会話集/章別会話
白夜王国 18章 暗夜王子レオン†
ナレーション†
フローラの悲しい最期に、改めて
ガロン王を倒す事を強く決意する
カムイたち。
王城へと急ぐ途上、王国で最も
闇が深いという森へとさしかかる。
オープニング†
オープニング1†
+
| | マイユニット男性・俺
|
- [カムイ]
- はあ…
この森、真っ暗だな…▼
木が空を覆い隠して、
月も星も、何も見えない。▼
先程からずっと、
闇の中を歩いてるようだな。▼
- [リョウマ]
- ああ、ここは暗夜王国の中でも、
最も暗い場所と言われているらしい。▼
だが、この暗さのおかげで、
暗夜兵も俺たちを見つけることは困難だ。▼
ここを抜ければ一気に、
暗夜王国の北側まで行くことができる。▼
- [カムイ]
- 北側…王都に近づくってことか。
じゃあ、もうひと踏ん張りだな。▼
…とは言っても、こんなに暗いと、
どっちが北か南かわからなくなりそうだが。▼
- [フェリシア]
- 大丈夫ですよ、カムイ様。▼
この森は、私が幼い頃に
何度も遊び場にしたことがありますから、▼
今更迷うことはありません。▼
…そういえば、この森に来るときはいつも、
姉さんと一緒でした…▼
- [カムイ]
- フェリシア…▼
- [フェリシア]
- はっ!あ、すみません。
もう立ち直ったはずなのに…▼
見慣れた場所を通ってしまうと、
ダメですね。▼
- [カムイ]
- いえ、謝ることではない。
すぐに立ち直れないのは当然だ。▼
辛い時は、無理に元気に
振る舞わなくていいんだぞ。▼
- [フェリシア]
- カムイ様…
ありがとうございます。▼
でも、いつまでも悲しんでたら
姉さんに笑われちゃいますからね。▼
私、頑張りますよ…!▼
- [カムイ]
- …ああ。▼
(暗転)
- [カムイ]
- えっと…リョウマ兄さん。
気のせいかもしれないが…▼
私たち、さっきから同じところを
ぐるぐる回りつづけている気がしないか?▼
- [リョウマ]
- ん?
いや、そうは思わないが…▼
周りが暗いから、
錯覚しているだけじゃないのか?▼
- [カムイ]
- うーん…
そうだといいんだが…▼
…ん!?▼
- [リョウマ]
- どうした?▼
- [カムイ]
- はい…ちょっと変なものが見えて…
あの、向こうにあるのは何だ?▼
- [リョウマ]
- …動物か何かか?▼
- [カムイ]
- いえ…何か…
光ってるように見えるんだが…▼
- [リョウマ]
- なに…?▼
………▼
な、何だこれは!?
人魂…いや、敵の幻影か!?▼
- [カムイ]
- リョウマ兄さん、逃げるぞ!
敵が近くにいるのかもしれん!▼
- [リョウマ]
- いや、だめだ!
既に囲まれている…!▼
- [カムイ]
- …!?
ここは、墓場…!?▼
くっ、ノスフェラトゥか!
よりによってこの闇の中で
闘うことになるとはな…▼
- [リョウマ]
- …? こいつら、
動きがおかしいぞ…▼
明らかに、
意思を持って行動してる。▼
…カムイ! こいつらを
操っている者がどこかにいるはずだ!▼
- [カムイ]
- なんだって!?
しかし、この闇では何も…▼
- [???]
- …ぶざまだね、カムイ。
白夜で過ごすうちに、
すっかり光に慣れてしまったのかな。▼
- [カムイ]
- 誰だ!?▼
- [???]
- へぇ…随分な物言いだね。
その目で見れば、すぐにわかるじゃないか。▼
ほら、僕はこんなに…▼
(レオンが姿を現す)
- [レオン]
- …近くに居るのに。▼
|
+
| | マイユニット女性・私
|
- [カムイ]
- はあ…
この森、真っ暗ですね…▼
木が空を覆い隠して、
月も星も、何も見えません。▼
先程からずっと、
闇の中を歩いてるみたいです。▼
- [リョウマ]
- ああ、ここは暗夜王国の中でも、
最も暗い場所と言われているらしい。▼
だが、この暗さのおかげで、
暗夜兵も俺たちを見つけることは困難だ。▼
ここを抜ければ一気に、
暗夜王国の北側まで行くことができる。▼
- [カムイ]
- 北側…王都に近づくってことですか。
じゃあ、もうひと踏ん張りですね。▼
…とはいっても、こんなに暗いと、
どっちが北か南かわからなくなりそうですけど。▼
- [フェリシア]
- 大丈夫ですよ、カムイ様。▼
この森は、私が幼い頃に
何度も遊び場にしたことがありますから、▼
今更迷うことはありません。▼
…そういえば、この森に来るときはいつも、
姉さんと一緒でした…▼
- [カムイ]
- フェリシアさん…▼
- [フェリシア]
- はっ!あ、すみません。
もう立ち直ったはずなのに…▼
見慣れた場所を通ってしまうと、
ダメですね。▼
- [カムイ]
- いえ、謝ることではありません。
すぐに立ち直れないのは当然です。▼
辛い時は、無理に元気に
振る舞わなくていいんですよ。▼
- [フェリシア]
- カムイ様…
ありがとうございます。▼
でも、いつまでも悲しんでたら
姉さんに笑われちゃいますからね。▼
私、頑張りますよ…!▼
- [カムイ]
- …はい。▼
(暗転)
- [カムイ]
- えっと…リョウマ兄さん。
気のせいかもしれませんが…▼
私たち、さっきから同じところを
ぐるぐる回りつづけている気がしませんか?▼
- [リョウマ]
- ん?
いや、そうは思わないが…▼
周りが暗いから、
錯覚しているだけじゃないのか?▼
- [カムイ]
- うーん…
そうだといいんですが…▼
…ん!?▼
- [リョウマ]
- どうした?▼
- [カムイ]
- はい…ちょっと変なものが見えて…
あの、向こうにあるのは何でしょう?▼
- [リョウマ]
- …動物か何かか?▼
- [カムイ]
- いえ…何か…
光ってるように見えるのですが…▼
- [リョウマ]
- なに…?▼
………▼
な、何だこれは!?
人魂…いや、敵の幻影か!?▼
- [カムイ]
- リョウマ兄さん、逃げましょう!
敵が近くにいるのかもしれません!▼
- [リョウマ]
- いや、だめだ!
既に囲まれている…!▼
- [カムイ]
- …!?
ここは、お墓ですか…!?▼
くっ、ノスフェラトゥですか!
よりによってこの闇の中で
闘うことになるなんて…▼
- [リョウマ]
- …? こいつら、
動きがおかしいぞ…▼
明らかに、
意思を持って行動してる。▼
…カムイ! こいつらを
操っている者がどこかにいるはずだ!▼
- [カムイ]
- なんですって!?
しかし、この闇では何も…▼
- [???]
- …ぶざまだね、カムイ。
白夜で過ごすうちに、
すっかり光に慣れてしまったのかな。▼
- [カムイ]
- 誰です!?▼
- [???]
- へぇ…随分な物言いだね。
その目で見れば、すぐにわかるじゃないか。▼
ほら、僕はこんなに…▼
(レオンが姿を現す)
- [レオン]
- …近くに居るのに。▼
|
ムービー4 「レオン戦」†
- (墓が紫の霧(?)に覆われる)
- (その衝撃で岩、墓石が宙に浮く)
- (霧の中からレオンが現れる)
- [レオン]
- 裏切り者は、暗夜王国の恥さらしだ。
- (レオン、【ブリュンヒルデ】の上に左手をかざし、光弾(?)を持つ)
- (衝撃で岩が宙に浮く)
- [レオン]
- 死を持って償え…▼
オープニング2†
+
| | マイユニット男性・俺
|
- [カムイ]
- レオン!!▼
- [レオン]
- …覚悟はいい?
この前の借りを、返しに来たよ。▼
今日は必ず、お前を倒す。
もう逃げも隠れもしないさ。▼
ここがお前たちの…
墓場になるんだ。▼
- [タクミ]
- うるさい!
僕達がお前になんか負けるわけないだろ。▼
お前の父、ガロン王を倒すまでは
倒れることなんて許されないんだ。▼
邪魔をするつもりなら…
…容赦しないからな。▼
- [レオン]
- …この僕を倒すっていうの?▼
それでも構わないよ、僕は。
僕のこの闇に耐えられるのなら、
いくらでもかかってくるといい。▼
お前たち白夜の輝きなど、
僕の前では無力なんだ。▼
こんなふうにね…▼
- [タクミ]
- なんだ?
足元が、沼に…?▼
…うわああああっ!!▼
- [カムイ]
- タクミ!?▼
- [サクラ]
- きゃああああっ!!▼
- [ヒノカ]
- くそっ…なんだ、この沼は…
力が、吸い取られていく…!▼
- [リョウマ]
- 危ないぞ、みんな!!
早くここから出ろ!▼
- [カムイ]
- みんな…
この沼が…どうしたというんだ?
別に、何の変哲もない
泥水じゃないか…▼
- [レオン]
- ふぅん…そういえばあんたも、
闇に育てられたんだったね。▼
- [カムイ]
- 闇に…?▼
…!▼
まさかこの沼は、光を…▼
白夜王国の人間を、
倒すためのものなのか!?▼
- [レオン]
- 逃がさないよ…▼
月も星すらもない暗黒の森では、
光はすべて闇に呑まれる。▼
夜の無い世界で生きてきた奴らは…
闇の力に耐えることなどできないんだ。▼
けど、まさかお前に通用しないとは
思わなかったけどね。▼
本当ならあんたも…
闇にまみれた暗夜の人間なんだ。▼
それなのに…
闇を裏切って光についた!▼
- [カムイ]
- やめろ…もうやめてくれ!▼
レオン、俺はお前と闘いたくはない!▼
- [レオン]
- 目障りだね…その態度。
…僕はお前と闘いたいな。▼
マークス兄さんはいつも、
お前ばかりを評価していた。▼
カミラ姉さんだって、
僕よりお前の方を愛していた。▼
だから…
ずっと気にくわなかったんだよ!!▼
お前が暗夜王国に居たときから
ずっと…ずっと!!▼
白夜の血族だと知っていたら、
もっと早くこの手でたたき潰してやったのに!▼
- [カムイ]
- そんな…レオン…
俺のことを…そんな風に…▼
- [レオン]
- 裏切り者め…▼
今ここで…死ぬがいい。▼
- [カムイ]
- レオーーーーーン!!!!!!▼
|
+
| | マイユニット女性・私
|
- [カムイ]
- レオンさん!!▼
- [レオン]
- …覚悟はいい?
この前の借りを、返しに来たよ。▼
今日は必ず、お前を倒す。
もう逃げも隠れもしないさ。▼
ここがお前たちの…
墓場になるんだ。▼
- [タクミ]
- うるさい!
僕達がお前になんか負けるわけないだろ。▼
お前の父、ガロン王を倒すまでは
倒れることなんて許されないんだ。▼
邪魔をするつもりなら…
…容赦しないからな。▼
- [レオン]
- …この僕を倒すっていうの?▼
それでも構わないよ、僕は。
僕のこの闇に耐えられるのなら、
いくらでもかかってくるといい。▼
お前たち白夜の輝きなど、
僕の前では無力なんだ。▼
こんなふうにね…▼
- [タクミ]
- なんだ?
足元が、沼に…?▼
…うわああああっ!!▼
- [カムイ]
- タクミさん!?▼
- [サクラ]
- きゃああああっ!!▼
- [ヒノカ]
- くそっ…なんだ、この沼は…
力が、吸い取られていく…!▼
- [リョウマ]
- 危ないぞ、みんな!!
早くここから出ろ!▼
- [カムイ]
- みんな…
この沼が…どうしたというんです?
別に、何の変哲もない
泥水じゃありませんか…▼
- [レオン]
- ふぅん…そういえばあんたも、
闇に育てられたんだったね。▼
- [カムイ]
- 闇に…?▼
…!▼
まさかこの沼は、光を…▼
白夜王国の人間を、
倒すためのものなのですか!?▼
- [レオン]
- 逃がさないよ…▼
月も星すらもない暗黒の森では、
光はすべて闇に呑まれる。▼
夜の無い世界で生きてきた奴らは…
闇の力に耐えることなどできないんだ。▼
けど、まさかお前に通用しないとは
思わなかったけどね。▼
本当ならあんたも…
闇にまみれた暗夜の人間なんだ。▼
それなのに…
闇を裏切って光についた!▼
- [カムイ]
- やめてください…もうやめるんです!▼
レオンさん、
私はあなたと闘いたくはありません!▼
- [レオン]
- 目障りだね…その態度。
…僕はお前と闘いたいな。▼
マークス兄さんはいつも、
お前ばかりを評価していた。▼
カミラ姉さんだって、
僕よりお前の方を愛していた。▼
だから…
ずっと気にくわなかったんだよ!!▼
お前が暗夜王国に居たときから
ずっと…ずっと!!▼
白夜の血族だと知っていたら、
もっと早くこの手でたたき潰してやったのに!▼
- [カムイ]
- そんな…レオンさん…
私のことを…そんな風に…▼
- [レオン]
- 裏切り者め…▼
今ここで…死ぬがいい。▼
- [カムイ]
- レオンさーーーん!!!!!!▼
|
vs ゼロ†
- [ゼロ]
- へえ…いいね、その顔。
俺のこと欲しくてたまらないって顔してる。▼
レオン様の許しもあることだし、
お望み通り…イイことしてやるよ…▼
カムイ vs ゼロ†
+
| | マイユニット男性・俺
|
- [ゼロ]
- へえ…あんたがカムイ…
レオン様が殺したいほど憎んでる、
裏切り者の元兄さんってわけか。▼
- [カムイ]
- 殺したいほど…?
レオンが…?▼
- [ゼロ]
- ははっ、いいねえその顔。
俺は人が傷ついた顔が大好きだ。▼
もっと歪めて、泣かせたくなる…▼
- [カムイ]
- え…▼
- [ゼロ]
- …早く来いよ。
俺を殺しに来たんだろ?▼
俺も早くあんたを貫いてやりたいんだ…
この太い矢でな。▼
- [カムイ]
- !!▼
- [ゼロ]
- ん?なんだ、怖いのか?
…大丈夫。優しくしてやるよ。▼
俺にかかれば、痛みを感じる間もなく…
…あっという間に、天国逝きだ。▼
|
+
| | マイユニット女性・私
|
- [ゼロ]
- へえ…あんたがカムイ…
レオン様が殺したいほど憎んでる、
裏切り者の元姉さんってわけか。▼
- [カムイ]
- 殺したいほど…?
レオンさんが…?▼
- [ゼロ]
- ははっ、いいねえその顔。
俺は人が傷ついた顔が大好きだ。▼
もっとゆがめて、泣かせたくなる…▼
- [カムイ]
- え…▼
- [ゼロ]
- …早く来いよ。
俺を殺しに来たんだろ?▼
俺も早くあんたを貫いてやりたいんだ…
この太い矢でな。▼
- [カムイ]
- !!▼
- [ゼロ]
- ん?なんだ、怖いのか?
…大丈夫。優しくしてやるよ。▼
俺にかかれば、痛みを感じる間もなく…
…あっという間に、天国逝きだ。▼
|
ゼロ撃破†
- [ゼロ]
- っ…これ以上は、壊れちまいそうだ…
悪いが…続きはまた今度、な?▼
vs オーディン†
- [オーディン]
- 俺は闇に導かれし戦士…
漆黒のオーディン!▼
そこのお前…逃げるなら今のうちだ。
今日の俺は、手加減ができそうにない…▼
カムイ vs オーディン†
+
| | マイユニット男性・俺
|
- [オーディン]
- 俺は…漆黒のオーディン。
闇に選ばれし戦士だ。▼
…久しいな、カムイよ。
我が偉大なる主レオン様の命とはいえ▼
長きに渡り王子と慕った貴様に対し、
敵として刃を向けねばならぬ運命を
無念に思うぞ…▼
- [カムイ]
- あ…ああ…▼
- [オーディン]
- む、思ったより反応が薄い。
俺と会えて何の感想もないと言うのか…▼
- [カムイ]
- いや、そんなことはない。
お前は…レオンの部下だろう?▼
また会えて、嬉しいぞ。▼
- [オーディン]
- !!
カムイ様…▼
………▼
…残念です、ほんとに。
あなたが敵になるだなんて…▼
- [カムイ]
- え…?▼
- [オーディン]
- くっ…!力が…!
貴様を前にすると、血が騒ぐと言ったのだ…▼
早くその息の根を止めて、
我が主の念願を叶えてやろう…!▼
|
+
| | マイユニット女性・私
|
- [オーディン]
- 俺は…漆黒のオーディン。
闇に選ばれし戦士だ。▼
…久しいな、カムイよ。
我が偉大なる主レオン様の命とはいえ▼
長きに渡り王女と慕った貴様に対し、
敵として刃を向けねばならぬ運命を無念に思うぞ…▼
- [カムイ]
- あ…はい…▼
- [オーディン]
- む、思ったより反応が薄い。
俺と会えて何の感想もないと言うのか…▼
- [カムイ]
- いえ、そんなことはありません。
あなたは、レオンさんの部下でしょう?▼
また会えて、嬉しく思います。▼
- [オーディン]
- !!
カムイ様…▼
………▼
…残念です、ほんとに。
あなたが敵になるだなんて…▼
- [カムイ]
- え…?▼
- [オーディン]
- くっ…!力が…!
貴様を前にすると、血が騒ぐと言ったのだ…▼
早くその息の根を止めて、
我が主の念願を叶えてやろう…!▼
|
オーディン撃破†
- [オーディン]
- …貴様、なかなかやるようだな。▼
今日のところは大人しく
退いてやることにしよう…▼
…いてて。▼
vs レオン†
- [レオン]
- 真っ黒に塗りつぶしてあげるよ…
君の命も、未来も、何もかも…▼
カムイ vs レオン†
+
| | マイユニット男性・俺
|
- [レオン]
- へえ…
よく僕の元まで来られたね。▼
それでこそ、
殺す価値があるってものだよ…▼
- [カムイ]
- レオン…ひとつ聞かせてくれ。
先ほどの言葉は、本心なのか?▼
お前は本当に、
昔から俺のことが嫌いだったのか?▼
- [レオン]
- 当たり前じゃないか。▼
- [カムイ]
- …そうか。▼
- [レオン]
- 潰してやるよ…
僕は最期の情けすら、
お前にかける気はない。▼
死ぬ前に弟としての言葉を
聞きたかったなら、諦めなよ。▼
裏切り者は絶望のまま
闇に沈むのがお似合いだ。▼
さっさと目の前から消えてくれ。
…目障りだよ。▼
|
+
| | マイユニット女性・私
|
- [レオン]
- へえ…
よく僕の元まで来られたね。▼
それでこそ、
殺す価値があるってものだよ…▼
- [カムイ]
- レオンさん…ひとつ聞かせてください。
先ほどの言葉は、本心なのですか?▼
あなたは本当に、
昔から私のことが嫌いだったのですか?▼
- [レオン]
- 当たり前じゃないか。▼
- [カムイ]
- …そうですか。▼
- [レオン]
- 潰してやるよ…
僕は最期の情けすら、
お前にかける気はない。▼
死ぬ前に弟としての言葉を
聞きたかったなら、諦めなよ。▼
裏切り者は絶望のまま
闇に沈むのがお似合いだ。▼
さっさと目の前から消えてくれ。
…目障りだよ。▼
|
+
| | マイユニット女性・あたし~だよ
|
- [レオン]
- へえ…
よく僕の元まで来られたね。▼
それでこそ、
殺す価値があるってものだよ…▼
- [カムイ]
- レオン…ひとつ聞かせて。
さっきの言葉は、本心なの?▼
あなたは本当に、
昔からあたしのことが嫌いだったの?▼
- [レオン]
- 当たり前じゃないか。▼
- [カムイ]
- …そっか。▼
- [レオン]
- 潰してやるよ…
僕は最期の情けすら、
お前にかける気はない。▼
死ぬ前に弟としての言葉を
聞きたかったなら、諦めなよ。▼
裏切り者は絶望のまま
闇に沈むのがお似合いだ。▼
さっさと目の前から消えてくれ。
…目障りだよ。▼
|
レオン撃破†
- [レオン]
- まだ…だ…▼
お前たちを…全員倒すまで…
僕は、まだ…!▼
クリア後†
クリア後1†
+
| | マイユニット男性・俺
|
- [レオン]
- くっ…!▼
- [カムイ]
- 勝負あったな、レオン。
もう、こんな闘いは終わりにしよう。▼
- [レオン]
- 終わらないよ、カムイ…▼
この闘いは、お前か僕か…
どちらかが死ぬまで、終わらない。▼
- [カムイ]
- いえ、そんなことはない…!▼
どちらも死ぬことなく、
戦いを終わらせることはできる!▼
- [レオン]
- くそっ、まだそんな甘いことを…!
だから僕は、お前が嫌いなんだよ…▼
- [カムイ]
- レオン…わかってくれ。▼
白夜王国とも
本当は争い合う必要なんて無かったんだ。▼
苦しみから逃れるために、どちらかを
滅ぼそうなんて考えてはいけない。▼
ガロン王のような…
相手を力でねじ伏せるようなやり方は、▼
間違っているんだ。▼
- [レオン]
- 諦めなよ。
そんな甘い理想を抱くのは…▼
これは戦争なんだ。
暗夜と白夜は戦争をしてるんだよ。▼
戦争とは殺し合いに他ならない…
殺さなければ殺されるんだ!▼
どんな手を使おうと、
闘いは勝たなくてはならない!▼
負ければすべてを失うんだ。
領土も、民も、家族も、そして命さえも!▼
- [カムイ]
- 違う!
白夜王国の人達は…▼
暗夜王国から帰ってきた私に対しても、
同じ人間として接してくれた。▼
暗夜王国の王女だったアクアのこともだ!
ガロン王は間違っている。▼
闘いを終わらせるには、
彼の間違いを…▼
お前の考えを、正すしかない!▼
(カムイ、レオンに近づく)
- [レオン]
- !?▼
- [カムイ]
- すまん…動かないでくれ、レオン。
動いたら、この刃が喉を裂くことになるぞ。▼
- [レオン]
- ふっ…
やればできるんじゃないか。▼
…さあ、殺せよ。
それで望み通り、この闘いは終わりだ。▼
- [カムイ]
- …………▼
- [レオン]
- …来ないのか?
お前がやれないのなら、僕がやるまでだ。▼
僕の魔法で、お前を…!▼
- [カムイ]
- …………▼
- [レオン]
- なに…?
なぜ逃げない?▼
- [カムイ]
- そういうお前は、
なぜすぐに魔法を撃たないんだ?▼
- [レオン]
- それは…▼
- [カムイ]
- いいか、レオン。俺は知っている。
お前が本当は優しい男だということを…▼
- [レオン]
- 黙れ…▼
- [カムイ]
- レオン…!▼
- [レオン]
- 黙れ!!!
お前に僕の何がわかるんだ!!!▼
- [カムイ]
- 俺にはわかる!!▼
俺はレオンの、
家族だったのだから!!▼
- [レオン]
- …っ!!▼
- [カムイ]
- 諦めない…
俺は、お前のことを。▼
口では俺を殺すと言っているが…
本当はそんなこと、したくないんだろう?▼
本当に殺す気なら、
今だって、いつだってそうできたはずだ。▼
- [レオン]
- …………▼
- [カムイ]
- 信じてる…
レオンは俺を殺さないと。▼
裏切り者の俺がこんなことを
言う資格はないのかもしれないが、▼
俺だってレオンと
闘いたくなんかない。▼
なぜなら俺はお前が…レオンのことが、
今でも…▼
…大好きだから。▼
- [レオン]
- …!!▼
(暗転)
- [レオン]
- …………▼
…………▼
……ごめん、兄さん……▼
- [カムイ]
- レオン…!▼
- [レオン]
- …嘘だよ、兄さん。
嫌いだなんて、嘘だ…▼
本当は、僕だって…
兄さんのことを…▼
- [カムイ]
- ああ…いいんだ。
もう何も言わなくていい。▼
…なあ、レオン。
力を貸してくれないか?▼
暗夜と白夜の、
この戦争を終わらせるために。▼
- [レオン]
- そんな…僕にも裏切れって言うの?
父上を…▼
マークス兄さんや、みんなを裏切れって…
殺せって言うの!?▼
カムイ兄さん…
僕は…どうすればいいんだ!?▼
- [カムイ]
- レオン…▼
- [アクア]
- それは、あなた自身が
答えを見つけるしかないわ。▼
- [レオン]
- なに…?▼
- [アクア]
- いい? あなたがどうすべきかという答えは、
あなた以外のだれにもわからない。▼
でも、この水晶をあげる。もしかしたら、
答えの手がかりになるかもしれない…▼
- [レオン]
- これは…?▼
- [アクア]
- ごめんなさい…この水晶の正体は
私の口からは言えないわ。▼
…けれど、きっと導いてくれるはずよ、
あなたの進むべき道の答えを。▼
だから、あなたの真実は、
あなた自身の目で見てきて。▼
- [レオン]
- …わかった。▼
(暗転)
- [レオン]
- アクアと言ったね。▼
あなたは暗夜王国から連れ去られた
王女だと聞いている。▼
つまり…僕の姉にあたる人だね。▼
- [アクア]
- …いいえ。
私はあなたの姉ではない。▼
- [カムイ]
- え?▼
- [リョウマ]
- …………▼
- [レオン]
- ああ、僕もそう感じている。
じゃああなたは、どこから来た何者なのか。▼
それがわかれば、
僕が出すべき道の答えもわかるのか?▼
- [アクア]
- ええ。▼
- [レオン]
- なるほどね…
なら行くよ、僕は。▼
- [カムイ]
- レオン…▼
- [レオン]
- …カムイ兄さん。
僕は納得したわけじゃない。▼
暗夜王国を裏切ったこと、
きょうだい達を悲しませたこと…▼
それだけはやっぱり…許せない。▼
もしアクアの言葉に偽りがあったのなら、
今度出会ったときこそ、あなたをこの手で倒す。▼
- [カムイ]
- …………▼
- [レオン]
- でもその前に、
今のままじゃ…▼
マークス兄さんに全員、
やられちゃうかもしれないけどね。▼
- [カムイ]
- …!?▼
- [レオン]
- いいかい? あの人の本当の力を、
あんたたちは誰一人として知らない。▼
…次元が違うんだ。
ここにいる全員でかかったって、▼
ぜったいに勝てない。
今のままじゃ…ね。▼
- [カムイ]
- そんな…▼
- [アクア]
- ならどうすればいいの、レオン。▼
- [レオン]
- …………▼
- [アクア]
- さあ、教えて。
あなたならわかるはず。▼
偉大な兄を持ち、
ずっとそのことに苦しんでいたはずの…▼
弟のあなたなら。▼
- [レオン]
- …………▼
そうだね…
マークス兄さんに勝ちたいなら…▼
ノートルディア公国に
行くしかない。▼
- [リョウマ]
- ノートルディア…知恵の国か。▼
- [レオン]
- ああ。『虹の賢者』に
会いに行くんだ。▼
マークス兄さんは彼に会い「何か」を得て、
暗夜最強の騎士になった。▼
…でもそこに行くには
兄さんたちが今まで来た道を、▼
半分以上戻ることになるけど。▼
- [カムイ]
- え…▼
- [リョウマ]
- 確かに…
ノートルディア公国は、▼
暗夜王国と白夜王国の
ちょうど中間の海上にある。▼
ここからだと…まず暗夜王国から出て
ガロン王と闘ったミューズまで行き、▼
もう一度船に乗る必要があるな。▼
- [カムイ]
- まさか、そんなに…▼
- [レオン]
- どうする?
それでも行く覚悟はあるの?▼
それとも、このまま一か八かで突っ込んで、
マークス兄さんに倒される?▼
- [カムイ]
- …………▼
よし、行こう。
ノートルディア公国へ。▼
- [タクミ]
- え…!?
本気なの、カムイ兄さん!?▼
- [カムイ]
- …ああ。▼
どのみち、今の俺たちでは
マークス兄さんには敵わない。▼
この戦争を本当に終わらせたいのなら、
万全の態勢で王城まで行く必要がある。▼
そのためになら、たとえ時間がかかっても
…戻るしかないだろう。▼
- [タクミ]
- …………▼
- [カムイ]
- すまん…
これは、俺の我儘だ。▼
もし皆が無茶だと思われるなら、
俺が戻るまで、どこかで身を隠して…▼
- [タクミ]
- はぁ…何言ってるんだよ。
別に行かないとは言ってないだろ?▼
- [カムイ]
- え…?▼
- [ヒノカ]
- ああ。私も共に行くぞ。
カムイ。▼
- [サクラ]
- はい、私もです。▼
- [カムイ]
- みんな…▼
- [リョウマ]
- 全く…お前はもう忘れたのか?
国境を超える時に言っただろう。▼
お前と、共に闘うと。
その気持ちは今でも変わってはいないさ。▼
- [アクア]
- …そうね。
リョウマの言うとおりだわ。▼
- [カムイ]
- …ありがとう。みんな。▼
- [レオン]
- …………▼
へえ…どうやら、本気みたいだね。
じゃあ僕も手助けしないことはないよ。▼
はい、これ。▼
- [カムイ]
- えっと…古い書物?
これは何だ?▼
- [レオン]
- ん? 水晶玉のお礼ってとこかな。
敵に借りなんか作りたくないし…▼
- [カムイ]
- いや、そうではなくて…
何に使うんだ?▼
- [レオン]
- ああ。これはワープの書っていってね。
一瞬でノートルディア公国に行ける代物だよ。▼
- [カムイ]
- ほぉ、
一瞬でノートルディア公国に…▼
……って、▼
ええーーーーーっ!!?▼
い、いい、一瞬で行けるのか!?
ノートルディア公国まで!?▼
- [レオン]
- そうだね。もちろん帰りは、
始めに書物を使った場所…▼
今この場所まで戻ってこれる。▼
古いから一往復分しか使えないけどね。▼
- [カムイ]
- それでも十分だ、助かるぞ。▼
ありがとう。レオン…
本当に…▼
- [レオン]
- 怖気づくようなら渡さないつもりだったけれど、
本気で戻る気だったからね。▼
そんな馬鹿、兄さんぐらいのものだよ。
昔っから…いつもそうだ。▼
- [カムイ]
- レオン…▼
- [レオン]
- さてと。
僕ができるのは、ここまでだよ。▼
…それじゃあね、兄さんたち。
また、会おう!▼
- [カムイ]
- !!▼
- [リョウマ]
- 行ってしまったな。▼
- [カムイ]
- …あの笑顔。
あれが、レオンだ。▼
暗夜王国でいつもそばにいてくれた…
ちょっと生意気で優しい…弟のレオンだ。▼
…レオン、
すぐには無理かもしれない。▼
でもいつか、
お前の真実に出会うことが出来たら…▼
俺たちのところに戻ってきてくれ。▼
闇に閉ざされたこの国に…▼
光をもたらすために。▼
|
+
| | マイユニット女性・私
|
- [レオン]
- くっ…!▼
- [カムイ]
- 勝負ありました、レオンさん。
もう、こんな闘いは終わりにしましょう。▼
- [レオン]
- 終わらないよ、カムイ…▼
この闘いは、お前か僕か…
どちらかが死ぬまで、終わらない。▼
- [カムイ]
- いえ、そんなことはありません…!▼
どちらも死ぬことなく、
戦いを終わらせることはできます!▼
- [レオン]
- くそっ、まだそんな甘いことを…!
だから僕は、お前が嫌いなんだよ…▼
- [カムイ]
- レオンさん…わかってください。▼
白夜王国とも
本当は争い合う必要なんて無かったんです。▼
苦しみから逃れるために、どちらかを
滅ぼそうなんて考えてはいけません。▼
ガロン王のような…
相手を力でねじ伏せるようなやり方は、▼
間違っているんです。▼
- [レオン]
- 諦めなよ。
そんな甘い理想を抱くのは…▼
これは戦争なんだ。
暗夜と白夜は戦争をしてるんだよ。▼
戦争とは殺し合いに他ならない…
殺さなければ殺されるんだ!▼
どんな手を使おうと、
闘いは勝たなくてはならない!▼
負ければすべてを失うんだ。
領土も、民も、家族も、そして命さえも!▼
- [カムイ]
- 違います!
白夜王国の人達は…▼
暗夜王国から帰ってきた私に対しても、
同じ人間として接してくれました。▼
暗夜王国の王女だったアクアさんのこともです!
ガロン王は間違っています。▼
闘いを終わらせるには、
彼の間違いを…▼
あなたの考えを、正すしかありません!▼
(カムイ、レオンに近づく)
- [レオン]
- !?▼
- [カムイ]
- すみません…動かないでください、レオンさん。
動いたら、この刃が喉を裂くことになりますよ。▼
- [レオン]
- ふっ…
やればできるんじゃないか。▼
…さあ、殺せよ。
それで望み通り、この闘いは終わりだ。▼
- [カムイ]
- …………▼
- [レオン]
- …来ないのか?
お前がやれないのなら、僕がやるまでだ。▼
僕の魔法で、お前を…!▼
- [カムイ]
- …………▼
- [レオン]
- なに…?
なぜ逃げない?▼
- [カムイ]
- そういうあなたは、
なぜすぐに魔法を撃たないんです?▼
- [レオン]
- それは…▼
- [カムイ]
- いいですか、レオンさん。私は知っています。
貴方が本当は優しい人だということを…▼
- [レオン]
- 黙れ…▼
- [カムイ]
- レオンさん…!▼
- [レオン]
- 黙れ!!!
お前に僕の何がわかるんだ!!!▼
- [カムイ]
- 私にはわかります!!▼
だって私はレオンさんの、
家族だったんですから!!▼
- [レオン]
- …っ!!▼
- [カムイ]
- 諦めません…
私は、あなたのことを。▼
口では私を殺すと言っていますが…
本当はそんなこと、したくないんでしょう?▼
本当に殺す気なら、
今だって、いつだってそうできたはずです。▼
- [レオン]
- …………▼
- [カムイ]
- 信じています…
レオンさんは私を殺さないと。▼
裏切り者の私がこんなことを
言う資格はないのかもしれませんが、▼
私だってレオンさんと
闘いたくなんかありません。▼
だって私はあなたが…レオンさんのことが、
今でも…▼
…大好きですから。▼
- [レオン]
- …!!▼
(暗転)
- [レオン]
- …………▼
…………▼
……ごめん、姉さん……▼
- [カムイ]
- レオンさん…!▼
- [レオン]
- …嘘だよ、姉さん。
嫌いだなんて、嘘だ…▼
本当は、僕だって…
姉さんのことを…▼
- [カムイ]
- はい…いいんですよ。
もう何も言わなくていいんです。▼
…あの、レオンさん。
力を貸してくれませんか?▼
暗夜と白夜の、
この戦争を終わらせるために。▼
- [レオン]
- そんな…僕にも裏切れって言うの?
父上を…▼
マークス兄さんや、みんなを裏切れって…
殺せって言うの!?▼
カムイ姉さん…
僕は…どうすればいいんだ!?▼
- [カムイ]
- レオンさん…▼
- [アクア]
- それは、あなた自身が
答えを見つけるしかないわ。▼
- [レオン]
- なに…?▼
- [アクア]
- いい? あなたがどうすべきかという答えは、
あなた以外のだれにもわからない。▼
でも、この水晶をあげる。もしかしたら、
答えの手がかりになるかもしれない…▼
- [レオン]
- これは…?▼
- [アクア]
- ごめんなさい…この水晶の正体は
私の口からは言えないわ。▼
…けれど、きっと導いてくれるはずよ、
あなたの進むべき道の答えを。▼
だから、あなたの真実は、
あなた自身の目で見てきて。▼
- [レオン]
- …わかった。▼
(暗転)
- [レオン]
- アクアと言ったね。▼
あなたは暗夜王国から連れ去られた
王女だと聞いている。▼
つまり…僕の姉にあたる人だね。▼
- [アクア]
- …いいえ。
私はあなたの姉ではない。▼
- [カムイ]
- え?▼
- [リョウマ]
- …………▼
- [レオン]
- ああ、僕もそう感じている。
じゃああなたは、どこから来た何者なのか。▼
それがわかれば、
僕が出すべき道の答えもわかるのか?▼
- [アクア]
- ええ。▼
- [レオン]
- なるほどね…
なら行くよ、僕は。▼
- [カムイ]
- レオンさん…▼
- [レオン]
- …カムイ姉さん。
僕は納得したわけじゃない。▼
暗夜王国を裏切ったこと、
きょうだい達を悲しませたこと…▼
それだけはやっぱり…許せない。▼
もしアクアの言葉に偽りがあったのなら、
今度出会ったときこそ、あなたをこの手で倒す。▼
- [カムイ]
- …………▼
- [レオン]
- でもその前に、
今のままじゃ…▼
マークス兄さんに全員、
やられちゃうかもしれないけどね。▼
- [カムイ]
- …!?▼
- [レオン]
- いいかい? あの人の本当の力を、
あんたたちは誰一人として知らない。▼
…次元が違うんだ。
ここにいる全員でかかったって、▼
ぜったいに勝てない。
今のままじゃ…ね。▼
- [カムイ]
- そんな…▼
- [アクア]
- ならどうすればいいの、レオン。▼
- [レオン]
- …………▼
- [アクア]
- さあ、教えて。
あなたならわかるはず。▼
偉大な兄を持ち、
ずっとそのことに苦しんでいたはずの…▼
弟のあなたなら。▼
- [レオン]
- …………▼
そうだね…
マークス兄さんに勝ちたいなら…▼
ノートルディア公国に
行くしかない。▼
- [リョウマ]
- ノートルディア…知恵の国か。▼
- [レオン]
- ああ。『虹の賢者』に
会いに行くんだ。▼
マークス兄さんは彼に会い「何か」を得て、
暗夜最強の騎士になった。▼
…でもそこに行くには
姉さんたちが今まで来た道を、▼
半分以上戻ることになるけど。▼
- [カムイ]
- え…▼
- [リョウマ]
- 確かに…
ノートルディア公国は、▼
暗夜王国と白夜王国の
ちょうど中間の海上にある。▼
ここからだと…まず暗夜王国から出て
ガロン王と闘ったミューズまで行き、▼
もう一度船に乗る必要があるな。▼
- [カムイ]
- まさか、そんなに…▼
- [レオン]
- どうする?
それでも行く覚悟はあるの?▼
それとも、このまま一か八かで突っ込んで、
マークス兄さんに倒される?▼
- [カムイ]
- …………▼
よし、行きましょう。
ノートルディア公国へ。▼
- [タクミ]
- え…!?
本気なの、カムイ姉さん!?▼
- [カムイ]
- …はい。▼
どのみち、今の私たちでは
マークス兄さんには敵いません。▼
この戦争を本当に終わらせたいのなら、
万全の態勢で王城まで行く必要があります。▼
そのためになら、たとえ時間がかかっても
…戻るしかないでしょう。▼
- [タクミ]
- …………▼
- [カムイ]
- すみません…
これは、私の我儘です。▼
もし皆さんが無茶だと思われるなら、
私が戻るまで、どこかで身を隠して…▼
- [タクミ]
- はぁ…何言ってるんだよ。
別に行かないとは言ってないだろ?▼
- [カムイ]
- え…?▼
- [ヒノカ]
- ああ。私も共に行くぞ。
カムイ。▼
- [サクラ]
- はい、私もです。▼
- [カムイ]
- みんな…▼
- [リョウマ]
- 全く…お前はもう忘れたのか?
国境を超える時に言っただろう。▼
お前と、共に闘うと。
その気持ちは今でも変わってはいないさ。▼
- [アクア]
- …そうね。
リョウマの言うとおりだわ。▼
- [カムイ]
- …ありがとうございます。みんな。▼
- [レオン]
- …………▼
へえ…どうやら、本気みたいだね。
じゃあ僕も手助けしないことはないよ。▼
はい、これ。▼
- [カムイ]
- えっと…古い書物?
これは何ですか?▼
- [レオン]
- ん? 水晶玉のお礼ってとこかな。
敵に借りなんか作りたくないし…▼
- [カムイ]
- いえ、そうではなくて…
何に使うのですか?▼
- [レオン]
- ああ。これはワープの書っていってね。
一瞬でノートルディア公国に行ける代物だよ。▼
- [カムイ]
- へぇ、
一瞬でノートルディア公国に…▼
……って、▼
ええーーーーーっ!!?▼
い、いい、一瞬で行けるんですか!?
ノートルディア公国まで!?▼
- [レオン]
- そうだね。もちろん帰りは、
始めに書物を使った場所…▼
今この場所まで戻ってこれる。▼
古いから一往復分しか使えないけどね。▼
- [カムイ]
- それでも十分です、助かります。▼
ありがとうございます。レオンさん…
本当に…▼
- [レオン]
- 怖気づくようなら渡さないつもりだったけれど、
本気で戻る気だったからね。▼
そんな馬鹿、姉さんぐらいのものだよ。
昔っから…いつもそうだ。▼
- [カムイ]
- レオンさん…▼
- [レオン]
- さてと。
僕ができるのは、ここまでだよ。▼
…それじゃあね、姉さんたち。
また、会おう!▼
- [カムイ]
- !!▼
- [リョウマ]
- 行ってしまったな。▼
- [カムイ]
- …あの笑顔。
あれが、レオンさんです。▼
暗夜王国でいつもそばにいてくれた…
ちょっと生意気で優しい…弟のレオンさんです。▼
…レオンさん、
すぐには無理かもしれません。▼
でもいつか、
貴方の真実に出会うことが出来たら…▼
私たちのところに戻ってきてください。▼
闇に閉ざされたこの国に…▼
光をもたらすために。▼
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- 「その目で見れば」が「その目で煮れば」になっています。それだと色々と大変なことに。 --
- ↑レオンのセリフです。 --