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#navi(contents-page-name): No such page: ファイアーエムブレム 暁の女神/章別会話

ノーマル

進撃前

[ユンヌ]
もう、すぐそこよ。
その扉を開ければ…
アスタルテのいる部屋だわ。▼
[アイク]
なんとか間に合ったな。
とうとうご対面だ。▼
[ユンヌ]
……アスタルテは眠りにつくまえと
いまでは変わってしまったのかも。▼
【正】と【負】は
どちらもあって然るべきもの。
片方を除けば当然、歪みがでてしまう。▼
いまのアスタルテは
慈悲の心なんて欠片も持たない。
話をしても……無駄かもしれない。▼
[アイク]
…それでも、行くしかないだろ。
他に方法はない。
そのためにここまで来たんだ。▼

(一同、大扉に向かって歩く)

[アイク]
……あんたはどうなんだ?▼
[ユンヌ]
どうって?▼
[アイク]
完全な【負】なのか?
やっぱり、偏って歪んでいるのか?▼
俺が見る限り、あんたは
一方に偏って歪んでいるようには
見えないんだが。▼
[ユンヌ]
私はアスタルテとは違う…▼
まどろみながらずっと……
優しい音楽に包まれていたもの。▼
[アイク]
鷺の民の呪歌か。▼
[ユンヌ]
私は1人じゃなかった。
誰かがいつも傍にいて…
とても暖かい気持ちで包んでくれた。▼
[ユンヌ]
アスタルテも…
人たちと離れるべきじゃなかったんだわ。
それを教えてあげないと…▼
[アイク]
なんだ、これは…
びくとも動かん。▼
[ユンヌ]
どうして…?▼
[???]
その扉は開きませんよ。▼
[セフェラン]
強力な魔術によって
封印が施されていますから。▼
[サナキ]
…セフェラン!
やはりそなた、
無事でおったのじゃな……▼
[セフェラン]
神使様にはご心配を
おかけしてしまったようですね。
申し訳ありません。▼
[サナキ]
セフェラン…そなたに言うべきことが…
私は…神使ではなかったのじゃ……
そなたはそのことを…▼
[セフェラン]
……もちろん、知っておりました。
あなたは私がお育てしたようなもの。▼
サナキ様、あなたが
神使であろうがなかろうが…
私には大した問題ではありません。▼
[サナキ]
セフェラン…!
やはりそなたは…私の味方じゃ。▼
[アイク]
…皇帝……
ゼルギウス将軍の話を
してやったらどうだ?▼
[サナキ]
そ、そうじゃったな。
セフェラン…
ゼルギウスが…死んだ…▼
あやつは
そなたの腹心でありながら
デインにも通じておったのじゃ。▼
漆黒の騎士という名は
そなたも聞いておろう?
あれの正体がゼルギウスで…▼
[アイク]
…聞かなくても、
知ってるよな?
あんたの…指示だったんだから。▼
[サナキ]
なっ…!
アイク?
なにを言いだすのじゃ!▼
[アイク]
……あれほどの男が、
二心を持って仕えるはずはない。▼
ゼルギウス将軍の行動は全て…
主の意向によるものだ。
つまり、セフェラン…あんたのな。▼
[サナキ]
わ、分かったぞ!
デインの動向を監視するため
密偵として差し向けておったのじゃな?▼
[セフェラン]
仰せの通りです。
アシュナード王の監視……
それが目的でした。▼

(一枚絵:ゼルギウスと漆黒の騎士)

[セフェラン]
当時――
デイン王の側近になるのは
実にたやすいことでした。▼
アシュナード王は、
その素性や身分を問わず、
強い男を召し抱えると有名でしたから。▼
[アイク]
ゼルギウス将軍の剣技なら
申し分なかったろうな。▼
[アイク]
……漆黒の騎士は、俺の親父から
メダリオンを奪おうとし、
俺の親父を殺した。▼
あれは、あんたとアシュナード…
どっちの指図だ?▼
[サナキ]
…お、落ち着くのじゃ、アイク!
セフェラン…?
説明してくれるな?▼
[セフェラン]
アイク殿のお父上については……
ゼルギウスが師との対決を望み、
命を奪う結果になってしまいました。▼
これは、私の指示ではありません。▼
[セフェラン]
しかし、メダリオンについては、
奪い、アシュナード王に渡すよう
私が指示しました。▼
【負】の気で女神を目覚めさせ、
人を滅ぼすために……▼
[サナキ]
な…なんじゃと!?▼
[アイク]
ふざけるな…!▼
[セフェラン]
私は至極まじめですよ、アイク殿。
私は――▼
[セフェラン]
女神アスタルテにお目覚めいただき、
この世界にはびこる人たちを
裁いていただきたかった……▼
それには大陸中を巻き込むほどの
戦乱が必要でした。▼
どうすれば願いが叶うのか……▼
デインの若き王子――
野望に燃えるアシュナード殿を
利用することを思いつきました。▼
彼は誰より強く、強靱で……
そして何より、
世界の改変を切望していましたから。▼
ですから――鷺の民の呪歌、
もしくは大陸規模の大戦乱によって
メダリオンに封じられた邪神を解放し――▼
世界を混沌に陥れてみてはどうかと
話を持ちかけました。▼
[サナキ]
そなたは何を言っておるのじゃ?
そなたがあの裁きを望んだじゃと?
そんなこと…あるはずはない!▼
[セフェラン]
いいえ、サナキ様。
私は、もう人というものに絶望したのです。▼
利己的で、凶暴で、
他を認めようとせず、争いをやめない
ラグズ…ベオク…▼
この世界が秩序を取り戻すためには、
彼らは消えるしかないのです。
女神の裁きによって……▼
そして私は、人を滅ぼすという
自分の野望のために
あなたを利用し…裏切ったのです。▼
[サナキ]
嘘じゃ……▼
[アイク]
……全てあんたが
裏で糸を引いていたのか?▼
[セフェラン]
はい。▼
[アイク]
皇帝だけじゃない、
多くの者があんたを信じていた。
ベグニオン宰相たるあんたのことを……▼
もう一度だけ聞く、
あんたはそれを全て裏切ったんだな?▼
[セフェラン]
はい。▼

二周目以降、条件を満たすと会話追加

[アイク]
…あんたはいったい何者なんだ?▼
女神を目覚めさせ、俺たちを裁かせる――
それがあんたの野望というのなら、
なぜそうしたいのか教えてくれ。▼
[セフェラン]
あなたがそれを知って
どうなるというのです。▼
[アイク]
過去に…俺の親父が
メダリオンを手にして暴走した時、▼
あんたとゼルギウス将軍には
世話をかけたようだ。
それと何か関わりがあるのかと思ってな。▼
[セフェラン]
記憶の封印が…
解けてしまったのですね。▼
[アイク]
答えろ。
あんたが何者か。▼
[セフェラン]
…お断りします。▼
[アイク]
ならば…力づくで
聞き出すまでだ!▼

一周目や条件を満たさない場合

[アイク]
ならばこれ以上、話す必要はない。▼
あんたは…敵だ。▼
[サナキ]
いやじゃ、わたしは信じぬ!
セフェランと戦うことなど
させはせぬぞ!!▼
[セフェラン]
……サナキ様。
あなた方はこの戦いを
避けることはできないのですよ。▼
女神アスタルテの元への扉は…
私の魔道の力によって封じました。▼
我が死をもってのみ扉は開く。▼
[サナキ]
セフェラン……っ!▼

(セフェラン、リワープで離れる)

[セフェラン]
さあ、もう時間がありませんよ。
あなた方が女神アスタルテに敵うとは
とても思えませんが……▼
[セフェラン]
それでも、せっかく
ここまでいらっしゃったんですから。▼

(カメラ視点がアイク側に)

[セフェラン]
私のたくらみを
知ったのですから……▼

(再び視点がセフェランの背後に)

[セフェラン]
最後まで足掻いてみては
いかがです?▼

(進撃準備画面へ)

エルランの記憶

ハード・マニアックと同じ

クリア後

セフェラン死亡

[サナキ]
セフェランっ!
しっかりせよ!!
…目を開けるのじゃ……っ!▼
[セフェラン]
サナ…キ…様……▼
[サナキ]
セフェラン!
意識が戻ったか…!?
だ、誰か!傷の手当を…!▼
[ユンヌ]
…それはできないわ。▼
女神の部屋へ続く扉は……
セフェランの命と引き換えでないと
開かないようになっている…▼
[セフェラン]
ええ…そうです……
女神ユンヌ…
……お心遣いに感謝します……▼
[ユンヌ]
……だって…
あなたは最初から…
死ぬことを望んでいた……▼
………あなたの…
ただ1つの望みだから……
…叶えてあげたかったの……▼
[セフェラン]
涙を流してくださるのですね…
こんな…私のために……▼
[ユンヌ]
ごめんね…
あなたを……
…助けてあげられなかった…▼
[セフェラン]
いいのです…
全ては……自分で選び…
…進んだ道だったのですから……▼
[セフェラン]
サナキ…様……
…これを…あなたに……▼
ルドルの宝珠…です……
身に着けていれば…
…あなたを護ります……▼
あなたの…信頼を裏切った…こと……
お許しください……▼
[サナキ]
…セフェラン…もう…いい……
……そなたと共に過ごした…
たくさんの時間が…嘘でなかったなら…▼
わたしは…それでいい……
………それで…いいのじゃ……▼
[セフェラン]
ありがとうございます…
……では…もう失礼します…
…ゼルギ…スが…待って…▼
[サナキ]
…セフェランっ!
あ…あぁあああああああああっ!▼

(辺りが眩い光に包まれた後、扉がゆっくりと開く)

[アイク]
この光の先に…
女神アスタルテがいる。
………行こう。▼

(扉の先へ歩く一同、ユンヌが最後に振り返る)

[ユンヌ]
……ラグズに…ベオクに…人に絶望し、
戦いのなくならない世界を嘆き、
裁きを願ってしまった…▼
誰よりも純粋であったがばかりに……
ごめんなさい…
あなたを助けてあげられなくて……▼
セフェラン…
かつて、エルランと呼ばれた者よ……
さようなら…▼

(セーブ画面へ)

セフェラン生存

[ミカヤ]
…っ!!▼
[サナキ]
セフェランっ!
しっかりせよ!!
…目を開けるのじゃ……っ!▼
[ミカヤ]
ユンヌ…?
…いまの…光景は……
誰の記憶…なの…?▼
え…?
………わかったわ…
やってみる………▼
[セフェラン]
サナ…キ…様……▼
[サナキ]
セフェラン!
意識が戻ったか…!?
だ、誰か!傷の手当を…!▼
[ユンヌ]
…それはできないわ。▼
女神の部屋へ続く扉は……
セフェランの命と引き換えでないと
開かないようになっている…▼
[セフェラン]
ええ…そうです……
女神ユンヌ…
……お心遣いに感謝します……▼
[ユンヌ]
……だって…
あなたは最初から…
死ぬことを望んでいた……▼
………あなたの…
ただ1つの望みだから……
…叶えてあげたかったの……▼
[セフェラン]
涙を流してくださるのですね…
こんな…私のために……▼
[ユンヌ]
ごめんね…
あなたを……
…助けてあげられなかった…▼
[セフェラン]
いいのです…
全ては……自分で選び…
…進んだ道だったのですから……▼

(サナキに何かを渡すセフェラン)

[セフェラン]
サナキ…様……
…これを…あなたに……▼
ルドルの宝珠…です……
身に着けていれば…
…あなたを護ります……▼
あなたの…信頼を裏切った…こと……
お許しください……▼
[サナキ]
…セフェラン…もう…いい……
……そなたと共に過ごした…
たくさんの時間が…嘘でなかったなら…▼
わたしは…それでいい……
………それで…いいのじゃ……▼
[セフェラン]
ありがとうございます…
サナキ様……
……では…もう失礼します…▼
…ゼルギ…スが…待って…
……オ…ル…ィナ…………▼
[サナキ]
…セフェランっ!
あ…あぁああああああああああっ!(自動送り)
[ユンヌ]
今よ!
お願い、ミカヤ…!!(自動送り)
[ミカヤ]
…だめ…逝ってはだめよ……▼

(扉が開く)

[サナキ]
…息を…して……?
セフェランが息をしておる!▼
[ミカヤ]
……間にあって…よかった。▼
[サナキ]
…助けてくれたのじゃな?
ありがとう…ありがとう……っ!▼
[ユンヌ]
ミカヤは気を失ったわ…
このまま次の戦いまで
休ませてあげないと。▼
……と言っても、
ほとんど時間はないんだけどね。▼
[サナキ]
女神ユンヌ…
そなたは…セフェランと
どのような関係なのじゃ……?▼
[ユンヌ]
私の命の恩人なの。▼
[サナキ]
命の…?
セフェランが女神の命を救った?▼
……セフェランは
いったい…何者なのじゃ?▼
[ユンヌ]
全ての戦いが終わって、
本人の目が覚めたら……
直接聞いてみるといいんじゃない?▼
[サナキ]
そ、そうじゃな。▼
[アイク]
どうして助けた?▼
[ユンヌ]
…だめだった?▼
[アイク]
……………▼

(アイク、セフェランの枕元に回り込み膝をつく)

[アイク]
おい! 起きろ。▼
[ユンヌ]
ちょっと、無茶しないで!▼
[セフェラン]
…… ………
…………………
…私…は…生きて…?▼
[ユンヌ]
エルラン…!▼
[セフェラン]
女神ユンヌ…あなたが…?
…何故…………▼
[ユンヌ]
生きてほしかったの!
こんな…なにも解決しないまま、
あなたに死んでほしくなかった。▼
[セフェラン]
私は……絶望したのです……
この世に……
私自身の行ないに……▼
後生です…どうかもう一度……
私に…死を……▼
[ユンヌ]
エルラン…そんな…!▼
[アイク]
甘えるな。▼
[セフェラン]
……▼
[アイク]
死が、あんたの望みだと言うなら…
俺は意地でもそれを叶えはせん。▼
どれだけ重い事情があって、
どれだけ苦しんできたにせよ……
あんたがやったことは許せんからな。▼
[ユンヌ]
アイク…ひどいわ!▼
[セフェラン]
…………▼
[アイク]
俺たちはいまから
女神アスタルテの元へ行く。
…あんたも来い。▼
[セフェラン]
…………
私に…女神アスタルテを……
裏切れと……?▼
[アイク]
本当に…腹の底から、
あんたが人の破滅を望んでるんなら……
ここで何もせずじっとしていろ。▼
だが、そうじゃないなら…
これまでの過ちを正す最後の機会だ。
よく考えるんだな。▼
[ユンヌ]
あ、アイク…!▼
[セフェラン]
………………▼

(一同、扉の奥へと進む) (最後にユンヌが扉の前で立ち止まり、振り返る)

[ユンヌ]
……待ってる…
待ってるからね、エルラン。▼

(セーブ画面へ)

ハード・マニアック

エルランの記憶(ユンヌの封印)


'''(場面:荒廃した大地)'''
[エルラン]
女神よ…どうかおやめください。
もう十分ではありませんか?

女神ユンヌは…これまでの
行ないを悔いておられます。

我ら人に害したのも、元をただせば…
あなたの内より消されることを
怯えたがためのこと…

再びあなたのお体に戻されれば、
このようなことは
二度と起きないのではありませんか?
[アスタルテ]
ユンヌは混沌。私の不完全な部分……

このようなものがあるから、
私は…取り返しのつかぬことをしてしまった。

(場面:争うベオクとラグズ)

[アスタルテ]
どのように諭そうとも
戦いをやめぬそなたたちを…
私はどうすることもできなかった。

毎日のように愛する子らが殺されてゆく。
死を与えているのもまた、
私の創りだした愛しき子たち。

次第に怒りと哀しみは募り、
抑えきれずに暴走した感情は…
大嵐となって地を覆い、

ほとんどの大地を水に沈め…
数え切れぬほどの命を奪った。

(場面:荒廃した大地)

[アスタルテ]
私は己の中の【負】を取り除く。
消して過ちを犯すことがないように。

人を正しく導く女神として…
完全でいられるように。
[エルラン]
そんな……ご自身の半身を除かせるなど…
こんな決断を強いたのは
愚かな私たちだというのに。

女神がその責を
負われることなどないのに……
[ユンヌ]
私…本当は…ただ寂しかったの。

もう一人の私は人のことばかり
かまって考えて…
私を消してしまうっていうから……

だから…ちょっといじわるしただけなの。
人たちをこんなに…
傷つけるつもりじゃなかったの……
[エルラン]
ええ、わかっています。
[ユンヌ]
もう、あんなことしないわ。
わたしだって人が好き。人を見ていたいもの。

だから、消えたくない……
消えるのいや。何もないのはいや。
みんなと一緒にいたいの……
[オルティナ]
……女神よ。私からも提案いたします。

もし、私たちが己の力だけで自らを律し、
種族の共存を約束できるなら…女神ユンヌを
消し去る必要はないのではありませんか?

だとすれば、私たちはここに宣誓いたします。
一方の種の存続を侵すような戦いを
二度と起こすことはありません。

ソーン、デギンハンザー、
あなたがたもよろしいですね?
[アスタルテ]
私はその宣誓を受け入れない。
[オルティナ]
なぜですか……!
[アスタルテ]
その言葉を信じることはできない。

何故なら、私たちに
近しい生き物であるそなたたちは
理性によって本能を封じることができない。

私たちと同様に――
深い哀しみ、怒り、恐れ……
それらの感情を克服することなどできない。

争いは必ず起こる。そして…
私は再び同じ過ちを犯すことだろう。

それを止めるためには、
負の感情を消し去るより他に手はない。

ユンヌはいてはならぬもの。
私の決定に変わりはない。
[エルラン]
それでは、女神よ……
せめて消し去るのではなく
別の方法をとれないでしょうか?

呪歌によって…このメダリオンの中に
女神ユンヌを封印するのです。

いつか…
遠い未来になるかもしれませんが

私達が女神の信頼を得られることが
あるかもしれません……

そのときのためにも……
どうか女神ユンヌを滅ぼすことだけは
おやめください。

(場面:メダリオンを握るエルランの手)

[アスタルテ]
……私にとって、
ユンヌの封印も死もさして変わりないこと。

ユンヌのもたらす災厄さえ
防がれるのであれば異論はない。

だが、ユンヌがそれを享受するかどうか…
私は知らぬ。
[エルラン]
女神ユンヌ……
どうかよくお聞きください。

私は決して諦めません。
いつか必ずあなたを元に戻します。
ですから……
[ユンヌ]
……うん……
[エルラン]
どうかそのように
沈んだお顔をなさらないでください。

いつでも私が傍におります。

あなたが孤独を感じることがないよう、
呪歌をお聞かせしますから……

進撃前

[ユンヌ]
もう、すぐそこよ。
その扉を開ければ…
アスタルテのいる部屋だわ。▼
[アイク]
なんとか間に合ったな。
とうとうご対面だ。▼
[ユンヌ]
……この塔に入ってから…
強くアスタルテを感じる………
それ以外にも、いろんな思考を。▼
アスタルテは眠りにつくまえと
いまでは変わってしまったのかも。▼
だから人たちとの約束を違え…
いきなり石に変えたりした。▼
[アイク]
………▼
[ユンヌ]
2つに別れたばかりの頃、
私たちのどちらにも
互いの影響が強く残っていた。▼
でも長い年月が…
彼女を完全に【正】だけの
存在へと変化させた……▼
【正】と【負】は
どちらもあって然るべきもの。
片方を除けば当然、歪みがでてしまう。▼
いまのアスタルテは
慈悲の心なんて欠片も持たない。
話をしても……無駄かもしれない。▼
[アイク]
…それでも、行くしかないだろ。
他に方法はない。
そのためにここまで来たんだ。▼
[ユンヌ]
そうね…それしかない。▼
[アイク]
……あんたはどうなんだ?▼
[ユンヌ]
どうって?▼
[アイク]
完全な【負】なのか?▼
あんたの印象はころころ変わる。
ガキくさいと思った次の瞬間、
やけに落ち着いた…▼
神とはこうしたものかって
態度や話し方をしている。▼
俺が見た限り、あんたは
一方に偏って歪んでいるようには
見えないんだが。▼
[ユンヌ]
私はアスタルテとは違う…▼
まどろみながらずっと……
優しい音楽に包まれていたもの。▼
[アイク]
鷺の民の呪歌か。▼
[ユンヌ]
それだけじゃない。▼
あなたのお母さんのエルナが…
彼女がいなくなってからは
ミストが歌ってくれてたでしょ。▼
彼女たちの歌に呪歌のような
力はなかったはずなのに……
それでも心が慰められた。▼
私は1人じゃなかった。
誰かがいつも傍にいて…
とても暖かい気持ちで包んでくれた。▼
[アイク]
…そうか。▼
[ユンヌ]
アスタルテも…
人たちと離れるべきじゃ
なかったんだわ。▼
……それを教えてあげないと。▼

(アイク、扉を開けようとする)

[アイク]
なんだ、これは…
びくとも動かん。▼
[ユンヌ]
どうして…?▼
[???]
その扉は開きませんよ。▼
[セフェラン]
強力な魔術によって
封印が施されていますから。▼
[サナキ]
…セフェラン!▼

(サナキ、セフェランに駆け寄る)

[サナキ]
やはりそなた、
無事でおったのじゃな……▼
[セフェラン]
神使様にはご心配を
おかけしてしまったようですね。
申し訳ありません。▼
[サナキ]
……セフェラン…
私は…神使ではないのじゃ……
そなたはそのことを…▼
[セフェラン]
……もちろん、知っております。
あなたは私がお育てしたようなもの。▼
サナキ様、あなたが
神使であろうがなかろうが…
私には大した問題ではありません。▼
[サナキ]
セフェラン…!
やはりそなたは…私の味方じゃ。▼
そなたに話すことが沢山あるじゃ。
私たちがどうやってここまで……▼
[セフェラン]
サナキ様、落ち着いて下さい。
…私は逃げませんから。▼
[サナキ]
そ、そうか。
何から話そうかの…▼
[アイク]
……
ゼルギウス将軍の話はどうだ?▼
[サナキ]
あ… そ、そうじゃったな……▼
[サナキ]
セフェラン…
ゼルギウスが…死んだ…▼
あやつは
そなたの腹心でありながら
デインにも通じておったのじゃ。▼
漆黒の騎士という名は
そなたも聞いておろう?
あれの正体がゼルギウスで…▼
[セフェラン]
……▼
[アイク]
聞かなくても、
知ってるって顔だな?▼
[セフェラン]
あの者は…私にとって
身体の一部ともいえるもの。▼
帝国軍人以外に
もう1つ顔を持っていることは
知っていました。▼
[アイク]
あんたの指図でな。▼
[サナキ]
アイク?
なにを言いだすのじゃ!▼
[アイク]
……あれほどの男が、
二心を持って仕えるはずはない。▼
ゼルギウス将軍の行動は全て…
主の意向によるものだ。
つまり、セフェラン…あんたのな。▼
[サナキ]
わ、分かったぞ!
デインの動向を監視するため
密偵として差し向けておったのじゃな?▼
そうであろう?▼
[セフェラン]
仰せの通りです。
アシュナード王の監視……
それが目的でした。▼
[サナキ]
そ、そうか!▼
[セフェラン]
正体を隠すため、
ゼルギウスには漆黒の鎧を纏わせ――
デイン王国へ向かわせました。▼

(一枚絵:ゼルギウスと漆黒の騎士)

[セフェラン]
当時――
デイン王の側近になるのは
実にたやすいことでした。▼
アシュナード王は、
その素性や身分を問わず、
強い男を召し抱えると有名でしたから。▼
[アイク]
ゼルギウス将軍の剣技なら
申し分なかっただろうな。▼
[セフェラン]
……王は、漆黒の騎士の忠誠が
自分にないと知りながら、
傍に置いていたようですね。▼
ゼルギウスの話では…
間者を傍に置き、常に己の命を
危機にさらすことを楽しんでいたとか。▼
[サナキ]
まこと、狂王と呼ぶに
ふさわしい男だったのじゃな。▼
[アイク]
……漆黒の騎士は、俺の親父から
メダリオンを奪おうとしていた。▼
あれは、あんたとアシュナード…
どっちの指図だ?▼
[セフェラン]
メダリオンを取り戻し
アシュナード王に渡すよう…
私が指示しました。▼
[アイク]
何故だ!?
そんなことをする意味は……▼
[サナキ]
…漆黒の騎士が、自分の意のままに
動いていると王に思わせるため、
あえてそうさせたのじゃろう。▼
アイクの父上については
最初は殺めるつもりなどなく…
そ、そうじゃな? セフェラン!▼
[セフェラン]
サナキ様のご推察は…
半分正解で、半分間違っております。▼
アイク殿のお父上については……
ゼルギウスが師との対決を望み、
命を奪う結果になってしまいました。▼
ですが、メダリオンについては……
デイン王の信頼を得るために
必要としたのではありません。▼
[サナキ]
では、何ゆえ…?▼
[セフェラン]
メダリオンは元々、私が
あの者に与えたものだったからですよ。▼
セリノス王女リーリアと共に
23年も前に……▼
[サナキ]
な…なんじゃと!?▼
[アイク]
ふざけるな…!▼
[セフェラン]
私は至極まじめですよ、アイク殿。
私は――▼
[セフェラン]
女神アスタルテにお目覚めいただき、
この世界にはびこる人たちを
裁いていただきたかった……▼
それには大陸中を巻き込むほどの
戦乱が必要でした。▼
どうすれば願いが叶うのか……▼
デインの若き王子――
野望に燃えるアシュナード殿を
利用することを思いつきました。▼
彼は誰より強く、強靱で……
そして何より、
世界の改変を切望していましたから。▼
ですから――鷺の民の呪歌、
もしくは大陸規模の大戦乱によって
メダリオンに封じられた邪神を解放し――▼
世界を混沌に陥れてみてはどうかと
話を持ちかけました。▼
[サナキ]
セフェラン!
そなたは何を言っておるのじゃ?▼
なぜ、そのような嘘をつく。
そなたがあの裁きを望んだなどと…
そんなことあるはずはない!▼
[セフェラン]
いいえ、サナキ様。
私は自分の野望のために
あなたを利用し、裏切ったのです。▼
[サナキ]
嘘じゃ……▼
[アイク]
……全てあんたが
裏で糸を引いていたのか?▼
[セフェラン]
はい。▼
[アイク]
皇帝だけじゃない、
多くの者があんたを信じていた。
ベグニオン宰相たるあんたのことを……▼
もう一度だけ聞く、
あんたはそれを全て裏切ったんだな?▼
[セフェラン]
はい。▼

一週目、および二周目以降で条件を満たさない場合

[アイク]
ならばこれ以上、話す必要はない。▼
あんたは…敵だ。▼

二周目以降、条件を満たした場合

[アイク]
…あんたはいったい何者なんだ?▼
女神を目覚めさせ、俺たちを裁かせる――
それがあんたの野望というのなら、
なぜそうしたいのか教えてくれ。▼
[セフェラン]
あなたがそれを知って
どうなるというのです。▼
[アイク]
過去に…俺の親父が
メダリオンを手にして暴走した時、▼
あんたとゼルギウス将軍には
世話をかけたようだ。
それと何か関わりがあるのかと思ってな。▼
[セフェラン]
記憶の封印が…
解けてしまったのですね。▼
[アイク]
答えろ。
あんたが何者か。▼
[セフェラン]
……お断りします。▼
[アイク]
ならば、力づくで
聞き出すまでだ!▼
[サナキ]
アイク…!!
いやじゃ、わたしは信じぬ!▼
セフェランと戦うことなど
させはせぬぞ!!▼
[セフェラン]
……サナキ様。
あなた方はこの戦いを
避けることはできないのですよ。▼
女神アスタルテの元への扉は…
私の魔道の力によって封じました。▼
我が死をもってのみ扉は開く。▼
[サナキ]
セフェラン……っ!▼

(セフェラン、リワープで離れる)

[セフェラン]
さあ、もう時間がありませんよ。
あと数時間で女神アスタルテの気は
満ちることでしょう。▼
戦いを始めましょうか。
たとえ私に勝てたとしても…▼
あなた方が女神アスタルテに敵うとは
とても思えませんが……▼
[セフェラン]
それでも、せっかく
ここまで来られたんですから。▼

(カメラ、アイク側に)

[セフェラン]
私のたくらみを
知ったのですから……▼

(カメラ、セフェランの後方に)

[セフェラン]
最後まで足掻いてみては
いかがです?▼

(進撃準備画面へ)

進撃後

会話

サナキ→セフェラン

[サナキ]
……そなたが…▼
わたしに向けてかけてくれた言葉…
差し伸べてくれた手……
優しい笑顔……▼
それもすべて嘘じゃったのか…?
……偽りであったのか…?▼
[セフェラン]
いいえ、サナキ様。▼
私はこれまで……
嘘というものをついたことは
ほとんどありません。▼
あえて黙っていることや…
誤解するように仕向ける
言葉や態度を使うことはしましたが、▼
純粋な嘘をついたことは…
生涯たった1度だけなのです。▼
その1度の嘘が……
大きく私にのしかかり…
……何もかも狂わせてしまいました。▼
[サナキ]
…セフェラン……▼
[セフェラン]
心からあなたを想っていますよ、
私の小さなサナキ様……
あなたは私の陽だまりでした。▼
私があなたを傷つけることはありません。
ですから……どうか……▼
[サナキ]
……っじゃ………
…いやじゃ…いやじゃ!▼

リアーネ→セフェラン

[リアーネ]
anataha...... (アナタハ……)
[セフェラン]
moriheokaerinasai./モリヘオカエリナサイ。
kokoha,anatanoirubekibasyodehanai./ココハ、アナタノイルベキバショデハナイ。
[リアーネ]
iya! minnato,issyodenaito,iya!/イヤ!ミンナト、イッショデナイト、イヤ!
[セフェラン]
……鷺の民は…変わったのですか?
時の流れに決して逆らわず、
どのようなことも運命として享受する……
そのような種であったはずが…………

リュシオン→セフェラン

[セフェラン]
森へお帰りなさい。
【正】の者よ。▼
もう、分かっているでしょう?
あなたたちは光を浴びても…
石になることはありません。▼
[リュシオン]
私は、自分だけが
助かりたいと思ったことはない。▼
仲間達と共に在り、
最後まで戦い続けるだけだ。▼
[セフェラン]
あなたは…不思議だ。
本当にあの鷺の民なのですか?
そんな強い意志を…どうして……▼

ラフィエル→セフェラン

[ラフィエル]
こうして間近でお会いして……
わかりました。
あなたは……わたしの…………
[セフェラン]
…過去は失われました。
だから私はセフェランというもの。
それ以外の何者でもありません。
[ラフィエル]
どうして……
心を閉ざしてしまわれたのです?
[セフェラン]
………何も語ることはない
私はもう…何も………

セフェラン、範囲攻撃時

1回目

[セフェラン]
人が女神を倒すことなど
不可能なのですよ。▼

2回目

[セフェラン]
人は不完全……
不完全ゆえ消え行く定めです……▼

3回目

[セフェラン]
感じませんか?
その時が近づいてくるのを……▼

セフェラン初戦時

[セフェラン]
人たちは間違った道を歩んだ……
滅びを免れる機会は
遠く過ぎ去ってしまったのですよ。▼

ミカヤ⇔セフェラン初戦時

[ミカヤ]
…あなたが……あの方の言われていた
主なのですね? ▼
[セフェラン]
銀の髪の乙女……
どうして今頃になって
私の前に姿を現したのです。▼
あなたが生きていると
わかっていれば……
………………▼
…いえ、もう遅すぎる……
全てが遅すぎたのですよ。▼
[ミカヤ]
いったい何を言って…▼
[セフェラン]
くだらない感傷です。
…あなたがお気になさる必要はない。▼

アイク⇔セフェラン初戦時(一周目、および条件を満たさない場合)

[アイク]
あんたは俺の敵……
それだけだ。▼
[セフェラン]
はい。 ▼

アイク⇔セフェラン初戦時(二周目以降、条件を満たした場合)

[アイク]
聞かせてもらうぞ、セフェラン。
あんたは何者だ?
なぜこんなことを企んだ?▼
[セフェラン]
そんなことを知って
何になるというのですか?▼
理由など知ったところで
何も得られません。
誰も救われません。▼
私は人に絶望し、その滅びを望んだ。
それだけのことです……▼
[アイク]
なら、あんたはあの時
どうして俺を救った?▼
[セフェラン]
……
アイク、あなたは……
いまどんな気持ちですか?▼
あの時の痛ましい記憶に
あなたは耐えていけるのですか?▼
[アイク]
ああ…いまならな。▼
だがあの時の俺には……
耐えられなかった。▼
[セフェラン]
人が生き続ける限り、
悲劇は避けられません……▼
……過去から何も変わりはない。
正視に耐えぬような痛ましい悲劇が
幾度も繰り返されてきました……▼
どのような王のもとでも、
どのような国のもとでも。▼
人が生き続ける限り、
あらゆる悲劇は何度でも
繰り返されることになる……▼
[アイク]
だから、滅びればいいのか?
目の前から無くなりさえすれば
それでいいと言うつもりか?▼
[セフェラン]
……▼
[アイク]
あんたが俺を
救ってくれたことには感謝してる。▼
だが、たとえどんなに
受け入れたくない悲劇でも……
それは俺の現実だ。▼
俺が得た痛みも苦しみも……
俺が背負って進むべきものだ。▼
あの時の記憶を…俺は否定しない。
受け止め、乗り越えて…
自分のものにして生きていくと決めた。▼
[セフェラン]
強いのですね、あなたは。▼
けれどすべての者が…
あなたのように強いわけではない……▼

サザ⇔セフェラン初戦時

[サザ]
………▼
[セフェラン]
デインの若者……▼
あなたのように平凡で
何の突出したところのない人が…
この場にいることに驚いています。▼
[サザ]
あぁ、俺もだ。
ミカヤのように
人の心を知る力があるわけじゃない。▼
アイク団長のように
類まれな戦いの才があるわけじゃない。▼
ラグズの王やベオクの勇者たちのように…
特別な力があるわけでもない。▼
[セフェラン]
なのに…どうして?▼
[サザ]
俺にはたったひとつだけ
失えないものがある。
ミカヤだ。▼
ミカヤを守るため……
共に生きるため……ここまで来た。▼
[セフェラン]
計り知れない…人の想いの強さ。▼
あなたの名前を聞いても?▼
[サザ]
サザだ。▼
俺たちの未来のために……
あんたを倒して前に進む!▼

ジル⇔セフェラン初戦時

[ジル]
デインに起きた悲劇は……
すべてあなたの差し金だった。
ペルシス公セフェラン!
私は……
私はおまえを許さないっ!!
[セフェラン]
そう全て……
全ては私の咎。
かかってきなさい、ジル・フィザット。
あなたの父上の死も
私が招いたことの
結果のひとつなのですから。
[ジル]
この…ぬけぬけと!

ニケ⇔セフェラン初戦時

[ニケ]
…こちら側の揉め事に……
よくもハタリを巻き込んでくれたな。▼
[セフェラン]
幻の王国ハタリ……▼
砂漠の向こうに生き残りがいて、
まさかそれが狼の民とは…
女神でさえご存知なかったようです。▼
[ニケ]
この世に完全なものなど
何もない。▼
不完全な女神に、不完全な我らを
罰する資格などあるものか。▼
[セフェラン]
……ええ、その通りです。▼
人たちが勝手に諍いを繰り返し…▼
この大地を破壊し、
他の動植物を死へ追いやる
権利などがないように……▼
同じく正しい意見だと思いますよ。
狼の女王ニケ殿。▼
[ニケ]
………まずは
そのへらずぐちから
引き裂いてやるとしようか。▼

ハール⇔セフェラン初戦時

[ハール]
あんたと俺が
ベグニオンにいた時期は…
あまりかぶっちゃいないんだがな。▼
それでも、あんたのことは
よく知っていた
セフェラン殿。▼
[セフェラン]
私も…よく存じ上げていますよ。
フィザット卿と
彼の元にいた若き竜騎士……▼
どちらも逸材でしたから。▼
あなたがたを失ったことは
ベグニオン聖竜騎士団にとって
大きな打撃でした。▼
[ハール]
あの腐った元老院も
あんたが頭角を現してきたことで
変われるかと期待したんだが。▼
[セフェラン]
………▼
[ハール]
…変わっていたら、
この事態は避けられた気がするのは……
俺の思い違いか?▼
[セフェラン]
……どうでしょう…
だけど、そうはならなかった。
残されたのはこの答えただひとつだけ。▼
[ハール]
まったく残念だったな。
あんたにとっても
俺たちにとっても…な。▼

ステラ⇔セフェラン初戦時

[ステラ]
ペルシス公セフェラン様……
あなたは民たちの信頼を
一身に集めておられました。▼
そのあなたが
彼らを裏切ったこと、
とても残念です……▼
[セフェラン]
ディアメル伯の御令嬢……
いえ、いまはクリミア騎士の
ステラ殿とお呼びすべきでしょうか。▼
ここに来るまでに……
領には立ち寄られましたか?▼
[ステラ]
……いいえ。▼
[セフェラン]
ご家族のこと……
心配ではありませんか?▼
[ステラ]
いいえ。
私の家族はみな無事です。▼
たとえ石にされていたとしても……
私が必ず救い出します。
ですから、何も心配していません。▼
[セフェラン]
強くなられたようですね。
ですが心だけでは……
現実は変えられません。▼

シグルーン⇔セフェラン初戦時

[シグルーン]
セフェラン様……
何故、サナキ様を欺かれたのです。
理由の如何によっては…私は
あなたを敵として討たねばなりません。
[セフェラン]
迷う必要はありません。
私はあなたたちが前に進む障害。
黙って取り除けばよいのです。
[シグルーン]
私は……
サナキ様同様、あなたを信頼し
お慕い申し上げていました!
私たち帝国国民の想いを……
あなたは捨てようというのですか!?
[セフェラン]
……シグルーン…
あなたの手で私を倒しなさい。
そして…これからは
あなたがサナキ様をお守りしてください。
[シグルーン]
あなたは……
あなたはなんて…
残酷な人なのですか………

タニス⇔セフェラン初戦時

[タニス]
……あなたを討たねば
扉が開かぬというなら……
その役目、私が担いましょう。
[セフェラン]
タニス…
あなたは優しい人ですね。
[タニス]
サナキ様の御為。
私の行動は、それだけです。

ティバーン⇔セフェラン初戦時

[セフェラン]
フェニキスの鷹王……
やはりあなたも来られましたか。▼
塔の高みに至るのは強者……
ならば、
あなたがいないはずはない。▼
[ティバーン]
おまえ、何者だ?
背中に隠してるものがさっきから
ちらちら見え隠れしてるぜ。▼
[セフェラン]
!!▼
[ティバーン]
図星か。
だてに100年近くも
あいつらと付き合ってきたわけじゃない。▼
さて…口を割りたくないようだから
力づくで聞き出すとしようか。
おまえの真の名ってのをよ。▼
[セフェラン]
………▼

ネサラ⇔セフェラン初戦時

[セフェラン]
キルヴァス王…
誓約の件はうまくいったようですね?▼
[ネサラ]
あぁ、あんたには感謝している。
…キルヴァスの誓約は、
国と国の間で交わされたもの。▼
元老院に逆らっても…
皇帝に与している限り、
呪いが降りかかることはない。▼
お陰で…やっと生きた心地だ。▼
[セフェラン]
それはよかった。▼
[ネサラ]
いや、よくはないだろう。
せっかく自由の身が目前だってのに、
人はみんな石になるんじゃ意味がない。▼
といって、恩人に手をかけるのもな。▼
[セフェラン]
気にしなくてかまいませんよ。
私は、サナキ様をお救いするため……
あなたに動いて欲しかった。▼
利害が一致しただけのこと。
恩義に縛られる必要はありません。▼
[ネサラ]
じゃあ、お言葉に甘えて
あんたの野望…阻ませてもらおうか。▼
[セフェラン]
はい。
どうぞ心置きなく。▼

オリヴァー⇔セフェラン初戦時

[セフェラン]
タナス公…
よくご無事でしたね。▼
[オリヴァー]
ペルシス公よ…
そなたもまた麗しき者。▼
敵対せねばならぬとは……
美の守護者オリヴァー
身も心もちぢに乱れておりますぞ。▼
そなたと私…
どちらかが倒れねばならぬ。
おぉ…なんという美の損失か!▼
[セフェラン]
…………
自由と混沌の女神ユンヌ……
これはあなたの配剤なのでしょうか?▼
タナス公がここに来ることは
予想されなかった歪み……
何かが変わろうとしている……?▼

ペレアス⇔セフェラン初戦時

[セフェラン]
ペレアス殿…ですね?
よくぞ生きてここまで……▼
[ペレアス]
……あなたが
すべての黒幕だと言うなら
教えてほしい。▼
僕が…いったい何者なのか……▼
[セフェラン]
……詳しくは知りません。
額に精霊を宿す…
優れた魔道使いであること。▼
デインで生まれ育った孤児であること…
イズカから聞いているのは
それぐらいです。▼
[ペレアス]
僕は…アシュナード王の……
息子ではない?▼
[セフェラン]
……はい。
彼の息子は竜鱗族の血を持つ、
“印付き”であったそうですから。▼
[ペレアス]
う…く……▼
[セフェラン]
あなたはデインの復興に必要な駒でした。
デイン復興は女神の目覚めに
欠かせぬ要素の1つ……▼
私がイズカに命じ、
あなたを利用させました。▼
[ペレアス]
許さないっ!
……僕はあなたを許さない…決して!▼

セフェラン撃破時

[セフェラン]
…………▼

エルランの記憶(セリノスの虐殺)

(場面:ベグニオンの街中)

[女性]
う、嘘でしょう!?
あたしたちの神使様が…!
[男性]
わしだって信じられん。
だが、この耳で聞いたんだ。
元老院の発表をな。
[エルラン]
…失礼ですが……
神使様がどうかされたのですか?
[男性]
亡くなられた。
[エルラン]
えっ…?
[女性]
夕べ突然にって…
いったい何があったっていうの!
[男性]
暗殺されたのさ!
セリノスの鷺どもの手によってな!
[女性]
なんですって!
[エルラン]
ま、待ってください!
そんなことあるはずが……
[男性]
すでにな、帝都に住む連中は
セリノスの森へ向かったぜ。
おのおのの手に武器を携えてさ。
[エルラン]
な…っ!
[女性]
やつらに報復するのね。
[男性]
神使様を手にかけたんだ。
1人たりと生かしておくわけにはいかん。
[女性]
とうぜんよ。
忌まわしいバケモノたちめ……
この手で引き裂いてしまいたい!
[エルラン]
……そ…んな……
'''(画面暗転)'''
[男性]
どうした、あんた? 気分でも……
[エルラン]
…っ!
[男性]
うわぁああああっ!
[女性]
バケモノっ!
鳥のバケモノよぉっ! 誰か!

(炎上するセリノスの森、暗転) (場面:セリノスの祭壇に立つエルランと横たわるリーリア)

[エルラン]
メダリオンを鎮めなくては…
たいへんなことになる…!

この娘は……
[男A]
いたいた。
こんなところに隠れてやがったか。
[男B]
やれ! 一匹たりと逃がすな!
神使様の仇だからなぁっ!

(場面:祭壇上で輝くメダリオン)

[エルラン]
いけない!
【負】の気によって目覚めさせては……

(画面暗転)

[エルラン]
……っ…!
【負】…の………

(字幕なし音声回想)

[デギンハンザー]
生来に力を失いしそなたに
なにができるというのだ。
[ミサハ]
ですが…あなたにお会いして理解しました。
この血は恥ずべきものではありません。
[アスタルテ]
そなたに免じ…
もう一度だけ人を信じてみよう。
[オルティナ]
あなた… 誰より優しい、私のエルラン……
[エルラン]
何故、私の力はなくなった。
何故、私の血族は奪われた。
何故 何故 何故 ・・・

(メダリオンを握るエルランの手が映し出される)

(場面:森の中)

[男C]
なんだ、こいつは?
さっきから呆けてやがる。
[男D]
すぐには殺すなよ。
たっぷりと苦しめないと……
[男A]
ああ、こいつらは
すぐに死んじまうからな……
そんなんじゃ俺たちの気がおさまらない。
[男C]
神使様の仇だ……

死なないように痛めつけて
痛めつけて、痛めつけて……
それから殺してやる……!

(画面暗転)

[エルラン]
……人よ……
…残り350年足らず。
そんなに待つ必要はない。
この世界にベオクはいらない。
ラグズも然り…
彼らはあまりにも不完全だ。
お目覚めください、女神たちよ。
そして――裁きを。

(画面、ホワイトアウト)

クリア後

セフェラン死亡

[サナキ]
セフェランっ!
しっかりせよ!!
…目を開けるのじゃ……っ!▼
[セフェラン]
サナ…キ…様……▼
[サナキ]
セフェラン!
意識が戻ったか…!?▼
そ、そうじゃ…!
ミカヤ殿…
セフェランに【癒しの手】を…!▼
[ユンヌ]
…それはできないわ。▼
彼の施した封印は……
術者の命と引き換えでないと
解けないようになっている…▼
そうなんでしょう?▼
[セフェラン]
ええ…そうです……▼
女神ユンヌ…
……お心遣いに感謝します……▼
[ユンヌ]
……だって…
あなたは最初から…
死ぬことを望んでいた……▼
………あなたの…
ただ1つの望みだから……
…叶えてあげたかったの……▼
[セフェラン]
涙を流してくださるのですね…
こんな風に…変わってしまった
私のために……▼
[ユンヌ]
ごめんね…
あなたが大変な時に……
…助けてあげられなかった…▼
………ごめんね……▼
[セフェラン]
いいのです…
全ては……自分で選び…
…進んだ道だったのですから……▼
サナキ…様……▼

(セフェラン、何かをサナキに手渡す)

[セフェラン]
…これを…あなたに……▼
[サナキ]
なんじゃ…これは…?▼
[セフェラン]
ルドルの宝珠…です……
身に着けていれば…
…あなたを護ります……▼
あなたの傍に
最後までいられなかったこと…
…信頼を裏切った…こと……▼
お許しください……▼
[サナキ]
…セフェラン…もう…いい……
……そなたと共に過ごした…
たくさんの時間が…嘘でなかったなら…▼
わたしは…それでいい……
………それで…いいのじゃ……▼
[セフェラン]
ありがとうございます…

(セフェランの身体から光が湧き上がる)

サナキ様……
……では…もう失礼します…▼
…ゼルギ…スが…待って…

(一周目) ………ル………ナ……………▼

(二周目以降) ……オ…ル…ィナ…………▼

[サナキ]
…セフェランっ!
あ…あぁあああああああああっ!(自動送り)

(扉がゆっくりと開く)'''

[アイク]
この光の先に…
女神アスタルテがいる。
………行こう。▼

(ユンヌ、最後に一人振り返って亡骸を見る)

[ユンヌ]
……さよなら、エルラン……▼

(画面暗転後、セーブ画面へ)

セフェラン生存

[ミカヤ]
…っ!!▼
[サナキ]
セフェランっ!
しっかりせよ!!
…目を開けるのじゃ……っ!▼
[ミカヤ]
ユンヌ…?
…いまの…光景は……
誰の記憶…なの…?▼
え…?
………わかったわ…
やってみる………▼
[セフェラン]
サナ…キ…様……▼
[サナキ]
セフェラン!
意識が戻ったか…!?▼
そ、そうじゃ…!
ミカヤ殿…
セフェランに【癒しの手】を…!▼
[ユンヌ]
…それはできないわ。▼
彼の施した封印は……
術者の命と引き換えでないと
解けないようになっている…▼
そうなんでしょう?▼
[セフェラン]
ええ…そうです……▼
女神ユンヌ…
……お心遣いに感謝します……▼
[ユンヌ]
……だって…
あなたは最初から…
死ぬことを望んでいた……▼
………あなたの…
ただ1つの望みだから……
…叶えてあげたかったの……▼
[セフェラン]
涙を流してくださるのですね…
こんな風に…変わってしまった
私のために……▼
[ユンヌ]
ごめんね…
あなたが大変なときに……
…助けてあげられなかった…▼
………ごめんね……▼
[セフェラン]
いいのです…
全ては……自分で選び…
…進んだ道だったのですから……▼
サナキ…様……▼
[セフェラン]
…これを…あなたに……▼
[サナキ]
なんじゃ…これは…?▼
[セフェラン]
ルドルの…宝珠です……
身に着けていれば…
…あなたを護ります……▼
あなたのお傍に
最後までいられなかったこと…
…信頼を裏切った…こと……▼
お許しください……▼
[サナキ]
…セフェラン…もう…いい……
……そなたと共に過ごした…
たくさんの時間が…嘘でなかったなら…▼
わたしは…それでいい……
………それで…いいのじゃ……▼
[セフェラン]
ありがとうございます…
(セフェランの身体から光が湧き上がる) サナキ様……
……では…もう失礼します…▼
…ゼルギ…スが…待って…
……オ…ル…ィナ…………▼

(画面、光に包まれてゆく)

[サナキ]
…セフェランっ!
あ…あぁあああああああああっ!(自動送り)
[ユンヌ]
今よ!
お願い、ミカヤ…!!(自動送り)
[ミカヤ]
…だめ…逝ってはだめよ……▼

(扉が開く)

[サナキ]
…息を…して……?
セフェランが息をしておる!▼
[ミカヤ]
……間にあって…よかった。▼
[サナキ]
…助けてくれたのじゃな?
ありがとう…ありがとう……っ!▼
[ユンヌ]
ミカヤは気を失ったわ…
このまま次の戦いまで
休ませてあげないと。▼
……と言っても、
ほとんど時間はないんだけどね。▼
[サナキ]
女神ユンヌ…
そなたは…セフェランと
どのような関係なのじゃ……?▼
[ユンヌ]
私の命の恩人なの。▼
[サナキ]
命の…?
セフェランが女神の命を救った?▼
……セフェランは
いったい…何者なのじゃ?▼
[ユンヌ]
全ての戦いが終わって、
本人の目が覚めたら……
直接聞いてみるといいんじゃない?▼
[サナキ]
そ、そうじゃな。▼
[アイク]
どうして助けた?▼
[ユンヌ]
…だめだった?▼
[アイク]
……………▼

(アイク、セフェランの枕元に回り込み膝をつく)

[アイク]
おい! 起きろ。▼
[ユンヌ]
ちょっと、無茶しないで!▼
[セフェラン]
…… ………
…………………
…私…は…生きて…?▼
[ユンヌ]
エルラン…!▼
[セフェラン]
女神ユンヌ…あなたが…?
…何故…………▼
[ユンヌ]
生きてほしかったの!
こんな…なにも解決しないまま、
あなたに死んでほしくなかった。▼
[セフェラン]
私は……絶望したのです……
この世に……
自分の行ないに……▼
後生です…どうかもう一度……
私に…死を……▼
[ユンヌ]
エルラン…そんな…!▼
[アイク]
甘えるな。▼
[セフェラン]
……▼
[アイク]
死が、あんたの望みだと言うなら…
俺は意地でもそれを叶えはさせん。▼
どれだけ重い事情があって、
どれだけ苦しんできたにせよ……
あんたがやったことは許せんからな。▼
[ユンヌ]
アイク…ひどいわ!▼
[セフェラン]
…………▼
[アイク]
俺たちはいまから
女神アスタルテの元へ行く。
…あんたも来い。▼
[セフェラン]
…………
私に…女神アスタルテを……
裏切れと……?▼
[アイク]
本当に…腹の底から、
あんたが人の破滅を望んでるんなら……
ここで何もせずじっとしていろ。▼
だが、そうじゃないなら…
これまでの過ちを正す最後の機会だ。
よく考えるんだな。▼
[ユンヌ]
あ、アイク…!▼
[セフェラン]
………………▼
[ユンヌ]
……待ってる…
待ってるからね、エルラン。▼

(ユンヌ、最後に扉の奥へ。画面が光に包まれセーブ画面へ)

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Last-modified: 2016-05-28 (土) 23:23:25
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