会話集/章別会話
白夜王国 8章 猛き風†
ナレーション†
リョウマたちが行方不明になったとの
報を受けたカムイたちは、
探索のためイズモ公国へ向かう。
だが、国境への途上、風の部族の地で
思わぬ災難が待ち受けていた。
オープニング1†
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| | マイユニット(男性・僕)
|
- [カムイ]
- はぁ…この階段…
いったいいつまで続くんだ?
なんだかずっと同じところを
上っているような気分だよ…
- [アクア]
- 頑張りましょう、カムイ。
ここは『黄泉の階段』と呼ばれる難所…
遺跡の階段は少し長いけれど、
もう半分ぐらいは上りきったはずだわ。
- [カムイ]
- ええっ!
ま、まだ半分もあるのか!?
- [スズカゼ]
- …いけません。
お静かに、カムイ様。
- [カムイ]
- あ…ご、ごめん。
弱音なんて吐いて。
- [スズカゼ]
- いえ、そういう意味ではなく…
…伏兵の気配がするんです。
さっきから私たちのことを、
付け狙っているようですよ。
- [カムイ]
- …!?
- [スズカゼ]
- …かかってきなさい。
そこにいることはわかっています。
隠れていないで、
正々堂々と闘ってはどうですか!?
(ノスフェラトゥが現れる)
- [カムイ]
- ノスフェラトゥ!?
- [スズカゼ]
- 人間ではなかったのですね。
化け物風情が、小癪な真似を…
悪いですが、私たちは急いでいるんです。
早速お引き取り願いますよ!!
(スズカゼ、ノスフェラトゥに攻撃)
- [カムイ]
- アクア、サクラを頼む!
- [アクア]
- …わかったわ。
- [サクラ]
- カムイ兄様…
どうかお気をつけて…!
- [カムイ]
- いくよ、スズカゼ!
一気に片づけるぞ!
- [スズカゼ]
- お任せください、カムイ様!
せやっ!!
- [カムイ]
- でやあっ!!
(カムイ、ノスフェラトゥを撃破)
- [カムイ]
- よし、かなり数が減ってきた!
これならすぐに…
- [カムイ]
- …!?
待ってくれ。
どういうことだ、これは…!?
- [アクア]
- え…?
どうしたの、カムイ?
- [カムイ]
- そんな…倒れている敵の姿が…
ノスフェラトゥじゃ、ない…?
- [アクア]
- まさか…これは…
風の部族の者たちだわ!!
- [カムイ]
- なんだって!?
いったい、どうなっているんだ…!?
- [???]
- ク、クククク…
ハハハハハハハハ!
- [カムイ]
- 誰だっ!?
- [マクベス]
- ごきげんよう、
カムイ王子。
私めの幻術は
お楽しみいただけましたかな?
- [カムイ]
- お前…マクベス!
- [マクベス]
- おお、可哀想に…
この者たちは、まさか白夜からの
襲撃に遭うとは夢にも思わなかったでしょう。
もっとも、突然牙をむくやり方は…
あなたにとっては造作もないことでしたな?
マークス様もエリーゼ様も、
あなたの裏切りに、ひどく落胆しておられた。
- [カムイ]
- くっ…
- [マクベス]
- いいですか?
今回はほんの挨拶程度です…
白夜側についたからには
容赦は致しませぬので、そのおつもりで。
クククク…ハハハハハハ!
- [スズカゼ]
- き、消えた…?
- [アクア]
- …罠だったんだわ。
恐らくあいつの見せた幻覚で…
向こうも私たちのことを、
ノスフェラトゥだと思い込んで
攻撃を仕掛けてきたのよ。
- [サクラ]
- カムイ兄様…
さっきの方は、何者なんですか?
- [カムイ]
- あれは…暗夜王国の、
マクベスという男だ。
ガロン王の参謀をしていたはずだが、
彼にあんな力があったなんて…
- [アクア]
- そう…じゃあガロン王を倒すためには、
マクベスとの対決は避けられないわね。
それに、今回の一件で私たちは
風の部族を敵に回してしまったわ。
イズモ公国に行くには、
彼らの村を通らないといけないのに…
厄介なことになったわね。
- [カムイ]
- …………
|
オープニング2†
+
| | マイユニット(男性・僕)
|
風の部族の村
- [スズカゼ]
- 着きました。
ここが…風の部族の村です。
本当に正面から入る
おつもりなのですか?
- [カムイ]
- うん。隠れたりしたら、
それこそ僕らは卑怯な襲撃者だ。
でも僕たちは攻撃する気も、
敵対する気も無かったんだ。
きちんと謝って理由を話せば、
きっとわかってくれるよ。
- [スズカゼ]
- そんなに
うまくいくでしょうか…?
!!
早速お出迎えが来たようですよ。
- [部族兵]
- あいつらだ!
仲間に攻撃を仕掛けた奴らは!
- [部族兵]
- 酷い傷を負わせやがって…
絶対に許すものか! 同じ目に遭わせてやる!
- [カムイ]
- ま、待ってくれ…!
みんな、聞いてほしい。
僕たちが風の部族と闘ったことは事実だ…
それは申し訳ないことだと思っている!
しかし、あれは暗夜王国の仕掛けた
罠だったんだ!
- [部族兵]
- なんだと!?
信用できるものか!
- [スズカゼ]
- これは…困りましたね。この様子では
話すら聞いてもらえそうにありませんよ?
- [カムイ]
- そうみたいだね。
いったいどうしたら…
- [サクラ]
- あの…! みなさん!
- [カムイ]
- サクラ…!?
- [サクラ]
- 許してください…!
このたびは、みなさんの仲間を傷つけてしまい、
ほんとうに、すみませんでした!
でも、あれは本当に、
罠だったんです…!
- [部族兵]
- さ、サクラ様…?
- [部族兵]
- お、おい、どういうことだ…
サクラ様がいらっしゃるなど、
聞いていないぞ…!
- [アクア]
- ごめんなさい…
どうか私たちを信じてください。
- [部族兵]
- アクア様まで!?
では本当に、あの者たちは罠に…?
- [部族兵]
- 動揺するな!
これこそ暗夜の罠かもしれん!
どちらにせよ、
我々の判断で決めることはできんのだ。
烈風城にいらっしゃる族長、
フウガ様のご判断が無いと…!
- [カムイ]
- フウガ様…?
では、その城に行き、族長にお会いすればら
話を聞いてもらえるんだね?
- [部族兵]
- ああ…族長がお前たちを認めるなら、
私たちも態度を改めよう。
だが、今のお前たちは我々の敵だ。
黙って通すわけにはいかん。
族長に会いたければ、
力ずくで通ってみせるがいい。
- [カムイ]
- …わかった。
- [アクア]
- 待って。確かあの城は、
暴風と砂嵐に守られているはずよ。
部族の者でなければ、
辿り着くことは困難だわ。
それでも行くの? カムイ。
- [カムイ]
- うん。
行こう、烈風城に。
そうすることでしか、
僕たちの誤解は晴らせない。
|
戦闘開始†
1ターン目開始前†
- [ヒノカ]
- くっ…! なぜここの者たちは
私たちを攻撃してくるんだ…!?▼
風の部族は、
中立の立場ではなかったのか!?▼
- [アサマ]
- 人の心は無常…
たまには気が変わることだってありますよ。▼
- [セツナ]
- ええ…▼
- [アサマ]
- …おや、セツナさん?
砂の中を泳いで何をしているのです?▼
- [セツナ]
- 助けて…
流砂にはまったの…▼
- [アサマ]
- 困りましたねえ…▼
私は非力ですので、
残念ながら助け上げることはできません。▼
- [セツナ]
- 体がどんどん沈んでいく…
私…ここで死ぬの…?▼
- [アサマ]
- 嘆くことはありません。
死は誰にでも平等に訪れるものですから…▼
- [ヒノカ]
- お、おぉい、アサマ!?
何をぼーっと見ているんだ!▼
セツナも安らかな顔で沈むんじゃない!
今助けてやるからな!▼
- [セツナ]
- ありがとうございます、ヒノカ様…▼
- [アサマ]
- 全く、毎度ヒノカ様のお手を煩わせて、
はた迷惑な方ですね。あははは。▼
- [セツナ]
- ほめてくれて、うれしい…▼
- [ヒノカ]
- はぁ…とにかく、
奴らが攻撃を仕掛けてくる以上、▼
交戦することもやむを得ん。
お前たち、引き続き援護を頼む。▼
- [アサマ]
- はい、もちろんです。▼
でも、私は戦う手段がありませんので、
もしもの時はヒノカ様が守って下さいね。▼
- [セツナ]
- 私も…また流砂にはまったら
助けて下さいね…▼
- [ヒノカ]
- くっ…
わかってはいたが頼りない臣下どもめ!▼
まあ良い…元々この者たちは
前衛には向いていない。▼
信じられるのは自分だけだ!
頑張れ、ヒノカ!▼
早くリョウマ兄様やタクミと合流し、
白夜に勝利をもたらすのだ!▼
カムイ⇒ヒノカ†
※ヒノカ隊を戦闘中に仲間にせずにクリアした場合はこの会話がクリア後に来る。
+
| | マイユニット(男性・僕)
|
- [カムイ]
- ヒノカ姉さん!
- [ヒノカ]
- カムイ!?
どうしてここに…!?
- [カムイ]
- 姉さんこそ、こんなところで何を?
王都にいたはずじゃなかったの?
- [ヒノカ]
- ああ。だがリョウマ兄様とタクミが
イズモ公国に向かったと聞いてな。
私も加勢しようと、
後を追うことにしたんだ。
- [カムイ]
- ! そうだったのか。
だったら、ここで合流できてよかった。
…二人は今、行方不明なんだよ。
- [ヒノカ]
- なにっ!?
- [カムイ]
- だから僕たちは足取りを追うために
イズモ公国に向かっているんだ。
けど、黄泉の階段で暗夜の罠にはまって、
風の部族を攻撃してしまって…
- [ヒノカ]
- …なるほどな。
それで中立のはずの部族が私に攻撃を…
- [カムイ]
- ねえ。良かったら姉さんも
力を貸してくれないかな。
族長と話して誤解を解かないと、
この村は通れないんだ。
- [ヒノカ]
- もちろんだ。大切な弟の頼みを、
この私が断るわけが無かろう。
- [カムイ]
- ありがとう!
- [ヒノカ]
- いや、礼を言うのはこちらの方だ。
よくぞ私を見つけてくれた。
ああ、前衛の兵たちがこんなにいて、
何て心強いんだ…
- [カムイ]
- え? よ、よくわからないけど…
嬉しそうで良かったよ。
よろしくね、ヒノカ姉さん。
|
上部エリア侵入時†
- [フウガ]
- よく来たな。
お前たちが、同胞を襲ったという一味か。
- [カムイ]
- !!
あなたが、族長のフウガ様ですか?
- [フウガ]
- いかにも。聞けばお前たちの中には
王族の者までいるそうではないか。
残念だが…白夜王国は今後、
我々風の部族を敵に回すことになるだろう。
- [カムイ]
- そんな…!
風の部族と戦ったことは謝ります!
ですが、あれは暗夜王国の罠で…
- [フウガ]
- ふん…
御託など、どうでも良い。
私にお前たちの言うことを信じさせたいのなら、
私と闘ってその力を証明してみせろ。
卑怯なやり方など必要なかったと、
力をもって示してみせるがいい!
vs フウガ†
- [フウガ]
- …よくぞここまで辿り着いた。
さあ、お前たちが信用に足る人物かどうか、
私に示してみるが良い。
フウガ撃破†
- [フウガ]
- むっ…! 見事…
クリア後†
+
| | マイユニット(男性・僕)
|
- [フウガ]
- 見事であった。
さすがは、神刀『夜刀神』を持つ者。
お前たちの言うことは全て、
真実のようだな。
- [カムイ]
- はい…風の部族に攻撃をしたこと、
本当に申し訳なく思っています。
ですが、僕たちはそんなことを
するつもりはありませんでした。
あれは本当に、暗夜王国の罠で…
- [フウガ]
- …ああ、わかっている。
実は私は、最初から…
お前たちの言葉を信じていた。
- [カムイ]
- え…!?
ど、どういうことですか?
- [フウガ]
- 私はかつての白夜王、
スメラギの親友であった。
だから、奴から聞いたことがあったのだよ。
神刀『夜刀神』の伝説を。
- [カムイ]
- 父上から!?
- [フウガ]
- いかにも。
お前の持つその神刀『夜刀神』は、
『炎の紋章』を『繋ぐ』鍵となるもの。
もしそれが、邪悪なる者の手に渡ったら、
世界を破滅させる力を与えることになる…
スメラギはそう言っていた。
だからお前が、『夜刀神』を操るに足る者か
見極めたかったのだ。
試すような真似をして、
すまなかった。
部族の者たちにも、
私から事情を言って聞かせておこう。
- [カムイ]
- ありがとうございます。
- [フウガ]
- では、折角この烈風城まで来たのだ。
ゆっくり寛いで行ってくれ。
なにせ親友の息子だ。
手厚くもてなさせてもらうぞ。
- [カムイ]
- あ…すみません。
折角のお申し出、有難いのですが…
僕たちは人を探している途中ですので、
先を急がせていただきます。
- [フウガ]
- ほう…そうであったか。
引き留めてしまって悪かった。
名残惜しいが、積もる話は
次の楽しみとしておこう。
- [カムイ]
- 無事に、村を通り抜けられたね。
- [アクア]
- ええ。風の部族の
誤解が解けて良かったわ。
- [カムイ]
- ねえアクア、
さっきのフウガ様の話だけど…
『炎の紋章』っていうのは、
いったい何だろうね?
- [アクア]
- …わからないわ。
けれど、彼は紋章を『繋ぐ』と言っていた。
繋ぐと言うからには、
紋章は複数あるということになるわ。
だとしたら『夜刀神』以外にも
強い力を持った神器が存在するということ。
私たちの敵に回る者が、
それを手にしていないといいのだけれど…
- [カムイ]
- そうだね…『夜刀神』の伝説、
まだわからないことばかりだ…
いつか、この謎が全て
わかる日が来るのかな…
- [アクア]
- そうね、きっと来るわ。
そう信じて闘いましょう?
- [カムイ]
- うん…
…って、あれ!?
向こうから走ってくるの、
フウガ様じゃないか!?
- [フウガ]
- 待ってくれ、カムイ…!
- [カムイ]
- やっぱり、フウガ様…!
どうされたのですか?
- [フウガ]
- ふう…間に合ってよかったぞ。
人を探しているのであれば、
戦力がいるかと思ってな。
良ければこいつを連れて行ってくれ。
我が烈風城の、優秀な呪い師だ。
- [ツクヨミ]
- …………
- [カムイ]
- 子供…?
- [ツクヨミ]
- 子供ではない。
私はツクヨミだ。
- [フウガ]
- 見た目で判断するでないぞ。
この者は風の部族でも稀な
秘術の才能を持っている。
ツクヨミの操る呪は、
きっとお前たちの助けになるだろう。
- [ツクヨミ]
- ふん…この私を連れて行けるなど、
お前たちは運がいい。
他ならぬ族長の頼みなので
特別に力を貸してやるから、感謝しろ。
- [カムイ]
- ありがとう。ツクヨミ。
これからよろしくね。
- [フウガ]
- めでたいな。
これで念願の旅ができるぞ、ツクヨミ。
- [カムイ]
- 旅…?
- [フウガ]
- ああ。ツクヨミはずっと、この村を出て
外の世界が見たいと言っていてな。
なにせこの者は一度も
村から出たことが無い。
尊大な態度も世間を知らないが故…
どうか大目に見てやってほしい。
- [カムイ]
- いえ、僕は全然気にしません。
それに…なんだかわかります、
その気持ち。
僕も暗夜王国でずっと、
城から出られずに過ごしていましたから…
- [フウガ]
- ほう、そうであったか…
では、同じ思いを持つ者として、
ツクヨミのことをどうか頼んだぞ。
- [ツクヨミ]
- はぁ…
全く、フウガ様は過保護が過ぎる。
私はもう大人なのだ。
同行者など不要だと、何度も…
- [フウガ]
- だが、お前は夜に一人で外にも出れぬし、
術を失敗したら泣き出すし、心配でな。
- [ツクヨミ]
- わわっ、言うでない…
あれこれ言うでない! フウガ様!!
- [フウガ]
- ははは、すまぬな、ツクヨミ。
- [ツクヨミ]
- むぅ…
- [カムイ]
- ありがとうございます、フウガ様。
僕たちは、もう行きます。
色々とお世話になりました。
- [フウガ]
- いや、礼には及ばん。
気が向いたら、いつでもこの地を訪ねるが良い。
またいつか、必ず会おう。
夜刀神に選ばれし、強き者よ。
|
コメント†
- これ途中で合流する前に撃破されちゃったらどうなるんだろ、特にヒノカとアサマ --
- ↑今更の回答ですみません。 --
- ↑続きです。ヒノカ隊がやられても、3人共クラシックで撃破されたときとセリフ変わりません。(アサマでも変わらない。) --