章別会話
3章 連れ去られた王女†
ナレーション†
(アイオテ、ミシェイル、ミネルバ)
かつて、マケドニア地方は
ドルーア帝国の領地であった。▼
100年前、大陸全土を支配した竜人族は
この未開の密林に多数の奴隷を送り込み、▼
いせきの発掘と国家の建設を推し進めた。▼
多くの者が、食べ物も与えられず
無理やり働かされ、そして殺された。▼
そんな悲惨な状況の中で、一人の若者が
立ち上がった。名をアイオテと言う。▼
彼は仲間と共に密林に逃れ、飛竜に
うちまたがって奴隷解放の戦いを続けた。▼
ドルーア滅亡後、奴隷たちは自らが
切り開いたこの豊かな土地に国を作った。▼
そして、勇者アイオテを初代
国王として迎えたのである。▼
後に竜騎士の国として恐れられた
マケドニアは、このようにして生まれた。▼
だが、その強国マケドニアも▼
アイオテの再来とまで言われた
ミシェイル王子はすでになく、▼
そして今また<赤い竜騎士>と呼ばれた
ミネルバ王女までも失おうとしていた。▼
オープニング†
主人公の技†
(城内)
- [主人公]
- はっ! はぁっ!▼
- [ジェイガン]
- 寝る間を惜しんでの技の訓練か。
感心だな、クリス。▼
- [主人公]
- これは、ジェイガン様。▼
- [ジェイガン]
- 強い力や硬い守備も
無論大事だが…
技もまたおろそかにはできぬ。▼
どれほど強い力で攻撃しようと、
技がなくては
敵に当てることができぬからな。▼
その点で言えば、
そなたの技は…▼
(ここから分岐)
Aパート†
- [ジェイガン]
- そなたの技は、すでに達人の域…
わしが言うべきことは何もない。
そのまま励むのだ。▼
- [主人公]
- ありがとうございます、ジェイガン様。▼
Bパート†
- [ジェイガン]
- そなたの技は、なかなかのものだ。
他の騎士たちにもひけをとらぬ。▼
訓練でも実戦でも経験を積めば、
さらに技をみがくことができよう。
精進するのだ。▼
- [主人公]
- はい、ジェイガン様。▼
Cパート†
- [ジェイガン]
- そなたの技は、
まだまだ未熟…
これからももっと成長せねばらなぬ。▼
素質の向き不向きはあるが…
訓練でも実践でも経験を積めば、
技をみがける。精進するのだ。▼
- [主人公]
- は、はい、ジェイガン様。▼
出撃準備†
ジュリアン、レナについて ★★★†
(城内)
- [主人公]
- マルス様。偵察によれば
次の戦場はこのようになります。▼
- [マルス]
- 村が多いな。
民たちが略奪にあわないよう
戦わなければいけないね。▼
そういえばこのあたりは、
ジュリアンとレナが
暮らしていたはずだ。▼
- [主人公]
- ?
ジュリアンとレナ…
前の戦いの仲間ですか?▼
- [マルス]
- ああ。クリスにも話しておこう。
ジュリアンとレナは今、
修道院で子供たちのために働いている。▼
二人は恋人同士、なのかな。
ジュリアンは元盗賊、
レナは心優しいシスターだ。▼
以前、山賊に捕まっていたレナを
ジュリアンが命がけで助け出したんだ。
その時にぼくたちとも出会った。▼
(回想)
- [レナ]
- ジュリアン
私の事はもういいから
あなただけでも逃げて!▼
- [ジュリアン]
- そうはいかねえよ。
それじゃ、なんのためにオレは
奴らを裏切ったのか分かりゃしねぇ。▼
(改装終了)
(城内)
- [マルス]
- そうだ、レナには
マチスというお兄さんがいるんだ。
マケドニア軍にいるらしい。▼
- [主人公]
- マケドニア軍、ということは
そのマチスは
敵軍の中にいる可能性も?▼
- [マルス]
- うん。
出来れば戦いたくはない。▼
もし、ジュリアンか
レナがいてくれれば
説得できるかもしれないが…▼
現在の状況について 3章 ★★†
(城内)
- [ジェイガン]
- 国境の森は突破した。
いよいよマケドニアの反乱を収め
ミネルバ王女を救出する時だ。▼
それにしても、なぜニーナ様は
ファイアーエムブレムを
マルス様に託したのであろうか…▼
あれはアカネイア王家の代理として
正義の戦いを行うものに
渡されるべきもの。▼
アカネイアはハーディンが
平和を保っておるだろうに…▼
ラングを司令官に使っていることといい
ハーディンはいったいどうしたのだ?▼
まあ良い。
マルス様はこの戦いが終われば
ニーナ様の元へ行くとおっしゃった。▼
時がくれば、明らかにあるであろう。
まずはこの
マケドニアの反乱を収めることだ。▼
戦闘開始†
行方不明のシスター †
(草原)
- [パオラ]
- ジュリアン! カチュアが
やっとアリティア騎士団を
連れてきてくれたわ。▼
わたしは彼らと一緒に
ミネルバ王女を助けに行く。▼
あなたは、レナを連れて
はやくお逃げなさい。▼
- [ジュリアン]
- それが駄目なんだよ、パオラ。
レナさんがいなくなっちまったんだ…
オレ一人じゃ逃げられないよ。▼
- [パオラ]
- えっ、レナも…
マリア王女も行方が分からないというし
シスターばかりどうして…▼
- [ジュリアン]
- とにかくオレは
村の中を、探してみる。▼
すまない、パオラ。
マルス王子に、ヨロシクな。▼
マップ †
死んだとでも思ったか(3ターン目敵フェイズ開始時)†
(城門)
- [ミシェイル]
- リュッケよ、
お前のような気の小さい男が
大それたことをしたものだな。▼
ハーディンにまんまと
のせられたか。▼
- [リュッケ]
- あ!…あなたは…
どうして…▼
- [ミシェイル]
- 死んだとでも思ったか。
ふふ…まあいい。▼
それよりも、
ミネルバを俺に渡せ。▼
俺はもうこの国には
未練はない。
お前たちの好きにするがいいさ。▼
しかし、あいつだけは
俺がこの手で、始末しないと
気がすまぬ。▼
- [リュッケ]
- はぁ…しかし。
ミネルバ王女は、すでに虫の息…
もはや助かるまいかと…▼
- [ミシェイル]
- つべこべ言わずに、はやく連れてこい。
それとも俺のこの槍で
串刺しにされたいか。▼
- [リュッケ]
- は、はい、わかりました。
おい、誰か
王女を、お連れしろ!▼
- [ミシェイル]
- ミネルバ、久しぶりだな。
その、無様な姿
お前らしくもない。▼
大事なマリアを失い
部下にまで見離されて
これが、お前の言う理想の国なのか。▼
- [ミネルバ]
- ミ…ミシェイル…
どうして…▼
(村広場)
- [村人]
- この村のそばに、
大きな跳ね橋があるのを
ご存知ですか?▼
普段は通れませんが、
この跳ね橋の鍵を使えば
橋をかけることができます。▼
ただ、跳ね橋を渡ると、
跳ね橋の向こうの敵がいっせいに
襲い掛かってくるでしょう。▼
安全に進むなら、
あえて遠回りをして
進むほうが良いかもしれませんね。▼
このカギはお渡ししておきます。
もし使う時は、
どうかお気をつけください。▼
<跳ね橋のカギを手に入れた>
(村広場)
- [マルス]
- 君は、サジ!
君もマケドニアに来ていたのか。▼
- [サジ]
- 王子、お久しぶりです。
マジのやつはもうそっちに
合流してますかい?▼
おれたちタリス傭兵は、
王子の軍に加わりたくて
ここまでやってきたんです。▼
シーダ様はおれたちの主、
となりゃその旦那になる王子も
おれたちの大切なお人だ。▼
マルス王子、あんたは
このおれが命にかえても
お守りしますぜ。▼
(村広場)
- [ジュリアン]
- 王子、お久しぶりです。
オレです、
ジュリアンです。▼
- [マルス]
- ジュリアン!?▼
レナと一緒にマケドニアに行ったことは
聞いてたけどまさか、
こんなところで会えるなんて…▼
レナは、元気?
もちろん一緒だよね。▼
- [ジュリアン]
- それが…レナさんが
突然いなくなっちまって…
オレ…どうしたらいいのか。▼
- [マルス]
- えっ、待ってよジュリアン、
一体どうしたの。▼
- [ジュリアン]
- レナさん、昨日の夜から
行方がわからないんです。▼
村の者の話では
なんか不気味な司祭が
うろついていたらしくって。▼
どうやらレナさんは、そいつに
連れて行かれたみたいなんだ。▼
- [マルス]
- 司祭が?…▼
ジュリアン! マリア王女も
行方がわからないって言うし
何か、いやな予感がする。▼
とにかく、もうここにいても
仕方がないだろ。
ぼくたちと一緒に、おいでよ。▼
レナのことは、ぼくも気になる。
みんなで手分けして探そう。▼
- [ジュリアン]
- 王子…すみません。
どうか、お願いします。▼
民家1†
(民家内)
- [村人]
- 少し前にね
旅をしているっていう
パラディンがここに来たのよ。▼
仮面をしていたけど
外したら、
きっとステキな人だと思うわ。▼
優しくて
どこか、陰りがあって
あーあ、また会えないかしら。▼
民家2†
(民家内)
- [村人]
- ここだけの話だが
あの武器屋は、反乱軍と
グルらしいよ。▼
もし、入るのなら
襲われないように
気をつけた方がいいな。▼
民家3†
(民家内)
- [村人]
- マケドニアは
どうなっちまうんだろうね。▼
ミシェイル王子は死んだって言うし
マリア王女は
行方が分からないんだろ▼
その上、ミネルバ王女まで
捕らわれて命が危ないって
言うじゃないか。▼
ああ…
この国も、グルニアのように
なってしまうのかね…▼
民家4†
(民家内)
- [村人]
- ペガサス三姉妹も、
エストがいないから
寂しいのう。▼
わしは
トライアングル、アターック!
のファンじゃったのに・・・▼
おお、エストよ…
帰ってきておくれ。▼
マチス初戦時†
- [マチス]
- レナ・・・お前は今どこにいるんだ。
死ぬ前に、一度でいいから
お前に会いたかったな…▼
マチス撃破時†
- [マチス]
- レナ…
馬鹿な兄ちゃんを…許せ…▼
会話(ジュリアン→敵軍マチス)†
- [ジュリアン]
- おい! いい加減にしろよ。
何度も何度も
手を焼かせやがって。▼
それじゃ、レナさんが
あまりにもかわいそーだろうが▼
- [マチス]
- おおっ、ジュリアンか。
お前まだ、レナのまわりを
うろついてるのか。▼
駄目だぞ、お前のような盗賊に
かわいい妹は
絶対、渡せないからな。▼
- [ジュリアン]
- 心配すんな…
オレとレナさんは
そんな、仲じゃない。▼
ただ少しでもいい。
なんか、オレにできることで
力になってあげたいだけなんだ。▼
- [マチス]
- ほおー、ちゃんと
わかっているんだな。
エライぞ! ジュリアン。▼
- [ジュリアン]
- あんたなんかに、そんなこと
言われたかないけど…▼
まあ、いいや。
レナさんが、心配なら
一緒に来なよ。▼
- [マチス]
- おっ、そうか、ありがたい。▼
おれさ、無理やり
反乱軍にいれられたけど
戦うのは、嫌なんだよな。▼
よし、弟よ。
二人で、力を合わせて
かわいいレナを探そうぜ!▼
リュッケ初戦時†
(城門)
- [リュッケ]
- くっ、くそ…
何故アリティア軍が…
この上は貴様も道連れだ、死ね!▼
リュッケ撃破時†
(城門)
- [リュッケ]
- アリティア騎士団…
さすがだな…▼
クリア後†
あなたに従う気はない†
(玉座)
- [ジェイガン]
- マルス様。城内の敵は
全て逃げましたが、ミネルバ王女が
いらっしゃらないのです。▼
- [マルス]
- えっ、何故だ?
ミネルバは 城内に
囚われていたはずなのに…▼
- [ラング]
- ほおー、さすがはマルス殿。
ご苦労だったな。▼
マケドニアは我らが預かろう。
貴公には
新しい任務があるのでな。▼
- [マルス]
- ラング将軍、
今度は一体何をせよと?▼
- [ラング]
- 実はな…わしの城が襲われ
捕らえていたグルニアの
王子たちが連れ去られたのだ。▼
賊はマケドニアに逃げ込んだらしい。
王子よ、奴らを追え!
わしの前に引き出すのだ。▼
- [マルス]
- あの子供たちを…▼
- [ラング]
- おぬしは逆らえる立場ではなかろう?
せいぜいわしのために必死で励め、
マルス王子よ。▼
- [主人公]
- 貴様、マルス様に対して……!▼
いい加減にしろ!
マルス様は貴様の手先ではない!▼
- [ラング]
- な、なんだお前は!?
アリティアの雑兵が、
立場をわきまえよ!▼
マルスよ、
貴様の国は礼儀も
なっておらんようだな!▼
- [マルス]
- …無礼はお詫びする。▼
だがクリスの言うとおりだ。
ラング将軍、ぼくはもうこれ以上
あなたに従う気はない。▼
- [主人公]
- マルス様……!▼
- [ラング]
- なにを! わしの命令が
聞けぬと言うのか。そうか、
やはり貴様の仕業だったのだな。▼
グルニアの王子たちを連れ去ったのは
傭兵オグマだ。
貴様が命じたのだろうが!▼
- [マルス]
- ぼくは、知らない。
だが、出来ればそうしたかった。▼
あの時、あなたと戦ってでも
あの二人を助けるべきだった。▼
- [ラング]
- なに、貴様!
その言葉は、明らかに反逆だ!▼
ハーディン皇帝に報告しても
いいのだろうな!▼
- [マルス]
- 好きにすればいい。
だが、ぼくもいずれ
パレスに行くつもりだ。▼
ハーディン王やニーナ様に
この事実を伝え
あなたの罪を明らかにする。▼
ジェイガン、すまない。
だけど、ぼくはもう
我慢ができないんだ。▼
- [ジェイガン]
- 分かっております。
今までよく
ご辛抱なさいました。▼
ラングよ。我がアリティアの王子に対し
度重なる無礼、
王子が許されたとて、わしは許さぬ。▼
ラングよ、剣を取れ。
このジェイガン、老いぼれたとはいえ
おぬしなどには負けぬぞ。▼
- [ラング]
- な、な…なんだと!
くそっ、貴様ら…覚えていろ!!▼
皇帝に申し上げて
アリティアなど
ひねり潰してやる!▼
- [マルス]
- ジェイガン…驚いたな。
あなたが、あそこまで
言うなんて。▼
- [ジェイガン]
- 年よりの冷や水とでも?▼
ふふっ…王子。
わしとて、まだまだクリスら
若い者には負けませんぞ。▼
しかし、王子を止めるわしまでが、
ラングと争うとは
いささか、軽率でした。▼
- [主人公]
- マルス様、ジェイガン様。
これからどう致しましょうか?▼
- [マルス]
- ラングの話だと、オグマは
マケドニアに来ている。▼
ウェンデル司祭がおられる村を
訪ねるつもりなのだろう。▼
- [主人公]
- ウェンデル様?▼
- [マルス]
- ああ。魔道都市カダインの高司祭で、
前の戦いでも味方になってくれた。
今はマケドニアに暮らしているそうだ。▼
オグマが助けたあの子供たちは
ウェンデル様のもとで
育てられていたらしい。▼
ぼくたちもウェンデル様に
会いに行こう。▼
- [主人公]
- はっ、承知しました!▼
- [ジェイガン]
- だが、ラングがどうでるか…
悪いことが起きなければ良いのですが…▼
暗殺者の影†
- [ジェイガン]
- クリス、
以前マルス様を狙った
暗殺者どもの動向だが…▼
- [主人公]
- !
何かわかったのですか?▼
- [ジェイガン]
- 確かではないが
それらしき情報が入った。▼
数日前、マケドニアの
北の山脈へ向かった
不審な者どもがいるそうだ。▼
- [マルス]
- 北の山脈?
何が狙いなんだろう。▼
- [ジェイガン]
- うわさでは…先の暗黒戦争で
我々の仲間だった者たち、
彼らの行方を追う動きがあるとか。▼
暗殺者どもは、
我々のかつての仲間の命を
狙っている可能性があります。▼
- [マルス]
- だとすれば放ってはおけない。▼
ジェイガン、クリス、
敵を追おう。▼
- [ジェイガン]
- 承知しました。
それでは早速
行軍の準備を致しましょう。▼
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