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章別会話/会話イベント(男主人公関連)

グルニア編

マリーシアと主人公

マリーシアと主人公1

[マリーシア]
ね、あなた
マルス様のお付きの騎士ね?▼
[クリス]
ああ、そうだ。
クリスという。
君は?▼
[マリーシア]
わたし、マリーシア。
あなたに教えて欲しいことがあるの。▼
わたしの王子様…
マルス様のこと。▼
[クリス]
わたしの王子様?
確かにマルス様は王子様だが…▼
[マリーシア]
マルス様はね、
他のけだもののような男たちとは
全然違うの。▼
とても優しい目で、
わたしにそっと手を
差し伸べてくれたのよ。▼
おばあちゃまの前で
結婚の約束までしてくれて…▼
[クリス]
そ、そうなのか?
おれが聞いていた話とは
違うようだが…▼
[マリーシア]
ああ、今目を閉じても思い出すわ。
マリーシアが山賊に襲われそうになって
助けてーって叫んだ時…▼
白馬に乗ったマルス様が
さっそうと駆けてきて…▼
[クリス]
いや、
マルス様は白馬には乗っていない。▼
[マリーシア]
細かいことは良いの。▼
ああ、二人の結婚式は
どこが良いかしら?▼
マルス様はアリティアを望まれるかも、
でもおばあちゃまにもマリーシアの
花嫁姿を見せてあげたいし…▼
それから式の後はね、
二人きりでお城の窓から
夜空を見つめたりして…▼
「きれいね」ってわたしが言うと、
「君の方がもっと綺麗だよ」とか
マルス様がささやいてくれて…▼
それで、それで二人はね、
そっとくちづけを…▼
きゃーきゃー、
マリーシアったら!▼
[クリス]
あー…
盛り上がっているところ
すまないが、▼
[マリーシア]
もうだめですマルス様ったら、
マリーシア、はずかしい!▼
[クリス]
マルス様は
先日ご婚約されたばかり…▼
[マリーシア]
でもでも、マルス様が
望まれるのならマリーシア…
きゃっ。▼
[クリス]
まったく聞いてないな…
しばらくそっとしておこう。▼

マリーシアと主人公2

[マリーシア]
ひどい、ひどいわ…
くすんくすん。▼
マリーシア、もてあそばれたの。▼
[クリス]
ああ…その話なら聞いた。
君はジェイガン様に言ったらしいな。▼
「マルス様と結婚したいから
 二人だけで会わせて欲しい」って…▼
それは、ジェイガン様に
雷落とされるのも無理はない…▼
[マリーシア]
だって、マルス様ったら
あんなにキラキラした目で
見つめてきたのよ。▼
おばあちゃまだって
すっかりその気でいたのに…▼
ああ…マルス様は
マリーシアの乙女心を
もてあそんだの…▼
[クリス]
いやいや、違うだろう。
誤解を生むような発言はやめてくれ。▼
おれの主君に
あらぬ風評が広がっては困る。▼
[マリーシア]
だって、初恋だったんだもの…
くすんくすん。▼
[クリス]
な、泣くな…▼
わかったわかった、
焼き菓子か何か買ってやるから
泣きやんでくれ。▼
[マリーシア]
子ども扱いしないで。
マリーシアもうオトナなの!▼
それに、焼き菓子なら
甘いのじゃないとダメなんだから…▼
[クリス]
結局、焼き菓子は欲しいんだな…▼
[マリーシア]
マリーシア、
おばあちゃまが焼いてくれるような
甘いパイが好きなんだから…▼
[クリス]
わかったわかった。
なんとかするから元気を出してくれ。▼
[マリーシア]
クリス…ありがとう。
わたしとマルス様の恋を
応援してくれるのね。▼
[クリス]
へ?▼
[マリーシア]
そうよね。
こういうことって
本人たちの気持ちが大切だもの。▼
じいのジェイガン様に反対されたって
マリーシア、くじけないわ。▼
ありがとう、クリス。
マリーシア、がんばるからね。▼
(マリーシアが立ち去る)
[クリス]
…どうしたものだろう。▼

マリーシアと主人公3

[マリーシア]
あ、クリス。▼
[クリス]
ああ、マリーシア。▼
近頃はマルス様のお部屋に
忍び込もうとしなくなったな。
おれも仕事が一つ減って良かった。▼
[マリーシア]
うん、わたしね。
実は最近迷ってるの。▼
マルス様との恋、
どうしようかなって…▼
[クリス]
そうか。
君もやっとわかってくれたんだな。▼
君は少し思い込みの
激しいところがあるから…▼
これからは
もっと広い世界を見た方が良いな。▼
[マリーシア]
マリーシア、もうオトナよ!▼
[クリス]
ああ、
おれも村で暮らしてる頃は
そう思ってたよ。▼
でも、騎士訓練で仲間と出会って、
今もこの戦いを重ねて…
その度に気付かされた。▼
あの時のおれは子供だった。
もっと色々な世界を
見聞きしないといけないって。▼
[マリーシア]
そうなの?▼
[クリス]
ああ。君はまだ若い。
将来を決める選択は
ゆっくり考えれば良い。▼
君はこれから成長して、
もっと魅力的な女性になるんだから。▼
[マリーシア]
クリス…▼
ありがとう、クリス。▼
[クリス]
わかってくれたならいいんだ。▼
[マリーシア]
あのね、クリス…▼
クリスは、
結婚式はどこが良い?▼
[クリス]
へ?▼
[マリーシア]
マルス様にはちょっと及ばないけど、
あなたは強いし優しいし…▼
わたしの王子様に
してあげてもいいかなー、
なんて。▼
戦場でおびえてるわたしにね、
「大丈夫だ、おれが傍にいる」
ってクリスがささやいてくれて…▼
それから
わたしをぎゅっとだきしめて…
きゃっ、マリーシアったら!▼
[クリス]
わかったわかった。
君が大人になったらな。▼
[マリーシア]
もう、また子ども扱いして!
マリーシアはもうオトナなのに。▼
何年後かに、
すごくきれいになったわたしを見て
後悔しても知らないんだからっ。▼

ユミナと主人公

ユミナと主人公1

[ユミナ]
……▼
[クリス]
ん?▼
[ユミナ]
……▼
[クリス]
なんだか、
誰かに見られているような…▼
[ユミナ]
……▼
[クリス]
ユミナ王女?▼
[ユミナ]
きゃっ、クリス…!▼
い、いきなり何!
グルニア王女に対して
ぶしつけにもほどがあります!▼
[クリス]
これは、失礼しました。▼
ユミナ王女、
おれに何か御用でしたか?▼
[ユミナ]
え、そ、それは…
その…▼
[クリス]
?▼
[ユミナ]
…な、なんでもありません!▼
(ユミナが立ち去る)
[クリス]
……▼
…なんだったんだろう?▼

ユミナと主人公2

[ユミナ]
……▼
[クリス]
また見られているようだが…▼
[ユミナ]
……▼
[クリス]
へんに声をかけると
また怒られるからな…
そっとしておこう。▼
[ユミナ]
……▼
[クリス]
さて、次の訓練を
始めるとするか…▼
[ユミナ]
…あ、あの、ちょっと!▼
[クリス]
ユミナ王女。
どうしたんですか、さっきから?▼
[ユミナ]
え? さ、さっきから…?
あなた、わたしが見てたことに
気づいてたの?▼
[クリス]
ええ、まあ。▼
[ユミナ]
い、いつから?▼
[クリス]
訓練を始める前くらいから。▼
[ユミナ]

き、気づいていながら
わたしをずっと無視していたの!▼
もういい、
あなたなんて知らない!▼
(ユミナが立ち去る)
[クリス]
……▼
…どうしたらいいんだ?▼

ユミナと主人公3

[ユミナ]
……▼
[クリス]
…ええと。
王女、今日は声をおかけしても
大丈夫ですか?▼
[ユミナ]
クリス…▼
[クリス]
?▼
[ユミナ]
笑わないで聞いて。
あなたにどうしても、
言っておきたいことがあるの。▼
わたし、
あなたにお礼を言いたくて…▼
[クリス]
お礼?▼
[ユミナ]
覚えてないの?▼
ラングがわたしたちをグルニアから
連れ去ろうとした時…あなたは
わたしたちを助けようとしてくれた。▼
あなたはマルス王子に言ったわ。
「ご命令いただければ、
 おれが二人を取り戻します!」って。▼
[クリス]
ああ…▼
[ユミナ]
ロレンスが死んだ後…
わたしたちの味方は誰もいなかった。▼
頼れる人は誰もいなくて、
世界中みんなが敵に見えたわ。▼
でも、あなたの言葉を聞いて…
わたしたちを助けようと
してくれる人がいるってわかった…▼
ラングに囚われている間も、
あの時のあなたの言葉があったから、
あきらめずに頑張れたの…▼
[クリス]
ユミナ王女…▼
[ユミナ]
だから、その…
ありがとう。▼
よ、用はそれだけ。
もうお下がりなさい。▼
[クリス]
ああ、もしかして…▼
そのお礼が言いたくて
ずっと前からおれを見てたんですか?▼
[ユミナ]
っ…!▼
お、おだまりなさい。
別に見てなんかいないわ。▼
軽々しく庶民に声をかけるのは
王族のやることではないから、
だ、だから…▼
[クリス]
それは、失礼しました。▼
でも王女、
これからはもう
お互い普通に話せますね。▼
[ユミナ]
これから…?▼
これからも、
わたしと一緒に話してくれるの?▼
[クリス]
もちろん。
王女さえ嫌じゃなければ。▼
[ユミナ]
そ、そうね…
あなたがそう望むのなら…▼
気が向いたら、
また話に来て
あげてもいいわ…▼

ユベロと主人公

ユベロと主人公1

[ユベロ]
う…うぅ…▼
[クリス]
ユベロ王子?
どうされたのですか?▼
[ユベロ]
あ、あなたは
クリス…▼
[クリス]
そんなに震えて…
何かあったのですか?
まさか敵が…▼
[ユベロ]
ち、違うんだ。
ただ…ぼく…▼
戦いのこと
思い出したら、
怖くなって…▼
またこれからも
戦場に出るかと思うと、
震えが止まらなくて…▼
[クリス]
ユベロ王子……▼
[ユベロ]
だ、だって、
ぼく今まで戦いなんて
したことなかったし…▼
怖いんだ。
戦うのも、死ぬのも…
すごく怖いよ…▼
[クリス]
ユベロ王子、
死は誰でも恐れるものです。
恥じることはありません。▼
これからは、おれと共に戦いましょう。
二人で共にいれば、
互いに心強いです。▼
[ユベロ]
う、うん…ありがとう。▼

ユベロと主人公2

[ユベロ]
ねえ、クリスは
どうしてそんなに強いの?▼
[クリス]
強い?
いえ、おれなどまだまだ…▼
[ユベロ]
ううん、ぼくからみたら、
クリスはすごく強いよ。▼
戦う力ももちろん強いし、
それに、心も…▼
[クリス]
心?▼
[ユベロ]
ぼくたちは戦争してるよね。
明日、戦場で急に
死んじゃうかもしれない…▼
なのに、
クリスは勇敢に戦ってる。▼
どうしたら、
クリスみたいに
強くなれるの?▼
[クリス]
そうですね…▼
守りたいものがあれば、
人は強くなれます。▼
[ユベロ]
守りたいもの…▼
[クリス]
はい。
おれはマルス様の近衛騎士。
マルス様をお守りする役目です。▼
あの方を守るためなら、
おれはどんな戦いも恐れない。▼
おれ一人の強さではないのです、
マルス様がいてくれるから、
おれも強くなれるのです。▼
[ユベロ]
そうなんだ…▼
[クリス]
ユベロ王子には、
守りたい人はいますか?▼
[ユベロ]
ぼく?▼
ぼくが守りたい人…▼

ユベロと主人公3

[クリス]
ユベロ王子、熱心ですね。
今日も訓練ですか?▼
[ユベロ]
あ、うん。
ぼく身体が弱いから、
人よりいっぱい努力しなきゃ。▼
クリスが教えてくれた訓練、
すごくきついけど…▼
[クリス]
無理はいけません。
戦いに障らぬように。▼
[ユベロ]
うん、ありがとう。▼
クリス。
ぼく、もう怖くないよ。▼
[クリス]
ユベロ王子…▼
[ユベロ]
もちろん、戦いが
ぜんぜん怖くないって言ったら
うそになるけど…▼
それよりも、
ぼく、強くなりたいんだ。▼
今までぼく、
一人じゃ何もできなくて…
いつも誰かに頼ってた。▼
ロレンス、ユミナ、オグマさん、
それにクリス…
みんなに守ってもらってばかりだった。▼
みんながいなくても、
ぼくは一人でもちゃんと
生きていけるようになりたい。▼
もっと強くなって…
ぼくを守ってくれた人たちを
ぼくが守りたいんだ。▼
[クリス]
良い決心です、ユベロ王子。
強くなられましたね。▼
[ユベロ]
ありがと。
ぜんぶクリスのおかげだよ。▼
ぼく、これからも
がんばるからね!▼

シリウスと主人公

シリウスと主人公1

[シリウス]
む、貴殿は…▼
[クリス]
クリスだ。▼
確か、シリウス殿
だったな。▼
[シリウス]
いかにも。▼
…しかし、
ぶしつけだな。▼
その殺気は、もしや
わたしに向いているのか。▼
[クリス]
ああ。
おれは、貴殿を信用していない。▼
まず、顔や身分を隠している事。
シリウスと言うのも、偽名だろう。▼
[シリウス]
…。▼
[クリス]
そして何より、隙が無さ過ぎる。
名のある、武人だな。▼
[シリウス]
ふっ、隙の無さなど…。
そのような事、
戦場では、当たり前であろう。▼
[クリス]
誤魔化すな。
貴殿の、騎士としての力は
その程度ではないだろう!▼
何者だ、貴様。▼
[シリウス]
話せぬ、と言ったら?▼
[クリス]
マルス様は、お優しい。
しかし、そこにつけこむ
悪党もいる。▼
おれは、そんな奴等から
マルス様を守る。
絶対にだ。▼
[シリウス]
…残念だが、
話し合いでは
解決できぬようだな。▼
[クリス]
ああ。▼
[シリウス]
では、参る。▼
[クリス]
なっ!?▼
速…すぎる。▼
[シリウス]
峰打ちだ。
すぐに、冷やしておけ。▼
[クリス]
く…っ。▼

シリウスと主人公2

[クリス]
シリウス殿!▼
[シリウス]
クリス殿か。▼
[クリス]
先日は、無礼を働いた。
申し訳ない!▼
戦場での、貴殿の戦いぶり…。
誠の、騎士のものであった。▼
[シリウス]
いや、良いのだ。
どうか、頭を上げられよ。▼
わたしの方こそ、先日は
結果的に、貴殿を試すような
事態を招いてしまった。▼
この通りだ。
どうか、許して欲しい。▼
[クリス]
な…!▼
シリウス殿、なぜ貴殿が
頭を伏せるのだ!▼
[シリウス]
先日の、貴殿の行動は
一人の主君に仕える者として
正しかったと、思っている。▼
わたしは知っている。
その行動を、起こせなかったが故に
悲劇を生み出した者を。▼
[クリス]
シリウス…殿?▼
[シリウス]
クリス殿。
先日の、貴殿の問いに
お答えしよう。▼
私の、真の名は…▼
[クリス]
いや、シリウス殿。
もう、いい。▼
おれはきっと、その事実を
知らぬ方が良いのだろう?▼
[シリウス]
!▼
[クリス]
貴殿の事は、剣を交えた際に
良く分かった。▼
何より、マルス様が認めた者に…
悪人など、いようはずも
無かったのだ。▼
[シリウス]
…クリス殿。▼
[クリス]
シリウス殿。
これからも、よろしく頼む。▼
[シリウス]
かたじけない。▼

シリウスと主人公3

[クリス]
シリウス殿。▼
[シリウス]
クリス殿か。▼
[クリス]
む、武器を
手入れしているのか。▼
[シリウス]
ああ。
かつての任務にて、武器が尽き…
不覚を取った事を、思い出してな。▼
[クリス]
何。
シリウス殿が、そのような…。▼
それは何か、特別な
任務だったのか?▼
[シリウス]
うむ。
要人警護…いや、
亡命ほう助と言う方が、正しかったか。▼
少数の騎兵と共に、一人の司祭を護り…
盗賊の居る山を駆け抜ける。
そんな作戦だった。▼
[クリス]
随分と、困難そうだ。▼
[シリウス]
ああ。
何より…
敵の数が膨大でな。▼
いかに強力な剛槍とて、
折れてしまえば、それまでだった。▼
[クリス]
そう…だろうな。▼
[シリウス]
まあ、それもあるが…▼
武器の手入れの理由は、
他にもある。▼
[クリス]
ん?
それは何だ?▼
[シリウス]
主君を慕う、有能な兵に
突然、斬りかかられては
敵わぬからな。▼
[クリス]
むっ、あれは…
すまなかった。▼
[シリウス]
ふふ、失礼。▼
[クリス]
…!
人の気配…!▼
[シリウス]
クリス殿、後ろだ!▼
[クリス]
何…!? くっ…▼
[シリウス]
危ない!▼
[クリス]
…!!▼
(シリウスとクリスが攻撃を受ける)
[クリス]
…助かった、のか。▼
どうやら、曲者は
逃げ去ったようだな。▼
かたじけない。
貴殿が、突き飛ばしてくれなければ
今頃おれは…▼

シリウス殿。
仮面が…!▼
[シリウス]
…今、見たものは
全て忘れて欲しい。
それで、貸し借りは無しだ。▼
[クリス]
ああ、分かった。▼

ロジャーと主人公

ロジャーと主人公1

[クリス]
ロジャー殿。▼
[ロジャー]
はぁ…シーダさん…
綺麗な人だったなぁ…▼
[クリス]
ロジャー殿?▼
[ロジャー]
この軍の他の女の人たちも、
みんな美人ぞろいだしなあ…▼
ああ、おれも
誰かと恋したいなあ…▼
[クリス]
ロジャー殿!▼
[ロジャー]
わっ!?
…誰かと思えばクリス。▼
急に声をかけないでくれよ。
びっくりするじゃないか。▼
[クリス]
何度も声をかけたのだが…▼
ロジャー殿は
恋がしたいのか?▼
[ロジャー]
え? き、聞こえてたの?
参ったなあ。▼
あ、そうだ。
どうせ聞かれちゃったんなら
頼みがあるんだ。▼
おれの恋がうまくいくように
アドバイスしてくれないかなあ?▼
[クリス]
…正直、まったく自信がない。▼
だが、おれに出来ることであれば、
ご協力したい。▼
ロジャー殿は
どんな人が好みなんだろう?▼
[ロジャー]
え?
どんな人っていっても、
別にないかなあ…▼
まあ、おれの顔だって
ちょっと格好良いくらいだし、
そう高望みはしないよ。▼
この軍の女の人なら、
誰でもいいかなー。▼
[クリス]
誰でもいい…?▼
[ロジャー]
え?
おれ、なんかまずいこと言った?▼
[クリス]
おれには
女性の気持ちはよくわからないが…
「誰でもいい」、は良くないと思う。▼
そんなふうに言われて
嬉しい女性はいないだろう。▼
[ロジャー]
そ、そうなの?
知らなかった…
そうか、そりゃそうだよなあ。▼
わかった、おれ頑張って
自分の好みを考えてみる。
また協力してくれよ、クリスさん!▼

ロジャーと主人公2

[ロジャー]
クリス、
ちょっと聞いてくれよ!▼
[クリス]
ロジャー殿?
どうされたんだ?▼
[ロジャー]
こないだ言われてさ、
おれの好みの女性、
ちゃんと考えてみたんだ。▼
まず、顔は美人の方が良いよな、
それで笑顔の可愛い人。▼
[クリス]
ああ。▼
[ロジャー]
胸も大きい方が良いよな。
でも腰は細い方が良くて…▼
あとお金持ちで優しくてしっかりしてて
甘え上手で料理上手で話し上手で
声が良くて耳が良くて左利きで…▼
[クリス]
……▼
[ロジャー]
おれのことをずっと好きで、
今までおれのことを密かに思って
夜毎にため息をついたりして、▼
小さい頃からおれにとって
妹みたいな存在で、でも向こうは
女性として見て欲しいみたいな…▼
[クリス]
…なるほど。
大体わかった、
ロジャー殿。▼
[ロジャー]
あ、まだまだ続くんだけど…
えーとじゃあ残りは
この紙に書いてあるからさ。▼
とにかくおれ、
この条件をぜーんぶ満たした
女性と付き合いたいんだ。▼
クリス、
おれどうしたらいいかな?▼
[クリス]
さあ…?▼
[ロジャー]
さ、さあ?▼
[クリス]
世界のどこかに
そんな人がいると信じたい。
で、ではおれは訓練があるので…▼
[ロジャー]
あ、あれ?
なんかあきらめ口調になってない?▼
(クリスが立ち去る)
[ロジャー]
ちょ、ちょっとクリス、
待ってくれよー、
君だけが頼りなんだよー!▼

ロジャーと主人公3

[ロジャー]
やあクリス、
また相談に乗ってくれないかなあ。▼
[クリス]
ああ、もちろん。
おれに出来ることであれば。▼
[ロジャー]
こないだは
いきなり理想が高すぎたかな…
って自分でも思ってさ。▼
考え方を変えて、
まず出会いから始めたいんだ。▼
ほら、何度も会って話すうちに
だんだん恋愛感情が生まれていくって
良いだろ?▼
[クリス]
なるほど。▼
[ロジャー]
というわけで
誰か女の人
紹介してくれないかなあ。▼
クリス、
…誰かいい子いない?▼
[クリス]
そ、そうだな。
ちょっと思いつかないが…▼
ロジャー殿への思いを秘めていても、
恥ずかしくて声をかけられない…▼
そんな方が
この世界のどこかにいないとは
誰も断定できないはずだ。▼
[ロジャー]
そうか、そうだよな、
誰も断定できないよな。▼
そっかー、奥ゆかしい子だなぁ。
全くわからなかったよ。▼
[クリス]
そんな方にロジャー殿から声を
かけるのはどうだろう?▼
[ロジャー]
そうだよな、
積極的に声をかければいいんだよな!▼
ありがとう、クリス!
おれ、やってみるよ!▼
(ロジャーが立ち去る)
[クリス]
…これで
良かったのだろうか?▼

ジェイクと主人公

ジェイクと主人公1

[ジェイク]
よう、
あんたがクリスだな。▼
ウワサは聞いてるぜ、
これからもよろしくな。▼
[クリス]
こちらこそ、ジェイク殿。▼
[ジェイク]
ジェイクでいいぜ、
堅苦しいのはなしで行こう。
俺たちは仲間なんだからな。▼
[クリス]
わかった。
では、そうさせてもらう。▼
[ジェイク]
ところであんた、
秘密の店って知ってるかい?▼
[クリス]
秘密の店?▼
[ジェイク]
ああ、俺の恋人のアンナは
秘密の店をやってるんだ。▼
場所はどこにあるか秘密、
入り口も隠してあるっていう
凄い店なんだぜ。▼
[クリス]
確かに凄いな…▼
[ジェイク]
けど、そんな凄い店にも
実は悩みがあってさ。▼
お客が全然来ないんだよ。▼
[クリス]
…だ、だろうな。▼
[ジェイク]
で、どうやったらお客が来るか
知恵を絞って
考えてるんだが…▼
[クリス]
一つ提案があるんだが…
言っていいだろうか?▼
[ジェイク]
ああ、頼むぜ。▼
[クリス]
秘密にしなければ
いいんじゃないだろうか。▼
[ジェイク]
そ、そいつはもっともだ!
参ったぜ、あんた鋭いな。▼
けどな、
それだけは出来ないんだ。
何せ秘密の店だからな。▼
秘密にしなかったら
秘密の店じゃなくなっちまう。▼
[クリス]
難しいんだな。▼
[ジェイク]
ああ、
それで悩んでるんだよな…▼

ジェイクと主人公2

[ジェイク]
アンナがやってる
秘密の店ってのはさ、▼
もともとは、
超高価な品々を
金持ちなお客向けに売ってたんだ。▼
[クリス]
王侯貴族御用達?▼
[ジェイク]
そう、そんな感じだ。▼
だからメンバーカードっていう
特別なカードがなきゃ
お断りなわけさ。▼
[クリス]
メンバーカード…
きっと凄く貴重なカードなんだな。▼
貴族たちしか持ってないとか?▼
[ジェイク]
いや、そんな甘いもんじゃないぜ。▼
この世にたった一枚しかない。▼
[クリス]
た、たった一枚!?
それじゃお客が来ないのも
当たり前というか…▼
むしろお客が来る方が
奇跡だと思うが…▼
[ジェイク]
そうなんだよ。
なんとかお客がもっと
来てくれりゃ良いんだが…▼
[クリス]
また一つ提案があるんだが…
言っていいだろうか?▼
[ジェイク]
おう、ぜひ頼むぜ。▼
[クリス]
メンバー制にしなければ
良いんじゃないだろうか。▼
[ジェイク]
もっともだ!
あんたとことん鋭いな。▼
けどな、それだけは出来ないんだ。
何せ秘密の店だからな…▼
[クリス]
難しいんだな。▼
[ジェイク]
ああ、
それで悩んでるんだよな…▼

ジェイクと主人公3

[クリス]
ジェイク、
秘密の店のことだが…▼
さすがに場所が秘密では、
人に勧めることもできない。▼
大まかで良いから、
場所をみんなに
教えたらどうだろう?▼
[ジェイク]
うーん、そうだな…▼
よしわかった!
じゃあ特別に大サービスだ!
秘密の店の場所を教えるぜ。▼
マルス王子やみんなにも
教えてやってくれよ。▼
[クリス]
ああ、みんなに伝える。▼
[ジェイク]
俺があんたたちと出会った時、
俺がいた場所、
覚えてるかい?▼
[クリス]
ああ、アンリの道の砂漠だ。▼
[ジェイク]
実はなんと!
あの近くに秘密の店があったんだよ!▼
[クリス]
……▼
[ジェイク]
さあ、これを知っちまったからには
この軍のみんな
秘密の店へ直行だろうな!▼
なにせすげー良いものが
売ってるからな、秘密の店には!▼
[クリス]
ジェイク、
とても残念だが…▼
おれたちがこの先
またアンリの道に行くことは
ないと思うんだが…▼
[ジェイク]
は……▼
し、しまったー!?▼
[クリス]
他の秘密の店はないのか?▼
[ジェイク]
それが、他の場所は
よく知らないんだよな。▼
あー、アンナ。
ふがいない俺を許してくれよ…▼

ロベルトと主人公

ロベルトと主人公1

[クリス]
ロベルト殿、背中に干し草が…
また馬小屋へ
行っておられたのか?▼
[ロベルト]
また…ってよく知ってるね。▼
[クリス]
よくお姿をお見かけしました。
馬の扱いによく慣れておられるとか。▼
[ロベルト]
何も特別なことはないよ。
馬に乗る人間だから少しわかるだけだ。▼
[クリス]
そういうものですか…▼
[ロベルト]
私はグルニア騎士だが、
少々複雑な一門の出自でね。
子供の頃から馬に乗ることは多かった。▼
[クリス]
ああ、やっぱりそうなのですね。▼
[ロベルト]
やっぱりって?▼
[クリス]
馬の世話係の方が、
感心しておられました。▼
馬と話ができそうなくらいで、
きっと馬がお好きなんだろう、と。▼
[ロベルト]
あの人もおしゃべりだな。▼
今、あそこには子馬がいるんだ。▼
[クリス]
そうなんですか?▼
[ロベルト]
また見せてもらうといいと思うよ。▼

ロベルトと主人公2

[クリス]
ロベルト殿くらい
馬と親しいと…▼
やっぱり馬の言っていることが
わかったりするのですか?▼
[ロベルト]
だしぬけに何?
そうだね…してほしいことと
嫌なことくらいは分かるけど。▼
[クリス]
そうですか…▼
[ロベルト]
がっかりした?▼
[クリス]
いえ、そんなことは!
世の中にはポニーのしゃべることが
分かる人もいるそうなので…▼
[ロベルト]
本当に? うそっぽいなぁ…▼
[クリス]
本当なら素晴らしいことだと
思ったのですが。▼
[ロベルト]
そうだね。
まぁでも、もし話ができたとしたら
謝らないといけないだろうな。▼
[クリス]
何をです?▼
[ロベルト]
こちらの都合で
戦乱に巻き込んで申し訳ない、って。▼
[クリス]
そうですね…おれもそう言います。▼

ロベルトと主人公3

[ロベルト]
君は本当に何でもよく働くね…▼
[クリス]
はい。
マルス様の近衛騎士ですから。▼
[ロベルト]
近衛騎士は何でも屋か。▼
[クリス]
それ、どなたかにも言われたような…▼
ああ、あの子馬は
どんどん大きくなってますね。
きっと強い馬になるでしょう。▼
[ロベルト]
はは、そうだね。▼
[クリス]
ロベルト殿には
大事なことを
気づかせていただきました。▼
[ロベルト]
うん?▼
[クリス]
戦わないで済むことが一番。
もちろんそれがマルス様の望みだとは
わかっていましたが…▼
おれは今まで…
戦う力を得ることに
とらわれていたように思います。▼
[ロベルト]
武器を持たぬ彼らと接して、
戦わないことが一番と思った?
…というか情が移ってしまったかな。▼
[クリス]
はい。
今まで感じた事のない
気持ちになりました…▼
[ロベルト]
負傷したのを見ると辛いね。▼
[クリス]
はい、確かに。
今朝も傷の具合の悪い馬がいて…▼
ロベルト殿、治療法に詳しいですか?
一緒に見てもらえませんか?▼
[ロベルト]
君の仕事がまた増えたみたいだね…
わかった、様子を見に行こう。▼

ベルフと主人公

ベルフと主人公1

[クリス]
ベルフ殿…ぶしつけながら、
お聞きしたいことがある。▼
[ベルフ]
構いませんが、何でしょう?▼
[クリス]
あなたは
礼儀作法は得意だろうか?▼
[ベルフ]
礼儀作法、ですか?
そうですね。
一通りは心得ていますが…▼
なぜまたそんなことを?▼
[クリス]
恥ずかしい話だが、
おれは作法とか礼節が苦手なんだ。
それで教えを請いたいと思って…▼
[ベルフ]
そうなのですか?
何でもそつなくこなしていらっしゃる
ようにお見受けしましたが。▼
[クリス]
いや、そんなことはない。
もともと不器用なんだ…▼
たとえば、城内での作法…
田舎出のおれは
いまだにすぐ地が出てしまう。▼
こないだもつい
城内を走り回って
ジェイガン様に怒られた…▼
[ベルフ]
なるほど…そういうことでしたら。▼
お力になれるかはわかりませんが
相談に乗りましょう。▼

ベルフと主人公2

[クリス]
では、よろしく頼む。▼
[ベルフ]
ええ、わかりました。▼
そういえば、なぜ私に
礼儀作法の相談を?▼
[クリス]
あー、それは
おれの勝手なイメージなんだが…
育ちの良さそうな人だと思ったからだ。▼
[ベルフ]
正直な方ですね…
そんな風にみえましたか?▼
[クリス]
ああ、食事の仕方や物腰でなんとなく。
だからきっといろんな作法を
身につけているにちがいないと思った。▼
[ベルフ]
自分では
そう意識したことはありませんが、
人からはそう見えるのですね。▼
[クリス]
特に扉を開けて
女性を先に通すところは
さすがと思った。▼
[ベルフ]
扉くらい
誰でも開けてさし上げられるでしょう。
やってみたらどうです?▼
[クリス]
え、おれがか?
だが、おれがやっても
白々しいだけだろう。▼
[ベルフ]
貴方らしくないですね。
まず何でもやってみるのが
貴方なのでは?▼
[クリス]
く…わかった。やってみよう。▼

ベルフと主人公3

[クリス]
やっぱりさりげなくは難しいな。▼
[ベルフ]
何のことです?▼
[クリス]
扉だ、扉を開けてお通しする…▼
相手との間合いの取り方、タイミング…
扉を開けるのは
戦うよりよっぽど難しい…▼
[ベルフ]
様になってましたよ。▼
[クリス]
そ、そうか?▼
あなたにそう言われると
礼儀正しくなったような気が
しないでもないような…▼
[ベルフ]
まぁそんなことなさらなくても、
貴方の人となりは
みなさん知っていると思いますけどね。▼
[クリス]
?▼
[ベルフ]
作法なんていうものは
あくまで形でしかないということです。▼
家柄の良い人間も、
自分をとりつくろっているだけで、
感じの良くない人間はたくさんいます。▼
[クリス]
それは、そうかもしれないな…▼
[ベルフ]
…かといって
気にしなくていいわけでもありません。▼
ああ、クリス。
その立ち方はちょっと品がないですよ。▼
[クリス]
え!
…指導をお願いできるか?▼
[ベルフ]
仕方ありません、お手伝いしましょう。▼

ライデンと主人公

ライデンと主人公1

[ライデン]
訓練か。今日も精が出るな。▼
[クリス]
ライデン殿。
こちらにおいでになるのは
珍しい。▼
[ライデン]
その気力と体力には感服する。▼
[クリス]
いえ、訓練は継続してこそです。▼
…ですがあなたも
これくらい大したことないのでは?▼
[ライデン]
訓練だけならそうだが…
先日は各小隊まで
見て回っていたではないか。▼
それに料理まで…
近衛騎士は何でも屋なのか?▼
[クリス]
よ、よくご存知ですね。
もちろん近衛騎士としての
任務が最優先ですが、▼
多くの仲間とつながりを持つことも
大事と考えています。▼
[ライデン]
なぜか聞いても?▼
[クリス]
…それは、信頼が人を救うことが
あると思っているからです。▼
[ライデン]
そしてそれは
主君を救うことにつながる…か?▼
[クリス]
はい。▼
[ライデン]
ぶしつけに、
込み入ったことを
聞いてすまなかったな。▼
[クリス]
いいえ。
お話できて光栄です。▼

ライデンと主人公2

[ライデン]
…体力があるのは認めるが、
何でも自分でやりすぎて
いるように見える。▼
[クリス]
おれのことですか?▼
[ライデン]
人に頼むことも覚えた方が良い。
お前が倒れたらどうしようもなくなる。▼
[クリス]
しかし…▼
[ライデン]
まぁ聞け。
任せたほうが人も育つ。▼
[クリス]
……▼
[ライデン]
体力があるから、他の隊も見てやれる、
料理も掃除もできる。
それは悪いことじゃない。▼
だが、お前ばかりが
有能でも仕方ないだろう。▼
[クリス]
…確かに一理あります。▼
ですが想像すると
自分でやるより人に頼む方が
難しい気が…▼
[ライデン]
クリスにとってはそうかもしれないな。
見ていると、昔の自分を思い出す。▼
[クリス]
昔?▼
[ライデン]
ああ、私もお前のように
自分でやらないと
気のすまない性質だった。▼
だが、一人で
できることには限界がある。
…過去の戦いで、そう思い知った。▼

ライデンと主人公3

[ライデン]
クリスは、アリティア騎士に
志願したのだそうだな。▼
[クリス]
ええ、そうです。
マルス様にお仕えしたくて
アリティア城の門を叩きました。▼
[ライデン]
自分で主君を選んだのだな。▼
[クリス]
はい。お仕えするのがマルス様で
本当に幸せと思っています。▼
[ライデン]
それはわかる。
私は主君を選ぶことはなかったが▼
ただ、すぐれた将に
仕えたことを誇りに思っている。▼
[クリス]
カミュ殿…ですか。▼
ライデン殿がそうおっしゃるのであれば
間違いない人物なのでしょう。▼
[ライデン]
ああ。▼
…もしマルス様に何かあっても…
お前はあの時の我らと同じように…▼
[クリス]
ライデン殿? 何の話です?▼
[ライデン]
その時が来れば、話そう。▼

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Last-modified: 2024-07-09 (火) 23:13:37
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