#navi(contents-page-name): No such page: ファイアーエムブレム 暁の女神/章別会話
ノーマル†
オープニング†
デイン王都 ネヴァサ
(背景:城の遠景の一枚絵)
- [デイン兵1]
- 俺たちの街が…
ネヴァサが壊されていく…!▼
- [デイン兵2]
- やめろ! あそこには
おれの年老いた両親がいるんだぞ!?▼
- [デイン兵1]
- おれの子供もだ。
ジェルドめ…最後の最後まで
デインを苦しめぬくつもりか!▼
(画面暗転、テント内)
- [ミカヤ]
- …ペレアス王子!
このまま放ってはおけません。▼
街に入って市民を助けましょう!▼
(イズカ登場)
- [イズカ]
- 何をまた馬鹿なことを言うのだ!
じきに神使の視察団が到着するのだぞ!?
わざわざ危険を冒す必要などない!▼
(サザが登場)
- [サザ]
- だが、その間にも死んでいく民はいる。
ネヴァサは破壊されていく。
それを黙って見ていろというのか!?▼
- [ミカヤ]
- …では……
また、わたしたちだけでも…▼
- [イズカ]
- 待て!どこへ行く!?
おまえはまたラグズたちを率いて
出撃するつもりではあるまいな!▼
- [ミカヤ]
- いけませんか?▼
- [イズカ]
- いけない?
いけないに決まっているだろう。▼
おまえは以前にも
王子の命に背き、勝手な行動をとった!
その結果どうなった!?▼
…おまえは自分の名を
これでもかというほど上げた!
……自分ひとりの名をな!▼
兵たちを見てみろ!
誰もがお前を救世主だと祭り上げ、
もはや誰も王子を見ておらんではないか!!▼
- [ミカヤ]
- あ……▼
(暗転後、一枚絵を背景にジェルドの台詞の回想)
- [ジェルド]
- ははっ 王子か!
あれはみずから光を放つことのない
まがいものの石くれだ▼
(一枚絵が変更)
- [ジェルド]
- 民を惹きつけてやまぬ輝き、
人を支配する力をもった宝石は
おまえだ、【暁の巫女】。▼
(更に一枚絵が変更)
- [ジェルド]
- だから俺はおまえを奪う。
デインという国から
希望の光を奪ってやるのさ!!▼
(回想が終わり元のテント内の場面へ)
- [イズカ]
- このままでは王子が王となったとしても、
全て【暁の巫女】の声を通さねば
民衆は聞く耳を持たぬことだろう。▼
いや、下手をすると
【暁の巫女】を王位に据えろという
不心得なやからまで現われるやもしれん。▼
そんなことになれば、国はまた荒れる。▼
いつまでたってもデインに
安定など訪れはせんのだ!▼
- [ペレアス]
- ……▼
(ペレアスの姿が消える)
- [イズカ]
- …ひょっとしておまえは、
最初からそのつもりで
行動していたのではないか?▼
王子を助ける振りをして、
実は王位簒奪を狙って……▼
- [サザ]
- 貴様っ…
言わせておけば……!▼
- [???]
- いい加減にしろっ!!▼
(暗転後、ペレアスが戻る)
- [ペレアス]
- ミカヤは…そんな娘じゃない。
僕がふがいないからといって……
彼女を責めるのはやめてくれ。▼
- [イズカ]
- なっ… いきなり
どうされたのです王子!?▼
- [ペレアス]
- これまで先頭に立って
戦ってきたのはミカヤだ。
…僕にはできなかった。▼
みんながミカヤに注目し、
ミカヤを慕うのは当然のことじゃないか。▼
だけど、今のままではいけない。
このままでは、僕が王位に就いても、
誰も見向きもしてくれないだろう。▼
だから……
だから、僕は行動する。▼
(画面暗転、テント外ペレアスの演説)
- [ペレアス]
- ……………▼
か、解放軍の兵士諸君っ!
ぼ…いや、私は
デイン王子…ペレアスだ!▼
- [デイン兵]
- もちろん、知ってますよー!
ペレアス王子さまぁっ!▼
- [ペレアス]
- あ… ……
………………▼
- [デイン兵]
- どうしたんだ、あれ?
大丈夫か?▼
(ペレアスに駆け寄ろうとするミカヤ)
- [ミカヤ]
- …あ…あの…!
(ミカヤを遮るかの様に漆黒の騎士がペレアスへと歩む)
- [ミカヤ]
- 騎士様……?▼
(漆黒の騎士が剣を地面に突き立てる音に兵士が注目する)
- [ペレアス]
- …………
…………?▼
- [ペレアス]
- ………
親愛なる解放軍の諸君!▼
君たちの尽力あって、
我々はいま、王都を目前にしている。
このまま何をしなくとも……▼
帝国の視察団が到着すれば、
我々は再び
国を取り戻すことができるだろう。▼
今ここで、駐屯軍に手を出せば……
再び帝国との関係に
わだかまりが生じるかもしれない。▼
そうすれば…デインの復興は
難しくなる可能性だってある。▼
だけど、今この時間も、
我々のネヴァサは蹂躙されている!
同胞たちの命が奪われているんだ!▼
- [ペレアス]
- ぼく…いや、わた…
いや、もう僕でいい!▼
やはり僕は、目の前の惨事を
このまま見過ごせない!
1人でも多く、デインの民を救いたい…!▼
だから力を……
みんなの力を貸してもらえないか!?▼
(兵士たちにカメラが移る)
- [デイン兵1]
- ……ばんざい…▼
- [デイン兵2]
- ペレアス王子、ばんざい!▼
(歓声があがる)
- [デイン兵3]
- デインばんざい!
救おう!我々の仲間を!!
我々自身の手で!▼
(再びカメラがペレアスへ)
- [ペレアス]
- あ…▼
(漆黒の騎士が去り画面暗転、拠点画面へ)
進撃前†
(画面:陣営外)
- [ミカヤ]
- では、王子…
いってまいります。▼
- [ペレアス]
- 後方には
僕の軍も控えている。
くれぐれも無理はしないでくれ。▼
(兵士に向き直るミカヤ)
- [ミカヤ]
- 全軍整列!
目標は市民の救出、及び王城奪還!
いざ、出撃!!▼
(出撃する兵士達)
デイン王城
(背景:玉座)
- [帝国兵]
- 解放軍、動き始めました!▼
- [ジェルド]
- ふん。そうこなくてはな。
俺たちも死に甲斐ってもんが
なくなっちまう。▼
(画面暗転、戦闘MAPのミカヤ側へ)
- [ミカヤ]
- ジェルドは、
どこにいるのかしら…?▼
(カメラがジェルド側へ)
- [ジェルド]
- いいか、おまえたち。
これは俺たちが帝国軍人のまま
死ねる最後の機会だ。▼
例え、ここを生き延びたところで、
視察団によって拘束され、
そのまま闇に葬られるだけだ。▼
例え、ここを逃げたところで、
待っているのは汚名と
追っ手に脅える日々だけだ。▼
ならばいっそ、デインの奴らに一泡吹かせ、
華々しく散って
己の終焉への手向けにしろ!▼
俺たちは帝国軍人だ!
その誇りを抱いて死ぬがいい!!
行けーーーー!▼
(視点がミカヤ側へ)
- [ミカヤ]
- 今の声は…ジェルド……!
デインのため、
今度こそ決着をつけるわ。▼
(進撃準備画面へ)
制圧時†
- [ミカヤ]
- 勝った……
私たちは…
自らの力で国を取り戻したわ…!▼
(画面暗転)
クリア後†
(背景:玉座前)
- [ペレアス]
- ありがとう、ミカヤ…
君のお陰でデイン王国は蘇った。▼
- [ミカヤ]
- わたし1人の力ではありません。
みんなで共に戦った成果です。▼
- [ペレアス]
- いや、君なしでは
デインの復興はありえなかっただろう。▼
こんなことでしか
感謝の気持ちを表せなくて
申し訳ないけれど…▼
正式に…ミカヤを
デイン王国軍の総大将に任命したい。▼
- [ミカヤ]
- ………………
……わかりました…
大将の任、お受けいたします。▼
戦いは終わりましたが、
デインが本来の姿を取り戻すためには、
まだまだ復興作業が必要でしょう。▼
私の力でよければ、
お役立てください。▼
- [ペレアス]
- よかった。
じゃあ、かんたんな儀式をするから…
ひざまづいてくれる?▼
『なんじ、ミカヤ――▼
デイン王の名において
魔道将としての地位と
爵位を与えるものとする』▼
(ミカヤがクラスチェンジ)
- [ミカヤ]
- ……なんだか、変な感じです。▼
- [ペレアス]
- よく似合ってるよ。
…これからも、
どうかずっと共にデインを支えてくれ。▼
- [ミカヤ]
- ……………▼
(画面暗転、デインの復興の様子、玉座の間にて即位式)
(更に場面転換。場面:野営地)
- [ミカヤ]
- …本当にもう行ってしまうの?
せめて今夜、お祝いの間だけでも…▼
…どうしても
イズカ殿と同席するのは嫌?▼
- [トパック]
- それもあるけど…
なんていうのかな~……▼
俺たちがうろちょろすると
兵たちもやっぱ嫌な顔をするからさ。▼
- [ミカヤ]
- え……?▼
- [トパック]
- デインの反ラグズ思想は
根深いものだからさ。
簡単には打ち解けられないみたいだ。▼
せっかくの祝いに水差したくないし、
だから、ここでお別れだ。▼
- [ミカヤ]
- そんな…わたし……
何も気づかないで………
……トパック……▼
- [トパック]
- わ…! 泣くなよ?
おれ、女の子に泣かれるとどうしていいか
わからねえんだからな!▼
- [サザ]
- ……元気でな。
…おまえたちが来てくれて……
…その……助かった…ありがとう。▼
- [トパック]
- うわっ!おれも感動で涙出そう。
おまえの口から
そんな言葉が聞けるなんて。▼
- [サザ]
- あのなぁ……▼
(その二人から少し引いた場所)
- [ミカヤ]
- ムワリムさん…
あの……▼
わたしの”印”のこと…
黙っていてくださって
ありがとうございました。▼
- [ムワリム]
- いえ……失礼ですが、あなたは…
ご自分がどういう生まれか、
ご存知なのですか?▼
- [ミカヤ]
- いいえ。
わたしは自分を生んでくれた
両親のことを知りません。▼
だけど…育ててくれた
おばあさんが、死の間際に
”印”の意味を教えてくれました。▼
(ミカヤの右手の甲の一枚絵)
- [ミカヤ]
- これはベオクとラグズ…
どちらもの血も受け継ぐ証。▼
それゆえ、どちらからも
忌み嫌われるもの。▼
誰にも決して知られることのないよう
くれぐれも気をつけなさいと……▼
- [ムワリム]
- …………▼
- [ミカヤ]
- ずっと人目を避けて暮らしてきました…
”印”も、特殊な力も、
知られることのないようにと…▼
それでも、成長が極端に
遅いことは隠しようがなくて……
デイン中を転々としていました。▼
だから、この軍にも……
そう長居はできないでしょう。▼
- [ムワリム]
- それでも……あなたの傍らに、
サザくんがいるかぎり……
どんな苦難にもあなたは耐えられる。▼
- [ミカヤ]
- えぇ…
ムワリムさんに
トパックがいるように……▼
- [ムワリム]
- はい。▼
ビーゼが撤退していない場合
- [ビーゼ]
- 首領もムワリムさんも、
いつまで別れを惜しんでるんですか?
このままじゃ、夜が明けますよ。▼
(ビーゼに歩み寄るミカヤ)
- [ミカヤ]
- ビーゼさん!
あなたも、本当にありがとう。▼
わたし、サザといっしょに
砂漠に遊びに行きますから。▼
- [ビーゼ]
- ……期待しないで待ってます。
期待して待ってて
来なかったら…辛いから。▼
- [ミカヤ]
- 必ず行きます。
だから、待っててください。▼
- [ビーゼ]
- ……うん……▼
(そこに歩み寄ってくるニケ、ラフィエル、オルグの三名)
- [ニケ]
- ミカヤ、サザ、私たちも
彼らと共に行くことにした。▼
- [サザ]
- ?
ガリアに行くんじゃなかったのか?▼
- [トパック]
- うん、だからさ、
おれたちが
ガリアへ送ってくんだ。▼
ミカヤもサザも、
まだしばらくはデインを
離れるわけにはいかないだろ?▼
- [ニケ]
- 戦いが終わった途端、
気が急いてきたのでな。▼
約束を違えて悪いが、
トパックらに頼むことにした。▼
- [ミカヤ]
- そんな……
みんなが一度に
いなくなってしまうなんて。▼
- [ラフィエル]
- ミカヤ…
あなたと私は……
同じ声に導かれ巡り合いました。▼
私たちのたどる運命は、
きっとどこかで再び交わっている……
私はそんな気がしてなりません。▼
(ラフィエルの胸で泣くミカヤ)
- [ミカヤ]
- わたし…恥ずかしい……
こんな……子供みたいに……
泣くなんて…ばかみたい…▼
(画面暗転、トパック達が遠くで手を振る一枚絵。ビーゼは撤退時非表示)
- [トパック]
- じゃーな!
ぜったい、また会おうなー!▼
(オルグの鳴き声)
- [ミカヤ]
- …?▼
(ミカヤとサザに駆け寄ってくるオルグ)
- [ミカヤ]
- オルグさん!?▼
ニケ様が…
わたしの護衛にって
残してくださったみたい。▼
(オルグが返事をするかの様に咆える)
- [サザ]
- 本気か…
それでなくてもミカヤには
面倒な鳥までいるっていうのに…▼
(ユンヌがサザの周囲を飛び回る)
- [サザ]
- 痛っ!
痛いって …悪かった!▼
- [ミカヤ]
- …わたし達は…
駐屯軍から自分たちの国を取り戻した。
だけど…これで終わりじゃない。▼
これからは、デインが元の美しい姿を取り戻すために
がんばらなくちゃ。▼
きっとまだまだ大変でしょうけど、
サザもオルグさんも
一緒にがんばりましょうね。▼
(画面暗転)
第一部 完
(セーブ画面へ)
ハード・マニアック†
オープニング†
デイン王都 ネヴァサ
(背景:ネヴァサ遠景の一枚絵)
- [デイン兵A]
- 俺たちの街が…
ネヴァサが壊されていく…!▼
- [デイン兵B]
- やめろ! あそこには
おれの年老いた両親がいるんだぞ!?▼
- [デイン兵A]
- おれの子供もだ。
駐屯軍め…最後の最後まで
デインを苦しめぬくつもりか!▼
(画面暗転)
(背景:会議用テント内)
- [ミカヤ]
- …ペレアス王子!
このまま放ってはおけません。▼
街に入って市民を助け……
王城にいる駐屯軍を倒しましょう。▼
- [ペレアス]
- ミカヤ、それは………▼
(イズカ登場)
- [イズカ]
- 何をまた馬鹿なことを言うのだ!▼
数日…いや、上手くすれば
一両日中にもベグニオンの視察団が
ここに到着するのだぞ!?▼
わざわざ危険を冒す必要などない!▼
(サザが登場)
- [サザ]
- だが、その間にも死んでいく民はいる。
ネヴァサは破壊されていく。
それを黙って見ていろというのか!?▼
- [イズカ]
- 最後の詰めの時なのだ!
万全の上にも万全を期す!
それが成功の秘訣だ!!▼
- [ミカヤ]
- …では……▼
- [イズカ]
- では? では、なんだ!?
おまえはまたラグズたちを率いて
出撃するとでも言うつもりか!▼
そうだろう!?
おまえの考えることなど
とっくに見抜いておるわ!!▼
- [ミカヤ]
- いけませんか?▼
- [イズカ]
- いけない?
いけないに決まっているだろう。▼
おまえは以前にも
王子の命に背き、勝手な行動をとった!
その結果どうなった!?▼
- [サザ]
- 大勢の捕虜の命が助かった。
…違うか?▼
- [イズカ]
- ああ、助かったとも!
それでその娘は自分の名を
これでもかというほど上げた!▼
【暁の巫女】!
誰もが口々にそう言って
この娘を救世主だと祭り上げている!▼
- [サザ]
- それは元々、
あんたがそう企んだから…▼
- [イズカ]
- 愚か者め! この娘1人がそうなるよう
誰が企んだというのだ!
見てみろ、軍の兵士たちを!▼
もはや誰も王子を見ておらん!
今後、この国を統治するのが
誰であるのか完全に忘れておるのだ!!▼
- [ミカヤ]
- あ……▼
(画面暗転、背景:ミカヤ対ジェルドの一枚絵)
- [ジェルド]
- ははっ 王子か!
いたな、そんな奴が。▼
あんな小物が王になったところで
何ができる!?▼
せいぜい国が荒れる原因に
なってくれるぐらいさ。▼
(背景変更)
- [ジェルド]
- わかるさ。
あれは自ら光を放つことのない
まがい物の石くれだってな。▼
民を惹きつけてやまぬ輝き、
人を支配する力をもった宝石は……
ここにある。▼
(更に背景変更)
- [ジェルド]
- 民が欲しているのは
王子などではない
おまえだ、【暁の巫女】。▼
だから俺はおまえを奪う。
デインという国から
希望の光を奪ってやるのさ。▼
(回想終わり、画面元に戻る)
- [イズカ]
- いまの有様で十分、
この国の未来への憂いは消えん!▼
それもそのはずだ。
誰一人として、王子を統治者として
認識しておらんのだからな。▼
王子が王となったとしても
全て【暁の巫女】の声を通さねば
聞く耳を持たぬことだろう。▼
いや、下手をすると
【暁の巫女】を王位に据えろという
不心得なやからまで現われるやもしれん。▼
いいや、きっと現れる!
そうすればまた国は荒れる。▼
いつまでたっても
デインに安寧など訪れはせんのだ!▼
- [ペレアス]
- ……▼
(ペレアス、消える)
- [ミカヤ]
- 王子……▼
- [イズカ]
- さあ、わかっただろう。
おまえの存在、おまえの一挙一動が
王子の政権を危うくするのだ。▼
国のことを思うなら、
これ以上の人気取りは控えてくれ。▼
- [ミカヤ]
- そんな言い方…▼
- [イズカ]
- それともなにか、おまえは
最初からそのつもりで
行動していたのではないか?▼
王子を助ける振りをして、
実は王位簒奪を狙って……▼
- [サザ]
- 貴様っ…
言わせておけば……!▼
- [???]
- いい加減にしろっ!!▼
(ペレアス戻る)
- [ペレアス]
- ミカヤは…そんな娘じゃない。
僕がふがいないからといって……
彼女を責めるのはやめてくれ。▼
- [イズカ]
- なっ… いきなり
どうされたのです王子!?▼
- [ミカヤ]
- 王子…?▼
- [ペレアス]
- これまで先頭に立って
戦ってきたのはミカヤだ。▼
捕虜が処刑されそうな時、
命懸けで救いにいったのもそうだ。▼
僕だって本当はそうしたかった……
だけど…できなかった。▼
みんながミカヤに注目し、
ミカヤを慕うのは当然のことじゃないか。▼
- [イズカ]
- しかし、
しかしですな、王子…!▼
- [ペレアス]
- イズカ… 君が僕のために
色々と画策し尽力してくれたこと……
心からありがたいと思っている。▼
君がいたから、僕は
ここまで来られたんだと感謝している。▼
- [ミカヤ]
- ……▼
- [ペレアス]
- だけど、君がさっき言ったように
いまのままではいけない。▼
このまま僕が王位に就いても、
誰も見向きもしてくれないだろう。▼
だから……
だから、僕は行動する。▼
- [イズカ]
- お、王子…っ!?▼
(画面暗転、場面:テント前)
- [ペレアス]
- ……………▼
か、解放軍の兵士諸君っ!
ぼ…いや、私は
デイン王子…ペレアスだ!▼
- [デイン兵]
- もちろん、知ってますよー!
ペレアス王子さまぁっ!▼
- [ペレアス]
- あ… ……
………………▼
- [デイン兵A]
- どうしたんだ、あれ?▼
- [デイン兵B]
- だいじょうぶなのか…?▼
(ミカヤ、ペレアスに駆け寄ろうとする)
- [ミカヤ]
- …あ…あの…!
- [漆黒の騎士]
- ………▼
(漆黒の騎士、ミカヤを遮りペレアスの後ろへ歩む)
- [ミカヤ]
- 騎士様……?▼
(漆黒の騎士が剣を地面に突き立て兵士らが注目)
- [ペレアス]
- …………
…………?▼
- [ペレアス]
- 親愛なる解放軍の諸君!▼
3年以上にも及ぶ、
苦しき時を乗り越え…
僕たちはいま、王都を目前にしている。▼
このまま何をしなくとも……
帝国の視察団が到着すれば、▼
我々は再び
国を取り戻すことができるだろう。▼
だけど、本当に…
それでいいんだろうか!?▼
駐屯軍の最後の抵抗によって
いまこの瞬間も、
我々のネヴァサは蹂躙されている!▼
同胞たちの命が奪われている!▼
しかし、ここで…
駐屯軍に手を出せば……▼
もしかすると……
再び帝国との関係に
わだかまりが生じるかもしれない。▼
そうすれば…デインの復興は
難しくなる可能性だってある。▼
それでも、ぼ…いや、
わた…いや、もう僕でいい!▼
それでも僕は、目の前の惨事を
このまま見過ごせない!
1人でも多く、デインの民を救いたい…!▼
だから力を……
みんなの力を貸してもらえないか!?▼
(兵士にカメラが移る)
- [デイン兵A]
- ……ばんざい…▼
- [デイン兵B]
- ペレアス王子、ばんざい!▼
- [デイン兵C]
- 救いましょう!
我らの仲間を!!▼
- [デイン兵D]
- デインばんざい!▼
行こう! ネヴァサへ!!▼
- [デイン兵A]
- 帝国の助けなんて
待っちゃいられないぜ!▼
(カメラ、再びペレアスへ)
- [ペレアス]
- あ…▼
(漆黒の騎士が去り画面暗転、拠点画面へ)
進撃前†
(場面:テント前)
- [ミカヤ]
- では、王子…
いってまいります。▼
- [ペレアス]
- 後方には
僕の軍も控えている。
くれぐれも無理はしないでくれ。▼
- [ミカヤ]
- はい。▼
(兵士に向き直るミカヤ)
- [ミカヤ]
- 全軍整列!▼
目標は市民の救出、
そして王城奪還!▼
いざ、出撃!!▼
(解放軍、ミカヤに続き出陣)
デイン王城
(背景:玉座)
- [帝国兵]
- 解放軍、動き始めました!▼
- [ジェルド]
- ふん きたか…… それでいい。▼
そうでなくては、
俺たちも死に甲斐ってもんが
なくなるからな。▼
(画面暗転、戦闘マップ)
- [ミカヤ]
- ジェルドは、
どこにいるのかしら…?▼
- [サザ]
- 大将が控えるなら
玉座の間…ってとこか。▼
- [漆黒の騎士]
- ならば、この奥だ。
案内しよう。▼
(カメラがジェルド側へ)
- [ジェルド]
- いいか、おまえたち。
これは俺たちが帝国軍人のまま
死ねる最後の機会だ。▼
ここを生き延びたところで、
数日後には視察団によって
拘束され、そのまま闇に葬られる。▼
ならば、ここで戦って
己の終焉への手向けにしろ!▼
1人で最低5人潰せ!
勝利を確信した軍隊ほど
脆いものはない。▼
ベグニオン帝国軍の恐ろしさを
デインの連中の脳裏に
焼き付けてやれ!▼
俺たちは帝国軍人だ!
その誇りを抱いて死ぬがいい!!
行けーーーー!▼
(カメラ、大きく引いて再びミカヤ側へ)
- [サザ]
- いまの声は…▼
- [ミカヤ]
- ジェルド……!
デインのため、
彼をこのままにはしておけない!▼
今度こそ決着をつけるわ。▼
(進撃準備画面へ)
進撃後†
ミカヤ→漆黒の騎士†
- [ミカヤ]
- あの、騎士様。
ありがとうございます。
共に戦ってくださって……▼
- [漆黒の騎士]
- …礼は無用だ。
私は己の役割を果たしている。
それだけなのだ。▼
- [ミカヤ]
- この戦いが終わった後も……
デインに
残ってくださいますか?▼
- [漆黒の騎士]
- …………▼
- [ミカヤ]
- ……すみません。
変なことを聞いて……▼
ただ…騎士様が居てくだされば、
わたしも安心して………▼
- [漆黒の騎士]
- デインを去って行ける…か……▼
- [ミカヤ]
- ! どうして……▼
- [漆黒の騎士]
- ………………▼
漆黒の騎士→ミカヤ†
- [漆黒の騎士]
- 乙女よ、無理をするな。
そなたは軍の旗印……
失われてはならない。▼
戦いは私に任せ、後方へ下がれ。▼
- [ミカヤ]
- 騎士様……
お気遣いありがとうございます。
でも、私も戦います。▼
騎士様やみんなも戦っています。
だから、私も共に……▼
- [漆黒の騎士]
- ……よく…似ている。▼
- [ミカヤ]
- え?▼
- [漆黒の騎士]
- ……いや………▼
- [ミカヤ]
- …………▼
サザ→漆黒の騎士†
- [サザ]
- …………▼
- [漆黒の騎士]
- …………▼
- [サザ]
- ……何が目的だ?▼
- [漆黒の騎士]
- …………▼
- [サザ]
- ミカヤに近づくのは、
いったい何のためなんだ?▼
- [漆黒の騎士]
- ………守るためだ。▼
- [サザ]
- ミカヤは俺が守っている!▼
- [漆黒の騎士]
- …いまのままでは、任せられん。▼
- [サザ]
- あんた…ミカヤの何を知っている!?▼
- [漆黒の騎士]
- 己が手で守りたくば、強くなれ。
この私を凌駕するほどに……▼
- [サザ]
- …!
………………▼
戦闘会話†
ジェルド初戦時†
- [ジェルド]
- 調子に乗ってよくぞここまで来たな。
だが俺はただでは死なんぞ?▼
俺が死ぬのは、お前らを残らず道連れにしてからだ!▼
ミカヤ⇔ジェルド初戦時†
- [ジェルド]
- おまえか……小娘。▼
- [ミカヤ]
- ジェルド将軍、
もう勝負はついたわ。▼
あなたが侮っていたデインの……
みんなの思いが
あなたに勝ったのよ。▼
- [ジェルド]
- それはどうだろうな……▼
言っただろう。
おまえさえ死ねば解放軍は終わる。▼
俺にとってはこいつは絶好の機会……
一撃で、俺に勝ちが
転がり込んでくる……▼
- [ミカヤ]
- わたしはあなたに負けない。
デインのみんなも、
あなたなんかに負けたりしない!▼
サザ⇔ジェルド初戦時†
- [ジェルド]
- 貴様の顔……憶えているぞ。
あの巫女と一緒にいた小僧だな。▼
- [サザ]
- 【暁の団】のサザ。▼
- [ジェルド]
- 【暁の団】……か。
なあ、俺は貴様らのような連中が
死ぬほど嫌いでな。▼
ここで貴様の息の根を
止めてやれるかと思うと……
嬉しくてたまらん。▼
- [サザ]
- 同感だ。▼
漆黒の騎士⇔ジェルド初戦時†
- [ジェルド]
- 忌々しいデインの亡霊……
おまえいったい何者だ?▼
何の目的で
この世に舞い戻った?▼
- [漆黒の騎士]
- 貴様が
知るべきことではない。▼
- [ジェルド]
- はっ!
ならばその兜叩き割って
顔を拝んでやるか。▼
アルダーの仇は
とってやらんとなあ!▼
- [漆黒の騎士]
- ……▼
ニケ、オルグ⇔ジェルド初戦時†
- [ジェルド]
- 貴様らだな。あの巫女が
連れているという妙な半獣……
その皮剥いで飾ってやるか!▼
ムワリム、ビーゼ⇔ジェルド初戦時†
- [ジェルド]
- 奴隷が主に逆らうか、半獣!
身の程わきまえさせてやろう!▼
ラフィエル⇔ジェルド初戦時†
- [ジェルド]
- 鷺だと? 生き残りか?
惜しいな、本国に帰れば……
生涯遊んで暮らせる金が手に入ったのに▼
ジェルド撃破時†
- [ジェルド]
- ぐ……かっ……▼
俺は……
詫びる気などない……
悔いる気もない……▼
俺は俺のやりたいように
やったのだからな……▼
巫女よ、おまえの勝ちだ。
俺を倒して満足だろう……?
せいぜい浮かれておくが良い……▼
だが……おまえも……いずれ……▼
制圧時†
- [ミカヤ]
- 勝った…… 私たちは…
自らの力で国を取り戻したわ…!▼
(画面暗転)
クリア後†
(背景:玉座前)
- [ペレアス]
- ありがとう、ミカヤ…
君のお陰でデイン王国は蘇った。▼
- [ミカヤ]
- わたし1人の力ではありません。
みんなで共に戦った成果です。▼
- [ペレアス]
- ……うん。
これからも僕…いや、
僕といっしょにデインを支えてくれるね?▼
- [ミカヤ]
- ………ペレアス様…それは……▼
(サザ登場)
- [サザ]
- もちろん、そのつもりだ。▼
- [ミカヤ]
- サザ…?▼
- [サザ]
- これからしばらくは、
デインの復興のために大忙しだ。
俺たちも力を貸すんだろ?▼
- [ミカヤ]
- あ… そうね。
そうだったわね……▼
ペレアス様、デインのため…
わたしたちも力を尽くします。▼
- [ペレアス]
- ありがとう!▼
それじゃあ…さっそくだけど、
正式にミカヤを
デイン王国軍の総大将に任命したい。▼
- [ミカヤ]
- え…と……▼
- [サザ]
- …いいんじゃないか?
とりあえず、受けとけば。▼
- [ミカヤ]
- ……じゃあ、はい。▼
- [ペレアス]
- よかった。
まず、ひざまづいてくれる?▼
『なんじ、ミカヤ――▼
デイン王の名におき
魔道将としての地位と
爵位を与えるものとする』▼
(ミカヤがクラスチェンジ)
- [ミカヤ]
- …………▼
- [ペレアス]
- これで終わりだ。▼
- [ミカヤ]
- ……なんだか、変な感じです。▼
- [ペレアス]
- よく似合ってるよ。▼
(ミカヤ、サザに向き直る)
- [ミカヤ]
- 本当に?▼
- [サザ]
- ………まあな…▼
- [ミカヤ]
- …なんなの その反応は?▼
- [ペレアス]
- めずらしいね…
サザが照れるなんて。▼
- [サザ]
- 俺は別に…っ!▼
- [ミカヤ]
- 照れてるの?▼
- [サザ]
- 違…っ!▼
俺、もう行くからな!▼
- [ペレアス]
- 初めて見たよ、彼のあんな表情。▼
- [ミカヤ]
- 意外に子供っぽいんですよ。
体は大きいですけど。▼
- [ペレアス]
- ………いいな。▼
- [ミカヤ]
- なにがですか?▼
- [ペレアス]
- 僕には兄弟がいないから…
しっかり者のお姉さんのいる
サザがうらやましい。▼
- [ミカヤ]
- ……………▼
(画面暗転。デインの復興の様子とペレアスの即位式)
(場面:夜の野営地)
- [ミカヤ]
- …本当にもう行ってしまうの?
- [トパック]
- …ああ。明朝には
視察団も到着するって言うし、
おれたちの役目はこれでおしまいだからな。▼
- [ミカヤ]
- せめて今夜…
お祝いの間だけでも
いてくれればいいのに。▼
どうしても……
イズカ殿と同席するのは嫌?▼
- [トパック]
- それもあるけど…
なんていうのかな~……▼
他の兵たちも、
俺たちがうろちょろすると
やっぱ嫌な顔をするからさ。▼
だからやめとく。▼
- [ミカヤ]
- え……?▼
- [サザ]
- ミカヤの前では、
みんな態度に出してなかったけど…▼
いない所では、結構、
露骨に避けたりしていた。▼
- [ミカヤ]
- そんな…わたし……
何も気づかないで………▼
- [トパック]
- そんな顔すんなよ。
デインの反ラグズ思想は
根深いものだからさ。▼
何回かいっしょに戦ったぐらいじゃ…
簡単に打ち解けられないみたいだ。▼
せっかくの祝いに
不愉快な思いをさせたくないし。▼
そういうわけで、ここでお別れだ。▼
- [ミカヤ]
- ……トパック……▼
- [トパック]
- わ…! 泣くなよ?▼
おれ、女の子に泣かれると
どうしていいか
わからねえんだからな!▼
- [ミカヤ]
- …ごめ…なさい……▼
- [サザ]
- ……元気でな。▼
- [トパック]
- そっちもな。▼
- [サザ]
- …おまえたちが来てくれて……
………その……
助かった…ありがとう。▼
- [トパック]
- うわっ!▼
- [サザ]
- なんだよ…?▼
- [トパック]
- おれ、感動で涙でそう。
おまえの口から
そんな言葉が聞けるなんて。▼
- [サザ]
- なにを大げさな……▼
- [トパック]
- いや、本気で。
く~… おまえもようやく
大人になってきたんだなぁ。▼
うんうん▼
- [サザ]
- あのな。▼
(2人から少し離れた場所)
- [ミカヤ]
- あの2人ったら……
最後まで、同じ調子なんだから。▼
- [ムワリム]
- うちの坊ちゃんと
仲良くしていただいて…▼
サザくんには、本当に感謝しています。▼
- [ミカヤ]
- ムワリムさん…
あの……▼
- [ムワリム]
- はい、なんですか?▼
- [ミカヤ]
- わたしの“印”のこと、
黙っていてくださって……
ありがとうございます。▼
- [ムワリム]
- いえ……▼
失礼ですが、あなたは…
ご自分がどういう生まれか、
ご存知なのですか?▼
- [ミカヤ]
- いいえ。
わたしは自分を生んでくれた
両親のことを知りません。▼
だけど…育ててくれた
おばあさんが、死の間際に
“印”の意味を教えてくれましたから。▼
- [ムワリム]
- その方はなんと?▼
(一枚絵:右手の甲の「印」を見せるミカヤ)
- [ミカヤ]
- これはベオクとラグズ…
どちらもの血を受け継ぐ証。▼
それゆえ、どちらからも
忌み嫌われるもの。▼
誰にも決して知られることのないよう
くれぐれも気をつけなさいと……▼
- [ムワリム]
- …………▼
- [ミカヤ]
- …幼い頃に、自分の……
人とは違う力のせいで
迫害されたことがあって……▼
きっとそれと
関係のあることだろうと思いました。▼
それで言いつけを守って、
ずっと人目を避けるようにして
暮らしていたんですけど……▼
それでも、成長が
極端に遅くなってしまったことは
隠しようがなくて……▼
デイン中を転々としていました。▼
だから、この軍にも……
そう長居できないんです。▼
- [ムワリム]
- それでも…あなたは恵まれている。▼
- [ミカヤ]
- え…?▼
- [ムワリム]
- あなたの傍らに、
サザくんがいるかぎり……
あなたはどんな苦難にも耐えられる。▼
- [ミカヤ]
- えぇ。
ムワリムさんに
トパックがいるように……▼
- [ムワリム]
- はい。▼
(ビーゼ生存時)
- [ビーゼ]
- 首領もムワリムさんも、
いつまで別れを惜しんでるんですか?
このままじゃ、夜が明けますよ。▼
- [ムワリム]
- すまない、ビーゼ。
では、そろそろ……▼
(ミカヤ、ビーゼに歩み寄る)
- [ミカヤ]
- ビーゼさん!
あなたにも、本当にありがとう。▼
わたし、サザといっしょに
砂漠に遊びに行きますから。▼
その時は、ゆっくり
お話ししてくださいね。▼
- [ビーゼ]
- ……そんなこと言って
ベオクはどうせ
口約束だけじゃないんですか?▼
- [ミカヤ]
- わたし…
そんなに信用ないですか?▼
- [ビーゼ]
- …そういうわけじゃ
ありませんけど……▼
期待して待ってて
来なかったら…辛いから。▼
- [ミカヤ]
- 必ず行きます。
だから、待っててください。▼
- [ビーゼ]
- ……うん……▼
(ニケ・ラフィエル・オルグ、ミカヤに歩み寄る)
- [ニケ]
- ミカヤ、私たちも
彼らと共に行くことにした。▼
- [ミカヤ]
- え!?▼
- [トパック]
- あ、そうそう!
そうなんだった。▼
- [サザ]
- おまえな、そんな
大事なことはもっと早く……▼
- [トパック]
- 早くっても、さっき
突然決まったんだから
仕方ないじゃんかよ!▼
- [ミカヤ]
- でも、ニケ様たちは
ガリアへ……▼
- [トパック]
- うん、だからさ、
おれたちが
ガリアへ送ってくんだ。▼
- [ニケ]
- ミカヤたちはまだ
しばらくはデインを
離れるわけにはいかぬだろう?▼
戦いが終わった途端、
気が急いてきたのでな。▼
約束を違えて悪いが、
トパックらに頼むことにした。▼
- [ミカヤ]
- そんな……
みんなが一度に
いなくなってしまうなんて。▼
- [サザ]
- 仕方ないさ、ミカヤ。
ラフィエルさんだって
早く家族に会いたいだろうし。▼
- [ラフィエル]
- ミカヤ…あなたと私は……
同じ声に導かれ
こうして巡り合いました。▼
私たちのたどる運命は、
これからも離れることなく
きっとどこかで深く交わっている……▼
私はそんな気がしてなりません。▼
- [ミカヤ]
- ラフィエルさん……▼
- [ラフィエル]
- 泣かないで……
ほんの僅かな別れかも
しれないのですから……▼
- [ミカヤ]
- ラフィエルさん……!▼
(ミカヤ、ラフィエルの胸で泣く)
- [ミカヤ]
- わたし…恥ずかしい……
こんな……子供みたいに……
泣くなんて…ばかみたい…▼
…… …… ………▼
(画面暗転、一枚絵:遠くで手を振るトパックたち。ビーゼの有無で変化)
- [トパック]
- じゃーな!
ぜったい、また会おうなー!▼
(オルグの鳴き声)
- [ミカヤ]
- …?▼
(オルグ、ミカヤとサザに駆け寄る)
- [ミカヤ]
- オルグさん!?▼
- [サザ]
- おい、どうして
あんたがいるんだ!?▼
- [ミカヤ]
- ニケ様が…
わたしの護衛にって
遣わしてくださったみたい。▼
- [サザ]
- 本気で…?▼
(オルグ、返事をするかの様に咆える)
- [サザ]
- それでなくても
ミカヤには面倒な鳥まで
いるっていうのに…▼
(ユンヌ、サザの周囲を飛び回る)
- [サザ]
- 痛っ!
痛いって …悪かった!▼
- [ミカヤ]
- ありがとう、オルグさん。
これからも
よろしくお願いしますね。▼
(画面暗転)
第一部 完
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