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サイラス(暗夜)の支援会話

エリーゼ

支援C

[サイラス]
エリーゼ様。例の件、
全て無事に終わりました。▼
地下街の民たちも
当分飢えずにすむでしょう。▼
[エリーゼ]
すごい!
ありがとう、サイラス!
でも、ごめんね。
大変なこと頼んじゃって。▼
[サイラス]
いいんですよ。
これも民のためですから。▼
[エリーゼ]
そうだ、サイラス。
何かお礼をさせて。▼
[サイラス]
お礼なんていいですよ。
当然のことをしたまでですから。▼
[エリーゼ]
そんなこと言わないで。
ほら。▼
[サイラス]
うーん…そうですか…
じゃあ…▼
…こんなのはどうですか?▼
一日だけ俺の妹になってください。▼
[エリーゼ]
え?▼
[サイラス]
エリーゼ様とカムイを見て、
いいなーって思ってたんですよ。▼
[エリーゼ]
そ、そんなことでいいの?▼
[サイラス]
ええ。なんか
楽しそうじゃないですか。▼
[エリーゼ]
わかった。全然いいよ!▼
[サイラス]
ありがとうございます!▼
[エリーゼ]
…でも、妹になるって…
具体的にどういうこと…?▼
[サイラス]
そ、そうですね…
言われてみれば…▼
せっかくですので、
ちょっと考えさせてください。▼

支援B

[エリーゼ]
サイラス!
こないだのこと考えてきた?▼
[サイラス]
ええ、考えましたよ。
例えばこんなのはどうでしょう。▼
[エリーゼ]
なになに? 早く言って!
ワクワク、ワクワク!▼
[サイラス]
すばり、ケンカをするのです。▼
[エリーゼ]
ケ、ケンカ!?
どうして!?▼
[サイラス]
俺…きょうだいゲンカって
したことなくて…▼
それにケンカするほど
仲がいいって言いません?▼
[エリーゼ]
…………▼
なんか違うと思う…▼
だって…せっかくきょうだいに
なったのにケンカするなんて嫌…▼
もっと楽しいことがいいな。▼
[サイラス]
そ、そうですよね…▼
[エリーゼ]
他にはないの?▼
[サイラス]
は、はい。
あまりいいアイデアが浮かばなくて…▼
[エリーゼ]
そっか…
なら仕方ないかなぁ…▼
[サイラス]
逆に、エリーゼ様だったら
どんなのがいいですか?▼
カムイとエリーゼ様の間で
きょうだいらしかったこととか…▼
[エリーゼ]
そうね…
一緒に寝てもらったことかな!▼
[サイラス]
一緒に寝る…ですか?▼
[エリーゼ]
そう。どう?▼
[サイラス]
どうって…いやいやいやいや…▼
それはまずいんじゃないですか?▼
[エリーゼ]
どうして?▼
[サイラス]
だってそれは…▼
[エリーゼ]
一緒に寝るのが楽しくないって言うなら、
あたしにはよくわからないかも…▼
[サイラス]
そんな…▼

支援A

[サイラス]
エリーゼ様。▼
[エリーゼ]
サイラス!▼
[サイラス]
一日だけきょうだいになる件ですけど、
覚悟を決めてきましたよ。▼
では、一緒に寝ましょう。▼
[エリーゼ]
ほんと?▼
[サイラス]
ええ。場合によっては俺は
いろんな人から非難を浴びるでしょう。▼
暗夜の兵に囲まれて、
縛り上げられる可能性もあります。▼
でもやり遂げてみせましょう!
エリーゼ様がそうおっしゃるなら!▼
そういう覚悟でやってきました。▼
[エリーゼ]
…………▼
そのことなんだけど…▼
[サイラス]
ええ。
どうしたのです?▼
[エリーゼ]
なんか違うかなーって感じがしたの。▼
[サイラス]
…え?▼
[エリーゼ]
だってほら…おにいちゃんって言っても
いろんなおにいちゃんがいるでしょ。▼
マークスおにいちゃんとは
一緒に寝たことないし…▼
だったらサイラスとも、
違うことしたほうが楽しいかなーって。▼
ごめんね…
せっかくやる気になってもらえたのに…▼
[サイラス]
い、いえ…▼
いろいろ複雑ですが、
とにかくわかりました。▼
[エリーゼ]
あなたとは何をしたらきょうだいっぽくて
楽しくなるんだろう…▼
うーん…
難しいわね…▼
[サイラス]
そうですよね…▼
[エリーゼ]
あ、こうなったら
みんなに聞いてみる?▼
せっかくだからお菓子とか紅茶とか用意して、
みんなで考えてみるの。▼
そしたら多分、おにいちゃんとは
こんなことをして楽しかったとか…▼
おねえちゃんとは
こんなことして遊んだとか…▼
いろんなお話が聞けると思うんだ!▼
[サイラス]
いいかもしれませんね。▼
[エリーゼ]
じゃあさっそく
みんなのところに行こう!▼
[サイラス]
はい!▼

支援S

[サイラス]
エリーゼ様。
先日はありがとうございました。▼
みんなとのティータイムは
本当に楽しかったです。▼
とてもいい思い出になりました。▼
[エリーゼ]
ほんとかな…▼
本当はなんかもっと二人で
できることが見つかればよかったけど…▼
結局わからずじまいだったよね…▼
[サイラス]
いいんですよ。
きょうだい関係はもういいんです。▼
[エリーゼ]
もういいって、どういうこと?▼
[サイラス]
今度はエリーゼ様と
夫婦関係になりたいんです。▼
[エリーゼ]
…………▼
…え?▼
…………▼
あ、わかった。
また一日だけってことだよね?▼
今度はきょうだいじゃなくて
一日だけ夫婦になるっていうことよね?▼
それだったら別に…▼
[サイラス]
いえ、違うんですよ。
体験ではなくて、本当の意味でです。▼
[エリーゼ]
そ、そんな!?▼
[サイラス]
あなたのことは
ずっと前から気になっていました。▼
そして最近は、好きという気持ちを
抑えられなくなりました。▼
だから、一緒に寝ると言われたときはもう…
いろんな呵責にさいなまれて…▼
[エリーゼ]
そ、そうだったんだ…▼
[サイラス]
結婚してください、エリーゼ様。
そして、この指輪を受け取っていただきたい。▼
[エリーゼ]
わぁ…素敵な指輪ね!▼
でも…▼
[サイラス]
でも…なんですか?
俺とは結婚無理なんでしょうか…▼
[エリーゼ]
ううん。
あなたは優しくて誠実で素敵な人。▼
でも、あたしたちはきょうだいとして
共通の楽しみを見つけられなかったし、▼
そんな二人が
夫婦になって大丈夫なのかなーって…▼
[サイラス]
それならご心配なく。▼
あなたを好きという気持ちを
抑えなくてもいいなら…▼
楽しいことはいくらでも浮かびます。▼
[エリーゼ]
そうなの?▼
[サイラス]
俺はあなたとは親しくなりすぎては
いけないと思っていたんです。▼
俺たちはあまりに身分が違いますから…▼
だから、本当はやりたいことも
いっぱいあったんです。▼
[エリーゼ]
そうだったんだ!
だったら心配ないよね!▼
末長くよろしくね、サイラス!▼

エルフィ

支援C

[エルフィ]
サイラス…
一つ、質問があるの。▼
[サイラス]
なんだ?▼
[エルフィ]
あなたはどうしてこの軍にいるの?▼
[サイラス]
ん…?
どういう意味だ?▼
[エルフィ]
私は親友であり主君でもある
エリーゼ様のためにここにいる…▼
毎日エリーゼ様のことを考え…
エリーゼ様のために悩み…▼
エリーゼ様のためにたくさん食べ…
エリーゼ様のために特訓を重ねている…▼
[サイラス]
そ、そうか。
噂どおり…すごい思いの強さだな。▼
[エルフィ]
ええ。▼
エリーゼ様を守るという思いの強さなら、
誰にも負けないつもりよ…▼
でもわたしと違って、
あなたは誰の部下でもない。▼
だからこの軍にいる理由を知りたいの…▼
[サイラス]
ああ、そういう話か。
だったら俺もお前と同じだ。▼
[エルフィ]
…え?▼
[サイラス]
俺がなんのためにここにいるのか。▼
それは、
カムイのためだ。▼
俺も、カムイのことを考え、
カムイのために訓練している。▼
カムイを助け、カムイを守る。
それくらいの気持ちだ。▼
俺たちは似た者同士だな。▼
[エルフィ]
…………▼
[サイラス]
な、なんだよ…
その不服そうな沈黙は…▼
[エルフィ]
いえ…▼
あなたがわたしと
同じというのが違う気がしたから…▼
[サイラス]
ど、どういうことだ。▼
対象人物が違っても、
俺だって強い思いを…▼
[エルフィ]
ごめんなさい。
悪気はないの…▼
でもなんだか…
わたしたちは違う気がする…▼
[サイラス]
エルフィ…?▼

支援B

[サイラス]
おい、エルフィ。▼
[エルフィ]
なにかしら…?▼
[サイラス]
この間の話だけど…
どうして俺とお前は違うんだ?▼
[エルフィ]
…わからない。
ただなんとなくそう思ったから…▼
[サイラス]
なんとなくって…▼
俺だってカムイのために
必死に頑張ってるんだぞ?▼
[エルフィ]
わたしにそんなことを言われても…▼
[サイラス]
…よしわかった。
だったら次の出撃時によく見てくれ。▼
俺がどれだけ
カムイのことを思っているか…▼
戦いっぷりでよくわかるはずだ。▼
[エルフィ]
…………▼
別に、いい…▼
[サイラス]
ええっ!?▼
[エルフィ]
わたしは、あなたを
見ることはできない…▼
だって、出撃時はエリーゼ様を
全身全霊守ることで忙しいから…▼
[サイラス]
そ、そんなこと言わないでくれ。
それじゃ俺の気持ちがおさまらないだろ…▼
[エルフィ]
…………▼
そう…わかった…
そこまで言うなら、見ることにするわ…▼

支援A

[エルフィ]
サイラス…
あなたの戦いぶりを見せてもらった…▼
そして…
わたしたちの違いがわかった気がする…▼
[サイラス]
…それは、なんだったんだ?▼
[エルフィ]
近くでよく見て、わたしの鎧を…▼
[サイラス]
!▼
[エルフィ]
次に、この体を見て…▼
[サイラス]
鎧も手も足も…
なんという数の傷だ…▼
[エルフィ]
人を守るということは、傷を負うこと。
わたしはそう思っていた…▼
でも、あなたにはこういう傷が
ほとんどない。▼
それがわたしとあなたの違いだったの…▼
あなたは強い。
でも、わたしはそうじゃない。▼
[サイラス]
…なるほどな。
でも、やっぱり俺たちは同じだと思うぞ。▼
誰かを守りたいという気持ちが
まず一番大事なはずだ。▼
強いか弱いか。どうやって守るか。
それはまた別の問題だろ?▼
[エルフィ]
わたしたちの
根っこは同じということね。▼
[サイラス]
そう。そういうことだ。
やっとわかってもらえたようだな。▼
そこで、だ。
今度、こういう戦い方をしてみないか?▼
まず、お前はエリーゼ様を守るように前に立つ。▼
その前にカムイが立ち、
さらにその前に俺が立ってカムイを守る。▼
これならお前の傷もかなり減ると思うんだ。▼
[エルフィ]
…………▼
遠慮しておくわ。
前が見えなくて、邪魔だから…▼
[サイラス]
あ、あぁ…
そうか、そうだよな。▼
[エルフィ]
それよりも…▼
わたしもあなたみたいに強くなる。
もっともっと訓練を積んで…▼
[サイラス]
そうだな。
お互いに頑張ろうぜ。
大切な者のために。▼
[エルフィ]
ええ。
頑張りましょう…▼

支援S

[サイラス]
エルフィ。
よく来てくれたな。▼
[エルフィ]
サイラス…▼
[サイラス]
まずお前に礼を言わせてくれ。▼
誰かを守るということ…
誰かのために死んでもいいと思うこと…▼
お前と出会えたことで
その意味をもう一度考えることができた。▼
[エルフィ]
お礼なんて言わないで…▼
あなたにそんなに想われて、
カムイ様も幸せだと思うわ…▼
[サイラス]
…だといいんだけどな。▼
…あ、そうだ。▼
カムイの他にもう一人、
死んでも守りたいと思える人ができたんだ。▼
[エルフィ]
へえ。
あなたにしては、珍しいわね…▼
いったい、誰なの…?▼
[サイラス]
それは…お前だ。▼
[エルフィ]
…え。▼
…………▼
それは、困るわ…▼
[サイラス]
ええっ!?
ど、どうしてだ…!?▼
[エルフィ]
この間も言ったけど…▼
わたしの前に立たれたら、
前が見えなくて邪魔になりそうだから…▼
[サイラス]
ああ…い、いや、
そうじゃないんだ。▼
こないだはそういう意味で言ったけど、
今日のはそうじゃない!▼
[エルフィ]
どういうこと…
よくわからないわ。▼
[サイラス]
わかった。
お前にもわかりやすく言おう。▼
男らしく、はっきりとな。▼
…………▼
エルフィ、これを受け取ってくれ。
結婚指輪だ。▼
お前に結婚を申し込みたい。▼
お前のことを守りたいんだ。
命を代えても…▼
[エルフィ]
!! そういうこと…▼
わかった…
受け取るわ…▼
[サイラス]
…………▼
う、嬉しいが…
やけにあっさりなんだな?▼
[エルフィ]
だって、あなたは強いし、
いい人そうだし…▼
わたしがエリーゼ様を守る邪魔をしないなら、
喜んで指輪を受け取るわ。▼
[サイラス]
そ、そうか…お前とエリーゼ様の
邪魔にならなければいいんだな?▼
[エルフィ]
そう…それがとても大事…▼
[サイラス]
わかった…その約束は守る。▼
お前も守るし、お前との未来も、
みんな守ってやるぜ!▼
[エルフィ]
ありがとう…▼
わたしも、
エリーゼ様を守る片手間に…▼
あなたのことも、守ってあげる…
この身に代えても、ね。▼

ニュクス

支援C

[サイラス]
ニュクス。
ちょっと聞きたいことがあるんだが…▼
[ニュクス]
何?▼
[サイラス]
お前…
本当は俺より年上って本当か?▼
[ニュクス]
ああ、その話…▼
[サイラス]
いや、答えたくなければ答えなくていい。▼
女性に年齢のことを聞くなんて
マナー違反にも程があるからな。▼
[ニュクス]
いえ、別に問題ないわよ。▼
確かに私は貴方より年上のはず。
多分…かなり上かも。▼
[サイラス]
し、信じられない話だな…▼
その原因が呪いっていうのも本当なのか?▼
[ニュクス]
ええ、そうよ。
呪いのせいで成長が止まってしまっているの。▼
[サイラス]
…ニュクス、水くさいぞ。
どうして今まで黙っていた?▼
[ニュクス]
どうしてって…▼
みんなの前で発表するようなことでもないし…▼
[サイラス]
まあ…それはそうだが。▼
しかし、いろいろ大変だろう。
成長が止まっていると…▼
[ニュクス]
まあね。
でも、こればかりは仕方ないわ。▼
[サイラス]
仕方ないなんて言うな。
諦めたら終わりだぞ?▼
[ニュクス]
えっ?▼
[サイラス]
俺がなんとかしてみせる。▼
困ってる仲間を
見過ごすわけにはいかないからな。▼
[ニュクス]
でも…▼
[サイラス]
呪いの解き方を調べている。
ちょっと待ってろよ!▼

支援B

[サイラス]
ニュクス、探したぞ。▼
[ニュクス]
あら、サイラス。▼
[サイラス]
お前の呪いを解く方法を求めて
いろんなところを走り回ってみた。▼
[ニュクス]
…解決法なんてなかったでしょう?▼
[サイラス]
いいや、それがあったんだ。▼
[ニュクス]
えっ、ほんとに?▼
[サイラス]
ああ、これを見ろ。▼
[ニュクス]
これは…▼
[サイラス]
街で見つけた薬だ。▼
[ニュクス]
呪いを解く薬が街に売っていたの??▼
[サイラス]
ああ。
世の中、進歩したもんだな。▼
[ニュクス]
ちょっと見せてもらえる?▼
[サイラス]
もちろんだ。
見るだけじゃなくて、さっそく使ってみろ。▼
[ニュクス]
へぇ…粉末状の薬なのね…▼
って、サイラス!▼
[サイラス]
なんだ?▼
[ニュクス]
この薬の袋には「呪縛から開放される」って
確かに書かれてあるけど…▼
ほら、ここをよく見て。▼
その前に「頭痛の」ってあるじゃない…▼
これはただの頭痛薬よ!▼
[サイラス]
…………▼
なんてことだ…俺としたことが…▼
[ニュクス]
おかしいと思ったのよ…
粉末の薬を飲んで呪いが解けるなんて…▼
でも、もういいのよ、サイラス。
これは簡単に解決する問題じゃないから。▼
[サイラス]
いや、ダメだ!▼
仲間が困っているんだ。
俺はあきらめないぞ!▼

支援A

[サイラス]
ニュクス…今度こそ手に入れたぞ!
これを見ろ!▼
[ニュクス]
なにこの…毒々しい液体は…▼
[サイラス]
草木の根っこに、ノスフェラトゥの爪、
飛竜の糞に…▼
あとは…言いにくいものも少々…▼
それらを混ぜ合わせて液状にしたものだ。
これを飲めばいろんな呪いが解けるらしいぞ!▼
[ニュクス]
ちょ、ちょっと待って…
そもそも糞とか入っているんでしょ?▼
あと言いにくいものも少々って…
それなんなのよ!▼
[サイラス]
いや、聞かないほうがいい。
飲めなくなる。▼
[ニュクス]
!?▼
[サイラス]
でも本に書いてある通りに作ってみた。
多分、効くと思うぞ。
[ニュクス]
…ごめんなさい。
…飲めそうもないわ。▼
[サイラス]
!?▼
…いや。
…まあ、そうだよな…▼
[ニュクス]
いいのよ、サイラス。▼
何かを飲めば解ける呪いじゃないことは
私が一番わかっているのよ。▼
だってこの呪いはある意味…
私が自分でやったことだから…なさい。
…飲めそうもないわ。▼
[サイラス]
何?▼
[ニュクス]
ああ、やっぱり知らなかったのね。▼
私は幼いころから呪術が得意で、
まがまがしい術をいくつも使いこなしていたの。▼
それで調子に乗ってしまったのね。▼
私は自分の術を制御できなくなって、
大勢の人の命を奪ってしまったの。▼
この呪いは、そのときの代償なのよ。▼
[サイラス]
そんなことがあったのか…▼
[ニュクス]
私のために貴方が奔走してくれるのは
とても嬉しいけど…▼
いろいろ複雑なの…
わかるでしょ?▼
[サイラス]
…そうか、▼
…でも俺は諦めないぞ。▼
[ニュクス]
えっ?▼
[サイラス]
償いの方法は他にもあるはずだ。
呪いを解いたあとでそれを一緒に考えよう。▼
[ニュクス]
…ありがとう、サイラス。
その言葉だけでも十分うれしいわ。▼

支援S

[サイラス]
ニュクス。
待ってたぞ。▼
[ニュクス]
どうしたの?
そんな花束を持って…▼
[サイラス]
お前へのプレゼントだ。▼
[ニュクス]
あら、嬉しい。
ありがとう。▼
[サイラス]
過去からの解放…
それがこの花の花言葉だ。▼
[ニュクス]
へえ…▼
[サイラス]
これも受け取ってもらいたい。
結婚指輪だ。▼
[ニュクス]
…えっ?▼
[サイラス]
ニュクス、俺と結婚してくれ。▼
[ニュクス]
…………▼
[サイラス]
結婚して二人で考えよう。
どうやったら呪いが解けるか…▼
どうしたら罪が償えるのか…▼
俺は全身全霊でお前の支えになりたいんだ。▼
[ニュクス]
…………▼
ありがとう、サイラス。
喜んで受け取るわ。▼
[サイラス]
?▼
[ニュクス]
どうしたの、そんな顔をして…▼
[サイラス]
いや…すまない。
すんなりだったから拍子抜けしてしまって…▼
[ニュクス]
ああ、そういうことね。
実は私は占いもできるのよ。▼
そしたらね、
最近こんな結果が出たの。▼
…まず、私の前に優しくて
誠実な男性が現れる。▼
その男性の優しさと底知れぬ尽力で
償いの道が見えてきて…▼
少しずつ私の呪いが消失していくって…▼
[サイラス]
本当か!▼
[ニュクス]
ええ。その人を逃したら
私は終わりだって暗示まで出ていたわ。▼
そして今日…
あなたの話を聞いて確信したの。▼
その男性がサイラスのことだって。
つまり、断る理由なんてどこにもないのよ。▼
[サイラス]
そ、そうだったのか…▼
だったら、今すぐみんなに知らせよう。
そして一刻も早く正式に結婚してしまおう。▼
[ニュクス]
どうして?▼
[サイラス]
だって…他に男が現れて、
俺と同じことを言い出したら困るから…▼
[ニュクス]
あはは。
そんなの大丈夫よ。▼
占いには「底知れぬ尽力」って出ていた。▼
私の呪いを解くために
間違えて頭痛薬を持ってきてくれたり…▼
得体の知れない毒々しい液体を作って
持ってきてくれたり…▼
そこまで尽くしてくれるのは
きっとあなたしかいないと思うから…▼

カミラ

支援C

[カミラ]
サイラス、ちょっといいかしら。
頼みたいことがあるの。▼
[サイラス]
なんでしょうか、カミラ様。▼
[カミラ]
カムイに伝えてもらいたいのよ。
私がどれだけ愛しているかって…▼
[サイラス]
えっ?▼
さすがの溺愛っぷりという感じですが…
ご自分で伝えられては?▼
[カミラ]
もちろん自分では伝えているのよ。▼
[サイラス]
ならそれで十分のような気が…▼
[カミラ]
ダメなの…▼
なんて言えばいいの…
その…慣れっていうのかしら…▼
最近は私が伝えても
響いていないような気がするのよ…▼
だから、もっとこう…
多角的に行きたいの。▼
[サイラス]
多角的に…ですか…▼
わかりました。
でしたら引き受けましょう。▼
でも具体的に
なんて言えばいいんですか?▼
[カミラ]
そうね…▼
「あなたは私の可愛い子」
「愛しているわ」▼
これでお願い。
私が言っていたって伝えて。▼
[サイラス]
…………▼
[カミラ]
サイラス?
どうかした?▼
[サイラス]
い、いえ…なんでもありません。▼
わかりました。
それでは伝えておきますね。▼

支援B

[サイラス]
カミラ様、伝えておきましたよ。▼
[カミラ]
ありがとう。
どうだった?▼
[サイラス]
知ってる、といった感じでしたね。▼
まあ、予想通りではありましたが…▼
[カミラ]
そう…▼
[サイラス]
そんな寂しそうな顔しないでください。
これはいいことじゃないですか。▼
カミラ様の気持ちが
伝わっているからこその反応ですよ。▼
[カミラ]
…………▼
サイラスは覚えているかしら…▼
昔、カムイが
お城に幽閉されていたときのこと…▼
あなたとカムイが
一緒に遊んでいるところに、▼
私がお菓子を焼いて持っていったの。▼
[サイラス]
ああ、懐かしいですね。
あのときは紅茶も淹れてくださいましたよね。▼
[カミラ]
よく覚えているのね。
そう、そのときのことよ。▼
私が持ってきたお菓子を見て
あなたたちはすぐに駆け寄ってきたわ。▼
で、問題はそのあとに起きた…▼
私がお菓子を手に取って▼
カムイに、
あーんって食べさせてあげた。▼
次にあなたにも、
あーんって食べさせてあげたの。▼
するとカムイは顔を赤くして言ったわ。
「カミラ姉さんは誰の姉さんなの?」って…▼
[サイラス]
ええ。覚えています。▼
俺にも同じように接したあなたに、
カムイがヤキモチを焼いたんですよね。▼
[カミラ]
そう。
だから私はカムイを抱きしめて言ったの。▼
「あなたは私の可愛い子」
「愛しているわ」って…▼
今でもあの日のことを思い出して、
かわいそうなことしたなって後悔するわ。▼
[サイラス]
なるほど…▼
だから何度も愛しているという
気持ちを伝えたくなるんですね…▼
…でも、心配は
いらないんじゃないですか?▼
[カミラ]
どうして?▼
[サイラス]
どうしてって…
カムイも子どもじゃないんですから。▼
[カミラ]
ダメよ。▼
カムイがいつどこで
ヤキモチを焼いているかわからないわ。▼
私は二度とカムイに
あんな悲しい思いはさせたくないの。▼
…ねえ、サイラス。
また言ってきてくれる?▼
[サイラス]
またですか?▼
[カミラ]
「あなたは私の可愛い子」
「愛しているわ」▼
ただ言うんじゃなくて
心に響くようにお願いね。▼
[サイラス]
わ、わかりました…▼

支援A

[サイラス]
カミラ様、伝えてきましたよ。▼
心に響くように、背後で曲を
演奏してもらいながら言ってみました。▼
[カミラ]
ありがとう。
それでカムイの反応は?▼
[サイラス]
背後の曲にはやや食いついていましたが…
残念ながら同じでしたね。▼
やっぱりもう心配はいらないんですよ。▼
[カミラ]
そうかしら…▼
[サイラス]
そうですって。▼
…………▼
それより、カミラ様…▼
カムイよりももっと…
その言葉を欲している人が…▼
[カミラ]
えっ?▼
[サイラス]
カミラ様の愛情のこもった言葉を
かけてもらいたい人がいるんです。▼
[カミラ]
それは誰?
レオン? エリーゼ?▼
まさか…マークスお兄様?▼
[サイラス]
違います。
思い切って言ってしまうと…それは…▼
俺です。▼
[カミラ]
えっ?▼
[サイラス]
俺には共に育ったきょうだいがいません。
だから俺はずっと…▼
あなたとカムイの
関係がうらやましかったんですよ。▼
[カミラ]
サイラス…▼
[サイラス]
すみません…
変なことを言ってしまって。▼
こんなこと、言うべきじゃなかったですよね。▼
[カミラ]
い、いえ。
いいのよ。▼
まさかそんなことを思っているなんて、
全然、気付かなかったから…▼
私の方こそ、
なんだかごめんなさいね。▼
[サイラス]
いえ…▼
[カミラ]
…で、私はどうしてあげればいいのかしら。▼
あなたにはいろいろと無理を言ったし…
できたらその気持ちに応えてあげたいわ。▼
[サイラス]
いえ、そのような…
お忘れください。▼
で、では俺はこれで失礼します。▼
[カミラ]
サイラス。▼
[サイラス]
え…?▼
[カミラ]
あなたは私の可愛い子。
愛しているわ…▼
[サイラス]
!!
カミラ様…▼
[カミラ]
いいえ。カミラ姉さんよ。
そう呼んでみて。▼
[サイラス]
…………▼
カミラ…姉さん…▼
[カミラ]
うふふ。いい子ね。▼
今この時だけは私…
幼い頃から一緒の、あなたのお姉さんよ。▼
…ね、サイラス?▼
[サイラス]
…!!
ありがとうございます。▼
カミラ姉さん…▼

支援S

[サイラス]
カミラ様。
先日はありがとうございました。▼
なんだか、
ひどいわがままを聞いていただいて…▼
[カミラ]
いいのよ、
あれくらいで喜んでもらえるなら。▼
ただ、あの様子をカムイに
見られていなければいいのだけれど…▼
[サイラス]
…そ、そうですか。▼
でも、もうご安心ください。
二度と姉の愛情がほしいなんて言いません。▼
ただ…▼
[カミラ]
ただ?▼
[サイラス]
ただ、カミラ様から…
妻としての愛情はいただきたいです。▼
[カミラ]
えっ?▼
[サイラス]
唐突ですみませんが…▼
もしよければ
これを受け取ってもらいたいと思います。▼
[カミラ]
…こ、これ、結婚指輪じゃないの。▼
[サイラス]
そうです…▼
あなたと姉と弟の関係を体験できて、
本当にうれしかったです。▼
でも、同時にわかってしまった…
俺が望んでいるのは、姉以上のあなただと。▼
俺は姉としてのあなたではなく、
一人の女性としてのあなたに憧れていたんです。▼
[カミラ]
サイラス…▼
[サイラス]
俺たちは地位が違いすぎます。
だから指輪は頑張ってみました。▼
[カミラ]
…………▼
[サイラス]
やっぱり…俺ではダメでしょうか?▼
[カミラ]
ダメというか…▼
…………▼
カムイのことが心配なのよ…▼
[サイラス]
またヤキモチを
焼かないかどうかってことですか?▼
[カミラ]
そう…▼
[サイラス]
だったら心配ありませんよ。
もうカムイには話してありますから。▼
[カミラ]
えっ?▼
[サイラス]
カムイは全力で応援してくれています。▼
[カミラ]
そう、なの…▼
だったら…ありがたく受け取るわ。▼
[サイラス]
ありがとうございます…
最高の気分です…▼
…あっ。
でも、これからは…▼
カムイに愛情を伝えるのは
ほどほどにしてくださいね。▼
俺がヤキモチを
焼いちゃうかもしれませんから。▼
[カミラ]
…………▼
うふふ。そうね…▼
[サイラス]
え…
なんですか。今の妙な間は。▼
[カミラ]
それは…その件だけは
もうちょっと考えさせてもらっていい?▼
[サイラス]
えーっ?▼
[カミラ]
うそよ。▼
もちろんこれからは…
あなたを一番に考えるわ。▼
だから、その上でなら…カムイに
愛情を伝えてもいいでしょう?▼
[サイラス]
…仕方ありません。
…わかりましたよ。▼
これからもカムイのことは
カミラ様の好きなようになさってください。▼
それでも俺は最高の幸せ者ですから!▼

ルーナ

支援C

[ルーナ]
ねえサイラス、
あんたって努力の天才なの?▼
[サイラス]
…たしかに俺は、努力は惜しまないタイプだ。
ただ、天才じゃないけどな。▼
[ルーナ]
まったく…あんたみたいな人って
謙遜するから面倒よね。▼
[サイラス]
面倒って…▼
しかも謙遜じゃなくて、
俺は本当に天才じゃ…▼
[ルーナ]
ああ、そうですか。▼
でもあたしは知ってるのよ。
あんたが努力の天才だってことをね。▼
いろんな人がそう言ってるの。
めんどうくさいからさっさと認めなさい。▼
[サイラス]
ま、まあ…
そこまで言うならそれでもいいが…▼
で、俺が努力の天才だったら
どうしたっていうんだ?▼
[ルーナ]
確かめてあげるわ。▼
[サイラス]
は?▼
[ルーナ]
あんたが本当に努力の天才なのか、
このあたしの目で見極めてあげる。▼
少なくとも、あたしより怠けてるようなら
とても努力の天才と呼べないわよね。▼
これは勝負よ。あんたの努力とやらが、
本物かどうか試してあげるわ。▼
[サイラス]
なんか…すごくめんどくさいことに
巻き込まれたような…▼
[ルーナ]
はぁ?なんか文句ある?▼
[サイラス]
いや…勝負する理由がよくわからないんだが。▼
[ルーナ]
何よ、逃げる気?▼
[サイラス]
いや、逃げるわけじゃないが…▼
[ルーナ]
あたしからの勝負、
もちろん受けて立つわよね?▼
[サイラス]
うっ…
ああ、わかった…わかったよ。▼
…勝負するのが一番、
手っ取り早そうだしな。▼
[ルーナ]
そう。じゃあ後日
勝負の申し込みに来るから。▼
首を洗って待ってなさいよ?▼
[サイラス]
ああ…▼

支援B

[ルーナ]
サイラス、よく来たわね。
怖気づいて来ないかと思ったわ!▼
[サイラス]
正直、面倒だとは思ったが…▼
俺は受けた勝負から
逃げ出したりはしない。▼
[ルーナ]
いいこと言うじゃない。
じゃあさっそく勝負その一を始めるわよ。▼
[サイラス]
勝負その一って…
一度じゃ終わらないのか?▼
[ルーナ]
当たり前でしょう!?
勝負といったら三本勝負が基本じゃない!▼
[サイラス]
そ、そうなのか…
まあそれならそれでいいぞ。▼
[ルーナ]
勝負その一の内容は…
ずばり、剣の素振りよ!▼
ルールは簡単。▼
二人で一緒に素振りして、
先にへばったほうが負け!▼
[サイラス]
…意外に地味だな。▼
[ルーナ]
な、なんでよ!?
あんた、バカじゃないの!?▼
努力といったら地味!
地味といったら努力!▼
そんなこともわかんないの!?▼
[サイラス]
…そうか。
まあ、言われてみれば同感だ。▼
[ルーナ]
じゃあさっそく準備して。▼
始めるわよ!▼
一!▼
[サイラス]
二!▼
[ルーナ]
三!▼
六二七!
…なかなかやるわね。▼
[サイラス]
六二八!
…お前こそ。▼
[ルーナ]
六二九!
…無理しなくていいのよ?▼
[サイラス]
六三〇!
笑わせるな、まだ準備運動の段階だ。▼
[ルーナ]
六三一!
…奇遇ね、あたしもよ!▼

支援A

[ルーナ]
サイラス…
この間はなかなかの勝負だったわね。▼
[サイラス]
ああ。
次の朝まで振り続け…▼
結局、終わったのは
出撃の指示が出たときだったな。▼
[ルーナ]
そう。
つまり引き分けってこと。▼
[サイラス]
…で、勝負その二なんだけど…▼
その前に聞きたいことがある。▼
どうしてお前は
努力の天才にこだわるんだ?▼
[ルーナ]
あたしは…▼
[サイラス]
なんだよ、言えよ。▼
[ルーナ]
…わ、わかったわよ。
知りたいっていうなら教えてあげる。▼
あたしは…
自分の能力に自信がなかったからよ…▼
[サイラス]
自信がない?
嘘だろ?▼
[ルーナ]
嘘じゃないわ。
実はあたし、苦手なことばかりなの。▼
なのに、死んじゃった母さんが
けっこうすごい人でね…▼
あたしはいつも母さんと比べられて
母親と違って出来が悪いって言われて…▼
それが悔しくて…▼
[サイラス]
努力するしかなかった、ということか。▼
[ルーナ]
他の人には言わないでよね。▼
[サイラス]
ああ、言わない。▼
[ルーナ]
さてと。じゃ、そろそろ
勝負その二を始めましょう。▼
[サイラス]
いや。
勝負はもういい。▼
世界一の努力の天才はお前に譲る。▼
[ルーナ]
えっ?▼
[サイラス]
話を聞いてわかったんだ。▼
お前は苦手なことが多いと言った。
でも俺は違う。▼
自分で言うのもなんだが、
なんでもそつなくできてしまう質でな。▼
つまり、お前のほうが
努力の天才ってことだ。▼
[ルーナ]
た、確かに、言われてみればそうかも…
でもダメよ、そんなの…▼
そんなこと言わないで、
決着がつくまでお願い!▼
話し合いで勝敗が決まるなんていやなのよ!▼
[サイラス]
そ、そこまで言うならわかったよ…
じゃあ、次の勝負はなんなんだ?▼
[ルーナ]
次の勝負はずばり…持久走よ!▼
[サイラス]
…まあいい。▼
それじゃ、また朝まで走り続けるか!▼
[ルーナ]
のぞむところよ!▼

支援S

[サイラス]
ルーナ。
この間の勝負も壮絶だったな。▼
[ルーナ]
あんたの体力には恐れ入ったわ。
二人でうんと遠くまで走っていっちゃって…▼
[サイラス]
カムイが出撃の指示を出したのに
俺たちが見当たらなかったらしいな。▼
[ルーナ]
それで、あたしたちが怒られて勝負終了。
結果はまたしても引き分けってこと。▼
[サイラス]
改めて、すごいよ。
お前って奴は…▼
今日はそんな真の努力の天才に
これを渡そうと思ってな。▼
[ルーナ]
これは?▼
[サイラス]
開けてみてくれ。▼
[ルーナ]
…えっ?これって…▼
[サイラス]
そう、結婚指輪だ。▼
[ルーナ]
け、結婚って、あんた…▼
[サイラス]
…俺は本気だ。
ルーナ、結婚してほしい。▼
[ルーナ]
…………▼
…ダメよ。▼
[サイラス]
えっ、どうして…▼
[ルーナ]
どうしてって…
あたしは別の場所に帰らなきゃいけないし…▼
[サイラス]
別の場所に帰る?▼
どういうことだ?
お前の出身は暗夜じゃないのか?▼
[ルーナ]
そこに行くことになっても…
あんた、ついてこれる?▼
[サイラス]
…………▼
いいさ。▼
俺は努力の天才だからな。
できないことは何もない。▼
[ルーナ]
サイラス…▼
[サイラス]
それくらいお前に惚れているんだ。
女性としても人としても。▼
[ルーナ]
わかった。
じゃあ、受け取るわ。▼
[サイラス]
…あれ、意外だな。▼
[ルーナ]
何が?▼
[サイラス]
いや、意外とすんなりだったから…▼
[ルーナ]
そ、それは…
断ったらあんたがかわいそうだし…▼
こんなすごい指輪を
買った努力も認めてあげたいし…▼
努力の天才としては
あんたの努力を無駄にしたくなかったのよ。▼
[サイラス]
そうか。
優しいんだな、お前は。▼
[ルーナ]
…………▼
あのね。▼
[サイラス]
なんだ?▼
[ルーナ]
一つ言っておきたいことがあるの。
子どもができても一番はあたしにしてね。▼
[サイラス]
えっ?▼
[ルーナ]
自分の子どもなんだから溺愛してもいいわ。
でも、あたしのことはもっと溺愛して。▼
約束できる?
できないなら指輪は返しちゃうけど…▼
[サイラス]
…ふっ。▼
とことん溺愛してやるさ。
俺の愛をなめるなよ!▼

ベルカ

支援C

[サイラス]
ベルカ…
ちょっといいか。▼
[ベルカ]
…何?▼
[サイラス]
…いや、気のせいかもしれないから
聞き流してもらっていいんだが…▼
お前、悩みごとでもあるのか?▼
[ベルカ]
別に…▼
[サイラス]
そ、そうだよな。
気のせいだったみたいだ。すまない。▼
[ベルカ]
…どうしてそう思ったの。▼
[サイラス]
いや、なんというか…
深刻そうな顔をしてるから。▼
[ベルカ]
…それ、よく言われるわ。▼
怒ってるの、とか…
悲しいことでもあったのか、とか…▼
でも、別にそういうわけじゃない。▼
私は感情というものが薄いから…
きっとそう見えるだけ。▼
[サイラス]
えっ?
感情が薄いってどういうことだ?▼
[ベルカ]
よくわからない…
でも、きっとそうなのよ…▼
[サイラス]
…………▼
それは問題だぞ。
悩みごとがあるより問題だ。▼
[ベルカ]
…そうなの?▼
[サイラス]
当たり前だ。大問題だ。
だってそれじゃ、生きてて楽しくないだろ?▼
よし、俺が何とかしてやる。
仲間が困っているのは見過ごせないからな。▼

支援B

[サイラス]
では始めよう。
気を楽にして俺の話を聞いてくれ。▼
[ベルカ]
わかった…▼
[サイラス]
あのな…▼
ぷぷ…▼
この間、ハロルドがな…▼
(一時暗転)
はぁ…はぁ…
ダメか…▼
[ベルカ]
…………▼
ダメって?▼
[サイラス]
だって、今のは
ハロルドの笑い話、百連発だぞ!?▼
俺がいろんな人に聞いてまわった
渾身の取材の結果だぞ!?▼
俺自身が爆笑しながら集めたんだぞ!?
それが、全然おもしろくないのか!?▼
[ベルカ]
…………▼
おもしろいという感覚がわからない…▼
[サイラス]
…え?▼
[ベルカ]
ハロルドも苦労してるな、とは思う。
でもそれくらいで…▼
[サイラス]
…なんということだ。▼
いったい、お前に何があったんだよ?
生まれつきなのか?▼
[ベルカ]
…よくわからない。▼
でも子どものころ貧民街で言われたのは…
感情が薄いのは親のせいだってこと…▼
[サイラス]
親のせい?
よかったら、話してくれないか?▼
[ベルカ]
…………▼
それは…▼
[サイラス]
そうか。
そうだよな。▼
いや、いいんだ。誰にでも言いたくないことの
一つや二つあるもんだ。▼
とにかく俺は次の手を考えるからな。
され…どんな方法がいいか…▼
[ベルカ]
…………▼

支援A

[ベルカ]
サイラス…
親のことだけど…話す…▼
[サイラス]
…えっ? いいのか?▼
[ベルカ]
…ええ。▼
私の親は…
多分、私のことを愛していなかった…▼
[サイラス]
愛していなかったって…
どうして?▼
[ベルカ]
物心ついたころには
親に捨てられていたから…▼
そのあと私は一人で
貧民街で生きてきたの…▼
初めて仕事で人を殺したのは…
十歳に満たない年齢のときだったわ。▼
[サイラス]
そんな子供が…
殺しの仕事ができるものなのか…▼
[ベルカ]
私は貧民街で…
師匠と呼べる人に出会ったの。▼
その人は私に様々な殺しの技術と
一人で生きていく術を教えてくれた…▼
[サイラス]
その人は今どこに?▼
[ベルカ]
…私が殺したわ。▼
[サイラス]
えっ?▼
[ベルカ]
その人を殺すように依頼されたから…▼
[サイラス]
そんな…どうして…▼
[ベルカ]
断る理由がなかったから…▼
[サイラス]
…うっ。
…ううっ。▼
[ベルカ]
サイラス…泣いてるの?▼
[サイラス]
ああ。泣いてる。▼
[ベルカ]
どうして、サイラスが泣くの?▼
[サイラス]
お前の境遇を聞いてたら…
悲しくなってきたんだ。▼
[ベルカ]
…私はサイラスがうらやましい。▼
[サイラス]
えっ?▼
[ベルカ]
サイラスみたいに笑ったり泣いたりできたら
どんなにいいだろうと思う。▼
悲しいという気持ちがもっと強ければ…
私も師匠を殺さなかったかもしれない…▼
[サイラス]
…ベルカ。▼
わかった。
絶対に俺がなんとかしてやる!▼
たとえ何年かかっても…!▼
[ベルカ]
…サイラス。▼
…ありがとう。▼

支援S

[ベルカ]
サイラス…▼
[サイラス]
ベルカ、待ってたぞ。▼
今日はお前にプレゼントを持ってきた。
受け取ってくれ。▼
[ベルカ]
これは…何?▼
[サイラス]
開けてみればわかる。▼
[ベルカ]
…え。これって…▼
[サイラス]
結婚指輪だ。▼
[ベルカ]
…………▼
[サイラス]
結婚してほしい。▼
そして、俺がお前に
一生かけて感情を教えてやる。▼
俺みたいに、普通に泣いたり笑ったり
できるようになるさ。▼
[ベルカ]
…………▼
[サイラス]
…………
…ベルカ?▼
[ベルカ]
…………▼
[サイラス]
…ベルカ、泣いてるのか?▼
[ベルカ]
…わからない。
これが泣くってことなの?▼
私、悲しいの?
悲しくて泣いているの?▼
[サイラス]
どうだろうな。
人は嬉しいときにも涙を流したりするが。▼
[ベルカ]
…嬉しいときにも。▼
ありがとう、サイラス。
私、結婚する…▼
[サイラス]
ほんとか?▼
[ベルカ]
正直、この涙の意味が
私にはまだよくわからない…▼
でも、サイラスの側にいたら、
いつかきっと理解できそうな気がする。▼
[サイラス]
ああ。任せておけ。▼
[ベルカ]
もし、サイラスのように
泣いたり笑ったりできるようになったら…▼
私、師匠のために泣いてもいい?
後悔と償いの涙を流してもいいの?▼
[サイラス]
もちろんだ。
お前の涙が枯れるまで抱きしめていてやる。▼
[ベルカ]
…ありがとう、サイラス。▼

ピエリ

支援C

[サイラス]
ピエリ。
二人で話すのは初めてだな。▼
お前の噂は聞いたことがある。▼
[ピエリ]
噂ってなんなの?
ピエリ、そんなに有名人じゃないはずなの。▼
[サイラス]
自覚がないのか?▼
[ピエリ]
わからないの。
説明してなの。▼
[サイラス]
お前は昔から、家の従者とかに
色々とひどいことをしてきたとか…▼
[ピエリ]
…それが、噂になっているの?
理由がわからないの。▼
[サイラス]
わからないのか?
…驚きだな。▼
[ピエリ]
なぜ驚くの?
やっぱり理由がわからないの。▼
理由を教えてほしいの!▼
[サイラス]
といわれても、俺から
話していいものやら…▼
[ピエリ]
うう。そんな。
理由を知りたい知りたい知りたいの!▼
ふぐ…ふぐ…
ふぇーん!!▼
[サイラス]
といってもな…
やれやれ、どうしたものか。▼

支援B

[ピエリ]
イライライライライラ!
イライライライライラなのっ!!▼
[サイラス]
ピエリ…▼
[ピエリ]
あ、サイラスなの!
あなたなんて大嫌いなの!▼
あなたに理由を教えてもらえなくて
すごくイライラしているの!▼
[サイラス]
…………▼
そのことだが…
お前の事をマークス様と話してみた。▼
マークス様はお前のことを
かなり目にかけているようだ。▼
…はっきりとはおっしゃられなかったが
俺より買っておられるようでもあった。▼
[ピエリ]
よくわからないの。
つまりどういうことなのっ!?▼
[サイラス]
…あまり迷わせることを
言わない方がいいのだろうということだ。▼
余計なことを言ってすまなかった。
あの時した話は忘れてくれ。▼
[ピエリ]
…なんだかすっきりしないけど
忘れてくれと言うなら忘れてあげるの。▼
[サイラス]
そうか。すまないな。▼
[ピエリ]
ふん、なの!
忘れてあげるけど、許さないの!▼
あなたなんて大嫌いなの!▼
[サイラス]
行ってしまったか…▼
しかし、マークス様の役に立っているとはいえ
あの残虐性はなんとかしなければな。▼
従者という抵抗できない者へ
向けられるならなおさらだ。▼
さて、どうしたものか…▼

支援A

[ピエリ]
イライライライライラ
イライライライライラなのっ!▼
サイラスに言われたことが
まだ頭から抜けないの!▼
出撃して敵をたくさん倒しても
ちっとも物足りないの!▼
[サイラス]
ピエリ…
改めて謝りにきた。▼
[ピエリ]
謝っても許さないの!▼
[サイラス]
だろうな。
そう言うと思った。▼
だから覚悟を決めてきたんだ。
…さあ、俺を切り刻め。▼
[ピエリ]
えっ?▼
[サイラス]
俺を切り刻んで気が晴れるなら
好きなだけやるがいい。▼
[ピエリ]
ほ、本当にいいの?▼
[サイラス]
ああ。
男に二言はない。▼
[ピエリ]
わ、わかったの…▼
えいっ!
えいえいっ!▼
[サイラス]
…………▼
[ピエリ]
ずるいの!
サイラスは防御してるの!▼
防御したら血しぶきが見られないの!▼
[サイラス]
ははは。▼
だったら防御を解かせるくらい
うまく切り込んでくるしかないぞ。▼
さあ、やってみろ。▼
[ピエリ]
うーん…わかったの!
行くの!▼
はぁ…はぁ…
疲れたの…▼
[サイラス]
たいした腕だ。
マークス様が贔屓にする気持ちもよくわかる。▼
[ピエリ]
ピエリ、不思議な気持ちなの…▼
あなたから血しぶきを出せなかったのに
ピエリ、とてもすっきりしているの…▼
[サイラス]
そうだろう。▼
血しぶきなどなくても、
人は汗をかくとすっきりするもんなんだ。▼
[ピエリ]
そうなの?
すごい発見なの…▼
[サイラス]
そうだ。これからは家の従者たちにも…▼
[ピエリ]
わかったの。
従者たちとも汗をかくようにするの。▼
[サイラス]
それがいい。▼
[ピエリ]
でも、サイラスも
ピエリの汗をかく相手をするの。▼
[サイラス]
ああ。この程度でよければ、
いつでも相手になるぞ。▼
[ピエリ]
ありがとうなの!
ピエリ、サイラス大好きなの!▼

支援S

[ピエリ]
サイラス。
なんの用なの?▼
[サイラス]
よく来てくれた。
話したいことがあるんだ。▼
実はお前の家に行って
父親と話をしてきた。▼
[ピエリ]
な、何を話したの?
もしかして、ピエリの悪い話とか…▼
[サイラス]
そうじゃない。
結婚の意向を伝えてきたのだ。▼
[ピエリ]
…え?結婚?▼
?▼
ピエリ、なんだかよくわからないの。▼
[サイラス]
簡単に言おう。
俺はお前のことが好きだ。▼
だから結婚したい。
そう思っている。▼
[ピエリ]
えーーーーっ?▼
サイラスは、ピエリのこと
嫌いだったんじゃないの?▼
[サイラス]
そんなことはない。▼
[ピエリ]
…そうなの?
なら良かったの。▼
サイラスがピエリのこと嫌いじゃなくて…
ピエリ嬉しいの!▼
[サイラス]
そうか。
…ピエリ、なんだか最近素直になったな。▼
[ピエリ]
そうなの?
ピエリ、自分ではよくわからないの。▼
[サイラス]
そんな風に素直なピエリを見てると、
なんだか愛しくてたまらなくなってきてな。▼
そこで、挨拶を…となったわけだ。
迷惑だったか?▼
[ピエリ]
そんなことはないの。▼
ピエリに優しくしてくれるサイラスは
好きなの。▼
[サイラス]
本当か?▼
[ピエリ]
そうなの!▼
でも結婚したら…
家事とかしなきゃダメなんでしょ?▼
[サイラス]
それは心配要らないさ。▼
家事は従者がやってくれる。
俺の家にも従者はたくさんいるからな。▼
[ピエリ]
そ、そうなの?▼
[サイラス]
ああ。
ただし、ひどいことをしちゃ駄目だぞ。▼
[ピエリ]
分かっているの。
サイラスの従者とも一緒に汗を流すの。▼
それから、サイラスには毎日
ピエリがお料理を作ってあげるの。▼
[サイラス]
それならなんの問題もない。
じゃあ、マークス様に伝えにいこう。▼
[ピエリ]
マークス様に話したらどうなるの?▼
[サイラス]
きっと喜んでくれるさ。▼
[ピエリ]
そうなの?
それならピエリも嬉しいの!▼
サイラス、好きなの!
今までで一番、だーーーい好きなの!▼
[サイラス]
ああ、俺もだよ。▼

シャーロッテ

支援C

[シャーロッテ]
サイラスさ~ん!▼
[サイラス]
お前は…シャーロッテだったか?▼
[シャーロッテ]
そうです~!▼
名前を知っていてくださったなんて…
感激です~!▼
てへっ!▼
[サイラス]
…………▼
[シャーロッテ]
あ、今…
すごいことに気づきましたぁ~!▼
サイラスさんの目の色と髪の色って、
同じなんですね。▼
すごく素敵だと思います~!▼
キュン!▼
[サイラス]
…………▼
それでなんの用だい。▼
[シャーロッテ]
お忙しいところすみません!
一つお聞きしたいことがあったのです~。▼
サイラスさんは、カムイ様の
ご親友って本当ですか~?▼
[サイラス]
ああ、そうだ。
あいつのためならこの命を捧げてもいい。▼
それくらいの仲だ。▼
[シャーロッテ]
あぁ…▼
[サイラス]
いきなり倒れてどうしたんだ。
具合でも悪いのか?▼
[シャーロッテ]
…ご、ごめんなさい。
あまりに素敵で卒倒してしまいました。▼
そうだ!▼
今度、サイラスさんのために
お弁当を作ってきますね~!▼
[サイラス]
…どうしてそういう話の流れになるんだ。
俺にはお前に弁当を作ってもらう理由がない。▼
[シャーロッテ]
理由ならあります!▼
だって私のこと…
サイラスさんに知ってもらいたいから…▼
[サイラス]
…………▼

支援B

[シャーロッテ]
サイラスさ~ん!
お弁当、作ってきました~!▼
[サイラス]
そうか、助かるぞ。
ちょうど腹を空かせていたところだ。▼
[シャーロッテ]
あ、あの~。
その前に一つ確認してもいいですか~?▼
[サイラス]
ああ。▼
[シャーロッテ]
サイラスさんはカムイ様の親友だって
言っていたじゃないですか~。▼
[サイラス]
そうだ。
しつこい奴だな。▼
[シャーロッテ]
でも噂だと、カムイ様は
そう思っていなかったって…▼
[サイラス]
えっ?▼
[シャーロッテ]
正確に言いますと、サイラスさんが
カムイ様と久々に再会されたとき…▼
カムイ様はサイラスさんを
覚えていなかったそうですね。▼
それって…
事実関係はどうなんですか?▼
[サイラス]
俺とカムイは幼いころからの
知り合いなんだが…▼
俺は頻繁に王城を
出入りできるわけではなかったからな。▼
だからカムイが俺のことを
覚えていなくても不思議ではない。▼
しかし、今、俺とカムイが
親友なのは間違いではないぞ。▼
[シャーロッテ]
ストーーーップ!▼
[サイラス]
な、なんだ?▼
[シャーロッテ]
頻繁に王城を出入りできない?
サイラスさんは王族じゃないんですか~?▼
[サイラス]
ああ、王族ではない。▼
[シャーロッテ]
…………▼
ちっ!▼
あー弁当なんか作って損した。
損どころか大損よ。▼
[サイラス]
え?▼
[シャーロッテ]
親友っていうからてっきり王族だと思ったのに。
違うなんて。▼
もしかしたら親友ってのも怪しいかも。
そうなったら、あなた、価値ゼロよ。▼
[サイラス]
シャ、シャーロッテ…?▼
[シャーロッテ]
王族じゃないなら弁当はあげないから。
その辺の草でも食ってな。▼
[サイラス]
まあ、確かに俺は王族ではないが…▼
一応、こう見えて貴族だ。▼
[シャーロッテ]
…………▼
…………▼
え、え~っ!?▼
すごいじゃないですか~!▼
さぁ、サイラスさん。
早くお弁当、食べてみてくださいよぅ~!▼
[サイラス]
…………▼

支援A

[サイラス]
シャーロッテ。
ちょっといいか。▼
[シャーロッテ]
…な、なんですか~?▼
[サイラス]
まじめに話したい。
お前は心に問題を抱えているようだからな。▼
[シャーロッテ]
…えっ?
も、問題ですかぁ~?▼
[サイラス]
そうだ。
お前は突如として人格が入れ替わる。▼
あれはどう見ても問題だ。
しかも深刻な。▼
でも、恥じることはない。▼
自分の心としっかりと向き合えば
きっと問題は解決することだろう。▼
俺は仲間を見捨てることができない性分だ。
だからとことんまで付き合ってやる。▼
[シャーロッテ]
…………▼
[サイラス]
そこに座ってくれ。
まずは幼少期の話から聞かせるんだ。▼
[シャーロッテ]
…へっ?▼
[サイラス]
なぜそのような心を持つに至ったのか…
俺が本気で突き止めてみせる。▼
だから安心して、語ってみてくれ。▼
[シャーロッテ]
…………▼
…わ、わかったわよ。▼
[サイラス]
まず、生まれは?▼
[シャーロッテ]
私は普通の家に生まれたわ。
普通って言っても裕福ではなかったけど。▼
[サイラス]
そのことに対して不満は?▼
[シャーロッテ]
不満っていうか…たまに見かける
王族の華やかな姿にあこがれたのは確かよ。▼
ああいう生活がしたい…
家族に楽をさせたい…▼
そんな一心で武器の腕を磨いて
王城の兵士にまで上り詰めたの。▼
[サイラス]
…なるほどな。
少し見えてきた。▼
今の地位よりも上に行くには、
戦場で武勲を上げなければならない。▼
だが誰よりも武勲を上げようと思えば、
戦場で女を捨てなければならなくなる。▼
本来、女らしい性格のお前にとって
それは苦痛だったのだろう。▼
そのジレンマが歪んだ二重人格を生み出した。
どうだ?俺の読みは?▼
[シャーロッテ]
ま、まあ…
そんなところかもしれないわね。▼
[サイラス]
だとしたら…
俺の中でお前の好感度は上がった。▼
[シャーロッテ]
えっ?▼
[サイラス]
俺も腕一本で王城騎士まで上り詰めた者…
お前の立場には共感できる。▼
[シャーロッテ]
そ、そう…▼
[サイラス]
よし。
ではもう一度、幼少期からだ。▼
[シャーロッテ]
えっ?
まだ話すの?▼
[サイラス]
当然だ。
今度はもっと細かく具体的に聞いていく。▼
一緒に心の闇をあぶりだそう。
さあ、語ってくれ。▼

支援S

[シャーロッテ]
来たわよ。
話ってなに?▼
また昔の話をしなきゃならないの?▼
[サイラス]
いや、今日はいい。▼
というより…
今日は俺の話を聞いてくれ。▼
[シャーロッテ]
えっ?
私が聞くの?▼
[サイラス]
そうだ。
だが、その前に…▼
これを受け取ってくれ。▼
[シャーロッテ]
これ…指輪?▼
[サイラス]
シャーロッテ。
俺と結婚してほしい。▼
[シャーロッテ]
…………▼
えぇぇぇぇぇぇぇ!?▼
[サイラス]
もし、お前さえよければ…だが。▼
[シャーロッテ]
…………▼
い、いいに決まってるじゃない。▼
貴族とか抜きにしても
あなたは素敵な人だし…▼
[サイラス]
それは嬉しい言葉だな。▼
[シャーロッテ]
でも、本当にいいの?
私の二重人格って問題は解決してないんだよ。▼
[サイラス]
それについても考えが変わった。▼
お前は別に問題を抱えていない。
だから、今のままでいい。▼
裏表のある性格…
それもまたお前の魅力の一つだ。▼
[シャーロッテ]
それって誉めてるの?▼
[サイラス]
もちろんだ。▼
真っ直ぐに生えた木は美しいが、
複雑に絡み合った蔦もまた美しい。▼
人間の魅力というもんは幅広いからね。▼
[シャーロッテ]
…私が複雑に絡み合った蔦だってこと?▼
[サイラス]
複雑な人間ほど味わい深い。▼
シャーロッテとなら、
一生側にいても飽きないだろう。▼
[シャーロッテ]
わ、わかったわ…▼
こんなふつつか者ですが…
よろしくお願いします…▼
きっとあなたを退屈させないわ。▼
[サイラス]
ああ。
年老いて死ぬまで楽しませてくれ。▼
俺もお前を楽しませられるよう、
努力しよう。▼

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Last-modified: 2020-09-04 (金) 15:44:33
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