章別会話/第3部 9章略奪者

章別会話

　ノーマル†

↑

　オープニングシナリオ†

（地名テロップ：クリミア王城）

[クリミア兵]: ベグニオン軍が領内に侵入し、
『徴収』と称して
装備糧食を強奪しています。▼
市民が死傷するような被害は
まだ出ていませんが……
まるで略奪者です。▼

[エリンシア]: ……▼

[ルキノ]: いかが致しますか、
女王陛下。▼

[エリンシア]: ……王宮騎士団の出撃を命じます。
ただちに現地へ向かい、
退去を勧告してください。▼
要求が受け入れられない場合は……
戦闘になることも
止むを得ないでしょう。▼

[貴族]: お、恐れながら陛下……
相手はあのベグニオンですぞ？
帝国の機嫌を損ねて、大丈夫なのですか…▼

[エリンシア]: ……私もできることなら
対立を避けたいと考えていました。▼
しかし、相手が強硬手段に出てきた今、
もはや、武力をもって交渉を試みるほか
領民を守る術はないと考えます。▼
もし、他に良案があれば
ぜひお教え願いたいのですが？
サローネ侯。▼

[貴族]: い、いえ……
滅相もございません。
出すぎたことを申しました。▼

[エリンシア]: 理解していただけて
なによりです。▼

[ルキノ]: それにしても………
帝国はいったい
どうなっているのでしょう？▼

[エリンシア]: ……あの神使さまが…
このような暴挙を
命じられたとは思えません……▼
なにか…よくないことが
起きているような気がします。▼

（画面暗転後拠点画面へ）

↑

　進撃前†

（地名テロップ：クリミア領内国境付近の村）

[ラオ]: 物資の補給状況はどうだ？▼

[帝国兵]: 付近の村々から供出させておりますが、
内乱時に混乱があったようで
糧食の集まりが予想外に悪く……▼

[ラオ]: もっと急がせろ。
バルテロメ様がいらっしゃるまでには
終わらせておかねばならんのだ。▼

[帝国兵]: 報告します！
西南からクリミア軍が向かってきます！！
王宮騎士団ではないかと思われます！▼

[ラオ]: な、なんだと！？
クリミアが動いただと！
くそ……▼
おい！　とにかく補給を急がせろ。
それが終わるまでは、我々が
あやつらの進入を食い止める！▼
クリミアの田舎騎士ごときが…
我らに敵うとでも思っているのか。▼

（ジョフレ隊の様子へ）

[ケビン]: ジョフレ将軍！
前方の村に帝国軍の姿です！▼

[ジョフレ]: でき得る限り、戦闘は避けたいが…
そうも言っておられぬのだろうな。▼
とにかく、急ぐぞ！▼

（画面暗転後、出撃準備画面）

↑

　進撃後†

↑

　１ターン目終了時†

[ラオ]: クリミアめ…我らに武器を向けおったな。
それがとういうことなのか……
今から教えてやろう。▼
兵たちよ！　村中に火を放て！
帝国に楯突くクリミアに
制裁を加えてやるのだ！！▼

↑

２ターン目開始†

[ジョフレ]: 村に火だと…！？　馬鹿なことを！▼
クリミア騎士たちよ！
民の救済、火災の鎮火を最優先せよ！！▼

↑

　クリア後†

[ジョフレ]: よし！　敵は退けた。▼
軍はこのまま居残り、
倒壊した家屋、家畜、農作物の
被害状況を細かく調査せよ。▼

↑

エンドシナリオ†

[ルキノ]: おつかれさま。
ひとまず、退けたようね。▼

[ジョフレ]: 姉さん…！
どうしたんだ急に？▼

[ルキノ]: エリンシア様のお供で来たのよ。▼

[エリンシア]: よくやってくれました、
ジョフレ。▼

[ジョフレ]: エリンシア様……申し訳ありません。
帝国軍との交戦、
避けること叶いませんでした。▼

[エリンシア]: それは仕方がありません。
でも…このままにしておけば
状況は悪化するばかり……▼
ルキノ、あなたが使者となって
ベグニオン軍の指揮官に
和睦の会見を申し込んでください。▼
いまならあの方々も、
こちらの話に耳を傾けてくれる
かもしれません。▼

[ルキノ]: はい、お任せ下さい。▼

（地名テロップ：数日後、クリミア王城）

[エリンシア]: このような形でお会いすること……
心から残念に思います。
元老院議員バルテロメ様…▼

[バルテロメ]: ええ、私もですよ、女王陛下。
長く友好関係にあるクリミアから、
まさかこんな仕打ちを受けるとは。▼
…どうやらクリミアは、
同盟国であるガリアの側に
与するおつもりのようですな？▼

[エリンシア]: 先にもお伝えいたしましたが、
我がクリミアは…
中立の立場を取っております。▼
この度の戦争に関しましては、
ベグニオン軍、ラグズ連合、
どちらにつくことも考えておりません。▼

[バルテロメ]: …では、いったいどういうおつもりで
我が軍の補給活動を
邪魔されたのですか？▼
宗主国たるベグニオンの要請あらば、
クリミアは喜んで物資を
供出せねばならないはずだというのに…▼
それどころかあなたの王国軍は、
我が軍に一方的な奇襲を仕掛け……
甚大な被害を与えた。▼
これは、帝国への反逆を意味します！
女神に背くにも等しい大罪だと、
理解しておられるのですか！▼

[エリンシア]: …………たとえ、
宗主国ベグニオンの軍勢であろうと…
我がクリミアの国境を侵し、▼
領地で略奪行為を行い、
領民に危害を加えるのであれば
私はそれを許しません。▼

[バルテロメ]: な……っ！▼
くす　くすくすくす
こちらが下手にでていれば
どこまでも図に乗って……▼
たかが属国の女王が
何様のつもりだぁっ！！▼
いいか！　こんな小国、
我が帝国軍が本気になれば
いくらでも潰して……▼

[ゼルギウス]: バルテロメ様…っ！▼

[バルテロメ]: 潰しっ　……！？
………っ…
私としたことが…！▼
……退出します。
後は貴公がなんとかしなさい。▼

[ゼルギウス]: 女王陛下……
上官の非礼を、
なにとぞお許しください。▼

[エリンシア]: あなたは……
確か先の戦いで、援軍として
来て下さいましたね。▼

[ゼルギウス]: はい。
陛下に拝謁の栄を賜りますのは、
これで二度目になります。▼
此度は我が軍の補給活動におき、
行き過ぎがあったとのこと…
心より申し訳なく思っております。▼

[エリンシア]: ベグニオン帝国と神使様には
祖国再興のため、
心強い後援をいただきました。▼
クリミアは、そのご高恩を
忘れてはおりません。▼
ですが、クリミアは……
ガリア王国と同盟関係にあります。▼
私たちは、どちらか一方に
協力することはできないのです。
どうかご理解下さい。▼

[ゼルギウス]: ………わかりました。▼
私の持つ権限において、
クリミアへの物資提供要請などは
なんとしても撤回いたしましょう。▼

[エリンシア]: あ…ありがとうございます。▼

[ゼルギウス]: しかし…帝国軍がクリミア
王国内を通過すること、▼
ガリア王国との交戦のため、
クリミア＝ガリア国境の
市街地を戦場とすること……▼
この２点については
どうかご許可願いたい。▼

[エリンシア]: そんな！？
それでは…それでは
意味がありません！▼
結局は、我が国で戦が行なわれ…
血が流されるのではありませんか！▼

[ゼルギウス]: これが…最大限の譲歩です。
何かを守るためには
何かを捨てることも必要なのです。▼
よく…お考えください。
明日、我が軍はガリアへ向かい
進軍を開始します。▼
クリミア軍が姿を現さなければ
それを了承の証といたします。
では…失礼いたします。▼

[エリンシア]: ゼルギウス将軍…！
お待ちください。▼
今回のことを……
神使様はご存知なのですか？▼

[ゼルギウス]: …………▼

[エリンシア]: 私には……
どうしても信じられません。▼
教えてください。
この戦争は本当に……
神使様のご意思なのですか？▼

[ゼルギウス]: ……それは…
私ごときがお答えすべき
事柄ではないと心得ます。▼

[エリンシア]: …神使様は、
ご無事なのですかっ！？▼

[ゼルギウス]: ……失礼します。▼

[エリンシア]: ………▼

（画面暗転後セーブ画面へ）

↑

　ハード†

↑

　オープニングシナリオ†

（地名テロップ：クリミア王城）

[クリミア兵]: ベグニオン軍が
領内に入りました！▼

[エリンシア]: ……▼

[クリミア兵]: 彼らは近隣の市街から
『徴収』と称して
装備糧食を略奪……調達しています。▼
市民が死傷するような被害は
まだ出ていませんが……▼

[ルキノ]: いかが致しますか、
女王陛下。▼

[エリンシア]: ……王宮騎士団の出撃を命じます。
ただちに現地へ向かい、
退去を勧告してください。▼
要求が受け入れられない場合は……
戦闘になることも
止むを得ないでしょう。▼

[ジョフレ]: はっ！▼

[貴族]: お、恐れながら陛下……
相手はあのベグニオンですぞ？▼
我々にとっては主とも言うべき国……
ここで帝国の機嫌を損ねれば、
後々困ったことになるのでは……▼

[エリンシア]: ……私は対立を避けるために
可能な限り譲歩しました。▼
しかし、帝国軍はそれを承服せず
一線を踏み越えてしまいました。▼
もはや武力をもって交渉を試みるほか
領民を守る術はないと考えます。▼
もし、他に良案があれば
ぜひお教え願いたいのですが？
サローネ侯。▼

[貴族]: い、いえ……
滅相もございません。
出すぎたことを申しました。▼

[エリンシア]: 理解していただけて
なによりです。▼

[ルキノ]: それにしても………
帝国はいったい
どうなっているのでしょう？▼

[エリンシア]: ……あの神使さまが…
このような暴挙を
命じられたとは思えません……▼
なにか…よくないことが
起きているような気がします。▼

（画面暗転後拠点画面へ）

↑

　進撃前†

（地名テロップ：クリミア領内国境付近の村）

[ラオ]: 物資の補給状況はどうだ？▼

[帝国兵]: 付近の村々から供出させておりますが、
内乱時に混乱があったようで
糧食の集まりが予想外に悪く……▼

[ラオ]: 少々手荒なことをしても構わん。
急がせろ。▼
バルテロメ様がいらっしゃるまでには
終わらせておかねばならんのだ。▼

[帝国兵]: はっ！▼

[ラオ]: ただし…むやみに殺すなよ？
あとあと面倒なことになる。
それ以外なら何をしてもよい。▼

[帝国兵]: はっ！▼

[帝国兵]: 報告します！
西南からクリミア軍！！▼
旗印から察するに……
王宮騎士団ではないかと思われます！▼

[ラオ]: な、なんだと！？
クリミアが動いただと！
くそ……▼
おい！　とにかく補給を急がせろ。
終わり次第撤退するぞ。▼
それまでは、なんとしても
あやつらの進入を食い止める！▼

[帝国兵]: はっ！▼

[ラオ]: ふっ　我らとて帝国軍人…
クリミアの田舎騎士ごときに
遅れをとるいわれはない。▼
むしろ…うっかり全滅など
させてしまわんよう、
気を配らんといかぬぐらいだ。▼

（ジョフレ隊の様子へ）

[ケビン]: ジョフレ将軍！
前方の村に帝国軍の姿です！▼

[ジョフレ]: でき得る限り、戦闘は避けたいが…
そうも言っておられぬのだろうな。▼
とにかく、急ぐぞ！▼

[ケビン]: はっ！▼

（画面暗転後、出撃準備画面）

↑

　進撃後†

↑

１ターン目終了時†

[ラオ]: 王宮騎士どもめ…
我らに武器を向けおったな。▼
それがとういうことなのか……
今から教えてやろう。▼
兵たちよ！　村中に火を放て！
帝国に楯突くクリミアに
制裁を加えてやるのだ！！▼

↑

２ターン目開始前†

[ジョフレ]: 村に火だと…！？　馬鹿なことを！▼
クリミア騎士たちよ！
民の救済、火災の鎮火を最優先せよ！！▼

↑

ラオ初戦時†

[ラオ]: こしゃくな……
クリミアごときが、
どれほどのものだというのだ！▼

↑

ジョフレvsラオ†

[ジョフレ]: 私はクリミア王宮騎士団長ジョフレ。
貴殿がこの軍の将だな？▼

[ラオ]: クリミアの騎士！
貴様らの行動は明らかに
我らベグニオン帝国への反逆だ。▼
我々に対して軍を向けるなど……
これがどういうことか
わかっているのか？▼

[ジョフレ]: すでに警告したはずだ。
これ以上我が国で狼藉を働けば、
何者であろうと容赦はしない。▼
命が惜しくば
ただちに立ち去れ！▼

[ラオ]: おのれ……
思い上がるな、属国が！▼

↑

　ラオ散り際の台詞†

[ラオ]: 憶えておけ……
本隊が……くれば……
貴様らなど……▼

↑

　クリア後†

[ジョフレ]: よし！　敵は退けた。▼
このまま軍は居残り、
倒壊した家屋、家畜、農作物の
被害状況を細かく調査。▼
また、負傷者のため教会を開放し、
神官兵に治療させるよう手配せよ！▼

[クリミア兵]: はっ！▼

↑

エンドシナリオ†

[ルキノ]: おつかれさま。
ひとまず、退けたようね。▼

[ジョフレ]: 姉さん…！
どうしたんだ急に？▼

[ルキノ]: エリンシア様のお供で来たのよ。▼

[エリンシア]: よくやってくれました、
ジョフレ。▼

[ジョフレ]: エリンシア様、
申し訳ありません。▼
帝国兵との交戦、
避けること叶いませんでした。▼

[エリンシア]: それは仕方がありません。
でも…このままにしておけば
状況は悪化するばかり……▼
ルキノ、あなたが使者となって
ベグニオン軍の指揮官に
会見を申し込んでください。▼
『クリミアは
　これ以上の戦闘を望まない』
『帝国との交渉を再度求める』と。▼
いまならあの方々も、
こちらの話に耳を傾けてくれる
かもしれません。▼

[ルキノ]: はい、お任せ下さい。▼

（地名テロップ：数日後　クリミア王城）

[バルテロメ]: お初にお目にかかります。
私はグルベア公爵バルテロメ。
ベグニオン元老院議員です。▼
私の言葉は…
すなわち帝国の意思である。
そうお考えください。▼

[エリンシア]: クリミア女王エリンシアです。
このような形でお会いすること……
心から残念に思います。▼

[バルテロメ]: ええ、私もですよ、女王陛下。
長く友好関係にあるクリミアから、
まさかこんな仕打ちを受けるとは。▼
いったいどういうおつもりか……
是非、聞かせていただきたいものです。▼

[エリンシア]: 先にもお伝えいたしましたが、
我がクリミアは…▼
この度の戦争に関しましては、
中立の立場を取っております。▼
ベグニオン軍、ラグズ連合、
そのどちらにつくことも
考えておりません。▼

[バルテロメ]: なるほど、なるほど。▼
…では、お伺いしましょう。
それではあなたがたは、
いったいどういうおつもりで▼
我が軍の補給活動を
邪魔されたのですか？▼
同盟国ガリアを有利にするため…
そうではないと？▼

[エリンシア]: そのようなつもりはありません。
国境を侵犯した軍があるとの報告で、
私が命を下しました。▼
ここはクリミアです。
自国領内で略奪行為があれば
看過することはできません。▼

[バルテロメ]: 略奪……？▼
これはひどい言われようですね。
そもそもベグニオン帝国は、
クリミアの宗主国……▼
その要請あらば、各国は
喜んで物資を提供せねばならない。
当然のことではありませんか！▼
いいですか、エリンシア女王よ。
あなたの王国軍は、我が軍に
一方的な奇襲を仕掛け……▼
甚大な被害を与えたのです。▼
これは、帝国への反逆を意味します！▼
女神に背くにも等しい……
許しがたき大罪だと、
理解しておられるのですか！▼

[エリンシア]: …………たとえ、
宗主国ベグニオンの軍勢であろうと…▼
我がクリミアの領地を荒らし、
領民に危害を加えるのであれば
私はそれを許しません。▼

[バルテロメ]: な……っ！？▼

[エリンシア]: どうぞ我が国からお引取りを。▼
……それができないと
おっしゃるのであれば、
私たちにも覚悟があります。▼

[バルテロメ]: くす　くすくすくす
こちらが下手にでていれば
どこまでも図に乗って……▼
たかが属国の女王が
何様のつもりだぁっ！！▼
いいか！　こんな小国、
我が帝国軍が本気になれば
いくらでも潰して……▼

[ゼルギウス]: バルテロメ殿…っ！▼

[バルテロメ]: 潰しっ　……！？▼

[ゼルギウス]: 少し…落ち着かれたほうが
よろしいのでは。▼

[バルテロメ]: ………っ…
私としたことが…！▼
……退出します。
後は貴公がなんとかしなさい。▼

[ゼルギウス]: 女王陛下……
上官の非礼を、
なにとぞお許しください。▼

[エリンシア]: あなたは……▼

[ゼルギウス]: ベグニオン帝国軍将軍
カドール伯ゼルギウスです。▼
陛下に拝謁の栄を賜りますのは、
これで二度目になります。▼

[エリンシア]: 憶えています。
先の戦いで、援軍として
来て下さいましたね。▼

[ゼルギウス]: はい。▼
此度は我が軍の補給活動におき、
行き過ぎがあったとのこと…
心より申し訳なく思っております。▼
また、貴国の許可なく領土内に
立ち入りましたことも
重ねて深謝申し上げます。▼

[エリンシア]: どうか、顔をお上げください。▼
……デインの侵攻を受け、
クリミアを再興するまでの日々は
いまでも私の記憶に強く残っております。▼

[ゼルギウス]: ………▼

[エリンシア]: 祖国再興のため、
ベグニオン帝国と神使様には
心強い後援をいただきました。▼
クリミアは、そのご高恩を
忘れてはおりません。▼
ですが、クリミアは……
ガリア王国と同盟関係にあり、▼
先の戦いでも、貴国に
劣らぬほどの恩義を受けております。▼
どちらかに協力することは、
どちらかに対しての
忘恩行為となってしまいます。▼

[ゼルギウス]: ………わかりました。▼
私の持つ権限において、
クリミアへの物資提供要請などは
なんとしても撤回いたしましょう。▼

[エリンシア]: あ…ありがとうございます。▼

[ゼルギウス]: しかし…帝国軍がクリミア
王国内を通過すること、▼
ガリア王国との交戦のため、
クリミア＝ガリア国境の
市街地を戦場とすること……▼
この２点については
どうかご許可願いたい。▼

[エリンシア]: そんな！？
それでは…それでは
意味がありません！▼
結局は、我が国で戦が行なわれ…
血が流されるのではありませんか！▼

[ゼルギウス]: これが…最大限の譲歩です。▼
先の許可さえいただけるのであれば
あなたの領民の命は
１つも奪われることはない。▼
それはお約束いたします。▼

[エリンシア]: …………▼

[ゼルギウス]: 何かを守るためには
何かを捨てることも必要です。
よく…お考えください。▼
明日、我が軍はガリアへ向かい
進軍を開始します。▼
クリミア軍が姿を現さなければ
それを了承の証といたします。
では…失礼いたします。▼

[エリンシア]: ゼルギウス将軍…！
お待ちください。▼

[ゼルギウス]: 何か？▼

[エリンシア]: 今回のことを……
神使様はご存知なのですか？▼

[ゼルギウス]: …………▼

[エリンシア]: 私には……
どうしても信じられません。▼
あの方が、ラグズ連合との戦いを
お認めになるだなんて……▼
セリノスの王族への、
真摯な謝罪のお言葉を…
私ははっきり覚えております。▼
帝国内におけるラグズ奴隷問題を
憂慮し、その解放にも
ご尽力なさっていたではありませんか。▼
聞けば…帝国は
皇帝派と元老院派に二分し
対立しているとか……▼
教えてください。
この戦争は本当に……
神使様のご意思なのですか？▼

[ゼルギウス]: ……それは…
私ごときがお答えすべき
事柄ではないと心得ます。▼

[エリンシア]: …神使様は、
ご無事なのですかっ！？▼

[ゼルギウス]: ……失礼します。▼

[エリンシア]: ………………▼

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