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拠点会話†
竜鱗族 ☆†
- [ゴート]
- …………これから
王子にお話しすることは…▼
ゴルドア王となられた
あなたが知っておくべき事柄。▼
歴史のどこを紐解いても残っていない
テリウス最大の秘密です。▼
- [ミカヤ]
- あの…そんな重大なことなら
どこか場所を変えられたほうが
いいのではないですか?▼
わたしだけではなく、ここにいる
他の人に聞かれてしまうかもしれません。▼
- [ゴート]
- ……む……
どうする、ナーシル。▼
- [ナーシル]
- …ミカヤ殿には
知る権利があると思うのでお呼びした。▼
ここに集いし者たちにも……
知ってもらったほうがいいかも知れない。
クルトナーガ王、いかがですか?▼
- [クルトナーガ]
- 秘密など…無いにこしたことはない。
全て話してくれ。▼
- [ゴート]
- はっ! では……▼
時は数百年前へと遡ります。
2人の女神がそれぞれ
深い眠りにつかれた後…▼
ラグズとベオクが共に暮らす国
ベグニオン王国が作られました。▼
そう、今のベグニオン帝国の
前身となった国です。▼
初代女王にはオルティナが選ばれ、
エルランが夫として彼女を支えました。▼
- [ミカヤ]
- ! まさか……▼
- [ナーシル]
- エルランとオルティナは
種族の違いを乗り越え……
深く愛し合っていたそうです。▼
- [クルトナーガ]
- ラグズとベオクの婚姻が
公的に認められたというのか?▼
- [ナーシル]
- デギンハンザー様は
そう仰られていました。▼
- [ゴート]
- 我ら竜鱗族は…他の種族と
あまりに力の差がありすぎたため、▼
デギンハンザー様は
彼らとは離れ、別の国家を作られました。▼
それが我らのゴルドア王国です。▼
- [ナーシル]
- ゴルドアのデギンハンザー様のもとに
オルティナが懐妊されたとの
報が届けられたのは、▼
ベグニオン誕生から4年目のこと。▼
その知らせは喜びと……
大きな驚きをもって迎えられました。▼
それまでもラグズとベオクが
結ばれることは稀にあったようですが、▼
子供を身ごもった例は
初めてだったそうです。▼
- [ゴート]
- 夫婦の親しい友人であった
デギンハンザー様とソーンは
新しい命の芽生えを心から喜んだと。▼
ラグズとベオク…
そのどちらもの生を受け継ぐ子供は、▼
これからの平和の象徴とも思えたと
仰られておりました。▼
- [ナーシル]
- しかし、喜びは長く続きませんでした。
エルランは子供の誕生と同時に、
生来持っていた力――▼
ラグズとしての化身能力と
【呪歌謡い】としての能力を
完全に失ってしまったのです。▼
- [ゴート]
- ラグズとベオクの間に生まれる子は、
親の能力を奪ってしまう…▼
奪った上で、自身もベオクとしての
特徴のみしか有していない。▼
- [ナーシル]
- ラグズとしての存在意義と
人と女神の渡し役としての役目を
全うできなくなったエルランは▼
絶望し…自制心を失ったのです。▼
最も禁忌とされる、
自ら命を絶つという行為にまで
出ようとするほどに。▼
- [ゴート]
- デギンハンザー様たちは絶望しました。
これが民衆の耳に入れば
両種族間の溝が深まる原因になるだろうと。▼
特にラグズ側に大きな拒否反応と
危機感が生まれることが懸念されたのです。▼
自分たちの血を絶やすものとして、
2人の間に生まれた子に
危害を加える輩も現れるかもしれない。▼
- [クルトナーガ]
- そして…そんな時にこそ、
人たちには女神の力が
必要だったというのに……▼
目覚めさせるための呪歌は
エルランには謡えなかった。
そういうことなんだね?▼
- [ナーシル]
- はい。
大陸とその平和を維持するため……
彼らは辛い決断をせねばなりませんでした。▼
それはすなわち、正気を取り戻した
エルランが自ら申し出た…
彼の存在を世間から隠すというもの。▼
- [ゴート]
- エルランは言ったそうです――
ベグニオンという国の存続のために、
自分は不慮の事故死、▼
子供は間違いであったことを
民に発表すればいいと。▼
- [ナーシル]
- メダリオンは一族の者に託し、▼
エルランはデギンハンザー様と共に
ゴルドアの地に密かに移り住み……
歴史の流れからその存在を消しました。▼
- [ゴート]
- そしてほとぼりが冷めた頃、
オルティナは新たにベオクの夫を迎え、▼
エルランとの間に出来た子を
その者の実子だとして育てたそうです。▼
以降、ベグニオンでは
ラグズとベオクの婚姻は
女神の意志に反することとされ、▼
冒してはならない禁忌だとして
公布されました……▼
- [ナーシル]
- それでも最初の数十年は
禁を冒す者がいたようですが▼
ほとんどの場合は子を成すことがなく、
また、子を成した場合は
すみやかにその事実が隠蔽されました。▼
禁忌の意味を、
身をもって知った当事者たちは
国のその決定に対し、▼
何の不服も申し立てなかったそうです。▼
- [ゴート]
- 子は、ベオクの側が引き取り…
純潔のベオクとして育てる。
このことは一切他言しない。▼
それで…
全てが隠しおおせるはずでした。▼
- [ナーシル]
- ですが…それから更に後、
ベオクに紛れていた混血児の子孫に…▼
何代か経た後でも、
ごく希に混血を表す印を持って
生まれる子がいると判明しました。▼
幸い【精霊の護符】に似ていることで
魔道の子と偽ることもできましたが、▼
一生の間、
それを続けることはできません。▼
印を持って生まれた子は
ベオクとしてはあまりに長寿であり……
並外れた能力を宿していたので。▼
- [ゴート]
- 印を持つ子は…
異端として闇から闇へ葬られながらも、▼
その事実は少しずつ噂として
ベグニオンの民衆の間に広まりました。▼
ラグズの勢力が強い時代には、
汚れた子として弾圧され、
私刑によって命を奪われることもあったとか。▼
- [ミカヤ]
- ひどい……▼
- [ゴート]
- デギンハンザー様は、それら全ては
自分たちが背負うべき罪だと。▼
自分たちは……最初の選択を
誤ったのだと仰っておられました。▼
はじめから…全てを
白日の下にさらけだし、
公表すればよかったのだと。▼
安定を壊すことを恐れ、真実を伏せたばかりに▼
【印付き】【親無し】などと呼ばれ、
平凡な幸せをも手に入れられぬ者を
作り出してしまったと嘆いておられました。▼
- [ナーシル]
- これが――
エルラン、そしてオルティナの
血の系譜です。▼
当時を共に生きてきた
デギンハンザー様のみが知りえた
真実の……すべてなのです。▼
- [クルトナーガ]
- ……父上…………
なんという年月……
なんという心痛に耐えて………▼
- [ゴート]
- アムリタ王女のこともそうなのです。▼
あの方がデイン王との間に
子を成し、力を失くしたことを
国民に隠すため▼
心を鬼にして捨て置かれたのです。▼
- [ナーシル]
- ですが、そのためにデギンハンザー様は
更に大事なものを失われました。▼
ラジャイオン王子……
もう我が手には戻らぬと、
とても深く悔いておられました。▼
それだけの犠牲を払ったあの方に
残された道は、ただ頑なに
戦いの否定者でいることでした。▼
1000年の時が満ちるまで
女神たちが目覚めぬようにと……▼
- [クルトナーガ]
- …………私は愚か者だ……
父上の御心を知らず……
行為を否定することしか………▼
- [ミカヤ]
- クルト……▼
- [ゴート]
- 王よ……
今度はあなたの番です。▼
女神に逆らうことは
最大の禁忌と知りながらも
あなたがたは進む道を選ばれた。▼
- [ナーシル]
- 全てをあなたに託された
デギンハンザー様のために
成し遂げてください。▼
その先に待つものを恐れず
突き進んでください。▼
- [クルトナーガ]
- ………分かった。
私は私の成すべきことをしよう。
もう…一切の迷いはない。▼
竜鱗族2 ☆†
- [アイク]
- ナーシル!▼
(右にナーシル現れる)
- [ナーシル]
- アイク。
さっきは……すまなかった。▼
- [アイク]
- いや、それはお互いさまだ。
あんたたちの思いだって
分からないわけじゃない。▼
(ナーシルの隣にゴート現れる)
- [ゴート]
- ベオクの勇者よ。▼
これより我らはクルトナーガ王に従います。
王があなたと共に戦うのであれば
この力、役立ててみせましょう。▼
- [アイク]
- そうか。だったら
あんたたちもユンヌの加護を……▼
- [ナーシル]
- もう頂いたよ。
私たちも女神と戦える。▼
- [アイク]
- やるからには全力を
出してもらえるということだな?▼
- [ナーシル]
- もちろん。▼
- [ゴート]
- 竜鱗族の誇りにかけ
最善を尽くすとお約束します。▼
ナーシル ☆†
- ナーシルが仲間になっており、第4部終章Area3でゴートを撃破している
- [アイク]
- ナーシル!▼
(右にナーシル現れる)
- [ナーシル]
- アイク。
さっきは……すまなかった。▼
- [アイク]
- いや、それはお互いさまだ。
あんたたちの思いだって
分からないわけじゃない。▼
- [ナーシル]
- ここからはクルトナーガ王に従う。
王が君と共に戦うのであれば
この力、役立ててみせる。▼
- [アイク]
- そうか。だったら
あんたもユンヌの加護を……▼
- [ナーシル]
- もう頂いたよ。
私も女神と戦える。▼
- [アイク]
- やるからには全力を
出してもらえるということだな?▼
- [ナーシル]
- もちろん。
竜鱗族の誇りにかけ
最善を尽くすと約束しよう。▼
ゴート ☆†
- ゴートが仲間になっており、第4部終章Area3でナーシルを撃破している
- [ゴート]
- ベオクの勇者よ。
さきほどは、すみませんでした。▼
- [アイク]
- いや、それはお互いさまだ。
あんたたちの思いだって
分からないわけじゃない。▼
- [ゴート]
- これよりはクルトナーガ王に従います。
王があなたと共に戦うのであれば
この力、役立ててみせましょう。▼
- [アイク]
- そうか。だったら
あんたもユンヌの加護を……▼
- [ゴート]
- 先ほど頂きました。
私も女神と戦えます。▼
- [アイク]
- やるからには全力を
出してもらえるということだな?▼
- [ゴート]
- もちろんです。
竜鱗族の誇りにかけ
最善を尽くすとお約束します。▼
コメント†
- ページを作る際の見本として作ったものなので、会話・条件などはきちんと書かれていません。続きをお願いします。 --
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- 発売当初は誤字と勘違いする人が多かったのですが、私刑は死刑の誤字ではなく法律を無視して集団が個人を裁く(攻撃する)行為だそうです。 --
Last-modified: 2013-01-11 (金) 10:15:06