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ニュクスの親子会話

カンナ(女)

[ニュクス]
残念ね。
せっかくのお祭りだというのに。▼
[カンナ]
そうだね、お母さん。
楽しそうな出店もいっぱいあるのに。▼
[ニュクス]
でも、賊を全て倒したら
お祭りもきっと再開されるわ。▼
[カンナ]
うん!
お母さん!▼
…あれ? お母さん、見て見て!
あそこの出店で売ってるやつ!▼
「真実を映す伝説の鏡」だって!
すごーい!▼
[ニュクス]
…本当ね。
まさかこんなところで見つかるなんて、▼
しかも、ずいぶんと安いわね。
在庫もたくさんあるようだし。▼
[カンナ]
でも、ちゃんと「伝説の鏡」って
書いてあるもん!▼
書いてあるなら本物だよ!▼
[ニュクス]
ふふふ。
そうかもしれないわね。▼
[カンナ]
この鏡を見れば、
お母さんが大人になった姿が見れるのかな?▼
[ニュクス]
そうね、
本物なら、ね。▼
[カンナ]
じゃあ、あたしのおこづかいで買ってあげる!▼
[ニュクス]
こんなものにおこづかいを使わなくてもいいわ。
もっと有意義なものに使いなさい。▼
[カンナ]
でも、伝説の鏡だもん!
これ以上の使い道なんてないよ!▼
[ニュクス]
…わかったわ。
嘘だったら返品すればいいし。▼
[カンナ]
うん!
じゃあ、買うね!▼
えっと…お金を払って…
はい! 伝説の鏡だよ、お母さん!▼
[ニュクス]
ありがとう、カンナ。▼
[カンナ]
早速、覗いてみる?
鏡はあたしが持っててあげるし!▼
[ニュクス]
そうね。
試してみましょう。▼
…………▼
[カンナ]
…どう?
大人の姿は見れた?▼
[ニュクス]
…いいえ、変わらない私の姿が見えるわ。▼
[カンナ]
そっか。やっぱり偽物だったんだね…
ごめんね、お母さん…▼
[ニュクス]
いいえ、カンナ。
この伝説の鏡は偽物ではないようよ。▼
[カンナ]
えっ!?
でも、大人の姿は映らなかったんでしょう?▼
[ニュクス]
ええ、今の私、ありのままの姿が映ってるわ。
でもね、カンナ…
貴方の瞳にも、同じ私の姿が映っているの。▼
[カンナ]
鏡と同じ姿が私の瞳に?▼
[ニュクス]
そう。
だからこの伝説の鏡は本物だわ。▼
貴方の瞳を見て気づいたの。▼
貴方の母親としての私は…
今も昔も変わらずにこの姿…▼
それならこの姿こそが私の真実だとしても…
私は充分、幸せよ。▼
[カンナ]
お母さん…▼
[ニュクス]
ふふふ。ありがとう、カンナ。
この伝説の鏡、大事に使うわね。▼
[カンナ]
うん!
お母さん!▼

ディーア

[ニュクス]
…………▼
[ディーア]
母さん、さっき言われたこと…
まだ気にしてるのか?▼
[ニュクス]
…なんのことかしら?▼
[ディーア]
お祭りから逃げる人が
俺たちを見て言っただろ…▼
お父さん…
お子さんを連れて早く逃げなさいって…▼
[ニュクス]
…そんなこと言われたかしら。▼
[ディーア]
いや、言われたあとから…
母さん、ずっと黙っちゃってるじゃん…▼
[ニュクス]
そうね…
確かにそうだわ…▼
でも、私が気にしてると思ってるなら…▼
わざわざ話を
蒸し返さなくてもいいんじゃない?▼
[ディーア]
そ、それは…確かにそうだったな…
ごめん、母さん…▼
[ニュクス]
…いえ、謝るのは私の方だわ。
ディーアにあたってしまったもの。▼
ごめんなさい、ディーア。▼
[ディーア]
いや、俺は気にしてないよ。▼
[ニュクス]
でも、お子さんか…
そう言われるのも仕方ないわよね…▼
私はディーアの…
お母さんなのにね。▼
[ディーア]
事情を知らない人だからな…
わかれって方が難しいぜ…▼
[ニュクス]
…………▼
[ディーア]
でもな、母さん…▼
俺は母さんの見た目なんか…
全然、気にしてないからな…▼
たとえ母さんがどんな姿だろうと…
俺は母さんのことを母さんだと思ってる…▼
[ニュクス]
ありがとう、ディーア…▼
あなたのような優しい子が
生まれてきてくれたこと…▼
それだけで私は…
生きていてよかったと思えるわ。▼
[ディーア]
母さん…▼
[ニュクス]
でも、考えようによっては
この体も悪くないかもしれないわ。▼
だって、いつまでも
若いお母さんでいられるものね。▼
[ディーア]
ははは…
確かにそうだな…▼

ゾフィー

[ゾフィー]
母さん!
見て! 見て見て見て!▼
[ニュクス]
どうしたの、ゾフィー?
そんなに興奮して…▼
[ゾフィー]
あそこの屋台!
呪いを解く薬が売ってるよ!▼
[ニュクス]
本当ね…
確かにそう書いてあるわ。▼
[ゾフィー]
お祭りにはなんでもあるって聞いてたけど、
まさか呪いを解く薬まで売ってるなんて!▼
母さん!
お祭りってすごいね!▼
[ニュクス]
ええ。
なんでもありなんでしょうね。▼
[ゾフィー]
何々…草木の根っこに、
ノスフェラトゥの爪、飛竜の糞…▼
あとは…言いにくいものも少々…
それを混ぜ合わせて液状にしたものだって!▼
すごい!
これ、絶対に効くやつだよ!▼
[ニュクス]
その原材料…
どこかで聞いた覚えがあるわ…▼
[ゾフィー]
はい! 母さん、飲んでみて!
お金はもう置いておいたから!▼
[ニュクス]
…ごめんなさい。
糞が入ってるのはちょっと飲めないわ。▼
[ゾフィー]
そんなこと言ってる場合じゃないよ!
これで呪いが解けるんだよ!?▼
[ニュクス]
いえ、私の呪いは…▼
[ゾフィー]
わかった!
じゃあ、まずはあたしが毒味してみる!▼
あたしが大丈夫だったら、
母さんも安心して飲めるもんね!▼
いっただっきまー…▼
[ニュクス]
だ、ダメよ!
絶対に飲んじゃダメ!▼
[ゾフィー]
でも、それじゃあ母さんの呪いが…▼
[ニュクス]
私の呪いは
何かを飲めば治るというものではないの。▼
[ゾフィー]
そうなんだ…▼
ごめんね、母さん…
あたし一人で盛り上がっちゃって…▼
[ニュクス]
貴方が謝る必要はないわ。
私はすごく嬉しかったもの。▼
ありがとう、ゾフィー。
私のために飲んでくれようとして。▼
貴方が優しい子に育ってくれて、
私は本当に嬉しいわ。▼
[ゾフィー]
母さん…▼
[ニュクス]
でも、今後は変なものを飲もうとしないで。
飛竜の糞なんてもってのほかよ。▼
貴方は大事な私の娘なんだから。▼
[ゾフィー]
うん!
わかった!▼
あっ、じゃあ今度はあたしが
呪術を勉強して呪いを解くのはどう?▼
こう見えて、ちょっとは才能あるのよ?
未来に期待してて。▼
[ニュクス]
うふふ…
成功するのを楽しみにしているわね。▼

ミドリコ

[ミドリコ]
お母さん、怪我をしたらすぐに言ってね。
ミドリコがお薬をぬってあげるから!▼
[ニュクス]
ふふふ。
ありがとう、ミドリコ▼
貴方の作る薬には
いつも助けられているわ。▼
[ミドリコ]
…………▼
[ニュクス]
ミドリコ?▼
[ミドリコ]
ミドリコは…
本当に作りたいお薬を作れてないの…▼
[ニュクス]
本当に作りたい薬?
それはどういうものなの?▼
[ミドリコ]
お母さんを大人の体にするお薬…▼
[ニュクス]
ミドリコ…▼
[ミドリコ]
お母さん、その体のせいで…
いっぱい苦しい思いをしてきたでしょ?▼
だから、ミドリコがお薬を作って…
お母さんをたすけてあげたいの…▼
[ニュクス]
…………▼
[ミドリコ]
でも、どうすればそのお薬が作れるのか…
まだ手がかりもつかめない…▼
ごめんね、お母さん…▼
[ニュクス]
…ミドリコ、謝らないで。
その薬は必要ないわ。▼
なぜなら…
貴方の目的はすでに達せられているから…▼
[ミドリコ]
お母さん、どういうこと?▼
[ニュクス]
貴方が側にいてくれる、ただそれだけで…
私は癒され、救われ、幸せを感じているの。▼
だから、薬は私には必要ないわ。▼
[ミドリコ]
お母さん…▼
[ニュクス]
ありがとう、ミドリコ…
私の子として生まれてきてくれて。▼
貴方が私の分まで成長して、
大人になった姿を見せてくれることが…▼
私にとって一番の、
幸せの証だわ。▼

マトイ

[ニュクス]
マトイ。
今日のお祭り、家族で過ごさない?▼
食べ物を買って、境内に座って。
のんびりと家族水入らずで。▼
[マトイ]
いいわね。
とっておきの抹茶を点ててあげるわ。▼
[ニュクス]
抹茶?▼
[マトイ]
ええ。すごくいい抹茶を手に入れたの。
それを今日、持ってきているから。▼
[ニュクス]
…うーん。
今日は抹茶じゃないものにしない?▼
もっと…
真っ黒い飲み物にしましょう。▼
[マトイ]
…真っ黒い飲み物って?▼
[ニュクス]
わかるでしょう?
苦くて薫り高い飲み物よ…▼
実はそれ…貴方に飲んでもらいたくて、
今日持ってきているの。▼
[マトイ]
…………▼
ちょ、ちょっと待って…
それって何か呪術関係のもの?▼
まさか、あたしを呪術の実験台に
しようとしているとか?▼
[ニュクス]
うふふ、もう…違うわよ。
そんな怪しいものじゃないから。▼
私が飲んでもらいたいのは
ただの珈琲よ。▼
[マトイ]
なーんだ、それなら早く言ってよ。
父さんと母さんがよく飲んでる飲み物よね。▼
[ニュクス]
そうよ。
珈琲は私たち夫婦の共通の趣味なの。▼
…珈琲がきっかけで私とツバキは
仲良くなったと言っても過言ではないわ。▼
[マトイ]
へえー、それは知らなかったわ。
もっと聞かせてよ、父さんとの馴れ初め。▼
[ニュクス]
これ以上はダメよ。
貴方にはまだ早いわ。▼
[マトイ]
えー、残念…▼
でもいいわ。
楽しみは長く続くほうがいいもの。▼
そういえば珈琲って、
大人の飲み物って言われているのよね。▼
じゃあちょっと…
試してみようかしら…▼
[ニュクス]
早く大人の仲間入りをして、
私たちの馴れ初めを聞くために?▼
[マトイ]
あはは、まあ、それもあるけど…▼
あたし、母さんみたいな
大人の女性になりたいの。▼
[ニュクス]
私みたいな?
でも私は…▼
[マトイ]
ええ。母さんは、見た目は幼いけど…
その成熟した内面は、あたしの憧れなの。▼
母さんみたいな
素敵な大人になれるなら、▼
あたし…今日は抹茶じゃなくて
珈琲を飲もうかしら。▼
[ニュクス]
…嬉しいことを言ってくれるわね。
ありがとう…マトイ。▼
わかったわ。
今日は子どもの成長を願うお祭りだし…▼
あなたの素敵な成長を願いながら、
ツバキと一緒に、完璧な珈琲を入れてあげる。▼

シャラ

[ニュクス]
シャラ…あなた昨晩、
何か秘術を完成させたわね?▼
[シャラ]
別に…
何も完成させていないわ…▼
[ニュクス]
嘘ばっかり。
私にはお見通しよ、吐きなさい。▼
[シャラ]
げろげろ…▼
[ニュクス]
吐くってそういうことじゃないの。
ごまかそうとしても無駄よ。▼
言いなさい。
なんの秘術を作ったの?▼
[シャラ]
…………▼
愛の惚れ秘術よ…▼
[ニュクス]
愛の惚れ秘術?▼
[シャラ]
そう…
これ以上は言わないわ…▼
[ニュクス]
…………▼
もしやそれ…カムイに
使うつもりじゃないでしょうね…▼
[シャラ]
…えっ…▼
[ニュクス]
あなた…その秘術で
カムイの心を…▼
[シャラ]
べ、べ、べ、別に…
そんなんじゃないわ…▼
[ニュクス]
やめておきなさい。秘術で人の気持ちを
操っても幸せにはなれないわよ。▼
もしそれを誰かに使ったら、
私が意地でも解除するから。▼
[シャラ]
…………▼
くっ…なんという洞察力…
悔しいけど、その通りよ…▼
[ニュクス]
やっぱりね。
はぁ…未然に防げてよかった…▼
[シャラ]
いいわ…
じゃあ秘術は母さんに使う…▼
[ニュクス]
は? 私に?▼
[シャラ]
愛の秘術は好きな人に試すものよ…
私は母さんのことも大好きだから…▼
[ニュクス]
そ、そうだったの…
うれしいけど…でも私には無意味よ?▼
[シャラ]
どうして…▼
[ニュクス]
だって、私はすでに
誰よりもあなたのことが大好きだから。▼
[シャラ]
えっ…▼
[ニュクス]
何をびっくりしているのよ。
自分の娘を大好きじゃない親がいると思う?▼
[シャラ]
母さん…▼
…うれしいわ。▼
[ニュクス]
シャラ。賊を倒したら、
私と祭りの屋台を回りましょう。▼
こんな機会も滅多にないし、
おいしいものでも食べましょうよ。▼
もっと普通の呪術に使えそうな薬草だって
一緒に見てあげる。▼
もちろん、お金は私持ちで構わないわよ▼
[シャラ]
…わ、わかったわ…
じゃあ、お言葉に甘えて…▼
秘術のことを忘れちゃうくらい…
ベタベタさせてね…▼
[ニュクス]
まったく…あなたは甘えん坊なんだから。
いったい誰に似たのかしら?▼
でもいいわ、かわいいから。▼
今日はお母さんが、
ずっと傍にいてあげる。▼

ジークベルト

[ニュクス]
お祭り楽しみにしていたのに。
残念ね、ジークベルト。▼
[ジークベルト]
私はそこまで残念ではないよ。
お祭りで喜ぶほど子どもでもないからね。▼
そうだな…母上と過ごすなら、
お祭りよりも静かな湖畔などがいい。▼
だから賊を成敗したら、
そっちに移動するのもいいかもね。▼
[ニュクス]
…ジークベルト、
母親に対して気を使う必要はないわ。▼
[ジークベルト]
…どういうことかな?▼
[ニュクス]
貴方は私が嫌な思いをしないように、
人のいない場所へと誘導してくれているのね。▼
[ジークベルト]
そ、それは…▼
[ニュクス]
貴方のその優しさ…
私はとても嬉しいわ。▼
でも、今日はせっかくのお祭りなんだから…
私に気を使ったりしなくていいの。▼
貴方の望むようにして欲しい。
それが私の望みでもあるのだから。▼
[ジークベルト]
…実はすごく楽しみだったんだ。
母上とお祭りで遊べるのは。▼
出店の食べ物を買って食べたり、
的当てなんかもしたりしてね…▼
[ニュクス]
ふふふ…
やっぱりね。▼
[ジークベルト]
こ、子どもっぽいとは
自分でも思うんだけれど…▼
こういう機会は、
今まであまりなかったものだからね。▼
自分でも信じられないくらい
はしゃいでしまっているんだ。▼
[ニュクス]
とても可愛いと思うわ。
じゃあ、今日は目一杯、楽しみましょう。▼
[ジークベルト]
…お化け屋敷も、
母上と一緒に入っていいかい?▼
[ニュクス]
ええ。一緒に入りましょう。
でも、お化けから私を守ってちょうだいね。▼
[ジークベルト]
ああ、もちろんだ!
まかせてくれ、母上!▼

フォレオ

[フォレオ]
お母様。お怪我はありませんか?▼
[ニュクス]
ええ、平気よ。▼
[フォレオ]
良かった。僕、お母様とお祭りに来るの
とても楽しみにしていたんです。▼
戦いが終わったら…
一緒に屋台を回りましょうね。▼
[ニュクス]
…フォレオは嫌じゃない?▼
[フォレオ]
何がですか?▼
[ニュクス]
私と一緒に…外を歩くこと。▼
[フォレオ]
嫌なわけありません。
どうしてそんなことを言うのですか?▼
[ニュクス]
だって、私たちが一緒に歩いていても…
どう見たって親子には見られないもの。▼
私のことを母と呼ぶ
あなたの姿を見て…▼
事情を知らない人たちから
心無い言葉を言われることもあるでしょう。▼
私と一緒にいることで
貴方を傷つけてしまうかもしれない…▼
それはとても耐え難いことだわ。▼
[フォレオ]
お母様、僕はそんなことで傷つきません。▼
それよりも、お母様と一緒に
いられる喜びの方が大きいんですから。▼
[ニュクス]
フォレオ…▼
[フォレオ]
それに、その言葉は
そっくりそのままお返しいたします。▼
お母様こそ…僕と一緒に歩くことは
嫌ではありませんか?▼
可愛いお洋服を好んでしまった息子を
持ってしまったばかりに…▼
奇異な目で見られてしまうことも
きっとあったでしょう。▼
[ニュクス]
!! 何を言っているのフォレオ。
あなたと歩くのが嫌なんて絶対にないわ。▼
そんな風に見てくる奴は
放っておけばいい。▼
だから二度と自分のことを
そんな風には言わないで頂戴。▼
あなたは私の誇りなのよ、フォレオ。▼
[フォレオ]
…ありがとうございます。
僕も同じ気持ちですよ、お母様。▼
お母様は僕の誇り…
いつだって一緒にいたいと思っています。▼
[ニュクス]
あ…▼
…………▼
ありがとう、フォレオ…
あなたは人を気遣える子に育ってくれた。▼
そのことが本当に嬉しいわ。
私はそのままの貴方が大好きよ。▼
[フォレオ]
はい。僕もそのままのお母様が
大好きです。▼
[ニュクス]
これからも私と一緒に…
歩いてくれるかしら?▼
[フォレオ]
もちろんですよ、お母様。
ずっと、ずっと一緒です。▼

イグニス

[イグニス]
母さん…
わたあめが売っているぞ…▼
[ニュクス]
そうね。▼
[イグニス]
欲しければ…
祭りが再開したら買ってやろう…▼
[ニュクス]
…………▼
イグニス。
貴方、私を子ども扱いしてるわね。▼
[イグニス]
そ、そんなことはない…
ただ、欲しいかなと思って…▼
[ニュクス]
正直に言えば許してあげるわ。▼
[イグニス]
…………▼
母さんが
わたあめを持っているところを想像したら…▼
予想以上に似合っていたから…▼
[ニュクス]
なるほどね。
それで私に買い与えようとしたのね。▼
[イグニス]
すまない…
不快な思いをさせてしまった…▼
[ニュクス]
…買ってね。▼
[イグニス]
…え?▼
[ニュクス]
好きなの。
わたあめ。▼
[イグニス]
そ、そうなのか…
わかった…▼
[ニュクス]
1つじゃダメよ。
両手で抱えきれないくらい買ってね。▼
[イグニス]
か、母さん…
やっぱり怒ってるんだな…▼
[ニュクス]
ふふふ…
母親を子ども扱いした罰よ。▼
持ちきれなかった分はもちろん
貴方にも持ってもらうから…▼
[イグニス]
うう…
俺が持っていたら似合わないんだろうな…▼
[ニュクス]
そうね。でも…
私はそれが嬉しいわ。▼
貴方までいつまでも子どもでいたら、
そんなの悲しいもの。▼
[イグニス]
! 母さん…▼
[ニュクス]
今日は子どもの成長を願うお祭りだけど、▼
そんなお祭りなんてなくても、
私はいつも貴方の成長を願ってる。▼
イグニス…
こんなに大きくなってくれてありがとう。▼
これからもどんどん大人になってね。▼
わたあめなんか似合わない大人に…
私の代わりに成長してちょうだい。▼
[イグニス]
…ああ。
約束する。▼

ベロア

[ニュクス]
…………▼
[ベロア]
どうしたんですか、ママ?
わたしのことをじっと見て…▼
[ニュクス]
ふふふ。▼
貴方の成長した姿を見て
喜びを噛みしめていたのよ。▼
ベロア、本当にいい子に育ってくれて…
私はとっても嬉しいわ。▼
[ベロア]
そんな…
わたしなんてまだまだです…▼
でも、ママが嬉しいと
わたしもとっても嬉しいです。▼
[ニュクス]
…………▼
良かった…
本当は私、とても不安だったの。▼
私の呪いのせいで、あなたまで
子どものままだったらどうしようって…▼
[ベロア]
え…?▼
[ニュクス]
なんでもないわ…
気にしないで頂戴…▼
[ベロア]
…ママ?
泣いているんですか?▼
[ニュクス]
ふふ。こんなんじゃ私、
本当に子どもみたいね…▼
でも私、この姿でもこんなに幸せなのは、
あなたと、あなたのパパのおかげ。▼
愛してくれる人がいて、
温かい家庭を持てて、▼
娘の成長を見守れることが
こんなにも幸せなことだったなんて…▼
[ベロア]
ママ…▼
[ニュクス]
ありがとう、ベロア。
この世界に生まれてきてくれて。▼
貴方がいるから…▼
私が生きてきてことにも
価値があったのだと思えるわ。▼
[ベロア]
いいえ…
お礼を言うのはわたしの方です。▼
ママ、ありがとうございます。
ママの子どもとしてわたしを産んでくれて。▼
これからもずっと…
ママはわたしのママでいてくださいね。▼
[ニュクス]
ふふふ。
私はずっとずっと…貴方のママよ。▼
[ベロア]
はい。
嬉しいです…▼
その姿も、声も、匂いも全部…
そのままのママが大好きです…▼

ルッツ

[ルッツ]
お母さん!
たこ焼きの屋台だって!▼
お祭りが再開したら一緒にたべようよ!▼
[ニュクス]
ふふふ。
わかったわ、ルッツ。▼
[ルッツ]
あっちには焼きそばの屋台もある!
あと、わたあめとりんご飴も食べたい!▼
お母さんも好きだよね?▼
[ニュクス]
そ、そうね…
でも、そんなにたくさんは食べられないわ。▼
[ルッツ]
じゃあ、なんなら食べられる?
お母さんの食べたいものを教えてよ!▼
[ニュクス]
…………▼
ルッツ…▼
貴方、私に…
たくさん食べさせようとしているわね?▼
[ルッツ]
そ、そんなこと…▼
[ニュクス]
じー……▼
[ルッツ]
ご、ごめんなさい…
いっぱい食べさせようとしました…▼
いっぱい食べれば、
体が大きくなるって聞いたから…▼
だってお母さん、
本当は大きくなりたいんでしょ?▼
[ニュクス]
ふふふ。
そんなことだろうと思ったわ。▼
でもね、
私の体のことは気にしなくていいの。▼
そんなことよりも、
お祭りを楽しむことだけに集中しなさい。▼
それが私の望みでもあるのだから。
ね?▼
[ルッツ]
わかった。お母さんがそう言うなら、
僕、お祭りを楽しむことだけ考える!▼
[ニュクス]
…ありがとう、ルッツ。
私のことを気遣ってくれて。▼
ハロルドと結婚する時に見えた未来よりも、
今はずっと幸せよ。▼
[ルッツ]
え、お母さん、
未来が見えるの!?▼
[ニュクス]
相手によるけれどね。▼
ハロルドは特によく見えるから、▼
巻き込まれるトラブルについて
結婚前によく忠告してあげていたわ。▼
それから、プロポーズされる日のこと…
二人の未来…▼
可愛い子どものことも見えていたの。▼
[ルッツ]
それってもしかして…▼
[ニュクス]
ええ…ルッツ、貴方のことよ。▼
[ルッツ]
す、す、すごーい!!
お母さん、すごいや!▼
[ニュクス]
最近はもう、未来を見ることは
していないのだけれどね。▼
でも、最後に見た未来よりも…
今が幸せなのは本当。▼
これからも私に
素敵な未来を見させてちょうだい。▼
[ルッツ]
もちろん! じゃあ今日は楽しい思い出、
いっぱい作ろう!▼
体は大きくならなくても、
いっぱい思い出を食べたら…▼
心はいっぱい大きくなるでしょう?▼
[ニュクス]
ありがとう…ルッツ。▼
優しい子に育ってくれて、
私は本当に嬉しいわ。▼

オフェリア

[オフェリア]
あふれ出て…私の乙女心!▼
行くわよ!
必殺!キラキラ・フラワー・メソルド!!▼
うん、いい感じね。▼
[ニュクス]
楽しそうね、オフェリア。▼
[オフェリア]
ああ、母さん。
今ね、新しい必殺技の名前を考えていたのよ。▼
そうだ、母さんもどう?
母さんの必殺技の名前も考えましょう!▼
[ニュクス]
私はいいわ。▼
[オフェリア]
えーっ、どうして?
名前をつけるって、楽しいよ?▼
[ニュクス]
そういうのは、私にはよくわからないから。▼
[オフェリア]
母さんは、技とか武器とか道具とかに
名前をつけたりしないの?▼
[ニュクス]
ふふ、考えたこともないわね。▼
[オフェリア]
か、考えたこともないっ!?▼
なんか…すごい…
逆にかっこいい…▼
[ニュクス]
うふふ。▼
[オフェリア]
どうしたの?▼
[ニュクス]
昔、オーディンとも
似たような会話をしたことがあるの。▼
[オフェリア]
へえー、そうなんだ!
やっぱり似ちゃうものなのね。▼
[ニュクス]
ねえ、オフェリア。
今日は子どもの成長を願うお祭りよ。▼
そんな子どもっぽいことしていないで、
母さんと大人の女性について語り合わない?▼
…って言いにきたんだけど、やめるわ。▼
貴方はオーディンの子。
二人とも子どもっぽさが魅力だものね。▼
[オフェリア]
えっ、私が子どもっぽい?
そ、そんなことないわ!▼
私の中身は立派な大人の女性よ!
だって、私は母さんの子なんだから。▼
母さんは見た目は子どもだけど、中身は大人。
私もそんな母さんの伝説の血を継承したのっ!▼
[ニュクス]
…いや、これは呪いの代償だから…
継承するものではないわ…▼
[オフェリア]
の、呪いの代償…
かっこいい…▼
それをモチーフにするだけで
必殺技の名前ができそうなのに…もったいない…▼
[ニュクス]
はぁ…もう、そればっかりね。▼
わかった、母さんの負けよ。
今夜は必殺技の名前を考えましょう。▼
その代わり、私が納得するようなものを頼むわ。▼
[オフェリア]
え、ほんと?やった!任せて!
母さんにぴったりの、すんごくいいのを考えるわ。▼
[ニュクス]
楽しみにしているわね。▼

ソレイユ

[ソレイユ]
ねえ母さん。
今日は子どものためのお祭りだよね。▼
だから、賊を倒したら
母さんを独り占めしていい?▼
[ニュクス]
独り占め?
独り占めしてどうするの?▼
[ソレイユ]
おしゃべりしたいんだ。▼
[ニュクス]
…………▼
…あなた、口説くつもり?▼
[ソレイユ]
もう、違うよー。
あたしは、母さんともっと仲よくなりたいの。▼
[ニュクス]
仲は今もいいと思っているけど…
そう思っていたのは私だけ?▼
[ソレイユ]
ううん、違うんだよ。
そういうことじゃなくて!▼
今でも十分、仲がいい親子だと思っているよ。▼
でもあたしはもっともっと仲よくなって、
母さんの神髄に触れたいと思っているの。▼
[ニュクス]
…………▼
もう…やっぱり口説いてるじゃない。
遠回しに、かなりのこと言ってない?▼
[ソレイユ]
いやいやいや、違うんだって。▼
[ニュクス]
よくわからないわ。▼
[ソレイユ]
あたしね、強くてかっこいい
大人の女性になりたいんだ。▼
[ニュクス]
ええ、それは知っているけれど…▼
[ソレイユ]
だから、母さんに憧れてるんだよ。▼
[ニュクス]
…どうして私?
その理想とは正反対なのに。▼
みんながみんな、私のことを
子どもにしか見えないと言うのよ。▼
[ソレイユ]
そんなことないよ。
少なくともあたしはね。▼
母さんは確かに見た目は子どもだけど、
中身はすごくかっこいい大人の女性でしょ。▼
あたしにはわかるんだ。
母さんの心はあたしの理想そのものだって。▼
だから、もっともっと仲よくなって、
その神髄に触れてみたいの。▼
それがあたしにとって
一番の成長に繋がると思うんだ。▼
[ニュクス]
ソレイユ…
…うふふ、お世辞でもうれしいわ。▼
[ソレイユ]
お世辞じゃないよ。
いつも心からそう思ってる。▼
母さんは可愛くてきれいな、
あたしの自慢の母さんだって。▼
[ニュクス]
仕方ない子ね。
…わかったわ。▼
じゃあお祭りが再開したら、
たくさんおしゃべりしましょう。▼
そして、私の神髄とやらに触れてみて。▼
[ソレイユ]
ありがとう!
えへへ、すっごく楽しみだなー!▼
[ニュクス]
まったく…
貴方は女の心を開くのがうまいわね。▼
でもおかげで、楽しいお祭りになりそう。▼

エポニーヌ

[エポニーヌ]
母さん、お祭りが再開したら、
一緒に空想をして楽しみましょ。▼
[ニュクス]
いいえ、遠慮しておくわ。▼
[エポニーヌ]
えっ、どうしてよーっ?
今日ぐらい、いいでしょー!?▼
[ニュクス]
いらないわ、そんな空想。
私は興味ないもの。▼
それにあなた、戦闘中にも
物思いに耽っているのでしょう?▼
母としては、
それに拍車をかける真似はしたくないの。▼
[エポニーヌ]
いい?何度も言ってるけどあたし、
母さんと一緒に空想を楽しむのが夢なの!▼
だからお願いお願い!
お願いお願いお願いお願いお願い!▼
[ニュクス]
仕方ない子ね…
大声出したら、敵に狙われるわよ。▼
この手は使いたくなかったけれど…
今日は子どもの成長を願うお祭りだし、▼
あなたを危険から守るためにも、
こうさせてもらうわ。▼
[エポニーヌ]
「こうさせてもらう」って…
どういうことよ…▼
[ニュクス]
…えい。▼
[エポニーヌ]
ナニよ…
ナニをしたのよ…▼
[ニュクス]
呪術であなたの頭の中に、
ちょっとした制御をかけたのよ。▼
これでもう戦闘中に、
いつもの空想はできなくなったわ。▼
[エポニーヌ]
そ、そんな…▼
[ニュクス]
試しに何か考えてみなさい。▼
[エポニーヌ]
ええ、いいわ。いくら母さんだって、
そんなことできるはずは…▼
…………▼
ほ、ほんとだっ!
良いシチュエーションがイメージできないわ!▼
[ニュクス]
ごめんなさいね。
これからは真面目に戦ってちょうだい。▼
[エポニーヌ]
えーーーーーーーーーーーーーーーっ!?
解いて! お願いだから、解いてよ!!▼
[ニュクス]
…………▼
なんてね。
呪術なんてかけてないわよ。▼
[エポニーヌ]
!?▼
[ニュクス]
あなた、意外とだまされやすいのね。▼
[エポニーヌ]
んもう!
びっくりしたじゃないーっ!▼
[ニュクス]
落ち着きなさい。自業自得よ…
あなたがあまりにもしつこいから。▼
それにしても…
うふふ。▼
[エポニーヌ]
どうしたの?▼
[ニュクス]
実は、あなたの父さんにも
同じことをやった過去があるの。▼
私にいやらしく言葉をしつこく言ってくるから、
彼には本当に呪術をかけてやったのよ。▼
彼、言葉を封じられて落ち込んで…
そのときの顔を思い出したら、おかしくって。▼
[エポニーヌ]
もう、気軽に封じたりしないでほしいわ。
頭のナカがどうにかなりそうだった。▼
あたしにとっては、
コレを封じられたら死活問題なのよ。▼
[ニュクス]
ええ、
それはよくわかったわ。▼
お詫びに今日ぐらいは
付き合ってあげる。▼
[エポニーヌ]
え、ほんと?
一緒に空想してくれるの?▼
[ニュクス]
力を貸すわ、エポニーヌ。
賊を倒したら神社のところで待ち合わせね。▼
言っておくけれど、
私の空想は容赦ないから。▼
[エポニーヌ]
…師匠!▼

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Last-modified: 2020-08-28 (金) 16:21:11
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