会話集/章別会話
インビジブルキングダム 19章 滅びの街†
ナレーション†
クリムゾンの死の衝撃を
引きずりながら、一行は
透魔王国に足を踏み入れた。
そこでカムイたちは、アクアから
透魔の真実を聞くこととなる。
オープニング†
オープニング1†
- [アクア]
- 今はこんな荒れ果てた場所に
なってしまっているけど…▼
昔は透魔王国も
静かで平和な国だったらしいわ。▼
白夜王国と暗夜王国とも
王族レベルでの交流があったぐらいに…▼
- [リョウマ]
- なに? それは初耳だ…
白夜王と暗夜王がここを知っていたのか?▼
- [アクア]
- ええ。白夜王国の『真実の玉座』も、
透魔王からの贈り物という話よ。▼
でも、透魔竜ハイドラの暴走で…
この国は変わってしまったの。▼
- [リョウマ]
- なあ…アクア。どうしてそんなに
透魔王国について詳しいんだ?▼
- [アクア]
- …………▼
…そうね。
そのこともみんなに話すべきね。▼
…ついてきて。
みんなに見せたいものがあるの。▼
オープニング2†
- [レオン]
- マークス兄さん…この石像は…▼
- [マークス]
- ああ。
父上があがめていたものと同じだ。▼
- [アクア]
- それは…透魔竜ハイドラよ。▼
白夜王国に光竜、
暗夜王国に闇竜…▼
そして、透魔王国には
透魔竜ハイドラがいた。▼
ハイドラは全てを見通す知恵の竜で、
この国の祖先に竜の血を授けた太古の神…
- [マークス]
- しかし…
父上はなぜ透魔竜をあがめていたんだ?▼
- [アクア]
- 残念だけど…ガロン王はすでに
この世のものではないわ。▼
- [マークス]
- なにっ…!?▼
- [アクア]
- いい? 透魔竜ハイドラは、
死者の肉体を操ることができるの。▼
今のガロン王はハイドラの呪力に生かされて、
利用されているだけ…▼
そう。
透魔の眷属と呼ばれる存在なの。▼
- [マークス]
- …透魔の眷属。▼
- [アクア]
- ええ。ガロン王はハイドラの操り人形として、
世界が滅びるまで戦争を続けるつもりよ。▼
- [レオン]
- そんな…! 操り人形だって!?
だから父上は、あんな風に…▼
くそっ、ハイドラって奴は、
いったい何を考えているんだ…!▼
- [アクア]
- …ハイドラの目的は、
暗夜と白夜の共倒れよ。▼
全てを滅ぼし、
自分が統一王になることなの。▼
…前触れもなく現れる見えない敵のことは
知っている人もいるでしょう。▼
あれも透魔の眷属…
透魔王国の兵士なの。▼
魔道士の力を使って、水場を介し、
表の世界に眷属を送り込む…▼
見えない敵が闘いを仕掛ければ、
暗夜も白夜も…▼
…相手が攻撃したと誤解するわ。▼
- [マークス]
- …当然のように反撃が始まって、
戦争に突入するというわけか。▼
以前私たちがアミュージアで
争い合った時と同じように。▼
- [リョウマ]
- ! わかったぞ。
世界を救う方法というのは…▼
透魔竜を、倒すことか。▼
- [アクア]
- そうね。
私たちの最終目的はそこになるわ。▼
- [マークス]
- …なるほど。
では、もう一つ教えてもらおう。▼
アクア、お前は何者だ?▼
- [アクア]
- …………▼
私は王女…
透魔王国の王女なの…▼
- [マークス]
- なっ…!?▼
- [リョウマ]
- まさか…!
アクアがこの国の王女だと…?▼
- [アクア]
- ええ。けれど…今の私に
透魔王女としての地位などないわ。▼
王であった私の父はハイドラに殺され、
国は奴の手によって滅ぼされてしまった…▼
それで母は私を連れて
表の世界へと亡命したの。▼
今から私の知っていることを全て話すわ。
母から聞いた透魔王国と、▼
国を滅ぼした憎き悪魔、
現・透魔王ハイドラのことを…▼
オープニング3†
+
| | マイユニット男性・僕
|
- [リョウマ]
- …なるほどな。
透魔の呪いか。▼
- [カムイ]
- うん…それでこの国に来るまで、
何も話すことができなかったんだ。▼
- [マークス]
- …そうか。
これで全ての事情はわかった。▼
あとは私たちが一丸となり、
透魔竜ハイドラを倒すだけだ。▼
- [リョウマ]
- 一丸となり、か…▼
- [マークス]
- どうした、リョウマ王子。
何か気になることでもあるのか?▼
- [リョウマ]
- ああ。実は…▼
- [ロンタオ]
- 助けてください!
誰か…誰か!!▼
- [カムイ]
- !!
子供が追われてる!▼
みんな、助けに行くよ!▼
- [ロンタオ]
- あの…そこの方たち!
お願いです…助けてください!!▼
|
1ターン目開始前†
- [アクア]
- いい? カムイ。
敵を相手にする必要はないわ。▼
突破して先を急ぎましょう。▼
それに、この地の竜脈は…
奇妙な力を感じるわ。▼
うまく使えば、こことは全く異なる地へ
影響を与えることができるかもしれない。▼
クリア後†
クリア後1†
+
| | マイユニット男性・僕
|
- [ロンタオ]
- ありがとうございます…!
おかげで助かりました。▼
僕はロンタオ。
透魔王のお世話をしていた小姓です。▼
- [カムイ]
- なんだって!?
透魔王の…!?▼
- [アクア]
- あなた…
透魔王ハイドラの…小姓だったの?▼
- [ロンタオ]
- はい。
今、この国にわずかに残った人々は…▼
外に出ることさえ許されず、
奴隷のような暮らしをしています。▼
僕は透魔王の傍に
仕えていたのですが、▼
あの王は普通ではありません。
恐ろしい悪魔のような存在です。▼
その理不尽で横暴なやり方に
嫌気がさして…▼
やっとの思いで、脱走してきたのです。▼
- [アクア]
- そう…
それで追われていたのね。▼
じゃあ、あなたはハイドラの
居場所を知っているの?▼
- [ロンタオ]
- もちろんです。
ずっとそこにいたのですから。▼
- [エリーゼ]
- やったぁ!
こんなラッキーあるんだね!▼
- [ロンタオ]
- え…?▼
もしかして、あなた達は、
透魔王のところに?▼
- [カムイ]
- うん。僕たちは…
透魔王を倒すためにやってきたんだ。▼
お願いだ、ロンタオ。
透魔王のところまで案内してくれないか。▼
- [ロンタオ]
- ! た、倒すだなんて…
そんなことができるとは思えません。▼
それに、せっかく逃げてきたのに…▼
- [カムイ]
- すまない…▼
でも、僕たちは本気なんだ。
彼を倒せば、君も逃げる必要はなくなる。▼
僕たちに力を貸してくれないか。▼
- [ロンタオ]
- …………▼
はい…わかりました。
協力します。▼
いえ、協力させてください。
僕ももう、逃げ続けるのは嫌です。▼
透魔王がいるのはロウラン……▼
難攻不落の奇岩城、
ロウランです。▼
|
クリア後2†
- [???(黒フードの男)]
- …………▼
くるか…カムイ。▼
- [???(白装飾の女性)]
- …………▼
- [???(透魔王国の魔導士)]
- はい…アクアという娘もきます。▼
- [???(黒フードの男)]
- そうか…
二人揃ってくるとは…
…これもまた一興か。▼
コメント†
- 人物表記が全部???で文章だと分かりづらいです。何か便宜的に分けたい --
- ↑今更ですが、分けてみました --
- 個人的な意見だけど黒フードの男は魔剣士のことだから『魔剣士』の方がわかりやすいと思う… --
- ↑中身よりも外見を優先しました。この章ではまだ正体不明ですし。 --