会話集/章別会話
暗夜王国 16章 白夜侵攻†
ナレーション†
いよいよ本格的な全面戦争に突入する
暗夜王国と白夜王国。
王から先陣を命じられ出発するが、
その途中、潜伏していた何者かが
軍資金を狙って襲撃してきた。
オープニング†
+
| | マイユニット男性・俺
|
- [ガロン]
- よく戻ってくれた、ギュンターよ。
歓迎しよう。▼
- [ギュンター]
- はい、ありがとうございます、
ガロン王様。▼
- [ガロン]
- まさかあの無限渓谷より
生還するとはな。▼
こうして生きて帰ったことを、
嬉しく思うぞ。▼
- [ガンズ]
- …よくぞご無事で、
ギュンター殿。▼
- [ギュンター]
- …………▼
- [ガロン]
- さて、ギュンターも戻ったところで
今後の戦について話がしたい。▼
我が暗夜王国と白夜王国は
いよいよ本格的な全面戦争に突入するだろう。▼
そこで、この港町アミュージアに陣地を置き、
先発部隊を白夜領内に送る。▼
カムイ。
お前がその先発部隊の指揮をせよ。▼
- [カムイ]
- !
わかりました、父上。▼
- [ガロン]
- そうだな…進軍には陸路ではなく、
海路を使え。▼
陸路で待ち受けていると思われる
白夜王国軍の裏をかくためだ。▼
…その間に、
わしは一旦城に戻る。▼
頃合を見計らい、
陸路より兵を送るためにな。▼
マクベス、ガンズ。
お前たちはわしと共に来るがよい。▼
- [ガンズ]
- ええ、仰せのままに。▼
- [マクベス]
- 承知しました、ガロン王様。▼
- [カムイ]
- …………▼
- [ガロン]
- 期待しているぞ…
我が子よ。▼
- [カムイ]
- はい。良いご報告ができるよう、
力を尽くします。▼
- [マクベス]
- …そういえばカムイ様。▼
ギュンター殿が戻ってきたのは
宜しいですが、▼
昨晩はアクア様と、どちらに
行っていらっしゃったのですかな?▼
- [カムイ]
- え?▼
- [マクベス]
- いいですか?
私は昨日…▼
あなたがアクア様を追って、
どこかに行かれるのを拝見したのですよ。▼
まさかとは思いますが…▼
白夜の者と内通しているなどということは
ありますまいな?▼
- [カムイ]
- いえ…それは無い。
昨日は少し散歩をしていただけだ。▼
- [マクベス]
- 散歩?▼
- [カムイ]
- ああ。昼間のミューズ公国での
戦闘を思い出していたら、▼
なんだか気持ちが昂ぶってしまってな。
アクアを連れて近隣の森を見回っていたんだ。▼
そうしたら、怪しい兵たちと出くわして、
俺に対して威嚇してくるものだから…▼
…その兵たちを、
皆殺しにしてやった。▼
- [マクベス]
- なっ…!?▼
- [アクア]
- カムイ…?▼
- [カムイ]
- ほら、俺やアクアの服に、
昨日には無かった返り血がついているだろう?▼
それが証拠だ。▼
どこの所属の兵かはわからなかったが…
王族である俺たちに攻撃したのだから、▼
部隊ごと始末されて当然だ。▼
反乱の芽は、
早いうちに摘んでおくに限る。▼
…俺は、何かおかしなことを言っているか?▼
- [マクベス]
- い、いえ…
立派なことでございます。▼
- [カムイ]
- そうか。それならよかった。▼
お前に褒められて嬉しいぞ、マクベスさん。▼
ではお父様、行ってまいります。▼
- [ガロン]
- ああ。▼
- (暗転)
- [カムイ]
- …ふう。▼
- [アクア]
- ねえ、カムイ。▼
さっきはどうして、
あんな嘘を…▼
- [カムイ]
- 嘘じゃないさ。▼
化け物だったとはいえ…
あの国の兵と戦ったことは本当だ。▼
まあ、出会った場所については、
嘘をついたがな。▼
- [アクア]
- それは…ガロン王に自分を
信用させるため?▼
- [カムイ]
- ああ。従うと決めた以上は、
お父様の信用を得ておくべきだろう。▼
戦争に勝利しても、王座に座って
もらえなくては意味が無いからな。▼
- [アクア]
- そうね。
でも少し、驚いたわ。▼
あなたが本当に、暗夜王国に
染まったんじゃないか…って。▼
- [カムイ]
- そう見えたのなら…成功だな。▼
戦争に勝つまでは、少なくとも
父上の前ではそうあらないと。▼
例えその先に、どれだけ辛いことが
待っていようとも…▼
- [アクア]
- …ええ。▼
- (暗転 、港へ)
- [カムイ]
- あの、レオン。
そろそろ手配した船が来る頃か?▼
- [レオン]
- ああ。
しばらくここで待っていよう。▼
…あ。そうだ、さっきマクベスから
軍資金を預かってきたんだ。▼
少しだけどお役立てください、だって。▼
- [カムイ]
- え?
こんなに…?▼
- [レオン]
- どういう風の吹き回しだか知らないけど、
貰える物は貰っておこう。▼
今後何かの役に立つかもしれないし…▼
- [カムイ]
- そうだな。白夜王国に行く前に、
装備を整えておくのもいいかもしれない。▼
- [レオン]
- いい考えだね、
そうしようか。▼
- [レオン]
- …!?
姉さん、後ろ!▼
- [カムイ]
- っ!?▼
- (マークスがカムイに斬りかかり、カムイが防御する)
- [マークス]
- 見事だ、カムイ。▼
…いい反応だったぞ。▼
- [カムイ]
- マークス兄さんっ!!▼
- [マークス]
- 久しぶりだな、カムイ。▼
無事に「虹の賢者」から
力を得たという話は聞いていたが、▼
どうやらその実力は本物らしい。▼
- [カムイ]
- まったく…マークス兄さんは
油断ならないな。▼
久しぶりの再会なのに、
いきなり斬りかかってくることはないだろう。▼
だが、どうしてここに…?▼
- [マークス]
- ああ…やっと父上からの任が
全て片付いたんだ。▼
それで、お前たちを追ってここに来た。▼
…白夜王国に行くのなら、
私も共に闘おう。▼
- [カムイ]
- ありがとう…!▼
兄さんがいてくれるなんて、
千の兵を得たも同然だ。▼
- [マークス]
- そうか。
それは光栄だな。▼
- [ラズワルド]
- マークス様! ご無事で良かった。
僕、言いつけどおり頑張ったんですよ?▼
- [ピエリ]
- マークス様、会いたかったの!
カムイ様はばっちり守ったのよ!▼
- [マークス]
- よくやったな、二人とも。
きちんと任を果たしてくれたこと、嬉しく思う。▼
- [ラズワルド]
- ! す…素直に褒められると、
なんだか恥ずかしいです…▼
- [ピエリ]
- ふふーん。ピエリは優秀だから、
これぐらい当たり前なの!▼
- [レオン]
- マークス兄さんが来てくれて、
これできょうだい全員が揃ったね。▼
- [カミラ]
- そうね。こうしてみんな揃って闘えるなんて…
とても幸せだわ。▼
- [エリーゼ]
- それに、新しいきょうだいの
アクアおねえちゃんもいるもんね!▼
- [アクア]
- …ええ。▼
- [マークス]
- アクア…?
ではお前が、あの日連れ去られた妹か?▼
- [アクア]
- 覚えているの?
この国にいた頃の私を…▼
- [マークス]
- 覚えているに決まっている。
何度か顔を合わせたこともあったからな。▼
けれどあの頃、お前は周りの
王侯貴族たちからひどく虐げられていて…▼
- [カムイ]
- アクアが…?▼
- [マークス]
- ああ。アクアは父上の後妻で、
今は亡きシェンメイ王妃との間の子なんだ。▼
再婚当時は、私の母親で前妻の
エカテリーナの派閥の力が強くてな。▼
シェンメイ王妃とその娘の存在が
貴族たちにとって気に食わなかったらしく、▼
私もカミラも…しばらくして生まれたレオンも、
アクアには関わるなと言われ続けてきたんだ。▼
だが、私たちはずっと、
アクアときょうだいとして過ごしたかった。▼
…よく戻って来てくれたな、アクア。
心から歓迎しよう。▼
- [アクア]
- マークス…▼
…ありがとう。▼
- [カムイ]
- 良かったな…アクア。▼
- [エリーゼ]
- よーし! あたしたち6人きょうだいで、
白夜王国にしゅっぱーつ! だね。▼
- [カミラ]
- あらあら、遊びに行くんじゃないのよ?
ちゃんと気を引き締めなきゃ。▼
- [レオン]
- そうだね。敵の本拠地に乗り込むんだから、
相応の覚悟をしないと。▼
- [マークス]
- 大丈夫だ、私たちきょうだいならやれる。
そうだろう? カムイ。▼
- [カムイ]
- ああ。みんなが一緒なら、
きっと何だってできるさ。▼
白夜王国に勝利するその日まで…
俺は絶対に、みんなを守ってみせる。▼
- (船上)
- [マークス]
- 風は順風、
白夜の船影もない。▼
これまでのところは、
順調な航海だな。▼
- [カムイ]
- ああ。このまま無事に
到着できればいいんだが…▼
- [暗夜兵]
- 報告です!
マークス様、カムイ様!▼
船内が賊の襲撃を受け、
我が軍の軍資金が略奪されています!▼
- [マークス]
- なにっ!?
賊など、一体どこから…▼
- [暗夜兵]
- どうやら賊は、
船内に忍び潜んでいたようです!▼
- [マークス]
- なるほど。我々に気づかれず潜むとは、
ただの賊の仕業ではないな。▼
おそらくは…白夜の忍。
カムイ、急ぐぞ。▼
- [カムイ]
- …わかった!▼
|
+
| | マイユニット女性・私
|
- [ガロン]
- よく戻ってくれた、ギュンターよ。
歓迎しよう。▼
- [ギュンター]
- はい、ありがとうございます、
ガロン王様。▼
- [ガロン]
- まさかあの無限渓谷より
生還するとはな。▼
こうして生きて帰ったことを、
嬉しく思うぞ。▼
- [ガンズ]
- …よくぞご無事で、
ギュンター殿。▼
- [ギュンター]
- …………▼
- [ガロン]
- さて、ギュンターも戻ったところで
今後の戦について話がしたい。▼
我が暗夜王国と白夜王国は
いよいよ本格的な全面戦争に突入するだろう。▼
そこで、この港町アミュージアに陣地を置き、
先発部隊を白夜領内に送る。▼
カムイ。
お前がその先発部隊の指揮をせよ。▼
- [カムイ]
- !
わかりました、お父様。▼
- [ガロン]
- そうだな…進軍には陸路ではなく、
海路を使え。▼
陸路で待ち受けていると思われる
白夜王国軍の裏をかくためだ。▼
…その間に、
わしは一旦城に戻る。▼
頃合を見計らい、
陸路より兵を送るためにな。▼
マクベス、ガンズ。
お前たちはわしと共に来るがよい。▼
- [ガンズ]
- ええ、仰せのままに。▼
- [マクベス]
- 承知しました、ガロン王様。▼
- [カムイ]
- …………▼
- [ガロン]
- 期待しているぞ…
我が子よ。▼
- [カムイ]
- はい。良いご報告ができるよう、
力を尽くします。▼
- [マクベス]
- …そういえばカムイ様。▼
ギュンター殿が戻ってきたのは
宜しいですが、▼
昨晩はアクア様と、どちらに
行っていらっしゃったのですかな?▼
- [カムイ]
- え?▼
- [マクベス]
- いいですか?
私は昨日…▼
あなたがアクア様を追って、
どこかに行かれるのを拝見したのですよ。▼
まさかとは思いますが…▼
白夜の者と内通しているなどということは
ありますまいな?▼
- [カムイ]
- いえ…それはありません。
昨日はちょっと、散歩をしていただけです。▼
- [マクベス]
- 散歩?▼
- [カムイ]
- はい。昼間のミューズ公国での
戦闘を思い出していたら、▼
なんだか気持ちが昂ぶってしまって。▼
アクアさんを連れて
近隣の森を見回っていたんです。▼
そうしたら、怪しい兵たちと出くわして、
私に対して威嚇してくるものですから…▼
…その兵たちを、
皆殺しにしてしまいました。▼
- [マクベス]
- なっ…!?▼
- [アクア]
- カムイ…?▼
- [カムイ]
- ほら、私やアクアさんの服に、
昨日には無かった返り血がついているでしょう?▼
それが証拠です。▼
どこの所属の兵かはわかりませんでしたが…
王族である私たちに攻撃したのですから、▼
部隊ごと始末されて当然ですよ。▼
反乱の芽は、
早いうちに摘んでおくに限りますしね。▼
…私は、何かおかしなことを言っていますか?▼
- [マクベス]
- い、いえ…
立派なことでございます。▼
- [カムイ]
- そうですか。安心しました。▼
お褒めにあずかり光栄ですよ、
マクベスさん。▼
ではお父様、行ってまいります。▼
- [ガロン]
- ああ。▼
- (暗転)
- [カムイ]
- …ふう。▼
- [アクア]
- ねえ、カムイ。▼
さっきはどうして、
あんな嘘を…▼
- [カムイ]
- 嘘じゃありませんよ。▼
化け物だったとはいえ…
あの国の兵と戦ったことは本当です。▼
まあ、出会った場所については、
嘘をつきましたが。▼
- [アクア]
- それは…ガロン王に自分を
信用させるため?▼
- [カムイ]
- はい。従うと決めた以上は、
お父様の信用を得ておくべきでしょう。▼
戦争に勝利しても、王座に座って
もらえなくては意味がありませんから。▼
- [アクア]
- そうね。
でも少し、驚いたわ。▼
あなたが本当に、暗夜王国に
染まったんじゃないか…って。▼
- [カムイ]
- そう見えたのなら…成功ですね。▼
戦争に勝つまでは、少なくとも
お父様の前ではそうあらないといけません。▼
例えその先に、どれだけ辛いことが
待っていようとも…▼
- [アクア]
- …ええ。▼
- (暗転 、港へ)
- [カムイ]
- あの、レオンさん。
そろそろ手配した船が来る頃でしょうか?▼
- [レオン]
- ああ。
しばらくここで待っていよう。▼
…あ。そうだ、さっきマクベスから
軍資金を預かってきたんだ。▼
少しだけどお役立てください、だって。▼
- [カムイ]
- え?
こんなに…?▼
- [レオン]
- どういう風の吹き回しだか知らないけど、
貰える物は貰っておこう。▼
今後何かの役に立つかもしれないし…▼
- [カムイ]
- そうですね。白夜王国に行く前に、
装備を整えておくのもいいかもしれません。▼
- [レオン]
- いい考えだね、
そうしようか。▼
- [レオン]
- …!?
姉さん、後ろ!▼
- [カムイ]
- っ!?▼
- (マークスがカムイに斬りかかり、カムイが防御する)
- [マークス]
- 見事だ、カムイ。▼
…いい反応だったぞ。▼
- [カムイ]
- マークス兄さんっ!!▼
- [マークス]
- 久しぶりだな、カムイ。▼
無事に「虹の賢者」から
力を得たという話は聞いていたが、▼
どうやらその実力は本物らしい。▼
- [カムイ]
- まったく…マークス兄さんは
油断なりませんね。▼
久しぶりの再会なのに、
いきなり斬りかかってくることはないでしょう。▼
でも、どうしてここに…?▼
- [マークス]
- ああ…やっと父上からの任が
全て片付いたんだ。▼
それで、お前たちを追ってここに来た。▼
…白夜王国に行くのなら、
私も共に闘おう。▼
- [カムイ]
- ありがとうございます…!▼
兄さんがいてくれるなんて、
千の兵を得たも同然ですよ。▼
- [マークス]
- そうか。
それは光栄だな。▼
- [ラズワルド]
- マークス様! ご無事で良かった。
僕、言いつけどおり頑張ったんですよ?▼
- [ピエリ]
- マークス様、会いたかったの!
カムイ様はばっちり守ったのよ!▼
- [マークス]
- よくやったな、二人とも。
きちんと任を果たしてくれたこと、嬉しく思う。▼
- [ラズワルド]
- ! す…素直に褒められると、
なんだか恥ずかしいです…▼
- [ピエリ]
- ふふーん。ピエリは優秀だから、
これぐらい当たり前なの!▼
- [レオン]
- マークス兄さんが来てくれて、
これできょうだい全員が揃ったね。▼
- [カミラ]
- そうね。こうしてみんな揃って闘えるなんて…
とても幸せだわ。▼
- [エリーゼ]
- それに、新しいきょうだいの
アクアおねえちゃんもいるもんね!▼
- [アクア]
- …ええ。▼
- [マークス]
- アクア…?
ではお前が、あの日連れ去られた妹か?▼
- [アクア]
- 覚えているの?
この国にいた頃の私を…▼
- [マークス]
- 覚えているに決まっている。
何度か顔を合わせたこともあったからな。▼
けれどあの頃、お前は周りの
王侯貴族たちからひどく虐げられていて…▼
- [カムイ]
- アクアさんが…?▼
- [マークス]
- ああ。アクアは父上の後妻で、
今は亡きシェンメイ王妃との間の子なんだ。▼
再婚当時は、私の母親で前妻の
エカテリーナの派閥の力が強くてな。▼
シェンメイ王妃とその娘の存在が
貴族たちにとって気に食わなかったらしく、▼
私もカミラも…しばらくして生まれたレオンも、
アクアには関わるなと言われ続けてきたんだ。▼
だが、私たちはずっと、
アクアときょうだいとして過ごしたかった。▼
…よく戻って来てくれたな、アクア。
心から歓迎しよう。▼
- [アクア]
- マークス…▼
…ありがとう。▼
- [カムイ]
- 良かったですね…アクアさん。▼
- [エリーゼ]
- よーし! あたしたち6人きょうだいで、
白夜王国にしゅっぱーつ! だね。▼
- [カミラ]
- あらあら、遊びに行くんじゃないのよ?
ちゃんと気を引き締めなきゃ。▼
- [レオン]
- そうだね。敵の本拠地に乗り込むんだから、
相応の覚悟をしないと。▼
- [マークス]
- 大丈夫だ、私たちきょうだいならやれる。
そうだろう? カムイ。▼
- [カムイ]
- はい。みんなが一緒なら、
きっと何だってできます。▼
白夜王国に勝利するその日まで…
私は絶対に、みんなを守ってみせます。▼
- (船上)
- [マークス]
- 風は順風、
白夜の船影もない。▼
これまでのところは、
順調な航海だな。▼
- [カムイ]
- はい。このまま無事に
到着できればいいのですが…▼
- [暗夜兵]
- 報告です!
マークス様、カムイ様!▼
船内が賊の襲撃を受け、
我が軍の軍資金が略奪されています!▼
- [マークス]
- なにっ!?
賊など、一体どこから…▼
- [暗夜兵]
- どうやら賊は、
船内に忍び潜んでいたようです!▼
- [マークス]
- なるほど。我々に気づかれず潜むとは、
ただの賊の仕業ではないな。▼
おそらくは…白夜の忍。
カムイ、急ぐぞ。▼
- [カムイ]
- …わかりました!▼
|
1ターン目開始前†
- [マークス]
- ほう…ずいぶん手際の良い襲撃だな。
動きも連携が取れている。▼
おそらく、賊を率いる将がいるはずだ。
その者を倒せば戦は決する。▼
- [レオン]
- そうだね…でも、敵軍に
それらしい奴は見当たらないけど。▼
- [マークス]
- なるほど…▼
もしかしたら、敵軍の中には
いないということかもしれんな。▼
- [レオン]
- ん? …そうか。白夜の忍なら、
変装していてもおかしくない。▼
暗夜兵のふりをしながら、
影で指揮してるってことか。▼
…なら、兵士に直接
話をすれば確かめられるね。▼
- [マークス]
- ああ。早くせねば被害が大きくなる…
急いで向かうぞ。▼
暗夜兵と会話(1人目)†
- [暗夜兵]
- あの…敵将は、
この辺りにはいないようです。▼
…え、私が変装をしていると
疑っておられるのですか?▼
まさか、そんなはずはありません!
ほら、顔の肉もこの服も、この通り本物です!▼
…わかっていただけましたか。
では、私は引き続き任務を遂行致します。▼
暗夜兵と会話(2人目)†
- [暗夜兵]
- 敵将はこの周辺には
見当たりません!▼
…あ、あの、私の顔に
何かついておりますか?▼
…え? 顔を触らせろと?
は、はあ…承知しました。▼
ええ。この通り、
変装などではありません。▼
暗夜兵と会話(3人目)†
- [暗夜兵]
- 敵将と思わしき人物ですか?
いえ、私は見ていません。▼
ん…? どうしていきなり
顔を触られるのです…?▼
いたた! いたたた!!
おやめください、頬がちぎれてしまいます!▼
もしかして私を疑っておいでなのですか!?
だとしたら見当違いでございます!▼
私は変装などしていません!
どうかお助けをー!▼
暗夜兵と会話(4人目)†
- [暗夜兵]
- はい、敵将はこの周辺には
見当たりません…▼
…え? 顔を触らせろ?
いや、それは…▼
いえ別にやましいことなどはございませんが
その……▼
…お、おいやめろ!
勝手に触ろうとするな!▼
仕方ない、ここまでか…!▼
(暗夜兵、変装を解く)
- [アシュラ]
- …ちっ!
こんなに早く見つかるとは、▼
俺の腕も落ちたもんだぜ!▼
- [マークス]
- なに?
あれは…暗夜の盗賊!?▼
白夜の忍ではなかったのか…?▼
ならばどうして、
私たちの船を…!?▼
とにかく、一刻も早く仕留めるぞ!▼
vsアシュラ†
- [アシュラ]
- 見つかったものは仕方ない…
あんたらを倒して、
船を乗っ取らせてもらう!▼
アシュラ撃破†
- [アシュラ]
- あ…あんたら、
ただものじゃない…な…▼
クリア後†
+
| | マイユニット男性・俺
|
- [マークス]
- …戦は決した。
おとなしく我々に降伏しろ。▼
- [アシュラ]
- わかったよ…俺の負けだ。▼
で? 俺の処遇は?
できれば命だけは助けてほしいとこなんだがな。▼
- [マークス]
- …動くな。
処遇についてはこれから決める。▼
それまでお前には、船室内で
おとなしくしていてもらおう。
- [アシュラ]
- へいへい。
まるで死刑囚みたいな扱いだ。▼
さすが暗夜の王族サマ。
おっかねえなあ…▼
- [アクア]
- それだけのことをしたのだから、
警戒するのは当然でしょう?▼
…見たところあなたは暗夜王国の
盗賊みたいだけれど…▼
白夜王国行きの船に乗って、
一体どうするつもりだったの?▼
戦争が始まったのに、
わざわざ敵地に行くだなんて…▼
何か特別な事情でもあるのかしら。▼
- [アシュラ]
- …………▼
- [レオン]
- まったく…
そんな泥棒に事情なんてあるわけないよ。▼
きっと後先考えずに
乗り込んだに決まってるさ。▼
理由を聞いたって無駄だよ、
アクア姉さん。▼
- [アシュラ]
- !
アクア…!?▼
じゃああんた、
もしかして、あの時の…!▼
- [アクア]
- え…?
あなた、私を知っているの?
- [アシュラ]
- さあな。▼
- [アクア]
- いいから答えて。でないとあなた、
本当に殺されるわよ。▼
もう一度聞くわ。
あなた、私のことを知っているのね?▼
- [アシュラ]
- …………▼
…ああ。よく知ってるさ。
なにせ、あんたは…▼
俺が手引きをしたせいで、
暗夜王国から連れ去られちまったんだからな。▼
- [アクア]
- !!
どういうことなの…▼
- [アシュラ]
- 俺はあの日、白夜王国の
ユキムラという軍師に手を貸して、▼
暗夜の王城に続く、
秘密の通路を案内したんだ。▼
俺は元々、白夜王国の王家に
仕えた一族の者…▼
今は亡きコウガ公国の
忍だったんだ。▼
だから、白夜王国の頼みには
手を貸そうと思ったんだよ。▼
ま、向こうは俺がコウガの忍だなんて
まったく気づいちゃいなかったけどな。▼
- [アクア]
- ねえ…確かコウガ公国は、
隣国のフウマ公国に滅ぼされたのよね。▼
民たちは皆殺しにされたと聞いていたけれど…
まさか、生き残りの者がいただなんて。▼
その生き残りがなぜ、
泥棒なんてしているの?▼
- [アシュラ]
- 仕方なかったんだ…
そうしないと、生きていけなかった。▼
国を追われた俺は
生き残った僅かな仲間たちともはぐれ、▼
暗夜王国に流れて
盗賊に身をやつす他なかったんだよ。▼
いつか戦争でも始まって、
フウマを討つ機会ができるその時までな。▼
だから…暗夜の王女の誘拐は、
戦端を開くいい機会だと思ったんだ。▼
- [アクア]
- そう。それでまんまと戦争が始まって、
機を窺うために白夜王国に?▼
- [アシュラ]
- …そうさ。▼
- [カムイ]
- そんな事情があったんだな。
白夜王国出身の、元忍か…▼
- [アシュラ]
- へぇ…
あんた、話が分かりそうだな。▼
俺はアシュラってんだ。
もし俺をここで助けてくれるんなら、▼
そこの嬢ちゃん…アクアの従者として
お前たちに力を貸してやるよ。▼
あの時のことはすまないと思ってるし、
俺も白夜王国には思うところがあるからな。▼
- [カムイ]
- つまり、仲間にしろということか?▼
- [アシュラ]
- ああ。俺はこう見えて腕が立つ。
連れて行って損は無いと思うぜ?▼
- [レオン]
- いや、こいつは始末しておくべきだよ、
カムイ姉さん。▼
都合のいいことを言ってはいるけど…
本当は白夜王国の斥候として、▼
国に戻ろうとしていたのかもしれないよ。▼
ここで殺しておかないと、
後々面倒なことになるに決まってる。▼
- [カミラ]
- そうね…いくら事情があったとはいえ
私たちに攻撃してきたのだもの。▼
この先、またいつ裏切るか
わからないわ。▼
あなたのことが心配なの…
カムイ。▼
- [マークス]
- どうする?カムイ。▼
この軍のリーダーはお前だ。
私たちは、お前の判断に従おう。▼
アシュラを殺すか、殺さないか。
お前が今ここで、決めてくれ。▼
- [カムイ]
- …………▼
- [カムイ]
- えっと…確かにみんなの言う通り、
彼は危険かもしれない。▼
…でも、信じてみる余地はあるだろう。▼
殺しはせず、仲間にしようと思う。▼
- [アシュラ]
- !
本当か…!!▼
- [カムイ]
- ああ。辛い思いもしてきたようだし…
殺すのはあんまりだろう。▼
だが、少しでも怪しい動きを見せたら…
…わかっているな?▼
- [アシュラ]
- ああ、もちろんだ。
俺は絶対に裏切らない。約束する。▼
ありがとう、カムイ様。
あんたは命の恩人だ…▼
- [レオン]
- はぁ…全く、カムイ姉さんは
優しいんだから。▼
- [カミラ]
- それがあなたのいいところだと
思っているけれど…▼
いつかその優しさが、あなたを
苦しめることになるわよ?▼
- [マークス]
- そうか…
それがお前の判断なら、従おう。▼
だが、この件は父上の耳には
入れないことにする。▼
アクア誘拐を手引きしたものを
仲間に迎え入れたなどと知れたら、▼
父上からの信頼を
失ってしまうことになりかねんからな。▼
- [カムイ]
- ああ…わかっているさ、
マークス兄さん…▼
- [カムイ]
- そうだな…確かにこのまま
仲間にするには、彼は危険すぎる。▼
心苦しいが…
今ここで始末しておいた方がいいだろう。▼
- [アシュラ]
- なっ…!?▼
- [レオン]
- さすがだね、姉さん。いい判断だよ。
やっぱり、そうしておいた方がいいよね。▼
- [カミラ]
- これで安心だわ。
いい子ね…カムイ。▼
- [マークス]
- よく決断したな、カムイ。▼
やはりお前は、私のいない間に
随分と成長したようだ。▼
情を捨てたその判断、
暗夜王国の王女として立派だと思うぞ。▼
このことは伝令を出して、
父上にも報告しておこう。▼
アクア誘拐の手引きをした者を
カムイが始末した、とな。▼
これで父上は、お前への信頼を
一層高められることだろう。▼
- [カムイ]
- ああ…
ありがとう、マークス兄さん。▼
- [アシュラ]
- まあ、当然の報いだな…▼
- [カムイ]
- …………▼
仕方ないんだ…
なぜなら俺は…▼
悪の道を進むと、
そう決めたのだから……▼
- (ブーツを手に入れた)
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+
| | マイユニット女性・私
|
- [マークス]
- …戦は決した。
おとなしく我々に降伏しろ。▼
- [アシュラ]
- わかったよ…俺の負けだ。▼
で? 俺の処遇は?
できれば命だけは助けてほしいとこなんだがな。▼
- [マークス]
- …動くな。
処遇についてはこれから決める。▼
それまでお前には、船室内で
おとなしくしていてもらおう。
- [アシュラ]
- へいへい。
まるで死刑囚みたいな扱いだ。▼
さすが暗夜の王族サマ。
おっかねえなあ…▼
- [アクア]
- それだけのことをしたのだから、
警戒するのは当然でしょう?▼
…見たところあなたは暗夜王国の
盗賊みたいだけれど…▼
白夜王国行きの船に乗って、
一体どうするつもりだったの?▼
戦争が始まったのに、
わざわざ敵地に行くだなんて…▼
何か特別な事情でもあるのかしら。▼
- [アシュラ]
- …………▼
- [レオン]
- まったく…
そんな泥棒に事情なんてあるわけないよ。▼
きっと後先考えずに
乗り込んだに決まってるさ。▼
理由を聞いたって無駄だよ、
アクア姉さん。▼
- [アシュラ]
- !
アクア…!?▼
じゃああんた、
もしかして、あの時の…!▼
- [アクア]
- え…?
あなた、私を知っているの?
- [アシュラ]
- さあな。▼
- [アクア]
- いいから答えて。でないとあなた、
本当に殺されるわよ。▼
もう一度聞くわ。
あなた、私のことを知っているのね?▼
- [アシュラ]
- …………▼
…ああ。よく知ってるさ。
なにせ、あんたは…▼
俺が手引きをしたせいで、
暗夜王国から連れ去られちまったんだからな。▼
- [アクア]
- !!
どういうことなの…▼
- [アシュラ]
- 俺はあの日、白夜王国の
ユキムラという軍師に手を貸して、▼
暗夜の王城に続く、
秘密の通路を案内したんだ。▼
俺は元々、白夜王国の王家に
仕えた一族の者…▼
今は亡きコウガ公国の
忍だったんだ。▼
だから、白夜王国の頼みには
手を貸そうと思ったんだよ。▼
ま、向こうは俺がコウガの忍だなんて
まったく気づいちゃいなかったけどな。▼
- [アクア]
- ねえ…確かコウガ公国は、
隣国のフウマ公国に滅ぼされたのよね。▼
民たちは皆殺しにされたと聞いていたけれど…
まさか、生き残りの者がいただなんて。▼
その生き残りがなぜ、
泥棒なんてしているの?▼
- [アシュラ]
- 仕方なかったんだ…
そうしないと、生きていけなかった。▼
国を追われた俺は
生き残った僅かな仲間たちともはぐれ、▼
暗夜王国に流れて
盗賊に身をやつす他なかったんだよ。▼
いつか戦争でも始まって、
フウマを討つ機会ができるその時までな。▼
だから…暗夜の王女の誘拐は、
戦端を開くいい機会だと思ったんだ。▼
- [アクア]
- そう。それでまんまと戦争が始まって、
機を窺うために白夜王国に?▼
- [アシュラ]
- …そうさ。▼
- [カムイ]
- そんな事情があったのですね。
白夜王国出身の、元忍ですか…▼
- [アシュラ]
- へぇ…
あんた、話が分かりそうだな。▼
俺はアシュラってんだ。
もし俺をここで助けてくれるんなら、▼
そこの嬢ちゃん…アクアの従者として
お前たちに力を貸してやるよ。▼
あの時のことはすまないと思ってるし、
俺も白夜王国には思うところがあるからな。▼
- [カムイ]
- つまり、仲間にしろということですか?▼
- [アシュラ]
- ああ。俺はこう見えて腕が立つ。
連れて行って損は無いと思うぜ?▼
- [レオン]
- いや、こいつは始末しておくべきだよ、
カムイ姉さん。▼
都合のいいことを言ってはいるけど…
本当は白夜王国の斥候として、▼
国に戻ろうとしていたのかもしれないよ。▼
ここで殺しておかないと、
後々面倒なことになるに決まってる。▼
- [カミラ]
- そうね…いくら事情があったとはいえ
私たちに攻撃してきたのだもの。▼
この先、またいつ裏切るか
わからないわ。▼
あなたのことが心配なの…
カムイ。▼
- [マークス]
- どうする?カムイ。▼
この軍のリーダーはお前だ。
私たちは、お前の判断に従おう。▼
アシュラを殺すか、殺さないか。
お前が今ここで、決めてくれ。▼
- [カムイ]
- …………▼
- [カムイ]
- えっと…確かにみんなの言う通り、
彼は危険かもしれません。▼
…でも、信じてみる余地はあると思います。▼
殺しはせず、仲間になってもらいましょう。▼
- [アシュラ]
- !
本当か…!!▼
- [カムイ]
- はい。辛い思いもしてきたようですし…
殺すなんて、あんまりでしょう。▼
でも、少しでも怪しい動きを見せたら…
…わかっていますね?▼
- [アシュラ]
- ああ、もちろんだ。
俺は絶対に裏切らない。約束する。▼
ありがとう、カムイ様。
あんたは命の恩人だ…▼
- [レオン]
- はぁ…全く、カムイ姉さんは
優しいんだから。▼
- [カミラ]
- それがあなたのいいところだと
思っているけれど…▼
いつかその優しさが、あなたを
苦しめることになるわよ?▼
- [マークス]
- そうか…
それがお前の判断なら、従おう。▼
だが、この件は父上の耳には
入れないことにする。▼
アクア誘拐を手引きしたものを
仲間に迎え入れたなどと知れたら、▼
父上からの信頼を
失ってしまうことになりかねんからな。▼
- [カムイ]
- はい…わかっています、
マークス兄さん…▼
- [カムイ]
- そうですね…確かにこのまま
仲間にするには、彼は危険すぎます。▼
心苦しいのですが…
今ここで、始末しておきましょう。▼
- [アシュラ]
- なっ…!?▼
- [レオン]
- さすがだね、姉さん。いい判断だよ。
やっぱり、そうしておいた方がいいよね。▼
- [カミラ]
- これで安心だわ。
いい子ね…カムイ。▼
- [マークス]
- よく決断したな、カムイ。▼
やはりお前は、私のいない間に
随分と成長したようだ。▼
情を捨てたその判断、
暗夜王国の王女として立派だと思うぞ。▼
このことは伝令を出して、
父上にも報告しておこう。▼
アクア誘拐の手引きをした者を
カムイが始末した、とな。▼
これで父上は、お前への信頼を
一層高められることだろう。▼
- [カムイ]
- はい…
ありがとうございます、マークス兄さん。▼
- [アシュラ]
- まあ、当然の報いだな…▼
- [カムイ]
- …………▼
仕方ないんです…
なぜなら私は…▼
悪の道を進むと、
そう決めたのですから……▼
- (ブーツを手に入れた)
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コメント†
- マークスがラズワルドとピエリに会うとき、ピエリが死んでいたらセリフはどうなりますか? --
- 確認してきました。ピエリの台詞がカットされて、「よくやったな、ラズワルド。きちんと任を~」と続きます。 --
- マイユニ男性:俺の台詞のレオンがカムイ兄さんではなくカムイ姉さんになってます --
- 軍資金が全て奪われたらレオンがしゃべります --
- 軍資金が全て奪われたらレオンがしゃべります --