会話集/章別会話
白夜王国 9章 神々の坐す国†
ナレーション†
風の部族の長、フウガに認められ
無事その地を通り抜けた一行は、
イズモ公国との国境へとさしかかる。
そこでは白夜と暗夜の戦闘が
発生したはずであったのだが……
オープニング1†
+
| | マイユニット(男性・僕)
|
- [アクア]
- 着いたわ…イズモ公国の国境よ。
- [カムイ]
- へえ、この先が、イズモ公国…
なんだか、神々しい雰囲気だね。
- [アクア]
- そうね。ここは古くから
神々の居る国として知られているわ。
それに、他の国々が対立をしている時も、
常に中立を守り続けているの。
見たところ、普段と変わりない
ようだけれど…
本当に、ここに暗夜軍が
攻めてきたのかしら…?
- [イズモ兵]
- 何者だ。
- [カムイ]
- あ…その、
僕たちは怪しい者では…
- [アクア]
- 大丈夫よ、カムイ。
イズモ公国の衛兵だから。
…私たちは白夜王族直属の軍よ。
いま、人を探しているの。
入国を許可してくれるかしら。
- [イズモ兵]
- ああ、アクア様でいらっしゃいますか。
友好的な白夜王国の使者なら、
歓迎にございます。
すぐに公王に連絡し、
迎えを寄越しましょう。
- [アクア]
- ありがとう。
- [カムイ]
- あの…僕たち、リョウマ王子と
タクミ王子を探しているんだ。
この辺りの国境で起きた戦闘に向かう途中、
行方が分からなくなったらしいんだけど…
君は何か知らないかい?
- [イズモ兵]
- 国境の戦闘?
はて、何のことでございましょう?
- [カムイ]
- え…?
- [イズモ兵]
- イズモ公国は、神聖不可侵の地にして
永久なる中立国…
この国の国境で戦闘を行う者など
いるはずがありません。
さ、入国の準備ができたようですので、
どうぞ中へ。
- [カムイ]
- ど、どういうことだろう…
戦闘が起きたこと、
まだ知られていないのかな。
- [アクア]
- わからないわ。
今はとにかく、中に入りましょう。
公国内の人間なら、
何か知っているかもしれない。
|
オープニング2†
+
| | マイユニット(男性・僕)
|
- [カムイ]
- お城に案内されたけど…
ここで待ってたらいいのかな?
- [サクラ]
- は、はいっ。もうすぐ公王様が
いらっしゃるとのことです。
その方に、リョウマ兄様とタクミ兄様のことを
お伺いしてみましょう。
- [カムイ]
- うん。何か手がかりを掴めれば
良いんだけど…
- [イザナ]
- …………
- [カムイ]
- わ、すごくきれいな人が来た…!
あの人が公王様かな?
- [ヒノカ]
- 私は初めてお目にかかるのでわからんが、
恐らくそうだろう。
この国の雰囲気に似合う、
何とも神々しい御方ではないか。
- [サクラ]
- な、なんだか、緊張してきました…
- [イザナ]
- キミたち…
- [カムイ]
- は、はいっ!?
- [イザナ]
- はじめまして~!
キミたちが白夜王国の使者サマかな~!?
- [カムイ]
- えっ!?
- [ヒノカ]
- 思ってたのと違うぞ!?
- [イザナ]
- 僕は公王イザナ!
以後、お見知りおきを~!
それにしても、よぉ~く来てくれちゃったねえ!
ささ、ゆっくりしてっちゃいなよ!
- [カムイ]
- あ、ありがとうございます…
- [アクア]
- …………
ねえ。
この国の国境で…
暗夜と白夜の戦闘があったという話は
ご存知ないかしら?
- [イザナ]
- えっ? 戦闘?
ないない、そんなの無いよ~!
もしあったら、いちばんにボクの耳に
届くはずだもの~!
- [アクア]
- …そう。
- [カムイ]
- う〜ん…
どういうことだろう?
もしかして、
もっと違う場所だったのかな…?
- [イザナ]
- なになに~? もしかしてキミたち、
ここに来る前に闘ってきちゃったのかな?
よく見たらあちこち傷だらけだし…!
やだやだ、戦争は怖いね~!
せっかく来てくれたんだから、
すぐに治療してあげちゃうよ~!
この国では世界でも指折りのお医者さんを、
た〜くさん抱えちゃってるからさ!
- [サクラ]
- そういえば、ここにはイズモ医師団という
優秀なお医者様たちがいると聞きます。
この国が中立国として侵されないのも、
その医師団の存在があるためだとか…
- [カムイ]
- へぇ…! そうなんだ。
先を急ぐ旅だけど、皆の傷を
癒しておくことはいいかもしれないね。
- [アクア]
- そうね…
- [イザナ]
- さあさあ、治療のために、
別室に移動してもらっちゃうよ~!
さ、皆さんあちらのほうへ~!
- [サクラ]
- ありがとうございます…!
- [イザナ]
- えっと、キミとキミはこっち~。
キミたちは傷が深いみたいだから、
特別な治療をしてあげちゃうよ~!
- [サクラ]
- え…?
私と、カムイ兄様ですか?
- [カムイ]
- そんなに深い傷、あったっけ…?
- [イザナ]
- はいは~い、それじゃあお二人は
特別な治療室にごあんな~い!
- [ヒノカ]
- …………
|
戦闘マップ†
戦闘前†
+
| | マイユニット(男性・僕)
|
- [カムイ]
- な、なんだか、
暗い雰囲気の部屋ですね…
古い人形や置物が
沢山置いてあって…
- [イザナ]
- …………
- [カムイ]
- あの、
イザナ公王…?
ここが特別な治療室なんですか?
- [イザナ]
- …いいや。ここは、処刑室ですよ。
- [カムイ]
- え…!?
- [サクラ]
- カムイ兄様…!
周りを兵に囲まれています!!
- [カムイ]
- なんだって!?
どういうことですか、イザナ公王!
- [イザナ]
- イザナ…?
私はイザナ公王などではありませんよ、
カムイ王子!!
- [ゾーラ]
- ひょーっほほほほ!
カムイ王子、お久しぶりでございますね!
私はゾーラ!
暗夜王国の魔道士でございますよ!
- [カムイ]
- !?
本物のイザナ公王はどうした!?
- [ゾーラ]
- イザナ公王は、
牢屋にはいっちゃってまーすっ!
さあ~、さあさあさあ!
ど~しますかっ? カムイ王子!?
これだけの兵士に囲まれて、
一人でサクラ王女を守って、闘いますかっ!?
さあさあさあーーっ!
- [カムイ]
- くっ…サクラ、
僕の後ろに隠れていて!
- [サクラ]
- そんな…! でも兄様っ!
これだけの大勢を相手に…
- [ゾーラ]
- 死んじゃいなさ~~~いっ!
- [カムイ]
- ……っ!
(暗夜兵数人が仲間に攻撃を仕掛ける)
- [カムイ]
- え…!?
み、味方を?
- [ゾーラ]
- ええっ!?
ななな、なにやってんですかーーっ!?
- [ヒノカ]
- …ふぅっ。
何をやっている、だなんて愚問だな。
味方を攻撃するわけがないだろう。
- [カムイ]
- ヒノカ姉さん…!
- [ゾーラ]
- なにににに~~っ!
- [スズカゼ]
- さすがです。
ヒノカ様の策、うまくいきましたね。
- [アクア]
- まったく…ばれてしまわないか
ひやひやしたけれど…
無事で良かったわ。
カムイ、サクラ。
- [サクラ]
- ありがとうございます、みなさん…!
- [ゾーラ]
- ま、まさか私の正体に気づいてっ!
なぜだ、なぜわかった~っ!
- [ヒノカ]
- お前みたいなアタマの軽い公王がいるか!
- [アクア]
- そうね…
- [ゾーラ]
- お…おのれええええっ!
ものども、かかれえええっ!
- [カムイ]
- いくよ、みんな!
本物のイザナ公王を助けるんだ!
|
2ターン目開始時†
- [ヒナタ]
- ったく、どうなってんだよ…
この辺りでタクミ様を見たって
教えて貰ったから来たのに、
さっきからどこもかしこも
敵ばっかじゃねえかよー!?
- [オボロ]
- …教えて貰ったって言うより、
ふんじばって吐かせたって感じだったけどね。
- [ヒナタ]
- 仕方ねーだろ?
タクミ様付きの臣下として、
主君とはぐれて、落ち着いていられるか!
衛兵の一人や二人、いや数十人は
ふんじばったっておかしくねえよ!
- [オボロ]
- あーはいはい…
嫌だわー、ヒナタみたいな野蛮な男って。
タクミ様とは大違い。
いっそはぐれたのが
あんただけだったらよかったのに。
そうしたら今頃、
私とタクミ様は二人きりで…
- [ヒナタ]
- な、なんだ?
何ニヤついてんだよ気持ちわりーな。
それより、さっさとこいつら片付けようぜ。
タクミ様を見つけないといけないのは
もちろんだけどよ、
この国に暗夜軍を
野放しにしておくわけにはいかないだろ。
- [オボロ]
- 許さないわ…
私とタクミ様を引き離した暗夜軍…!
私、暗夜の者は大嫌いなの。
視界に入るだけで虫唾が走るわ。
ここにいる奴は一匹残らず…
最大の苦しみを与えて屠ってやる…
- [ヒナタ]
- こ、こええよ、オボロ…
俺、色恋のことはよくわかんねえけど…
本当にタクミ様を振りむかせるつもりなら、
その魔王みたいな顔だけは
ぜってー見せねえ方がいいと思うぜ…
- [オボロ]
- ええ、ご忠告ありがとう。
…善処するわ。
カムイ⇒オボロ†
+
| | マイユニット(男性・僕)
|
- [オボロ]
- !! 暗夜の者…!
倒さなきゃ…!
- [カムイ]
- ま、待ってくれ、僕は敵じゃない。
白夜王国のカムイという者だ。
- [オボロ]
- カムイ…
じゃあ、あなたがタクミ様のお兄様?
- [カムイ]
- タクミを知ってるの?
- [オボロ]
- はい。私…タクミ様の臣下の
オボロという者です。
タクミ様が行方不明になられて…
私、どうしたらいいかわからなくて。
お願いです!
どうか私も仲間に加えてください!
- [カムイ]
- も、もちろん構わないよ。
けど、なにかな。
その…魔王みたいな顔は。
- [オボロ]
- すみません…
私、暗夜の者が大嫌いなんです。
暗夜の気配がする者を前にすると、
ついこんな顔に…
それにあなた、タクミ様から聞いてた話だと
とても悪い人みたいだったから…
- [カムイ]
- え…?
- [オボロ]
- …なんでもありませんわ。
敵でないとわかれば、
顔は元に戻ります。
私、カムイ様の
お役にたてるよう、精一杯がんばりますね。
- [カムイ]
- うん。
よろしくね、オボロ。
|
カムイ⇒ヒナタ†
+
| | マイユニット(男性・僕)
|
- [カムイ]
- 君は、敵兵じゃないね…?
いったいここで何を…
- [ヒナタ]
- カムイ様!?
- [カムイ]
- え? 僕のことを知ってるの?
- [ヒナタ]
- おうよ!
話には聞いてたからな。
俺はタクミ様の臣下、
ヒナタっていうんだ!
戦場でタクミ様とはぐれちまってから、
ずっと行方を探してるんだが…
一向に見つからなくて、
正直もう打つ手がないんだよ。
お願いだ、タクミ様を探すために
力を貸してくれないか!?
- [カムイ]
- うん、もちろんだよ。
僕たちも今、タクミの足取りを追って
ここまで来たんだ。
力を合わせてこの場を切り抜けて、
タクミのことを探しに行こう!
- [ヒナタ]
- ありがとな!
いやー、タクミの話よりも
いい人そうで良かった良かった!
俺、役に立てるよう頑張るからな!
|
オボロと会話前にオボロが死亡(ロスト)†
- [オボロ]
- 私の負けね…最期の着物がこれっていうのも…
まあ…悪くない…かしら……
ヒナタと会話前にヒナタが死亡(ロスト)†
- [ヒナタ]
- 敵に背中を向けるのは…恥だ…
俺は…最後まで…立ち向かっ……
vs ゾーラ†
- [ゾーラ]
- ひょーーーほほほほっ!
私の前に立ったということは、
死にたいということですねーーーっ?
さあさあさあ、
本気でいっちゃいますよおお~~!?
ゾーラ撃破†
- [ゾーラ]
- こんな、ばかな~~っ…!?
クリア後 1†
+
| | マイユニット(男性・僕)
|
- [カムイ]
- …勝負あったね、ゾーラ。
さあ、イザナ公王の居場所を
教えてもらおうか。
- [ゾーラ]
- けっ!!
誰が教えてやるものですか!
- [カムイ]
- なに?
- [ゾーラ]
- あーーあーー嫌だ嫌だ、
勝ちさえすれば言うこと聞くと思っちゃって!
だからお坊っちゃま育ちの甘ちゃんは
嫌なんですよっ!!
そんなことだから…
こーーんな手に引っ掛かっちゃうんです!
- [カムイ]
- ぶっ!? げほっ、げほっ!
な、なんだ、目くらまし…!?
- [ゾーラ]
- ひょほほほほ~~!
その通りですよ~~!
それではお間抜けさんたち、
さよおなら~~!
(逃げようとしたゾーラに魔法が放たれる)
- [ゾーラ]
- ぐああっ!?
い、いたたたた…
な、なんてことしてくれちゃってんですか!
お前、一体…
!!
あ…あなたは…あなた様は…!
- [レオン]
- …………
- [カムイ]
- レオン!?
- [レオン]
- 卑劣な愚か者め。
我が暗夜王国の恥さらしだ、貴様は。
- [ゾーラ]
- す、すみません、レオン様…!
ですがこのゾーラ、
気高き暗夜王国の魔道士として
敵に屈服するわけにはいかないと思いまして…
- [レオン]
- はあ? 言い訳など、聞きたくない。
負けて逃げ帰るつもりだったんだろう?
…失敗したのなら、潔く死ね。
- [ゾーラ]
- ひいいいいいっ!?
- [カムイ]
- やめるんだ、レオン!!
- [レオン]
- なに…?
- [カムイ]
- レオン…なぜ、仲間を手にかけようとする?
君はそんな男じゃなかったはずだ。
- [レオン]
- 裏切り者のお前に言われたくないな。
- [カムイ]
- レオン…
- [レオン]
- 潰してやるよ…
お前には必ず、報いを受けさせてやる。
この僕の手で、必ず!
- [カムイ]
- !!
待ってくれ、レオン!
- [ヒノカ]
- すさまじい威力の魔法だったな…
- [フェリシア]
- …はい。
レオン様は『グラビティ・マスター』と呼ばれる
王国いちの天才魔道士ですので…
- [カムイ]
- 僕が暗夜王国にいた時は、
あんなんじゃなかった。
ちょっと抜けたところもある、
優しい奴だったのに…
レオン…
|
クリア後2†
+
| | マイユニット(男性・僕)
|
- [イザナ]
- 助かっちゃった~!
キミたちは命の恩人だよ~!
ほんっっと、ありがとね~!
ささ、お礼にどんどんご馳走食べちゃいなよ!
- [サクラ]
- に、偽物より軽い…
- [ヒノカ]
- 奴の変装は、
かなりの再現度だったんだな…
- [カムイ]
- …あの、イザナ公王。
あなたが暗夜軍に
捕らえられていたということは…
やはりこのイズモ公国付近で、
暗夜と白夜の戦闘があったのですね?
- [イザナ]
- あ! あったあった。
いやー、おっかなかったなあ。
外で大きな物音がするから、
何かなーっと見に行ったらさ、
なんと海の方からじゃんじゃん
暗夜軍が攻め込んできてて!
大して戦う力のない中立の我が国は、
あーっという間に占拠されちゃったってわけ。
その後、奴らは我が国を通って
白夜との国境に一直線~。
間もなく大きな
戦闘になったみたいだね。
ま、ボクはその時牢の中だったんだけど…
- [カムイ]
- それは…災難でしたね。
- [ヒノカ]
- くっ…中立国を足掛かりにするとは
あいつら、卑怯な真似を…
それで…イザナ公。
リョウマ兄様とタクミのことは
何かご存知ないか?
- [イザナ]
- うーん…
ボクは本人たちを見たわけじゃないけど、
国境の戦闘は無限渓谷の淵にまで
広がったらしいから、
もし行方不明になったんなら
あの谷から落ちたって可能性も…
- [サクラ]
- そんな…!
う…ひぐっ、リョウマにいさま、
タクミにいさまぁ…
- [ヒノカ]
- しっかりしろ、サクラ。
まだ死んだと決まったわけではない。
二人は生きている。
…そう信じよう。
- [イザナ]
- ご、ごめんよ。
不安を煽ってしまったようだね…
そうだ!
お詫びと言っては何だけど…
今からキミたちの行く末でも
占ってあげちゃうよ!
- [カムイ]
- え? 占いができるんですか!?
- [イザナ]
- えっへん。こう見えてボク、
神々の末裔だからね?
それじゃあ、いっくよ~!!
- [イザナ]
- 古の神々よ…
我の問いに応え賜え…
…………
…………
『光へ手を伸ばす
穢れなき銀の剣…』
『微睡み…
想いを断ち切りて…』
- [アクア]
- …!
- [イザナ]
- …………
- [カムイ]
- つ、続きは…?
- [イザナ]
- …………
- [カムイ]
- …………
- [イザナ]
- はい、ここまで~♪
- [カムイ]
- えぇーっ!?
- [ヒノカ]
- ここまで期待させておいて、
たったそれだけなのか!?
- [イザナ]
- いやいや、怒らないでよ。
だって占いで出たのってここまでだもん。
ほら、占いってよくわかんないもんでしょ?
- [カムイ]
- ま、まあそうですけど…
- [イザナ]
- さあさあ、占いも終わったことだし、
あとは自由にしていいよ!
もちろんこのまま
休んでいってもいいし…
リョウマ王子とタクミ王子を
探しに出発するなら、お見送りするよ。
…大丈夫。彼らはきっと無事だ。
さっきキミたちの行く末のついでに
二人のことも占ってみたけどんです
悪いことは出てなかったからさ。
- [サクラ]
- ! 本当ですか…!
- [イザナ]
- うん! 神々の末裔である、
このボクが保証しちゃうよ!
- [カムイ]
- ありがとうございます、イザナ公王。
では僕たちは出発します。
二人を探しに…
- [イザナ]
- へへっ、そう言うと思った。
気をつけてね…カムイ。
ボクはずっと、
キミたちの無事を祈っちゃってるからさ!
いつかまた、ここに遊びに来てよね!
- [カムイ]
- はい、必ず…!
|
クリア後3†
+
| | マイユニット(男性・僕)
|
- [カムイ]
- それにしても…
さっきの占い、何だったんだろう。
『穢れなき銀の剣』
『想いを断ち切りて』…か。
- [アクア]
- ねえ…カムイ。
- [カムイ]
- アクア。どうしたんだい?
- [アクア]
- さっきの、イザナ公王の
占いのことなのだけれど。
- [カムイ]
- ああ、あれ。
よく分からなかったね。
僕もあれから色々考えたんだけど、
さっぱり…
- [アクア]
- 実は…お母様から教えてもらった歌に、
占いと同じ歌詞があるの。
- [カムイ]
- !! じゃあアクア、
あの占いの意味が分かったの?
- [アクア]
- いいえ。
私にも占いの意味は分からない。
歌が作られたのは遠い昔…
そもそも、歌の意味すらわからないんだもの。
けれど、その謎を解き明かして
世界を救うことが…
もしかしたら
あなたの宿命なのかもしれないわ。
- [カムイ]
- 僕の…?
- [アクア]
- ええ。あの歌の歌詞は謎めいていて…
今までそれを知ろうとも思わなかった。
でも、今思うと、歌詞はまるで…
カムイのことを歌っているみたいだわ。
- [カムイ]
- そんな…でも、その歌って、
ずっと昔に作られた物だろう?
生まれてもいない僕のこともなんかが
歌われているわけ…
…!?
- [アクア]
- …………
- [カムイ]
- アクア、どうして…
そんなに涙をためているんだ…?
- [アクア]
- ごめんなさい。
何でもないの…
今のことは、忘れてちょうだい。
- [カムイ]
- ……?
- [アクア]
- さあ、行くわよカムイ。
そろそろ皆の準備も整った頃だわ。
- [カムイ]
- あ、アクア…?
…………
アクア…
君は、いったい……
|
コメント†