会話集/章別会話
インビジブルキングダム 26章 我が名は透魔王†
ナレーション†
数々の苦難と悲しみに打ち克ち
カムイたちは、
ついに王の間へと到達する。
だが、そこで見えた透魔王は
一行にとって予期せぬ人物だった。
オープニング†
オープニング1†
+
| | マイユニット男性・僕
|
- [アクア]
- いい?
この扉の先が王の間よ…▼
やっと、辿り着いたわね。▼
- [カムイ]
- …うん。
ここに透魔王が…▼
- [アクア]
- …そうね。
中には、奴がいるはずよ…▼
- [カムイ]
- …………▼
みんな、ここは僕に任せて。▼
- [マークス]
- なに? 相手は透魔王だぞ。
一人で闘えると思っているのか。▼
- [カムイ]
- いや…
透魔王だからこそだよ。▼
最初の一太刀は僕の夜刀神でなければ
歯が立たないかもしれないんだ。▼
- [リョウマ]
- なるほどな…わかった。
俺たちはその後に続こう。▼
- [カムイ]
- ありがとう。▼
…………▼
- [カムイ]
- さあ…行くよ!
- (王の間になだれ込む一行)
- [カムイ]
- ――!?▼
- [アクア]
- カムイ、どうしたの!?▼
- [カムイ]
- …いない。
…王の間には、誰も…▼
- [アクア]
- えっ?▼
- (カムイ、アクア以外が次々と魔法で攻撃される)
|
オープニング2†
+
| | マイユニット男性・僕
|
- [カムイ]
- みんな!!▼
- [マークス]
- くっ…!
これは…どういうことだ?▼
- [レオン]
- あの二人だけ…攻撃されなかった…
- [リョウマ]
- …まさか…カムイ…▼
- [タクミ]
- 嘘だろ…そんなことあるわけ…▼
- [ギュンター]
- …いえ。
…あの二人は透魔の血筋ですぞ。▼
カムイ様…。
私たちを騙していたんですな…▼
- [カムイ]
- っ!?▼
- [アクア]
- なんですって!?
ギュンター、何を言い出すの!!▼
- [ギュンター]
- そうですな…予感が見事に
当たったというべきでしょうかな。▼
クリムゾン殿が殺されたときから、
この中に裏切り者がいると思っていたのです。▼
けれども、その裏切り者がまさか、
この二人だったとは…▼
- [マークス]
- 馬鹿な…!
カムイとアクアが!?▼
ギュンター、どういうことだ?
説明しろ!?▼
- [ギュンター]
- よいですか? お二人は白夜と暗夜の
王族を言葉巧みに集め…そして、▼
この地で一気に
全滅させるつもりだったのです。▼
- [カムイ]
- そんな…そんなこと思ってもない。
ギュンター…やめてくれ…!▼
- [ギュンター]
- 全ては透魔の血の所業!
カムイ様は私たちを裏切られたのだ!▼
- [カムイ]
- 違う! そうじゃない…
そうじゃないんだ!!▼
- (回想)
- [クリムゾン]
- シュヴァリエ王国の女騎士のしきたりさ。
一世一代の勝負の前には、胸元に花を挿すんだ。▼
- [マークス]
- なに?
花とは…何のことだ?▼
- [ギュンター]
- クリムゾン殿の胸に挿された花が
無残に焼け焦げている姿を…▼
- (回想終わり)
- [ギュンター]
- このお二人は裏切り者なのです!▼
- [カムイ]
- …そんなことはしない!▼
- [ギュンター]
- !?▼
…カムイ様、言い訳など
見苦しい真似はやめていただきたい。▼
- [カムイ]
- 僕にはわかる!
クリムゾンを殺した人が…!▼
- [リョウマ]
- なんだと…!?▼
- [ギュンター]
- ほう…そこまで言うのなら
お聞かせいただきましょうか。▼
- [カムイ]
- クリムゾンを殺したのは…▼
ギュンター、君だよ。▼
- [アクア]
- えっ!?▼
- [ギュンター]
- …………▼
…困りましたな。
苦し紛れの言いがかりですかな?▼
- [カムイ]
- いや…言いがかりなんかじゃない。
ギュンターは僕に言ったよね?▼
クリムゾンの胸に挿された花が
無残に焼け焦げてたって…▼
- [ギュンター]
- …はい。確かに言いました。
それが何か?▼
- [カムイ]
- みんな、よく思い出してくれ。
クリムゾンの遺体に花は挿してあった?▼
- [リョウマ]
- …そう言われてみれば…
胸に花なんてなかったぞ…▼
- [カムイ]
- うん…そのはずなんだ。▼
クリムゾンが胸に花を挿したのは
無限渓谷を飛び降りる前のこと…▼
そして、魔道の攻撃によって
胸の花は散ってしまった…▼
つまり、クリムゾンの胸元に
花があったって知ってるのは…▼
僕と…
クリムゾンを殺した人だけだ!▼
- [ギュンター]
- …………▼
- [カムイ]
- …ギュンター。
反論はないのかい?▼
- [リョウマ]
- なんてことを…!
…ギュンター、お前がクリムゾンを…▼
|
オープニング3†
+
| | マイユニット男性・僕
|
- [ギュンター]
- …………▼
くくく…
ははははは!▼
- (玉座に腰かけて不敵に笑うギュンター)
- [ギュンター]
- ご名答です、カムイ様。▼
いや…カムイ。▼
どうやら…三文芝居は
このあたりで幕引きのようだな。▼
- [カムイ]
- ギュンター…
いつから僕を騙していたんだ?▼
- [ギュンター]
- はて? いつからだろうな?▼
- [カムイ]
- どうしてだ…!
…なんのために…こんなことを…▼
- [ギュンター]
- なんのため?
お前のことが気に入らなかったからだ。▼
だから、仲間を信じ抜くという甘さを
ズタズタに引き裂いてやろうと思ってな。▼
- [カムイ]
- …………▼
- [ギュンター]
- どうやらその目的は
達することができたようだな。▼
カムイ、
今、とてもいい顔をしているぞ。▼
実に絶望的な顔だ。我に裏切られたのが、
よほどショックだったか。▼
…さあ、カムイ。今でも言えるか?
人を信じるなどという戯言を。▼
…まあ、さすがに無理だろうな。▼
- [カムイ]
- …………▼
…信じるよ。▼
それでも僕は…
僕はギュンターを信じる。▼
- [ギュンター]
- …………▼
…さすがに呆れてものが言えないな。
お前は本物の馬鹿なのか?▼
- [カムイ]
- うん…君を信じられるのなら…
僕は馬鹿でも何でも構わない。▼
…君は透魔王に
体を乗っ取られているだけだ。▼
僕が助けてみせる。▼
- [ギュンター]
- ははははは!
眷属と一緒にしてもらっては困る!▼
この体は完全に透魔王のもの…
我が透魔王であり…透魔王が我なのだ!▼
- [カムイ]
- 諦めない…!▼
…僕は闘う。
ギュンターを取り戻すために。▼
みんな…行こう。
この闘いを終わらせるんだ…!▼
|
1ターン目開始前†
+
| | マイユニット男性・俺
|
- [アクア]
- 気をつけて、カムイ。周囲の
水地からは透魔兵が湧き出してくる…▼
水地を塞ぐには、
竜脈の力を使うしかないわ。▼
- [カムイ]
- ! なんだ…?
足元が、光って…▼
暖かい…
それに、懐かしい温もりを感じる…▼
まるで…いなくなった母上が、
守ってくれているようだ…▼
- [アクア]
- この暖かな光は…
いったい…?▼
敵ではなさそうね。
私たちを守ろうとしてくれてる…▼
お母様…あなたなのね…?
私にはわかるわ……▼
|
竜脈起動†
- [アクア]
- 良かった…
水地を凍らせることができたわね。▼
これで透魔兵も出てくることはできないわ。▼
でも、気をつけて。時間が経つと
氷は溶けてしまうかもしれない…▼
vs ギュンター†
- [ギュンター]
- 透魔王の名において…滅びよ。▼
カムイ vs ギュンター†
+
| | マイユニット男性・俺
|
- [ギュンター]
- 来たか、カムイ。▼
まだ、我を信じるなどという妄言を
続けるつもりか?▼
- [カムイ]
- そうだ。
俺はギュンターを信じる。▼
- [ギュンター]
- どこまでも愚かな奴だ。
ならば、それも結構。▼
我を信じたまま、
我に殺されれば良い…▼
|
ギュンター撃破†
- [ギュンター]
- これほどの…力…
いったい……なぜ……▼
クリア後†
クリア後1†
+
| | マイユニット男性・僕
|
- [ギュンター]
- まだ…終わりではない…ぞ…▼
我は透魔王…
この程度では死なん。死なんのだ…▼
- [カムイ]
- やめるんだ、ギュンター!▼
もうやめてくれ!▼
- (アクア歌う)
- [ギュンター]
- !?▼
- [マークス]
- カムイ!
ギュンターに話しかけろ!▼
お前ならきっと呼び戻せる!
ギュンターの魂を!▼
- [カムイ]
- 信じてる…僕は君を信じてる!
だから…目を覚ましてくれっ!▼
ねえ、覚えてるだろう!?
僕のこと…▼
外に出られなかった僕を
いつも励ましてくれたこと、▼
ジョーカーやフェリシアやフローラと、
みんなで他愛もない話をしたこと!▼
- [カムイ]
- 剣の稽古をつけてくれたこと…▼
叱ってくれたこと、笑い合ったこと…▼
- [カムイ]
- 僕はみんな覚えてる!▼
だから、お願いだ!
戻ってきてくれ!▼
ギュンターーーーーーーーーーー!▼
- [ギュンター]
- …カムイ様…
…私は…▼
- [カムイ]
- ギュンター!
僕がわかるんだね!▼
- [ギュンター]
- ううっ…ぐううううっ…▼
- (ギュンター剣を振り上げる)
- [ギュンター]
- …うおおおおおっ!
- [マークス]
- なに!?▼
- [リョウマ]
- カムイっ!!▼
- [カムイ]
- !!▼
- (ギュンター、自分の腹に剣を突き立てる)
- [ギュンター]
- うぐっ…▼
- [カムイ]
- …ギュンター?▼
- [ギュンター]
- …うおああああああああああっ…▼
- [ギュンター]
- …………▼
…カムイ様。▼
- [カムイ]
- !! ギュンター?▼
- [ギュンター]
- ご迷惑を…おかけしました…
この命をもって…償いいたします…▼
- (ギュンター倒れこむ)
- [カムイ]
- ギュンター!▼
|
クリア後2†
+
| | マイユニット男性・僕
|
- (サクラとエリーゼ、ギュンターを回復させる)
- [ギュンター]
- …………▼
- [カムイ]
- 目が覚めたかい?▼
- [ギュンター]
- カムイ様…
私が竜の血を拒んだことは前に話しましたな。▼
それが気に障ったのか…
ガロン王は私の妻と子を殺したのです。▼
- [カムイ]
- …そんな。▼
- [ギュンター]
- それだけではなく…
ガロン王は私の故郷の者たちも皆殺しに…▼
- [カムイ]
- …なぜ、そこまで。▼
- [ギュンター]
- …はて?
…私には王族の考えることはわかりません。▼
あなたたち王族にとって、ただの人など
雑草と変わらないのでしょうから…▼
- [カムイ]
- …………▼
- [マークス]
- …………▼
- [リョウマ]
- …………▼
- [ギュンター]
- 良いですか…
カムイ様…▼
私があなたに尽くしていたのは、
ただ暗夜への復讐のため…▼
あなたを利用するつもりで近づいたのです。▼
- [カムイ]
- …………▼
…うん。
いいよ、それでも。▼
- [ギュンター]
- !?▼
- [カムイ]
- ギュンターは僕の傍にいてくれた。
そのことは何があっても変わらない。▼
たとえ利用するつもりだったとしても、
復讐のためだったとしても構わない。▼
ギュンターはギュンターだよ。▼
- [ギュンター]
- しかし、私は…あなたの仲間…
クリムゾン殿を殺したのですぞ…▼
- [カムイ]
- うん…
でも、あれは透魔王の力だ。▼
…ギュンターの力じゃないだろう。▼
罪を償いたいというのなら、
クリムゾンのためにも生きてくれ。▼
そして、この世界のために
働いてくれればいい。▼
- [ギュンター]
- …………▼
- [カムイ]
- …………▼
みんな…行こう。▼
いよいよ…
本当に最後の闘いだ。▼
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