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カンナ(女)の支援会話†
ジークベルト†
支援C†
- [カンナ]
- ええと…ええと…
四百を、十五で割ると…▼
- [ジークベルト]
- カンナ、一人でお勉強かい?▼
- [カンナ]
- うん!
そうだよ、ジークベルト!▼
本当はやりたくないけど…
みんながやった方がいいって言うから。▼
あたしはどっちかっていうと、
竜になったりする方が好きなんだけどね。▼
- [ジークベルト]
- 机に座ってやる勉強も大事だからね。
カンナは偉いと思うよ。▼
- [カンナ]
- えへへ。
褒めてくれてありがと!▼
でも、一人で勉強してると、
どんどん眠くなってきちゃうんだ…▼
- [ジークベルト]
- ははは。
その気持ちは少しわかるよ。▼
- [カンナ]
- そうだ!▼
ジークベルトがあたしに勉強を教えてよ!▼
- [ジークベルト]
- 私がカンナに?▼
- [カンナ]
- ジークベルトが教えてくれるなら、
あたし、いっぱい頑張れると思う!▼
- [ジークベルト]
- そこまで言われたら、
断るわけにはいかないね。▼
上手く教えることが
できるかはわからないけれど…▼
私なりに精一杯、
頑張らせてもらおう。▼
- [カンナ]
- はい!
よろしくお願いします!▼
支援B†
- [カンナ]
- 百三十五を十五で割ると…
答えは…七かな?▼
- [ジークベルト]
- 惜しい。
正解は九だね。▼
- [カンナ]
- もう!
全然、わかんないよ!▼
- [ジークベルト]
- そんなことないさ。
カンナは確実に理解してきていると思うよ。▼
じゃあ、次はこの問題を解いてみようか…▼
- [カンナ]
- きゅーけー!
ちょっと休憩するのがいいと思う!▼
- [ジークベルト]
- おや?
さっき休憩したばかりじゃなかったっけ?▼
- [カンナ]
- そうだよ。
あたしは全然、疲れてないけど…▼
でも、ずっと勉強を教えてくれてる
ジークベルトが疲れてると思うから。▼
- [ジークベルト]
- カンナ。
優しい心遣いをありがとう。▼
でも、私もさっき一緒に休憩したから、
まだまだ疲れてはいないよ。▼
- [カンナ]
- そ、それでも休憩しようよ!
無理しちゃダメだよ!▼
- [ジークベルト]
- ははは。
じゃあ、お言葉に甘えようかな。▼
- [カンナ]
- うん!
それがいいと思う!▼
というか…
今日はもう勉強は止めにしようよ!▼
- [ジークベルト]
- どうしてだい?▼
- [カンナ]
- だって、今日はもう疲れちゃったから…
無理して具合が悪くなっても嫌だし…▼
今日はいっぱい遊んで、
勉強は明日やればいいと思う!▼
- [ジークベルト]
- 疲れているのに遊ぶのかい?▼
- [カンナ]
- あ、遊ぶのはいいの!
勉強と違って疲れないから!▼
- [ジークベルト]
- 今日勉強をやって、
明日いっぱい遊ぶのじゃダメなのかい?▼
- [カンナ]
- だって…
あたしは今、遊びたいんだもん…▼
- [ジークベルト]
- 私はやるべきことをやってから、
やりたいことをした方がいいと思うけどな。▼
- [カンナ]
- 勉強は明日やる!
絶対に明日やるから!▼
じゃあね、ジークベルト!
あたし、遊びに行ってきまーす!▼
- [ジークベルト]
- あっ、カンナ…
行ってしまったか…▼
さて、どうしたものか…▼
支援A†
- [ジークベルト]
- やぁ、カンナ。
どこかへ遊びに行くのかな?▼
- [カンナ]
- あっ!
ジークベルト…▼
あの…ごめんなさい。
今日は勉強をやろうと思ったんだけど…▼
- [ジークベルト]
- 別に私に謝る必要はないさ。▼
私がカンナに勉強を
強制させていたわけではないからね。▼
- [カンナ]
- う、うん…
それはそうだけど…▼
でも、あたしがジークベルトに、
勉強を教えてくださいってお願いしたのに、▼
それなのにあたし…
遊んでばっかりで…▼
- [ジークベルト]
- カンナ…
今日は私も一緒に遊んでいいかな?▼
- [カンナ]
- えっ!?
ジークベルトも一緒に?▼
もちろんいいけど…
勉強はしなくていいの?▼
- [ジークベルト]
- 遊びながらでも勉強はできるさ。▼
- [カンナ]
- …そうなの?
あたし、そんな勉強の仕方は知らないよ?▼
- [ジークベルト]
- たとえば、今日は
昆虫採集を一緒にしないか?▼
それなら楽しく虫取りしながら、
生態を勉強することもできるからね。▼
- [カンナ]
- あ、あたし虫取りするの好き!
すごく得意なんだよ!▼
- [ジークベルト]
- よかった。
それなら楽しく勉強できると思うよ。▼
遊びとは違うかもしれないけど、
一緒に町に買い物へ行くのもいいね。▼
ただし、お会計はカンナがすること。
計算の勉強になるからね。▼
- [カンナ]
- …………▼
- [ジークベルト]
- カンナ?
どうしたんだい?▼
- [カンナ]
- ジークベルト…
ごめんね…▼
あたしがどうすれば勉強するかを、
いっぱい考えてくれたんだよね?▼
- [ジークベルト]
- ははは。▼
私はただ、頼まれた身として、
楽しく勉強できる方法を考えてみただけさ。▼
だから、カンナは何も悪くないよ。
私に謝る必要もない。▼
- [カンナ]
- …ありがとう、ジークベルト。▼
- [ジークベルト]
- お礼を言うのは私の方さ。▼
どんな勉強なら楽しいのか、
それを考えるのはとても面白かったからね。▼
さあ、一緒に遊びに行こう。
そして、楽しく勉強をしよう。▼
- [カンナ]
- うん!!▼
支援S†
- [ジークベルト]
- カンナ、
今日はどこに遊びに行こうか?▼
- [カンナ]
- あたしね、今日はおままごとがしたい!▼
あ…でもちょっと、
子どもっぽいかな?▼
- [ジークベルト]
- おままごとか…
私はずいぶんとしていないな…▼
- [カンナ]
- あたしだって最近はしてないもん。
でも、久しぶりにしたいなって思って。▼
- [ジークベルト]
- ははは。
じゃあ、やってみようか。▼
- [カンナ]
- じゃあ、あたしは子ども役をやるから、
ジークベルトはお父さん役をやって!▼
- [ジークベルト]
- 断る。▼
- [カンナ]
- ええっ!?
なんで!?▼
- [ジークベルト]
- おままごとが嫌なわけじゃないよ。
でも、カンナのお父さん役は嫌だ。▼
- [カンナ]
- もう、わがままだなー。
じゃあ、あたしの弟役は?▼
- [ジークベルト]
- それも断る。▼
- [カンナ]
- じゃあ、お兄ちゃん役!▼
これを断ったら
おじいちゃん役しかないからね!▼
- [ジークベルト]
- お兄ちゃん役もおじいちゃん役も断る。
お母さん役もおばあちゃん役もね。▼
- [カンナ]
- もう! ジークベルトのわがまま!
じゃあ、何役ならやってくれるの?▼
- [ジークベルト]
- カンナのお婿さん役ならやる。
というか、それしかやりたくない。▼
- [カンナ]
- お、お婿さん?
別にそれでもいいけど…▼
じゃあ、あたしとジークベルトは…
結婚してるっていうことだよね?▼
- [ジークベルト]
- そういうことになるね。▼
- [カンナ]
- わかった。
じゃあ、始めよっか。▼
- [ジークベルト]
- 待ってくれ。
大事なものが用意できていないよ。▼
ほら、これをお互いの指にはめないと。▼
- [カンナ]
- え!?▼
これって…本物の指輪だよ?▼
- [ジークベルト]
- どうせやるなら、
ここまで本気でやる方がいいと思うんだ。▼
- [カンナ]
- そ、それはそうだけど…
これ、大事な指輪なんじゃないの?▼
- [ジークベルト]
- うん。
とても大事な指輪だよ。▼
生涯を共にしたい…
そう思った女性に贈る指輪だからね。▼
でも、カンナがはめてくれるなら、
こんなに嬉しいことはないよ。▼
- [カンナ]
- …あたしがはめてもいいの?▼
- [ジークベルト]
- ああ。もちろんだよ。▼
- [カンナ]
- きれいな指輪だね。
きらきらしてる。▼
- [ジークベルト]
- よく似合ってるよ、カンナ。▼
- [カンナ]
- えへへ。
ありがとう、ジークベルト。▼
なんだか…ジークベルトの
ほんとのお嫁さんになったみたいだね。▼
でも…それでもいいかな。
あたし、ジークベルトのことが好きだから…▼
- [ジークベルト]
- カンナ…▼
うん。私もカンナのことが好きだよ。
いつか君を、きっと本物のお嫁さんにしてみせる。▼
- [カンナ]
- えへへ。ありがとう。
たのしみにしてるね、ジークベルト。▼
- [ジークベルト]
- うん。
待っていてくれ、カンナ。▼
フォレオ†
支援C†
- [カンナ]
- ぐすっ…▼
さみしいよう…
お父さん…お母さん…
- [フォレオ]
- カンナ。
大丈夫ですか?▼
- [カンナ]
- フォレオ!?▼
べ、別になんでもない。
大丈夫だから、あっち行っててよ…▼
- [フォレオ]
- …わかりました。
カンナが望むなら、そうしましょう。▼
- [カンナ]
- …待って、フォレオ。▼
- [フォレオ]
- はい。
どうしましたか?▼
- [カンナ]
- あたしが泣いてたの…
みんなには黙っててね。▼
心配…かけたくないから…▼
- [フォレオ]
- わかりました。
内緒にしておきますね。▼
- [カンナ]
- ありがと…▼
- [フォレオ]
- 僕にもカンナの気持ちがわかります。▼
- [カンナ]
- …え?▼
- [フォレオ]
- 僕も両親に心配させたくなくて、
一人で隠れて泣いたことがありますから。▼
- [カンナ]
- そっか…▼
- [フォレオ]
- でも、あまり無理はしないでくださいね?
僕でよければいつでも話を聞きますから。▼
- [カンナ]
- …うん。
ありがとう、フォレオ。▼
支援B†
- [カンナ]
- ぐすっ…
お父さん…お母さん…▼
- [フォレオ]
- カンナ。
ここにいたんですね。▼
よかったです。
いっぱい探しちゃいましたよ。▼
- [カンナ]
- フォレオ…
どうしてあたしを探してたの?▼
- [フォレオ]
- 実は、お洋服を作るのを
手伝っていただけないかなと思って。▼
- [カンナ]
- あたし、お洋服なんて作れないよ?▼
- [フォレオ]
- うふふ。
大丈夫ですよ。▼
簡単な刺繍を縫ってもらうだけですから。▼
- [カンナ]
- それなら別にいいけど…
でも、なんであたしを誘うの?▼
- [フォレオ]
- うふふ。
そんなことはいいじゃないですか。▼
さ、二人で可愛いお洋服を作りましょう。▼
- [カンナ]
- う、うん…▼
(暗転)
- [カンナ]
- えっと…こうやって…
こんな感じで大丈夫かな?▼
- [フォレオ]
- すごいじゃないですか。
とっても上手ですよ。▼
- [カンナ]
- えへへ…
そうかな?▼
- [フォレオ]
- カンナはお裁縫が得意なんですね。
もしかしたら僕より上手かもしれません。▼
- [カンナ]
- あはは。
そうは言い過ぎだよ。▼
- [フォレオ]
- よかった。
ようやく元気になりましたね。▼
- [カンナ]
- …え?▼
- [フォレオ]
- 僕が小さかった頃の話なんですけどね…▼
両親がいなくてさみしいときは、
こうやってお洋服を作っていたんです。▼
好きなことに集中していると…▼
さみしい気持ちを
忘れることができましたからね。▼
- [カンナ]
- …だから、
あたしを誘ってくれたんだね。▼
ありがとう、フォレオ。▼
- [フォレオ]
- うふふ。
さ、続きをやりましょう。▼
- [カンナ]
- うん!
フォレオ!▼
支援A†
- [カンナ]
- フォレオ!▼
- [フォレオ]
- カンナ。
今日は元気いっぱいですね。▼
- [カンナ]
- うん!▼
あたし、今日もフォレオと一緒に
洋服を作りたいんだけど…▼
いい?▼
- [フォレオ]
- もちろんです。
一緒に作りましょう。▼
- [カンナ]
- やったー!
ありがとう、フォレオ!▼
(暗転)
- [カンナ]
- えっと…裏返しにして…
ここに糸を通せばいいんだよね?▼
- [フォレオ]
- 完璧です。
カンナは飲み込みが早いですね。▼
- [カンナ]
- えへへ。
フォレオの教え方が上手なんだよ。▼
- [フォレオ]
- うふふ。
そんなことありませんよ。▼
- [カンナ]
- フォレオ、あのね…▼
- [フォレオ]
- ?▼
- [カンナ]
- あたしね…
もうさみしいからって泣いたりしないよ。▼
- [フォレオ]
- カンナ…▼
- [カンナ]
- だって、あたしには…
フォレオがいるから。▼
さみしくて泣いてたあたしに、
フォレオは声をかけてくれた。▼
それだけじゃなくて、
一緒に洋服を作ろうって誘ってくれた。▼
だからもう、さみしくなんかない。
あたしには優しい仲間がついてるんだもん。▼
- [フォレオ]
- そうですね。
僕はいつでもカンナの側にいますよ。▼
- [カンナ]
- フォレオ。
ほんとにありがとう。▼
- [フォレオ]
- うふふ。
お礼なんていりませんよ。▼
僕もカンナと一緒にいると楽しいですからね。▼
- [カンナ]
- これからも…
さみしくなっちゃったときはさ、▼
また、こうやって…
フォレオと一緒にいてもいいかな?▼
- [フォレオ]
- はい。
もちろんですよ。▼
- [カンナ]
- えへへ。
フォレオがいてくれてよかった。▼
- [フォレオ]
- これからもよろしくお願いしますね。
カンナ。▼
- [カンナ]
- うん!
これからもよろしくね!▼
支援S†
- [カンナ]
- ぐすっ…
お父さん…お母さん…▼
- [フォレオ]
- カンナ。
もう、泣かないんじゃなかったんですか?▼
- [カンナ]
- あっ…
フォレオ…▼
…あたし、泣いてないよ。
目にゴミが入っただけだもん。▼
- [フォレオ]
- うふふ。
そうだったんですか。▼
- [カンナ]
- …………▼
- [フォレオ]
- 僕も子どものころは、
よく泣いていました。▼
お父様、お母様ともっと一緒にいたいのに、
なかなかそれが叶いませんでしたからね。▼
- [カンナ]
- うん…
さみしいよね…▼
- [フォレオ]
- そのさみしさを埋めるように
お裁縫に集中したりもしましたけど…▼
それでも…
たまらなくさみしくなるときがありました。▼
- [カンナ]
- フォレオはそんなとき…
どうやって乗り越えてたの?▼
- [フォレオ]
- うふふ。
乗り越えることなんかできませんでしたよ。▼
- [カンナ]
- …え?
そうなの?▼
- [フォレオ]
- だから、そんなときは思いっきり泣きました。▼
泣いて泣いて…
何も考えられなくなるくらい泣きました。▼
- [カンナ]
- そうなんだ…▼
- [フォレオ]
- ひとしきり泣いたら、
意外と気分も落ち着くものです。▼
だから、
カンナも泣いてみたらどうでしょうか?▼
ここには僕しかいませんし。
何も気にする必要はありませんよ。▼
- [カンナ]
- …いいのかな?
あたし、泣いてもいいのかな?▼
- [フォレオ]
- はい。
思い切り泣いていいんですよ。▼
- [カンナ]
- う…う…う…
うわーーーーん!▼
- [フォレオ]
- うふふ。
よしよし…▼
(暗転)
- [カンナ]
- 本当だね、フォレオ。
少し、気分が落ち着いたよ。▼
- [フォレオ]
- それはよかったです。▼
- [カンナ]
- ありがとう。
フォレオのおかげだよ。▼
- [フォレオ]
- カンナ…▼
これからは僕が
ずっと側にいてもいいですか?▼
- [カンナ]
- …え?▼
- [フォレオ]
- 僕は絶対に、
カンナにさみしい思いはさせません。▼
いつまでもずっと…
カンナの側にいると約束します。▼
- [カンナ]
- フォレオ…▼
えへへ。
あたしも約束する。▼
絶対に絶対に、
フォレオの側から離れないって。▼
- [フォレオ]
- はい。
ずっとずっと一緒にいましょうね。▼
- [カンナ]
- うん!
フォレオ!▼
イグニス†
支援C†
- [カンナ]
- イグニス!▼
- [イグニス]
- カンナか…▼
- [カンナ]
- イグニスは何も怖くないんだね、
すごいよ!▼
- [イグニス]
- な、なんだ?
突然、どうした?▼
- [カンナ]
- イグニスはいつも、
一番前の方で戦ってるでしょ?▼
- [イグニス]
- 確かに前線での戦いが多いかもな…
だが、いつもというわけではない。▼
- [カンナ]
- 敵を恐れずに、
前へ前へと進むイグニス!▼
すごくかっこいいと思う!
だから、あたしもそうなりたい!▼
あたしはときどき、怖くて
動けなくなるときがあるから…▼
- [イグニス]
- それは当然だ…
誰だってそうさ…▼
- [カンナ]
- でも、イグニスは違う!
イグニスは何も怖がってない!▼
- [イグニス]
- いや、それは…▼
- [カンナ]
- イグニス、おねがい!▼
あたしに、怖い気持ちを
消す方法を教えてよ!▼
- [イグニス]
- 恐怖心を消す方法、か…▼
それは俺が知りたいぐらいだ…
悪いが、教えることはできん。▼
- [カンナ]
- そんなこと言わないで、おねがい!▼
その方法を身に付ければ、
あたし、もっともっと強くなれる!▼
強くなって、
みんなの役に立ちたいんだよ!▼
- [イグニス]
- 仲間のためか…▼
- [カンナ]
- うん。だめかな?▼
- [イグニス]
- 強くなるための特訓でいいなら…
俺にも付き合うことができる…▼
- [カンナ]
- ほんとに!?
ありがとう、イグニス!▼
あたし、いっぱいがんばるよ!▼
支援B†
- [カンナ]
- イグニス!▼
- [イグニス]
- カンナ…
手に持っている袋は何だ?▼
…中に何かいるのか?
もぞもぞと動いているようだが…▼
気のせいだとは思うが…
奇妙な鳴き声も聞こえるぞ…▼
- [カンナ]
- あたし、考えたんだ!▼
どういう特訓をすれば、
恐怖心を消せるのか、って!▼
で、考えた答えがこの袋の中身…
奇妙な生き物たちなんだ!▼
- [イグニス]
- き、奇妙な生き物たちだと!?
…な、何が入っているんだ?▼
- [カンナ]
- えーっとね、
虫とかヌルヌルした生き物とか!▼
- [イグニス]
- うぐぐ…
なんて…恐ろしいんだ…▼
- [カンナ]
- でも、だからこそ、
この生き物たちを使って特訓をすれば…▼
きっと、
恐怖心を消すことができると思う!▼
- [イグニス]
- ぐ、具体的には…何をする気だ?▼
- [カンナ]
- よくぞ聞いてくれました!
まず袋をここで開けます!▼
- [イグニス]
- あ、開ける!?
その袋を!?▼
- [カンナ]
- とじこめられてた生き物たちは、
怒ってあたしたちに向かって来るから…▼
それをひたすらガマンする!
説明は以上よ!▼
- [イグニス]
- ま、待て…
そんな特訓に意味があるとは思えない…▼
- [カンナ]
- 意味はあるよ!▼
これくらいしなきゃ、
恐怖心を消すことなんてできないし。▼
さ、そろそろ始めるよ!
準備はいい、イグニス?▼
- [イグニス]
- 俺は強くなるための特訓なら
付き合うことができるが…▼
恐怖心を消すための特訓には…
付き合えない…▼
なぜなら恐怖心を消すことなど
不可能だと俺は思っているからだ。▼
- [カンナ]
- で、でも、戦場のイグニスは
何も怖がってないよね。▼
- [イグニス]
- それは勘違いだ…▼
俺は…いつだって恐ろしくてたまらない…▼
今だって…
その袋の中身が怖くて仕方がない…▼
だから…俺は逃げる…
さらばだ!▼
(イグニス退場)
- [カンナ]
- え、ええええええ!?
イグニス、まってよー!▼
支援A†
- [カンナ]
- イグニス…▼
- [イグニス]
- カンナ、か…▼
すまなかったな…
この間は逃げてしまって…▼
あの袋の中身が…
恐ろしすぎてな…▼
- [カンナ]
- ううん、
それは別にいいよ。▼
でも、イグニスが言ってたことが
頭から離れないんだ。▼
恐怖心を消すことなんてできない…
イグニスはそう言ったよね?▼
- [イグニス]
- ああ。
確かにそう言った…▼
- [カンナ]
- でも、だったらなんで…▼
イグニスはあんなに勇敢に
敵に立ち向かっていけるの?▼
- [イグニス]
- 恐怖を抱えたままでも敵とは戦える…▼
肝心なのは…
恐怖に飲まれないようにすることだ…▼
- [カンナ]
- 恐怖に飲まれないようにする?
そんな余裕、あたしにはないよ。▼
そこまで強くなれる自信、
あたしにはないから…▼
- [イグニス]
- そんなことはない…
カンナなら恐怖に打ち勝てる…▼
仲間のために強くなりたいと言った…
カンナならな…▼
- [カンナ]
- イグニス…▼
- [イグニス]
- 俺も同じだ…▼
敵と戦うのは怖くて怖くて仕方がない…▼
だが、俺が戦うことで…
仲間や民の力になれるのなら…▼
そう思うことで…
なんとか恐怖を乗り越えて戦っている…▼
- [カンナ]
- …そうだったんだ。▼
- [イグニス]
- 俺だって…
余裕なんか微塵もない…▼
ギリギリのところで…
逃げ出さずに済んでいるだけだ…▼
- [カンナ]
- 怖くても前に進む強さ。
それが大事なんだね。▼
あたし、イグニスのおかげで
もっともっと頑張れる気がしてきた!▼
ありがとう、イグニス!
あたしもイグニスみたいに強くなってみせるよ!▼
- [イグニス]
- そうか…
それはよかった…▼
支援S†
- [カンナ]
- イグニス!
不思議なお話を聞いてくれない?▼
- [イグニス]
- まぁ、別にかまわないが…▼
- [カンナ]
- やったー!
じゃあ、話すね!▼
昔々…
とても仲がいい恋人たちがいたんだって!▼
二人は互いに信頼していて、
とても愛し合っていたの!▼
ある日、その恋人たちは
不思議な噂を耳にするの。▼
この世にある…
どの山よりも高い山の頂に…▼
離れな草という…
不思議な花が咲いているという噂を。▼
- [イグニス]
- …離れな草?
…それはどんな花なんだ?▼
- [カンナ]
- あのね…
その花を二人で摘むことができたら…▼
その二人は一生…
一緒にいられるという不思議な花なの。▼
- [イグニス]
- ほう…▼
- [カンナ]
- それでね、いつまでも一緒にいたいと
強く願っていたその二人は…▼
離れな草を求めて、
どの山よりも高い山に登ったの。▼
でも…
山に登った二人に試練が降りかかるの。▼
二人が恐れるありとあらゆるものが
行く手を遮ってきたんだって。▼
凶暴な獣におぞましい魔物…
地割れ、落雷、火事、虫、幽霊…▼
- [イグニス]
- む、虫に幽霊…!?
それは恐ろしいな…▼
- [カンナ]
- それでも二人は…
互いに支えあって登ったの。▼
そしてついに二人は…
山の頂に辿り着いたんだって!▼
- [イグニス]
- ほう…
すごいじゃないか…▼
で、その二人は
離れな草を摘むことができた、と…▼
- [カンナ]
- ううん、そうじゃないの。
離れな草を摘むことはできなかったの…▼
- [イグニス]
- …なぜだ?▼
- [カンナ]
- 山の頂には…
何も咲いていなかったんだって。▼
- [イグニス]
- 離れな草の噂は嘘だったということか?▼
- [カンナ]
- でもね、
離れな草を摘むことはできなかったけど…▼
その恋人たちはその後…
一生、仲良く過ごすことができたんだって!▼
- [イグニス]
- …離れな草は摘めなかったのにか?▼
- [カンナ]
- そうなの!
そして、お話もここで終わっちゃうの!▼
ねえ、イグニス、なんでだと思う?
あたしも全然、わからなくて…▼
- [イグニス]
- ならば…
自分たちで確かめるしかないな…▼
俺とカンナで離れな草を探しに行けばいい…
そうすれば話の謎は解ける…▼
- [カンナ]
- え…
イグニスはあたしと一緒に行ってくれるの?▼
そうすると、あたしたち…
一生、離れられなくなっちゃうよ?▼
- [イグニス]
- 俺は別にそれでもかまわない…
カンナは嫌か?▼
- [カンナ]
- ううん!
全然、嫌なわけない!▼
…っていうか…嬉しいもん。▼
- [イグニス]
- ならば…
一緒に探しに行くと約束しよう…▼
- [カンナ]
- うん、約束だからね?
破ったら怒るんだからね?▼
- [イグニス]
- ああ…
約束だ…▼
ベロア†
支援C†
- [カンナ]
- あっ、ベロアだ!
一緒に遊ぼうよ!▼
- [ベロア]
- …遊びません。▼
- [カンナ]
- なんで?
今、忙しいの?▼
- [ベロア]
- 忙しくはありません…
ただ、面倒くさいだけです…▼
- [カンナ]
- あはは。
遊ぶのは面倒くさくないよ?▼
- [ベロア]
- 面倒くさいですよ…▼
子どもの遊びに付き合うのは…
特に。▼
- [カンナ]
- え、どうして?▼
- [ベロア]
- 面白くもないことを、
延々と続けなくてはいけませんからね…▼
- [カンナ]
- ああ…
それは確かに面倒くさいかもしれないね。▼
- [ベロア]
- よかったです…▼
あなたと遊ぶのが面倒な理由…
わかっていただけたようで。▼
- [カンナ]
- …ん?
あたしと遊ぶのが面倒?▼
ちょっと待って!
あたしは子どもじゃないよ!▼
- [ベロア]
- そうですか。
それはよかったですね。▼
では、失礼します。▼
(ベロア退場)
- [カンナ]
- 待ってよベロア!
あたしを子ども扱いしたでしょ!?▼
(ベロア再び登場)
- [ベロア]
- …いいえ。カンナは大人です。▼
だから、去ろうとしている人を
無理やり引き止めたりはしないですよね?▼
- [カンナ]
- う、うん…
大人ならそうするんだよね?▼
- [ベロア]
- はい。
では、失礼します。▼
- [カンナ]
- わかった!
ばいばい、ベロア!▼
- [ベロア]
- …やっぱり、子どもですね。▼
支援B†
- [カンナ]
- あっ、ベロア!▼
- [ベロア]
- 元気そうですね、カンナ。
では、失礼します。▼
- [カンナ]
- えっ!?
もう行っちゃうの?▼
- [ベロア]
- お互いに用はないと思いますけど…▼
- [カンナ]
- それはそうだけど…
少しさみしい気がするよ。▼
- [ベロア]
- そうですね。▼
でも、その寂しさを乗り越えてこそ、
真の大人と言えるのではないでしょうか?▼
- [カンナ]
- うーん…
そういうものなのかな?▼
- [ベロア]
- そういうものです。
では、失礼します。▼
(ベロア退場)
- [カンナ]
- うん!
じゃあね、ベロア。▼
ばいばーい!▼
(ベロア再び登場)
- [ベロア]
- …待ってください。▼
カンナが手に持って、
振りまくっているそれは…▼
- [カンナ]
- これ?
これはおもちゃだよ?▼
ずっと昔から大切にしてたんだけど…▼
あたしはもう大人だし…
さすがにおもちゃは卒業しようと思って。▼
- [ベロア]
- なんて素敵な形状なんでしょう…
これほどの宝物がこんなに近くに…▼
- [カンナ]
- 今からこのおもちゃを、
町の子どもにあげようと思ってるんだ。▼
大切に使ってたから、
まだちゃんと遊べるからね。▼
じゃあね、ベロア。
あたし、町に行ってくるね!▼
- [ベロア]
- ま、待ってください!▼
- [カンナ]
- え?
どうしたの?▼
- [ベロア]
- そのおもちゃ…
わたしにいただけないでしょうか?▼
- [カンナ]
- あはは!
ベロアが冗談を言うなんてめずらしいね!▼
ベロアは大人だから、
おもちゃなんて必要ないでしょ?▼
じゃあね!
ばいばーい!▼
(カンナ退場)
- [ベロア]
- あああ…▼
あんなに素敵な一品が…
わたしの前から去っていく…▼
支援A†
- [カンナ]
- ベロア!▼
- [ベロア]
- …カンナですか。▼
この間、持っていたおもちゃは…
誰かが引き取ってくれたのですか?▼
- [カンナ]
- はい、これあげる!▼
- [ベロア]
- こ、これは!?
この間のおもちゃではないですか!?▼
町の子どもにあげるって
言っていたのに…?▼
- [カンナ]
- うん。
誰かにあげようと思って町までは行ったよ。▼
でも、ベロアが欲しいって言ったのは、
もしかしたら、冗談じゃなくて…▼
ほんとにこのおもちゃが
欲しかったのかもしれないって思ったんだ。▼
- [ベロア]
- そうです…
心の底からこのおもちゃを求めていました。▼
- [カンナ]
- あはは。
やっぱりそうだったんだね。▼
よかった。
思いとどまって。▼
じゃあ、このおもちゃはベロアにあげるね。
大事にしてくれると嬉しいな。▼
- [ベロア]
- もちろんです。
わたしの宝物として大切にすると誓います。▼
- [カンナ]
- うん!▼
- [ベロア]
- …申し訳ありませんでした、カンナ。▼
- [カンナ]
- え?
なんのこと?▼
- [ベロア]
- わたしは今まで…
あなたを子ども扱いしていました。▼
でも、あなたは立派な大人です。▼
- [カンナ]
- どうして?▼
- [ベロア]
- わたしがこのおもちゃを欲していたことを…
わかってくれましたから…▼
人の気持ちがわかる人は…
立派な大人だと思います。▼
- [カンナ]
- やったー!
ベロアに大人って認めてもらえたんだね!▼
- [ベロア]
- はい。▼
- [カンナ]
- じゃあ、ベロアとあたしの大人同士で、
これから一緒に遊ぼうよ!▼
- [ベロア]
- …どんな遊びでしょうか?▼
- [カンナ]
- えーとね…
鬼ごっことか?▼
- [ベロア]
- …やはり、大人というには
少し早かったかもしれませんね。▼
ルッツ†
支援C†
- [ルッツ]
- とぉ! りゃあ!
うりゃあ!▼
- [カンナ]
- あっ、ルッツが修行してる!
ずるいずるい!▼
- [ルッツ]
- カンナ?
なんで僕がずるいのさ?▼
- [カンナ]
- そうやって一人で修行して、
あたしよりも強くなろうとしてるんだもん!▼
あたしだって強くなりたいのに!
ずるいずるいずるい!▼
- [ルッツ]
- 確かに強くなろうとはしてるけど…
別にカンナのことは関係ないよ。▼
- [カンナ]
- ルッツがそう思ってても、
あたしはおいてけぼりされるのは嫌だよ!▼
- [ルッツ]
- だったら、カンナも修行すればいいよ。
なんなら、僕と一緒にする?▼
- [カンナ]
- え!?
ほんとに!?▼
やるやるやるー!
あたし、ルッツと一緒に修行したい!▼
- [ルッツ]
- あはは!
じゃあ、一緒に修行をしよう!▼
二人で強くなって、
みんなを驚かせちゃおうよ!▼
僕、強くなりたいんだ…
正義のヒーローの、お父さんみたいにね!▼
- [カンナ]
- あ、それわかる!▼
あたしも強くなりたいんだ。
だーい好きなお父さんみたいに!▼
だから、めいっぱい頑張っちゃうよ!▼
- [ルッツ]
- うんうん、その意気だよ!▼
二人でいっぱい修行して、
お父さんたちみたいになるぞー!▼
- [カンナ]
- えいえいおー!▼
支援B†
- [ルッツ]
- よし!
じゃあ、さっそく修行を始めるよ!▼
- [カンナ]
- はーい!
今日の修行は何をするの?▼
- [ルッツ]
- 今日は薪割りの修行で
上半身の筋肉を鍛えるんだよ。▼
- [カンナ]
- おおー!
それは強くなれそうだね!▼
- [ルッツ]
- カンナの薪と斧は、
こっちに用意しておいたから。▼
で、僕の分はこっち。
じゃあ、さっそく始めようか。▼
- [カンナ]
- ルッツ!
せっかくだから競争しようよ!▼
その方が面白いし、
本気になれると思うんだ。▼
- [ルッツ]
- 確かにそうかもしれないな。
じゃあ、競争しよっか!▼
でも、カンナが僕に勝てるかなー?▼
- [カンナ]
- そうやってお兄さんぶるのも、
今の内だよ。▼
絶対あたしが勝つんだから!▼
- [ルッツ]
- そんなこと言われたら、
負けるわけにはいかないな。▼
じゃあ、やるよ!
せーの…始め!▼
- [カンナ]
- おいしょっ!
えいっ! えいっ!▼
- [ルッツ]
- …あれ?
カンナ…薪割るの早いな。▼
ま、まずい…
このままじゃ…負けちゃう!?▼
ぼ、僕も急がなきゃ!
えい、えい、えーい!▼
- [カンナ]
- わあ、ルッツ、はやーい!
よーし、あたしも…▼
…って、あれっ?
急に薪に斧がくいこんじゃって…▼
ぬ、抜けない…!
びくともしない…!▼
- [ルッツ]
- えーい! これで最後!
はい、終わった!▼
ん? カンナ…?
手が止まってるけど、どうしたの?▼
- [カンナ]
- いきなり薪に斧がくいこんだのー!
しかも全然抜けなくって…! うーん…!▼
…ありゃ。抜けちゃった。
なんでだったんだろー?▼
- [ルッツ]
- これは…▼
はぁーあ。…またかぁ。▼
- [カンナ]
- え?▼
- [ルッツ]
- 僕…人より運が良くて。▼
誰かと勝負をしたらよくこうして
ありえない方法で勝っちゃうんだよ…▼
だからカンナの斧が止まったのは
僕の運のせいだよ。▼
僕が勝ちたいって必死になったから…▼
- [カンナ]
- そうなんだ…▼
- [ルッツ]
- うん。でもカンナの斧が止まらなかったら
きっとそっちの方が早かったと思う。▼
だから勝負はカンナの勝ちだよ。▼
- [カンナ]
- そ、そんなのやだ!
なんかずるして勝ったみたいになるもん!▼
- [ルッツ]
- え…▼
でも、ずるしてるのは僕の方というか
何というか…▼
- [カンナ]
- ううん! 今のはルッツの勝ちだよ!
だって、運も実力のうちだっていうでしょ?▼
あたしがもっともっと強くなれば、
ルッツの運にも勝てる日が来ると思うんだ!▼
あたし、それまでがんばる!
次こそルッツに勝ってみせるよ!▼
- [ルッツ]
- カンナ…▼
そうだね。次こそは僕に勝ってよ。
でも僕も負けるつもりはないからね!▼
- [カンナ]
- うん!
のぞむところだよ!▼
支援A†
- [ルッツ]
- カンナ、修行の準備はできてる?▼
- [カンナ]
- うん、ルッツ!
今日はどんな修行をするの!?▼
- [ルッツ]
- 今日は基礎体力の向上のために、
湖の周りを走ろうって思ってるよ。▼
- [カンナ]
- わかった!
じゃあ、また競争する!?▼
- [ルッツ]
- うん!
どっちが早く一周できるか競争しよう!▼
- [カンナ]
- ルッツ、
自分の運がいいからって…▼
あたしに対して、
手加減しちゃダメだからね!▼
そんなことされたら、
競争してる意味がないもん!▼
- [ルッツ]
- わかってる。
僕は本気でいくよ。▼
だからカンナは何があっても前を見て
走り続けること。いいね?▼
- [カンナ]
- 何があっても、前を…▼
…うん! わかった!▼
- [ルッツ]
- よーし、じゃあ…
よーい…どん!!▼
- [カンナ]
- えーい!▼
- [ルッツ]
- はっ!▼
- [カンナ]
- わあ、ルッツ…やっぱり速い!
でも…あたし負けないもん!!▼
前だけ見て走る、
前だけ見て走る…!▼
- [ルッツ]
- わわっ! カンナ、速いな!
もう追いつかれそうだ…!▼
こ、このままじゃ負けちゃう…!▼
- [カンナ]
- う…うわわっ!?
急に風が吹いてきて、▼
木の葉がいっぱい舞い始めたーっ!?▼
- [ルッツ]
- よ…よし!
この隙に一気に一周、回ってしまうぞ!▼
- [カンナ]
- …は、葉っぱが邪魔で、
走りにくいーーー!▼
でも…あたし、勝つんだもん!
ぜったいぜったい、勝つんだもん!▼
- [ルッツ]
- え…!? カンナ…
僕のことを、追い抜いた…!?▼
信じられない…▼
- [カンナ]
- 前だけ見て走る…
前だけ見て走る…!!▼
- [ルッツ]
- はぁ、はぁ、全然追いつけない…!
こんなことって…!▼
- [カンナ]
- やったーーーっ!
湖一周、まわったよーっ!!▼
あたしの勝ちだね、ルッツ!
あたし、ルッツより速かったよね?▼
- [ルッツ]
- う、うん…完敗だよ。
すごいや、カンナ。▼
あんな木の葉の中、
よくしっかり走れたね。▼
- [カンナ]
- えへへ。だってルッツが言ってくれたから。
何があっても前を見て走れって。▼
その通りにしてたら、勝てちゃった。
だからルッツのおかげだよ。ありがと!▼
- [ルッツ]
- カンナ…
ううん。勝てたのはカンナの実力だよ。▼
カンナは前よりもずっと
強くなれたみたいだね。▼
- [カンナ]
- ほんと? やったあ!
あたし…ルッツと訓練して良かったよ。▼
これからも一緒に訓練して、
もっと強くなろうね。▼
- [ルッツ]
- うん。もっともっと訓練して、
いーっぱい強くなろう。▼
僕たちの憧れの…
お父さんたちみたいにさ!▼
- [カンナ]
- うんっ!!▼
支援S†
- [カンナ]
- うーん、開かない…
困ったなー…▼
- [ルッツ]
- カンナ。
どうしたの?▼
- [カンナ]
- あっ、ルッツ。
蜂蜜が入ってる瓶のふたが開かなくて…▼
- [ルッツ]
- そっか。
じゃあ、僕が開けてあげるよ。▼
- [カンナ]
- 本当に?
でも、すごく固いよ?▼
- [ルッツ]
- 大丈夫、大丈夫!
ほら、かしてみて!▼
- [カンナ]
- うん。
お願いします!▼
- [ルッツ]
- ぐぬぬぬぬ…
こ、これは確かに固いね…▼
- [カンナ]
- 頑張れー!
ルッツならきっとできるよ!▼
- [ルッツ]
- ぐももももも…
カンナが見てるんだ…▼
格好悪い姿は…見せたくない…▼
見せたくないんだああああああ!▼
うおおおおおおお!▼
- [カンナ]
- すごいよ、ルッツ!
ふたが開いたよ!▼
- [ルッツ]
- はぁ…はぁ…
こ、こんなの朝飯前さ…▼
- [カンナ]
- でも、よく開けられたね。
あんなの大人の人でも難しいと思う。▼
これもルッツの運の良さなの?▼
- [ルッツ]
- そうかもしれないけど…
でも、それ以上に…▼
カンナが見ていてくれたからかな。▼
- [カンナ]
- えっ?
あたしが見てたから?▼
- [ルッツ]
- うん。▼
僕はカンナが側にいてくれたら、
いつも以上に力が出せるみたいなんだ。▼
- [カンナ]
- へー、そうなんだ。
でも、とっても不思議だね。▼
- [ルッツ]
- 別に何も不思議じゃないさ。▼
だって、好きな子の前だったら、
いつも以上に頑張っちゃうでしょ?▼
…あっ!
い、今のはなんでもない!▼
- [カンナ]
- ん?
ルッツ、どうして慌ててるの?▼
- [ルッツ]
- あ、あはは!
慌ててなんかいないさ!▼
- [カンナ]
- ルッツ、変なの…▼
でも、あたしと一緒だと
ルッツが強くなるなら…▼
あたしたち、ずっと一緒に
いればいいんじゃないかな?▼
- [ルッツ]
- えっ!?▼
- [カンナ]
- だって、そうしたらルッツは、
ずっとずっと強いままってことでしょ?▼
- [ルッツ]
- そうだね!
僕はずっと強いままだよ!▼
じゃあ…これからもずっと
カンナと一緒にいていいかい?▼
- [カンナ]
- うん!
あたしもルッツが大好きだもん!▼
- [ルッツ]
- ありがとう!
カンナ。▼
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Last-modified: 2020-09-02 (水) 00:34:09