
- じゃあ、そうなんじゃない?▼
ていうか、なんでそんなに
露骨に嫌そうなカオするのよ?▼
あたしが仲間だと思ってたらダメなわけ?▼
- [イグニス]
- …ああ。▼
- [エポニーヌ]
- ええ!? どうして!?
あ…あたしイグニスに何かしちゃった?▼
確かにあたしは…▼
イグニスに冷たい態度取っちゃうし、
きつい言葉を言ったこともあるわ。▼
それで嫌な思いをさせたのなら謝るけど…▼
- [イグニス]
- 違うんだ…
エポニーヌ…▼
俺はエポニーヌとは…
仲間以上の関係になりたいんだ…▼
- [エポニーヌ]
- …………▼
…え?▼
えええええええ!?▼
- [イグニス]
- 俺はエポニーヌと…
仲間としての付き合いではなく…▼
生涯の伴侶としての…
付き合いを望んでいる…▼
- [エポニーヌ]
- しょ、生涯の!?▼
そ、それってお嫁さんっていうこと?▼
- [イグニス]
- ああ。お前はこんな俺のことを、
頼れる奴だと言ってくれた。▼
口では冷たいことを言っていたが、
俺の中身を、きちんと見てくれた。▼
そんなお前のことが愛おしくて…
ずっと守りたいと、思ってしまう。▼
俺では…駄目か?▼
- [エポニーヌ]
- うっ…そ、そんな目で見ないで…
そんな許しを請うような目で見られたら、▼
あたし…あたし…
なんだかゾクゾクしちゃうじゃない…▼
- [イグニス]
- 返事をくれ。エポニーヌ…▼
- [エポニーヌ]
- …………▼
そ、そうね…▼
イグニスがあたしの側にいたいなら…
そうすればいいんじゃない?▼
でも、あなたもちゃんとあたしの
中身を見てるって自信ある?▼
あたしは、あなたと他の男の子が話してるのを
物陰から楽しそうに見るのが好きだし、▼
結婚したってナニしたって、
それは変わらないわよ?▼
- [イグニス]
- ああ。そんなこと…
最初からわかってるさ。▼
- [エポニーヌ]
- そ、そう。
なかなか見上げた根性ね。▼
…ならいいわ。
その気持ちに応えてあげる。▼
これから毎晩、あなたのイイ顔を見られるのも
悪くないからね。▼
- [イグニス]
- ありがとう、エポニーヌ…▼
断られたらと思うと、とても怖かったが…
俺は今、とても幸せだ…▼
- [エポニーヌ]
- うんうん。今のあなた、
最高に可愛いカオしてる。▼
…でも、覚悟してよね。▼
楽しいときだけじゃなくて、
悲しくて辛いときも一緒なんだから、ね?▼
- [イグニス]
- ああ…いつだって一緒にいる。
好きだ…エポニーヌ。▼
- [エポニーヌ]
- うふふ。ありがとう…
あたしも…大好きよ、イグニス。▼
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Last-modified: 2020-09-17 (木) 15:51:52