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会話集

ワールドマップ上

エバンス城にエーディンの姿
はなかった。
すでに公女はヴェルダン国内
へと、
連れ去られた後だったのだ。

ヴェルダンは、深い森におお
われた国。

たびたび国境を荒らしたヴェ
ルダンを
グランベルの人々は蛮族と呼
んでいる。

今のヴェルダン王バトゥの代
になって、
国境での戦いは止んでいた。

おだやかな性格のバトゥ王
は、
野望に燃える息子たちをなだ

グランベルとの和平を保って
いたのだ。

しかし、その和平は
他ならぬバトゥ自身によって
破られた。

バトゥ王は、三人の息子たち

グランベル侵略の命を下し
た。

ジェノア城の次男キンボイス
マーファ城には長男ガンド
ルフ
そして末弟ジャムカ
森にひそむ蛮族たちが
シグルドを待ち受けている。

エーディンは一体、どこにい
るのか、
バトゥ王はなぜ、戦いをのぞ
むのか・・・。

目の前にひろがるのは、
昼なお暗い、ヴェルダンの大
森林。

精霊が住むという森に、
シグルドは足を踏み入れよう
としていた。


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Last-modified: 2021-12-16 (木) 22:24:09
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