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拠点会話†
サザ ☆†
- [サザ]
- …大体、準備完了だ。
トパックたちにも事情を話して……▼
- [ミカヤ]
- ……▼
- [サザ]
- …ミカヤ?▼
- [ミカヤ]
- あ… ごめんなさい。▼
- [サザ]
- ……俺たちの間で隠し事はなしだ。
3年前にそう約束したよな?▼
- [ミカヤ]
- ………………
ムワリムさんにばれちゃった。
私が人より成長が遅いこと。▼
- [サザ]
- そうか……▼
…でも、大丈夫だ。
あの人は信頼していい。▼
- [ミカヤ]
- うん、それはわかっているの。
ムワリムさんは大丈夫……
でも、他の人たちはどうかしら?▼
私の力が、呪われた血によって
生まれたものだと知ったら……
どんな顔をするかしらね。▼
- [サザ]
- ミカヤ…!▼
- [ミカヤ]
- いまは暖かい人々の眼差しが…
私の正体を知った途端、
奇異なものを見る目に変わる……▼
そんなことになったら…
わたし………耐えられない……▼
- [サザ]
- ………やめようか。▼
- [ミカヤ]
- え…?▼
- [サザ]
- 無理な話だったんだ。▼
人の目を避けるようにして
生きてきたミカヤが
こんな立場になるなんて……▼
いつかその重荷に
押しつぶされるんじゃないかって
ずっと心配だった。▼
- [ミカヤ]
- そうね……
こうなるのは最初から
わかっていたことなのに…▼
それでもわたしは受けた。
いまさら…やめるなんて無理よ。▼
- [サザ]
- けど……▼
- [ミカヤ]
- ねえ、サザ…
デインが戦争に負けて
初めて知ったことがあるの。▼
- [サザ]
- …なんだ?▼
- [ミカヤ]
- 自分が…どんなに
祖国を愛しているかってこと。▼
- [サザ]
- !▼
- [ミカヤ]
- 3年前の戦いのあと
デインでサザを待ちながら
わたしは初めて…人々に交わって暮らしたの。▼
戦争に敗れて…
どこもかしこも荒れていて……▼
誰もが助け合わないと
生きていけないような状態だったわ。▼
みんなで励ましあって、支えあって、
苦境を乗り越えようと頑張っていた。▼
- [サザ]
- ………▼
- [ミカヤ]
- 知らなかったけど……
人って、とても強いのね。
そして優しい…▼
みんなわたしの素性を知らないのに、
同じデイン人だってだけで
とても親切にしてくれた。▼
仲間だって迎えてくれた。▼
- [サザ]
- …………▼
- [ミカヤ]
- わたしは人の暖かさを
知ってしまった。▼
だから、それを失うのが
とても怖い………▼
- [サザ]
- ………ミカヤ……▼
- [ミカヤ]
- でも、そんなことは
いま考えても仕方ないわ。▼
デインを救うために
わたしの力が必要なら…
逃げないで踏みとどまってみせるわ。▼
- [サザ]
- …せっかくの決意に
水を差して悪いけど、▼
いよいよ無理だって時には
俺はミカヤをつれて逃げるからな。▼
- [ミカヤ]
- サザ…!▼
- [サザ]
- デインも仲間も大事だが、
ミカヤほどじゃない。
…それは忘れないでくれ。▼
- [ミカヤ]
- ………うん…
ありがとう……サザ…▼
タウロニオ ☆☆☆†
- [タウロニオ]
- すまぬな、ミカヤ殿……
今回ばかりはイズカ殿の
言い分にも頷けるところが多い。▼
- [ミカヤ]
- わかっています。
これは私が勝手にすること…▼
将軍やみんなは
どうか王子を守ってください。▼
- [サザ]
- ミカヤには俺がついている。
それに…助っ人も用意したしな。
大丈夫、生きて戻ってくるさ。▼
- [タウロニオ]
- …その言葉、信じよう。▼
そなたたちに武運を。
たいした物ではないが
これをもって行くがいい。▼
- [ミカヤ]
- 変わった杖ですね。
どんな力があるんですか?▼
- [タウロニオ]
- レストの杖といって
毒、麻痺、眠りといった
さまざまな状態から回復させられる。▼
敵はどんな罠を仕掛けてくるか分からぬ。
備えておくといいだろう。▼
- [ミカヤ]
- タウロニオ将軍…
ありがとうございます。
わたしたち、必ず戻ってきますから。▼
- [タウロニオ]
- うむ。
捕虜たちのこと……頼む。▼
ビーゼ ☆☆☆†
- [ビーゼ]
- うーんと……
首領たちのいるのはどれかしら。▼
ベオクの天幕って
どれも同じで見分けがつかない……▼
- [ミカヤ]
- 何かお困りですか?▼
- [ビーゼ]
- あ……▼
- [ミカヤ]
- ビーゼさん!?▼
- [ビーゼ]
- …………▼
- [ミカヤ]
- …いつも、そうやって
避けていますよね……
わたしが…嫌いですか?▼
- [ビーゼ]
- ……ごめんなさい。
自分でもよく分からないんですけど
どうしても…ちょっと。▼
- [ミカヤ]
- そうですか……▼
- [ビーゼ]
- そ、そんな顔しないで!
別にあなたに
責任があるわけじゃないですし。▼
なんというか、あたしが
一方的に苦手意識を持ってて…!▼
- [ミカヤ]
- 優しいんですね。
ごめんなさい、気を遣わせてしまって。▼
- [ビーゼ]
- ……………………………
………もういいです。▼
- [ミカヤ]
- え…?▼
- [ビーゼ]
- いくら考えても理由は
分からないし…もうやめにします。▼
- [ミカヤ]
- だけど……▼
- [ビーゼ]
- 無視されたり、一方的に
疎まれるつらさを……知っているもの。▼
だから、ごめんなさい。
こんなあたしでよければ
仲良くしてやってください。▼
- [ミカヤ]
- あ、ありがとう……
すごく嬉しいです。▼
- [ビーゼ]
- そうだ。
これまでのお詫びに
ミカヤさんにいい物をあげます。▼
どうぞ▼
- [ミカヤ]
- 綺麗な女神像……
とても優しい表情ですね。▼
- [ビーゼ]
- これを持っていると
いい事が起きるんですよ。▼
あたしが首領やムワリムさんに
出会えたのは…
きっとこれのお陰なんですから。▼
- [ミカヤ]
- ありがとう、ビーゼさん
わたしの宝物にしますね。▼
- [ビーゼ]
- うん。▼
コメント†
Last-modified: 2012-12-09 (日) 19:52:25