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ツバキの支援会話†
マイユニット(男性)†
マイユニット(女性)†
フェリシア†
フェリシア(白夜)のページへ
アクア†
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リンカ†
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サクラ†
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カザハナ†
カザハナのページへ
サイゾウ†
支援C†
- [ツバキ]
- やあ、サイゾウ。
こんにちはー、元気かい?▼
- [サイゾウ]
- 相変わらず力の抜けるような
話し方をしているな、ツバキ。▼
- [ツバキ]
- えー? そうかなー?
これは普通だと思うけどー?▼
- [サイゾウ]
- お前はその態度と裏腹に、
掴み処の無い奴だと思っている。▼
- [ツバキ]
- えー? いきなり何―?
完璧な俺に対して、それは酷い話だなぁ…▼
- [サイゾウ]
- だが…実力は認めている。▼
白夜王家の部下の連中の中でも、
その力は随一だろう。▼
- [ツバキ]
- いったい、なんなんだいー…?
人をけなしたり持ち上げたり…▼
- [サイゾウ]
- 俺は真実を言っているだけだ…▼
- [ツバキ]
- まぁでも、俺も君を認めているよー。
君は少し怒りっぽいところが玉にキズだけど、▼
実力だけで言うなら、
家臣たちの中で一番だろうねー?▼
- [サイゾウ]
- それはお前を除いた
家臣の中で…という意味か?▼
- [ツバキ]
- そ、そんなこと言ってないじゃないー。▼
- [サイゾウ]
- だが、思ってはいるのだろう?▼
- [ツバキ]
- そ、それは…▼
- [サイゾウ]
- お前の考えそうなことなど、お見通しだ。
まったく、腹の中では何を考えているかわからん。▼
お前とは一度…
実力を競い合わんと気が済まん。▼
- [ツバキ]
- え…どういう意味…?▼
- [サイゾウ]
- 一戦交えてみえるかと言っているのだ。
もちろん、真剣でな。▼
- [ツバキ]
- ええっ…真剣でー!?▼
う、うーん…
分かった。受けて立つよー。▼
- [サイゾウ]
- ふっ…見ていろ。
その軽はずみな言動を後悔させてやる。▼
- [ツバキ]
- うーん、どうだろうー?
君が後悔するんじゃないかなぁ?▼
- [サイゾウ]
- いずれにせよ結果だけが
真実を教えてくれるだろう…▼
決闘は数日後に行うぞ。いいな!▼
- [ツバキ]
- うん、わかったよー。▼
支援B†
- [サイゾウ]
- ついに勝負の時が来たな…
俺は忍の装備、手裏剣で勝負する。▼
- [ツバキ]
- そんな小さな武器で大丈夫ー?
俺はせっかくだから槍で闘わせてもらうよー。▼
- [サイゾウ]
- 好きにしろ。真剣なのだから
お互いに得意な武器で闘えばいい。▼
- [ツバキ]
- よし…じゃあ始めようかー?▼
- [サイゾウ]
- ああ。では…▼
…行くぞっ!!▼
- [ツバキ]
- ふふっ…
やっぱり開始と同時に急襲してきたね。▼
君の連撃には
攻撃できる隙が見当たらないけど…▼
…こっちだって負けないよー!▼
- [サイゾウ]
- ぐっ…! 間一髪逃れたが…
なんと素早い…!!▼
やはりお前は実力だけは凄まじい!▼
- [ツバキ]
- 実力「だけ」って傷つくなあ…▼
でもそんな軽口叩けるのも今のうちだよ!
せいっ!▼
- [サイゾウ]
- ぐっ…!!▼
はあああっ!!!▼
- [ツバキ]
- ううっ!!!▼
な、なかなかやるねー…▼
- [サイゾウ]
- …お前こそ。▼
……む!?
なんだ、この周囲の聴衆たちは…?▼
- [ツバキ]
- あ、本当だ…
みんな、いつの間に来たんだろねー?▼
ま、俺たちの闘いが
それだけ見応えがあるってことかなー。▼
- [サイゾウ]
- そんなことを言っている場合か!▼
このままでは下手をすると…
勝敗がつく前に止められてしまうぞ!?▼
- [ツバキ]
- あーそうか。俺たち真剣でやり合ってるから、
気づかれるとマズイねー。▼
- [サイゾウ]
- どちらにしろ早めに決着はつける必要がある…
次でケリをつけるか、ツバキ…!▼
- [ツバキ]
- うん。そろそろ疲れてきたし、
お互い最後の一撃といこうか!▼
- [サイゾウ]
- それでは…ゆくぞ、ツバキ!!▼
- [ツバキ]
- うん、こっちも行くよ!▼
- [サイゾウ]
- うおおおおおーーーっ!!!▼
- [ツバキ]
- はああああーーーー!!!▼
支援A†
- [ツバキ]
- やあーサイゾウ、元気かいー?▼
この間の決闘の傷は、
もう癒えたー?▼
- [サイゾウ]
- …まあな。▼
結局この間は、
カムイに止められてしまったな。▼
- [ツバキ]
- すごいよねー。
すぐに真剣だって見破っちゃうんだからさー。▼
- [サイゾウ]
- ああ。決着が付けられず、
お互い消化不良になったな…▼
- [ツバキ]
- まぁ結局最後は意地の張り合いみたいな
感じになってたしー。▼
実力は拮抗しているということで
いいんじゃないかなー?▼
- [サイゾウ]
- そうだな…どちらにしろお前が
強者だということは理解できた。▼
- [ツバキ]
- うん、そうだねー。
俺もサイゾウが強いってわかって安心したよー。▼
- [サイゾウ]
- お前はこれからもその強さで
サクラ様を守ってくれ。▼
俺もこの力でリョウマ様を守り続けよう。▼
- [ツバキ]
- うん、そうだねー。
これからもよろしくねー、サイゾウ。▼
- [サイゾウ]
- ああ、よろしくな。ツバキ。▼
オロチ†
支援C†
- [オロチ]
- ツバキ…!
こんなところにおったのか!▼
- [ツバキ]
- オロチ、どうしたのー?▼
- [オロチ]
- そんな呑気な顔をしとる場合ではない!
恐ろしいまじないの結果が出たのじゃ!▼
- [ツバキ]
- まじないー?
えっ…まさか俺に対して?▼
- [オロチ]
- ああ、そうじゃ!
こんな凶兆は…わらわも生まれて初めてじゃ…▼
そなたにはこれからちょっとした不幸が
連続して起こるであろう…!▼
- [ツバキ]
- …へ?
ちょっとした不幸ー…?▼
- [オロチ]
- ああ…箪笥の角に小指をぶつけるとか、
木陰にいたら毛虫が落ちてくるとか…▼
白めの着物を着ておる時に限って
料理のタレが飛び散るとか…▼
そいった「まぁそんな事もあるよね」程度の
不幸が、止めどなくそなたを襲うのじゃ!▼
- [ツバキ]
- そ、それは大変だー!!
俺にとって大問題だよー!!▼
ど、どどどうしよう…!!▼
- [オロチ]
- そなたは完璧主義じゃからのう…
こうして急いで教えに来たのじゃ。▼
少し嫌かもしれんが、まぁ諦めて、
苦笑しながら過ごすしかないと思うぞ。▼
- [ツバキ]
- い、嫌だよー!
俺、何が何でもその不幸を未然に防ぐー!▼
- [オロチ]
- どうする気じゃ?▼
- [ツバキ]
- いつも以上に周囲に注意するんだよ!
常に油断せずにいるんだー!▼
そうすればそれくらいの些細な出来事くらい、
回避できるはずでしょー?▼
俺の完璧っぷりを、
今こそ最大限に発揮するときだよ…!▼
- [オロチ]
- ふむ。意気込みは素晴らしいが…
そう簡単にいくかのう?▼
支援B†
- [ツバキ]
- あっ、オロチ!▼
- [オロチ]
- おお、ツバキよ。▼
その満面の笑顔を見るかぎり、
ちょっとした不幸は起きておらんようじゃのう…▼
- [ツバキ]
- 何とか未然に回避できてるよー。▼
さっきも街中で泥だらけの子供が
俺の前で転びそうになったから、▼
汚れてもいい手ぬぐいを取り出して、
自分を防御しながら助けてあげたんだー。▼
- [オロチ]
- な、なるほど…
やはり発生はしておるようじゃのう…▼
- [ツバキ]
- うん。
でも今のところは実害は皆無だよー。▼
- [オロチ]
- そうか…じゃが、
それはそれで少々残念じゃ。▼
- [ツバキ]
- えー、なんで?▼
- [オロチ]
- 完璧主義のそなたが不幸な目に遭って、
情けない顔をする姿を見られんからのう。▼
- [ツバキ]
- あははーひどいなー。
でもこんなの俺にかかれば、朝飯前さー。▼
ん…ところでオロチ、腕に抱えてる
毒々しい液体は一体なんだいー?▼
- [オロチ]
- これか? わらわが新しく生成した、
まじない用の薬液じゃ。▼
色々な薬草などを煎じておってな…▼
…わっ?
いきなり身体がぐらついて…!!▼
- [ツバキ]
- オロチー あ、危ないー!!▼
わわっ…!!▼
- [オロチ]
- …あ。▼
- [ツバキ]
- …………▼
- [オロチ]
- …………▼
ツバキよ…大丈夫か…?
いや…大丈夫なわけないのう…▼
わらわの持っておった液体を
頭から全身でかぶってしまったんじゃから…▼
- [ツバキ]
- うっ…うううっ…
なんなんだよーこれー!!!▼
気持ち悪いよー!!
ドロドロして粘ついてるし、やな臭いするし!▼
それにこれ何!?このプヨプヨしたやつ!!
虫とか動物の死骸じゃないの!?▼
う、うわあ~~!!!!
お風呂に行って身体洗ってくるーーー!!!▼
- [オロチ]
- な、なんということじゃ…▼
…と思いながらも、
少し笑えてくる自分がおるのも事実じゃのう…▼
ぷっ…うくくっ…!▼
支援A†
- [ツバキ]
- あっ…オロチ。▼
- [オロチ]
- おお、ツバキか。
この間は本当にすまなかったのう…▼
ぷっ…! くくくっ…!▼
- [ツバキ]
- ひ、酷いなー、オロチー!
全然すまないと思ってないじゃないかー!▼
君が持ってた液体のせいで、
俺は酷い目に遭ったんだよー!?▼
- [オロチ]
- す、すまぬ…ツバキよ。
つい思い出し笑いをしてしまってのう…▼
- [ツバキ]
- あの液体…洗っても全然取れないし、
綺麗になるまですごく時間がかかったんだよー!▼
一番酷かったのは匂いだよー!
三、四日間、全く取れなかったんだからねー!▼
- [オロチ]
- うくくっ…! ふははは…!
い、いや…! すまんすまん!▼
普段は完璧すぎるそなただからこそ、
こういう事態がとても面白くてのう!▼
- [ツバキ]
- まったくー!▼
- [オロチ]
- じゃが…わらわのせいではあるが、
わらわのせいではないのじゃぞ?▼
そなたの凶兆に出た不幸の連続…
あれは、必ず起こることなのじゃよ。▼
- [ツバキ]
- どういうこと…?▼
- [オロチ]
- そなたはこれまで持ち前の実力で、
全てそれを回避し続けてきたじゃろう?▼
つまりそれは…起こり得なかった厄が、
どんどん蓄積されてしまったということじゃ。▼
- [ツバキ]
- 蓄積…? 不幸は一度回避できたら、
それで終わりじゃなかったのー?▼
- [オロチ]
- ああ、そうじゃ。本来起こるべき不幸が起きず、
どんどん溜まってしまった結果として、▼
わらわのあの液体を被ってしまうという、
大きめの不幸に繋がってしまった…▼
そういうことじゃ。▼
- [ツバキ]
- な、なんだよ、それー!
じゃあどちらにしろ防げなかったってことー?▼
- [オロチ]
- …まぁそういうことじゃ。▼
だがこれで不幸の波は去ったようじゃし、
結果としてはこれで良かったじゃろう?▼
- [ツバキ]
- そんなことないよー!
あの液体を浴びて死ぬほど辛かったのにー!▼
- [オロチ]
- いやいや、ツバキよ。▼
あのままそなたが
不幸を回避し続けていたら、▼
それこそ本当に死に至るという大厄にまで
発展しかねんかったのじゃ。▼
そういう意味では、
今回は軽い程度で済んだと思うが良い。▼
- [ツバキ]
- そ、そんなぁ…▼
でも、まあ死ぬよりはマシかあ。▼
そう思えばオロチは一応…
俺の命の恩人ってことになるのかなー?▼
- [オロチ]
- ふふふっ、そうかもしれんのう?▼
- [ツバキ]
- うぅー、なんだか癪だけど…
…ありがとー。▼
- [オロチ]
- 礼には及ばぬぞ、
ツバキよ。▼
支援S†
- [ツバキ]
- あ、オロチー。▼
- [オロチ]
- ん、ツバキか。
何か用か…?▼
- [ツバキ]
- 良かったらさ、
俺にもまじないを教えてくれないー?▼
- [オロチ]
- なんじゃと?
どうしてまた急に…▼
- [ツバキ]
- この間の俺に不幸が連続して
訪れるって言われてた話なんだけどさー。▼
あれってもしかしたら、
他の人にも起こるかもしれないでしょー?▼
だったらちゃんと教えてあげたいと思ってー。▼
- [オロチ]
- なるほど、そういうことか…▼
じゃが、まじないはわらわの役目…
ツバキが気にすることではない。▼
それに、先のような微妙な厄であれば、
回避せぬ方が軽く済むことがわかっておる。▼
それなら、
わざわざ告げぬ方が却って良かろう。▼
- [ツバキ]
- そっか。確かにー。▼
でも…仲間も増えてきてるし、
俺も手伝えたらいいなと思うんだ。▼
オロチ一人じゃ、
毎日みんなを占うの大変じゃない?▼
- [オロチ]
- いや…わらわは毎日
全員を占っておるわけではない…▼
もちろん、軍全体を占っておるから
はっきりとした凶兆が出れば告げに行くが…▼
あんな微妙な厄災に関してまで
毎日占っておるのは、ツバキ…▼
…そなたのことだけじゃ。▼
- [ツバキ]
- え…?▼
- [オロチ]
- そなたを好いていたからこそ、
欠かさず吉凶を占っておったのじゃよ。▼
- [ツバキ]
- えええっ!?▼
- [オロチ]
- すまぬ、ツバキ…
まじないの力を、こんなことに使ってしもうて。▼
しかし、わらわは…
不安だったのじゃ。▼
いつか戦でそなたを
失ってしまうのではないかと。▼
だから…▼
- [ツバキ]
- そ、そうだったんだ…▼
でも…そっか…
俺、嬉しいよー。▼
- [オロチ]
- !?
嬉しい、じゃと…?▼
- [ツバキ]
- うん。心配してくれてただけじゃなくて…
そういう風に想ってもらえてたなんて…▼
こんなに嬉しいのは、きっと俺も
オロチのことが好きなんだからだと思うよ…▼
- [オロチ]
- ふふっ…そ、そうか。▼
ならば勇気を出して告白してみて、
正解じゃったかのう…?▼
- [ツバキ]
- うん、これから俺たちは恋人同士になる、
ってことでいいかなー?▼
- [オロチ]
- うむ、よろしく頼む…▼
- [ツバキ]
- じゃ、やっぱりまじないは
教えてもらわなくちゃね。▼
これからは俺がオロチのこと完璧に占って、
どんな厄災からも守ってあげるー!▼
- [オロチ]
- いやいや、わらわこそツバキを
全ての不幸から救い出して見せようぞ!▼
ヒノカ†
支援C†
- [ツバキ]
- ヒノカ様ー。▼
- [ヒノカ]
- ツバキか。
どうだ、最近は?▼
- [ツバキ]
- はい、いつも通り完璧ですよー。▼
- [ヒノカ]
- そうか…なら良かった。▼
そういえばこうしてお前と話をするのは、
随分久しぶりな気がする。▼
天馬武者見習いだった頃は、
よく二人で話をしたものだが…▼
- [ツバキ]
- 確かにそうですねー。▼
- [ヒノカ]
- まぁ話をすると言っても、
私が色々教わっていた…という感じだったが。▼
- [ツバキ]
- そんなことありませんよー。▼
俺は天馬と心を通わせるための
助言を少しさせていただいただけです。▼
- [ヒノカ]
- あの頃の私はただ暗夜を憎むだけの心しか
持ち合わせていなかったからな…▼
天馬たちにもその負の感情を
見透かされていたのだろう。▼
そんなときお前がよく、
心を落ち着かせる術を教えてくれた…▼
- [ツバキ]
- あははー、そうでしたっけー?
俺って…どんなことを言いましたかね…?▼
- [ヒノカ]
- そうだな…▼
天馬を操ろうとするのではなく、
心を通わせようとすれば意識が変わるだとか、▼
木々が風になびく音や小鳥のさえずりに
耳を貸してみるといったことも言われたな。▼
それ以外にも、寝る前には白湯を飲むとか…
そんなことも教わったぞ。▼
- [ツバキ]
- なるほど、なるほどー
今度俺も使ってみようかなー?▼
- [ヒノカ]
- おいおい、元はお前の知識だぞ?▼
- [ツバキ]
- ははは、そうでしたねー。▼
支援B†
- [ツバキ]
- あ、ヒノカ様。
最近よく会いますねー。▼
- [ヒノカ]
- ツバキか、そうだな。▼
お前と話しているからだと思うが、
最近は見習い時代のことをよく思い出すのだ。▼
- [ツバキ]
- 俺が一番思い出に残っているのは…
あの嵐の日ですねー。▼
- [ヒノカ]
- …!▼
そ、それは…私にとっては、
あまり思い出したくない記憶だな…▼
- [ツバキ]
- …あのときは大変でしたからねー。▼
嵐の夜にサクラ様が
森の中で行方不明になり…▼
ヒノカ様と俺で捜索をしていたあの日…▼
- [ヒノカ]
- なかなか見つけられず私は苛立ち、
捜索隊の大量投入を命じた。▼
だがお前は二次被害を抑えようとそれを拒み、
私たちは衝突したんだったな…▼
私は頭に血が上っていた…
お前には本当に迷惑をかけたな。▼
- [ツバキ]
- いえ、そんな…仕方ないですよー。
ヒノカ様も疲労困憊でしたから。▼
あのあと、ヒノカ様は単独で
探しに行くとも仰いましたよねー。▼
ですが既に、天馬も飛べないくらいの
暴風雨でした。▼
- [ヒノカ]
- 結局私を止めた後にお前が徒歩で森に向かい、
サクラを助け出してくれたんだったな…▼
- [ツバキ]
- ええ、サクラ様ならこの辺りで
隠れているかなと思いましてー。▼
あのときは無事で良かったですよー。▼
- [ヒノカ]
- 姉妹揃ってお前には
何かと面倒をかけているな。▼
こうして思い出として話せるのも、
ツバキのおかげだ…▼
これからもよろしく頼むぞ。▼
- [ツバキ]
- ええ、もちろん!
お任せくださいー。▼
支援A†
- [ヒノカ]
- ツバキ、先ほど天馬に乗って
新兵と飛行しているのを見かけたが…▼
あれは訓練に付き合っていたのか?▼
- [ツバキ]
- はい、そうですよー。▼
白夜出身の新兵は、
天馬武者に憧れるものが多いですからねー。▼
- [ヒノカ]
- 天馬武者は空を駆ける勇猛な戦士…
まさに白夜王国を象徴する兵種だからな。▼
- [ツバキ]
- そうですね…▼
中でも、ヒノカ様に憧れている者は
とても多いそうですよー。▼
- [ヒノカ]
- !!
そうなのか?▼
- [ツバキ]
- ええ、さっき新兵たちが
熱っぽく語っていましたよー。▼
ヒノカ様の闘いぶりや天馬との信頼関係は
素晴らしい、ってー。▼
でもまあ、当然のことですよね。
俺もヒノカ様はすごいと思いますー。▼
- [ヒノカ]
- だがツバキ…新兵の中には
お前に憧れている者も多いと聞くぞ。▼
- [ツバキ]
- え…?▼
- [ヒノカ]
- お前の、天馬武者としての立ち居振る舞いや
主君への忠誠はまさに完璧だと…▼
お前のようになりたいと話している者が
言っていたぞ。▼
- [ツバキ]
- あはは…
それは嬉しいですねー…▼
- [ヒノカ]
- 私たちにも同じような時代があり、
お互いに苦労もしたものだが、▼
こうして時間が経ち、憧れの視線を浴びると
いうのはどうも照れくさいな…▼
- [ツバキ]
- はい。でもその期待に応えるためにも、
これからも新兵たち…いえ、▼
白夜王国の民の代表として
頑張らないとって思いますねー。▼
- [ヒノカ]
- そうだな。▼
そうして、私たちの背を追った者たちが
また次の世代にその背を見せるのだ…▼
私たちの責任は、大きいぞ。▼
- [ツバキ]
- はい。未来のために…
誠心誠意、尽力させていただきますよー。▼
支援S†
- [ツバキ]
- ヒノカ様。
少しお時間よろしいですかー?▼
- [ヒノカ]
- なんだ、ツバキ。▼
- [ツバキ]
- 実は俺…
ヒノカ様に相談に来たんですー。▼
- [ヒノカ]
- お前が相談とは、珍しいな…
何なりと言ってくれ。▼
いつもお前には世話になっているからな。▼
私にできることなら何でもするぞ。▼
- [ツバキ]
- ありがとうございますー。▼
実は俺…
好きな人ができたんです。▼
- [ヒノカ]
- な、なに!?
色恋の相談か!?▼
- [ツバキ]
- だめですか…?▼
- [ヒノカ]
- い、いや…駄目ではないがその、
私は色恋には疎い方だからな。▼
相談がしたいのなら、
他にもっと適任者がいると思うが?▼
- [ツバキ]
- ヒノカ様、色恋に疎いんですか?▼
- [ヒノカ]
- あ、ああ…▼
- [ツバキ]
- じゃあ、恋人もいないんですか?
許嫁もー?▼
- [ヒノカ]
- ああ、残念ながらおらぬ…▼
…って、
惨めな事情を話させるな!!▼
- [ツバキ]
- いえ、惨めだなんて。
むしろ好都合ですー。▼
- [ヒノカ]
- なに?▼
- [ツバキ]
- あなたに恋人がいないってわかっただけで
良かったですよー。▼
…ヒノカ様。
無理を承知でご相談します。▼
どうか…
俺の恋人になって下さいませんか…?▼
- [ヒノカ]
- !? ツバキ…!▼
- [ツバキ]
- えへへ…すみません。
俺、ヒノカ様のことが好きなんですー。▼
この前未来の話をしましたよね?
俺たちの背を追う者が、また次の世代に…って。▼
その時、次の世代に見せるのは…
あなたの隣にいる俺がいいなって思ったんです。▼
この役目は、誰にも渡したくない。▼
- [ヒノカ]
- …………▼
- [ツバキ]
- 身分が違う事は重々承知しています。
でも、どうか…▼
- [ヒノカ]
- …いや、ツバキ。
大丈夫だ…▼
私も、お前のことが好きだぞ。▼
- [ツバキ]
- ヒノカ様…!?▼
- [ヒノカ]
- お前はサクラの臣下だからな…
任務に支障が出てはと黙っていたのだが、▼
どうやら、その必要はなかったようだ。▼
私も、ずっとお前の隣にいたい。
ツバキ…私をお前の恋人にしてくれ。▼
- [ツバキ]
- !!
はい、ありがとうございますー!▼
- [ヒノカ]
- 私たち二人の背中を、
新兵たち…▼
そしていつか生まれる
私たちの子に見せてやろう。▼
- [ツバキ]
- はい…!▼
アサマ†
支援C†
- [アサマ]
- おやおや、ツバキさん。▼
- [ツバキ]
- おやおやー、アサマじゃないかー。▼
- [アサマ]
- 真似しないでください。そんな感じだから、
私らはあんな風に噂されてしまうんです。▼
- [ツバキ]
- 噂? 何の事ー?▼
- [アサマ]
- あなたと私はいつも笑みを絶やさず、
穏やかで似た印象があると。▼
きっと仲が良いに違いない…と
皆が噂しているらしいんですよ。▼
- [ツバキ]
- そんな噂があるのー?
聞いたことないなー。▼
- [アサマ]
- どちらにしろお互い勘違いされるような
言動は避けましょうということです。▼
私は「軍随一の天才兵士と似ている」なんて、
言われるのは困りますよ。▼
変に期待されるのは、
心底面倒臭いですからね。▼
それにあなたも私と似ているなんて、
言われるのは心外でしょう?▼
- [ツバキ]
- いやいや、そんなことないよー。▼
アサマみたいな立派な修験者様と
似てるなら、光栄だなー。▼
- [アサマ]
- はぁ…別に無理に褒めて
下さらなくて結構ですよ。▼
それに実際のところ、
私とあなたは似てませんからね。▼
全てにおいて完璧なあなたと、
性悪な僧兵なんて似ても似つきません。▼
- [ツバキ]
- んー、
そうでもないと思うよー。▼
- [アサマ]
- え…?▼
- [ツバキ]
- 俺も意外とさー。▼
…あ、いや。まぁいいやー。
わざわざ話すほどの事じゃないからねー。▼
じゃあねー、アサマ。▼
- [アサマ]
- ツバキさん…?▼
支援B†
- [アサマ]
- ふぅ…早朝の高山踏破、完了ですね。▼
きつい修行ではありますが…
終えた後の解放感はまた格別です。▼
…ん? おや?▼
- [ツバキ]
- はぁ…はぁ…▼
- [アサマ]
- ツバキさん?
ど、どうしてこんな山の中に…?▼
- [ツバキ]
- あっ…!▼
アサマかー。
い、いやぁ…あははは…▼
- [アサマ]
- まさかあなたも修行の一環で、
この山を登っていたのですか?▼
- [ツバキ]
- あーええと…う、うん。そうだよー。
いやいやー参ったなー。▼
こういう姿はあんまり他人には
見られたくなかったんだけどな…▼
- [アサマ]
- なるほど…努力している姿を衆目には
晒したくないというわけですか。▼
私はあなたが生まれながらにしての
天才肌の人間だと思っていましたが…▼
それは違っていたというわけですね。▼
- [ツバキ]
- ああ、うん。そうだねー。▼
見られたからには認めざるをえないけど…
できれば隠しておいてもらえると助かるかなー。▼
- [アサマ]
- ふふっ…いいでしょう。しかしまぁ…▼
陰で努力し続けるとは、あなたにも
程良い人間臭さがあったんですねぇ。▼
- [ツバキ]
- 前に言ったじゃない?
俺は別に、君とそう違わないってさー。▼
つまりはそういうことなんだよー。▼
- [アサマ]
- ははは、なるほど。
ようやく納得ですよ。▼
- [ツバキ]
- さて…そろそろみんな起きる頃だし、
一緒に戻ろうか。▼
- [アサマ]
- ええ、そうですね。▼
支援A†
- [ツバキ]
- うん。それはあっちの倉庫に置いてあったよー。
右から三番目の上から二番目の棚だねー。▼
- [白夜兵]
- ツバキさん、
何から何までありがとうございます!▼
- [アサマ]
- …………▼
- [ツバキ]
- あれ?
アサマじゃないかー、どうしたのー?▼
- [アサマ]
- 相変わらず、誰にでも親切かつ、
完璧な助言でしたね。ツバキさん。▼
- [ツバキ]
- いやー、でもこの前のことを見られた君の前で、
あんまりカッコ良くしても意味ないよねー。▼
君と同じで、俺は打算的な
ところもある人間なんだって…▼
君にはもう、知られちゃってるからさー。▼
- [アサマ]
- いいえ、そんなことないでしょう。▼
むしろ私はあの日以来、あなたと私の本質が
あまりにも異なると感じていますね。▼
- [ツバキ]
- え、そうー?▼
- [アサマ]
- ええ、あなたは人当たりの良さと
完璧な対応をすることに対して、▼
誇りを感じているということなのでしょう?
対して私は…全く裏表のない人間ですからね。▼
他人にどう思われようと全く構いませんし、
自分の欲望に忠実な人間ですから。▼
- [ツバキ]
- あははー、なるほど。まぁそうだね。
裏表のある俺と、無い君か…▼
それをちゃんと言えば、周囲の人たちも二人が
似てるだなんて、絶対に思わないだろうねー。▼
- [アサマ]
- 言いましょうか?
私は別に構わないですけど。▼
- [ツバキ]
- はははー、
君は相変わらず人が悪いねー。▼
このことは…
黙っておいてくれると助かるかな。▼
- [アサマ]
- ははは、まぁ良いでしょう。
秘密を共有するというのも面白いですからね。▼
その代わり…私という個性を大事にするなら、
その見返りに何か欲しいところですね。▼
ふふふ、何せ裏表がなく、
かつ打算的な人間ですから、私は。▼
- [ツバキ]
- いいよー。俺にできることなら、
何でもさせてもらうよ。▼
でも、お手柔らかに頼むねー。▼
- [アサマ]
- ええ、では考えておきますね。▼
セツナ†
支援C†
- [ツバキ]
- はぁ…
どうして君なのかなー?▼
- [セツナ]
- 何が…?▼
- [ツバキ]
- 新人兵士の育成係として
選ばれたのが、だよー。▼
俺は選ばれるのはまぁ理解できるとして…
セツナが選ばれた理由がよくわからないよー。▼
- [セツナ]
- 私、どうして選ばれたの…?▼
- [ツバキ]
- それは俺が訊いてるんだってばー。▼
- [セツナ]
- 私もわからない…▼
でも任務は大事…
任されたからには、きちんとこなす…▼
- [ツバキ]
- おお…君からそんな言葉を聞くとは
思わなかったよー。▼
まぁとりあえず役割を分担しないと
いけないよねー。▼
- [セツナ]
- …………▼
- [ツバキ]
- とはいえ…君が仕切るのは無理そうだから、
俺が考えるねー。▼
- [セツナ]
- お願いしまーす…▼
- [ツバキ]
- うーん、君は弓の訓練のときだけ
教鞭を振るってもらえるかなー?▼
セツナは弓矢の技術が確かだからねー。▼
- [セツナ]
- わかった…▼
- [ツバキ]
- それ以外の担当は…まぁ…俺がやるよー。
俺しかいないからねー。▼
- [セツナ]
- すごーい…
がんばって、ツバキ…▼
- [ツバキ]
- …君もね。▼
支援B†
- [ツバキ]
- セツナさー、さっきのは
どうしてああいう風になっちゃうのー?▼
- [セツナ]
- えと…さっきのって何?▼
- [ツバキ]
- 山間を行軍した訓練のことだよー。▼
君はどうして獣道でもないのに、
突然姿を消しちゃうのー?▼
- [セツナ]
- だって野苺とキノコが生えていたから…▼
ほら、これ。とっても美味しそう…
ツバキも一つどう?▼
- [ツバキ]
- い、今はいいかな…▼
というか、
先輩がそんなことしちゃダメだよー?▼
こんなことじゃ、新兵たちの
お手本にならないじゃないか。▼
そうでなくても君は罠にハマったり、
ぬかるみに落ちたりするんだからさー。▼
- [セツナ]
- …………▼
- [ツバキ]
- 単独でドジをするのは
この際良いとしても、▼
今は育成係として、
面倒を見ている立場なんだからねー?▼
- [セツナ]
- …………▼
- [ツバキ]
- 一人のときは自分だけの被害で済むけど、
今回みたいに他人に迷惑はかけちゃダメだよー?▼
自分よりも弱き者を連れているなら、
尚更きちんと意識しないと…▼
- [セツナ]
- …………▼
- [ツバキ]
- …セツナ?▼
- [セツナ]
- こんなに褒められたの、はじめて…▼
- [ツバキ]
- 褒めてない!▼
とにかく、しっかりしてよねー。
育成係は君と俺の二人だけなんだから。▼
ちゃんと協力してよー。
頼んだからね。▼
- [セツナ]
- わかった…がんばる…▼
支援A†
- [セツナ]
- ツバキ…▼
- [ツバキ]
- あ、セツナ…▼
- [セツナ]
- ちょっといい?▼
- [ツバキ]
- えーと、俺のほうも話があったんだー。▼
- [セツナ]
- 先に…どうぞ。▼
- [ツバキ]
- い、いや…先に話しかけてきたのは君だし、
君のほうからどうぞー。▼
- [セツナ]
- どうも…▼
私、新人兵士の育成係、
辞退しようと思って…▼
- [ツバキ]
- えっ!? な、なんで…?▼
- [セツナ]
- だって私、また山でフラフラと
花を見に行ってしまった…▼
おかげでツバキにまた迷惑かけたから…▼
- [ツバキ]
- ええと…そのことなんだけど…▼
この間、新兵の子に言われたんだー。
セツナのことをすごく尊敬してるって…▼
- [セツナ]
- え…?▼
- [ツバキ]
- 山の中で珍しい植物を見つけたりして、
セツナの観察力はすごいってさー。▼
行軍ってとても堅苦しい任務だけど、
そんな中でもセツナは喜びや楽しさ、▼
新しい発見を見つけて教えてくれる、
良い先輩だって言ってたよ…▼
- [セツナ]
- そう…▼
- [ツバキ]
- それを聞いて俺も思い直したんだー。▼
セツナのような面白い先輩が
一人くらいいたっていいんじゃないかなーって。▼
今まで口うるさく言っちゃって…
ごめんね、セツナ。▼
- [セツナ]
- ツバキ…▼
- [ツバキ]
- 諦めずにもう少しがんばってみよう?
俺もできるだけ協力するからさー。▼
- [セツナ]
- …………▼
…わかった。
私、もう少しやってみる…▼
あの子たちの模範になれるように…
努力してみる…▼
- [ツバキ]
- うん、その意気だよー!
これからもよろしくね。セツナ。▼
- [セツナ]
- うん、よろしく…▼
支援S†
- [セツナ]
- ツバキ…▼
- [ツバキ]
- あっ、セツナー。▼
最近は育成係もがんばってるよねー。
みんなからも評判いいらしいよー。▼
- [セツナ]
- そう…良かった…▼
- [ツバキ]
- あっ、ところでどうしたのー?
何か俺に話があって来たのかなー?▼
- [セツナ]
- ええ…実はその…新米の子たちから…
私も言われた…▼
- [ツバキ]
- あっ、何か感謝の言葉とかー?▼
- [セツナ]
- 違う…▼
- [ツバキ]
- あら…じゃあ何かなー?▼
- [セツナ]
- ツバキと私が…
お似合いだと思われてるって…▼
- [ツバキ]
- えっ…!
ええーーっ!!?▼
- [セツナ]
- そういう風に言われて私…
ツバキのことが気になり始めて…▼
そしてわかった…▼
私は…
あなたが好きだって…▼
- [ツバキ]
- セツナ…▼
- [セツナ]
- それじゃ…▼
- [ツバキ]
- ええ!?
ど、どこ行くの!?▼
- [セツナ]
- 帰るの…
話は終わったから…▼
- [ツバキ]
- えええ…普通はもっと続きが
あるものなんじゃないのー?▼
付き合ってほしいとか、
あなたはどうなのとか…▼
- [セツナ]
- …ない。▼
両想いになりたいとか…
そういうことじゃない…▼
でもこの気持ちだけは伝えておきたいって…
そう思った…▼
それに…▼
- [ツバキ]
- それに?▼
- [セツナ]
- ツバキは私なんか好きにならない…
それぐらい、わかる…▼
- [ツバキ]
- セツナ…▼
…馬鹿だなー、セツナは。
全然そんなことないのに。▼
…俺もセツナのこと好きだよ…▼
- [セツナ]
- え…▼
- [ツバキ]
- 最初は正直苦手だったんだけどねー。
でも…いつの間にか目が離せなくなってた。▼
君といると、きっと一生退屈しないよね。
だから…▼
俺からも言わせてほしい。
俺の恋人になってくれるかい?▼
- [セツナ]
- うん…
うれしい…▼
- [ツバキ]
- ははは…ありがとう、セツナ。
これで俺たちは晴れて公認の恋人だよー。▼
でもこれで新人たちには
ますます噂されちゃいそうだねー。▼
- [セツナ]
- 別にいい…
ツバキが傍にいるなら…▼
オボロ†
支援C†
- [ツバキ]
- あれっ…? 商店街の雑貨屋さんの前に
人だかりができてるー。▼
何かあったのかな…?▼
- [オボロ]
- さて、皆さーん!▼
今ちょうど入ったこの商品、
実はとても値打ちのある物なんです!▼
ちょっと実演してみますから、
集まってください!▼
- [ツバキ]
- あれって、オボロ…?▼
- [オボロ]
- あっ、その商品ですね。
こちらは只今在庫を切らしておりまして…▼
ただこちらの商品であれば
同じような効果を得られます。▼
お値段も少し安くなっておりますので、
おススメですよ。▼
- [ツバキ]
- おおー…
何だかお手の物という感じだね。▼
- [オボロ]
- ああっ、お客様。
申し訳ありません。▼
その商品はこのようにすれば、
問題なくご使用いただけるかと思います。▼
説明が不足しており失礼しました。▼
- [ツバキ]
- 苦情を言うお客さんの対応まで
完璧だねー。▼
- [オボロ]
- あっ!
ツ、ツバキ…!▼
- [ツバキ]
- やあ、オボロ。
見てたよー。▼
なんでお店の店員さんの格好をして、
手伝ってるのー?▼
- [オボロ]
- じ、実は…▼
このお店の店主さんが急病を患って、
店番をする人が少なくなってしまって、▼
お店のご夫人が困っていたの…
それで少しだけ手伝ってあげようかと…▼
- [ツバキ]
- そうか、それは災難だったね。
オボロは優しいねー。▼
- [オボロ]
- いえ、その…▼
- [ツバキ]
- むしろ君の完璧な対応を見てて、
舌を巻いちゃったよ。▼
苦情を言ってるお客さんの対応から、
商品の説明まで…何でもそつなくこなしてて、▼
俺ビックリしちゃったよ。
手慣れたものだねー。▼
- [オボロ]
- ええ…昔はよく両親の手伝いで、
店先に立っていたから。▼
- [ツバキ]
- そうなんだー。▼
- [オボロ]
- ツバキ…ごめんなさい。
もう少しだけ手伝っていてもいいかしら?▼
本当はそろそろ陣に戻らなきゃいけない
時間だって、わかってはいるんだけど…▼
- [ツバキ]
- ああ、大丈夫だよー。
俺が先に戻ってうまくごまかしておくからさー。▼
- [オボロ]
- ツバキ…ありがとう!▼
支援B†
- [ツバキ]
- あそこはこの間オボロが
手伝いをしてたお店だね。▼
お店のご主人の急病はもう治ったのかなー?▼
- [オボロ]
- いらっしゃいませー!
どうぞ、ご覧ください~!▼
- [ツバキ]
- あれー? オボロ?
また手伝いしてるの?▼
- [オボロ]
- ツ…ツバキ!!▼
- [ツバキ]
- もしかして…まだご主人の病状が
良くなってないのかい?▼
- [オボロ]
- え、ええ…▼
- [ツバキ]
- そうなのかー、それは大変だね。▼
- [オボロ]
- ご、ごめんなさい…▼
仮にも軍に所属している兵士の私が、
関係ない所で商売の手伝いをするなんて…▼
本当はこんなことしちゃいけないって
わかってるんだけど…▼
お店の夫人がとても大変そうにしているのを見て、
放っておけなくなっちゃって…▼
- [ツバキ]
- なるほどー。
うん…確かに白夜王国に仕える兵士が、▼
無断で何度も客商売をしてるってのは…
あんまり褒められたものじゃないかもねー。▼
- [オボロ]
- 私…もう辞めるって奥さんに言ってくるわ。
こんなの良くないもの…▼
- [ツバキ]
- あっ…▼
いや…俺、もう少しだけなら黙っておくよ?▼
- [オボロ]
- えっ…でも!▼
- [ツバキ]
- ご主人が復帰するまで、
あとどれくらいなの?▼
- [オボロ]
- もうだいぶ良くなっているし、
そんなに時間はかからないと思うけど…▼
- [ツバキ]
- じゃあこの際、
最後まで付き合ってあげなよー。▼
- [オボロ]
- いいのかしら…?▼
- [ツバキ]
- 平気だよー。俺が黙っていれば
誰もこのことは知らないままだろうからね。▼
- [オボロ]
- ツバキ…ありがとう!▼
- [ツバキ]
- うん、店番がんばってねー。▼
支援A†
- [ツバキ]
- あ、オボロー。天幕にいるってことは、
もう店番はしなくてもいいのかい?▼
- [オボロ]
- ええ、もう大丈夫。▼
お店のご主人も復帰されて、
もう元気いっぱいに働いているわ。▼
この前手伝ってきたお礼を
渡されそうになったんだけど、▼
別に見返りが欲しかったわけじゃないし、
丁重にお断りしたわ。▼
- [ツバキ]
- そうなんだー。▼
- [オボロ]
- ツバキ…その節は色々とごめんなさい。
そして気を遣ってくれて、本当にありがとう。▼
- [ツバキ]
- いやいやー、どういたしまして。▼
- [オボロ]
- でも…ツバキ、どうして黙ってくれたの?▼
あなたは完璧主義だし、ああいうことは
決して見逃さないと思ってたけど…▼
- [ツバキ]
- そうだね、俺の性格上…基本的には
決まり事には全部従って生きてきたし、▼
いつ誰かにバレるんじゃないかと
内心ビクビクしてたよー。▼
- [オボロ]
- ツバキ…▼
- [ツバキ]
- でもねー、店頭で君を見ていたら、
俺の考えが少し変わっていったんだ。▼
- [オボロ]
- えっ…?▼
- [ツバキ]
- 君がすごく楽しそうにしていたからねー。▼
手伝ってあげたいという
優しさもあるんだろうけど、▼
それよりもお客さん相手に商売すること自体が
好きなんだろうなって思ったから…▼
君からそれを取り上げるのは、
可哀想だと思ってねー。▼
- [オボロ]
- そ、そうだったのね…▼
- [ツバキ]
- オボロは商売とか、
人のお世話が性に合ってるんだろうね。▼
素敵な才能だと思うなー。▼
- [オボロ]
- ええ、ツバキ。
本当にありがとう…▼
- [ツバキ]
- ううん。それじゃ今回は、
二人で仲良く秘密を共有ってやつだねー。▼
- [オボロ]
- うふふふっ…ツバキったら。▼
支援S†
- [オボロ]
- ツバキ、少しいいかしら?▼
- [ツバキ]
- オボロ?
どうしたのー?▼
- [オボロ]
- この間のことのお礼を、
改めて言おうと思って…▼
- [ツバキ]
- 別に何度も言わなくてもいいよー。▼
君の意外な一面が見られて
僕も楽しかったからね。▼
- [オボロ]
- いえ…言わせてほしいの。▼
私…他にもツバキに
聞いてほしいことがあるから…▼
- [ツバキ]
- え?▼
- [オボロ]
- 私…ツバキはあんな過ちは
絶対に許してくれないって思ってたの…▼
でもあなたは見逃してくれた。▼
すごく嬉しかったし、
あなたの優しさへの感謝の気持ちが…▼
いつの間にか恋心に変わっていることに
気づいたわ…▼
- [ツバキ]
- !!
オ、オボロ…▼
- [オボロ]
- だから私…私のことを理解してくれてるあなたに
好きだと伝えたかったの…▼
- [ツバキ]
- そ…そうだったんだね。▼
うん、ありがとー。
俺もそう言ってもらえてすごく嬉しいよ。▼
君がお店の手伝いをしてるときに
すごく輝いて見えたのは…▼
俺も君を魅力的に感じて、
心惹かれていたということなんだろうね…▼
- [オボロ]
- ツバキ…!▼
- [ツバキ]
- 俺も、君が好きだよー。▼
そして、できるなら君の将来を
隣で応援したい…▼
君は将来、呉服屋の仕事も
してみたいんだよね?▼
- [オボロ]
- …ええ。▼
- [ツバキ]
- じゃあ俺が支えになるよー。▼
ずっと君を助けていくからさー。
オボロの夢を絶対に叶えようねー。▼
- [オボロ]
- ツバキ…ありがとう! あなたのこと、
これからも愛し続けるって誓うわ。▼
- [ツバキ]
- うん、俺も同じだよー!▼
ヒナタ†
支援C†
- [ツバキ]
- うんうん…
今日も完璧、っとー。▼
- [ヒナタ]
- お、ツバキ。なんだかご機嫌だな。▼
- [ツバキ]
- ああ、ヒナタじゃないかー!▼
今日はいつも以上に俺の身だしなみが、
完璧だと思ってね。見惚れてたんだー。▼
- [ヒナタ]
- はあ!? 自分に見惚れてたのか!?
何やってんだお前は。▼
ったく…身だしなみなんて
そんなに気にすることか?▼
- [ツバキ]
- 身だしなみは重要だよー。▼
自分の外見を美しくすることで、
内面の美しさまでも際立つからねー。▼
考えてもごらんよ。
身だしなみの汚い人と綺麗な人…▼
同じ行動をしたってどうしても
印象には差が出るだろうー?▼
- [ヒナタ]
- ま、まあ確かにな…▼
- [ツバキ]
- 時にヒナタ、君は身だしなみについて
あまり気にしていないようだねー?▼
- [ヒナタ]
- そうだな。
汚くなけりゃそれでいいって、思うぜ?▼
- [ツバキ]
- それじゃあダメだよー!▼
主君であるタクミ様にも
恥をかかせられないでしょうー?▼
それに男性として女性たちの横に
並ぶときだってあるだろうし、▼
自分の見た目も綺麗にしておかないと、
失礼だと思うよー。▼
- [ヒナタ]
- う、うーん…
そんなもんか?▼
- [ツバキ]
- そうそう、例えば…▼
「ヒナタさん今日も汚い!」
「見て、服に食べこぼしのシミが!」▼
「不潔よ、不潔だわ!」
「やだー髪も寝癖のままよ!」▼
…とか言われるの嫌だろうー?▼
- [ヒナタ]
- 何だよその小芝居は!!▼
- [ツバキ]
- 剣術馬鹿の君にも
わかりやすく言ってあげようと思ってー。▼
- [ヒナタ]
- くっ…! 失礼な奴。▼
でも悔しいが、なんとなくわかったぜ。
そんなこと言われたら普通に落ち込む。▼
- [ツバキ]
- でしょ? 女性にとってはね、
実は男性の顔はあまり関係ないのさー。▼
カッコ良さよりも
清潔感の方が大事なんだよー。▼
- [ヒナタ]
- そうなのか…ツバキがそこまで言うなら、
きっとそうなんだろうな…!▼
よし! ツバキ!
俺にその身だしなみについて教えてくれ!▼
- [ツバキ]
- おおー、ヒナタも
ついに乗り気になったかいー?▼
なら俺も協力を惜しまないよー!▼
- [ヒナタ]
- おう! よろしく頼むぜ!▼
支援B†
- [ツバキ]
- 今日は朝出かける前の身だしなみに
ついて教えるよー。▼
準備はいいかなー?▼
- [ヒナタ]
- おう! いつでもどんと来いだぜ!▼
- [ツバキ]
- まず、起きたら朝風呂に入りますー。
それで、出てきたら髪をとかすんだけど…▼
その時に少し椿油を付けてとかすと、
髪がツヤツヤになるんだよー。▼
念入りにとかすのが大切だねー。▼
- [ヒナタ]
- お、おう…椿油?
初っ端から大変だな…▼
- [ツバキ]
- えー? こんなの序の口だよー?▼
服は洗ったばかりの清潔なものを選んで着ることー。
あと皺一つないものを選んでねー。▼
- [ヒナタ]
- 皺一つない…ってどうすんだよ?
皺って普通に付いてるもんだろ?▼
- [ツバキ]
- 蒸気をあてて皺をのばすんだよー。
それを丁寧に乾かしたら皺が消えるのさー。▼
たたむ時もあんまりギュッとしちゃだめ。
折り目も言うなれば皺のひとつだからねー。▼
- [ヒナタ]
- …………▼
- [ツバキ]
- ん? どうしたんだい、ヒナター?
急に黙りこくっちゃってー。▼
- [ヒナタ]
- …無理だ。▼
- [ツバキ]
- え?▼
- [ヒナタ]
- 無理だ無理!!
そんな繊細な真似俺にできると思うか!?▼
- [ツバキ]
- もちろん思わないけど…▼
- [ヒナタ]
- 思ってなかったのかよ!?▼
…まあそれなら話は早い。
ツバキ、悪いけどこの話はなかったことに…▼
- [ツバキ]
- ふふふ…何を言っているのかなー。▼
どうしようもなくできない人を
できるようにするのが楽しいんじゃないかー。▼
この完璧な俺から教えてもらえるんだから、
逃げるだなんて許さないよー?▼
- [ヒナタ]
- はあ!?
誰に教わろうが無理なものは無理だって…▼
- [ツバキ]
- 平気、平気ー。
俺に合わせているうちに苦じゃなくなるからさー。▼
- [ヒナタ]
- おい、こら! そう言いながら
俺をどこへ引っ張っていくんだ!?▼
- [ツバキ]
- まずはお風呂だって言ったでしょー?
さぁ身体を綺麗にしようねー?▼
俺が完璧に洗ってあげるー。▼
- [ヒナタ]
- ええええええええ!?
やめろ! 俺にそんな趣味はない!▼
自分で洗う! 自分で洗うから!
う、うわああ~~っ!!▼
支援A†
- [ツバキ]
- あ、ヒナター!▼
- [ヒナタ]
- げ、ツバキ!
身だしなみの話はもういいからな!▼
- [ツバキ]
- そう言うと思ったよー。
君はてんで根性なしなんだからー。▼
- [ヒナタ]
- ぐっ…何も言い返せない…▼
- [ツバキ]
- 「やっぱりヒナタさん汚い!」
「体もちゃんと洗えないなんて最低!」▼
「食べこぼしのシミもべらぼうに多いわ!」
「やだー服も皺だらけよ!」▼
- [ヒナタ]
- その小芝居はもういい!!▼
- [ツバキ]
- でも今のままだとそう言われるようになるまで
時間の問題だよー?▼
だからさ、
もっと簡単なことだけやってみないー?▼
- [ヒナタ]
- 簡単なこと…?▼
- [ツバキ]
- そう。できることだけちょっとずつ
始めようってことー。▼
ヒナタだって、毎日はできないって
言ってたでしょー?▼
一段階ずつ意識を変えていけば、
面倒臭さも無くなっていくと思うんだー。▼
- [ヒナタ]
- うーん…そういうもんか?▼
- [ツバキ]
- 慣れないことをいきなりするのは
確かに難しいからねー。▼
例えば、数日に一度だけ
ちょっと服の皺を伸ばしておくとか、▼
思い出した時は髪の手入れを
するようにしてみるとか…▼
そういう小さなところから一歩ずつやっていこうよー。▼
- [ヒナタ]
- なるほど…ツバキ、ありがとな。
俺のために色々考えてくれて。▼
- [ツバキ]
- いやいや、いいんだよー。▼
君のために俺の時間が無駄になったことなんて、
全然気にしてないからー。▼
- [ヒナタ]
- くっ…!
お前ホント性格悪いな…▼
- [ツバキ]
- えへへー。
そこを身だしなみで誤魔化すのさー。▼
- [ヒナタ]
- ああ、そうか…
すげー納得いったぜ。▼
- [ツバキ]
- ん?
冗談のつもりだったんだけどな。▼
…まあいいや。
じゃあ早速、町に行こうー。▼
- [ヒナタ]
- 町?▼
- [ツバキ]
- うん。君の身だしなみ用の道具を
一式揃えに行かなくちゃねー。▼
椿油に櫛に鏡に…
沢山あるから覚悟しておいてー。▼
- [ヒナタ]
- うおお…
なんかやっぱり面倒になってきた…▼
- [ツバキ]
- 「見て! 寝癖が歩いてるわ!」
「相変わらずの身だしなみね!」▼
- [ヒナタ]
- あーーーーわかったよ!
行けばいいんだろ行けば!!▼
こうなったら徹底的に極めてやる…!▼
すげー身だしなみになって、
いつかお前を見返してやるから覚悟しとけ!!▼
- [ツバキ]
- あはは、楽しみー。▼
カゲロウ†
支援C†
- [カゲロウ]
- ツバキ。
少し良いか?▼
- [ツバキ]
- うん、いいよー。
どうしたのー?▼
- [カゲロウ]
- ツバキは…その…
絵心はあるほうか?▼
- [ツバキ]
- 絵心…うーん、まぁ…
そこそこはあるかな?▼
軍議のときに地図や地形を描いたりすると、
いつも上手だって褒められるよー。▼
- [カゲロウ]
- そうか。
では折り入って頼みがあるのだが…▼
私が美的感覚を開花できるよう、
教えを乞うことは可能だろうか?▼
- [ツバキ]
- それってつまり、
俺に絵を教えてほしいってことー?▼
- [カゲロウ]
- うむ。最終的にはそうなるが…▼
まずは正しい美的感覚を教授してもらうところ
からだと思っている。▼
- [ツバキ]
- ん? なんか回りくどいねー。
別にいいけど…▼
なんでさっきから落ち着きなく
キョロキョロしてるのー?▼
- [カゲロウ]
- こ…このことは誰にも言わず、
黙っていて欲しいからだ。▼
- [ツバキ]
- 別にそんなの隠さなくてもいいじゃないー。▼
絵の才能って、興味のない人にとっては
どんぐりの背比べだと思うけどなー?▼
- [カゲロウ]
- いや、私の絵は、その…▼
- [ツバキ]
- ん?▼
- [カゲロウ]
- まあ、私がこれまでに描いた絵を見てもらえば、
わかることだ…▼
とにかくこのことは他言無用で頼む。▼
- [ツバキ]
- ? うん、わかったよー。
じゃあ今度時間を作るね。▼
- [カゲロウ]
- かたじけない…!▼
支援B†
- [カゲロウ]
- ど、どうだツバキ。私の絵は…▼
- [ツバキ]
- …………▼
俺…こうしてカゲロウの絵を見せてもらって、
ようやくわかったよ。▼
この前はさ…
絵を描く技量なんて、▼
絵を描くのが好きな人以外にとっては
みんな似たようなものに見えるって言ったけど…▼
あ、あはは…前言撤回だー。▼
- [カゲロウ]
- くっ…やはりそうなのか?▼
- [ツバキ]
- う、うん…山を描いてるのに
血走った瞳がふもとに鎮座していたり…▼
人間の赤ちゃんを描いてるはずなのに、
真っ赤な翼と尻尾が生えてたり…▼
君の絵はなんというか…下手とかじゃなくて、
美的感覚が人と違うって感じだね…▼
- [カゲロウ]
- やはりそうなのだな…▼
- [ツバキ]
- だから君はこの前、正しい美的感覚を
教えてほしいって言ってたんだねー。▼
- [カゲロウ]
- ああ…▼
- [ツバキ]
- なるほどね。でもこれって
むしろ個性な気がするよー。▼
これを直したいなら、既存の価値観を壊して、
新しい価値観を芽吹かせないとダメだねー。▼
- [カゲロウ]
- 壊す…?▼
- [ツバキ]
- うん、そうだねー。▼
一般的に見て美しいとされている美術品や
綺麗な風景をたくさん見て、▼
これが美しい物なんだって、
固定観念を変えちゃうんだよー。▼
- [カゲロウ]
- 美しい物か…正直私には何が美しいのか、
よくわからぬのだ…▼
- [ツバキ]
- 風景とか、それこそ綺麗な人とかを見て、
「ああ、美しいなー」って思ったことはないの?▼
- [カゲロウ]
- もちろんある…あるにはあるが、
それをいざ紙の上で再現しようとしても、▼
全く別のものが出来上がってしまうのだ…
それが自分でもわからぬ…▼
- [ツバキ]
- カゲロウは己の心の深層を介して、
絵として具現化しているのかもしれないねー。▼
- [カゲロウ]
- どういう意味だ…?▼
- [ツバキ]
- 単純に模写するんじゃなくて、
その描く対象から感じるものを▼
抽象的に自分の価値観の中で噛み砕いて、
表現しているということだよー。▼
- [カゲロウ]
- むむっ…難解だ。▼
- [ツバキ]
- えへへ…
人の心も難解だからねー。▼
カゲロウの心にある混沌を知るのは、
なかなか大変そうだなー。▼
- [カゲロウ]
- うむ…▼
支援A†
- [カゲロウ]
- ツバキ。今日こそ私に、
正しい美的感覚を養わせてくれ。▼
- [ツバキ]
- そのことなんだけどさー、
君はもしかして…▼
美的感覚がずれてるというより、
人よりも優秀なんじゃないかなー?▼
- [カゲロウ]
- どういうことだ?▼
- [ツバキ]
- あれからね、芸術に関する文献を
色々調べてみたんだけど…▼
芸術に関して天才って呼ばれる人は、
生前に評価されないこともあったらしいよー。▼
あまりにも他の人と違いすぎていたせいで、
異端視されることも多いらしくてねー。▼
- [カゲロウ]
- …………▼
- [ツバキ]
- 君もきっとそういう星の下に生まれた、
天才って呼ばれる逸材なんじゃないかなー?▼
- [カゲロウ]
- …逸材だと?
私がそのような特別な存在のはずがない。▼
- [ツバキ]
- いやー、
でも君の絵を見てるとねー、▼
確かに理解しにくい混沌としたものだけど…
見れば見るほど味が出てくるというか…▼
これが新しい美術品に
なりえるんじゃないかって、▼
そう思うようになってきたんだよー。▼
- [カゲロウ]
- ツバキほどの男に褒められるのは
確かに悪い気はしないのだが…▼
どうも手放しで喜べる気もしないな。▼
- [ツバキ]
- でも俺から言わせてもらえれば、
何もせずにこの域に辿り着いた君こそが…▼
生まれながらの逸材というやつだよー。
ああ…羨ましいなあ。▼
- [カゲロウ]
- 何を言っている?
お前こそが生まれながらの天才であろう?▼
- [ツバキ]
- いや…俺は別に
生まれながらってわけじゃ…▼
- [カゲロウ]
- ん? 何か言ったか?▼
- [ツバキ]
- いや、何でもないよー。▼
とにかく君はこの価値観を
大事にしたほうがいいと思う。▼
俺から教えられることはもうないよー。▼
むしろ俺の方がその人並み外れた感覚を
勉強させてほしいくらい。▼
- [カゲロウ]
- そうなのか…?▼
- [ツバキ]
- うん、もっと自信を持って
自分の感覚を信じることだよー。▼
- [カゲロウ]
- そうか…お前が言うのなら、
そうなのかもしれぬな。▼
わかった。善処しよう。▼
- [ツバキ]
- うんうん。作品ができたら、
ぜひまた見せてほしいなー。▼
支援S†
- [ツバキ]
- カゲロウ。
折り入って頼みがあるんだー。▼
- [カゲロウ]
- ツバキか。
お前が人に頼みごととは珍しいな…▼
だが、頼りにされてうれしいぞ。
私にできることなら何でもしよう。▼
- [ツバキ]
- ほんとに?▼
何でもするってその言葉、
ほんとにほんとー?▼
- [カゲロウ]
- も、もちろんだ。▼
お前は先日、美的感覚の件で
色々と面倒をかけた。▼
だから、お前の頼みであれば
余程のことではない限り善処するぞ。▼
- [ツバキ]
- そっか。
じゃあ言うね…▼
…実はね、君は俺の憧れなんだー。▼
良かったら…
俺の恋人になってくれないかな?▼
- [カゲロウ]
- !? な、なんだと…!?
それは…▼
- [ツバキ]
- だめかな?
これは善処しようがない…?▼
- [カゲロウ]
- い、いや…
それ以前に疑問が多すぎる。▼
なぜ、ツバキが私を…?
しかも憧れとは…どういう意味だ?▼
- [ツバキ]
- だって君は俺のなれなかった…
天才だからさー。▼
絵を描くことにしても、あの感覚は
生まれながらにして与えられたものだよー。▼
評価されたくて陰でもがいている
俺と君とでは…質が違うんだ。▼
- [カゲロウ]
- 生まれながらの…天才…
だから私に憧れたというのか…?▼
- [ツバキ]
- うん。そうだよー。▼
でも、それだけじゃない。
自分が並はずれた才能を持っているのに、▼
それを誇示することなく…
あくまで自分は控えめな、陰の存在でいる。▼
そんなカゲロウのことが
俺は好きなんだよ。▼
- [カゲロウ]
- ツバキ…▼
- [ツバキ]
- 俺は君が天才だから好きなんじゃない。
もちろん憧れはするけど…▼
俺に見せてくれた普段の君が、
とっても魅力的だから、好きになったんだー。▼
だから、もしカゲロウのその才能が
ある日突然消えちゃったとしても…▼
俺はずっと君を好きでいるよ。▼
だから、良かったら…
俺の恋人になってよ。▼
- [カゲロウ]
- …………▼
ああ。もちろんだ。▼
私も…もしツバキが完璧でなくとも、
きっとお前に心惹かれただろう…▼
- [ツバキ]
- !! カゲロウ…▼
- [カゲロウ]
- 私はいつでも相談に乗ってくれる、
お前の優しさが好きだ。▼
それから、天才であろうと
陰で努力しているところもな。▼
喜んで…恋人になろう。▼
- [ツバキ]
- ありがとう…カゲロウ。
俺、とっても嬉しいよ…!▼
これからは、ずっと一緒にいようねー!▼
- [カゲロウ]
- ああ。これからよろしく頼む。▼
- [ツバキ]
- うん!
カゲロウ、大好きだよー!▼
モズメ†
支援C†
- [モズメ]
- あっ。あんたは…▼
- [ツバキ]
- やぁ、君はモズメだよねー。▼
- [モズメ]
- ああ、そうやよ。▼
あんたがこの軍の中で天才と謳われる
ツバキさんやね?▼
- [ツバキ]
- あはは…いやーそう言われてるみたいだけど、
俺なんてまだまだだよー。▼
でも何か訊きたいことがあるなら、
俺にわかる範囲でなら答えるよー。▼
- [モズメ]
- ええと、ほんならね…▼
- [白夜兵]
- ツバキさん!
ちょっとすみません!▼
- [ツバキ]
- ん? 何かあったのー?▼
- [白夜兵]
- 同期の奴が流行の風邪にかかっちゃいまして…
何か治す方法はないでしょうか?▼
- [ツバキ]
- ああー、今流行ってる風邪を治すなら、▼
薬草のオオナツメとツキノアマクサを
煎じて飲めば、すぐに治るよー。▼
- [白夜兵]
- わ、わかりました!
ありがとうございます!▼
- [モズメ]
- ツバキさん…
それよりもっとええ方法があるで?▼
- [ツバキ]
- えっ?▼
- [モズメ]
- さっきのは確かによく効くと思うけど…
オオナツメはすごく高価やし、▼
ツキノアマクサはそもそもお店に
置いてないから、採りに行くのが大変やよ。▼
今流行ってる風邪なら、焼き梅とネギを
すり潰してお茶に混ぜて飲むのが一番やなぁ。▼
- [ツバキ]
- そ、そんな方法があるなんて
知らなかったよ…▼
- [モズメ]
- 嫌やわ、別にすごないよ。
村の婆ちゃんに教えてもろうただけや。▼
- [ツバキ]
- 早速さっきの兵に伝えてくるよー。
ありがとう、モズメ。▼
- [モズメ]
- いやいや、全然やで。▼
- [ツバキ]
- …あとで書庫にも行って、
モズメに負けないように勉強しないとねー。▼
- [モズメ]
- ええっ…?
ツバキさん、負けず嫌いなんやね…?▼
支援B†
- [モズメ]
- ああ、ツバキさん!
あの話、聞いた?▼
- [ツバキ]
- あ、うん。
この前の兵のことだよね?▼
モズメに教わった方法を処方したら、
すぐに風邪が治ったらしいねー。▼
良かったよねー。▼
- [モズメ]
- そうやね。
あたいも役に立てて、ほんまに良かったわー。▼
- [ツバキ]
- それにしてもモズメの知識はすごいなぁ…
あんな治療法を知ってるなんて。▼
あの後で色んな本を読んでみたけど、
どこにも載ってなかったよー。▼
あれはモズメの村に伝わる秘密の知恵…
という感じだよねー。▼
- [モズメ]
- 別に大したことじゃないで…▼
あんなんは本に載せるまでもない
ただの生活の知恵みたいなもんや。▼
- [ツバキ]
- 生活の知恵か…
何か他にもあるのかいー?▼
- [モズメ]
- そうやね…
食べ物を保管するときの知恵とかかな…▼
- [ツバキ]
- へぇ、どんなのー?▼
- [モズメ]
- 大根とかを保管するときは、ちゃんと葉と根を
切ってから、古紙に包んでおくんやで。▼
- [ツバキ]
- 古紙に…そうなんだー。▼
- [モズメ]
- あとは野菜を冷たいところに
置いておくときは…▼
炭を一緒に置いといたら長い期間
傷めずに保管することができるんよ。▼
- [ツバキ]
- うーん、知らないことばかりだよー。▼
勉強しようと思っても、
なかなか得られないことばかりだなー。▼
ねえモズメ、
また色々教えてもらっていいかなー?▼
モズメの知恵は俺たちにとって、
すごく役立つことが多いと思うからさー。▼
- [モズメ]
- あ、うん…ええよ。
あたいにできることなら何でも協力させてな。
- [ツバキ]
- ありがとうー。▼
支援A†
- [モズメ]
- は…はぁ~。▼
今日はなんや皆に色々訊かれることが
多かったなぁ…▼
しんどかったけど…
役に立てたのは嬉しいわ。▼
- [ツバキ]
- あー、モズメ!
ご、ごめんね…!▼
- [モズメ]
- ツバキさん…なんで謝るん?▼
- [ツバキ]
- 君に相談ごとをする仲間が沢山いて、
列を作っていたって聞いたよ…▼
実はあれ…モズメの知識がすごいって、
俺がみんなに言って回ったからなんだー。▼
いつの間にか噂になって、
広まっちゃったみたいだねー。▼
- [モズメ]
- そ、そうやったん?
ようやく今日のことが理解できたわ。▼
- [ツバキ]
- ごめん、大変だった…?▼
- [モズメ]
- 確かに慌ただしかったけど…
役に立てたのは嬉しかったで。▼
- [ツバキ]
- そうかー。
そう言ってくれてホッとしたよー。▼
- [モズメ]
- ツバキさん…あんたみたいな人って、
そうやって自分より持てはやされる人がおると…▼
嫉妬したり競争心を燃やしたりとか、
そういうのを感じる人かと思てたけど…▼
意外にそうでもないんやね。▼
- [ツバキ]
- あはは…まぁ無いこともないけどねー。▼
それより、そういう人材がいることを伝えて、
広めていくほうがみんなのためになるでしょー?▼
- [モズメ]
- さすがは出来たお人やで。▼
こういうのを含めてあんたは、
完璧な天才って呼ばれてるんやねぇ…▼
- [ツバキ]
- あはは、それは言いすぎだよー。▼
モズメ、これからもお互いの知識を、
みんなのために活かしていこうねー。▼
- [モズメ]
- そうやね、あたいもがんばるわ。▼
支援S†
- [モズメ]
- ツ…ツバキさん、
ちょっとええかな…?▼
- [ツバキ]
- モズメ?
どうしたのー?▼
- [モズメ]
- あんなぁ…あたい…
ツバキさんに言いたいことがあって…▼
- [ツバキ]
- 何かなー?
何でも言ってよー。▼
でも生活の知恵のついての質問なら、
俺よりもモズメのほうが詳しいかもねー。▼
- [モズメ]
- そ、そういうことやないんやよ…▼
- [ツバキ]
- ん…?じゃあ何かなー?▼
- [モズメ]
- あたい…ツバキさんのこと、好きや…▼
- [ツバキ]
- …えっ?▼
そ、それはどうも…▼
- [モズメ]
- な、何なん、それ!?
第一声がそんな返事なん…?▼
- [ツバキ]
- あ、ご、ごめんねー。
ちょっとびっくりしちゃってさー。▼
だって、突然だったから…▼
- [モズメ]
- そ、そうやんな…
ごめんな、ツバキさん…▼
でもあたい…ツバキさんを見たときから、
気になってたんよ…▼
天才と謳われて…
何でもできて、優しゅうて。▼
でもツバキさんはどこから見ても、▼
都会の男性って感じやし…
あたいと釣り合いなんて取れてへん…▼
- [ツバキ]
- モズメ…▼
- [モズメ]
- でも最近は色々楽しくお話しできる
ようになってきてたし…▼
ダメやったとしても…
告白するくらいは許されるかなって…▼
そう思ったんよ…▼
びっくりさせてしもて、ごめんな…▼
- [ツバキ]
- …………▼
全く…モズメは本当に
自分を低く見てるんだなぁー。▼
- [モズメ]
- え…?▼
- [ツバキ]
- ちゃんとお返事するね…
俺も…モズメのこと好きだよ。▼
- [モズメ]
- えっ!!?▼
- [ツバキ]
- だから釣り合うとか釣り合わないとか
そんなの気にしないでほしいなー。▼
モズメが俺の隣に相応しくないなんて
思われたら…悲しくなるよー。▼
- [モズメ]
- ツバキさん…ありがとう。
そう言ってもらえて、あたい幸せやわ。▼
- [ツバキ]
- これまで悩ませちゃってごめんね…▼
でもこれからはずっと俺、
君と一緒にいるから…▼
だから君も自分なんかって卑下しないで、
自信を持って俺の隣にいてほしいな…▼
- [モズメ]
- うん、約束するで…
あたいずっとあんたの傍におるよ。▼
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- オボロ支援Bはたたき台のつもりです。どなたか完全版にして下さると助かります。 --
- ヒナタのやつはエポ案件ですね -- H・S
Last-modified: 2022-02-11 (金) 12:01:43