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| | マイユニット男性・俺
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- (場面、白夜城に)
- [ユキムラ]
- ではこれより―—
前白夜王国女王ミコト様の後を継ぎ、▼
白夜王国第一王子
リョウマ様が、▼
新たなる白夜王として
この国を治められることとなります。▼
即位の証として…
この冠をお受け取りください。▼
- [リョウマ]
- …ああ、確かに。▼
新しき王として立派に任を果たし、
この国を豊かにすることを…ここに誓おう。▼
- (拍手が起こる)
- [カムイ]
- リョウマ兄さん…▼
ついに…
国王に即位されたんだな…▼
- [サクラ]
- う、うぅっ…!
リョウマ兄様、ご立派になられて…▼
わ、わた、私…
うれしいです…っ!!▼
- [カムイ]
- えぇっ、サ、サクラ…?▼
感動するのはわかるが、
ちょっと泣きすぎじゃないか?▼
- [サクラ]
- だ、だって…▼
この光景を見たら母様も
さぞお喜びになるだろうと思って…!▼
- [カムイ]
- サクラ…▼
- [ヒノカ]
- そうだな…きっと母様は
天国から見守っていらっしゃるぞ…▼
うっ…! うう…!
ぐすっ…ずび…▼
- [カムイ]
- ヒノカ姉さんまで!?▼
お、おい二人とも…
せめて式が終わるまではこらえてくれ!▼
- [タクミ]
- はぁ…せっかくの戴冠式なのに、
王族がそんなに泣いてどうするんだよ。▼
ほら、ユキムラがこっちを睨んでる。
これは後でお説教だね…▼
- [カムイ]
- な、なるべく短く済むといいな…▼
…あ、リョウマ兄さんが即位の言葉を
述べられるみたいだ。▼
- [サクラ]
- し、静かにしないといけませんねっ。▼
- (演説するリョウマの一枚絵)
- [リョウマ]
- 皆、今日は俺のために
集まってくれて、ありがとう。▼
先の戦争では前女王ミコトを失い、
民たちにも犠牲を出し、▼
本当に辛い思いをさせてしまった…▼
しかし…
あの痛ましい悲劇は去った。▼
ここにいる英雄たちが力を合わせ、
平和な世界を取り戻したんだ。▼
暗夜王国とも和解し、
手を取り合って生きることを約束した。▼
ここにいるものの中にはまだ…そのことが
受け入れられない者もいるかもしれない。▼
しかし、光があれば闇があるように、
俺たち両国は一つなんだ。▼
俺たちには、お互いに無いものがある。
そして、それを分け合うことができる。▼
陽の光を分け合い、
実りを分け合い、▼
その喜びも悲しみも…
全てを分かち合えるような関係を、▼
暗夜王国との間に築いていきたい。▼
ここにいる皆となら、
それができると思っている。▼
…生きていこう。皆で。
前を見て。▼
俺たちの選んだ道を信じて…
平和な未来へと歩んでいこう。▼
新しい時代を、
ここにいる皆で創っていこう!▼
- (再び拍手が起こる)
- [カムイ]
- …リョウマ兄さん…▼
…ああ。本当にそうだな。▼
俺たちは、平和な世界を生きていこう。▼
白夜王国と暗夜王国で
手を取り合って、▼
いつも笑顔で…
幸せでいよう。▼
先の闘いで散った…
数えきれないほどの英雄たちのためにも。▼
- [サクラ]
- あ、カムイ兄様も
泣いていませんか?▼
- [カムイ]
- そ、そんなことはないぞ。▼
- [ヒノカ]
- 全く、王族のくせに涙もろいな?▼
- [タクミ]
- もう…
ヒノカ姉さんがそれ言うかな…▼
- [カムイ]
- 本当にそうだ。
ふふふ…▼
- [ユキムラ]
- ゴホン!!▼
- [カムイ]
- …あ…▼
- [ユキムラ]
- それではこれにて、
戴冠の議を終わりとします。▼
新しき白夜王国と
リョウマ国王に栄光があらんことを――▼
- (更に拍手が起こる)
- [カムイ]
- …………▼
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