会話集/章別会話
白夜王国 21章 燃える滝†
ナレーション†
黒竜王の体内から抜け出した一行は
王都を目指して川を進む。
対岸の船着き場までは、相当の距離が
あるはずだが、賢者から渡された地図は
意外な場所を目的地としていた。
オープニング†
オープニング1 †
+
| | マイユニット(男性)
|
- [ガロン]
- ほう…奴らは黒竜王の体内から
抜け出したか。▼
まあ良い。マクベスの策など
所詮はこの程度。▼
もうすぐ、奴らの中のコウモリが
羽ばたく時が来る。▼
その時こそ…▼
ふふふふふ……▼
ふあっはっはっはっはっは!!▼
(ガロン王の部屋の外にエリーゼ)
- [エリーゼ]
- …………▼
お父様…▼
(マークスが近づいてくる)
- [マークス]
- …おい。
何をしているんだ、エリーゼ。▼
- [エリーゼ]
- ひゃっ!?
マ、マークスおにいちゃん…▼
- [マークス]
- 父上の部屋を覗いていたのか?▼
- [エリーゼ]
- …うん。▼
- [マークス]
- いいか、エリーゼ…▼
ここには無闇に
近づかないほうがいい。▼
見つかったら、
お前とてただではすまないぞ?▼
- [エリーゼ]
- ご、ごめんなさい…
でも、でも…あたし…▼
ひっく…ぐすっ…!▼
- [マークス]
- エリーゼ?▼
- [エリーゼ]
- マークスおにいちゃん…
あたし、どうしたらいいの…?▼
カムイおにいちゃんも、
レオンおにいちゃんも、いなくなっちゃった…!▼
カミラおねえちゃんだって、
近頃はずっと塞ぎ込んだままよ…!▼
ねえ、どうしたらきょうだい同士で
闘わずにすむの!?▼
どうしたら前みたいに、
みんな一緒にいられるの…!?▼
- [マークス]
- エリーゼ…▼
…心配するな。
この戦争が終われば…▼
白夜王国を征服することができれば、
すべては元通りだ。▼
- [エリーゼ]
- ほんとに…?▼
- [マークス]
- ああ。
そう信じて闘うしかないんだ。▼
…今は。▼
|
+
| | マイユニット(女性)
|
- [ガロン]
- ほう…奴らは黒竜王の体内から
抜け出したか。▼
まあ良い。マクベスの策など
所詮はこの程度。▼
もうすぐ、奴らの中のコウモリが
羽ばたく時が来る。▼
その時こそ…▼
ふふふふふ……▼
ふあっはっはっはっはっは!!▼
(ガロン王の部屋の外にエリーゼ)
- [エリーゼ]
- …………▼
お父様…▼
(マークスが近づいてくる)
- [マークス]
- …おい。
何をしているんだ、エリーゼ。▼
- [エリーゼ]
- ひゃっ!?
マ、マークスおにいちゃん…▼
- [マークス]
- 父上の部屋を覗いていたのか?▼
- [エリーゼ]
- …うん。▼
- [マークス]
- いいか、エリーゼ…▼
ここには無闇に
近づかないほうがいい。▼
見つかったら、
お前とてただではすまないぞ?▼
- [エリーゼ]
- ご、ごめんなさい…
でも、でも…あたし…▼
ひっく…ぐすっ…!▼
- [マークス]
- エリーゼ?▼
- [エリーゼ]
- マークスおにいちゃん…
あたし、どうしたらいいの…?▼
カムイおねえちゃんも、
レオンおにいちゃんも、いなくなっちゃった…!▼
カミラおねえちゃんだって、
近頃はずっと塞ぎ込んだままよ…!▼
ねえ、どうしたらきょうだい同士で
闘わずにすむの!?▼
どうしたら前みたいに、
みんな一緒にいられるの…!?▼
- [マークス]
- エリーゼ…▼
…心配するな。
この戦争が終われば…▼
白夜王国を征服することができれば、
すべては元通りだ。▼
- [エリーゼ]
- ほんとに…?▼
- [マークス]
- ああ。
そう信じて闘うしかないんだ。▼
…今は。▼
|
オープニング2 †
+
| | マイユニット(男性・俺)
|
- [リョウマ]
- よし、なんとか船に乗れたな。
まるで海のように大きな川だ…▼
この向こう岸に、
お前のいた王都があるんだな。▼
- [カムイ]
- ああ…
いよいよ、帰ってきたんだな…▼
- [タクミ]
- ここまで来たのは喜ばしいことだけど…
向こう岸に着いたら今度こそ、▼
暗夜兵との戦闘になることは
避けられないだろうね。▼
- [カムイ]
- そうだな。
では今のうちに準備を整えるぞ。▼
船着き場に着いたらもう
休む暇はないだろう。▼
- [リョウマ]
- …なあ、カムイ。▼
その前に少しだけ、
聞いてほしいことがある。▼
- [カムイ]
- リョウマ兄さん?
どうしたんだ?▼
- [リョウマ]
- ああ。実は…船に乗る直前に、
ユキムラから伝令があった。▼
- [カムイ]
- ユキムラさんから…!?
ど、どうやって!?▼
- [リョウマ]
- 天馬の仔を一頭、
無限渓谷から飛ばしたらしい。▼
なかなか俺たちを見つけられなかったようで
ひどく衰弱していたが…▼
今はサクラが面倒を見ている。
数日の内にはまた飛べるようになるだろう。▼
- [カムイ]
- そうか…良かった。▼
…それで、伝令の内容は?▼
- [リョウマ]
- 白夜王国での戦況を報告するものだった。▼
ユキムラは今も王国軍を指揮し
暗夜の侵略を耐え忍んでくれていると。▼
だが最近ではフウマからの刺客も現れ、
白夜王国領内でも争いが絶えないとのことだった。▼
…おそらく、
もう長くはもたない形勢だろう。▼
- [カムイ]
- …そんな…▼
- [リョウマ]
- 伝令を出してから今に至るまでにも
かなり時間が経っているだろうから…▼
今頃、状況はもっと
厳しくなっているかもしれんな。▼
- [カムイ]
- もうあまり、
猶予は無いみたいだな。▼
城を守ってくれているユキムラさんのためにも、
一刻も早く戦争を終わらせなければ…▼
…船着き場までは、
あとどのくらいかかるんだ?▼
- [リョウマ]
- そうだな…少なく見積もっても、
あと一昼夜はかかるな。▼
船着き場に行くには
しばらく流れを遡る必要があるためだ。▼
向こう岸の船着き場は、
かなり上流にあると聞く。▼
- [タクミ]
- でもリョウマ兄さん。
賢者様から頂いた地図だと、▼
目的地は、ここのすぐ向こう岸に
なってるよ?▼
- [リョウマ]
- なに…!?
妙だな…▼
ここの向こう岸には、
船をつけられる場所は無いはずだ。▼
- [タクミ]
- でも、確かにここに…▼
…ん?
何か走り書きがしてある。▼
王都への道…
デーモン…フォール…?▼
- [リョウマ]
- デーモンフォールだと!?▼
- [カムイ]
- リョウマ兄さん、知っているのか?▼
- [リョウマ]
- ああ。デーモンフォールは
その名の通り、死の滝…▼
暗夜王国の民は誰も
近づこうとしない滝壺だと聞く。▼
かつてはあのノートルディア公国の
領地であったという話だが、▼
暗夜王国の支配を受けた直後に、
怪物が徘徊する場となってしまったらしい。▼
- [カムイ]
- まさか、そんな場所に
王都への道が…▼
- [タクミ]
- そこにならたぶん
数刻もしないうちに辿り着くよ。▼
もし本当に通れるなら、
王都までの時間がかなり短縮できるけど。▼
- [リョウマ]
- どうする、カムイ?▼
早く王都に着けるのなら、
試してみる価値はあるかもしれないが…▼
- [カムイ]
- …………▼
…そのデーモンフォールへ
行ってみよう。▼
怪物がいようが、暗夜軍がいようが
必ず蹴散らしてみせる。▼
俺は…
白夜王国で耐え忍んでいるみんなのためにも、▼
少しでも今できることをやらなければ。▼
- [リョウマ]
- そうか…わかった。
では、目的地は変更だ。▼
行くぞ。
死の滝…デーモンフォールへ。▼
|
+
| | マイユニット(私)
|
- [リョウマ]
- よし、なんとか船に乗れたな。
まるで海のように大きな川だ…▼
この向こう岸に、
お前のいた王都があるんだな。▼
- [カムイ]
- はい…
いよいよ、帰ってきたのですね…▼
- [タクミ]
- ここまで来たのは喜ばしいことだけど…
向こう岸に着いたら今度こそ、▼
暗夜兵との戦闘になることは
避けられないだろうね。▼
- [カムイ]
- そうですね。
では今のうちに準備を整えましょう。▼
船着き場に着いたらもう
休む暇はないでしょうから。▼
- [リョウマ]
- …なあ、カムイ。▼
その前に少しだけ、
聞いてほしいことがある。▼
- [カムイ]
- リョウマ兄さん?
どうしたんです?▼
- [リョウマ]
- ああ。実は…船に乗る直前に、
ユキムラから伝令があった。▼
- [カムイ]
- ユキムラさんから…!?
ど、どうやって!?▼
- [リョウマ]
- 天馬の仔を一頭、
無限渓谷から飛ばしたらしい。▼
なかなか俺たちを見つけられなかったようで
ひどく衰弱していたが…▼
今はサクラが面倒を見ている。
数日の内にはまた飛べるようになるだろう。▼
- [カムイ]
- そうですか…良かった。▼
…それで、伝令の内容は?▼
- [リョウマ]
- 白夜王国での戦況を報告するものだった。▼
ユキムラは今も王国軍を指揮し
暗夜の侵略を耐え忍んでくれていると。▼
だが最近ではフウマからの刺客も現れ、
白夜王国領内でも争いが絶えないとのことだった。▼
…おそらく、
もう長くはもたない形勢だろう。▼
- [カムイ]
- …そんな…▼
- [リョウマ]
- 伝令を出してから今に至るまでにも
かなり時間が経っているだろうから…▼
今頃、状況はもっと
厳しくなっているかもしれんな。▼
- [カムイ]
- もうあまり、
猶予は無いみたいですね。▼
城を守ってくれているユキムラさんのためにも、
一刻も早く戦争を終わらせなければ…▼
…船着き場までは、
あとどのくらいかかるのでしょう?▼
- [リョウマ]
- そうだな…少なく見積もっても、
あと一昼夜はかかるな。▼
船着き場に行くには
しばらく流れを遡る必要があるためだ。▼
向こう岸の船着き場は、
かなり上流にあると聞く。▼
- [タクミ]
- でもリョウマ兄さん。
賢者様から頂いた地図だと、▼
目的地は、ここのすぐ向こう岸に
なってるよ?▼
- [リョウマ]
- なに…!?
妙だな…▼
ここの向こう岸には、
船をつけられる場所は無いはずだ。▼
- [タクミ]
- でも、確かにここに…▼
…ん?
何か走り書きがしてある。▼
王都への道…
デーモン…フォール…?▼
- [リョウマ]
- デーモンフォールだと!?▼
- [カムイ]
- リョウマ兄さん、知っているのですか?▼
- [リョウマ]
- ああ。デーモンフォールは
その名の通り、死の滝…▼
暗夜王国の民は誰も
近づこうとしない滝壺だと聞く。▼
かつてはあのノートルディア公国の
領地であったという話だが、▼
暗夜王国の支配を受けた直後に、
怪物が徘徊する場となってしまったらしい。▼
- [カムイ]
- まさか、そんな場所に
王都への道が…▼
- [タクミ]
- そこにならたぶん
数刻もしないうちに辿り着くよ。▼
もし本当に通れるなら、
王都までの時間がかなり短縮できるけど。▼
- [リョウマ]
- どうする、カムイ?▼
早く王都に着けるのなら、
試してみる価値はあるかもしれないが…▼
- [カムイ]
- …………▼
…そのデーモンフォールへ
行ってみましょう。▼
怪物がいようが、暗夜軍がいようが
必ず蹴散らしてみせます。▼
私は…
白夜王国で耐え忍んでいるみんなのためにも、▼
少しでも今できることをやらねばなりません。▼
- [リョウマ]
- そうか…わかった。
では、目的地は変更だ。▼
行くぞ。
死の滝…デーモンフォールへ。▼
|
オープニング3 †
- [リョウマ]
- なにっ…!?
滝が…燃えている…!?▼
- [ジョーカー]
- この炎の滝がデーモンフォール
という名の由来です。▼
河の水に混じった油に引火し、
絶えず燃え続けているのです。▼
しかし、やはりどこにも
道などないようですが…▼
- [リョウマ]
- 道……▼
(竜脈にフォーカス)
- [リョウマ]
- あの石像…何か力を感じる。
像の前に…二つの竜脈が?▼
だが、いったいどちらを選べば…▼
- [ジョーカー]
- ——お気をつけて。▼
周囲に怪物どもの気配を感じます。
こちらへ向かってくるようですよ。▼
vsゴーレム†
- [ゴーレム]
- コノチヲ、トオル、モノ……
ユルサ、ナイ……▼
オマエハ、ココ、デ……▼
ゴーレム撃破†
- [ゴーレム]
- バカ、ナ……▼
クリア後†
+
| | マイユニット(男性・私)
|
(地響き)
- [カムイ]
- うわっ!?
な、何です、この地響きは!?▼
- [リョウマ]
- カムイ、
あれを見ろ!!▼
- [カムイ]
- な、何です…? 洞窟…?▼
- [フェリシア]
- ! ジョーカーさん!
ここは…!▼
- [ジョーカー]
- ああ、間違いない…▼
- [カムイ]
- どうしたんですか、二人とも…?▼
- [ジョーカー]
- この感じ…
この洞窟に流れる空気は…▼
王都ウィンダムのものです!▼
- [カムイ]
- え…!?▼
- [リョウマ]
- それは、この洞窟が
王都への隠し通路だということか?▼
- [ジョーカー]
- 恐らく、そうですね。
でも、こんな場所があっただなんて…▼
- [リョウマ]
- つまり虹の賢者殿は、
このことを知っていたんだな。▼
ここはかつてのノートルディアの領地…▼
隠し通路があることを知っていても
不思議ではない。▼
- [サクラ]
- もしかしたら、仕掛けを作ったのは
賢者様だったのかもしれませんね…▼
- [タクミ]
- じゃあ、ついでに仕掛けの答えも
教えといてほしかったね。▼
そうすれば、こんなに苦労しなくても
済んだのにさ。▼
- [ヒノカ]
- おい、タクミ。
そんな悪態をつくな。▼
賢者様は私たちを思って
この道を教えてくださったのだぞ。▼
- [タクミ]
- …わかってるよ。
答えなんか教えたら、▼
僕たちの中に紛れてるコウモリとやらに、
情報を漏らされるかもしれないしね?▼
- [カムイ]
- …タクミさん。
私たちの中にコウモリなんていません。▼
- [タクミ]
- そう信じたいけどさ…
念のためだよ、念のため。▼
気に障ったのなら謝るよ。▼
- [リョウマ]
- いいか?
ここから先は、いよいよ敵の本陣。▼
…焦りは禁物だ。
奴らに見つかることは即ち死を意味する。▼
- [カムイ]
- はい…そうですね。▼
マークス兄さんやカミラ姉さんとも
出会うかもしれません。▼
でも、いつ誰に出会っても、
闘う覚悟はできています。▼
待っていなさい、ガロン王。
もうすぐ私はあなたのもとへ辿りつきます…▼
見慣れたあの地で、
父と呼んだその場所で、▼
あなたと永遠に…決別するために。▼
|
+
| | マイユニット(女性・私)
|
(地響き)
- [カムイ]
- きゃっ!?
な、何です、この地響きは!?▼
- [リョウマ]
- カムイ、
あれを見ろ!!▼
- [カムイ]
- な、何です…? 洞窟…?▼
- [フェリシア]
- ! ジョーカーさん!
ここは…!▼
- [ジョーカー]
- ああ、間違いない…▼
- [カムイ]
- どうしたんですか、二人とも…?▼
- [ジョーカー]
- この感じ…
この洞窟に流れる空気は…▼
王都ウィンダムのものです!▼
- [カムイ]
- え…!?▼
- [リョウマ]
- それは、この洞窟が
王都への隠し通路だということか?▼
- [ジョーカー]
- 恐らく、そうですね。
でも、こんな場所があっただなんて…▼
- [リョウマ]
- つまり虹の賢者殿は、
このことを知っていたんだな。▼
ここはかつてのノートルディアの領地…▼
隠し通路があることを知っていても
不思議ではない。▼
- [サクラ]
- もしかしたら、仕掛けを作ったのは
賢者様だったのかもしれませんね…▼
- [タクミ]
- じゃあ、ついでに仕掛けの答えも
教えといてほしかったね。▼
そうすれば、こんなに苦労しなくても
済んだのにさ。▼
- [ヒノカ]
- おい、タクミ。
そんな悪態をつくな。▼
賢者様は私たちを思って
この道を教えてくださったのだぞ。▼
- [タクミ]
- …わかってるよ。
答えなんか教えたら、▼
僕たちの中に紛れてるコウモリとやらに、
情報を漏らされるかもしれないしね?▼
- [カムイ]
- …タクミさん。
私たちの中にコウモリなんていません。▼
- [タクミ]
- そう信じたいけどさ…
念のためだよ、念のため。▼
気に障ったのなら謝るよ。▼
- [リョウマ]
- いいか?
ここから先は、いよいよ敵の本陣。▼
…焦りは禁物だ。
奴らに見つかることは即ち死を意味する。▼
- [カムイ]
- はい…そうですね。▼
マークス兄さんやカミラ姉さんとも
出会うかもしれません。▼
でも、いつ誰に出会っても、
闘う覚悟はできています。▼
待っていなさい、ガロン王。
もうすぐ私はあなたのもとへ辿りつきます…▼
見慣れたあの地で、
父と呼んだその場所で、▼
あなたと永遠に…決別するために。▼
|
コメント†