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章別会話/会話イベント(男主人公関連)

傭兵編

サムトーと主人公

サムトーと主人公1

[ナバール?]
動くな…▼
[クリス]
!?▼
[ナバール?]
誰でも良い…
今宵の我が必殺剣は
血に飢えておる…▼
[クリス]
な……▼
[ナバール?]
そこのお前…抜け。
さもなくば斬る。▼
[クリス]
……く……▼
ならば、
おれも全力をもって…!▼
[ナバール?]
え…?
いや、ちょ、ちょっと待て…▼
[クリス]

もしや…!
サムトー殿!?▼
[サムトー]
あれ?
おかしいな、ばれちまったか?▼
[クリス]
やっぱり!▼
[サムトー]
どうだい、そっくりだったろ?▼
厄介ごとに巻き込まれた時も
これ一発でみんな逃げてくから
便利なんだよなー。▼
女の子にも
きゃーきゃー言われるしさ。▼
[クリス]
またそんなことを…
ふざけてばかりいると
マルス様に怒られますよ。▼
[サムトー]
いやー、悪い悪い。▼

サムトーと主人公2

[サムトー]
あの子はいい子だけど、
すでに相手がいるしなあ。▼
あの子はまだ幼いから
俺の守備範囲外、と。▼
あの子はちょっと…強気すぎるか?
だがそれもまたいいかも…▼
[クリス]
…さっきから一人でぶつぶつと…
何の話を?▼
[サムトー]
ん?
ああ、この軍って、可愛い女の子が
多いなーって思ってたんだ。▼
な、お前だって
男として気になるだろ?▼
[クリス]

あまり考えたことがなかったが…▼
[サムトー]
またまたー、ごまかすなって。
誰が本命なんだ?
誰にも言わないから教えろよ。▼
[クリス]
おれは近衛騎士だ。
色恋など…▼
[サムトー]
へえ、堅物なんだなお前。
もしかして、女の子の手も
にぎったことがないとか?▼
[クリス]
そ、それくらいは…▼
[サムトー]
はは、照れてやんの。
お前は戦いじゃえらく強くて
近寄りがたい奴だなーと思ってたけど、▼
可愛いとこあるんだな。
よーし、俺が女の子との付き合い方を
教えてやろうか?▼
[クリス]
つ、付き合い方?▼
[サムトー]
わかってるって。
どうせろくに女の子と
付き合ったことないんだろ?▼
かわいそうになー。
俺なんかお前くらいの頃は
女の子にもてすぎて困って…▼
[クリス]
し、失礼する!▼
(クリスが立ち去る)
[サムトー]
おーい、クリス!▼
……いっちまった。
からかいすぎたかな?▼

サムトーと主人公3

[サムトー]
おーいクリス。▼
[クリス]
……▼
[サムトー]
あれ、まだ怒ってるの?
面白い奴だなークリスは。▼
[クリス]
…いえ、
もう怒ってなどいません。▼
[サムトー]
そっか、良かった。
じゃあさ、俺の新しいものまねに
つきあってくれよ。▼
[クリス]
…サムトー殿。
どうせなら、顔だけでなく
剣技もまねしてみては?▼
そのためなら、
おれも力を貸しましょう。▼
[サムトー]
手合わせってことか?
もちろん構わないけど、
手加減してくれるよな?▼
クリスが本気出したら
俺下手すりゃ死んじゃうし…▼
[クリス]
…その時はその時。▼
[サムトー]
え? あれ?
クリスなんか目が怖いんですけど…▼
怒ってる?
やっぱりまだ根に持ってる?▼
[クリス]
…怒ってなどいません。▼
どうせおれは、
女性にもてない
ただの戦闘馬鹿ですから…▼
[サムトー]
え? いや、待て、
俺、別にそこまで言ってな…▼
[クリス]
では…
覚悟!▼
[サムトー]
ちょ、ちょっとまっ…!
わーーーっ!▼

シーザと主人公

シーザと主人公1

[クリス]
シーザ…
失礼、読書中だったか。▼
[シーザ]
ああ、クリス…といったか。▼
かまわない。
何度も読んでいる本だからな。▼
[クリス]
ずいぶん読み込まれた本みたいだが…
何の本なんだ?▼
[シーザ]
戦術書だ。
隊を率いる者として…な。▼
おれが率いていたのは、
この軍からすると
取るに足らない小隊だが、▼
戦術を知らなくていいという
理由にはなるまい。▼
[クリス]
どおりで…
先日の戦いでは肝が冷えたな。▼
正規軍に劣るはずの傭兵部隊が、
一騎当千の精鋭部隊のようだった。▼
[シーザ]
結局打ち破られてしまったがな。▼
[クリス]
それは…マルス様が、
数や装備などを充実させ、
しかるべき準備を行ったからだな。▼
[シーザ]
それだ。▼
[クリス]
え?▼
[シーザ]
戦いというのは、
始まる前に勝負が
決まっていることが多い。▼
マルス王子は勝つ準備ができていた。
俺たちにはできなかった。
その差が勝敗を決した。▼
この間の戦術など、
小手先の技術にすぎない。▼
[クリス]
そういうことも、
その書に書いてあるのか?▼
[シーザ]
ああ。▼
[クリス]
興味深い本だな…
よければ見せてくれないか?▼
[シーザ]
ああ。
返すのはいつでもいい。▼

シーザと主人公2

[シーザ]
クリスか。
どうだ? この間の本は。▼
[クリス]
読み始めてはいるが…▼
知らない文字が多くて、苦労している。▼
[シーザ]
ああ、言い忘れていたが
それは異なる大陸の本だからな。
読みづらいのも無理はない。▼
[クリス]
こんな本をどこから?▼
[シーザ]
ワーレンに行ったことはあるか?▼
[クリス]
いや。港町であることは知っているが。▼
[シーザ]
おれはワーレンを拠点としているが、
あの町には
世界中から船がくる。▼
で、異大陸の船を護衛したときに
礼として…な。▼
[クリス]
異大陸の
言葉も分かるのか?▼
[シーザ]
ああ、問題ない。▼
ワーレンなんて街で
傭兵隊長をやっている以上、▼
様々な人間を
護衛することがあるからな。▼
[クリス]
博識なのだな…
おれは傭兵という生き方を
誤解していたのかもしれん…▼

シーザと主人公3

[クリス]
ワーレンに家族は?▼
[シーザ]
ああ…妹が一人いる。▼
[クリス]
妹さんか。
一緒にいなくていいのか?▼
[シーザ]
もう一つ問題があってな…
妹は…病なんだ。▼
[クリス]
そうか…▼
[シーザ]
薬を飲んでいれば
命に別状はないが…
薬代が高くてな…▼
ワーレンの稼ぎだけでは払いきれず、
こうやって出稼ぎにきているわけだ。▼
[クリス]
…妹さんのためにも、
なんとしても
生きて帰らねばならないな。▼
[シーザ]
ああ。そのためにも、クリス、
お前には期待している。▼
[クリス]
おれに?▼
[シーザ]
この軍の要はクリス、
お前だと思っている。▼
マルス王子との関係だけではない、
戦場でのお前の行動を
よく見ていればわかる。▼
お前の行動が
戦争の勝敗を決する…
おれの目にはそう見える。▼
[クリス]
……▼
[シーザ]
まあ、お前を頼りにしているのは
マルス王子たちだけではない
ということだ。▼
虫の良い話だが…
そのためならクリス、
おれはお前の力になろう。▼
平時であろうと
戦場であろうとな。▼
[クリス]
感謝する、シーザ。▼
[シーザ]
礼は無用だ。
おれは傭兵…あくまで
自分の得になると考えてのこと。▼
だから、遠慮も無用だ。
おれに出来ることなら
なんでも言ってくれ。▼

ラディと主人公

ラディと主人公1

[クリス]
ラディは以前、
ワーレンの傭兵だったんだな。▼
[ラディ]
ああ。
シーザが出稼ぎに行くって
言ったときにくっついてきたんだ。▼
あの人は兄貴みたいなものなんだけど…
ちょっとでも役に立てたら、
と思ってな!▼
[クリス]
シーザ殿のために?▼
[ラディ]
ああ!
頑張ってお金を稼いで、それで…
と、危ない危ない。▼
[クリス]
?▼
[ラディ]
シーザに喋るな、って
言われてたのを忘れてたよ。▼
だからここから先は
喋るわけにはいかない。▼
[クリス]
そうか、それなら
無理に聞くことはできないな。▼
だが、うまくいくことを祈ってる。▼
[ラディ]
ありがと。
クリス、
あんたって良い人なんだね。▼

ラディと主人公2

[ラディ]
うーん、うーん…▼
[クリス]
ラディ?
どうしたんだ?▼
[ラディ]
ん?
ああ、クリスさんか。▼
いや、前にシーザから貰った本を
読んでるんだけどさあ…
…ちんぷんかんぷんなんだ。▼
[クリス]
どんな本を読んでるんだ?▼
…ああ、この本なら
おれも昔読んだな。
戦術の基本、良書だ。▼
[ラディ]
おっ! 良かった。
なら教えてくれよ!▼
なるべく短い内容を
まとめてくれると助かるなー。
一言くらいで。▼
[クリス]
ダメだ。
こういう本は何度も何度も、
納得できるまで読み込まないと。▼
人に頼ってわかった気になっても
仕方がない。▼
[ラディ]
ちぇーっ。
シーザと同じ事言うんだもんなぁ。▼
…兄貴が増えた気分だよ。▼
[クリス]
そのかわり、わからないことが
あったらいくらでも教える。
何でも聞いてくれ。▼
[ラディ]
うーわかった、
おれ頑張って読んでみるよ!
一日一ページくらいで…▼

ラディと主人公3

[クリス]
ラディは戦いが終わったら、
どうするんだ?▼
[ラディ]
おれ、ワーレンに帰るよ。
その頃には
お金も貯まってるだろうしね。▼
[クリス]
そうか。
前に言ってた秘密の話だな。▼
[ラディ]
うん…うーん…▼
まあ、クリスさんになら
言ってもいいか。▼
シーザの妹を治す
薬を買ってあげるんだ。▼
[クリス]
…病気なのか?▼
[ラディ]
それもかなり重い、ね。▼
よく効く薬はあるんだけど、
なにせ高くてさぁ。▼
だからシーザが
出稼ぎに行くって言ったとき、
無理矢理ついてきたんだ。▼
シーザの妹なら、
おれの妹も同じだから。▼
[クリス]
そうだったのか…▼
だが、どうして秘密に?▼
[ラディ]
シーザは言ってた。▼
無責任な同情や、
弱みにつけこもうとする輩…
そういうのを避けるためだって。▼
おれもシーザも傭兵だし、
人を信じないたちだから。▼
でも、クリスさんは
特別だからね。▼
[クリス]
ラディ…▼
[ラディ]
誰にも喋らないでくれよ。
クリスさんだから
言ったんだから。▼
[クリス]
ああ、わかった。
ラディとおれの秘密だ。▼

ナバールと主人公

ナバールと主人公1 

[クリス]
あなたがあの
紅の剣士ナバール…▼
[ナバール]
……▼
[クリス]
あ、お待ちください。
あなたにお話があります。
マルス様のご命令で…▼
[ナバール]
……何だ?▼
[クリス]
はい。これからの戦い、
おれはあなたと共に
作戦行動を取らせていただきます。▼
[ナバール]
…何故お前と?▼
[クリス]
マルス様のお心はわかりませんが、
おそらくあなたが
お一人で戦うことが多いため…▼
誰かと共に行動することが
軍全体として良いことだと
考えられたのだと思います。▼
[ナバール]
……▼
[クリス]
ナバール殿、
前の戦争の英雄である
あなたと共に戦えるのは光栄です。▼
これから
よろしくお願い致します!▼

ナバールと主人公2

[クリス]
ナバール殿!
こちらでしたか。▼
[ナバール]
……またお前か。▼
[クリス]
最近、戦場でも行軍でも
よく会いますね。▼
ナバール殿とおれは
意外と気が合うのかもしれない。▼
[ナバール]
……▼
[クリス]
な、なんですかその
お前が追いかけてきてるだけだ
みたいな目は…▼
[ナバール]
……用は?▼
[クリス]
あ、はい。
実は先日、
良くない話を聞きました。▼
あなたはフィーナ殿を助ける前は
盗賊どもの用心棒をしていたとか…▼
事実なのですか?▼
[ナバール]
……ああ。▼
[クリス]
な、何故ですか!?▼
あなたほどの人が、
なぜそんな悪党たちに
手を貸すような真似を…▼
[ナバール]
……▼
[クリス]
何か、事情があるのですか?
そのために仕方なく…▼
[ナバール]
…そんな事情などない。▼
…俺は山賊どもと何も変わらん。
お前たちとは違う。▼
[クリス]
……ナバール殿。▼
いえ、
そんなことはありません。
あなたとおれたちは同じです。▼
あなたはマルス様のために
この軍にいる。▼
[ナバール]
……▼
……なぜそう思う?▼
[クリス]
あなたを見ていればわかります。▼
おれだって、無駄にずっと
あなたを追いかけてはいない。▼
[ナバール]
……▼
[クリス]
あなたは悪い人ではありません。
ただ、今まで山賊たちに
混じっているうちに、▼
知らず知らずに
悪に染まってしまっただけ。
今ならまだ更正できます。▼
マルス様もそう望まれています。
ならば、
きっとそれがおれの使命です。▼
[ナバール]
……?▼
[クリス]
ナバール殿、
あなたが真人間に戻るまで
おれは説得を続けます!▼
[ナバール]
ふ……▼
[クリス]
な、何が可笑しいのですか?▼
[ナバール]
…お前もマルス王子と同じ
お人好しだな。▼
[クリス]
どういう意味ですか?
マルス様と同じ…
褒め言葉でしょうか。▼
けど…
ナバール殿が笑うところを
初めて見ました。▼
[ナバール]
……。
…先に行く。▼
(ナバールが立ち去る)
[クリス]
あ、待ってください。
ナバール殿!▼

ナバールと主人公3

[クリス]
ナバール殿、
またお会いしました。▼
[ナバール]
……▼
[クリス]
あなたが戦場で近くに
いてくださるおかげで、
おれは安心して戦えます。▼
ナバール殿とおれは、
良い仲間になれるかも
しれません。▼
[ナバール]
…お前と組んだつもりはない。▼
[クリス]
それでも構わない。
でも、おれはナバール殿を
大切な仲間だと思っています。▼
[ナバール]
……▼
[クリス]
それでは、
おれは訓練をしてきます。
また後で…▼
[ナバール]
…待て。▼
[クリス]
ナバール殿?▼
[ナバール]
…右手。▼
[クリス]
え?▼
[ナバール]
薬指…痛めているようだ。▼
手当てしておけ…戦いにさわる。▼
[クリス]
え?
本当だ。
夢中で気付かなかった…▼
って……ええっ!?▼
[ナバール]
……?▼
[クリス]
ナバール殿…
まさかと思いますが、
もしかして今…▼
おれを気づかったのですか?▼
[ナバール]
……▼
[クリス]
ナバール殿!!
やっと正しい心を
取り戻したのですね?▼
[ナバール]
…騒がしい。▼
[クリス]
おれは今、感動しています。
今までマルス様の素晴らしさと
正義を説いたかいがあった!▼
[ナバール]
…静かにしろ。▼
[クリス]
ナバール殿、
これからもおれたちは、
マルス様のために頑張りましょう!▼
[ナバール]
…………▼

ダイスと主人公

ダイスと主人公1

[ダイス]
いよっ、と。▼
ちっ、表か。▼
[クリス]
ダイス殿。▼
[ダイス]
おう、
お前さんは確か…
クリスだったか。▼
[クリス]
ああ。
そのコインで何を?▼
[ダイス]
ああ、こいつは…。▼
賭けに使うコインでな、
表が出やすいように
ちょいと細工がしてある。▼
丁度いい。
クリスさんよ、
ひとつ、運試しでもどうだ?▼
[クリス]
面白そうだ。
では、一度だけお受けしよう。▼
[ダイス]
おっ、話せるねえ!
気に入ったぜ。▼
そらよっ…と!▼
さあ、どっちに張る!?▼
[クリス]
よし、ここは裏だ。▼
[ダイス]
おっ、なら俺は表だ。
…来い!▼
[クリス]
…くっ、表か。▼
[ダイス]
へへ、表が出やすい…って
言っただろ。▼
[クリス]
確かに。▼
…やはり、おれには
賭け事は向いていないようだ。
それでは、失礼する。▼
[ダイス]
なっ…待て。
ここで止めるか?
もう一回やろうぜ、な!▼
[クリス]
……一度だけ、と
言ったはずだが。▼

ダイスと主人公2

[ダイス]
おーい、
クリスさんよ!▼
[クリス]
ダイス殿。
何か、用だろうか。▼
[ダイス]
頼む!
俺と賭けをしてくれ!▼
もう一度だけで
いいからよ。▼
[クリス]
すまないが、断る。▼
そう言って、
あれから何度も
おれに挑んで来たじゃないか。▼
[ダイス]
ん?
まあ、そんな事もあったか。▼
だが今度こそ
本当に最後だ!
頼む!▼
[クリス]
…ダイス殿は
いつも賭け事ばかりだな。▼
それでは、他の人にも
苦労をかけてしまうのでは。▼
[ダイス]
おっ?
俺に説教か?▼
[クリス]
いや、説教のつもりは
ないのだが…。▼
[ダイス]
そう言うお前さんこそ、
王子さんに張ったんだろ?▼
[クリス]
なっ、何を言うか
ダイス殿…。▼
マルス様が負ける事など
あろうはずも無い。▼
だから、賭け事とは違う。
そのような事と
一緒にして欲しくはないな。▼
[ダイス]
はあ?
一緒だろ。▼
まず、自分にやれる事を
死ぬ気で考えて、
行動する。▼
結果は、
後から付いてくるだけよ。▼
[クリス]
…。▼
[ダイス]
お前さんの場合は…
そうだな。▼
負ける可能性を
王子さんと違う角度から見出して、
事前に取り除く。▼
んで、後は
王子さんの行動次第。
って所だろ?▼
[クリス]
まあ、それは
その通りだ。▼
[ダイス]
だからよ、
賭けをやるって事はだな…▼
[クリス]
その手には乗らん。▼
[ダイス]
ちっ、ダメか!▼

ダイスと主人公3

[クリス]
ダイス殿。▼
[ダイス]
おお、
クリスじゃねえか。▼
珍しいな、お前さんから
声を掛けてくるとはよ。▼
[クリス]
ああ、確かに。▼
[ダイス]
おっ、さては
ようやく賭けの良さが
分かってきたか?▼
[クリス]
いや、そこまででは無いな。▼
[ダイス]
なんだ…
面白くねえな。
じゃあ、何だ?▼
[クリス]
ひとつ、お聞きしたい。▼
ダイス殿が、
おれと賭けをする時に
使っていた道具だが…。▼
あれは決まって、いつも
ダイス殿にとって
不利なものだったと思う。▼
[ダイス]
ああ、あれか。▼
[クリス]
なぜ、
そのような事を?▼
[ダイス]
特に意味はねえ。▼
[クリス]
では、
わざと負けたと?▼
[ダイス]
…賭けをする時によ、
出目ってのは、
重要じゃねえんだな。▼
[クリス]
なっ?▼
[ダイス]
重要なのは、
ここぞって時に
サイを振れるかどうかよ。▼
自分が積み上げたモンを
パーっと使えるチャンスなんてな、
人生にはそうありゃしねえ。▼
[クリス]
それは、
そうかも知れん。▼
[ダイス]
ああ、そういえば
お前さんの王子さんには、
そういうモンを感じてるぜ。▼
だから賭けた。▼
[クリス]
…マルス様に。▼
[ダイス]
まあ、あいにく
俺が賭けられるもんは
この体一つしかねえけどな!▼
[クリス]
ダイス殿の言う
賭けの意味…
良く分かった。▼
しかし、
ダイス殿に張られている
という事は気掛かりだな…。▼
[ダイス]
なんだお前、
人を不幸の象徴みたいに。▼
[クリス]
すまん、冗談だ。▼
[ダイス]
よーし!
じゃあ景気付けに
一勝負と行こうぜ!▼
[クリス]
ああ、受けて立とう!▼

マリスと主人公

マリスと主人公1

[クリス]
マリス殿。▼
[マリス]
ええっと、お前は…。▼
[クリス]
クリスだ。▼
[マリス]
ああ、
マルス王子の周りで
ちょろちょろしている奴だったな。▼
[クリス]
なっ!▼
[マリス]
違うのか?▼
[クリス]
いや…。
まあ、そうだ。▼
[マリス]
で、何の用だ?▼
[クリス]
先の戦いぶり、
見せて貰った。▼
今までに見た事の無い型だったが…
我流か?▼
[マリス]
ああ。▼
[クリス]
戦闘用と言うには、
余りにも流麗な
…っ!?▼
[マリス]
何だと。▼
[クリス]
な、なぜ、
武器を抜く?▼
[マリス]
まあ、一度目だ。
許してやる。▼
…俺の親父の事は
知っているよな。▼
[クリス]
ああ。
賭博が好きだと聞いている。▼
[マリス]
親父の奴、
金をいくら稼いでも
すぐに使っちまう。▼
だから覚えたんだ。
見世物としての、剣技をな。▼
[クリス]
なるほど。▼
[マリス]
おっ、そうだ。
見たいか?▼
[クリス]
おお、それはありがたい!
是非見せてくれ。▼
…ん?
この手は、何だ?▼
[マリス]
金だよ。
誰が、タダだと言った?▼

マリスと主人公2

[マリス]
速度が乗ったな…
よーし、飛べ!▼
[クリス]
はっ!▼
[マリス]
着地したらすぐ止まる!▼
[クリス]
ええっ!?
無理だ!▼
[マリス]
…こけたか。▼
[クリス]
それは、そうだろう…。▼
そんな真似、
マリス殿以外には、
至難の業だ。▼
[マリス]
まあ、
簡単に真似られては
こっちとしても困るな。▼
しかしお前、
単に鍛えてる奴らとは
違うようだ。▼
いい線行ってたぜ。▼
[クリス]
そ、そうか。
祖父に感謝するよ。▼
[マリス]
あと、あれだな。▼
[クリス]
ん?▼
[マリス]
俺に向かって
「女だてらに、なぜ剣の道を?」
なんて聞かない所も、評価できる。▼
[クリス]
ああ。
騎士には、
男も女も無いからな。▼
[マリス]
…ほう?▼
[クリス]
しかしまあ、確かに
大人しくしていれば
綺麗に見え…っ!▼
[マリス]
大人しくしていれば、
何だ?
死ぬか?▼
[クリス]
い、いや。
断る。▼
それより、
この…▼
おれの首筋に当てられている
物騒なナイフを、
納めてはくれないだろうか。▼
[マリス]
…ふん。▼
次は、この倍は
厳しくいくぞ!▼
(マリスが立ち去る)
[クリス]
今のは、
話題を振ったのは
マリス殿じゃないか…?▼

マリスと主人公3

[マリス]
…以上だ。▼
[クリス]
これが、
マリス殿の剣技…!▼
[マリス]
良かったな。
祖父の金が
役に立って。▼
[クリス]
ああ。▼
しかし、
何という、身のこなしだ…▼
まるで、流れる星を
見ているかのよう
…っ!?▼
待て!
今のは
剣技を褒めただけだ!▼
[マリス]
確かに。▼
[クリス]
ではなぜ、
おれに刃を向ける!▼
[マリス]
俺にもわからん。▼
だが、
お前に褒められた時
気持ちが高ぶった。▼
[クリス]
それは単に
照れているのでは…!?▼
[マリス]
何だと。
死ぬか?▼
[クリス]
いや、
生きる!▼
おれは生きて、
マリス殿の剣技を見たい。▼
[マリス]
………。▼
いいだろう。▼
これからも見せてやるよ、
俺の剣技を。▼
金はいらん。
だが、その代わりに…▼
[クリス]
何だ?▼
[マリス]
俺を褒めろ。▼
俺はもっと、
お前に褒められたい。
理由は分からんがな。▼
[クリス]
ああ、構わない。▼
マリス殿のいい所なら、
おれはいくらでも知っている。▼

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