- [カムイ]
- マークス兄さん!▼
白夜と暗夜の空が入れ替わる日に…
無限渓谷の吊り橋に来てくれ!▼
- [マークス]
- …なんの話だ?▼
- [カムイ]
- すまん…今はそれしか言えない。
だが、来てくれればわかる。▼
もし兄さんが来てくれれば…
この世界の真実を告げられる。▼
俺は兄さんと一緒に闘いたいんだ。
この世界を救うために。!▼
- [マークス]
- …戯言を。▼
- [カムイ]
- 待ってくれ、兄さん!
それから、もうひとつ…▼
- [マークス]
- …なんだ。▼
- [カムイ]
- 実は…イザナ公王に言われたんだ。
「竜に会え」と。▼
この言葉の意味、マークス兄さんなら
何か知っているんじゃ…▼
- [マークス]
- たとえ知っていたとしても、
裏切り者に答える義理はない。▼
(マークス、ラズワルド、ピエリ、マップから退場する)
- [カムイ]
- …兄さん…▼
- [カミラ]
- …だいじょうぶよ、カムイ。▼
お兄様は、きっと来て下さるわ。
そう信じましょう?▼
- [カムイ]
- …………▼
(カミラとカムイ、リョウマたちのところへ移動する)
- [リョウマ]
- カムイ。
アクアたちから話は聞いた。▼
無益な殺し合いを終わらせ、
白夜も暗夜も救う方法があるというのだな?▼
- [カムイ]
- …ああ。
今はまだ詳しいことは話せないが…▼
- [リョウマ]
- ほう…肝心なことは何も言わず、
それで俺に信じろというのか?▼
- [カムイ]
- …すまん。▼
- [クリムゾン]
- ははははっ。
面白いことを言うね。▼
- [カムイ]
- あ、あなたはさっきの…▼
- [クリムゾン]
- 私はクリムゾンだ。▼
シュヴァリエ公国で、
反暗夜のレジスタンスをしてる。▼
あんたが子供の頃の話は、
リョウマからくさるほど聞いてるよ。▼
闘わないで平和を掴もうだなんて…
ずいぶんと甘ちゃんな理想じゃないか。▼
- [カムイ]
- 俺にとっては平和は成すべき現実です。
甘い理想じゃありません。▼
- [クリムゾン]
- …ふふ。思った通り、いい目をしてるね。
リョウマと同じ、嘘のない澄んだ目だ。▼
いいよ。
私はあんたのことを信じてやる。▼
- [リョウマ]
- おい。
クリムゾン、何を言って…▼
- [クリムゾン]
- なんだい、リョウマ。
カムイはあんたの弟だろ?▼
それだけで信じる理由になるさ。▼
- [カムイ]
- …ありがとう、クリムゾン。▼
- [リョウマ]
- カムイ。
俺はまだお前に協力するとは…▼
- [クリムゾン]
- いいかい?
これから私たちは一度シラサギ城に戻る。▼
その間にリョウマを説得しておくよ。▼
- [リョウマ]
- ク、クリムゾン、いい加減にしろ!▼
- [サクラ]
- うふふ…リョウマ兄様ったら。▼
クリムゾンさんが相手だと、
いつもの調子が出ないみたいですね。▼
- [タクミ]
- もう…国で待ってるヒノカ姉さんに
その姿、見られないようにしなよ?▼
- [リョウマ]
- ふん…わかっている。▼
…………▼
…タクミ、サクラ、お前たちも気をつけろ。
決して…死なないようにな。▼
- [タクミ]
- ああ、わかってるよ。▼
- [サクラ]
- はい、お約束しますっ。▼
- [リョウマ]
- …………▼
- [カムイ]
- あの…リョウマ兄さん。
ひとつ聞きたいことがあるんだ。▼
イザナ公王に「竜に会え」と
言われたんだが…▼
何か知っていることはないか?
伝承でも、何でもいいんだが…▼
- [リョウマ]
- なに? 竜か…▼
すまないが…俺にはわからんな。▼
ノートルディア公国の
『虹の賢者』に聞いてみたらどうだ。▼
- [カムイ]
- 虹の賢者?▼
- [カミラ]
- あら、それはいい考えだわ。
賢者様はなんでも知っているらしいから。▼
但し、圧倒的な強者でなければ
会えないという噂だけれど。▼
- [カムイ]
- ほぉ…そんな噂が?▼
- [カミラ]
- ええ。賢者様に会って戻ってきた者は
これまでに四人しかいないの。▼
一人目はかつての白夜王スメラギ…
二人目は若かりし頃のお父様…▼
三人目は名もなき騎士様で、
四人目は…マークスお兄様よ。▼
- [カムイ]
- マークス兄さんが!?▼
ではやはり…マークス兄さんは竜のことを
知っていたのか…▼
- [カミラ]
- わからないけれど…
何か知っているような口ぶりにも思えたわね。▼
- [カムイ]
- …ノートルディア公国か。▼
今はどんな些細な情報でも欲しい。
さっそく行ってみることにしよう。▼
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