章別会話
13章 氷の大地 †
ナレーション†
それはまさに、想像をこえた
道のりだった。▼
5000メートル…いや、
それ以上はゆうに上っただろう。▼
雲を眼下に見下ろし、
凍てついた山肌を上る。▼
息苦しい…
めまいがする…▼
彼らの体力も、
もはや限界に近づいていた。▼
オープニング†
主人公と訓練場 †
- [ジェイガン]
- クリスよ。どうだ、皆
訓練場には通っておるか?▼
訓練場は戦って経験を得ることは
もちろん、連勝すれば
さらに多くの経験を得ることも可能だ。▼
クリスよ、そなたは…▼
(ここから分岐)
Aパート†
- [ジェイガン]
- ほう、そなた…
見事なまでの連勝を重ねておるな。▼
- [主人公]
- はい、訓練場には
かなり通いつめました。▼
- [ジェイガン]
- そうか。ならば今さら
わしが言うべきことは何もない。
他の者たちにも勧めてやるが良い。▼
Bパート†
- [ジェイガン]
- ふむ、そなた…
すでに訓練場で連勝しておるな。
なかなかの成績だ。▼
- [主人公]
- はい。
ですが、もっと上を目指します。▼
- [ジェイガン]
- うむ、その意気や良し。
他の者たちにも勧めてやるが良い。▼
Cパート†
- [ジェイガン]
- ふむ、そなた…
連勝経験がまだないようだな。
あまり訓練場には行っておらんのか?▼
- [主人公]
- す、すみません。
お金がもったいなかったので…▼
- [ジェイガン]
- 戦いに勝てるうちはそれで良いが、
苦しくなってきた時は
経験がものを言う。▼
敵が強いと感じた時は、
訓練場で己を鍛えられることを
忘れぬようにな。▼
出撃準備†
アンリの道について ★★†
- [ジェイガン]
- 王女を守るために立ち上がった
勇敢なるアリティアの民の
活躍によって、▼
王女が生きていることを知った
パレスの人々も
再びドルーアと戦った。▼
解放軍のリーダー、カルタス伯は
アルテミスから託された
王家の盾をもって戦い、▼
彼らの働きによって戦いは
有利に進むかに、見えた。▼
ところが、ついに地竜族の王
メディウスが動きだしたのだ。▼
- [主人公]
- メディウス…!▼
- [ジェイガン]
- その、圧倒的な力の前に
アリティアの抵抗も
これまでかと思われた。▼
そんな時、一人の賢者が現れ、
はるか北の氷の神殿に
神剣があると伝えたのだ。▼
その剣をもってすれば地竜をも倒せる、
しかしそこにたどりつく道は
決して容易でない…▼
それこそが、アンリの道。
今我々が
進んでいる道だ…▼
現在の状況について 13章 ★★†
- [ジェイガン]
- 我らは死の砂漠も火竜の墓場も越えた。
氷竜神殿へと続くこのアンリの道も
もう少しであろう。▼
ガトー様から光のオーブを受け取れば、
ハーディンを支配している
闇のオーブにも対抗できる。▼
アリティアを奪回することも
ハーディンを救うことも
できるかもしれぬ。▼
戦闘開始†
哀れな奴ら †
- [マルス]
- チェイニー
ずいぶん、上ってきたけれど
まだなのか。▼
寒いし…それに
息が苦しくって…▼
- [チェイニー]
- もう少しさ。▼
ホラ、あそこに見えてるだろ
あれが、ガトーがいる
氷竜神殿だよ。▼
- [マルス]
- でも、驚いたな、
チキが神竜王の娘だなんて。▼
それに、ガトー様や君までが
神竜族だとは。▼
- [チェイニー]
- ああ…けどおれとガトーは
戦いの後、竜石を捨てた。
だから、もう二度と竜に戻れない。▼
ガトーはナーガのいいつけを
守って人間のために働いている。
だけどおれには
関係ないことさ。▼
おれは、人間が好きになれない。
力を失った竜族を
マムクートと蔑み、
虫けらのように扱う。▼
おれは、メディウスたちが
人間を憎む気持ちも
わかるんだ。▼
地竜の王族だったメディウスは
部族に逆らって、ただ一人
マムクートになった。▼
そしてナーガに命じられて
竜の祭壇を守っていた。▼
だが、おとなしかった人間が
やがて力をつけて
横暴になり、▼
おとなしく暮らす竜人族にまで
危害を加えはじめると、▼
人間の裏切りに激怒して
ドルーアの地に
マムクートを集め、▼
竜人族の王国をつくって
人間征服の戦いを始めたんだ。▼
ガトーは人間を助けるために
アンリにファルシオンを与え▼
カダインに学院をつくって
魔道まで教えた。▼
だが、おれは見てただけさ。
どちらが勝とうと、
おれには関係ないからな。▼
- [マルス]
- でも、それならどうして
ぼくを、助けてくれるの?
ぼくも、人間なのに…▼
- [チェイニー]
- お前は、他の奴とは違うよ。▼
それに、なんか見てると
あぶなっかしいからな…▼
- [マルス]
- うん…
ありがとう、チェイニー。▼
- [チェイニー]
- ば…馬鹿ばかだな。
礼なんかいいよ、照れるだろ。▼
とにかく、神殿へ行こう。
でも、氷竜には気をつけな。▼
奴らは、獣と同じだけど
本能的に、神殿を守ろうとしてるんだ。
あわれな奴らさ…▼
マップ †
ベック初戦時†
- [ベック]
- 無用な戦いは
したくないのですが…▼
ベック撃破時†
- [ベック]
- し、しまっ…た…▼
会話(マルス→敵軍ベック)†
- [マルス]
- 君は、ベックじゃないか!
まさかこんな場所で
君とまた会うなんて…▼
- [ベック]
- マルス王子
わたしも驚きました。
前の戦争以来ですね。▼
わたしはあの後、大陸のいろいろな場所を
旅してまわっていたんです。
そうしているうちに…▼
- [マルス]
- …こんなところにまで?
でも、蛮族の仲間になったわけじゃ
ないんだね、良かった。▼
ベック、
ぼくたちはまた戦っている。
君も共に来てくれないだろうか?▼
- [ベック]
- 私のシューターはもうありません。
今の相棒はこの馬です。▼
それでもよろしければ
協力致しましょう。▼
クリア後†
地竜封印の盾†
- [マルス]
- ガトー様は教えてくださらなかったけど
五つのオーブはよほど、
大切な物らしいね▼
チェイニーは、知ってるの?▼
- [チェイニー]
- ガトーは、おまえがショックを
受けるのを恐れて
言わなかったのさ。▼
オレが話してやるよ。
でも、後から聞かなきゃよかった
なんて、言うなよな▼
オーブは
地竜封印のための盾…▼
つまり、封印の盾に
埋め込んであったものさ。▼
神竜族に、古くから伝わる聖玉で、
それぞれに特殊な力が
秘められている。▼
盾そのものは、ただの台座で
五つの聖玉が封印の力を
生み出していると言うわけさ。▼
だから聖玉が一つでもかけると
封印は破られてしまう。▼
- [マルス]
- そうなのか。
でもそれなら、何故オーブが
ばらばらにあるんだ?▼
- [チェイニー]
- 盾が壊されたからさ。▼
ラーマン神殿に祭ってあった
封印の盾が、何者かに奪われ
壊されたらしい…▼
- [マルス]
- それは、いつ頃のこと?▼
- [チェイニー]
- 600年くらい前だと思う。
ガトーは、盾をとり戻すため
長い間、探し歩いた。▼
なんとか、五つの聖玉は
集めたけど、盾は結局
見つからなかったらしい。▼
だけどせっかく集めた
五つの聖玉も、
前の戦争で
ラーマン神殿が荒らされて
また、散らばってしまった。▼
- [マルス]
- そうか…
それでガトー様は
失われた聖玉…オーブを
探しておられたのか。▼
- [チェイニー]
- そうだ、星と光と大地…
そして闇と命のオーブがある。▼
光は、ガトーが持ってるけど
星は、砕けたし、
闇は、ガーネフからハーディンに
移ったようだ。▼
- [マルス]
- 大地のオーブは
アリティアにあるから
後は、命のオーブだね。▼
- [チェイニー]
- とにかく神殿の中に入ろう。
おれも、次からは手伝ってやるよ。
さあ、行こうぜ!▼
人外の地の影†
(場内)
- [ジェイガン]
- マルス様、お待ちください。▼
クリス、そなたにも
聞いてもらいたい。▼
先ほど知らせが入りました。
我々の後方で、
いくつかの人影を見た者がおります。▼
どうやら、後方で
戦闘が起こっているようです。▼
- [マルス]
- こんな所で誰が…?
今まであった蛮族か、
それとも例の暗殺者か…▼
- [ジェイガン]
- 何しろここは人外の地。
普通の人間と思えませんな…▼
まずいことに、
雪が強くなってまいりました。
戦うとなると厄介ですな。▼
- [マルス]
- だが、もし戦っているのが
ぼくたちの味方なら…▼
[主人公]|
はい。放ってはおけません。▼
- [マルス]
- 戦いが終わる前に確かめたい。
行こう!▼
コメント†