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ミタマの支援会話†
マイユニット(女性)†
フェリシア(親子)†
支援C†
- [フェリシア]
- ミタマ、ミタマー!▼
- [ミタマ]
- …………▼
- [フェリシア]
- ミタマ?
そこにいるんですよね?▼
もうすぐ軍議の時間ですよ〜。
だから、早く出てきてください。▼
第一、ずっと部屋に籠ってるなんて
身体に毒ですよ〜?▼
- [ミタマ]
- 軍議には 出ぬと皆に 伝えよと…▼
- [フェリシア]
- まだそんなこと言っているんですか?
みんなミタマを待っているんですよ!▼
こうなったら、引っ張ってでも連れていきます!
ミタマ、入りますよ!▼
- [ミタマ]
- お母様… どうか御慈悲を… わたくしに…▼
- [フェリシア]
- ひょっとして、また夜更けまで和歌集を
読んでいたんですか?▼
歌を詠むのが本当に大好きなんですね…
どうしてこんなに好きになったんですか?▼
- [ミタマ]
- その理由… 父が与えし 筆と紙…▼
小さい頃にお父様がわたくしに
筆と紙を与えてくださったのが原因ですわ。▼
- [フェリシア]
- う〜ん。でも、それはおかしいですよ…?
筆と紙なら「歌」以外にも使えます。▼
勉強するのだって、手紙を書くのだって…
絵を描くのだって使えますよ。▼
- [ミタマ]
- そうなると… 理由は別に 存在す?▼
- [フェリシア]
- そうですね…小さい頃に
何かきっかけがあったんでしょうか?▼
- [ミタマ]
- この機会… 母子で共に 検討す▼
- [フェリシア]
- そうですね、二人でこの謎を…▼
…って、駄目です駄目です!
軍議がはじまっちゃうんです〜!▼
あやうく誤魔化されるところでした…
さぁ、早く準備をしてください!▼
- [ミタマ]
- 御無体な… 母の説教 御無体な…▼
支援B†
- [フェリシア]
- ミタマ、何をしているんですか?▼
- [ミタマ]
- ああ、お母様。▼
過去作を 読み返しては 糸辿る…▼
- [フェリシア]
- 糸、辿る…?
どういう意味ですか?▼
- [ミタマ]
- 記憶の糸を辿っているのですわ。▼
先日の、わたくしが歌に没入してしまった
直接的な原因が何か気になってしまいまして…▼
- [フェリシア]
- 昔詠んだ歌を読み返すと
それがわかるんですか?▼
- [ミタマ]
- 最古なる… 歌を探して 幾日か…▼
わたくしが歌を初めて詠んだ時期がわかれば、▼
その頃に何が起きていたのか
わかるのではと、考えたんですの。▼
- [フェリシア]
- なるほど、そうかもしれませんね。
それで、いつ頃からなのか、わかりましたか?▼
- [ミタマ]
- 恐らくは こちらが原初の 歌となる…▼
- [フェリシア]
- 聞きたいです! どんな歌ですか?▼
- [ミタマ]
- 母来ぬと… 嘆く我が身 我が心…▼
- [フェリシア]
- !!▼
…こ、これは、
ひょっとして…▼
- [ミタマ]
- ええ、そうですわ。お母様がお忙しくなり、
なかなか秘境にも来られなくなった頃に、▼
わたくしは歌を詠み始めたみたいですわ。▼
- [フェリシア]
- ごめんなさい…ミタマ。▼
その頃はあなたにすごく寂しい想いをさせて…
私、とても反省しています。▼
- [ミタマ]
- 言わないで 母には母の 事情あり…▼
今はお母様を困らせたいわけではありませんわ。
歌を詠んだ理由が知りたいだけですし。▼
- [フェリシア]
- そ、そうですね…でも、う~ん…
その頃のことは私には全然わかりません…▼
そうだ! あなたの世話役だった人たちに、
手紙を出して聞いてみるのはどうでしょう?▼
- [ミタマ]
- 歌詠みの 起源を探し 行き着くは…
世話役たちの 記憶なりけり…▼
確かにあの人たちなら、
何か知っているかもしれませんわね。▼
- [フェリシア]
- ええ! いそいで手紙を出しておきますね!▼
支援A†
- [フェリシア]
- こ、これは…なんてことでしょう!?▼
- [ミタマ]
- お母様…?▼
世話役の 書には何と 書かれけり?▼
- [フェリシア]
- は…はい…ええっと…
とっても言いづらいんですけど…▼
- [ミタマ]
- どうかされましたの?▼
- [フェリシア]
- 世話役さんのお返事によると…▼
あなたは私の影響で歌を詠うようになった、
ということのようです。▼
- [ミタマ]
- 解せぬこと 母は歌を 詠まぬ人…▼
- [フェリシア]
- ええ、私も最初はそう思ったんですが、
返事の内容を読んでいたら、▼
どういうことかわかってきたんです…▼
- [ミタマ]
- お母様…?▼
- [フェリシア]
- あなたは私があまり秘境に行けなくなったあと、
よく私の真似をするようになったらしいんです。▼
それで、あなたは世話役さんに、
私が歌をよく歌っていたから▼
歌について知りたいって、
おねだりをしたそうなんですよ。▼
- [ミタマ]
- わたくしが…?▼
- [フェリシア]
- それで世話役さんたちは、歌詠みの教本や
俳句や和歌の選歌集なんかをあなたに与えて…▼
それからあなたは歌詠みの世界に
どんどんはまっていったらしいんです。▼
- [ミタマ]
- 直接の 理由は理解 できれども…?▼
何故わたくしはお母様が歌を詠む人だと
勘違いしたのでしょうか…?▼
- [フェリシア]
- そうですね…私は歌は詠みませんが
よく歌は歌っていたんです。▼
そう、あなたへの子守唄をね。▼
- [ミタマ]
- た、確かに…!▼
何となく… 忘却の底 記憶あり…▼
- [フェリシア]
- 子守唄を歌だと教わったあなたは、
歌について知りたいと世話役さんに話して…▼
世話役さんは歌詠みに対する知識をあなたに
教えてしまった…というわけみたいなんです。▼
- [ミタマ]
- 歌違い 詠みと歌うは 大違い…▼
理解しましたわ。そういうことでしたのね。
…? ですが、つまり…これは…▼
- [フェリシア]
- え、ええ…要するに、あなたが歌詠み好きな
原因は私で間違いないみたいです…▼
- [ミタマ]
- うふふふ… お母様のせいということですわね。
それならばお母様も止めろとは言えませんわね?▼
- [フェリシア]
- そ、そうなっちゃいますね…
うふふ、でも、これで謎が解けてすっきりです!▼
- [ミタマ]
- 歌詠みは 母子を繋ぐ 絆なり…▼
うふふふ。▼
- [フェリシア]
- うふふふ、素敵な歌ですね。
ありがとうございます、ミタマ…▼
アクア(親子)†
支援C†
- [アクア]
- ミタマー、ミタマー!▼
- [ミタマ]
- …………▼
- [アクア]
- ミタマー!!
そこにいるんでしょう?▼
次の軍議にはあなたも参加することに
なっているんだから、早く出てきなさい。▼
いつまでも部屋に籠っていてはダメよ!▼
- [ミタマ]
- 軍議には 出ぬと皆に 伝えよと…▼
- [アクア]
- いけません!
参加する人はもう決まってるんだから。▼
もう待てない…無理やりでも連れていくから!
ミタマ、入るわよ!▼
- [ミタマ]
- お母様… どうか御慈悲を… わたくしに…▼
- [アクア]
- どうせ昨日も夜更かしして
和歌集でも読み漁っていたんでしょう?▼
全く…どうしてこうまで歌詠みに熱心な子に
育ってしまったのかしら…?▼
- [ミタマ]
- その理由… 父が与えし 筆と紙…▼
小さい頃にお父様がわたくしに
筆と紙を与えてくださったのが原因ですわ。▼
- [アクア]
- でも考えてみなさい。筆と紙で書くものは、
別に「歌」と限られていないでしょう?▼
勉強するときも手紙を書くときも…
資料を作るときにだって使う物だわ。▼
- [ミタマ]
- そうなると… 理由は別に 存在す?▼
- [アクア]
- そうね…幼い頃のあなたに
一体何があったのかしら…?▼
- [ミタマ]
- この機会… 母子で共に 検討す▼
- [アクア]
- ダメです。
誤魔化そうとしないの。▼
今は軍議に出るって言ってるでしょう!
さぁ、早く用意をしなさい。▼
- [ミタマ]
- 御無体な… 母の説教 御無体な…▼
支援B†
- [アクア]
- ミタマ、何をしているの?▼
- [ミタマ]
- ああ、お母様。▼
過去作を 読み返しては 糸辿る…▼
- [アクア]
- 糸辿る?
どういう意味?▼
- [ミタマ]
- 記憶の糸を辿っているのですわ。▼
先日の、わたくしが歌に没入してしまった
直接的な原因が何か気になってしまいまして…▼
- [アクア]
- あなたが過去に詠んだ歌を読み返せば、
それがわかるの?▼
- [ミタマ]
- 最古なる… 歌を探して 幾日か…▼
わたくしが歌を初めて詠んだ時期がわかれば、▼
その頃に何が起きていたのか
わかるのではと、考えたんですの。▼
- [アクア]
- なるほど、確かにそうね。
それでいつ頃から詠み始めたのか、わかったの?▼
- [ミタマ]
- 恐らくは こちらが原初の 歌となる…▼
- [アクア]
- どんな歌か聞かせてくれる?▼
- [ミタマ]
- 母来ぬと… 嘆く我が身 我が心…▼
- [アクア]
- !!▼
…こ、これって。
もしかして…▼
- [ミタマ]
- ええ、そうですわ。お母様がお忙しくなり、
なかなか秘境にも来られなくなった頃に、▼
わたくしは歌を詠み始めたみたいですわ。▼
- [アクア]
- ごめんなさいね…ミタマ。▼
今思い返してもあなたには…寂しい想いを
させてしまったと反省しているの。▼
- [ミタマ]
- 言わないで 母には母の 事情あり…▼
今はお母様を困らせたいわけではありませんわ。
歌を詠んだ理由が知りたいだけですし。▼
- [アクア]
- そ、そうだったわね…でも、う~ん…
ちょうどその頃なら私が知り得るわけないし。▼
今度あなたの世話役だった人たちに、
手紙を出して聞いてみるのはどうかしら?▼
- [ミタマ]
- 歌詠みの 起源を探し 行き着くは…
世話役たちの 記憶なりけり…▼
確かにあの人たちなら、
何か知っているかもしれませんわね。▼
- [アクア]
- ええ、早速手紙を出してみましょう。▼
支援A†
- [アクア]
- こ、これは…なんということなの!?▼
- [ミタマ]
- お母様…?▼
世話役の 書には何と 書かれけり?▼
- [アクア]
- ええと…その…
とても言いづらいんだけど…▼
- [ミタマ]
- どうかされましたの?▼
- [アクア]
- 世話役からの返事によると、あなたは私の影響で
歌を詠うようになったと書いてあるのよ…▼
- [ミタマ]
- 解せぬこと 母は歌を 詠まぬ人…▼
- [アクア]
- ええ、最初はそう思っていたんだけど、
返事の内容を読んでいるうちに、▼
何となくわかってきたわ…▼
- [ミタマ]
- お母様…?▼
- [アクア]
- あなたは私があまり秘境に行けなくなってから、
よく私の真似をするようになったらしいの。▼
それでね、あなたは世話役の人に、
私が歌をよく歌っていたから▼
歌について知りたいって、
おねだりをしたらしいわ。▼
- [ミタマ]
- わたくしが…?▼
- [アクア]
- それで世話役たちは、歌詠みの教本や
俳句や和歌の選歌集などをあなたに与えた。▼
そしてあなたはどっぷりと歌詠みの世界に
はまっていったらしいのよ…▼
- [ミタマ]
- 直接の 理由は理解 できれども…?▼
何故わたくしはお母様が歌を詠む人だと
勘違いしたのでしょうか…?▼
- [アクア]
- それは違うわ。私は歌は詠まなかったけど、
よく歌は歌っていたの…▼
つまり、あなたに対する子守唄をね。▼
- [ミタマ]
- た、確かに…!▼
何となく… 忘却の底 記憶あり…▼
- [アクア]
- 子守唄をあなたに歌だと教え、あなたは
歌について知りたいと世話役に話し…▼
世話役は歌詠みに対する知識をあなたに
教えてしまった…というわけみたいなの。▼
- [ミタマ]
- 歌違い 詠みと歌うは 大違い…▼
理解しましたわ。そういうことでしたのね。
…? ですが、つまり…これは…▼
- [アクア]
- え、ええ…結局のところ、あなたが歌詠みに
執着してしまった原因は私だったみたいね。▼
- [ミタマ]
- うふふふ… お母様のせいということですわね。
それならばお母様も止めろとは言えませんわね?▼
- [アクア]
- そ、そうなっちゃうみたいね…
うふふ、でも謎が解けてすっきりしたわ。▼
- [ミタマ]
- 歌詠みは 母子を繋ぐ 絆なり…▼
うふふふ。▼
- [アクア]
- うふふふ、良い歌ね。
ありがとう、ミタマ…▼
モズメ(親子)†
支援C†
- [モズメ]
- ミタマ〜、ミタマ〜!▼
- [ミタマ]
- …………▼
- [モズメ]
- ミタマ〜!
なぁ、そこにおるんやろ?▼
いつまで部屋に籠もってるん…
次の軍議にはあんたも参加するんよ。▼
もう、早く出てきぃ〜!▼
- [ミタマ]
- 軍議には 出ぬと皆に 伝えよと…▼
- [モズメ]
- またそんなこと言うて…
あんたが参加することに決まってるんよ。▼
もう…無理にでも連れて行くからな!
入るで、ミタマ!▼
- [ミタマ]
- お母様… どうか御慈悲を… わたくしに…▼
- [モズメ]
- その様子やと…昨夜も夜更かしして
和歌集とか読んでたんか?▼
まったく…なんであんたはそんなに
歌詠みが好きなんやろ…?▼
- [ミタマ]
- その理由… 父が与えし 筆と紙…▼
小さい頃にお父様がわたくしに
筆と紙を与えてくださったのが原因ですわ。▼
- [モズメ]
- それはおかしいわ。筆と紙で書くのは
別に「歌」とは限らへんやろ?▼
勉強するんも、手紙を書くんも…
資料を作るときやって使うやないの。▼
- [ミタマ]
- そうなると… 理由は別に 存在す?▼
- [モズメ]
- そうやな…小っちゃい頃、
あんたに何かあったんかもな…?▼
- [ミタマ]
- この機会… 母子で共に 検討す▼
- [モズメ]
- …そんなこと言って
誤魔化そうとしてもあかんよ。▼
さぁ、軍議にいくよ!
ちゃっちゃと準備しぃっ!!▼
- [ミタマ]
- 御無体な… 母の説教 御無体な…▼
支援B†
- [モズメ]
- ミタマ、何してるん?▼
- [ミタマ]
- ああ、お母様。▼
過去作を 読み返しては 糸辿る…▼
- [モズメ]
- 糸…辿る…?
どういう意味?▼
- [ミタマ]
- 記憶の糸を辿っているのですわ。▼
先日の、わたくしが歌に没入してしまった
直接的な原因が何か気になってしまいまして…▼
- [モズメ]
- 昔の歌を読み返したら
それがわかるんか?▼
- [ミタマ]
- 最古なる… 歌を探して 幾日か…▼
わたくしが歌を初めて詠んだ時期がわかれば、▼
その頃に何が起きていたのか
わかるのではと、考えたんですの。▼
- [モズメ]
- なるほど…そうかもな。
それで、いつ頃からか、わかったん?▼
- [ミタマ]
- 恐らくは こちらが原初の 歌となる…▼
- [モズメ]
- どんな歌? 聞かせて聞かせて!▼
- [ミタマ]
- 母来ぬと… 嘆く我が身 我が心…▼
- [モズメ]
- !!▼
…そ、それ…ひょっとして…▼
- [ミタマ]
- ええ、そうですわ。お母様がお忙しくなり、
なかなか秘境にも来られなくなった頃に、▼
わたくしは歌を詠み始めたみたいですわ。▼
- [モズメ]
- ご、ごめんな…ミタマ。▼
その頃は、あんたには寂しい想いを
させてしもて…反省してるわ。▼
- [ミタマ]
- 言わないで 母には母の 事情あり…▼
今はお母様を困らせたいわけではありませんわ。
歌を詠んだ理由が知りたいだけですし。▼
- [モズメ]
- そ、そうか…けど、その頃のことは
あたいには全然わからへんわ…▼
そうや! あんたの世話役だった人たちなら
何か知ってるんとちがうかな?▼
- [ミタマ]
- 歌詠みの 起源を探し 行き着くは…
世話役たちの 記憶なりけり…▼
確かにあの人たちなら、
何か知っているかもしれませんわね。▼
- [モズメ]
- うん、早速手紙を出してみるわ!▼
支援A†
- [モズメ]
- こ、これ…どういうことなん!?▼
- [ミタマ]
- お母様…?▼
世話役の 書には何と 書かれけり?▼
- [モズメ]
- う…うん…
すごく言いづらいんやけど…▼
- [ミタマ]
- どうかされましたの?▼
- [モズメ]
- 世話役さんからの返事には…▼
あんたが歌を詠うようになったんは、
あたいの影響って書いてあるんよ…▼
- [ミタマ]
- 解せぬこと 母は歌を 詠まぬ人…▼
- [モズメ]
- うん…最初はあたいもそう思ったけど…▼
返事の内容を読んでたら、
どういうことかわかってきたわ…▼
- [ミタマ]
- お母様…?▼
- [モズメ]
- あんたはあたいに会えんくなると、
よくあたいの真似をするようになったらしいわ。▼
それでな、あんたは世話役さんの人に…
あたいが歌をよく歌ってたから、▼
歌について知りたいって
お願いしたんやって。▼
- [ミタマ]
- わたくしが…?▼
- [モズメ]
- うん。それで世話役さんは、歌詠みの教本や
俳句や和歌の歌集をあんたに与えたんや。▼
それから、あんたはどっぷりと
歌詠みの世界にはまってったんよ…▼
- [ミタマ]
- 直接の 理由は理解 できれども…?▼
何故わたくしはお母様が歌を詠む人だと
勘違いしたのでしょうか…?▼
- [モズメ]
- うん…あたいは歌は詠まへんけど、
よく歌は歌ってたんや…▼
つまり、あんたへの子守唄や。▼
- [ミタマ]
- た、確かに…!▼
何となく… 忘却の底 記憶あり…▼
- [モズメ]
- あんたは子守唄のことを
歌やって教わって、▼
歌について知りたいって頼んだ、と。
それで世話役さんは、▼
歌詠みに対する知識をあんたに教えた…
というわけみたいやわ。▼
- [ミタマ]
- 歌違い 詠みと歌うは 大違い…▼
理解しましたわ。そういうことでしたのね。
…? ですが、つまり…これは…▼
- [モズメ]
- うん…つまり、あんたが歌詠みにはまった原因は
間違いなく、あたいってこと…▼
- [ミタマ]
- うふふふ… お母様のせいということですわね。
それならばお母様も止めろとは言えませんわね?▼
- [モズメ]
- そ、そうなるやろか?
でも、謎が解けてすっきりしたわ。▼
- [ミタマ]
- 歌詠みは 母子を繋ぐ 絆なり…▼
うふふふ。▼
- [モズメ]
- あはは、良い歌や。
ありがとうな、ミタマ…▼
リンカ(親子)†
支援C†
- [リンカ]
- ミタマ! ミタマー!▼
- [ミタマ]
- …………▼
- [リンカ]
- おい、ミタマ!!
そこにいるんだろう?▼
次の軍議にはお前も参加することに
なっているんだから、早く出てこい。▼
いつまで部屋に籠もっているつもりだ!▼
- [ミタマ]
- 軍議には 出ぬと皆に 伝えよと…▼
- [リンカ]
- またそんなことを言って…
もうお前が出ることに決まっているんだぞ。▼
仕方ない…こうなったら力ずくで連れていく。
入るぞ、ミタマ!▼
- [ミタマ]
- お母様… どうか御慈悲を… わたくしに…▼
- [リンカ]
- また夜更かしして和歌集を
読み漁っていたのか?▼
全く…どうしてお前はこんなに
歌詠みが好きなんだ…?▼
- [ミタマ]
- その理由… 父が与えし 筆と紙…▼
小さい頃にお父様がわたくしに
筆と紙を与えてくださったのが原因ですわ。▼
- [リンカ]
- それはおかしいぞ。筆と紙で書くものは
別に「歌」とは決まってないだろう?▼
勉強にだって、手紙を書くのにだって…
絵を描くのにだって使えるぞ。▼
- [ミタマ]
- そうなると… 理由は別に 存在す?▼
- [リンカ]
- そうだな…小さい時、
お前に何があったのかな…?▼
- [ミタマ]
- この機会… 母子で共に 検討す▼
- [リンカ]
- おっと、生憎だが誤魔化されないぞ。▼
軍議に出るって言ってるだろう?
さぁ、とっとと用意をしろ!▼
- [ミタマ]
- 御無体な… 母の説教 御無体な…▼
支援B†
- [リンカ]
- ミタマ、何をしている?▼
- [ミタマ]
- ああ、お母様。▼
過去作を 読み返しては 糸辿る…▼
- [リンカ]
- 糸辿る…?
どういう意味だ?▼
- [ミタマ]
- 記憶の糸を辿っているのですわ。▼
先日の、わたくしが歌に没入してしまった
直接的な原因が何か気になってしまいまして…▼
- [リンカ]
- お前が昔詠んだ歌を読み返すと、
それがわかるのか?▼
- [ミタマ]
- 最古なる… 歌を探して 幾日か…▼
わたくしが歌を初めて詠んだ時期がわかれば、▼
その頃に何が起きていたのか
わかるのではと、考えたんですの。▼
- [リンカ]
- なるほどな。
で、いつ頃から詠み始めたのか、わかったのか?▼
- [ミタマ]
- 恐らくは こちらが原初の 歌となる…▼
- [リンカ]
- へぇ、どんな歌だ?▼
- [ミタマ]
- 母来ぬと… 嘆く我が身 我が心…▼
- [リンカ]
- !!▼
…こ、これは。
もしかして…▼
- [ミタマ]
- ええ、そうですわ。お母様がお忙しくなり、
なかなか秘境にも来られなくなった頃に、▼
わたくしは歌を詠み始めたみたいですわ。▼
- [リンカ]
- すまない…ミタマ。▼
その頃のお前には…その…
寂しい想いをさせてしまった。▼
- [ミタマ]
- 言わないで 母には母の 事情あり…▼
今はお母様を困らせたいわけではありませんわ。
歌を詠んだ理由が知りたいだけですし。▼
- [リンカ]
- そ、そうだったな…だが、その頃のことなら
あたしには全然わからないな…▼
そうだ! お前の世話役だった人たちなら
知っているかもしれないぞ?▼
- [ミタマ]
- 歌詠みの 起源を探し 行き着くは…
世話役たちの 記憶なりけり…▼
確かにあの人たちなら、
何か知っているかもしれませんわね。▼
- [リンカ]
- ああ、早速手紙をだしておくとしよう。▼
支援A†
- [リンカ]
- こ、これは…どういうことだ!?▼
- [ミタマ]
- お母様…?▼
世話役の 書には何と 書かれけり?▼
- [リンカ]
- あ…ああ、それが…
とても言いづらいんだが…▼
- [ミタマ]
- どうかされましたの?▼
- [リンカ]
- 世話役からの返事によると、
お前が歌を詠うようになったのは…▼
あたしの影響らしい。▼
- [ミタマ]
- 解せぬこと 母は歌を 詠まぬ人…▼
- [リンカ]
- ああ、最初はあたしもそう思ったんだが…▼
返事の内容を読んでいるうちに、
どういうことかわかってきたんだ。▼
- [ミタマ]
- お母様…?▼
- [リンカ]
- お前はあたしがあまり秘境に行けなくなると
よくあたしの真似をするようになったらしい。▼
それで、お前は世話役の人に、
あたしが歌をよく歌っていたから▼
歌について知りたいと、
お願いをしたそうだ。▼
- [ミタマ]
- わたくしが…?▼
- [リンカ]
- ああ。
それで世話役たちは…▼
歌詠みの教本や俳句や和歌の歌集を、
お前に与えた。▼
そしてお前はそれを読んで、どんどん
歌詠みの世界にはまっていったらしい…▼
- [ミタマ]
- 直接の 理由は理解 できれども…?▼
何故わたくしはお母様が歌を詠む人だと
勘違いしたのでしょうか…?▼
- [リンカ]
- 実は…あたしは歌は詠まなかったが、
よく歌は歌っていたんだ…▼
つまり、お前への子守唄をな。▼
- [ミタマ]
- た、確かに…!▼
何となく… 忘却の底 記憶あり…▼
- [リンカ]
- 子守唄をお前に歌だと教え、お前は
歌について知りたいと世話役に話し…▼
世話役は歌詠みの知識をお前に
教えてしまった…ということのようだ。▼
- [ミタマ]
- 歌違い 詠みと歌うは 大違い…▼
理解しましたわ。そういうことでしたのね。
…? ですが、つまり…これは…▼
- [リンカ]
- …つまり、お前が歌詠みを好きなのは、
あたしが原因というわけだな。▼
- [ミタマ]
- うふふふ… お母様のせいということですわね。
それならばお母様も止めろとは言えませんわね?▼
- [リンカ]
- そ、そうなるかな…?
だけど、謎が解けてすっきりしたな。▼
- [ミタマ]
- 歌詠みは 母子を繋ぐ 絆なり…▼
うふふふ。▼
- [リンカ]
- あははは、良い歌だ。
ありがとう、ミタマ…▼
サクラ(親子)†
支援C†
- [サクラ]
- ミタマ、ミタマー!▼
- [ミタマ]
- …………▼
- [サクラ]
- ミタマってば!!
いつまで部屋に籠もっているんです?▼
次の軍議はミタマも参加することに
なっているんですよ、早く出てきてください。▼
- [ミタマ]
- 軍議には 出ぬと皆に 伝えよと…▼
- [サクラ]
- そ、そんなの駄目ですよ!
参加する人はみんな決まってるんですから。▼
もう…無理やりでも連れていきますからね。
入りますよ、ミタマ!▼
- [ミタマ]
- お母様… どうか御慈悲を… わたくしに…▼
- [サクラ]
- その様子だと…また夜遅くまで
和歌集を読んでいたんですね?▼
不思議です…どうしてこんなに歌詠みが
大好きな子に育ってしまったんでしょう…?▼
- [ミタマ]
- その理由… 父が与えし 筆と紙…▼
小さい頃にお父様がわたくしに
筆と紙を与えてくださったのが原因ですわ。▼
- [サクラ]
- で、でも…筆と紙でできるものは
別に「歌」だけじゃありませんよ?▼
勉強もできますし、お手紙も書けます。
絵だって描けちゃうじゃないですか?▼
- [ミタマ]
- そうなると… 理由は別に 存在す?▼
- [サクラ]
- もしかしたら…幼い頃に何か
歌が好きになるきっかけがあったんでしょうか?▼
- [ミタマ]
- この機会… 母子で共に 検討す▼
- [サクラ]
- いいですね、そうしましょ…▼
って、ち、違う違う!
軍議に出てくださいって言ってるでしょう?▼
早く準備してください!
さぁ、早く早く!!▼
- [ミタマ]
- 御無体な… 母の説教 御無体な…▼
支援B†
- [サクラ]
- ミタマ、何をしているんですか?▼
- [ミタマ]
- ああ、お母様。▼
過去作を 読み返しては 糸辿る…▼
- [サクラ]
- 糸辿る?
えっと…どういう意味でしょうか?▼
- [ミタマ]
- 記憶の糸を辿っているのですわ。▼
先日の、わたくしが歌に没入してしまった
直接的な原因が何か気になってしまいまして…▼
- [サクラ]
- 過去に詠んだ歌を読み返せば、
それがわかるんですか?▼
- [ミタマ]
- 最古なる… 歌を探して 幾日か…▼
わたくしが歌を初めて詠んだ時期がわかれば、▼
その頃に何が起きていたのか
わかるのではと、考えたんですの。▼
- [サクラ]
- なるほど、確かにそうですね。▼
それでいつ頃から詠み始めたのか、
わかったんですか?▼
- [ミタマ]
- 恐らくは こちらが原初の 歌となる…▼
- [サクラ]
- どんな歌か聞かせてくれますか?▼
- [ミタマ]
- 母来ぬと… 嘆く我が身 我が心…▼
- [サクラ]
- !!▼
…こ、これって。
もしかして…▼
- [ミタマ]
- ええ、そうですわ。お母様がお忙しくなり、
なかなか秘境にも来られなくなった頃に、▼
わたくしは歌を詠み始めたみたいですわ。▼
- [サクラ]
- ごめんなさい…ミタマ。
今思い返しても、あなたには…▼
寂しい想いをさせてしまったと
反省しています。▼
- [ミタマ]
- 言わないで 母には母の 事情あり…▼
今はお母様を困らせたいわけではありませんわ。
歌を詠んだ理由が知りたいだけですし。▼
- [サクラ]
- そ、そうでしたね。でも…
その頃のことは、よくわかりませんし…▼
そうだ、あなたのお世話役だった方たちに、
手紙で聞いてみるのはどうでしょうか…?▼
- [ミタマ]
- 歌詠みの 起源を探し 行き着くは…
世話役たちの 記憶なりけり…▼
確かにあの人たちなら、
何か知っているかもしれませんわね。▼
- [サクラ]
- はい、早速お手紙を出してみましょう。▼
支援A†
- [サクラ]
- こ、これは…どういうことでしょう…▼
- [ミタマ]
- お母様…?▼
世話役の 書には何と 書かれけり?▼
- [サクラ]
- ええと…その…
とても言いづらいのですが…▼
- [ミタマ]
- どうかされましたの?▼
- [サクラ]
- お世話役さんからの返事によると…▼
ミタマは私の影響で歌を詠うようになったと、
そう書いてあるんです…▼
- [ミタマ]
- 解せぬこと 母は歌を 詠まぬ人…▼
- [サクラ]
- はい…最初はそう思っていたんですが
返事の内容を読んでいるうちに、▼
何となくわかってきたんです…▼
- [ミタマ]
- お母様…?▼
- [サクラ]
- ミタマは私があまり秘境に行けなくなってから、
私の真似をするようになったらしいんです。▼
それで…あなたはお世話役の方に、
私が歌をよく歌っていたから、▼
歌について知りたいと
おねだりをしたらしいんです。▼
- [ミタマ]
- わたくしが…?▼
- [サクラ]
- はい。
それでお世話役さんたちは、▼
歌詠みの教本や、俳句や和歌の選歌集を
ミタマに買ってくれたんです。▼
それでミタマは歌詠みの世界に
はまっていったようですね…▼
- [ミタマ]
- 直接の 理由は理解 できれども…?▼
何故わたくしはお母様が歌を詠む人だと
勘違いしたのでしょうか…?▼
- [サクラ]
- うふふ…
それは違いますよ。▼
私は歌は詠みませんでしたが、
よく歌は歌っていたんです…▼
つまり、ミタマに対する子守唄を…▼
- [ミタマ]
- た、確かに…!▼
何となく… 忘却の底 記憶あり…▼
- [サクラ]
- 私は子守唄を歌だと教え、
ミタマは歌についてお世話役さんに聞き…▼
お世話役さんは歌詠みに対する知識を
あなたに教えてしまった…▼
…そういうわけみたいですね。▼
- [ミタマ]
- 歌違い 詠みと歌うは 大違い…▼
理解しましたわ。そういうことでしたのね。
…? ですが、つまり…これは…▼
- [サクラ]
- は、はい…
結局のところ、▼
ミタマが歌詠みに執着してしまった原因は、
私だったみたいですね…▼
- [ミタマ]
- うふふふ… お母様のせいということですわね。
それならばお母様も止めろとは言えませんわね?▼
- [サクラ]
- そ、そうなってしまいますね…
でも謎が解けてすっきりしました。▼
- [ミタマ]
- 歌詠みは 母子を繋ぐ 絆なり…▼
うふふふ。▼
- [サクラ]
- うふふふ、良い歌ですね。
ありがとうございます、ミタマ…▼
カザハナ(親子)†
支援C†
- [カザハナ]
- ミタマー、ミタマってばー!▼
- [ミタマ]
- …………▼
- [カザハナ]
- ねぇ、いるんでしょ、ミタマ!
いつまで部屋に籠ってるつもり?▼
次の軍議にはあなたも参加することに
なっているんだから、早く出てきなさい!▼
- [ミタマ]
- 軍議には 出ぬと皆に 伝えよと…▼
- [カザハナ]
- 何言ってるの!
参加する人は決まってるんだから。▼
こうなったら実力行使よ…
ミタマ、入るわよ!▼
- [ミタマ]
- お母様… どうか御慈悲を… わたくしに…▼
- [カザハナ]
- どうせまた朝まで和歌集とか
読みふけってたんでしょう?▼
全く…どうしてここまで歌詠みが好きな子に
育っちゃったのかしら…?▼
- [ミタマ]
- その理由… 父が与えし 筆と紙…▼
小さい頃にお父様がわたくしに
筆と紙を与えてくださったのが原因ですわ。▼
- [カザハナ]
- でも、別に筆と紙で書くものは、
「歌」と限られてないじゃない…?▼
勉強するのだって、手紙を書くのだって、
資料を作るのにだって使うわよ?▼
- [ミタマ]
- そうなると… 理由は別に 存在す?▼
- [カザハナ]
- そうね…あなたが幼い頃に
何かきっかけがあったのかも知れないわね…▼
- [ミタマ]
- この機会… 母子で共に 検討す▼
- [カザハナ]
- …って、ダメダメ!
そんな話をしてる場合じゃなかったわ!▼
ほら、軍議が始まっちゃうわよ!
とっとと、準備しなさい!▼
- [ミタマ]
- 御無体な… 母の説教 御無体な…▼
支援B†
- [カザハナ]
- ミタマ、何してるの?▼
- [ミタマ]
- ああ、お母様。▼
過去作を 読み返しては 糸辿る…▼
- [カザハナ]
- いと…たどる?
それ、どういう意味?▼
- [ミタマ]
- 記憶の糸を辿っているのですわ。▼
先日の、わたくしが歌に没入してしまった
直接的な原因が何か気になってしまいまして…▼
- [カザハナ]
- あなたが昔詠んだ歌を読み返すと
それがわかるの?▼
- [ミタマ]
- 最古なる… 歌を探して 幾日か…▼
わたくしが歌を初めて詠んだ時期がわかれば、▼
その頃に何が起きていたのか
わかるのではと、考えたんですの。▼
- [カザハナ]
- なるほどね。
それで? いつぐらいからか、わかった?▼
- [ミタマ]
- 恐らくは こちらが原初の 歌となる…▼
- [カザハナ]
- どんな歌?▼
- [ミタマ]
- 母来ぬと… 嘆く我が身 我が心…▼
- [カザハナ]
- !!▼
…こ、これ。
ひょっとして…▼
- [ミタマ]
- ええ、そうですわ。お母様がお忙しくなり、
なかなか秘境にも来られなくなった頃に、▼
わたくしは歌を詠み始めたみたいですわ。▼
- [カザハナ]
- ご、ごめんね、ミタマ…▼
その頃は…その…あなたに寂しい想いを
させちゃって。▼
- [ミタマ]
- 言わないで 母には母の 事情あり…▼
今はお母様を困らせたいわけではありませんわ。
歌を詠んだ理由が知りたいだけですし。▼
- [カザハナ]
- そ、そうだったね…でも、そうね。
その頃のことは、あたしが知ってるわけないし…▼
そうだ! あなたの世話役だった人たちに、
手紙を出して聞いてみるっていうのはどうかな?▼
- [ミタマ]
- 歌詠みの 起源を探し 行き着くは…
世話役たちの 記憶なりけり…▼
確かにあの人たちなら、
何か知っているかもしれませんわね。▼
- [カザハナ]
- よし、決まりね。
じゃあ手紙を出しておくから!▼
支援A†
- [カザハナ]
- こ、これって…どういうこと!?▼
- [ミタマ]
- お母様…?▼
世話役の 書には何と 書かれけり?▼
- [カザハナ]
- う〜んと…その…
ちょっと言いづらいんだけど…▼
- [ミタマ]
- どうかされましたの?▼
- [カザハナ]
- 世話役の返事によると、あなたはあたしの影響で
歌を詠うようになったらしいの…▼
- [ミタマ]
- 解せぬこと 母は歌を 詠まぬ人…▼
- [カザハナ]
- うん。あたしも最初はそう思ったんだけど…▼
返事の内容を読んでいくと、
どういうことなのか何となくわかってきたわ。▼
- [ミタマ]
- お母様…?▼
- [カザハナ]
- あたしがあまり秘境に行けなくなると、あなたは
よくあたしの真似をするようになったらしいの。▼
それでね、あなたは世話役の人に、
あたしが歌をよく歌っていたから▼
歌について知りたいって、
しつこくお願いをしてたらしいわ。▼
- [ミタマ]
- わたくしが…?▼
- [カザハナ]
- それで世話役たちは、歌詠みの教本や
俳句や和歌の選歌集などをあなたに与えたの。▼
そしてあなたはどっぷりと歌詠みの世界に
はまっていったみたい…▼
- [ミタマ]
- 直接の 理由は理解 できれども…?▼
何故わたくしはお母様が歌を詠む人だと
勘違いしたのでしょうか…?▼
- [カザハナ]
- あのね。あたしは歌は詠まなかったけど、
よく歌は歌っていたの…▼
つまり、あなたへの子守唄をね。▼
- [ミタマ]
- た、確かに…!▼
何となく… 忘却の底 記憶あり…▼
- [カザハナ]
- 子守唄をあなたに歌だと教え、あなたは
歌について知りたいと世話役に話し…▼
世話役は歌詠みに対する知識をあなたに
教えてしまった…ということみたい。▼
- [ミタマ]
- 歌違い 詠みと歌うは 大違い…▼
理解しましたわ。そういうことでしたのね。
…? ですが、つまり…これは…▼
- [カザハナ]
- う、うん…やっぱりあなたが歌詠みが
好きになった原因はあたしだったってこと。▼
- [ミタマ]
- うふふふ… お母様のせいということですわね。
それならばお母様も止めろとは言えませんわね?▼
- [カザハナ]
- そ、そうなっちゃうかな…?
まあとにかく、謎が解けてすっきりしたわ!▼
- [ミタマ]
- 歌詠みは 母子を繋ぐ 絆なり…▼
うふふふ。▼
- [カザハナ]
- あはは、良い歌だね。
ありがとう、ミタマ…▼
オロチ(親子)†
支援C†
- [オロチ]
- ミタマ、ミタマ~!▼
- [ミタマ]
- …………▼
- [オロチ]
- ミタマよ、中に居るのであろう?▼
次の軍議はそなたも参加することに
なっておる。早く出てこぬか。▼
もう時間じゃというに…
いつまで部屋に籠っておるつもりじゃ!▼
- [ミタマ]
- 軍議には 出ぬと皆に 伝えよと…▼
- [オロチ]
- 勝手なことを申すな。
もう参加することに決まっておるのじゃ!▼
ええい、これ以上待っておられぬ。
こうなったら腕ずくでも…▼
入るぞ、ミタマ!▼
- [ミタマ]
- お母様… どうか御慈悲を… わたくしに…▼
- [オロチ]
- また夜更かしして和歌集なぞ
読みふけっておったのか?▼
まったく…なにゆえ、ここまで歌詠みに
執心するようになってしまったのじゃ…?▼
- [ミタマ]
- その理由… 父が与えし 筆と紙…▼
小さい頃にお父様がわたくしに
筆と紙を与えてくださったのが原因ですわ。▼
- [オロチ]
- でじゃが、筆と紙で書くものは、
別に「歌」とは限らぬであろう?▼
勉強するにも、手紙を書くにも
呪符を書くことにだって用いるぞ。▼
- [ミタマ]
- そうなると… 理由は別に 存在す?▼
- [オロチ]
- わからぬが…幼い頃、そなたに
一体何があったのじゃろうな…?▼
- [ミタマ]
- この機会… 母子で共に 検討す▼
- [オロチ]
- おっと、いかん!
そのような話をしている場合ではなかったわ…▼
さぁ、軍議に出るぞ、ミタマ!
疾く用意をせい!▼
- [ミタマ]
- 御無体な… 母の説教 御無体な…▼
支援B†
- [オロチ]
- ミタマ、何をしておる?▼
- [ミタマ]
- ああ、お母様。▼
過去作を 読み返しては 糸辿る…▼
- [オロチ]
- 糸辿る?
どういう意味じゃ?▼
- [ミタマ]
- 記憶の糸を辿っているのですわ。▼
先日の、わたくしが歌に没入してしまった
直接的な原因が何か気になってしまいまして…▼
- [オロチ]
- 過去に詠んだ歌を読み返すと
それがわかるというのか?▼
- [ミタマ]
- 最古なる… 歌を探して 幾日か…▼
わたくしが歌を初めて詠んだ時期がわかれば、▼
その頃に何が起きていたのか
わかるのではと、考えたんですの。▼
- [オロチ]
- なるほど。道理じゃな。
それでいつ頃からなのか、わかったか?▼
- [ミタマ]
- 恐らくは こちらが原初の 歌となる…▼
- [オロチ]
- どんな歌じゃ?▼
- [ミタマ]
- 母来ぬと… 嘆く我が身 我が心…▼
- [オロチ]
- !!▼
…こ、これは。
もしや…▼
- [ミタマ]
- ええ、そうですわ。お母様がお忙しくなり、
なかなか秘境にも来られなくなった頃に、▼
わたくしは歌を詠み始めたみたいですわ。▼
- [オロチ]
- す、すまぬ…ミタマ。▼
その時分は…たいそう寂しい想いを
させてしまった。…反省しておる。▼
- [ミタマ]
- 言わないで 母には母の 事情あり…▼
今はお母様を困らせたいわけではありませんわ。
歌を詠んだ理由が知りたいだけですし。▼
- [オロチ]
- そ、そうじゃったな…しかし、ふ~む。
その頃のことはわらわにはよくわからぬ。▼
そうじゃ! そなたの世話役だった者たちに、
手紙を出して聞いてみるというのはどうじゃ?▼
- [ミタマ]
- 歌詠みの 起源を探し 行き着くは…
世話役たちの 記憶なりけり…▼
確かにあの人たちなら、
何か知っているかもしれませんわね。▼
- [オロチ]
- うむ、では早速文をしたためるとしよう。▼
支援A†
- [オロチ]
- こ、これは…いかがしたことじゃ!?▼
- [ミタマ]
- お母様…?▼
世話役の 書には何と 書かれけり?▼
- [オロチ]
- ううむ…その…
たいそう言いづらいことなのじゃが…▼
- [ミタマ]
- どうかされましたの?▼
- [オロチ]
- 返事には、そなたはわらわの影響で
歌を詠うようになった…と書いてあるのじゃ。▼
- [ミタマ]
- 解せぬこと 母は歌を 詠まぬ人…▼
- [オロチ]
- それは確かにそうなんじゃが…▼
内容を読むうちに、だんだんと
理由がわかってきたぞ。▼
- [ミタマ]
- お母様…?▼
- [オロチ]
- そなたはわらわがあまり秘境に行けなくなると、
よくわらわの真似をするようになったらしい。▼
そして、そなたは世話役の者に、
わらわが歌をよく歌っていたから▼
歌について知りたいといって、
頼み込んだそうじゃ。▼
- [ミタマ]
- わたくしが…?▼
- [オロチ]
- それで世話役たちは、歌詠みの教本や
俳句や和歌の選歌集などをそなたに与えた。▼
そしてそなたはどっぷりと歌詠みの世界に
はまっていった…ということらしい。▼
- [ミタマ]
- 直接の 理由は理解 できれども…?▼
何故わたくしはお母様が歌を詠む人だと
勘違いしたのでしょうか…?▼
- [オロチ]
- うむ。わらわは歌は詠まなんだが
よく歌は歌っておった…▼
つまり、そなたへ子守唄をな。▼
- [ミタマ]
- た、確かに…!▼
何となく… 忘却の底 記憶あり…▼
- [オロチ]
- 子守唄をそなたに歌だと教え、そなたは
歌について知りたいと世話役に話し…▼
世話役は歌詠みに対する知識をそなたに
教えてしまった…ということのようなのじゃ。▼
- [ミタマ]
- 歌違い 詠みと歌うは 大違い…▼
理解しましたわ。そういうことでしたのね。
…? ですが、つまり…これは…▼
- [オロチ]
- ううむ…結局のところ、そなたが歌詠みに
執着しておる原因はわらわだったようじゃ。▼
- [ミタマ]
- うふふふ… お母様のせいということですわね。
それならばお母様も止めろとは言えませんわね?▼
- [オロチ]
- そ、そうなるかのう…?
じゃが、謎が解けてすっきりしたな。▼
- [ミタマ]
- 歌詠みは 母子を繋ぐ 絆なり…▼
うふふふ。▼
- [オロチ]
- ふふふ、良い歌じゃ。
礼を言うぞ、ミタマ…▼
ヒノカ(親子)†
支援C†
- [ヒノカ]
- ミタマー! おい、ミタマー!▼
- [ミタマ]
- …………▼
- [ヒノカ]
- ミタマ、そこにいるんだろ?
いつまで部屋に籠もってるつもりだ!▼
次の軍議はお前も参加することに
なっているんだぞ、早く出てこい!▼
- [ミタマ]
- 軍議には 出ぬと皆に 伝えよと…▼
- [ヒノカ]
- まだそんなこと言ってるのか…
お前はもう参加することになってるんだ。▼
こうなったら腕ずくでも連れていく。
入るぞ、ミタマ!▼
- [ミタマ]
- お母様… どうか御慈悲を… わたくしに…▼
- [ヒノカ]
- その様子だと…また夜更けまで
和歌集を読み漁っていたのか?▼
全く…感心するよ。お前はどうして
こんなに歌詠みが好きになったんだ…?▼
- [ミタマ]
- その理由… 父が与えし 筆と紙…▼
小さい頃にお父様がわたくしに
筆と紙を与えてくださったのが原因ですわ。▼
- [ヒノカ]
- それは変だろ? 筆と紙があっても
歌を詠むとはかぎらない。▼
勉強や手紙を書くことにも使う。
資料を作るのにも使うぞ。▼
- [ミタマ]
- そうなると… 理由は別に 存在す?▼
- [ヒノカ]
- そうだな…お前が小さい頃に
なにか好きになるきっかけがあったのかもな…▼
- [ミタマ]
- この機会… 母子で共に 検討す▼
- [ヒノカ]
- よし、じゃあそうしよう…▼
って、駄目だ駄目だ! お前は今から軍議だ。
とっとと準備をしろ!▼
- [ミタマ]
- 御無体な… 母の説教 御無体な…▼
支援B†
- [ヒノカ]
- ミタマ、何をしているんだ?▼
- [ミタマ]
- ああ、お母様。▼
過去作を 読み返しては 糸辿る…▼
- [ヒノカ]
- 糸、辿る…?
どういう意味だ?▼
- [ミタマ]
- 記憶の糸を辿っているのですわ。▼
先日の、わたくしが歌に没入してしまった
直接的な原因が何か気になってしまいまして…▼
- [ヒノカ]
- お前が以前に詠んだ歌を読み返せば
それがわかるのか?▼
- [ミタマ]
- 最古なる… 歌を探して 幾日か…▼
わたくしが歌を初めて詠んだ時期がわかれば、▼
その頃に何が起きていたのか
わかるのではと、考えたんですの。▼
- [ヒノカ]
- そうか。なるほどな。
それで…いつ頃からなのか、わかったか?▼
- [ミタマ]
- 恐らくは こちらが原初の 歌となる…▼
- [ヒノカ]
- へえ…どんな歌だ?▼
- [ミタマ]
- 母来ぬと… 嘆く我が身 我が心…▼
- [ヒノカ]
- !!▼
…こ、これは…もしや…▼
- [ミタマ]
- ええ、そうですわ。お母様がお忙しくなり、
なかなか秘境にも来られなくなった頃に、▼
わたくしは歌を詠み始めたみたいですわ。▼
- [ヒノカ]
- す、すまない…ミタマ。▼
その頃は…お前に寂しい想いを
させてしまった。後悔している。▼
- [ミタマ]
- 言わないで 母には母の 事情あり…▼
今はお母様を困らせたいわけではありませんわ。
歌を詠んだ理由が知りたいだけですし。▼
- [ヒノカ]
- そ、そうだな…だが、その頃のこととなると…
生憎私には全然わからないぞ。▼
そうだ。お前の世話役だった人たちに、
手紙を出して聞いてみるというのはどうだ?▼
- [ミタマ]
- 歌詠みの 起源を探し 行き着くは…
世話役たちの 記憶なりけり…▼
確かにあの人たちなら、
何か知っているかもしれませんわね。▼
- [ヒノカ]
- ああ、早速手紙を書いて送っておくとしよう。▼
支援A†
- [ヒノカ]
- こ、これは…どういうことだ!?▼
- [ミタマ]
- お母様…?▼
世話役の 書には何と 書かれけり?▼
- [ヒノカ]
- あ、ああ…その…
とても言いづらいんだが…▼
- [ミタマ]
- どうかされましたの?▼
- [ヒノカ]
- 世話役からの返事によれば、お前は私の影響で
歌を詠うようになったそうだ…▼
- [ミタマ]
- 解せぬこと 母は歌を 詠まぬ人…▼
- [ヒノカ]
- ああ、最初は私もそう思った。
だが返事の内容を読んでいるうちに、▼
どういうことかわかってきたんだ…▼
- [ミタマ]
- お母様…?▼
- [ヒノカ]
- お前は私があまり秘境に行けなくなってから、
よく私の真似をするようになったらしい。▼
それで、お前は世話役の人に、
私が歌をよく歌っていたから▼
歌について知りたいと、頼んだそうだ。▼
- [ミタマ]
- わたくしが…?▼
- [ヒノカ]
- それで世話役たちは、歌詠みの教本や
俳句や和歌の選歌集などをお前に与えた。▼
そしてお前はどんどん歌詠みの世界に
はまっていった…ということのようだ。▼
- [ミタマ]
- 直接の 理由は理解 できれども…?▼
何故わたくしはお母様が歌を詠む人だと
勘違いしたのでしょうか…?▼
- [ヒノカ]
- そうだな…私は歌は詠まなかったが、
よく歌は歌っていた…▼
お前への子守唄をな。▼
- [ミタマ]
- た、確かに…!▼
何となく… 忘却の底 記憶あり…▼
- [ヒノカ]
- 子守唄をお前に歌だと教え、お前は
歌について知りたいと世話役に話して…▼
世話役は歌詠みに対する知識をお前に
教えてしまった…ということみたいだな。▼
- [ミタマ]
- 歌違い 詠みと歌うは 大違い…▼
理解しましたわ。そういうことでしたのね。
…? ですが、つまり…これは…▼
- [ヒノカ]
- あ、ああ…お前が歌詠みに執心している原因は
結局のところ、私だった…ということだ。▼
- [ミタマ]
- うふふふ… お母様のせいということですわね。
それならばお母様も止めろとは言えませんわね?▼
- [ヒノカ]
- そ、そうなってしまうか?
だけど、謎が解けてすっきりしたな。▼
- [ミタマ]
- 歌詠みは 母子を繋ぐ 絆なり…▼
うふふふ。▼
- [ヒノカ]
- あはは、良い歌だ。
ありがとう、ミタマ…▼
アサマ(親子)†
支援C†
- [アサマ]
- ミタマ! ミタマ!
起きてください!▼
- [ミタマ]
- うーん…▼
わたくしの 昼寝邪魔する 者は誰…?▼
あら、お父様ではありませんの。▼
- [アサマ]
- ミタマ…
やはりまた寝ていたのですね。▼
あなたのぐうたらっぷりには、
ほとほと呆れかえってしまいます。▼
- [ミタマ]
- 別に誰かに迷惑をかけているわけでは
ありませんし、問題ないと思いますけれど。▼
- [アサマ]
- …毎回軍議でうたた寝をしているのも
知ってますよ?▼
- [ミタマ]
- ぎくり…▼
- [アサマ]
- あれでは会議も集中できません。▼
きちんと論議できなければ
戦場でも支障をきたすことになります。▼
- [ミタマ]
- …だったらわたくしを
秘境に戻してくださいな。▼
お父様が連れてこなかったら、わたくしは
今頃秘境でのんびりと暮らしていたんです。▼
秘境にて 隠遁暮らし 我が願い…▼
- [アサマ]
- まったく…我が子ながら呆れますねぇ。▼
はぁ…わかりました。こうなれば
私の手であなたを矯正してみせましょう。▼
- [ミタマ]
- え…?
何をするつもりなんですの?▼
- [アサマ]
- 早起きが
できるようにするんですよ。▼
- [ミタマ]
- そ、そんなこと…やめてください!▼
わたくしは日中の惰眠を貪るのが
何よりも楽しみですのに!▼
ああひどい 父の仕打ちに 娘泣く…▼
- [アサマ]
- ははは。正しいことを言っているのは
私のほうです。▼
どうしてこちらが悪いような
言われ方をされているんでしょうね?▼
- [ミタマ]
- うう…お父様なんて、起きていても
寝てるような目をしてますのに…▼
- [アサマ]
- まぶたさえなければ私の目は
ミタマそっくりなのですがねえ。▼
- [ミタマ]
- ん…?
そうなんですの?▼
- [アサマ]
- お見せしたら早起きしてくれますか?▼
- [ミタマ]
- しませんわ!▼
早起きを強要されるなんて…
わたくしはまっぴら御免ですの!▼
(ミタマ退場)
- [アサマ]
- ああ、
逃げてしまいましたね…▼
まぁ最初から上手くいくとは
思ってませんでしたけど。▼
支援B†
- [アサマ]
- おはようございます、ミタマ。
ようやく起きましたね。▼
父の説法によって目覚める朝は
いかがですか?▼
- [ミタマ]
- くっ…正直うるさかったですわ…▼
天幕の 前で話すは 我が父か…▼
意外と声量があるので
耳を塞いでも聞こえてきましたわ…▼
- [アサマ]
- あっはっは。ありがたい説法で
起きられるなんて幸せじゃないですか。▼
- [ミタマ]
- 毎日よくも懲りずに…
我が父親ながら理解に苦しみますわ…▼
- [アサマ]
- いえいえ、親が子供のことを気にかけるのは
当然のことですよ。▼
- [ミタマ]
- けれど、今までは放任主義でしたわ。
どうして今更…?▼
- [アサマ]
- 今までが放任主義だったからこそ、
と言うべきでしょうか?▼
- [ミタマ]
- え…?▼
- [アサマ]
- あなたが小さい頃、私はあなたの傍に
いることができなかったでしょう?▼
当時は気にする暇もありませんでしたが…▼
今になってようやくあなたに寂しい想いを
させていたのではと気づいたのです。▼
- [ミタマ]
- …………▼
お父様はそういうことを考える御人では
ないと思っておりましたが…▼
- [アサマ]
- ええ。私は他人になど興味はありません。
その心情を図ることもしません。▼
ですが我が子のこととなると…どうも
そう思えなくなってしまうようでしてねぇ。▼
- [ミタマ]
- なんてこと それで早起き とばっちり…▼
- [アサマ]
- ははは。▼
- [ミタマ]
- ではせめて一緒に買い物に行くとか、
会話を楽しむ程度にしてくださいまし…▼
- [アサマ]
- もちろんそういったことも考えてますよ。
親子の時間を大切にしたいと思っています。▼
ただ…自分の娘が周りの人たちに
呆れられるのは面白くないんですよ。▼
- [ミタマ]
- どういうことですの?▼
- [アサマ]
- 私が言えた口ではありませんが、▼
自分の娘にはやはり仲間の中でも
輝いていて欲しいですからね。▼
- [ミタマ]
- それって…
自分を棚に上げていませんこと?▼
- [アサマ]
- ええ、だから私が言えた口ではないと
言いました。▼
- [ミタマ]
- はぁ…で、結局早起きの後は
何をすればいいんですの?▼
- [アサマ]
- はい、まずはミタマと共に行動し、▼
あなたの生活態度を
矯正したいと思います。▼
規則正しく皆に誇れる娘となるよう、
根本から生活を改善させていただきますよ。▼
- [ミタマ]
- ひ、ひぃ…!▼
- [アサマ]
- という訳なので、まずは早起きできるまで
がんばりましょうね。ミタマ。▼
- [ミタマ]
- 早起きの矯正はただの始まりに
過ぎなかったということですの…?▼
我が予想 やはり的中 恐ろしや…
黒い笑顔で 矯正宣言…▼
我が父親ながら恐ろしい人ですわ…▼
- [アサマ]
- ふふふふ…▼
支援A†
- [ミタマ]
- おはようございます、お父様。
もう朝ですので起きてくださいまし。▼
- [アサマ]
- ふぁぁ…
まだ日が見え始めたばかりだというのに…▼
こんな朝早くに一体誰…▼
って、ミタマ!? あなた…▼
こんな早朝に起きてるなんて
どうしたんですか?▼
- [ミタマ]
- 毎日お父様が
起こしに来てくれますので、▼
今日くらいわたくしが先に起きて
お父様を起こそうと思ったのですわ。▼
- [アサマ]
- き、奇跡…奇跡が起きています。▼
そうですか。
やればできるんですね、ミタマは。▼
- [ミタマ]
- ふふん、当たり前です。▼
昨日の晩からずっと起きていれば
まったく問題ありませんから。▼
- [アサマ]
- えっ?
それはもしや…徹夜ですか?▼
- [ミタマ]
- はい。何か問題でも?▼
- [アサマ]
- やれやれ…
完全にぬか喜びだったわけですか。▼
- [ミタマ]
- いいではないですか。
ちゃんと起きたわけですし。▼
- [アサマ]
- いいえ、これでは意味がありません。▼
どうせお昼頃になったら
眠くなってしまうに決まっていますから。▼
- [ミタマ]
- くっ…▼
せっかくの 早起き否定 ひどいです…▼
- [アサマ]
- …まあ、ミタマが私のことを想って
気を遣ってくれたのは伝わりました。▼
ありがとうございます、ミタマ。▼
- [ミタマ]
- …ふん。頭を少し撫でたくらいで
わたくしの機嫌が直るとでも思っていますの?▼
- [アサマ]
- ふふふ…そう言いながらも
ミタマは嬉しそうな顔をしていますよ。▼
- [ミタマ]
- 父親の 手の温もりは 心地好い…
ですからこれは 仕方ないのよ…▼
- [アサマ]
- ふふっ、素直じゃないですねぇ。▼
では、機嫌が直るよう
私から一つ約束しましょう。▼
- [ミタマ]
- 約束…ですか?▼
- [アサマ]
- はい。この闘いが全て終わったら
当分は休暇です。▼
思う存分のんびり暮らせば
良いのです。▼
- [ミタマ]
- そ、それは本当ですの?▼
- [アサマ]
- はい。約束します。▼
ですから今はもう少し、
父やみんなと共にがんばりましょう。▼
- [ミタマ]
- …わかりましたわ。その約束のためなら
わたくしはどんな努力も惜しみませんわ…!▼
- [アサマ]
- ふふっ、すっかりやる気ですね。
その調子ですよ、ミタマ。▼
セツナ(親子)†
支援C†
- [セツナ]
- ミタマ~、ミタマ~?▼
- [ミタマ]
- …………▼
- [セツナ]
- ミタマ…いるんでしょ?▼
軍議の時間よ…早く出てきて。▼
いつまでも部屋に籠っていてはダメよ!▼
- [ミタマ]
- 軍議には 出ぬと皆に 伝えよと…▼
- [セツナ]
- そんなこと言って、いつも部屋に
閉じこもってばかり…▼
こうなったら無理にでも連れ出すから…
入るわよ、ミタマ!▼
- [ミタマ]
- お母様… どうか御慈悲を… わたくしに…▼
- [セツナ]
- また夜更かしして和歌集を読んでたの?
あいかわらず、すごい熱心……▼
一体…あなたはどうしてこんなに
歌詠みが好きになったの…?▼
- [ミタマ]
- その理由… 父が与えし 筆と紙…▼
小さい頃にお父様がわたくしに
筆と紙を与えてくださったのが原因ですわ。▼
- [セツナ]
- それは変…筆と紙を使うのは
「歌」とは限らないもの。▼
勉強するときも…手紙を書くときも…
お絵描きにだって使うわよ…?▼
- [ミタマ]
- そうなると… 理由は別に 存在す?▼
- [セツナ]
- う~ん…ミタマが小さい時に
何かきっかけがあったのかも…?▼
- [ミタマ]
- この機会… 母子で共に 検討す▼
- [セツナ]
- うん。ちょっと気になる…
でも、今はその話はいいの。▼
あなたは軍議に出るのよ…
さぁ、準備して!▼
- [ミタマ]
- 御無体な… 母の説教 御無体な…▼
支援B†
- [セツナ]
- ミタマ…何してるの?▼
- [ミタマ]
- ああ、お母様。▼
過去作を 読み返しては 糸辿る…▼
- [セツナ]
- 糸…たどる…?
どういう意味?▼
- [ミタマ]
- 記憶の糸を辿っているのですわ。▼
先日の、わたくしが歌に没入してしまった
直接的な原因が何か気になってしまいまして…▼
- [セツナ]
- 昔の歌を読み返すと…
それがわかるの?▼
- [ミタマ]
- 最古なる… 歌を探して 幾日か…▼
わたくしが歌を初めて詠んだ時期がわかれば、▼
その頃に何が起きていたのか
わかるのではと、考えたんですの。▼
- [セツナ]
- なるほど…
それで…いつ頃からか、わかった?▼
- [ミタマ]
- 恐らくは こちらが原初の 歌となる…▼
- [セツナ]
- どんな歌…?▼
- [ミタマ]
- 母来ぬと… 嘆く我が身 我が心…▼
- [セツナ]
- !!▼
…そ、それ…ひょっとして▼
- [ミタマ]
- ええ、そうですわ。お母様がお忙しくなり、
なかなか秘境にも来られなくなった頃に、▼
わたくしは歌を詠み始めたみたいですわ。▼
- [セツナ]
- ごめん…ミタマ…▼
その頃…あなたには
すごく寂しい想いをさせてたと思う…▼
- [ミタマ]
- 言わないで 母には母の 事情あり…▼
今はお母様を困らせたいわけではありませんわ。
歌を詠んだ理由が知りたいだけですし。▼
- [セツナ]
- そ、そう…。 でも、残念。
そうだ…あなたの世話役をしてた人たちに、
手紙を出して聞くのはどう?▼
- [ミタマ]
- 歌詠みの 起源を探し 行き着くは…
世話役たちの 記憶なりけり…▼
確かにあの人たちなら、
何か知っているかもしれませんわね。▼
- [セツナ]
- じゃあ…手紙、出しておくね。▼
支援A†
- [セツナ]
- これ…どういうこと…?▼
- [ミタマ]
- お母様…?▼
世話役の 書には何と 書かれけり?▼
- [セツナ]
- う~ん…言いづらいけど…▼
- [ミタマ]
- どうかされましたの?▼
- [セツナ]
- 世話役によると、あなたは私の影響で
歌を詠うようになったらしい…▼
- [ミタマ]
- 解せぬこと 母は歌を 詠まぬ人…▼
- [セツナ]
- うん、でも、返事の内容を読んでいたら
どういうことか、わかってきたの…▼
- [ミタマ]
- お母様…?▼
- [セツナ]
- 私があまり会いにいけなくなると…あなたは
私の真似をするようになったらしい…▼
それで、あなたは世話役に、
私が歌をよく歌っていたから▼
歌のことが知りたいって
頼んだみたい…▼
- [ミタマ]
- わたくしが…?▼
- [セツナ]
- それで世話役たちは、歌詠みの教本や
俳句や和歌の本を読ませた…▼
そしてあなたはどんどん歌詠みの世界に
はまっていった…▼
- [ミタマ]
- 直接の 理由は理解 できれども…?▼
何故わたくしはお母様が歌を詠む人だと
勘違いしたのでしょうか…?▼
- [セツナ]
- そうね…私は歌は詠まなかったけど、
よく歌は歌っていたの。▼
あなたへの…子守唄を…▼
- [ミタマ]
- た、確かに…!▼
何となく… 忘却の底 記憶あり…▼
- [セツナ]
- 私は子守唄を歌い…あなたは
歌が知りたいと世話役に話し…▼
世話役は歌詠みをあなたに教えた…▼
- [ミタマ]
- 歌違い 詠みと歌うは 大違い…▼
理解しましたわ。そういうことでしたのね。
…? ですが、つまり…これは…▼
- [セツナ]
- うん…あなたが歌詠みになった原因は
間違いなく私ってこと…▼
- [ミタマ]
- うふふふ… お母様のせいということですわね。
それならばお母様も止めろとは言えませんわね?▼
- [セツナ]
- そうなるかな…
でも、謎が解けてすっきりした。▼
- [ミタマ]
- 歌詠みは 母子を繋ぐ 絆なり…▼
うふふふ。▼
- [セツナ]
- うふふふ、良い歌ね…
ありがとう、ミタマ…▼
オボロ(親子)†
支援C†
- [オボロ]
- ミタマー、ミタマー!▼
- [ミタマ]
- …………▼
- [オボロ]
- ちょっとミタマ!
そこにいるんでしょ?▼
いつまで部屋に籠ってるの?
軍議の時間よ、出てきなさい!▼
- [ミタマ]
- 軍議には 出ぬと皆に 伝えよと…▼
- [オボロ]
- 駄目よ!
もう参加することに決まってるんだから。▼
こうなったら…無理やりでも連れていくわ!
ミタマ、入るわよ!▼
- [ミタマ]
- お母様… どうか御慈悲を… わたくしに…▼
- [オボロ]
- どうせ昨日も夜更かしして
和歌集でも読み漁っていたんでしょう?▼
全く…なんでこんなに歌を詠むのが
好きな子に育っちゃったんだか…▼
- [ミタマ]
- その理由… 父が与えし 筆と紙…▼
小さい頃にお父様がわたくしに
筆と紙を与えてくださったのが原因ですわ。▼
- [オボロ]
- でも、筆と紙で書くものは別に「歌」だけじゃ
ないわよ?▼
勉強するときだって、手紙を書くときだって、
資料を作るときだって使うじゃない。▼
- [ミタマ]
- そうなると… 理由は別に 存在す?▼
- [オボロ]
- う〜ん。小さい頃、あなたに
一体何があったのかしら…▼
- [ミタマ]
- この機会… 母子で共に 検討す▼
- [オボロ]
- おっと! そんなこと言って
誤魔化そうとしても駄目よ!▼
さあ、軍議に出るわよ。
早く用意をしなさい!▼
- [ミタマ]
- 御無体な… 母の説教 御無体な…▼
支援B†
- [オボロ]
- ミタマ、何してるの?▼
- [ミタマ]
- ああ、お母様。▼
過去作を 読み返しては 糸辿る…▼
- [オボロ]
- 糸辿る?
どういう意味?▼
- [ミタマ]
- 記憶の糸を辿っているのですわ。▼
先日の、わたくしが歌に没入してしまった
直接的な原因が何か気になってしまいまして…▼
- [オボロ]
- あなたが昔詠んだ歌を読み返せば、
それがわかるの?▼
- [ミタマ]
- 最古なる… 歌を探して 幾日か…▼
わたくしが歌を初めて詠んだ時期がわかれば、▼
その頃に何が起きていたのか
わかるのではと、考えたんですの。▼
- [オボロ]
- なるほど…そうかもしれないわね。
それで、いつ頃から詠み始めたのか、わかった?▼
- [ミタマ]
- 恐らくは こちらが原初の 歌となる…▼
- [オボロ]
- どんな歌?▼
- [ミタマ]
- 母来ぬと… 嘆く我が身 我が心…▼
- [オボロ]
- !!▼
…そ、それは…
ひょっとして…▼
- [ミタマ]
- ええ、そうですわ。お母様がお忙しくなり、
なかなか秘境にも来られなくなった頃に、▼
わたくしは歌を詠み始めたみたいですわ。▼
- [オボロ]
- ご、ごめんね…ミタマ。▼
あの頃、あなたには寂しい想いをさせたって
私すごく反省してるの…▼
- [ミタマ]
- 言わないで 母には母の 事情あり…▼
今はお母様を困らせたいわけではありませんわ。
歌を詠んだ理由が知りたいだけですし。▼
- [オボロ]
- そ、そうだったわね…でも、悪いけど
その頃のことは私にはよくわからないわ。▼
今度あなたのお世話をしてくれた人たちに、
手紙で聞いてみるっていうのはどうかな?▼
- [ミタマ]
- 歌詠みの 起源を探し 行き着くは…
世話役たちの 記憶なりけり…▼
確かにあの人たちなら、
何か知っているかもしれませんわね。▼
- [オボロ]
- 決まりね、じゃあ手紙を出しておくわ。▼
支援A†
- [オボロ]
- こ、これ…どういうことなの!?▼
- [ミタマ]
- お母様…?▼
世話役の 書には何と 書かれけり?▼
- [オボロ]
- ええっとね…その…
すごく言いづらいんだけど…▼
- [ミタマ]
- どうかされましたの?▼
- [オボロ]
- 手紙には、あなたは私の影響で
歌を詠うようになったって書いてあるの…▼
- [ミタマ]
- 解せぬこと 母は歌を 詠まぬ人…▼
- [オボロ]
- …………▼
待って…続きを読んでいたら、
何となくわかってきたわ…▼
- [ミタマ]
- お母様…?▼
- [オボロ]
- 私があまり秘境に行けなくなると
あなたは私の真似をするようになったらしいの。▼
それであなたは世話役の人に
私が歌をよく歌っていたから▼
歌について知りたいって
お願いをしていたそうよ。▼
- [ミタマ]
- わたくしが…?▼
- [オボロ]
- それで世話役たちは、歌詠みの教本や
俳句や和歌の選歌集などをあなたに与えた。▼
そしてあなたはどっぷりと歌詠みの世界に
はまっていった…と、いうことみたいね。▼
- [ミタマ]
- 直接の 理由は理解 できれども…?▼
何故わたくしはお母様が歌を詠む人だと
勘違いしたのでしょうか…?▼
- [オボロ]
- そうね…私は歌は詠まなかったけど、
歌ならよく歌っていたわ…▼
つまり、あなたへの子守唄を。▼
- [ミタマ]
- た、確かに…!▼
何となく… 忘却の底 記憶あり…▼
- [オボロ]
- 子守唄をあなたに歌だと教え、あなたは
歌について知りたいと世話役に話し…▼
世話役は歌詠みに対する知識をあなたに
教えてしまった…ということじゃないかしら?▼
- [ミタマ]
- 歌違い 詠みと歌うは 大違い…▼
理解しましたわ。そういうことでしたのね。
…? ですが、つまり…これは…▼
- [オボロ]
- そう。結果的に言うと…あなたが歌詠みを
大好きになった原因は私ってことになるわね。▼
- [ミタマ]
- うふふふ… お母様のせいということですわね。
それならばお母様も止めろとは言えませんわね?▼
- [オボロ]
- そ、そうなっちゃうかな…?
とにかく謎が解けてすっきりしたわ。▼
- [ミタマ]
- 歌詠みは 母子を繋ぐ 絆なり…▼
うふふふ。▼
- [オボロ]
- あはは、良い歌だね。
ありがとう、ミタマ…▼
カゲロウ(親子)†
支援C†
- [カゲロウ]
- ミタマ…ミタマ!▼
- [ミタマ]
- …………▼
- [カゲロウ]
- ミタマ!!
そこにいるのだろう?▼
いつまで部屋に籠っているつもりだ?
軍議の時間だぞ。早く出てこい。▼
- [ミタマ]
- 軍議には 出ぬと皆に 伝えよと…▼
- [カゲロウ]
- 何を言う!
もう参加する者は決まっておるのだ。▼
これ以上待てぬ。無理にでも連れていくぞ…
ご免、ミタマ!▼
- [ミタマ]
- お母様… どうか御慈悲を… わたくしに…▼
- [カゲロウ]
- どうせ昨夜も和歌集など読みふけって
夜を明かしたのだろう…▼
全く…どうしてお前はここまで
歌詠みに執心するようになったのだ…?▼
- [ミタマ]
- その理由… 父が与えし 筆と紙…▼
小さい頃にお父様がわたくしに
筆と紙を与えてくださったのが原因ですわ。▼
- [カゲロウ]
- だが…筆と紙で書くものは、
別に「歌」とは限らんではないか。▼
学問を学ぶときも、手紙を書くときも…
絵を描くときにだって使うであろう?▼
- [ミタマ]
- そうなると… 理由は別に 存在す?▼
- [カゲロウ]
- うむ…幼い頃、お前に一体
何があったのだろうな…?▼
- [ミタマ]
- この機会… 母子で共に 検討す▼
- [カゲロウ]
- コラコラ!
誤魔化そうとするな。▼
今は軍議に出ると言っているだろう!
さぁ、早く用意をするがいい。▼
- [ミタマ]
- 御無体な… 母の説教 御無体な…▼
支援B†
- [カゲロウ]
- ミタマ、何をしている?▼
- [ミタマ]
- ああ、お母様。▼
過去作を 読み返しては 糸辿る…▼
- [カゲロウ]
- 糸辿る?
どういう意味だ?▼
- [ミタマ]
- 記憶の糸を辿っているのですわ。▼
先日の、わたくしが歌に没入してしまった
直接的な原因が何か気になってしまいまして…▼
- [カゲロウ]
- お前が以前に詠んだ歌を読み返せば
それがわかるのか?▼
- [ミタマ]
- 最古なる… 歌を探して 幾日か…▼
わたくしが歌を初めて詠んだ時期がわかれば、▼
その頃に何が起きていたのか
わかるのではと、考えたんですの。▼
- [カゲロウ]
- なるほど、良い考えだ。
で、いつ頃からか、わかったか?▼
- [ミタマ]
- 恐らくは こちらが原初の 歌となる…▼
- [カゲロウ]
- どんな歌だ? 聞かせてくれ。▼
- [ミタマ]
- 母来ぬと… 嘆く我が身 我が心…▼
- [カゲロウ]
- !!▼
…こ、これは。もしや…▼
- [ミタマ]
- ええ、そうですわ。お母様がお忙しくなり、
なかなか秘境にも来られなくなった頃に、▼
わたくしは歌を詠み始めたみたいですわ。▼
- [カゲロウ]
- すまぬ…ミタマ。▼
その頃、お前にはたいそう心細い想いを
させてしまった。…反省している。▼
- [ミタマ]
- 言わないで 母には母の 事情あり…▼
今はお母様を困らせたいわけではありませんわ。
歌を詠んだ理由が知りたいだけですし。▼
- [カゲロウ]
- そ、そうか…だが、ううむ…
その頃のことは私には全くわからぬ。▼
今度お前の世話役だった者たちに、
手紙を出して聞いてみるのはどうだ?▼
- [ミタマ]
- 歌詠みの 起源を探し 行き着くは…
世話役たちの 記憶なりけり…▼
確かにあの人たちなら、
何か知っているかもしれませんわね。▼
- [カゲロウ]
- ああ、早速文を出すとしよう。▼
支援A†
- [カゲロウ]
- こ、これは…どういうことだ!?▼
- [ミタマ]
- お母様…?▼
世話役の 書には何と 書かれけり?▼
- [カゲロウ]
- あ、ああ…その…
とても言いづらいことなんだが…▼
- [ミタマ]
- どうかされましたの?▼
- [カゲロウ]
- 世話役からの返事には、お前は私の影響で
歌を詠うようになった…と書いてあったのだ…▼
- [ミタマ]
- 解せぬこと 母は歌を 詠まぬ人…▼
- [カゲロウ]
- うむ、私も最初はそう思ったのだが…▼
返事の内容を読んでいるうちに、
理由がわかってきた…▼
- [ミタマ]
- お母様…?▼
- [カゲロウ]
- お前は私があまり秘境に行けなくなってから、
よく私の真似をするようになったらしい。▼
それで、お前は世話役の者に、
私が歌をよく歌っていたから▼
歌について知りたいと
せがんだそうだ。▼
- [ミタマ]
- わたくしが…?▼
- [カゲロウ]
- それで世話役たちは、歌詠みの教本や
俳句や和歌の選歌集などをお前に与えた。▼
そしてお前はどっぷりと歌詠みの世界に
はまっていった…ということらしい。▼
- [ミタマ]
- 直接の 理由は理解 できれども…?▼
何故わたくしはお母様が歌を詠む人だと
勘違いしたのでしょうか…?▼
- [カゲロウ]
- それなんだが…私は歌は詠まなかったが、
よく歌は歌っていた…▼
つまり、お前への子守唄をな。▼
- [ミタマ]
- た、確かに…!▼
何となく… 忘却の底 記憶あり…▼
- [カゲロウ]
- 子守唄をお前に歌だと教え、お前は
歌について知りたいと世話役に話し…▼
世話役は歌詠みに対する知識をお前に
教えてしまった…ということのようだ。▼
- [ミタマ]
- 歌違い 詠みと歌うは 大違い…▼
理解しましたわ。そういうことでしたのね。
…? ですが、つまり…これは…▼
- [カゲロウ]
- う、うむ…つまり、お前が歌詠みに
執着している原因は…私ということになるな。▼
- [ミタマ]
- うふふふ… お母様のせいということですわね。
それならばお母様も止めろとは言えませんわね?▼
- [カゲロウ]
- ふ、不覚…▼
だが謎が解けてすっきりした。▼
- [ミタマ]
- 歌詠みは 母子を繋ぐ 絆なり…▼
うふふふ。▼
- [カゲロウ]
- ふふ…良い歌だな。
感謝する、ミタマ…▼
カンナ(女)(親子)†
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コメント(情報投稿・誤字脱字の報告)†
- セツナとミタマの所のセツナ部分が皆アクアになってる --
Last-modified: 2020-08-28 (金) 15:02:09