会話集/章別会話
白夜王国 20章 黒竜砦†
ナレーション†
虹の賢者に、夜刀神の
新たな力を授けられた一行。
再び天蓋の森出口に戻り
王城へ向けて進み始める。
だが、途上の砦に罠が待ち受けていた。
オープニング†
+
| | マイユニット男性・俺
|
―暗夜王国・天蓋の森―
(カムイ達ワープで帰ってくる)
- [カムイ]
- 戻って来られたな。
暗夜王国に…▼
- [タクミ]
- うん、帰りも一瞬だったね。
こんなに早いと…▼
ノートルディア公国に行ったことが、
まるで夢だったみたいだよ。▼
- [リョウマ]
- しかし、虹の賢者に会ったことも、
力を得たことも、紛れもない現実だ。▼
これで少しは、マークス王子と
闘えるようになっているといいのだがな。▼
- [カムイ]
- では、そろそろ出発しよう。
虹の賢者様が仰っていたように…▼
暗夜軍が南に行っているうちに
王城の方に向かっておきたい。▼
- [リョウマ]
- そうだな…
賢者殿に頂いた地図によると、▼
次の目的地は北にある砦だな。▼
では、ここから
北東へ向かおう。▼
兵が手薄な状態とはいえ、
油断は禁物だ。▼
気をつけて付いてこい。▼
- [カムイ]
- わかった。▼
(マップ移動)
―暗夜王国・黒竜砦―
- [カムイ]
- 大きな砦が見えてきたな。
あそこを通るのか? リョウマ兄さん。▼
- [リョウマ]
- ああ。この砦を抜けるのが
王城までの近道のようだ。▼
- [カムイ]
- ほぉ、立派だな。
なんだか、大きな竜のようだ。▼
- [リョウマ]
- さすが、カムイだな。
竜のようだというのは正解だ。▼
実はあの砦は竜のそのものでできていて、
『黒竜砦』と呼ばれている。▼
- [カムイ]
- 黒竜砦…?▼
- [リョウマ]
- ああ。黒竜とは、
大昔に死んでしまった竜の名だ。▼
生きていた頃は、
大きく立派な竜だったそうだが…▼
死んでからはこうして、
遺骸を砦として使っていると聞く。▼
…見たところ、
暗夜兵はいないようだな。▼
今のうちに通り抜けてしまおう。▼
- [カムイ]
- ああ…!▼
|
+
| | マイユニット女性・私
|
―暗夜王国・天蓋の森―
(カムイ達ワープで帰ってくる)
- [カムイ]
- 戻って来られましたね。
暗夜王国に…▼
- [タクミ]
- うん、帰りも一瞬だったね。
こんなに早いと…▼
ノートルディア公国に行ったことが、
まるで夢だったみたいだよ。▼
- [リョウマ]
- しかし、虹の賢者に会ったことも、
力を得たことも、紛れもない現実だ。▼
これで少しは、マークス王子と
闘えるようになっているといいのだがな。▼
- [カムイ]
- では、そろそろ出発しましょう。
虹の賢者様が仰っていたように…▼
暗夜軍が南に行っているうちに
王城の方に向かいましょう。▼
- [リョウマ]
- そうだな…
賢者殿に頂いた地図によると、▼
次の目的地は北にある砦だな。▼
では、ここから
北東へ向かおう。▼
兵が手薄な状態とはいえ、
油断は禁物だ。▼
気をつけて付いてこい。▼
- [カムイ]
- わかりました。▼
(マップ移動)
―暗夜王国・黒竜砦―
- [カムイ]
- 大きな砦が見えてきましたね。
あそこを通るのですか? リョウマ兄さん。▼
- [リョウマ]
- ああ。この砦を抜けるのが
王城までの近道のようだ。▼
- [カムイ]
- へぇ、立派ですね。
なんだか、大きな竜みたいです。▼
- [リョウマ]
- さすが、カムイだな。
竜のようだというのは正解だ。▼
実はあの砦は竜のそのものでできていて、
『黒竜砦』と呼ばれている。▼
- [カムイ]
- 黒竜砦…?▼
- [リョウマ]
- ああ。黒竜とは、
大昔に死んでしまった竜の名だ。▼
生きていた頃は、
大きく立派な竜だったそうだが…▼
死んでからはこうして、
遺骸を砦として使っていると聞く。▼
…見たところ、
暗夜兵はいないようだな。▼
今のうちに通り抜けてしまおう。▼
- [カムイ]
- はい…!▼
|
戦闘マップ†
戦闘前†
+
| | マイユニット男性・俺
|
- [カムイ]
- えっと…誰もいないな…
俺たち以外の気配が全くしない…▼
砦とは普通、こんなに無防備に
されているものなのか…?▼
- [リョウマ]
- いや、おかしい。▼
辺境の砦とはいえ、
普通は見張りの一人や二人はいるはずだ。▼
- [カムイ]
- だが、暗夜兵の隠れているような
気配はどこにも…▼
(突然大きな音とともに画面が揺れる)
- [カムイ]
- !?
何だ、地震か!?▼
- [リョウマ]
- このままでは危険だ!
砦が崩れるぞ!▼
- [カムイ]
- みんな、急いで外へ出るんだ!▼
(リョウマ・サクラ外に出ようとするが立ち止まる)
- [リョウマ]
- くっ…!?
どういうことだ…!?▼
- [カムイ]
- どうしたんだ、
リョウマ兄さん!?▼
- [リョウマ]
- 変だぞ、カムイ!
出口がどこにも見当たらん!▼
- [カムイ]
- なんだって!?
そんなはずは…▼
- [???]
- ククククク…
来ると思っていましたよ…▼
- [カムイ]
- …この声は!▼
(マクベス、ワープで登場)
- [マクベス]
- ごきげんよう、カムイ王子。
またお会いできて光栄です。▼
- [カムイ]
- マクベス!!▼
- [マクベス]
- ククク…
この前は随分お世話になりました。▼
おかげで、ガロン王様から
お叱りを受けてしまいましたよ。▼
だが、私の日ごろの行いに免じて、
王は私をお許し下さった…▼
- [カムイ]
- だからまた、
俺たちを殺しに来たのか?▼
だが…俺たちの前に現れたからには、
覚悟してもらうぞ。▼
今日こそお前を捕まえて、
考えを改めさせてやる。▼
- [マクベス]
- 捕まえる? この私を?
…それは無理な相談です。▼
なぜなら、
私はここにはいませんからね。▼
- [カムイ]
- まさか、
また幻影を使って…!?▼
- [マクベス]
- ええ。そんな危険な場所に、
私自ら出向くわけないでしょう。▼
いにしえの地竜…
…黒竜王の体内などに。▼
- [カムイ]
- 体内…?▼
…うわっ!?▼
そんな、壁が…!?
では…生き物の内臓…?▼
ということは、周りの壁は全部…
竜の胃なのか?▼
俺たちはみんな、
黒竜王の腹の中にいるのか!?▼
- [マクベス]
- ははははっ!
ご名答です、カムイ王子!▼
ほら、あなた方を溶かそうと、
強力な酸も落ちてき始めましたよ!▼
- [アクア]
- どういう事…?
これは幻術ではないわ。▼
この竜が、禍々しい力によって
甦らされている…▼
マクベス、あなた一体、
その力をどこで…!?▼
- [マクベス]
- ガロン王様に賜ったのですよ。▼
ほら…どうです、美しい魔法具でしょう…
これが王の、私への期待の証です。▼
- [アクア]
- そう、ガロン王の…
…まあ、そうよね。▼
こんなこと、
あなたの魔力でできるわけないもの。▼
- [マクベス]
- くっ…いちいち失礼な小娘ですね。▼
ですが、これも辞世の句だと思えば
可愛いものです。▼
- [アクア]
- …………▼
- [カムイ]
- 大丈夫だ、生き物の体内なら
突き破って出ればいいだけの話だ!▼
はあああっ!▼
(カムイ壁を攻撃。手ごたえなし)
- [カムイ]
- …え?
刀が、入らない…?▼
- [マクベス]
- ハハハハハ! 竜の体内に
武器や魔法が通じるとお思いで!?▼
ここで何をやっても無駄ですよ。
いくらあがいても、脱出は不可能です。▼
消化されたら外には出られるかもしれませんが、
その頃には生きていないでしょうね?▼
- [カムイ]
- …!▼
- [マクベス]
- せいぜい残り少ない命を惜しんでください。
これは、私からの餞別です。▼
(ノスフェラトゥ登場)
- [ノスフェラトゥ]
- グルルルルル…▼
- [カムイ]
- ノスフェラトゥ!?▼
- [マクベス]
- こいつらに殺されるのが先か、
消化されて息絶えるのが先か…▼
王城からゆっくりと
観察させていただきますよ。▼
それではカムイ王子、
失礼いたします…▼
(マクベス、ワープで消滅)
- [カムイ]
- 待て、マクベス!!▼
…くっ…
出口は無い…▼
武器も魔法も、歯が立たない…
いったい、どうしたら…!▼
- [アクア]
- …………▼
…私の歌で、
何とかなるかもしれないわ。▼
- [カムイ]
- アクア?▼
- [アクア]
- この竜は恐らく、ある呪いによって
無理やり甦らされている。▼
私の歌でなら、この呪いを解いて、
竜をさっきの砦に戻せるかもしれない。▼
- [カムイ]
- だが、そんなことをすればお前がまた
呪いを受けることに…!▼
- [アクア]
- …心配しないで。
そんなこと、大した問題じゃないわ。▼
全員がここで死ぬのと比べたら…▼
私一人が少し苦しむことなんて、
どうってことない。そうでしょう?▼
- [カムイ]
- アクア…▼
- [アクア]
- でも一つ、お願いがあるの。▼
- [カムイ]
- お願い?▼
- [アクア]
- ええ。歌を歌う前に、
ノスフェラトゥの数を減らして欲しいの。▼
この歌は強い力を持つ代わりに、
些細な雑音にも強く影響される。▼
ここでは、奴らの呻き声で
歌の力を十分に発揮できないから…▼
お願いできるかしら。カムイ。▼
- [カムイ]
- わかった。任せておけ。▼
だが…
…本当に、大丈夫なんだな?▼
- [アクア]
- もちろんよ。
私を信じて。▼
- [カムイ]
- …………▼
…ああ。
信じよう。▼
お前と…お前の歌の力を。▼
よし、みんな!
戦闘の用意を!▼
急いでここから脱出するぞ!▼
|
+
| | マイユニット女性・私
|
- [カムイ]
- えっと…誰もいませんね…
私たち以外の気配が全くしません…▼
砦とは普通、こんなに無防備に
されているものなのでしょうか…?▼
- [リョウマ]
- いや、おかしい。▼
辺境の砦とはいえ、
普通は見張りの一人や二人はいるはずだ。▼
- [カムイ]
- ですが、暗夜兵の隠れているような
気配はどこにも…▼
(突然大きな音とともに画面が揺れる)
- [カムイ]
- !?
何です、地震ですか!?▼
- [リョウマ]
- このままでは危険だ!
砦が崩れるぞ!▼
- [カムイ]
- みんな、急いで外へ出てください!▼
(リョウマ・サクラ外に出ようとするが立ち止まる)
- [リョウマ]
- くっ…!?
どういうことだ…!?▼
- [カムイ]
- どうしたんです、
リョウマ兄さん!?▼
- [リョウマ]
- 変だぞ、カムイ!
出口がどこにも見当たらん!▼
- [カムイ]
- なんですって!?
そんなはずは…▼
- [???]
- ククククク…
来ると思っていましたよ…▼
- [カムイ]
- …この声は!▼
(マクベス、ワープで登場)
- [マクベス]
- ごきげんよう、カムイ王女。
またお会いできて光栄です。▼
- [カムイ]
- マクベス!!▼
- [マクベス]
- ククク…
この前は随分お世話になりました。▼
おかげで、ガロン王様から
お叱りを受けてしまいましたよ。▼
だが、私の日ごろの行いに免じて、
王は私をお許し下さった…▼
- [カムイ]
- だからまた、
私たちを殺しに来たのですか?▼
ですが…私たちの前に現れたからには、
覚悟してもらいますよ。▼
今日こそあなたを捕まえて、
考えを改めさせてあげます。▼
- [マクベス]
- 捕まえる? この私を?
…それは無理な相談です。▼
なぜなら、
私はここにはいませんからね。▼
- [カムイ]
- まさか、
また幻影を使って…!?▼
- [マクベス]
- ええ。そんな危険な場所に、
私自ら出向くわけないでしょう。▼
いにしえの地竜…
…黒竜王の体内などに。▼
- [カムイ]
- 体内…?▼
…きゃっ!?▼
そんな、壁が…!?
これは…生き物の内臓…?▼
ということは、周りの壁は全部…
竜の胃なのですか?▼
私たちはみんな、
黒竜王の腹の中にいるということですか!?▼
- [マクベス]
- ははははっ!
ご名答です、カムイ王女!▼
ほら、あなた方を溶かそうと、
強力な酸も落ちてき始めましたよ!▼
- [アクア]
- どういう事…?
これは幻術ではないわ。▼
この竜が、禍々しい力によって
甦らされている…▼
マクベス、あなた一体、
その力をどこで…!?▼
- [マクベス]
- ガロン王様に賜ったのですよ。▼
ほら…どうです、美しい魔法具でしょう…
これが王の、私への期待の証です。▼
- [アクア]
- そう、ガロン王の…
…まあ、そうよね。▼
こんなこと、
あなたの魔力でできるわけないもの。▼
- [マクベス]
- くっ…いちいち失礼な小娘ですね。▼
ですが、これも辞世の句だと思えば
可愛いものです。▼
- [アクア]
- …………▼
- [カムイ]
- 大丈夫です、生き物の体内なら
突き破って出ればいいだけの話ですよ!▼
はあああっ!▼
(カムイ壁を攻撃。手ごたえなし)
- [カムイ]
- …え?
刀が、入らない…?▼
- [マクベス]
- ハハハハハ! 竜の体内に
武器や魔法が通じるとお思いで!?▼
ここで何をやっても無駄ですよ。
いくらあがいても、脱出は不可能です。▼
消化されたら外には出られるかもしれませんが、
その頃には生きていないでしょうね?▼
- [カムイ]
- …!▼
- [マクベス]
- せいぜい残り少ない命を惜しんでください。
これは、私からの餞別です。▼
(ノスフェラトゥ登場)
- [ノスフェラトゥ]
- グルルルルル…▼
- [カムイ]
- ノスフェラトゥ!?▼
- [マクベス]
- こいつらに殺されるのが先か、
消化されて息絶えるのが先か…▼
王城からゆっくりと
観察させていただきますよ。▼
それではカムイ王女、
失礼いたします…▼
(マクベス、ワープで消滅)
- [カムイ]
- 待ちなさい、マクベス!!▼
…くっ…
出口は無い…▼
武器も魔法も、歯が立たない…
いったい、どうしたら…!▼
- [アクア]
- …………▼
…私の歌で、
何とかなるかもしれないわ。▼
- [カムイ]
- アクアさん?▼
- [アクア]
- この竜は恐らく、ある呪いによって
無理やり甦らされている。▼
私の歌でなら、この呪いを解いて、
竜をさっきの砦に戻せるかもしれない。▼
- [カムイ]
- ですが、そんなことをすればあなたがまた
呪いを受けることに…!▼
- [アクア]
- …心配しないで。
そんなこと、大した問題じゃないわ。▼
全員がここで死ぬのと比べたら…▼
私一人が少し苦しむことなんて、
どうってことない。そうでしょう?▼
- [カムイ]
- アクアさん…▼
- [アクア]
- でも一つ、お願いがあるの。▼
- [カムイ]
- お願い?▼
- [アクア]
- ええ。歌を歌う前に、
ノスフェラトゥの数を減らして欲しいの。▼
この歌は強い力を持つ代わりに、
些細な雑音にも強く影響される。▼
ここでは、奴らの呻き声で
歌の力を十分に発揮できないから…▼
お願いできるかしら。カムイ。▼
- [カムイ]
- わかりました。任せてください。▼
ですが…
…本当に、大丈夫なんですね?▼
- [アクア]
- もちろんよ。
私を信じて。▼
- [カムイ]
- …………▼
…はい。
信じています。▼
あなたと…あなたの歌の力を。▼
よし、みんな!
戦闘の用意を!▼
急いでここから脱出しましょう!▼
|
vsノスフェラトゥ†
- [ノスフェラトゥ]
- グルルルルルルゥ……▼
ノスフェラトゥ撃破†
- [ノスフェラトゥ]
- グギャアアア……▼
クリア後†
+
| | マイユニット男性・俺
|
- [カムイ]
- ふぅ…!
これで大丈夫だろう。▼
…アクア、
頼んだぞ。▼
- [アクア]
- ええ、任せて。▼
…………▼
~♪▼
- [カムイ]
- !!
壁が、元に戻っていく!?▼
きっと今なら…!▼
はああああっ!!▼
よし! これで出ることができる!
行くぞ、アクア、みんな!!▼
(暗転)
- [カムイ]
- 良かった…
なんとか外に出られたな。▼
- [アクア]
- そうね…▼
黒竜王の体も、
元の砦に戻っていくわ…▼
- [カムイ]
- ありがとう…
アクアの歌のおかげだ。▼
- [アクア]
- いいえ、
私は少し呪いを解いただけ。▼
完全に元の砦の状態に戻ったのは、
あなたの攻撃のおかげだわ。▼
腹を突き破られては、
あのまま生きることはできないもの。▼
- [カムイ]
- それでも、外に出られたのは
お前のおかげだ。▼
身体は平気か?▼
- [アクア]
- …ええ、平気。▼
それより、きっとマクベスは
私たちが脱出したことも見ているはずよ。▼
あいつがまたガロン王に
言い訳しているうちに、先を急ぎましょ。▼
- [カムイ]
- そうだな。▼
- [アクア]
- …………▼
- [カムイ]
- なぁ…アクア。▼
- [アクア]
- なに?▼
- [カムイ]
- やはり、顔色が悪いようだな。
すまん、さっきの歌のせいで…▼
- [アクア]
- 気のせいじゃないかしら。▼
歌う時間を短くしてくれたから、
あれぐらいなら大丈夫よ。▼
…だから、心配しないで。▼
- [カムイ]
- え…▼
ま、待て、アクア。
アクア!!▼
(一枚絵)
- [アクア]
- 来ないで、カムイ…▼
- [カムイ]
- アクア!!▼
- [アクア]
- う、ぐ……っ!!
ううう…っ!!!▼
- [カムイ]
- そんな…
身体が、消えそうになっている…!?▼
これは、
前より酷いじゃないか…!!▼
アクア、しっかりしてくれ。
アクア…っ!!!▼
- [アクア]
- …っ、はぁ、はぁ…
カムイ…▼
だから、来ないでって…
言った、のに……▼
- [カムイ]
- なぁ、アクア。
お前はこの前、歌を歌っても▼
少し苦しむだけだから
平気だと言っただろう!?▼
でも…俺にはそう思えない!▼
- [アクア]
- だ、大丈夫よ…
ほら、もう元に…戻ったでしょ…▼
- [カムイ]
- アクア…▼
だが、先ほどまでお前は、
消えそうだったじゃないか…!▼
…本当のことを話してくれ、アクア。▼
俺のことを本当に、
仲間だと思っているのなら…▼
もうこれ以上、
隠し事はしないでくれ!▼
- [アクア]
- …………▼
- [カムイ]
- アクア…!▼
- [アクア]
- …………▼
私は…強大な相手に、
強大な歌の力を使うほど…▼
受ける『呪い』もまた大きくなるの。▼
- [カムイ]
- 呪いが…大きくなる?▼
- [アクア]
- ええ。
今回の呪いが大きかったのは…▼
あの黒竜王が甦るために使われた力が、
とても大きかったせいよ。▼
あれを打ち消すために必要な力も、
その分多く必要だった。▼
でも…今回は歌う時間が短かったから、
あの程度の呪いで済んだわ。▼
- [カムイ]
- あの程度って…▼
では、もしあいつが元に戻るまで
アクアが歌い続けていたら…▼
- [アクア]
- 最悪の場合、肉体が戻らないまま
消えてしまっていたでしょうね。▼
そうなると、
永遠に元には戻れない。▼
- [カムイ]
- なんだって…!?▼
でも、この前は、
死ぬわけではないと…!!▼
- [アクア]
- …ごめんなさい。
私、嘘をついたわ。▼
本当のことを言ったら、
あなたは心配するでしょうから。▼
- [カムイ]
- 当たり前だ!!▼
アクアさん…もうその力は使わないでくれ。
今まで、その力に何度も助けられてきた。▼
今日だって、その歌が無ければ、
俺たちは全員、倒れてしまっていただろう。▼
でも、これからは歌が無くたって
何とかしてみせる。▼
だから…▼
- [アクア]
- ありがとう、カムイ。
あなたはきっとそう言うと思っていた。▼
でも、だめなの。
前にも言った通り…▼
この歌が無ければ、ガロン王は倒せない。
この戦争は、終わらないの。▼
私は平和な世界のために闘いたい…
この力を、あなたのために使いたい。▼
きっとそれが…
私に与えられた、使命だと思うから。▼
- [カムイ]
- しかし…!▼
- [アクア]
- 心配しないで、
私のことなら大丈夫。▼
絶対消えてしまったりしないって、
約束するわ。▼
私ね、夢があるのよ。
この戦いが終わったら、▼
カムイやみんなと
平和な世界で暮らす夢が。▼
だから、消えたりしないわ。
ずっとみんなと一緒。▼
- [カムイ]
- …………▼
- [アクア]
- 私を信じて、カムイ。
今度こそ、嘘は言っていないわ。▼
歌のこと、呪いのこと、私の夢のこと…
みんな本当だから。▼
私は…絶対に、消えたりしない。▼
- [カムイ]
- …わかった。
信じるぞ、これからもずっと。▼
その夢を一緒に叶えよう。
俺は絶対に、お前を消えさせたりしなんかしない。▼
約束だ、アクア。▼
- [アクア]
- ええ、約束ね。
カムイ。▼
|
+
| | マイユニット男性・私
|
- [カムイ]
- ふぅ…!
これで大丈夫でしょう。▼
…アクアさん、
お願いします。▼
- [アクア]
- ええ、任せて。▼
…………▼
~♪▼
- [カムイ]
- !!
壁が、元に戻っていく!?▼
きっと今なら…!▼
はああああっ!!▼
よし! これで出ることができます!
行きましょう、アクアさん、みんな!!▼
(暗転)
- [カムイ]
- 良かった…
なんとか外に出られましたね。▼
- [アクア]
- そうね…▼
黒竜王の体も、
元の砦に戻っていくわ…▼
- [カムイ]
- ありがとうございます…
アクアさんの歌のおかげです。▼
- [アクア]
- いいえ、
私は少し呪いを解いただけ。▼
完全に元の砦の状態に戻ったのは、
あなたの攻撃のおかげだわ。▼
腹を突き破られては、
あのまま生きることはできないもの。▼
- [カムイ]
- それでも、外に出られたのは
あなたのおかげですよ。▼
身体は大丈夫ですか?▼
- [アクア]
- …ええ、平気。▼
それより、きっとマクベスは
私たちが脱出したことも見ているはずよ。▼
あいつがまたガロン王に
言い訳しているうちに、先を急ぎましょ。▼
- [カムイ]
- そうですね。▼
- [アクア]
- …………▼
- [カムイ]
- あの…アクアさん。▼
- [アクア]
- なに?▼
- [カムイ]
- やはり、顔色が悪いみたいですよ。
すみません、さっきの歌のせいで…▼
- [アクア]
- 気のせいじゃないかしら。▼
歌う時間を短くしてくれたから、
あれぐらいなら大丈夫よ。▼
…だから、心配しないで。▼
- [カムイ]
- え…▼
ま、待ってください、アクアさん。
アクアさん!!▼
(一枚絵)
- [アクア]
- 来ないで、カムイ…▼
- [カムイ]
- アクアさん!!▼
- [アクア]
- う、ぐ……っ!!
ううう…っ!!!▼
- [カムイ]
- そんな…
身体が、消えそうになっている…!?▼
これは、
前より酷いではありませんか…!!▼
アクアさん、しっかりしてください。
アクアさん…っ!!!▼
- [アクア]
- …っ、はぁ、はぁ…
カムイ…▼
だから、来ないでって…
言った、のに……▼
- [カムイ]
- あの、アクアさん。
あなたはこの前、歌を歌っても▼
少し苦しむだけだから
平気だと言いましたよね!?▼
でも…私にはそう思えません!▼
- [アクア]
- だ、大丈夫よ…
ほら、もう元に…戻ったでしょ…▼
- [カムイ]
- アクアさん…▼
ですが、先ほどまであなたは、
消えそうだったではないですか…!▼
…本当のことを話してください、アクアさん。▼
私のことを本当に、
仲間だと思っているのなら…▼
もうこれ以上、
隠し事はしないでください!▼
- [アクア]
- …………▼
- [カムイ]
- アクアさん…!▼
- [アクア]
- …………▼
私は…強大な相手に、
強大な歌の力を使うほど…▼
受ける『呪い』もまた大きくなるの。▼
- [カムイ]
- 呪いが…大きくなる?▼
- [アクア]
- ええ。
今回の呪いが大きかったのは…▼
あの黒竜王が甦るために使われた力が、
とても大きかったせいよ。▼
あれを打ち消すために必要な力も、
その分多く必要だった。▼
でも…今回は歌う時間が短かったから、
あの程度の呪いで済んだわ。▼
- [カムイ]
- あの程度って…▼
では、もしあいつが元に戻るまで
アクアさんが歌い続けていたら…▼
- [アクア]
- 最悪の場合、肉体が戻らないまま
消えてしまっていたでしょうね。▼
そうなると、
永遠に元には戻れない。▼
- [カムイ]
- なんですって…!?▼
でも、この前は、
死ぬわけではないと…!!▼
- [アクア]
- …ごめんなさい。
私、嘘をついたわ。▼
本当のことを言ったら、
あなたは心配するでしょうから。▼
- [カムイ]
- 当たり前です!!▼
アクアさん…もうその力は使わないでください。
今まで、その力に何度も助けられてきました。▼
今日だって、その歌が無ければ、
私たちは全員、倒れてしまっていたでしょう。▼
でも、これからは歌が無くたって
何とかしてみせます。▼
ですから…▼
- [アクア]
- ありがとう、カムイ。
あなたはきっとそう言うと思っていた。▼
でも、だめなの。
前にも言った通り…▼
この歌が無ければ、ガロン王は倒せない。
この戦争は、終わらないの。▼
私は平和な世界のために闘いたい…
この力を、あなたのために使いたい。▼
きっとそれが…
私に与えられた、使命だと思うから。▼
- [カムイ]
- ですが…!▼
- [アクア]
- 心配しないで、
私のことなら大丈夫。▼
絶対消えてしまったりしないって、
約束するわ。▼
私ね、夢があるのよ。
この戦いが終わったら、▼
カムイやみんなと
平和な世界で暮らす夢が。▼
だから、消えたりしないわ。
ずっとみんなと一緒。▼
- [カムイ]
- …………▼
- [アクア]
- 私を信じて、カムイ。
今度こそ、嘘は言っていないわ。▼
歌のこと、呪いのこと、私の夢のこと…
みんな本当だから。▼
私は…絶対に、消えたりしない。▼
- [カムイ]
- …わかりました。
信じます、これからもずっと。▼
その夢を一緒に叶えましょう。
私は絶対に、あなたを消えさせたりしません。▼
約束ですよ、アクアさん。▼
- [アクア]
- ええ、約束ね。
カムイ。▼
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