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| | マイユニット女性・私
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- [ソレイユ]
- はぁーあ…▼
- [カムイ]
- ソレイユ、どうしたんですか?
ため息なんかついて。▼
- [ソレイユ]
- あっ、母さん。
実は昨日、変な夢を見ちゃってさあ。▼
あたし、夢の中で
竜を口説いてたんだよ。▼
愛する母さんとか、
かわいい女の子ならともかく、竜って…▼
ナンパのしすぎで、
ついにおかしくなっちゃったのかなあ。▼
- [カムイ]
- …うふふ。
それって普通のことだと思います。▼
- [ソレイユ]
- 普通? どうして?▼
- [カムイ]
- だって…あなたは誰の子ですか?▼
- [ソレイユ]
- そりゃ、あたしは母さんの子で…▼
って、ああ! そうか!▼
- [カムイ]
- はい。
あなたは竜の血を受け継いでいるんです。▼
だから、竜の夢を見ても
まったくおかしくありません。▼
- [ソレイユ]
- な、なるほどー!
あたしも竜になれるもんね!▼
でも、それで納得していいのかな…▼
- [カムイ]
- 母さんはうれしいですけど。▼
- [ソレイユ]
- あたしも、こんなに可愛い母さんに
似てるってことはうれしいよ?▼
でも、どうせ似るなら…母さんの持ってる
癒される雰囲気に似たかったなあ。▼
- [カムイ]
- 癒される…私がですか?▼
- [ソレイユ]
- いやー、母さんと一緒にいると
あたしすっごく癒されるんだよね。▼
- [カムイ]
- そうなんですか?
自分ではわかりませんが…▼
あっ、もしかしたらそれ、
香水のせいかもしれません。▼
- [ソレイユ]
- 香水?
母さん、香水つけてるの?▼
- [カムイ]
- はい。
昔、ラズワルドさんがくれたんです。▼
「この運命の出会いを祝して、
渡したいものがあるんだ」って言って…▼
彼が言うには、
この香水には癒しの効果があるそうです。▼
- [ソレイユ]
- うう…父さんったらそんな甘い言葉を!?
親の馴れ初めって意外と恥ずかしいよ…▼
でも、理由がわかってよかったよ。
だから母さんといると癒されるのかあ。▼
母さん、いつもいい匂いするもんね…
すりすり。▼
- [カムイ]
- ちょ、ちょっと。
そんなにくっつくと恥ずかしいです。▼
- [ソレイユ]
- ほらほら、あたしたち親子なんだから
もっとくっついちゃおうよ。▼
へえー、これが父さんの選んだ香水かあ。
母さんにぴったりの甘い香り…▼
あ…そうだ!
今度は母さんがあたしに香水を選んでよ。▼
ナンパの成功率が上がるかもしれないし。
女の子もホイホイついてきちゃうかも。▼
- [カムイ]
- ええと…
それはちょっと困った使い方ですが…▼
まあ、いいでしょう。▼
今日は子どものためのお祭りです。
賊を倒したら、特別に付き合っちゃいますよ。▼
- [ソレイユ]
- やった!
香水を買ったら家族でお茶でもしようよ。▼
その香水をつけて、
とりあえず母さんを口説いてみちゃうから。▼
- [カムイ]
- あら、そんなことしたら
竜になりますからね。▼
- [ソレイユ]
- ふふーん。
それはもう夢で練習済みだもんね!▼
あたしの心は、
誰が相手でも折れたりしない!▼
いつでも笑って
終わらせちゃうんだから!▼
- [カムイ]
- うふふ…その言い方、
さすがは私とラズワルドさんの娘です。▼
その笑顔はラズワルドさんに、
めげない心は私に似たんでしょうね。▼
これからもたくさん…
あなたの素敵なところを見せてください。▼
私たちはいつも、
傍で見守っていますから。▼
- [ソレイユ]
- 一緒に行こ、母さん!▼
早く賊を倒して…
家族でいっぱい過ごしたいからさ!▼
- [カムイ]
- はい、行きましょう!
ソレイユ!▼
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