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ベルカの親子会話

カンナ(女)

[カンナ]
ふんふんふ~ん♪
今日は楽しいお祭りだぁ♪▼
しかもお母さんと一緒~♪
とっても楽しみ~♪▼
[ベルカ]
…………▼
[カンナ]
あれ?
どうしたの、お母さん?▼
[ベルカ]
ふふっ、別になんでもないわ…
ただ幸せそうなあなたを眺めていただけ…▼
[カンナ]
あたしのことを?
じゃあ、もっと眺めていいよ!▼
ほらほら、お母さん! カンナだよ~!
お母さんの娘のカンナだよ~!♪▼
[ベルカ]
ふふふっ。
確かに私の可愛いカンナね。▼
でも、あまり油断しないように…
まだ敵を殲滅していないからね。▼
[カンナ]
はい!
気をつけます、お母さん!▼
[ベルカ]
素直でいい返事ね…
本当にいい子…▼
…そう。
カンナは本当にいい子に育ってくれたわ…▼
私と離れて暮らしていたのは…
正解だったかもしれないわね…▼
[カンナ]
…どういうこと?▼
[ベルカ]
ごめんなさい、カンナ。
あなたは悪くないの。▼
でも、あなたも知ってると思うけど…
私は暖かな家庭とは無縁の世界で育った…▼
そんな私が子供のころのあなたに…
いい影響を与えられたとは思えないわ…▼
[カンナ]
…………▼
[ベルカ]
私の影響を受けなかったおかげで…
あなたは素直な子に育ってくれた…▼
今のあなたを見ていたら…
つい、そんな風に思ってしまったわ…▼
[カンナ]
ぶっぶー!
お母さん! それは大間違いだよ!▼
子供のころ、お母さんがずっと一緒だったら
あたしはもっといい子になってたもん!▼
お部屋のお片づけだってできるし、
食べ物の好き嫌いだってない子になってたよ!▼
あたしにはわかるもん!
一緒に暮らしてた方が絶対によかったもん!▼
[ベルカ]
カンナ…▼
[カンナ]
あたしにはわかるもん…
絶対に絶対にだもん…▼
[ベルカ]
…………▼
…ごめんなさい。
あなたが正しいわ。▼
もう二度と…
離れて暮らしていてよかったなんて言わない。▼
そしてこれからは
二度とあなたのそばを離れないと誓うわ。▼
[カンナ]
…本当に?
やったー! わーい!▼
じゃあ、お祭りでも
いっぱい一緒に遊んでくれる?▼
[ベルカ]
もちろんよ。
たくさん一緒に遊びましょう。▼
でも、その前に敵を倒さないとね。▼
[カンナ]
うん!
お母さん!▼
[ベルカ]
…カンナ、ありがとう。▼

ディーア

[ディーア]
…………▼
[ベルカ]
どうしたの、ディーア…
何か気になることがあるの?▼
[ディーア]
いや、なんか…
すげえ嬉しいな、ってさ…▼
[ベルカ]
嬉しい?
何がそんなに嬉しいの?▼
[ディーア]
母さんとこうして…
お祭りにこれたってことがさ…▼
[ベルカ]
…そう。▼
確かに、こうして親子で
出かける機会は少なかったものね…▼
[ディーア]
それにお祭りと母さんって…
なんか結びつけ辛いし…▼
[ベルカ]
どういうこと?▼
[ディーア]
いや、母さん…
お祭りとかきて楽しいのかな、って…▼
金魚とかすくって楽しんでる母さんを…
想像できないっていうか…▼
[ベルカ]
そ、それは…
…楽しいに決まってるわ。▼
自由に泳ぎまわる金魚を網ですくう…
こんなに楽しいことは他にはないわ。▼
[ディーア]
母さん、無理してるだろ…▼
[ベルカ]
そ、そんなことないわ。▼
的当てというものも好きよ。▼
動きもせず、逃げもしない標的を
殺傷能力皆無の弓で射る…▼
なんて楽しそう。
早く遊びたくて仕方がないわ。▼
[ディーア]
…………▼
[ベルカ]
…ごめんなさい。
本当は少し戸惑ってるの。▼
私、お祭りで遊んだ経験がないから…
どう楽しめばいいのかわからないわ…▼
[ディーア]
そっか…
そうだよな…▼
[ベルカ]
でも、戸惑ってはいるけれど、
このお祭りを楽しみたい気持ちは本当よ。▼
大切な息子と一緒なんだから…
一緒に楽しく遊んでみたい…▼
[ディーア]
母さん…▼
…賊を倒したらいっぱい遊ぼうぜ。
俺がお祭りの楽しみ方を教えるぜ…▼
[ベルカ]
ええ…
ありがとう、ディーア。▼

ゾフィー

[ベルカ]
ゾフィー、ちゃんと勉強はしている?
戦いのことだけではダメよ。▼
[ゾフィー]
うん!
ちゃんと頑張ってるわ!▼
[ベルカ]
そう…
それならよかった…▼
[ゾフィー]
母さんって昔から、
あたしが勉強してるか気にしてたよね。▼
[ベルカ]
ごめんなさい…▼
もしかして…
重荷に感じさせてしまった?▼
[ゾフィー]
ううん! そんなことないわ!
あたし、わりと勉強するの好きだし!▼
[ベルカ]
そう…
それを聞いて安心したわ。▼
私はまともな教育など
一切せずに育ってきてしまったから…▼
自分の子どもには…
ちゃんと勉強をさせたかったの。▼
[ゾフィー]
母さん…▼
[ベルカ]
勉強をして見識を深めれば…
新たな発見をすることもあるでしょう。▼
その発見を積んでいけばいくだけ、
あなた自身の選択肢が増える。▼
選択肢のない生き方など…
あなたには絶対にさせたくないの…▼
[ゾフィー]
…ありがとう、母さん。
母さんの想いはちゃんと伝わってるよ。▼
[ベルカ]
そう…▼
[ゾフィー]
あたしがこれからどんな選択を
していくのかはまだわからないけど…▼
母さんはずっと…見守ってくれるよね?▼
[ベルカ]
もちろんよ、ゾフィー。
ずっと見守らせて。▼
私とは違う…
光差す道を行くあなたのことを。▼

ミドリコ

[ミドリコ]
お母さん、
怪我したらすぐに言ってね。▼
ミドリコのお薬で
すぐになおしてあげるからね。▼
[ベルカ]
ふっ…
ありがとう、ミドリコ…▼
…………▼
[ミドリコ]
どうしたの、お母さん?▼
[ベルカ]
…不思議ね。▼
[ミドリコ]
不思議?
何が不思議なの?▼
[ベルカ]
人を殺す術しか知らなかった私から…
人を癒す術にたけた娘が生まれたなんて…▼
[ミドリコ]
…それじゃあダメ?▼
ミドリコも…
誰かをやっつけるのが上手い方がいい?▼
その方がお母さんが喜んでくれるなら…
ミドリコ、頑張ってみるけど…▼
[ベルカ]
いいえ。
そんなことないわ。▼
今のままのあなたでいい。
私は今のままのあなたが誇らしいわ。▼
[ミドリコ]
お母さん…▼
[ベルカ]
誰かを傷つける事よりも、
誰かを癒すことの方が何倍も難しい。▼
あなたはそれができるのだから、
胸を張って生きていきなさい。▼
[ミドリコ]
うん…
ありがとう、お母さん。▼
[ベルカ]
お礼を言うのは私の方よ。▼
こんな私から…
あなたみたいな優しい子が生まれてくれて…▼
ミドリコ、本当にありがとう…▼

グレイ

[ベルカ]
賊め、許さないわ…▼
今日は殺しなど関係なく
グレイと過ごせると思っていたのに…▼
[グレイ]
そんな険しい顔すんなって、母さん。
俺にかかれば、賊なんて皆殺しだ。▼
[ベルカ]
…そうね。▼
あなたには私とサイゾウの
暗殺の術を叩きこんだ…▼
きっと、誰もあなたに敵わない。
でも…▼
[グレイ]
でも?▼
[ベルカ]
こんな世の中でなければ、
私たちが早く戦争を終わらせていれば…▼
あなたにこんなことを
させずに済んだのに…▼
戦場に立つあなたを見るたび、
そう思ってしまうのよ…▼
[グレイ]
…………▼
…なあ母さん。
これやるよ。▼
さっき屋台で買ってきたんだが…
この飴、すごくうまいぜ?▼
[ベルカ]
グレイ…
私はいらないからあなたが食べなさい。▼
甘いもの、好きでしょう?▼
[グレイ]
大丈夫だって。
俺の分ならすでに何本も確保済みだからさ。▼
[ベルカ]
そう…
抜け目がないのね。▼
[グレイ]
…知ってるか、母さん?▼
甘いものを食べると
人は自然に笑顔になっちまうんだ。▼
ま、今は戦闘中だから、
気を張っていなくちゃいけないんだろうが…▼
[ベルカ]
グレイ、あなたはもしかして…
私に気を使ってくれたの?▼
[グレイ]
別にそんな大したもんじゃねえけど。
俺のせいで曇った顔は俺が晴らそうと思ってな。▼
母さん。俺は何も気にしちゃいない。
暗殺の術は軍のみんなの役に立ってる。それに…▼
母さんが生き抜いてきた証を受け継げたなら、
俺は誇らしいことだと思うぜ。▼
[ベルカ]
グレイ…▼
…飴、ひとつもらってもいいかしら?▼
[グレイ]
ああ。
ほらよ、母さん。▼
[ベルカ]
…………
ふふっ…おいしいわね。▼
[グレイ]
だろ?
甘いものは間違いないよな。▼
[ベルカ]
そうね。
思わず頬が緩んでしまう…▼
[グレイ]
へへ。
俺は知ってるんだぜ。▼
実は母さんが…
甘いものが好きだってこと。▼
[ベルカ]
…………▼
…あなたに渡せたものが、
暗殺の術だけでなくてよかったわ。▼
でも、私を一番、笑顔にしてくれるのは…
グレイ、あなたという存在よ。▼
これからも側で…
あなたのことを見守らせて。▼
[グレイ]
ああ、母さん。▼

ミタマ

[ミタマ]
お母様。
ずっと言いたかったことがあるのです。▼
[ベルカ]
何?▼
[ミタマ]
ここで一句…▼
母親と 歌を詠みたい 詠みたいの…▼
[ベルカ]
え?▼
[ミタマ]
素人のお母様でも理解できるように、
とても簡単な歌にしておきました。▼
ご理解いただけまして?▼
[ベルカ]
あなたが私と…
歌が詠みたいってこと?▼
[ミタマ]
ええ、伝わってよかったですわ。
お母様も芸術に疎いわけではなさそうですわね。▼
[ベルカ]
でも、どうして私と…▼
[ミタマ]
今日は子どものためのお祭りですから、
子としてズバリ言わせていただきますわ。▼
わたくしは、歯がゆいのです。▼
[ベルカ]
?▼
[ミタマ]
お母様は本来、
もっと明るい性格のはず…▼
それなのにお母様は、
殺し屋の過去に縛られて…▼
そのような無表情な人に
なってしまわれているのですわ。▼
娘のわたくしだからこそ、わかるのです。
わたくしはこんなに明るいのですから。▼
[ベルカ]
い、いや…どうかしら…
あなたも明るいとは少し違うような…▼
そもそも、
それと歌を詠むこととなんの関係が…?▼
[ミタマ]
歌を詠むことは芸術です。
そして、芸術は人の心を解き放つもの。▼
歌を詠むことによって、お母様の心を解き放ち、
本来の素敵な性格を表に出してあげるのです。▼
きっと、今までとは違った
楽しい人生が開けると思いますわ。▼
[ベルカ]
本当かしら…▼
[ミタマ]
信じてくれなくてもいいですわ。
とりあえず一句、詠んでくださいませ。▼
[ベルカ]
えっ…
そんな…突然に…無理よ…▼
[ミタマ]
ではお手本を。▼
ベルカです 今日から歌を 詠みますわ…▼
はい、言ってくださいませ。
ほら、恥ずかしがらずに。▼
[ベルカ]
べ…▼
…ベルカです 今日から歌を 詠みますわ…▼
[ミタマ]
いいではありませんか、その意気です!
では、こんな感じで進めてまいりますので。▼
お祭りが再開するまでに、
初めての一句を考えておいてくださいな。▼
ではでは
わたくしは戦闘に戻りますわね。▼
うふふ。
見ていらっしゃい賊の皆様。▼
物陰に潜んで強烈な一撃を
お見舞いしてやりますの。▼
[ベルカ]
…………▼
いつもツンツンして怠惰なあの子が、
私のために…▼
歌を詠むのは恥ずかしいけれど…
我が子の気持ちは、うれしいわ…▼

ジークベルト

[ジークベルト]
せっかく母上とお祭りにこれたのに…
賊の襲来とは残念だね。▼
[ベルカ]
ええ、そうね…
私も楽しみにしていたわ…▼
[ジークベルト]
でも、賊を倒してしまえば
お祭りもすぐに再開されるはずだよ。▼
[ベルカ]
そうね。
早急に賊を排除しましょう。▼
[ジークベルト]
…………▼
[ベルカ]
どうしたの、ジークベルト?▼
[ジークベルト]
母上、その前に…
1つだけ聞きたいことがある。▼
前から聞きたかったんだけど…
なかなか機会がなくてね。▼
[ベルカ]
何かしら?▼
[ジークベルト]
母上は昔…
父上を殺そうとしていたのかい?▼
[ベルカ]
…………▼
[ジークベルト]
…愚問だった。許して欲しい。
母上がそんなことをするわけがないのに…▼
[ベルカ]
…事実よ。▼
[ジークベルト]
…えっ?▼
[ベルカ]
確かに私はマークス様を殺せと依頼されたわ。
結局は…実行できなかったけれど。▼
[ジークベルト]
そうだったのか…▼
[ベルカ]
ごめんなさい…
私を見損なってもいいわ…▼
[ジークベルト]
私が母上を見損なうわけがないよ。▼
母上がどう生きてこざるをえなかったのか、
それを知っているからね。▼
だから今、こうして真実を知ったとしても、
母上は変わらず、私が尊敬する母上だよ。▼
[ベルカ]
ジークベルト…▼
[ジークベルト]
母上、約束するよ。
私がいつの日か、王になったら…▼
子どもたちに選択肢がないなどという、
そんな異様な世界は絶対に作らない。▼
母上がずっと感じてきた悲しみを
他の子どもたちには味わわせたくないからね。▼
[ベルカ]
…ありがとう、ジークベルト。▼

フォレオ

[フォレオ]
あの、お母様…
ひとつお願いがあるのですが。▼
[ベルカ]
フォレオ…
何かしら?▼
[フォレオ]
秘境を出てからは
お母様と過ごす時間がたくさん増えました。▼
僕はそれが本当に嬉しいです。▼
[ベルカ]
ええ。私も嬉しいわ…▼
[フォレオ]
それで、その…
僕、お母様から色々と教われたらな、って。▼
[ベルカ]
私から…?▼
[フォレオ]
はい。
なんでもいいんです。▼
料理だったり、縫い物だったり、
歌や絵画でもかまいません。▼
今まではそういう機会が少なかったので…▼
この機会にお母様から
いろんなことを教わりたいんです。▼
[ベルカ]
…………▼
ごめんなさい、フォレオ。
私には、できない。▼
[フォレオ]
えっ…▼
[ベルカ]
私が教えられることなんて…
暗殺の術くらいしかないわ。▼
でも、それは…
絶対にあなたには教えたくない。▼
[フォレオ]
お母様…▼
ごめんなさい…
僕、お母様を困らせてしまいましたね…▼
[ベルカ]
いいえ。
そんなことないわ。▼
私もあなたと
もっと一緒に過ごしたいと思っていたから。▼
だから、フォレオ…
あなたが私に教えてくれないかしら?▼
[フォレオ]
ぼ、僕がですか?▼
[ベルカ]
そうね、洋服の作り方がいいわ。
それなら、一緒に作業ができるし。▼
ダメかしら?▼
[フォレオ]
いいえ!
全然、ダメじゃないです!▼
僕、お母様にいっぱい教えて差し上げげます!
可愛いお洋服の作り方を!▼
[ベルカ]
ふふっ…
ありがとう、フォレオ…▼

イグニス

[イグニス]
賊め…
祭りを妨害するとは許せんな…▼
[ベルカ]
イグニス…▼
[イグニス]
なんだ、母さん?▼
[ベルカ]
このお祭りは
子の成長を願うお祭りらしいわ。▼
[イグニス]
ああ…
それがどうかしたか?▼
[ベルカ]
…そんな資格、私にあるのかしら。▼
[イグニス]
…どういうことだ?▼
[ベルカ]
私には母親がいなかったから…▼
母親がどんな存在なのか
よくわからない部分がある…▼
ただでさえ、
あなたを秘境に預けていたし…▼
ねえ、イグニス。
私は母親としてちゃんとやれている?▼
[イグニス]
そんな心配をする必要はない…
母さんは俺が誇れる母さんだ…▼
[ベルカ]
イグニス…▼
[イグニス]
母さんと父さんがいなければ…
俺は生まれていなかった…▼
母さんが秘境に俺を預けていなければ…
俺だってどうなっていたかわからない…▼
戦乱に巻き込まれ、
命を落としていたかもしれない…▼
[ベルカ]
…そんなことはさせない。▼
例えどこにいても、
あなたは私が守る。▼
どんな凄腕の殺し屋でも…
あなたを殺すことはきっとできないわ…▼
[イグニス]
そう思ってくれる母さんがいて…
俺は幸せだと思っている…▼
離れていても…ずっと、
その想いは伝わっていたからな…▼
[ベルカ]
…………
…ありがとう。▼
[イグニス]
では、さっさと賊を倒して…
この祭りを再開させるぞ…▼
母さんに俺の成長を…
願ってもらわなくてはいけないからな…▼
[ベルカ]
ふふふ。
わかったわ、イグニス。▼

ベロア

[ベロア]
ママ、賊を全員倒したら
お祭りも再開しますよね?▼
[ベルカ]
ええ。
恐らくは。▼
[ベロア]
そしたら、
一緒にいっぱい遊びましょうね…▼
わたし、ママと遊べるの
すごく楽しみにしてたんです…▼
[ベルカ]
…………▼
[ベロア]
……ママ?
どうかしたんですか?▼
[ベルカ]
ごめんなさい。
少し考えごとをしていたの。▼
私はちゃんと、
ベロアと一緒に遊べるのかしら。▼
[ベロア]
遊べるかどうか…?
意味がよくわかりません…▼
[ベルカ]
私はこういうところで
遊んだことがほとんどないの。▼
沢山の人が一斉に集まる場所…
ましてやお祭りなんてまったく縁が無かった。▼
だから、ベロアが思い描くように
自分がちゃんと遊べるかどうか不安で…▼
[ベロア]
ふふふ…
ママったら、面白いです。▼
遊びなんですから、
深く考えずに楽しめばいいんですよ…▼
[ベルカ]
その楽しむってことに
あまり慣れてないのよ…▼
不安だわ、
せっかくの母子水入らずなのに。▼
[ベロア]
では、金魚すくいなんてどうですか?
小さな網で金魚をすくう遊びです。▼
網は破れやすいんですけど、
すくえたら金魚がもらえるんですよ。▼
[ベルカ]
…それのどこが楽しいの?
私、別に金魚は欲しくないし…▼
[ベロア]
…そうですか。▼
[ベルカ]
あっ! ち、違うわ!
と、とっても楽しそうね!▼
私、ちょうど金魚を
飼ってみたいと思ってたの!▼
[ベロア]
ママ、無理してます…▼
[ベルカ]
ご、ごめんなさい…▼
…正直に言うと、
あまり金魚すくいに魅力を感じなかったわ…▼
[ベロア]
…………▼
[ベルカ]
でも、あなたと過ごす時間を
楽しみにしていたのは本当よ。▼
[ベロア]
…それなら何も問題ないです。▼
それに、私も別に、
金魚は欲しくありません…▼
食べてもおいしくないですし、
破れた棒しか欲しくないです…▼
[ベルカ]
…ふふ。▼
破れた棒、あなた好きそうだものね。
それから、フランネルも。▼
[ベロア]
はい…金魚すくい屋さんには、
棒だけ集めに行きましょう。▼
わたしは別に、お祭りを回らなくてもいいんです。▼
ママと一緒なだけで、
とっても幸せですから…▼
[ベルカ]
…ありがとう、ベロア。▼
でも、せっかくのお祭りだもの。
再会したら一緒に遊んでみましょう。▼
フランネルも誘って。▼
きっと1度遊んでみたら、
私だって楽しめると思うから。▼
[ベロア]
はい、ママ…
親子で一緒に遊びましょう。▼
うれしくって、
しっぽが揺れてとまりません…▼

ルッツ

[ルッツ]
ねえねえ、お母さん!▼
お祭りが再開したら、
いっぱい一緒に遊ぼうね!▼
[ベルカ]
ええ。
わかったわ、ルッツ。▼
ルッツは何をして遊びたいの?▼
[ルッツ]
僕、的当てがしてみたい!
お母さんは的当ては上手い?▼
[ベルカ]
…的当て?
…そうね。▼
…………
目標を見据え、静かに弓を引く…▼
ええ、上手にできそうだわ。
誰よりも。▼
[ルッツ]
お、お母さん…
なんだか顔が少し怖いよ。▼
[ベルカ]
ごめんなさい。
ちょっと色々と思い出してしまって…▼
もう少し、物騒ではない遊びはないの?▼
[ルッツ]
的当てって物騒かな?▼
まぁいいや!
じゃあえーっと…輪投げはどう?▼
[ベルカ]
輪投げっていうと
細く長い的に輪を投げ入れるのよね?▼
…そして、
…投げ入れた後は、一気に締め上げる!▼
[ルッツ]
お、お母さん!?
輪投げで締めあげるって何!?▼
[ベルカ]
ご、ごめんなさい。
輪投げは少し苦手かもしれないわ…▼
[ルッツ]
そ、そっか!
じゃあ、金魚すくいなんてどう?▼
[ベルカ]
…すくい?
…私には救いなどなかった。▼
与えられた任務を実行する日々…▼
[ルッツ]
お、お母さん!?
また顔が怖くなってるよ!▼
[ベルカ]
…本当にごめんなさい。▼
もう私のことは気にしなくていいわ。
ルッツがやりたいことをしなさい。▼
[ルッツ]
でも…▼
[ベルカ]
ルッツの笑顔を見れれば、
私も自然と…笑顔になれるから。▼
あなたのお父さん…ハロルドも
いつも私を笑顔にしてくれた…▼
[ルッツ]
そうなんだ。
…うん!▼
わかったよ、お母さん!▼
僕もお父さんに負けないぐらい、
お母さんを笑顔にしちゃうよ!▼
[ベルカ]
…ふふっ。
ええ、楽しみにしているわ。▼

オフェリア

[オフェリア]
せっかくのお祭りなのにこんなに敵が…
もうガッカリだよー!▼
[ベルカ]
私はそうでもないわ。
もともと祭りに興味はないから。▼
むしろ、楽しい祭りより
戦場の中のほうが落ち着くわ。▼
[オフェリア]
そうなんだ…
私は、母さんとお祭りを楽しみたいけどなぁ。▼
[ベルカ]
…………
母親が私でなければ…▼
あなたはもっと楽しい毎日を
過ごしていたかもしれないのに…▼
[オフェリア]
んもう、せっかくの楽しい日に、
そんなこと言わないで?▼
でも私、知ってるんだ。▼
母さんはいろいろと
自分で決めつけてるだけだって。▼
[ベルカ]
どういうこと?▼
[オフェリア]
例えば、母さんはあまりしゃべることが
好きじゃないって言うけど、多分違うよ。▼
本当はおしゃべりが好きだと思う。▼
[ベルカ]
…な、なぜそう思うの?▼
[オフェリア]
だって、私がそうだから。
これは母さんの血よ。▼
[ベルカ]
…いや、それは
オーディンの血だと思うけど…▼
[オフェリア]
違うわ。これは母さんの血。
自分の心のことだからよくわかるの。▼
母さんが楽しそうにおしゃべりする姿…
私にははっきりと見えるんだ。▼
[ベルカ]
そ、そう…▼
[オフェリア]
あと、母さんは前に
好きな食べ物はないって言ってたよね。▼
でも本当は私と同じで、かわいくて
キラキラしたお菓子とか好きだと思うんだ。▼
[ベルカ]
…か、かわいくてキラキラしたお菓子…▼
[オフェリア]
これも間違いないわ。▼
だって父さんはキラキラしたお菓子なんて
好きじゃないと思うし。▼
でね、きっと母さんは、私と同じで
お祭りも好きだと思うの。▼
だから、そうやって苦手だって
決め付けちゃわないでさ、▼
屋台を見てまわって、リンゴ飴を買おう。
それで神社の境内に座って一緒に食べよう?▼
[ベルカ]
…わ、わかったわ。
あなたがそう望むなら、そうする。▼
[オフェリア]
わーい!!
じゃ、ちゃちゃっと賊を退治しないとね!▼
さあ…任務遂行よ。
宵闇のオフェリア、本気を出しちゃうわ!▼
(オフェリア退場)
[ベルカ]
…………▼
…私もおしゃべりが好きだったり、
お菓子が好きだったりするのかしら…▼
…………▼
…ふふ、そんな自分、
想像しただけで笑ってしまうわね。▼
でもありがとう、オフェリア。
あなたのおかげで、なんだか楽しい気分。▼
オーディンも、オフェリアも、
いつも私に新しい感情をくれる。▼
家族って、素敵なものね。▼

ソレイユ

[ベルカ]
ソレイユ。
あなた、さっき女の子たちを口説いていたわね。▼
[ソレイユ]
うん、そうだよ。▼
っていうか、
こっそり口説いたのによく見てたね…▼
[ベルカ]
私は元・殺し屋よ。
殺し屋の目を侮らないで。▼
[ソレイユ]
かっこいーい!
さすがは母さん、お見逸れしました。▼
で、それがどうかしたの?▼
[ベルカ]
あなたに忠告があるのよ。▼
[ソレイユ]
忠告? 文句があるってこと?▼
別に、女の子を口説いたっていいじゃん。
悪いことしてるわけでもないんだし。▼
[ベルカ]
いいえ。女の子を口説くこと自体に
文句があるわけじゃないわ。▼
ただ、口説いているときの
あなたの目が危険なの。▼
[ソレイユ]
目が危険?▼
まあ、本気で狙ってるときは
そういう目にもなっちゃうのかな。▼
ナンパは狩りみたいなものだからね。
胸の中心を射貫くつもりで接しているんだ。▼
[ベルカ]
それ、例え話で言っているの?▼
[ソレイユ]
どういうこと?▼
[ベルカ]
あなたに目をつけられた女の子たちの
身の安全のために言うわ。▼
あなた、口説いているときの目が
殺し屋みたいになっているの。▼
[ソレイユ]
えええっ!?▼
[ベルカ]
私にはわかる。
あれは殺し屋の目。▼
特に、脈なしの女の子に対しては
かなり危険なオーラが出ていたわ。▼
[ソレイユ]
…そ、そうなの?▼
[ベルカ]
やっぱり。
こうなった以上、放っておけないわ。▼
あなたは私の血を引いてしまったの。
このままでは死者が出る可能性がある。▼
相手にしてくれない女の子の胸を、
あなたが本当の意味で貫くかもしれない!▼
[ソレイユ]
えーっ!?▼
[ベルカ]
賊を倒したら神社にきて。
殺意を抑える方法を教えるから。▼
これからも女の子を口説きたいなら…
女の子の命を奪いたくないなら…▼
真剣に考えなさい。▼
[ソレイユ]
…いくらなんでも大げさだよ。
あはは、ははは…▼
[ベルカ]
…………▼
[ソレイユ]
わ、わかったよ。▼
でもせめて、神社じゃなくて…
母さんとお茶を飲みながらがいい!▼
これは絶対、譲れないからね!▼
[ベルカ]
ふふ、仕方ないわね。▼
[ソレイユ]
わーい!
楽しみにしてるね!▼

エポニーヌ

[ベルカ]
エポニーヌ、どう?
分析は済んだ?▼
[エポニーヌ]
ええ。
あの賊がイイと思うわ。▼
[ベルカ]
あの賊ね、わかったわ。
ポイントは?▼
[エポニーヌ]
…あたしの見た感じだと、
あの賊は攻めが得意よ。▼
[ベルカ]
攻め?▼
[エポニーヌ]
要は「攻撃が得意」ってことね。
で、受けの属性はないみたい。▼
[ベルカ]
受け?▼
[エポニーヌ]
…攻撃を受ける属性。
防御は弱いってコトよ。▼
[ベルカ]
なるほど…▼
[エポニーヌ]
…あの賊は心に闇を抱えているの。
きっと幼少期の親子関係が原因ね。▼
だから、ぱっと見は難攻不落に思えても…▼
弱いトコロを突けば
すぐにイケるタイプよ。▼
でも本人はそのことに無自覚で…
だからこそ…▼
[ベルカ]
わからない…▼
[エポニーヌ]
…ん?ナニが?▼
[ベルカ]
私は、どの賊を標的にすれば
いいのかという話をしているのよ。▼
なのに全然話がわからない…
あなたもその話をしているのよね?▼
[エポニーヌ]
と、当然よ。
あたしは殺し屋の血を受け継いでいるのよ。▼
まじめに殺しの方法を
語っているだけだわ。▼
[ベルカ]
そう…▼
じゃあさっきのあなたの言葉遣いは…
もしや隠語?▼
[エポニーヌ]
へっ!?▼
[ベルカ]
殺し屋同士でしか通じない言葉のことよ。▼
[エポニーヌ]
…………▼
そ、そうよ。
母さん、知らないの?▼
昨今の殺し屋業界じゃ普通に
使われているらしいわ。▼
[ベルカ]
なるほどね。
私も知らない事を知っているだなんて…▼
…あなたも成長したのね。
嬉しいわ。▼
[エポニーヌ]
か、母さん…▼
[ベルカ]
…ごめんなさい。
少し話しすぎてしまったわね。▼
…他にもそういう隠語があれば、
祭りが再開した時に教えてちょうだい。▼
じゃあ行ってくるわ。
ありがとう。▼
[エポニーヌ]
…………▼
母さん…ごめん…▼
まじめに敵戦力の分析のつもりが、
つい心の声が出てしまったの…▼
でもどうしよう…
あとで隠語のことを教えてとか言われたけど…▼
こうなったら本当に勉強して、
詳しくなるのもイイかもしれないわね。▼
母さんの役に立つなら嬉しいし…
いっちょ頑張ってみようかしら。▼
そうと決まれば、早速情報収集よ!▼

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Last-modified: 2020-08-28 (金) 16:21:57
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