章別会話
1章 グルニア遠征†
ナレーション†
(竜)
かつて、「暗黒戦争」と呼ばれた
戦いがあった。▼
マルス王子率いる英雄たちと
ドルーア帝国との壮絶な戦い、▼
それは地竜王メディウスの
消滅と共に終わりをつげた。▼
炎の紋章の元に集いし
戦士たちもそれぞれの国に戻り、▼
荒れ果てた祖国の再建に
力を尽くした。▼
(廃墟)
アカネイア七王国と
呼ばれた国々のうち▼
グラとグルニアはすでに滅亡。▼
アリティア、オレルアン、マケドニア、
タリスは深い傷跡を残し、▼
大国アカネイアも
また再建途上にあった。▼
(テラス)
そんな、まだ戦乱冷めやらぬ王都パレスで
一つの重大な出来事が起こった。▼
オレルアンの王弟ハーディンが
ニーナ王女と結ばれ、▼
アカネイアの第24代国王と
なったのである。▼
王位についたハーディンは▼
その強引とも思えるやり方で
またたく間に国力を回復し、▼
多くの兵を集めて
強大な軍隊を作り上げた。▼
そしてアカネイア神聖帝国の再興を宣言、
自ら皇帝となったのである。▼
(山岳と暗雲)
- [ナレーション]
- ドルーアとの戦いが終わって一年余り。▼
世界は、穏やかに時を
刻んでいるかのように見えた。▼
だが、どこかで運命の歯車が
狂いだしていた。▼
(城とテラス)
暗黒戦争が終わって1年の後。
戦乱に荒れたアリティア王国も、▼
マルス王子らの努力によって、
ようやく落ち着きをとり戻し始めていた。▼
マルス王子とシーダ王女の
婚礼も発表され、▼
アリティアの人々は、二人の幸せそうな
姿に喜びを分かち合った。▼
だが、しかし…
婚礼を間近に迎えたある日、▼
突然、帝都パレスから
一通の命令書がもたらされた。▼
<親愛なるアリティアの
マルス王子に告ぐ▼
アカネイア占領下にあるグルニア王国で
大規模な反乱が起こった模様。▼
ついては 貴国にグルニア
討伐の手助けを要請したい▼
王子はアリティアの全軍を率いて
ただちに出撃し、▼
グルニアの反乱を制圧されよ
アカネイア皇帝>▼
アカネイア王国は、アリティアにとって
父なる国。その命令は絶対である。▼
やむなくマルスは、
騎士カインらに祖国の守りを命じ、▼
ジェイガンや聖騎士アラン、そして
新たに任じられた若い騎士たちと共に、▼
グルニア遠征へと旅立ったのであった。▼
オープニング†
(草原)
- [マルス]
- クリス、
目的地はもうすぐだ。
きみにとってはこれが初陣だね。▼
これからの戦いは、今までとは違う。
戦場で倒れることは死を意味する。▼
失った味方は二度と戻らない…
それが戦場だ。
どうかくれぐれも気をつけて欲しい。▼
- [主人公]
- 承知しました、マルス様。▼
- [マルス]
- 君も仲間達も、
できれば誰も死なずに
戦いが終われば良い…▼
- [主人公]
- マルス様…▼
- [ジェイガン]
- マルス様、輸送隊の準備が整いました。
また、武器を売ってくれる商人も
我が軍に同行してくれるようです。▼
彼らのおかげで戦いの準備が
随分と便利になりましたぞ。▼
- [マルス]
- ありがとう、ジェイガン。
では、さっそく
戦いの準備にかかろう。▼
出撃準備†
グルニア王国について ★★★†
(城内)
- [マルス]
- クリス、君はアリティアの
国外に出るのは初めてだったね。▼
- [主人公]
- はい。
マルス様は先の戦争で、
グルニアにも?▼
- [マルス]
- ああ。以前の暗黒戦争で
グルニアはぼくたちの敵側だったんだ。
でも、将や民たちに罪はない。▼
戦いたくない、
立派な人物も数多くいた。
たとえば、ロレンス将軍…▼
ロレンス将軍は前の戦争で
ぼくたちの味方として戦ってくれた。▼
(回想)
- [ロレンス]
- マルス殿
わしは貴公にお味方しよう。
我が祖国の明日のために。▼
(回想終了)^
(城内)
- [マルス]
- 戦争後、破れたグリニアは
今はアカネイア王国の
支配下にあるけれど、▼
アカネイアの許可の下で
ロレンス将軍が治めている。▼
彼は民を思う優れた指導者だ。
彼ならグルニアの民も
安心して暮らしていけるよ。▼
- [主人公]
- なるほど。
しかし、何故反乱など
起こったのでしょうか?▼
- [マルス]
- それがわからないんだ。
一体何が起こっているのか…▼
遠征軍について†
(城内)
- [ジェイガン]
- クリス、
新人騎士たちの様子は?▼
- [主人公]
- はっ!
皆、やる気に満ちています。▼
- [ジェイガン]
- うむ。▼
今回の遠征の戦力だが…
わしはもはや老骨、
前線で戦う役は務まらぬ。▼
そなたら新人騎士たちと、
聖騎士アラン、ドーガ、ゴードン。
以上が主戦力となろう。▼
中でも一番の戦力となるのは
聖騎士アランだ。
そなたにも紹介しておこう。▼
- [アラン]
- 近衛騎士クリス、
直接話すのは初めてだな。
私がアランだ。▼
- [主人公]
- クリスです。
誉れ高き聖騎士アラン殿と
共に戦えて光栄です。▼
- [ジェイガン]
- アラン。戦場からの報告では、
敵は賊どもだ。
聖騎士であるそなたの敵ではないな。▼
- [アラン]
- 無論です。ですがジェイガン殿、
出来れば、クリスら新人騎士に
活躍の場をお与えください。▼
私は今更
これ以上強くはなれませぬ。
だが、若い彼らはそうではない。▼
クリスたちは実践を経て、
いずれは私を超えるほどに
成長してくれるはずです。▼
- [主人公]
- !
アラン殿…▼
- [アラン]
- クリス、
戦場で力をつけ、
一刻も早く私を超えるのだ。▼
アリティア軍の未来を支えるのは
私ではない。貴公なのだ。▼
- [主人公]
- はっ!
アリティア騎士の重み、
肝に銘じます。▼
戦闘開始†
反乱鎮圧(主人公出撃) †
(草原)
- [ジェイガン]
- マルス様、
占領軍の司令官
ラング将軍がお見えです。▼
- [ラング]
- おおこれはマルス殿、
今頃おいでとは
呑気なことですな。▼
まあ折角だから
反乱軍のリーダー、ロレンス将軍の
始末は貴公にお任せしよう。▼
- [マルス]
- え!? 反乱軍を率いているのは
ロレンス将軍なのですか!?
何故彼が反乱などを…▼
- [ラング]
- さあな…
わしは、そんなことは知らん。▼
マルス殿、ロレンスを殺し
ヤツがかくまっている
グルニア王家の子供たちを捕らえよ。▼
我らは、その間に
反乱に参加した者どもの
家族を皆殺しにし、村を焼き払う。▼
- [マルス]
- 馬鹿な!
何もそこまでしなくとも…▼
- [ラング]
- ば、馬鹿とはなんだ!
貴公は、わしの命令に従って
働けばよいのだ!▼
それとも、アリティアもまた
我がアカネイアに逆らって
反乱でも起こすと言うのか!▼
- [マルス]
- まさか! そんなことは…▼
- [ラング]
- マルス殿、
のぼせあがってはこまる。▼
我が帝国の力をもってすれば、
おぬしなどいつでも
叩き潰せることを忘れるな!▼
- [マルス]
- …ジェイガン。これは一体
どういうことだ。ハーディンは
あんな男にこの国を任せたのか…▼
- [ジェイガン]
- 王子、お気持ちは分かります。
ですがロレンスの反乱は事実。
まずは彼を何とかせねばなりません。▼
王子ご自身がロレンス将軍と
話をされてみては如何ですか。▼
わしは王子のお傍にあって
軍師を務めさせて
いただきましょう。▼
近衛騎士クリスよ!▼
戦場でマルス様が危地にある時は、
そなたがお守りするのだ。
頼んだぞ。▼
- [主人公]
- はっ! 了解しました。▼
- [マルス]
- クリス、君がいてくれれば心強い。
賊たちを倒し、
ロレンス将軍のもとへ向かおう!▼
- [主人公]
- はっ!▼
反乱鎮圧(主人公非出撃) †
(草原)
- [ジェイガン]
- マルス様、
占領軍の司令官
ラング将軍がお見えです。▼
- [ラング]
- おおこれはマルス殿、
今頃おいでとは
呑気なことですな。▼
まあ折角だから
反乱軍のリーダー、ロレンス将軍の
始末は貴公にお任せしよう。▼
- [マルス]
- え!? 反乱軍を率いているのは
ロレンス将軍なのですか!?
何故彼が反乱などを…▼
- [ラング]
- さあな…
わしは、そんなことは知らん。▼
マルス殿、ロレンスを殺し
ヤツがかくまっている
グルニア王家の子供たちを捕らえよ。▼
我らは、その間に
反乱に参加した者どもの
家族を皆殺しにし、村を焼き払う。▼
- [マルス]
- 馬鹿な!
何もそこまでしなくとも…▼
- [ラング]
- ば、馬鹿とはなんだ!
貴公は、わしの命令に従って
働けばよいのだ!▼
それとも、アリティアもまた
我がアカネイアに逆らって
反乱でも起こすと言うのか!▼
- [マルス]
- まさか! そんなことは…▼
- [ラング]
- マルス殿、
のぼせあがってはこまる。▼
我が帝国の力をもってすれば、
おぬしなどいつでも
叩き潰せることを忘れるな!▼
- [マルス]
- …ジェイガン。これは一体
どういうことだ。ハーディンは
あんな男にこの国を任せたのか…▼
- [ジェイガン]
- 王子、お気持ちは分かります。
ですがロレンスの反乱は事実。
まずは彼を何とかせねばなりません。▼
王子ご自身がロレンス将軍と
話をされてみては如何ですか。▼
わしは王子のお傍にあって
軍師を務めさせて
いただきましょう。▼
では王子、まいりますぞ!▼
マップ †
(民家内)
- [村人]
- おお・・・どうか
この子だけは許してくだされ。
まだ10才になったばかり。▼
- [マルス]
- おばあさん、ご安心ください。
その子を奪いにきたのでは
ありません。▼
- [村人]
- え…
おまえ様は帝国の人では?▼
- [マルス]
- いえ…違います。
ぼくたちは戦うために
来たのではありません。▼
何か必要なものがあれば言ってください。
食べ物も少しですが
置いていきます。▼
- [マリーシア]
- 待って…
お願い、
わたしも連れて行って…▼
- [マルス]
- えっ…
君…ほんとうに10才?▼
- [マリーシア]
- ほんとはもうオトナなの…
兵隊に連れて行かれるとまずいから
おばあちゃまがウソを言ったの。▼
ラングの兵士は獣のような
男ばかり。でもあなたは違う。
とても優しい目をしているもの。▼
ね、お願い。
わたしをこの国から連れ出して
あなたの国に連れて行ってほしいの。▼
- [村人]
- お若い方、
わしからもお願いする。
この娘を守ってやってくださらんか。▼
もし、おまえ様が望むなら
嫁にやってもよいぞ。▼
この子は、わしに似て
美人で気だてもよい。
きっと、よい嫁になるぞ。▼
- [マリーシア]
- やだー、おばーちゃんたら
まだ早すぎるよー。
マリーシア困っちゃう。▼
民家1†
(民家内)
- [村人]
- 前の戦闘が終わったとき、ニーナ様は
この国をロレンス将軍にゆだねて
自治を許されたのです。▼
ところが、ハーディンが皇帝に
なったとたんロレンス将軍は追放され
ラングの部隊がやってきた。▼
そしてラングは、わたしたちから
全てを奪っていったのです。▼
お金はもちろん
食べ物や、着るもの
そして家族までも…▼
ああ・・・
カミュ将軍さえいてくだされば
ラングなど恐れはしないのに。▼
民家2†
(民家内)
- [村人]
- ロレンス将軍は
若い頃にタリス島にいたことが
あるそうだ。▼
その頃のタリスは
まだ統一されておらず
いくつかの部族が争っていた。▼
将軍は一人の若い族長に
力を貸して、彼が島を
統一するのを助けたそうだ。▼
それ以来、将軍とその族長
つまり今のタリス王とは
付き合いが続いているらしい。▼
民家3†
(民家内)
- [村人]
- ロレンス将軍は、ウェンデル様から
子供を引き取り
グルニアで育てようとしていたのだ。▼
皇帝は二人を引き渡すように命じたが
殺されることを恐れた
将軍は王子たちを隠したのだ。▼
そして将軍は追放され
ラング司令官が来た。▼
ラングは、王子を探すために
とてもひどいことをした。
だからオレたちは立ち上がったのだ。▼
だが、もうそれも終わりだ。
この国の者はみんな
ラングに殺されてしまう!▼
民家4†
(民家内)
- [村人]
- 病死したグルニア王には
二人の子供があった。▼
ユミナ王女とユベロ王子といい
まだ13,4才の
双子のかわいい子供たちじゃ。▼
あの子たちは魔王ガーネフを恐れた
国王によって魔道都市カダインへ送られ▼
ずっと人質として暗い部屋に
閉じ込められていたそうな。▼
司祭ウェンデル様が助け出した時は
今にも死にそうじゃったらしい。▼
だから司祭は、お二人を
カダインの修道院にいれて
見守ってくだされたのじゃ。▼
民家5†
(民家内)
- [村人]
- この国には、
もう若い娘は残っちゃいない。▼
帝国の兵隊がみんな連れて
行ってしまった。▼
とくに美しい娘は
ラング将軍が
独り占めしているというぞ。▼
馬鹿げた世の中に
なったものじゃな。▼
民家6†
(民家内)
- [村人]
- (おばさん)
ちらっと見かけたけど
あのアランとかいう騎士さん
顔色悪いねぇ。▼
あれじゃ、いくら戦っても
逞しくは
なれないと思うけど…▼
混乱に乗じて…(敵2ターン目開始時)†
(洞窟)
- [ならずもの]
- なんだぁ? 戦いか?
ちょうどいいや、今のうちに
村を襲ってやるか!▼
最後の頼み(城接近時)†
(城門)
- [ロレンス]
- もはや。ここまでだな…
オグマ殿、貴公まで巻き込んで
しまって申し訳ない。▼
- [オグマ]
- おれはタリス王から
将軍の手助けをするように
言われてここに来ている。▼
おれに出来ることなら
なんなりと言ってくれ。▼
- [ロレンス]
- そうか…ならば頼む。
この子供たちをマケドニアに
送り届けてほしい。▼
この子たち…
ユベロ王子とユミナ王女は
グルニア王の忘れ形見。▼
頼む。この子たちをマケドニアの
ウェンデル司祭のもとへ
届けてくれぬか。▼
- [オグマ]
- わかった…
お二人はおれが命にかえても
お守りしよう。▼
- [ロレンス]
- そうか、すまぬ…▼
さあ、ユベロ王子、ユミナ王女
あなたたちはオグマ殿と共に
脱出するのです。▼
- [ユミナ]
- いや! わたしは行かないわ。
逃げるのなら
ロレンスも一緒よ。▼
- [ロレンス]
- ユミナ姫…
残念だがわたしは逃げられぬ。▼
傷ついたこの体ではもはや
歩くことさえままならぬのだ。▼
だから
わたしのことは気にせず
お二人だけで逃げられよ。▼
- [ユミナ]
- わたしたちを守るために
そんなにひどいケガをしたのに…▼
どうしてあなただけをおいて
逃げられると言うの!!▼
わたしは、絶対いかない。
ロレンスのそばを
離れないわ!!▼
- [オグマ]
- どうするのだ、将軍?▼
- [ロレンス]
- うむ・・・困った。
ユミナ様は一度言われたら
きかぬ方…▼
- [オグマ]
- ならば、おれは
おれの出来ることで力になろう。▼
ラングを探し出して奴を殺る…
おれのこの剣で
奴を葬ってやろう。▼
ロレンス将軍、それまでは
何とか持ちこたえてくれ。
…死ぬなよ!!▼
ロレンス初戦時†
(城門)
- [ロレンス]
- なに!? お前たちは…
アリティア軍なのか。▼
アリティアまで、我が民を
苦しめるというのか…▼
ロレンス撃破時†
(城門)
- [ロレンス]
- 許せ、グルニアの民よ…▼
会話(マルス→敵軍ロレンス)†
(城門)
- [ロレンス]
- マルス殿!
おぬしなのか…▼
残念だ、アリティア軍と…
王子と戦わねばならぬとは…▼
- [マルス]
- 待って下さい。
ぼくはあなたと
戦うつもりはありません。▼
村人たちから、占領軍がいかに
ひどい仕打ちをしているかを聞き
驚いています。▼
ぼくは、この事実を
ハーディン皇帝に伝え
必ずグルニアを救うとお約束します。▼
だから、どうか
剣を収めて下さい。▼
- [ロレンス]
- 王子…
ご好意は、感謝する。▼
だが、それは無理だ。
王子は何もご存じない。▼
ハーディンほどの男が訳もなく
ラングのようなくだらぬ男を
司令官にするとお思いか?▼
彼は我らの反乱を誘って
グルニア王国を完全に潰し
帝国の領地にするつもりなのだ。▼
- [マルス]
- まさか!?
ハーディンがそんなことを
するとはとても信じられない。▼
- [ロレンス]
- すぐには信じられぬだろう。
だが彼は皇帝となってから
人が変わってしまった。▼
もう、王子の知っている
あのハーディンではないのだ。▼
王子、最後に一つだけ
頼みがある。▼
この砦には、グルニア王家の
幼い王子と王女が
かくまわれている。▼
どうか
この子たちを助けてほしい。▼
それさえ聞き届けてくれるなら
わたしは、もう思い残すことはない。▼
- [マルス]
- !?
ロレンス殿、何を…!?▼
- [ロレンス]
- マルス殿…どうか
わたしの命と引き換えにこの子たちを…
どうか…頼む…▼
(下画面 目の前での自決)
- [マルス]
- ロレンス将軍!!▼
……馬鹿な……▼
クリア後†
グルニアの心(ロレンスと会話した時)†
- [村長]
- マルス様…
ロレンス様はあなたに
全てを託されました。▼
あなたはロレンス様を討つのではなく、
あの方の話を聞いてくださった。
グルニアの民としてお礼申し上げます。▼
これはせめてものお礼の品。
どうかお受け取りください。▼
ユベロ王子、ユミナ王女はこちらです。
どうか、お二人をお守りください…▼
(リライブを手に入れた)
ユミナとユベロ†
(玉座)
- [マルス]
- 君たちが、グルニアの…
ユベロ王子とユミナ王女!?▼
- [ユベロ]
- うっうっ…
ロレンス…死んじゃった。
ぼくたちはどうすればいいの。▼
- [ユミナ]
- けだもの!! 近よらないで!
それ以上近よれば
わたしたちも死にます!!▼
- [マルス]
- 違うんだ!
ぼくたちは…▼
- [ラング]
- ほお…マルス殿。
やっと反逆者どもを
捕らえたのですな。▼
- [マルス]
- ラング将軍! 待ってくれ。
この子たちには罪はない。
ぼくに任せてくれないか。▼
- [ラング]
- そうはいかぬな。
捕虜どもは
わしの城へ連れて行く。▼
それより王子、
貴公にはマケドニアへ
行ってもらわねばならぬ。▼
マケドニアで
軍の反乱が起きて
ミネルバ王女が囚われたらしい。▼
- [マルス]
- なに…! マケドニアが!!▼
わかった、ラング将軍。
だが、その子供たちは…
ぼくに預からせてくれ、頼む。▼
- [ラング]
- くどいぞ王子!
さあ、お前たち
こちらへ来い!▼
- [ユミナ]
- いや、離して!!
ユベロ…助けて。▼
- [ユベロ]
- ユミナ… ユミナ…▼
- [マルス]
- ま、待て!!
ラング! その子たちを離せ!▼
- [主人公]
- マルス様、ご命令ください。
おれが二人を取り戻します!▼
- [ジェイガン]
- 王子、落ち着いてください!!
クリス、そなたも落ち着くのだ。▼
今ここでラングと争えば
我らもアカネイアに背く
反逆者になるのだぞ。▼
- [マルス]
- だけどジェイガン
あの子たちをラングに渡していいのか!
ぼくにはそんなこと…▼
- [ジェイガン]
- 今は…
とにかく今は我慢して下さい!!▼
マケドニアに行けば…
ミネルバ王女が
無事に救出できれば、▼
マケドニアは我らに
力を貸してくれるでしょう。▼
コメント†