会話集/章別会話
白夜王国 16章 歓楽の宮殿†
ナレーション†
カイエン峰越えに成功した一行は、
暗夜軍から身を隠しながら進み、
賭博の町マラカスに立ち寄る。
だが、そこで仲間が
病によって倒れてしまう…
オープニング1†
―暗夜王国・王城『クラーケンシュタイン』―
- [マクベス]
- ガロン王様。カムイ一行が、
カイエン峠を通り抜けたようです。▼
- [ガロン]
- ああ、知っている。▼
あの魔剣と同じ魔法具を仕掛けていたようだが…
どうやら意味を為さなかったようだな?▼
- [マクベス]
- …申し訳ありません。▼
ここまでの侵入を許してしまったのは、
この私の責任であります。▼
この失態は、
必ずや取り戻してご覧にいれましょう。▼
- [ガロン]
- して、その方法とは?▼
- [マクベス]
- はい。奴らが次に立寄る町にて…
カムイ一行を殲滅いたします。▼
- [ガロン]
- …好きにしろ。▼
- [マクベス]
- ありがとうございます。▼
この軍師マクベス、
必ずやガロン王様のご期待に応えてみせます。▼
(マクベス退場)
- [ガロン]
- …………▼
…ふん、哀れな駒よ…▼
(暗転)
オープニング2†
+
| | マイユニット男性・俺
|
―暗夜王国・マカラス―
- [カムイ]
- カイエン峠を越えてから、
随分歩いたな…▼
リョウマ兄さん、この町は…?▼
- [リョウマ]
- ここは、マカラスだ。
暗夜王国有数の、賭博の町と聞く。▼
この町もミューズ公国のように
歌や踊りのショーが盛んなはずだが…▼
見たところ、
今は廃れてしまっているようだな。▼
- [カムイ]
- 今は長居をするわけにはいかない。▼
また森にでも身を隠しながら進もう。▼
- [リョウマ]
- そうだな。▼
- [タクミ]
- はぁ…はぁ…▼
- [カムイ]
- タクミ…?
どうしたんだ?▼
- [タクミ]
- べ、別に…なんでもないよ…▼
- [カムイ]
- いえ…そうは言っても、
足がふらついているじゃないか。▼
山越えの疲れが出たのかもしれない。
少し休んだ方が…▼
- [タクミ]
- 大丈夫だって、言ってるだろ…
はぁ、はぁ…▼
(タクミが倒れる音)
(一枚絵)
- [カムイ]
- タクミ!?▼
- [サクラ]
- !! これは…!?▼
- [カムイ]
- サクラ…? どうしたんだ?▼
- [サクラ]
- そんな…!
この症状は、特殊な風土病です…!▼
このまま放っておけば…
死んでしまうかもしれません!▼
- [カムイ]
- なんだって!?▼
- [サクラ]
- 古い医学書でしか見たことがない、
珍しい病気なのに…▼
どうしてタクミ兄様が
かかってしまったんでしょう…!?▼
ごめんなさい、
私がもっと早く気づいていれば…!▼
- [タクミ]
- だ…大丈夫だ、サクラ。
きっとこんな病気、すぐにどうにかできる。▼
そうだ、アクア姉さんの歌で
なんとかできないか?▼
僕がフウマ公国で正気を失った時も、
姉さんの歌で元に戻ったと言っていたよね?▼
- [アクア]
- …ごめんなさい。
私の歌で病気を治すことは不可能なの。▼
治せるのなら、
すぐにでもそうしたいところだけれど…▼
- [タクミ]
- …そう、か。▼
- [サクラ]
- どうしましょう…! この病気は、
特別な薬草がないと治せないんです!▼
でも、でも…こんな場所で
薬草が手に入るかどうか…▼
このままじゃタクミ兄様は…!▼
- [リョウマ]
- なあ、薬草が必要なら、
マカラス宮殿に行くのはどうだ?▼
- [カムイ]
- マカラス宮殿?▼
- [リョウマ]
- マカラスの町にある、
ガロン王の別邸のことだ。▼
そこには王国いちの医師が常駐し、
世界中の薬剤が貯蔵されていると聞く。▼
そこにならきっと、
病気に効く薬草もあるはずだ。▼
…ただ、宮殿や町には当然ながら
暗夜王国の兵も常駐している。▼
戦闘になることは避けられんが…▼
- [カムイ]
- ああ。それは覚悟の上だ。
タクミさんの命には代えられない。▼
- [リョウマ]
- では、決まりだな。
皆、俺に付いて来い。▼
- [カムイ]
- 大丈夫か? タクミ…▼
- [タクミ]
- …うん。何とか動けるよ。▼
もし敵が襲ってきたって平気さ。
足手まといにはならないよ。▼
(暗転)
- [カムイ]
- ここが、マカラス宮殿か…▼
- [リョウマ]
- 気をつけろ。ここまでは戦闘せずに侵入できたが、
宮殿内には暗夜兵がいるはずだ。▼
- [カムイ]
- わかった。
準備はできている、リョウマ兄さん。▼
- [リョウマ]
- いいか…この場所から宮殿内に入る。▼
三つ数えたら中に入るぞ。
一、二…▼
三!!▼
- [カムイ]
- 今だ、みんな!▼
(暗転)
- [???]
- ! 侵入者…!?▼
- [カムイ]
- 早速、暗夜兵か! すぐに戦闘を…▼
…待て、お前は…▼
…フローラ!?▼
- [フローラ]
- …カムイ様…?▼
- [ジョーカー]
- お前、なんでここに!?▼
- [フェリシア]
- 姉さん…!▼
- [フローラ]
- どうして、皆さんがここに…!?▼
と、とにかく、
ここで話していては危険です。▼
あちらに使っていない離れがあるので、
ひとまずそちらに!▼
(暗転)
- [フローラ]
- ふぅ…ここなら安全です。
カムイ様、よくぞご無事で…▼
またお会いできて、うれしいです。▼
- [カムイ]
- ああ。
俺も会えて嬉しいぞ、フローラ。▼
でもお前は、どうしてここにいるんだ?▼
- [フローラ]
- あの後しばらくして…私はこの
マカラスで働くよう命じられたのです。▼
北の城塞にいた使用人たちは、
皆散り散りになりました。▼
- [カムイ]
- すまん…
俺が白夜側についたばかりに…!▼
- [フローラ]
- いいえ。主を失った使用人が
そうなるのは当然のこと。▼
カムイ様が
お気に病むことではございません。▼
それに私は…
ここで働くようになってから、▼
いかに暗夜王国が民たちに
苦しい思いをさせているかわかりました。▼
今はガロン王の近くで働かずにすむことを、
幸せだと思っているぐらいです。▼
…だから、これで良かったんですよ。▼
ほら、久しぶりにお会いできたのに、
そんな顔なさらないでください。▼
- [カムイ]
- …ありがとう、フローラ。▼
- [フローラ]
- あの、皆さんはどうしてここに…?▼
- [リョウマ]
- 俺の弟…
タクミが病気にかかってしまってな。▼
ここになら、治せる薬草が
あるのではと思って来たんだ。▼
- [フローラ]
- ! あなたは…
白夜王国のリョウマ様ですね。▼
タクミ様がご病気とは御労しいことです…▼
けれど、ご安心ください。
薬なら私がこっそり取って参ります。▼
- [リョウマ]
- 本当か!▼
- [フローラ]
- はい。私なら暗夜の者にも怪しまれませんし…
薬草の名前さえわかれば簡単なことです。▼
薬を手に入れた後は、
宮殿の裏手からお逃げください。▼
私が外まで手引きいたします。▼
- [リョウマ]
- 礼を言う、フローラ。
これでタクミも一安心だな。▼
(突然魔法が発動する)
- [カムイ]
- …っ、何だ!?▼
- [マクベス]
- なりません、カムイ王子…▼
- [カムイ]
- マクベス…!?▼
- [マクベス]
- ごきげんよう。お目にかかるのは確か、
黄泉の階段以来でしたかな?▼
もっとも…あの時の私は、
ただの幻影でありましたが。▼
- [カムイ]
- そんな…どうして俺たちが
ここにいることがわかったんだ?▼
まさか、シュヴァリエで
反乱軍のアジトを襲ったのも、お前が?▼
- [マクベス]
- はあ? 何でも人のせいにするのは
やめていただきたい。▼
その質問はむしろ、あなたの大切な
お仲間にすべきではないのですかな?▼
- [カムイ]
- なに…!?▼
- [フローラ]
- …………▼
- [マクベス]
- おや…
今日はフローラもいるではありませんか。▼
王城を追放されて、
こんなところで下働きですかな?▼
- [フローラ]
- そんなこと、
答える筋合いはありません。▼
- [マクベス]
- おお、生意気な口を利く。▼
だが、ここは同じ王城で働いた者として、
寛容に見て差し上げるべきか。▼
- [フローラ]
- …お引き取り下さい。▼
ここはガロン王の別邸ですよ?
いくら王の軍師といえど、ここを破壊するなど…▼
- [マクベス]
- 許されるのですよ。▼
今の私は、目の前の獲物を殲滅するためなら、
手段は選ばなくて良いのです。▼
例えば…このようにね!▼
(マクベス、フローラを魔法攻撃)
- [フローラ]
- きゃああっ!!▼
- [マクベス]
- 生意気な物言いをした罰ですよ。▼
さ、次はあなたたちの番です。
大人しく私に倒されなさい。▼
- [フローラ]
- お、お逃げください…カムイ様…▼
(再びフローラが攻撃される)
- [フローラ]
- うあっ!?▼
- [フェリシア]
- 姉さんっ!!▼
- [マクベス]
- この方には眠っておいていただきましょう。▼
- [カムイ]
- 許さない…マクベス…!▼
- [マクベス]
- いいですか?
私は前に申し上げたはずですよ。▼
白夜側についたからには、
容赦はしないと。▼
私は、あなたを倒すためであれば
どんなことだってしましょう。▼
私はもう、これ以上ガロン王様を
落胆させるわけにはいかないのですよ。▼
あなたはこの場で死ぬのです…!
裏切り者の…カムイ王子よ!▼
- [カムイ]
- そうはさせない!▼
みんな、行くぞ!!
マクベスを倒し、必ず薬草を手に入れる!▼
|
+
| | マイユニット女性・私
|
―暗夜王国・マカラス―
- [カムイ]
- カイエン峠を越えてから、
随分歩きましたね…▼
リョウマ兄さん、この町は…?▼
- [リョウマ]
- ここは、マカラスだ。
暗夜王国有数の、賭博の町と聞く。▼
この町もミューズ公国のように
歌や踊りのショーが盛んなはずだが…▼
見たところ、
今は廃れてしまっているようだな。▼
- [カムイ]
- 今は長居をするわけにはいきませんね。▼
また森にでも身を隠しながら
進みましょう。▼
- [リョウマ]
- そうだな。▼
- [タクミ]
- はぁ…はぁ…▼
- [カムイ]
- タクミさん…?
どうしたんですか?▼
- [タクミ]
- べ、別に…なんでもないよ…▼
- [カムイ]
- いえ…そうは言っても、
足がふらついているじゃないですか。▼
山越えの疲れが出たのかもしれません。
少し休んだ方が…▼
- [タクミ]
- 大丈夫だって、言ってるだろ…
はぁ、はぁ…▼
(タクミが倒れる音)
(一枚絵)
- [カムイ]
- タクミさん!?▼
- [サクラ]
- !! これは…!?▼
- [カムイ]
- サクラさん…? どうしたんですか?▼
- [サクラ]
- そんな…!
この症状は、特殊な風土病です…!▼
このまま放っておけば…
死んでしまうかもしれません!▼
- [カムイ]
- なんですって!?▼
- [サクラ]
- 古い医学書でしか見たことがない、
珍しい病気なのに…▼
どうしてタクミ兄様が
かかってしまったんでしょう…!?▼
ごめんなさい、
私がもっと早く気づいていれば…!▼
- [タクミ]
- だ…大丈夫だ、サクラ。
きっとこんな病気、すぐにどうにかできる。▼
そうだ、アクア姉さんの歌で
なんとかできないか?▼
僕がフウマ公国で正気を失った時も、
姉さんの歌で元に戻ったと言っていたよね?▼
- [アクア]
- …ごめんなさい。
私の歌で病気を治すことは不可能なの。▼
治せるのなら、
すぐにでもそうしたいところだけれど…▼
- [タクミ]
- …そう、か。▼
- [サクラ]
- どうしましょう…! この病気は、
特別な薬草がないと治せないんです!▼
でも、でも…こんな場所で
薬草が手に入るかどうか…▼
このままじゃタクミ兄様は…!▼
- [リョウマ]
- なあ、薬草が必要なら、
マカラス宮殿に行くのはどうだ?▼
- [カムイ]
- マカラス宮殿?▼
- [リョウマ]
- マカラスの町にある、
ガロン王の別邸のことだ。▼
そこには王国いちの医師が常駐し、
世界中の薬剤が貯蔵されていると聞く。▼
そこにならきっと、
病気に効く薬草もあるはずだ。▼
…ただ、宮殿や町には当然ながら
暗夜王国の兵も常駐している。▼
戦闘になることは避けられんが…▼
- [カムイ]
- はい。それは覚悟の上です。
タクミさんの命には代えられません。▼
- [リョウマ]
- では、決まりだな。
皆、俺に付いて来い。▼
- [カムイ]
- 大丈夫ですか? タクミさん…▼
- [タクミ]
- …うん。何とか動けるよ。▼
もし敵が襲ってきたって平気さ。
足手まといにはならないよ。▼
(暗転)
- [カムイ]
- ここが、マカラス宮殿…▼
- [リョウマ]
- 気をつけろ。ここまでは戦闘せずに侵入できたが、
宮殿内には暗夜兵がいるはずだ。▼
- [カムイ]
- わかりました。
準備はできています、リョウマ兄さん。▼
- [リョウマ]
- いいか…この場所から宮殿内に入る。▼
三つ数えたら中に入るぞ。
一、二…▼
三!!▼
- [カムイ]
- 今です、みんな!▼
(暗転)
- [???]
- ! 侵入者…!?▼
- [カムイ]
- 早速、暗夜兵ですか! すぐに戦闘を…▼
…待ってください、あなたは…▼
…フローラさん!?▼
- [フローラ]
- …カムイ様…?▼
- [ジョーカー]
- お前、なんでここに!?▼
- [フェリシア]
- 姉さん…!▼
- [フローラ]
- どうして、皆さんがここに…!?▼
と、とにかく、
ここで話していては危険です。▼
あちらに使っていない離れがあるので、
ひとまずそちらに!▼
(暗転)
- [フローラ]
- ふぅ…ここなら安全です。
カムイ様、よくぞご無事で…▼
またお会いできて、うれしいです。▼
- [カムイ]
- はい。
私も会えて嬉しいです、フローラさん。▼
でもあなたは、どうしてここに?▼
- [フローラ]
- あの後しばらくして…私はこの
マカラスで働くよう命じられたのです。▼
北の城塞にいた使用人たちは、
皆散り散りになりました。▼
- [カムイ]
- すみません…
私が白夜側についたばかりに…!▼
- [フローラ]
- いいえ。主を失った使用人が
そうなるのは当然のこと。▼
カムイ様が
お気に病むことではございません。▼
それに私は…
ここで働くようになってから、▼
いかに暗夜王国が民たちに
苦しい思いをさせているかわかりました。▼
今はガロン王の近くで働かずにすむことを、
幸せだと思っているぐらいです。▼
…だから、これで良かったんですよ。▼
ほら、久しぶりにお会いできたのに、
そんな顔なさらないでください。▼
- [カムイ]
- …ありがとうございます、フローラさん。▼
- [フローラ]
- あの、皆さんはどうしてここに…?▼
- [リョウマ]
- 俺の弟…
タクミが病気にかかってしまってな。▼
ここになら、治せる薬草が
あるのではと思って来たんだ。▼
- [フローラ]
- ! あなたは…
白夜王国のリョウマ様ですね。▼
タクミ様がご病気とは御労しいことです…▼
けれど、ご安心ください。
薬なら私がこっそり取って参ります。▼
- [リョウマ]
- 本当か!▼
- [フローラ]
- はい。私なら暗夜の者にも怪しまれませんし…
薬草の名前さえわかれば簡単なことです。▼
薬を手に入れた後は、
宮殿の裏手からお逃げください。▼
私が外まで手引きいたします。▼
- [リョウマ]
- 礼を言う、フローラ。
これでタクミも一安心だな。▼
(突然魔法が発動する)
- [カムイ]
- …っ、何です!?▼
- [マクベス]
- なりません、カムイ王子…▼
- [カムイ]
- マクベス…!?▼
- [マクベス]
- ごきげんよう。お目にかかるのは確か、
黄泉の階段以来でしたかな?▼
もっとも…あの時の私は、
ただの幻影でありましたが。▼
- [カムイ]
- そんな…どうして私たちが
ここにいることがわかったのです?▼
まさか、シュヴァリエで
反乱軍のアジトを襲ったのも、あなたが?▼
- [マクベス]
- はあ? 何でも人のせいにするのは
やめていただきたい。▼
その質問はむしろ、あなたの大切な
お仲間にすべきではないのですかな?▼
- [カムイ]
- なんですって…!?▼
- [フローラ]
- …………▼
- [マクベス]
- おや…
今日はフローラもいるではありませんか。▼
王城を追放されて、
こんなところで下働きですかな?▼
- [フローラ]
- そんなこと、
答える筋合いはありません。▼
- [マクベス]
- おお、生意気な口を利く。▼
だが、ここは同じ王城で働いた者として、
寛容に見て差し上げるべきか。▼
- [フローラ]
- …お引き取り下さい。▼
ここはガロン王の別邸ですよ?
いくら王の軍師といえど、ここを破壊するなど…▼
- [マクベス]
- 許されるのですよ。▼
今の私は、目の前の獲物を殲滅するためなら、
手段は選ばなくて良いのです。▼
例えば…このようにね!▼
(マクベス、フローラを魔法攻撃)
- [フローラ]
- きゃああっ!!▼
- [マクベス]
- 生意気な物言いをした罰ですよ。▼
さ、次はあなたたちの番です。
大人しく私に倒されなさい。▼
- [フローラ]
- お、お逃げください…カムイ様…▼
(再びフローラが攻撃される)
- [フローラ]
- うあっ!?▼
- [フェリシア]
- 姉さんっ!!▼
- [マクベス]
- この方には眠っておいていただきましょう。▼
- [カムイ]
- 許しません…マクベス…!▼
- [マクベス]
- いいですか?
私は前に申し上げたはずですよ。▼
白夜側についたからには、
容赦はしないと。▼
私は、あなたを倒すためであれば
どんなことだってしましょう。▼
私はもう、これ以上ガロン王様を
落胆させるわけにはいかないのですよ。▼
あなたはこの場で死ぬのです…!
裏切り者の…カムイ王子よ!▼
- [カムイ]
- そうはさせません!▼
みんな、行きますよ!!
マクベスを倒し、必ず薬草を手に入れるのです!▼
|
vs マクベス†
- [マクベス]
- ガロン王様…見ていてください。
必ずや私が、こいつらを一匹残らず…!▼
カムイ vs マクベス†
+
| | マイユニット男性・俺
|
- [マクベス]
- 来ましたか、カムイ王子。
待っていましたよ…▼
- [カムイ]
- 行くぞ、マクベス…!
覚悟はいいか!?▼
- [マクベス]
- そのお言葉、そっくりそのまま
あなたにお返ししましょう。▼
ガロン王様は、あなたの死を
心から願っていらっしゃる…▼
私は王の軍師として、その望みを
何としてでも叶えなければならないのです!▼
…覚悟!!▼
|
マクベス撃破†
- [マクベス]
- ぐ、うっ…っ! またしても、
このような失態を…っ!!▼
ガロン王様に、
何とお詫びすればよいか…!▼
クリア後†
クリア後1†
+
| | マイユニット男性・俺
|
- [カムイ]
- 勝負あったな、マクベス…!▼
お前を倒す前に、
ひとつ聞きたいことがある。▼
俺たちがここにいることを、
お前に教えたのは誰だ!?▼
- [マクベス]
- …………▼
- [カムイ]
- 言え! さもないと…!▼
- [マクベス]
- さもないと、仲間が疑わしくてしょうがない…
ですかな?▼
- [カムイ]
- なっ…!▼
- [マクベス]
- 自分は暗夜を裏切っておいて、
誰かが自分を裏切るのは許せないとお思いか。▼
おお、なんと浅ましい。
こういう者からは…▼
…さっさと逃げてしまうに限る。▼
- [カムイ]
- !? 消えた…!?▼
- [マクベス]
- そちらは幻影です。▼
やはり、詰めが甘いですな…
カムイ王子。▼
可哀想なあなたに、
ひとつ教えて差し上げましょう。▼
…コウモリはすでに、あなた方の中にいる。▼
- [カムイ]
- なんだって…!?▼
- [マクベス]
- せいぜい疑いなさい、
カムイ王子よ…!▼
あなた方の馬鹿げた信頼が崩れる瞬間を、
この目で見る時が楽しみですよ…!▼
- [カムイ]
- くっ、逃げられたか…
マクベス…!▼
(暗転)
- [フローラ]
- う…ん…▼
- [カムイ]
- フローラ…!
良かった、気がついたのか!▼
- [フローラ]
- ! マクベスは…!?▼
- [カムイ]
- 大丈夫だ、フローラ。
マクベスは追い返したぞ。▼
- [フローラ]
- そうですか…良かった…▼
- [カムイ]
- それにしても、マクベスの言うことは
本当なんだろうか…▼
俺たちの中に、コウモリが…▼
- [タクミ]
- なんだよ、カムイ兄さん。
あんな奴の言うことを信じるの?▼
- [カムイ]
- いや、そういうわけじゃないが、
なんだか気になってな…▼
- [タクミ]
- …らしくないな、兄さん。▼
いつも人の言うことは
馬鹿みたいに信じるくせに…▼
- [カムイ]
- だが…
- [タクミ]
- はぁ、はぁ、はぁ…▼
- [カムイ]
- …タクミ?▼
- [タクミ]
- …なんだ…これ…
体が…重……▼
- [カムイ]
- タクミ!?▼
- [サクラ]
- た、大変です!
タクミ兄様、すごい熱が…!!▼
こ、このままでは危険です…!▼
- [フローラ]
- 私、すぐに薬を取って参りますね▼
- [サクラ]
- わ、私も行きますっ!▼
薬草の名前、
まだお伝えしてませんでしたから…!▼
|
クリア後2†
+
| | マイユニット男性・俺
|
- [タクミ]
- すぅ…すぅ…▼
- [カムイ]
- 呼吸が穏やかになってきたな、
タクミ。▼
- [サクラ]
- はい。もう安心だと思います。
後はゆっくり休養すれば大丈夫です。▼
- [カムイ]
- ありがとう、サクラ。▼
- [フローラ]
- 私も、一安心です。▼
- [カムイ]
- ああ。フローラも、助かったぞ。▼
お前がいてくれなかったら、
薬草を手に入れることはできなかった。▼
- [フローラ]
- いえ、そんな。▼
サクラ様が薬草の名前を
教えて下さったおかげですよ。▼
ところで、カムイ様…
これからどうなさるのですか?▼
マクベスに見つかってしまった以上、
王都への道は閉ざされたも同然ですが…▼
- [カムイ]
- …そうだな。▼
だが、そうだとしても、
俺たちはもう、進むしかない…▼
- [フローラ]
- …………▼
あの、宜しければ…
私たち氷の部族の村に来ませんか?▼
- [カムイ]
- え?▼
- [フローラ]
- いかがです? まだ暗夜王国の支配を
強く受けていない部族の村なら…▼
一時的にあなた方を匿うことができますよ。▼
- [カムイ]
- だ、だが…迷惑じゃないか?
いくら部族の村といえども、▼
白夜王国の一行を匿うなんて、
ガロン王が知ったら何をされるか…▼
- [フェリシア]
- 大丈夫ですよ、
氷の部族はこう見えて強いんですから。▼
暗夜兵が来たって、
みんなの凍気でやっつけてやります!▼
- [カムイ]
- はは、頼もしいな。▼
- [フェリシア]
- ね、行きましょう?
カムイ様。▼
私いつか、カムイ様を
故郷にお連れするのが夢だったんです。▼
ねっ。姉さんもそう言ってましたよね。
私たち二人の夢だったんですよね!▼
- [フローラ]
- フェリシア…▼
ええ、そうだったわね。▼
- [カムイ]
- …わかった。▼
では、迷惑をかけることになるが、
頼むことにしよう。▼
- [フローラ]
- はい、もちろんですよ。▼
- [カムイ]
- よし、タクミが動けるようになったら…
氷の部族の村に向かうぞ。▼
- [タクミ]
- すぅ…すぅ…▼
う…ん……
カムイ…兄さ……▼
気を…つけて……▼
- [カムイ]
- え…?▼
- [タクミ]
- 見えるものだけが…
全てじゃないんだ…兄さん……▼
あれを倒さなければ、闘いは……
終わらない……▼
本当の平和は……
決して……▼
- [カムイ]
- な、何を言ってるんだ、タクミ?▼
- [タクミ]
- すぅ…すぅ…▼
- [カムイ]
- 今のは、いったい…▼
- [サクラ]
- な、なんだか、
不思議な寝言でしたね。▼
- [カムイ]
- 寝言…
ああ…そうだな…▼
…………▼
見えるものだけが全てじゃない…か。▼
…………▼
|
コメント(情報投稿・誤字脱字の報告)†