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| | マイユニット女性・私
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- [ミドリコ]
- ねえねえ、お母さん。▼
屋台でたべすぎて、
おなかが痛くなったらすぐにいってね。▼
ミドリコおてせいのお薬をあげるから。
それをのめばすぐになおるからね。▼
- [カムイ]
- 頼もしいですね、ミドリコ。▼
ミドリコはいつも
手作りのお薬を持ち歩いているんですね。▼
- [ミドリコ]
- うん!▼
みんな、いつケガしたり、
病気になるかわからないでしょ?▼
だから、いつでもお薬をあげられるように
ミドリコはじゅんびをしてるの。▼
- [カムイ]
- そうですか。
ミドリコはとっても優しい子ですね。▼
その優しさはきっと、
スズカゼさんに似たのでしょうね。▼
- [ミドリコ]
- えへへ。そうかな~?
ほめられたら、てれちゃうよ。▼
でも、お父さん言ってたよ。
お母さんもすごくやさしい人だって。▼
- [カムイ]
- え?
スズカゼさんがそんなことを?▼
- [ミドリコ]
- あのね、自分がおかした罪を
お母さんは笑顔でゆるしてくれたって。▼
お父さんそのことに
ほんとうに救われたって言ってた。▼
せかいでいちばんやさしい人…
それがお母さんなんだって。▼
- [カムイ]
- も、もう…
スズカゼさんってば…▼
- [ミドリコ]
- ふふふ。
お母さん、てれてるの?▼
- [カムイ]
- …はい。
照れてます。すごく。▼
だってあなたのお父さんが
そんなことを言ってただなんて…▼
私、知らなかったですもの…▼
- [ミドリコ]
- わーい。
てれてるお母さん、すごくかわいい!▼
- [カムイ]
- まあ…
ミドリコまでそんなことを言って。▼
こういうところまで、
本当にスズカゼさんそっくり。▼
親子揃って、私のことを
あまりからかわないでください。▼
- [ミドリコ]
- ううん、からかってないわ。
ホントにそう思ったんだもん。▼
お父さんだってぜったいに、
こころのそこからそう思ってるわ。▼
お母さんはかわいくてやさしくて、
じまんの奥さんだーって。▼
- [カムイ]
- ありがとうございます、ミドリコ。▼
娘にそう言われると、
なんだか恥ずかしいですね。▼
でも…ミドリコがそんな風に
誰かを思いやれる人に育ってくれて…▼
私は本当に嬉しいです。▼
- [ミドリコ]
- そ、そんなことないよ。
思いやるなんてふつうのことだもん。▼
でも…▼
お母さんがうれしいなら
ミドリコもうれしいな。▼
ミドリコはこれからも
もっともっといい子になるからね!▼
だから、ちゃんとみててくれたら
もっともっともーーーっとうれしい!▼
- [カムイ]
- もちろんです。▼
私は一番近くで、
ミドリコの成長を見守っていきますね。▼
- [ミドリコ]
- ありがとう!
お母さん!▼
ミドリコ、
ぐんぐんおおきくなって…▼
お父さんとお母さんみたいな
すてきな大人になってみせるよ!▼
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