会話集/章別会話
暗夜王国 24章 白夜王女ヒノカ†
ナレーション†
ついに白夜王都へと侵攻する暗夜軍。
カムイたちは、軍師マクベスの
残虐さに心を痛めながら王の間へ急ぐ。
だが、そうはさせじと白夜の一軍が
前に立ちふさがる。
オープニング†
オープニング1†
+
| | マイユニット男性・俺
|
- [カムイ]
- ついに、戻ってきたな…
白夜王都に。▼
- [アクア]
- ええ。
あと少しで全てが終わる。▼
白夜王城を落とし、
王座を制圧すれば…▼
いよいよ、
私たち暗夜王国の勝利となるわ。▼
- [カムイ]
- …………▼
…アクア、平気なのか?▼
- [アクア]
- え?▼
- [カムイ]
- 今から攻め込むのは、
お前の育った場所なんだぞ。▼
もし辛いなら
戦闘は俺たちに任せて、▼
お前はどこか別のところで
待っていても…▼
- [アクア]
- いいえ。
それはできないわ。▼
怖気づいて逃げるために、
私は暗夜側についたわけじゃない。▼
私は最後まで…
あなたと一緒に闘うわ。▼
この戦争を終わらせることこそが
私を育ててくれた白夜王国のために、▼
共に育ったきょうだいたちのために
やるべき使命だって…▼
私はそう、
信じているから。▼
- [カムイ]
- アクア…▼
- [アクア]
- ねえ…そういえば、
結局…見つからなかったわね。▼
- [カムイ]
- え…▼
- [アクア]
- …タクミのこと。▼
あの後、マクベスやガンズの部隊が
しらみつぶしに探したそうだけれど…▼
タクミ本人はおろか、見につけていた物の
一つも見つけることはできなかった。▼
にわかには信じがたい話だけれど…
…タクミは消えてしまった。▼
そう思うのが一番、
しっくりくるわ。▼
- [カムイ]
- 消えてしまった…▼
…………▼
- [アクア]
- このことは…
サクラには黙っておいた方がいいでしょうね。▼
- [マークス]
- カムイ、アクア。▼
- [カムイ]
- マークス兄さん。▼
父上よりのお達しだ。
これより、白夜王都に侵攻する。▼
皆に準備をするよう、伝えてほしい。▼
- [カムイ]
- わかった。▼
- (大勢の暗夜兵と馬に乗ったガロン王が王都に侵攻している一枚絵)
- [お兄さん]
- あいつらだ…!
暗夜軍が…暗夜軍が来たぞーっ!▼
- [お姉さん]
- ああ、恐ろしい…
まるで死神の行軍だわ…▼
- [カムイ]
- …………▼
- [お兄さん]
- おい、裏切り者の
カムイ王子もいるぞ!▼
- [カムイ]
- !▼
- [おじいさん]
- ミコト様や王都をあんな風にして、
よくその顔が見せられたのう…!▼
- [おばさん]
- 主人を返しておくれ!
この、人でなし!!▼
- [カムイ]
- ……っ!!▼
- [マクベス]
- はぁ…民草共が五月蝿いですね…
道を開けなさい!!▼
- [おばさん]
- きゃああっ!▼
- [カムイ]
- マクベス!?▼
- [マクベス]
- ふん…他愛もないですね。▼
ご安心ください、
カムイ様。▼
あなた様に心無い言葉を吐く者は、
全て私たちが始末いたしますので。▼
- [ガンズ]
- ふははは! 俺たちに逆らったら
どうなるか思い知らせてやる!▼
- [お兄さん]
- うわああああっ!!▼
- [カムイ]
- あ…▼
- [アクア]
- こらえて、カムイ。
後ろには、ガロン王がいるわ。▼
いま彼らを止めたりすれば、
何をされるかわからないのよ。▼
|
+
| | マイユニット女性・私
|
- [カムイ]
- ついに、戻ってきましたね…
白夜王都に。▼
- [アクア]
- ええ。
あと少しで全てが終わる。▼
白夜王城を落とし、
王座を制圧すれば…▼
いよいよ、
私たち暗夜王国の勝利となるわ。▼
- [カムイ]
- …………▼
…アクアさん、平気なんですか?▼
- [アクア]
- え?▼
- [カムイ]
- だって、今から攻め込むのは、
あなたの育った場所なんですよ。▼
もし辛いなら
戦闘は私たちに任せて、▼
あなたはどこか別のところで
待っていてくれても…▼
- [アクア]
- いいえ。
それはできないわ。▼
怖気づいて逃げるために、
私は暗夜側についたわけじゃない。▼
私は最後まで…
あなたと一緒に闘うわ。▼
この戦争を終わらせることこそが
私を育ててくれた白夜王国のために、▼
共に育ったきょうだいたちのために
やるべき使命だって…▼
私はそう、
信じているから。▼
- [カムイ]
- アクアさん…▼
- [アクア]
- ねえ…そういえば、
結局…見つからなかったわね。▼
- [カムイ]
- え…▼
- [アクア]
- …タクミのこと。▼
あの後、マクベスやガンズの部隊が
しらみつぶしに探したそうだけれど…▼
タクミ本人はおろか、見につけていた物の
一つも見つけることはできなかった。▼
にわかには信じがたい話だけれど…
…タクミは消えてしまった。▼
そう思うのが一番、
しっくりくるわ。▼
- [カムイ]
- 消えてしまった…▼
…………▼
- [アクア]
- このことは…
サクラには黙っておいた方がいいでしょうね。▼
- [カムイ]
- はい…、そうですね。▼
- [マークス]
- カムイ、アクア。▼
- [カムイ]
- マークス兄さん。▼
父上よりのお達しだ。
これより、白夜王都に侵攻する。▼
皆に準備をするよう、伝えてほしい。▼
- (大勢の暗夜兵と馬に乗ったガロン王が王都に侵攻している一枚絵)
- [お兄さん]
- あいつらだ…!
暗夜軍が…暗夜軍が来たぞーっ!▼
- [お姉さん]
- ああ、恐ろしい…
まるで死神の行軍だわ…▼
- [カムイ]
- …………▼
- [お兄さん]
- おい、裏切り者の
カムイ王女もいるぞ!▼
- [カムイ]
- !▼
- [おじいさん]
- ミコト様や王都をあんな風にして、
よくその顔が見せられたのう…!▼
- [おばさん]
- 主人を返しておくれ!
この、人でなし!!▼
- [カムイ]
- ……っ!!▼
- [マクベス]
- はぁ…民草共が五月蝿いですね…
道を開けなさい!!▼
- [おばさん]
- きゃああっ!▼
- [カムイ]
- マクベスさん!?▼
- [マクベス]
- ふん…他愛もないですね。▼
ご安心ください、
カムイ様。▼
あなた様に心無い言葉を吐く者は、
全て私たちが始末いたしますので。▼
- [ガンズ]
- ふははは! 俺たちに逆らったら
どうなるか思い知らせてやる!▼
- [お兄さん]
- うわああああっ!!▼
- [カムイ]
- あ…▼
- [アクア]
- こらえて、カムイ。
後ろには、ガロン王がいるわ。▼
いま彼らを止めたりすれば、
何をされるかわからないのよ。▼
- [カムイ]
- …………▼
わかりました。▼
|
オープニング2†
+
| | マイユニット男性・俺
|
- [マクベス]
- さて、
白夜王城に着いたようですね。▼
ふむ…外に兵は見当たりません。▼
おおかた、全戦力を城内に集中させ
防衛戦でもするつもりなのでしょう。▼
- [マークス]
- そうだな…▼
だが、我々暗夜王国軍は、
既に白夜王城を取り囲めるほどの数だ。▼
投降するよう呼びかければ、
闘わずとも勝負がつく。▼
- [マクベス]
- なりません、マークス様。▼
- [マークス]
- なに?▼
- [マクベス]
- いいですか?
これは白夜王国の邪魔者たちを、▼
一斉に始末するチャンスですぞ。
投降の呼びかけなど生ぬるい…▼
この戦乱に乗じ、
白夜の要人を全て殺害してしまえば、▼
晴れて戦争が終わった後…▼
我が暗夜王国がこの国を乗っ取ることも
容易くなるでしょう。▼
- [マークス]
- 貴様、そんな卑劣な手を…▼
- [マクベス]
- ガロン王様、如何でしょう。▼
このマクベスの策、
実行に移しても宜しいでしょうか。▼
- [ガロン]
- 好きにしろ。▼
- [マクベス]
- ありがとうございます。▼
- [マークス]
- …父上…▼
- [マクベス]
- ふむ…ではお許しも出たことですので、
我々は城内に攻め入りましょう。▼
私たちは裏から、
カムイ様たちは表から、▼
それぞれ進行するということで
如何でしょう。▼
- [マークス]
- …………▼
どうする、カムイ。
それで異論はないか。▼
- [カムイ]
- …はい。▼
それが、父上のご意向であれば。▼
- [マクベス]
- おお、そうですか。
それは何よりでございます。▼
では私たちは裏手に回りますゆえ。▼
後ほど、城内の「王の間」で
お会いしましょう。▼
…くれぐれも、うっかり戦死なさらぬよう
お気をつけ下さい。▼
- [カムイ]
- …………▼
…マークス兄さん。
俺は…▼
- [マークス]
- ああ。このやり方が
お前の本意ではないことは、わかっている。▼
…カムイ。▼
お前は以前…カミラに、
正義はどこにあるのかと聞いたそうだな。▼
- [カムイ]
- ああ…▼
- [マークス]
- …正義など、ありはしない。▼
それが戦争だ。▼
この世界に、
正しい道も間違った道も存在しない。▼
あるのはただ…▼
それぞれの野望と、欲望。
そして、それに付き従う者達の思惑だ。▼
よく、覚えておけ。▼
- [カムイ]
- …………▼
|
+
| | マイユニット女性・私
|
- [マクベス]
- さて、
白夜王城に着いたようですね。▼
ふむ…外に兵は見当たりません。▼
おおかた、全戦力を城内に集中させ
防衛戦でもするつもりなのでしょう。▼
- [マークス]
- そうだな…▼
だが、我々暗夜王国軍は、
既に白夜王城を取り囲めるほどの数だ。▼
投降するよう呼びかければ、
闘わずとも勝負がつく。▼
- [マクベス]
- なりません、マークス様。▼
- [マークス]
- なに?▼
- [マクベス]
- いいですか?
これは白夜王国の邪魔者たちを、▼
一斉に始末するチャンスですぞ。
投降の呼びかけなど生ぬるい…▼
この戦乱に乗じ、
白夜の要人を全て殺害してしまえば、▼
晴れて戦争が終わった後…▼
我が暗夜王国がこの国を乗っ取ることも
容易くなるでしょう。▼
- [マークス]
- 貴様、そんな卑劣な手を…▼
- [マクベス]
- ガロン王様、如何でしょう。▼
このマクベスの策、
実行に移しても宜しいでしょうか。▼
- [ガロン]
- 好きにしろ。▼
- [マクベス]
- ありがとうございます。▼
- [マークス]
- …父上…▼
- [マクベス]
- ふむ…ではお許しも出たことですので、
我々は城内に攻め入りましょう。▼
私たちは裏から、
カムイ様たちは表から、▼
それぞれ進行するということで
如何でしょう。▼
- [マークス]
- …………▼
どうする、カムイ。
それで異論はないか。▼
- [カムイ]
- …はい。▼
それが、お父様のご意向であれば。▼
- [マクベス]
- おお、そうですか。
それは何よりでございます。▼
では私たちは裏手に回りますゆえ。▼
後ほど、城内の「王の間」で
お会いしましょう。▼
…くれぐれも、うっかり戦死なさらぬよう
お気をつけ下さい。▼
- [カムイ]
- …………▼
…マークス兄さん。
私は…▼
- [マークス]
- ああ。このやり方が
お前の本意ではないことは、わかっている。▼
…カムイ。▼
お前は以前…カミラに、
正義はどこにあるのかと聞いたそうだな。▼
- [カムイ]
- はい…▼
- [マークス]
- …正義など、ありはしない。▼
それが戦争だ。▼
この世界に、
正しい道も間違った道も存在しない。▼
あるのはただ…▼
それぞれの野望と、欲望。
そして、それに付き従う者達の思惑だ。▼
よく、覚えておけ。▼
- [カムイ]
- …………▼
|
1ターン目敵フェイズ開始前†
※ヒノカ・アサマ・セツナのうち1人以上を撃破済みの場合は発生しない
- [アサマ]
- おや…いらしたようですよ、ヒノカ様。
あなたの可愛い弟君が。▼
- [ヒノカ]
- …カムイ、か。▼
- [セツナ]
- 闘うの…? ヒノカ様。▼
- [ヒノカ]
- ああ。このシラサギ城は…
私が守ってみせる。▼
何人たりとも、
王の間には行かせん。▼
ここで食い止めねば…第一王女の恥だ。▼
- [セツナ]
- そうですか…
じゃあ、私もがんばります…▼
- [アサマ]
- お守り致します、ヒノカ様。
私も全力で…あなたのことを。▼
- [ヒノカ]
- …ふっ。▼
まさか我が臣下から
そんな真面目な言葉が聞けるとはな。▼
お前たちらしくないが…
とても心強く思うぞ。▼
…ありがとう、
アサマ。セツナ。▼
どうかお前たちは死なないでくれ。▼
私はお前たちのことを信頼している。
…誰よりもな。▼
ムービー11 「ヒノカ戦」†
- (天馬に乗るヒノカが太陽を背に向かってくる)
- [ヒノカ]
- ふっ!
- (ヒノカ、天馬から飛び降りる。頭上で薙刀を振りまわす)
- [ヒノカ]
- 白夜王国第一の王女…
- (ヒノカ、天馬に着地。薙刀を構える)
- [ヒノカ]
- ヒノカ、参る!!
vs ヒノカ†
- [ヒノカ]
- 暗夜の手の者は、
誰であってもこの先には行かせんぞ…▼
カムイ vs ヒノカ†
+
| | マイユニット男性・私
|
- [ヒノカ]
- 来たか…カムイ。
お前の本当の家である…▼
この王城に。▼
- [カムイ]
- …はい。▼
すみませんが、私は玉座に用があるのです。
そこを通してもらいますよ。▼
- [ヒノカ]
- そんな…
もうこの城に、何の感慨も湧かないのか…?▼
…カムイ。▼
私は、この城に帰ってきたお前を、
おかえりと言って迎えたかった。▼
ここで眠り、ここで起き、
ここで生きるお前が見たかった。▼
ここがお前の…
帰る場所になって欲しかった。▼
それが私の、夢だった。▼
でも、その夢は…
もう…▼
- [カムイ]
- ヒノカ姉さん…▼
- [ヒノカ]
- …私としたことが、らしくないな。
潰えた夢に思いを馳せるなど。▼
今目の前にいるのは、敵国の将。
ならば私は、ただ闘うのみだ。▼
…お前がもう二度と、
この城に来ることのないように。▼
|
+
| | マイユニット男性・僕
|
- [ヒノカ]
- 来たか…カムイ。
お前の本当の家である…▼
この王城に。▼
- [カムイ]
- …うん。▼
悪いけど、僕は玉座に用があるんだ。
そこを通してもらうよ。▼
- [ヒノカ]
- そんな…
もうこの城に、何の感慨も湧かないのか…?▼
…カムイ。▼
私は、この城に帰ってきたお前を、
おかえりと言って迎えたかった。▼
ここで眠り、ここで起き、
ここで生きるお前が見たかった。▼
ここがお前の…
帰る場所になって欲しかった。▼
それが私の、夢だった。▼
でも、その夢は…
もう…▼
- [カムイ]
- ヒノカ姉さん…▼
- [ヒノカ]
- …私としたことが、らしくないな。
潰えた夢に思いを馳せるなど。▼
今目の前にいるのは、敵国の将。
ならば私は、ただ闘うのみだ。▼
…お前がもう二度と、
この城に来ることのないように。▼
|
+
| | マイユニット男性・俺
|
- [ヒノカ]
- 来たか…カムイ。
お前の本当の家である…▼
この王城に。▼
- [カムイ]
- …ああ。▼
悪いが、俺は玉座に用があるんだ。
そこを通してもらうぞ。▼
- [ヒノカ]
- そんな…
もうこの城に、何の感慨も湧かないのか…?▼
…カムイ。▼
私は、この城に帰ってきたお前を、
おかえりと言って迎えたかった。▼
ここで眠り、ここで起き、
ここで生きるお前が見たかった。▼
ここがお前の…
帰る場所になって欲しかった。▼
それが私の、夢だった。▼
でも、その夢は…
もう…▼
- [カムイ]
- ヒノカ姉さん…▼
- [ヒノカ]
- …私としたことが、らしくないな。
潰えた夢に思いを馳せるなど。▼
今目の前にいるのは、敵国の将。
ならば私は、ただ闘うのみだ。▼
…お前がもう二度と、
この城に来ることのないように。▼
|
+
| | マイユニット女性・私
|
- [ヒノカ]
- 来たか…カムイ。
お前の本当の家である…▼
この王城に。▼
- [カムイ]
- …はい。▼
すみませんが、私は玉座に用があるのです。
そこを通してもらいますよ。▼
- [ヒノカ]
- そんな…
もうこの城に、何の感慨も湧かないのか…?▼
…カムイ。▼
私は、この城に帰ってきたお前を、
おかえりと言って迎えたかった。▼
ここで眠り、ここで起き、
ここで生きるお前が見たかった。▼
ここがお前の…
帰る場所になって欲しかった。▼
それが私の、夢だった。▼
でも、その夢は…
もう…▼
- [カムイ]
- ヒノカ姉さん…▼
- [ヒノカ]
- …私としたことが、らしくないな。
潰えた夢に思いを馳せるなど。▼
今目の前にいるのは、敵国の将。
ならば私は、ただ闘うのみだ。▼
…お前がもう二度と、
この城に来ることのないように。▼
|
ヒノカ撃破†
- [ヒノカ]
- リョウマ兄様…
どうか…この城を……▼
vs アサマ†
- [アサマ]
- このような蛮行を働いて、
あなた方に生きている価値などありません。▼
今すぐあなたを、仏の元に
送って差し上げましょう。▼
アサマ撃破†
- [アサマ]
- 愚かですねえ…
あなたも、私も……▼
vs セツナ†
- [セツナ]
- 私、がんばる…
ヒノカ様に、そう約束したから…▼
セツナ撃破†
- [セツナ]
- 負けちゃった…
くやしいなんて思うの、はじめて…▼
クリア後†
+
| | マイユニット男性・俺
|
- [ヒノカ]
- くっ…
負けたのだな、私は…▼
この城を守ることは、
叶わなかったか…▼
- [カムイ]
- …………▼
- [ヒノカ]
- さあ、殺すなら殺せ。
第一王女として、命乞いはしない。▼
その代わり、残った兵たちは
どうか助命を…▼
- [アサマ]
- な、何を仰るのですか
ヒノカ様!?▼
あなたは、ここで死んでは
いけません!▼
- [セツナ]
- だめ…
そんなの、ぜったいだめです…▼
ヒノカ様が死ぬのなら、
私も一緒に死にます…▼
- [ヒノカ]
- アサマ、セツナ…▼
- [カムイ]
- いえ…だめだ。▼
父上は敵将の命を救うことなど
決してお許しにはならない。▼
だから、すまないが…▼
- [ヒノカ]
- …そうか。
ならば、一思いに殺せ。▼
- [カムイ]
- …ああ。▼
…………▼
- (カムイが夜刀神を振り上げる)
- [カムイ]
- でえいっ!!!!▼
- [ヒノカ]
- !!▼
- (夜刀神が風を切る音。だが、ヒノカは無事。)
- [ヒノカ]
- …え?▼
- [アサマ]
- は、外れた…▼
いえ…
外した…のですか?▼
- [セツナ]
- どうして…▼
- [ヒノカ]
- カムイ…?▼
- [カムイ]
- …ヒノカ姉さん。
よく聞いてくれ。▼
今この瞬間から、
姉さんは死んだことにする。▼
だから、そこにいる臣下の方たちと一緒に、
どこかに隠れていてくれ。▼
それから、
姉さんの武器は貰っていくぞ。▼
姉さんを討った証として、
父上に献上する。▼
- [ヒノカ]
- どういうことだ…?
私を、殺さないのか…?▼
- [カムイ]
- ああ、少なくとも俺は、
無駄な殺戮は避けたいと思っている。▼
ヒノカ姉さんも
ここにいる兵たちも、殺しはしない。▼
- [ヒノカ]
- そんな…!
ならば、私も共に行こう。▼
私がリョウマ兄様を説得すれば、
この戦も早く決するかもしれぬ!▼
- [カムイ]
- それはだめだ!▼
姉さんが生きていることが知れたら、
ガロン王は何をするかわからない。▼
辛いかもしれないが、
どうか待っていてくれないか。▼
戦争が終わるまで隠れていてくれれば、
きっと生き延びることができる。▼
みんな死なずに済むんだ!▼
- [ヒノカ]
- しかし、私はこのまま
待っているわけには…▼
- [カミラ]
- まあ、聞き分けのない子。▼
- (カミラがヒノカの喉元に斧をつきつける)
- [ヒノカ]
- なっ!?▼
- [カミラ]
- あらあら…
うっかり喉元に刃が。▼
ちょっとでも動くと、
喉を裂いちゃうかもしれないわ。▼
- [ヒノカ]
- 貴様、何を…▼
- [カミラ]
- そうねえ…
「私の」弟が決めたことだもの、▼
あなたの助命に異論はないわ。▼
でも…あんまりカムイのことを
困らせないでちょうだいね。▼
これ以上逆らうようなら私…
手が滑るかもしれないわよ?▼
- [ヒノカ]
- …………▼
- [カミラ]
- うふふ。
相変わらず、怖い顔。▼
そんなことじゃ、サクラ王女と再会した時…
きっと怯えられちゃうわ。▼
- [ヒノカ]
- なに!? サクラは…
生きているのか!?▼
- (斧を退くカミラ)
- [カミラ]
- さあ、どうでしょうね。
全てが終われば、わかるかもしれないけど。▼
そのためには、カムイの言う通り
隠れててもらう必要があるの。▼
あなたが死んだらサクラ王女、
どう思うかしら?▼
- [ヒノカ]
- …………▼
ああ…わかった。
お前たちの言う通りにしよう。▼
- [カミラ]
- そう。わかってくれて、嬉しいわ。
従順にしていたら、優しくしてあげる。▼
よく見たらあなた…
私の好みの顔立ちだわ。▼
可愛くて、とっても綺麗。▼
- [ヒノカ]
- っ…!?▼
- [カミラ]
- 素敵だわ。
照れてる顔も、なかなかね。▼
- [カムイ]
- えっと…
カ、カミラ姉さん…▼
- [カミラ]
- ごめんなさい。
それじゃあ私たちはもう行くわね。▼
さよなら、白夜の王女様。▼
- [ヒノカ]
- …おい、カムイ。
上階には、リョウマ兄様がいる。▼
もしお前たちが本当に、
無駄な殺戮を避けたいというのなら、▼
どうか、殺しはしないでほしい。▼
母国に続き、リョウマ兄様までいなくなったら、
この国はおしまいだ…▼
- [カムイ]
- わかった、約束しよう。
リョウマ兄さんは絶対に死なせはしない。▼
この救いの刀に懸けて、
必ず守ってみせる。▼
- [ヒノカ]
- ありがとう、カムイ…▼
- [カムイ]
- あ…
…それから、最後に一つだけ聞いてくれ。▼
俺たちのしたことは、
白夜王国にとって…▼
ヒノカ姉さんにとって、
決して許せないことだと分かっている。▼
…でも、もし全てが終わり、
平和な日々が来たら…▼
俺は、またここで、
今度は本当のきょうだいとして▼
みんなと笑い合いたいと…
そう思っている。▼
- [ヒノカ]
- !! カムイ…っ。▼
- [カムイ]
- すまん…▼
そんなことできるものかと
怒ってくれても構わない。▼
だが、俺はそう思っていると、
それだけは…どうか覚えておいてほしい。▼
- [ヒノカ]
- …………▼
カムイ…▼
- [アサマ]
- ヒノカ様、
ご無事で、良かったです。▼
- [セツナ]
- 行きましょう…
ここにいたら、見つかっちゃいますよ…▼
- [ヒノカ]
- そう、だな…▼
…暗夜王国軍のしたことは、
許せるものではない。▼
今までの卑劣な行いも、この戦争も、
全て許し難い蛮行だ。▼
だが…カムイ。
お前の願いは、▼
本当のきょうだいとして笑い合いたいという
その思いだけは…▼
いつか、叶う日を願わずには
いられない…▼
…………▼
リョウマ兄様…
どうか、カムイを…▼
|
+
| | マイユニット女性・私
|
- [ヒノカ]
- くっ…
負けたのだな、私は…▼
この城を守ることは、
叶わなかったか…▼
- [カムイ]
- …………▼
- [ヒノカ]
- さあ、殺すなら殺せ。
第一王女として、命乞いはしない。▼
その代わり、残った兵たちは
どうか助命を…▼
- [アサマ]
- な、何を仰るのですか
ヒノカ様!?▼
あなたは、ここで死んでは
いけません!▼
- [セツナ]
- だめ…
そんなの、ぜったいだめです…▼
ヒノカ様が死ぬのなら、
私も一緒に死にます…▼
- [ヒノカ]
- アサマ、セツナ…▼
- [カムイ]
- いえ…だめです。▼
お父様は敵将の命を救うことなど
決してお許しにはならないでしょう。▼
ですから、すみませんが…▼
- [ヒノカ]
- …そうか。
ならば、一思いに殺せ。▼
- [カムイ]
- …はい。▼
…………▼
- (カムイが夜刀神を振り上げる)
- [カムイ]
- ええいっ!!!!▼
- [ヒノカ]
- !!▼
- (夜刀神が風を切る音。だが、ヒノカは無事。)
- [ヒノカ]
- …え?▼
- [アサマ]
- は、外れた…▼
いえ…
外した…のですか?▼
- [セツナ]
- どうして…▼
- [ヒノカ]
- カムイ…?▼
- [カムイ]
- …ヒノカ姉さん。
よく聞いてください。▼
今この瞬間から、
姉さんは死んだことにします。▼
ですから、そこにいる臣下の方たちと一緒に、
どこかに隠れていてください。▼
それから、
姉さんの武器は貰っていきます。▼
姉さんを討った証として、
お父様に献上しますので。▼
- [ヒノカ]
- どういうことだ…?
私を、殺さないのか…?▼
- [カムイ]
- はい、少なくとも私は、
無駄な殺戮は避けたいと思っています。▼
ヒノカ姉さんも
ここにいる兵たちも、殺しはしません。▼
- [ヒノカ]
- そんな…!
ならば、私も共に行こう。▼
私がリョウマ兄様を説得すれば、
この戦も早く決するかもしれぬ!▼
- [カムイ]
- それはだめです!▼
姉さんが生きていることが知れたら、
ガロン王は何をするかわかりません。▼
辛いかもしれませんが、
どうか待っていてくれませんか。▼
戦争が終わるまで隠れていてくれれば、
きっと生き延びることができます。▼
みんな死なずに済むんです!▼
- [ヒノカ]
- しかし、私はこのまま
待っているわけには…▼
- [カミラ]
- まあ、聞き分けのない子。▼
- (カミラがヒノカの喉元に斧をつきつける)
- [ヒノカ]
- なっ!?▼
- [カミラ]
- あらあら…
うっかり喉元に刃が。▼
ちょっとでも動くと、
喉を裂いちゃうかもしれないわ。▼
- [ヒノカ]
- 貴様、何を…▼
- [カミラ]
- そうねえ…
「私の」妹が決めたことだもの、▼
あなたの助命に異論はないわ。▼
でも…あんまりカムイのことを
困らせないでちょうだいね。▼
これ以上逆らうようなら私…
手が滑るかもしれないわよ?▼
- [ヒノカ]
- …………▼
- [カミラ]
- うふふ。
相変わらず、怖い顔。▼
そんなことじゃ、サクラ王女と再会した時…
きっと怯えられちゃうわ。▼
- [ヒノカ]
- なに!? サクラは…
生きているのか!?▼
- (斧を退くカミラ)
- [カミラ]
- さあ、どうでしょうね。
全てが終われば、わかるかもしれないけど。▼
そのためには、カムイの言う通り
隠れててもらう必要があるの。▼
あなたが死んだらサクラ王女、
どう思うかしら?▼
- [ヒノカ]
- …………▼
ああ…わかった。
お前たちの言う通りにしよう。▼
- [カミラ]
- そう。わかってくれて、嬉しいわ。
従順にしていたら、優しくしてあげる。▼
よく見たらあなた…
私の好みの顔立ちだわ。▼
可愛くて、とっても綺麗。▼
- [ヒノカ]
- っ…!?▼
- [カミラ]
- 素敵だわ。
照れてる顔も、なかなかね。▼
- [カムイ]
- えっと…
カ、カミラ姉さん…▼
- [カミラ]
- ごめんなさい。
それじゃあ私たちはもう行くわね。▼
さよなら、白夜の王女様。▼
- [ヒノカ]
- …おい、カムイ。
上階には、リョウマ兄様がいる。▼
もしお前たちが本当に、
無駄な殺戮を避けたいというのなら、▼
どうか、殺しはしないでほしい。▼
母様に続き、リョウマ兄様までいなくなったら、
この国はおしまいだ…▼
- [カムイ]
- わかりました、約束します。
リョウマ兄さんは絶対に死なせはしません。▼
この救いの刀に懸けて、
必ず守ってみせます。▼
- [ヒノカ]
- ありがとう、カムイ…▼
- [カムイ]
- あ…
…それから、最後に一つだけ聞いてください。▼
私たちのしたことは、
白夜王国にとって…▼
ヒノカ姉さんにとって、
決して許せないことだと分かっています。▼
…でも、もし全てが終わり、
平和な日々が来たら…▼
またここで、
今度は本当のきょうだいとして▼
みんなと笑い合いたいと…
私はそう思っています。▼
- [ヒノカ]
- !! カムイ…っ。▼
- [カムイ]
- すみません…▼
そんなことできるものかと
怒ってくれても構いません。▼
でも、私はそう思っていると、
それだけは…どうか覚えておいてください。▼
- [ヒノカ]
- …………▼
カムイ…▼
- [アサマ]
- ヒノカ様、
ご無事で、良かったです。▼
- [セツナ]
- 行きましょう…
ここにいたら、見つかっちゃいますよ…▼
- [ヒノカ]
- そう、だな…▼
…暗夜王国軍のしたことは、
許せるものではない。▼
今までの卑劣な行いも、この戦争も、
全て許し難い蛮行だ。▼
だが…カムイ。
お前の願いは、▼
本当のきょうだいとして笑い合いたいという
その思いだけは…▼
いつか、叶う日を願わずには
いられない…▼
…………▼
リョウマ兄様…
どうか、カムイを…▼
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