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ソレイユの親子会話

ラズワルド

[ソレイユ]
ねえ父さんっ。
今日は子どものためのお祭りだよね?▼
あたし、父さんにお願いごとが
あるんだけどなー。▼
[ラズワルド]
お願いごと?▼
あはは。
そんなに改まって言わなくても、▼
可愛い娘の言うことなら
僕は何でも聞いちゃうよ。▼
[ソレイユ]
言ったね。
それ、前言撤回は無しだからね。▼
[ラズワルド]
な、なに?
そんなに深刻な話なの?▼
ふふふ…でも大丈夫だよ。
僕はお父さんなんだからね。▼
ソレイユの好みの女の子を
たくさん連れて来いって言っても、▼
屋台のお菓子をお腹いっぱい
食べたいって言っても叶えてみせるよ。▼
[ソレイユ]
ありがとう!
さっすが父さん、頼もしーい!▼
でも、あたしのお願い事って言うのは
そういうんじゃないんだよね。▼
[ラズワルド]
へえ、そうなんだ。
じゃあ何かな?▼
[ソレイユ]
戦うのが終わったらさ、
父さん、みんなの前で踊ってよ!▼
[ラズワルド]
えっ。▼
[ソレイユ]
ほらほら、お店の人とかお客さんとか、
軍の人とかみーんな集めてさ!▼
あたし…
大勢の前で踊る父さんが見たいな!▼
[ラズワルド]
ええーっ!!
そ、それはちょっと恥ずかし…▼
[ソレイユ]
前言撤回は無しって言ったよね?▼
[ラズワルド]
うっ…▼
[ソレイユ]
大丈夫。
全然恥ずかしくないよ、父さん。▼
絶対絶対、ぜーったい素敵!
あたしが保証しちゃう!▼
昔はさ、秘境でよく踊りを
見せてくれたけど…▼
あたし、こっちに来てからはほとんど
戦場でしか父さんの踊りを見てないんだよね。▼
夜に何度か練習中なのを見たことあるけど、
それをずっと見られるのは嫌でしょ?▼
だからさ、今日は戦場じゃなくて
お祭りで踊る父さんが見たいな。▼
[ラズワルド]
! ソレイユ…▼
[ソレイユ]
もちろん一番いい席は母さんに譲るよ。
あたしはその隣。▼
ね? お願い父さん。
こんな機会めったにないし!▼
[ラズワルド]
…………▼
…わかったよ。
可愛い娘のお願いごとだもんね。▼
[ソレイユ]
やったー!!
父さん、だーーーーい好き!!▼
[ラズワルド]
あはは、ソレイユ。
そんな抱きついたら苦しいよ。▼
よし。やるからには
とっておきのを披露しちゃおうかな?▼
実はソレイユが生まれた日に考えた
お気に入りのやつがあるんだ。▼
[ソレイユ]
なにそれなにそれ!▼
[ラズワルド]
いつか成長した君と一緒に
踊りたいって思ってたやつ。▼
まだ誰にも見せたことないんだよ。▼
[ソレイユ]
あたしと…?▼
えっ。
じゃああたしも踊らなきゃいけないじゃない!▼
[ラズワルド]
そうだね! でも大丈夫。
ソレイユの振り付けはうんと簡単だから。▼
[ソレイユ]
あたしが踊りの才能ないって
赤子の頃からわかってたんだ!?▼
[ラズワルド]
ち、違うよ。▼
ソレイユの振り付けが簡単なのは、
踊る僕を一番近くで見てもらえるように。▼
[ソレイユ]
で、でも一番近くは母さんが…▼
[ラズワルド]
ソレイユ。
今日は子どもが主役のお祭りだよ?▼
だからそういうことは気にしないで、
僕と一緒に踊ろうよ。▼
それに安心して、他の日は全部…
僕は愛する妻のものだからさ!▼
[ソレイユ]
あはは、父さんと母さんは
いつまで経ってもラブラブだね!▼
じゃああたしもがんばるよ。
楽しみにしてるね、父さん!▼
[ラズワルド]
絶対忘れられない時間にしてみせるよ。▼
[ソレイユ]
うん!
早く一緒に踊りたいなーっ!▼

マイユニット

+  マイユニット女性・私

フェリシア

[ソレイユ]
あの、母さん…
ちょっと聞いてほしいことがあるんだけど。▼
[フェリシア]
どうしたんですか?▼
[ソレイユ]
最近よく散々な目に遭うんだ。
肝心なときにドジっちゃって…▼
[フェリシア]
肝心なとき…
戦いの最中とかですか?▼
[ソレイユ]
ううん、違うよ。▼
あたしにとっての肝心なときっていうのは、
女の子を口説きまわすとき以外ないでしょ?▼
例えばね、実はさっき、賊がくる前に
金魚すくいしてる女の子を口説こうとしたんだ。▼
[フェリシア]
そ、そうなんですか。
まったく気付きませんでした…▼
そういうときは、光のような速さで
行動するんですね。▼
[ソレイユ]
そうそう!▼
でね、光のような速さで駆け寄るまでは
よかったんだけど…▼
足元に石があるのに気づかなくて、
思いっきりつまづいて、▼
金魚の入ってる桶にダイブしたんだ。▼
[フェリシア]
はわわ…
そのドジっぷり、私みたいですね!▼
[ソレイユ]
はぁ…そっか…
これ母さんの血かぁ…▼
女の子たち、大笑いしてくれたけど…
さすがにそこからお茶には誘えなくてさ、▼
服はなかなか乾かないし、
まいっちゃったよ…▼
あたしこれから一生誰とも
お茶できなかったらどうしようー…▼
[フェリシア]
そんな、落ち込まないでください。
大丈夫ですから。▼
確かに誰かとお茶をするのは
とんでもなく難しいことです。▼
私もラズワルドさんとお茶をするまで、
たいへん長い道のりでした…▼
[ソレイユ]
え、そうなの?▼
[フェリシア]
はい。カップを割り、ポットを割り。
時には茶葉をぶちまけました。▼
でもその度にあなたのお父さんは
笑顔で手伝ってくださいました。▼
私のような不束者にも
そんな人がいてくれたんです。▼
だから、あなたにもいつかきっと
お父さんのような女の子が現れますよ。▼
[ソレイユ]
と、父さんのような…?
女の子が…?▼
[フェリシア]
大丈夫ですよ、絶対!
自信を持ってください!▼
[ソレイユ]
…………▼
あはははは!
もう、母さんはほんとドジだなぁ。▼
[フェリシア]
えっ?▼
[ソレイユ]
ドジっていうか、なんていうか…▼
父さんみたいな女の子いたら
逆に声かけづらいよ!▼
[フェリシア]
は、はわわ…!
すみません!!▼
[ソレイユ]
いいよ、何か元気出ちゃった。
ありがとね、母さん。▼
[フェリシア]
いえ…▼
…よく考えてみたら、ソレイユがいちばん
ラズワルドさんみたいな女の子ですよね。▼
顔とかそっくりですし。▼
[ソレイユ]
そうだね。でもあたし、
母さんそっくりなトコもいっぱいあるよ。▼
髪とか、ドジなとこ以外にもね。▼
[フェリシア]
へえ、じっくり聞きたいです。▼
[ソレイユ]
…あ、待った。この話は長くなるから、
ささっと賊を倒しちゃわない?▼
そのあとで話そうよ。▼
[フェリシア]
いいですね。屋台をまわりながら、
ゆっくり聞かせてください。▼
[ソレイユ]
でもそれだと母さん、
焼きそばとかぶちまけたりしそうだから…▼
あたしもまた金魚の桶に
ダイブするかもしれないし。▼
神社の境内とか、落ち着いたところで話そうよ。
二人仲良く、腰掛けてさ。▼
[フェリシア]
はいっ!
そうしましょう!▼

アクア

[ソレイユ]
ララー♪ ララララー♪▼
[アクア]
あら、ソレイユ。
歌の練習かしら?▼
[ソレイユ]
!?
か、母さん!?▼
ちょちょちょちょ、ちょっとーっ!!▼
見てたの!?
聞いてたの!?▼
[アクア]
…え、ええ。しっかりと。▼
[ソレイユ]
も、ももももうーっ!
やめてよー!!▼
恥ずかしくて
顔からファイアが出ちゃうよ!!▼
[アクア]
大丈夫よ、安心して。
顔からファイアが出ることは絶対にないから。▼
[ソレイユ]
そういう問題じゃなくてーっ!!▼
[アクア]
ここまで恥ずかしがるあなたも
意外だけれど…▼
あなたが歌の練習をする子だったというのも、
とても意外だわ。▼
って、今の…歌よね?▼
[ソレイユ]
…………▼
うん。
もちろん当然、あれは歌だよ!▼
…そんなに音痴だった?▼
[アクア]
い、いいえ。
個性的な歌声だったと思うわ。▼
[ソレイユ]
あの…
母さんにだから言うね。▼
あたし、うまくなりたいの。
母さんみたいに歌がうまくなりたいの!▼
[アクア]
ソレイユ…?▼
[ソレイユ]
あたし、父さんと母さんの子でしょ?
ほんとならさ…▼
すっごい美声で歌いながら、
素晴らしい踊りを踊れてもいいと思うの。▼
でもあたし…
どっちもうまくできない。▼
二人の子なのに。
そういう血が流れてるはずなのに。▼
いろんな人に見て欲しい…歌と踊りで、
笑顔になってほしいって思ったけど…▼
うまくできなくって
落ち込んでばっかりなんだ。▼
ずっと前から母さんに相談したかった。
でも勇気が出せなくて…▼
[アクア]
……………▼
ごめんなさい…ずっと悩んでいたのね。
気づいてあげられなくて悪かったわ。▼
…でも、あなたは立派だわ。▼
私もラズワルドも得難かった、
表現者に必要なもの…▼
「自分を見て欲しい」と思う気持ちを、
あなたは既に持っているのだもの。▼
これは素晴らしいことよ。▼
[ソレイユ]
母さん…▼
[アクア]
心配しないで。
音痴は克服できるわ。▼
[ソレイユ]
えっ? 本当に!?▼
って、何気に今、
音痴って言ったよね。▼
[アクア]
いい?
あなたも言っていたけれど…▼
ソレイユには私とラズワルドの血が
流れているわ。▼
だから、才能はあるはずなの。
後はそれを花開かせるだけよ。▼
私もラズワルドも協力するわ。
あなたのために。▼
[ソレイユ]
わああ…ホントに!?▼
二人が協力してくれるなんて、
めちゃくちゃ期待しちゃうんだけど。▼
[アクア]
私を信じて、任せてちょうだい。▼
[ソレイユ]
ありがとう…!▼
[アクア]
とりあえずは歌の練習…
声帯の使い方からね。▼
そのためには箸と団子が必要なんだけど…▼
[ソレイユ]
箸と団子?▼
[アクア]
ええ。それを口にくわえて、
声帯の使い方を学ぶの。▼
[ソレイユ]
へえーっ!
それならどっちも屋台にあるよ!▼
[アクア]
それじゃ、賊を倒したら始めましょう。
もちろん歌の次は踊りの練習ね。▼
[ソレイユ]
わかった! 今日は歌って踊れる、
かっこいいあたしへの第一歩だね!▼
これから頑張っちゃうからよろしくね!
母さんっ!▼

カザハナ

[カザハナ]
ソレイユ。▼
[ソレイユ]
あっ、母さん!▼
[カザハナ]
今日は子どものためのお祭りだね。
母さんとしたいこととかある?▼
なかなかこういう機会ってなかったし、
今日はなんでも聞いてあげる。▼
[ソレイユ]
ほんとに?▼
うーん…
だったら手合わせをしたいな!▼
[カザハナ]
手合わせ?▼
屋台で何か食べたいとかじゃなくて、
手合わせ?▼
[ソレイユ]
うん。あたしね、ずっと前から
母さんと手合わせしたいって思ってたんだ。▼
なぜだかわかる?▼
[カザハナ]
さぁ…▼
[ソレイユ]
この際だから告白するよ。
あたし、強くてかっこいい女性になりたいんだ。▼
[カザハナ]
うん、それは知ってるよ。▼
[ソレイユ]
で、あたしにとっての強くてかっこいい女性って、
ずばり、母さんのことなの。▼
憧れの女性の強さを、体で味わってみたいって
ずっと思ってたんだ。▼
[カザハナ]
ふふ、うれしいこと言ってくれるね。▼
いいよ。本当に強くてかっこいい女性が
どういうものか、教えてあげる!▼
[ソレイユ]
えっ、今からやるの?
戦闘中だよ?▼
[カザハナ]
お祭りの和やかな雰囲気の中では戦えない。
やるなら今がいいわ。どさくさに紛れちゃうの。▼
[ソレイユ]
わかった。
じゃあ、さっそく行くよ!▼
はぁっ!!▼
[カザハナ]
はっ!▼
[ソレイユ]
とう!▼
[カザハナ]
それっ!▼
[ソレイユ]
うっ…▼
[カザハナ]
…いい勝負だったわ。
なかなかやるね。ソレイユ。▼
[ソレイユ]
お疲れさま!
母さんこそ、さすがだよ…▼
あぁ…手合わせできてよかった…
今、母さんがさらに輝いてみえるよ…▼
[カザハナ]
あたしもだよ。
あなたを見直した。▼
[ソレイユ]
あ。母さん、汗が…
キラキラ光ってとっても綺麗…▼
もうガマンできない。
今ここで抱きついちゃってもいいよね?▼
[カザハナ]
えっ?▼
っていうか、は!?▼
[ソレイユ]
ああ、もうダメ。▼
あたし、母さんにべた惚れしちゃったみたい。
今すぐ抱きついて頬ずりしたーい!▼
[カザハナ]
や、や、やだよ!
汗くさいし、絶対やだ!▼
[ソレイユ]
恥ずかしがることなんてないよ!
母と娘なんだからさぁ!▼
[カザハナ]
な、何するのよ!
くっつかないでよー!▼
手合わせできてよかったって思ってたけど…
前言撤回!▼
しばらくは手合わせはおあずけだよ!
逃げろ!▼
[ソレイユ]
待ってよー!
母さーーん!!▼

オロチ

[ソレイユ]
はぁ…▼
[オロチ]
どうしたんじゃ、ソレイユ。
ため息なぞついて。▼
[ソレイユ]
ああ、母さん。▼
[オロチ]
さては悩みごとじゃな?
母さんに話してみるといい。▼
今日は子どものためのお祭り。
気合を入れてなんでも解決してやるぞ。▼
[ソレイユ]
…あのね、実はあたし…わかるの。▼
[オロチ]
わかる、とは?▼
[ソレイユ]
最近、口説く前に脈ありか脈なしか
女の子を見ただけでわかるようになっちゃって…▼
[オロチ]
なんじゃと?▼
[ソレイユ]
しかも、それがかなりの的中率で…
これ内緒だよ。誰にも言ってないことだから。▼
[オロチ]
もしかしたら、わらわのまじないの血が
受け継がれたのかもしれぬな…▼
だとしたらよろこばしいことじゃ…
実によろこばしいことじゃ!▼
[ソレイユ]
最初はあたしもそう思ってうれしかったよ?
でもね、だんだん楽しくなくなってきちゃって。▼
[オロチ]
なに?
どういうことじゃ。▼
[ソレイユ]
…まず、脈ありの女の子は
口説きがいがないから、▼
脈なしの女の子ばっかり
口説くようになったんだ。▼
でもそうなると当然、口説いても口説いても
なびいてくれないわけでしょう。▼
そうこうしているうちに落ち込んで、
楽しくなくなってきちゃってさ。▼
あーあ。
こんな能力、なくなっちゃえばいいのに。▼
最近は、そんなことばっかり考えてるんだ。▼
[オロチ]
そ、そんな寂しいこと言わんでくれ…
どれ、母さんが真剣に解決法を考えてやろう。▼
…………▼
およ!?
いいことを思いついたぞ。▼
[ソレイユ]
なになに?▼
[オロチ]
うむ、簡単じゃよ。▼
脈なしの女の子の前で、
まじないをやってやればいいのじゃ。▼
女の子は皆、まじないが好き。
特に当たるまじないは大好物…▼
まじないを使えば、脈なしの子の心も
グッとたぐり寄せることができるじゃろう。▼
そなたはわらわの子。ちょっと学べば、
すぐにまじないを習得できるはずじゃ。▼
[ソレイユ]
か、母さん! 天才!!▼
[オロチ]
おお、笑顔が戻ったようで何よりじゃ。▼
そなたには花のような笑顔が良く似合う。
…昔のまじないの通りじゃな。▼
[ソレイユ]
なに、それ?▼
[オロチ]
結婚前にわらわとラズワルドの未来を
占ったことがあってのう。▼
その時に出たのじゃ。
わらわたちの未来は前途洋々、花盛りと。▼
今思えばそれは…ソレイユ。
そなたのことを差しておったのかも知れん。▼
[ソレイユ]
そ、そうなんだ…えへへ。▼
母さんの血を引くあたしも、
そんな風に当たるおまじないができるかな?▼
[オロチ]
わらわがついている。
きっと百発百中じゃ。▼
さて、そうと決まれば
ササッと賊を殲滅してしまおうではないか。▼
うまいものでも食べながら、
まじないの手ほどきをしよう。▼
[ソレイユ]
わーい! 母さん大好き!
あたし、母さんの子でよかった!▼
[オロチ]
うれしい言葉じゃのう。
今宵は素敵な祭りになりそうじゃ。▼

エリーゼ

[ソレイユ]
母さん、どこか見てみたい屋台とかある?
賊を倒したら、あたしがエスコートしてあげるよ。▼
[エリーゼ]
エスコート?▼
[ソレイユ]
うん。
二人で手を繋いで見てまわろうよ。▼
[エリーゼ]
…………▼
…な、何?
もしかしてあたしを口説いてるの?▼
[ソレイユ]
あはは、違うって。
今日は子どもの成長を願うお祭りでしょう?▼
だから、母さんの成長を願いながら、
お祭りを楽しもうと思っているんだ。▼
[エリーゼ]
…………▼
ん?どういうこと?
親はあたしで、子どもはあなただよ?▼
[ソレイユ]
いや、そうだけど。
でも母さんは子どもみたいなものじゃない。▼
[エリーゼ]
ちょ、ちょっとー!!▼
そんなことないもんそんなことないもん
そんなことないもんそんなことないもん!!▼
[ソレイユ]
あはは!▼
ほら、そういうところとか
完全に子どもだからね。▼
あたしのほうが親みたい。▼
[エリーゼ]
むーっ!!▼
[ソレイユ]
あたしは日々成長して、
強くてかっこいい女性になっていってるけど…▼
母さんはいつまでも子どもっぽいまま。▼
[エリーゼ]
もう、バカにしてるのーっ!?▼
[ソレイユ]
違うって。
そういう母さんが好きだよって言いたいの。▼
[エリーゼ]
ソレイユ…▼
…口説いてるの?▼
[ソレイユ]
だから、違うって!▼
せっかくの親子のお祭りだから、
いつも言えない気持ちが出ちゃっただけ。▼
あたしは母さんのことが
だーい好きだよ!▼
[エリーゼ]
…ありがとう!
なんかちょっと恥ずかしいけど…▼
…今みたいなことを言えるようになったところも、
あなたは日々成長しているって思うよ。▼
本当のこと言っちゃうと、
最近あなたのほうが大人だって思うことがあるし。▼
毎日毎日、強くてかっこいい女性に
なっていってるって思う。▼
[ソレイユ]
ほんと!?▼
ほんとにほんとにほんとにほんとにほんとに
ほんとにほんとにほんとにそう思うーーっ!?▼
[エリーゼ]
あれ?今のは子どもというか、
あたしみたいな言い方だったね。▼
[ソレイユ]
…コホン。
今のは見なかったことにして。▼
たまに、母さんみたいな感じが
出ちゃうことがあるんだ。▼
まあ、そんなことより、
どの屋台を見てまわりたいか決めておいてよね。▼
賊を瞬速で倒して、
母さんをエスコートするからさ。▼
[エリーゼ]
わかったわ。
楽しみにしてる。▼
[ソレイユ]
守ってみせるよ、母さん!
あたしの傍から離れないでね!▼

エルフィ

[エルフィ]
はぁ…▼
[ソレイユ]
どうしたの、母さん。
ため息なんかついちゃって。▼
可愛い顔が台無しだよ?▼
[エルフィ]
ソレイユ…
わたしね…▼
お腹が空いたの…
とてつもなく…▼
[ソレイユ]
や、やっぱりそうか。
そうかなとは思ったけど。▼
もう、仕方ないな。
さっき買ったお団子あげるから、食べて。▼
[エルフィ]
ありがとう…
ぱく…▼
…………▼
はぁ…
お腹空いた…▼
[ソレイユ]
ズコッ!▼
ちょ、ちょっと!普通一口で行く!?
しかもまだお腹減ってるって…▼
[エルフィ]
私はみんなを守りたい…
でも守るにはお腹が減りすぎている…▼
[ソレイユ]
わ、わかったよ。
じゃあさっき買ったリンゴ飴もあげる。▼
[エルフィ]
ありがとう…
ぱく…▼
…………▼
お腹空いた…▼
[ソレイユ]
ええええええ!!
もう!?▼
母さんの胃が底なしなのは知ってるけど、
日に日にひどくなってない?▼
[エルフィ]
かもしれない…▼
[ソレイユ]
…でもまあ実は、
あたしも同じなんだけどね。▼
[エルフィ]
えっ?▼
[ソレイユ]
黙ってたけどあたしも最近、
結構食べるようになってきてさあ…▼
だからこっそり食べ物を買って、
持ち歩いてたの。▼
[エルフィ]
まあ、そうだったの…
私の胃が受け継がれたのかしら…▼
[ソレイユ]
うん。そうかも。
でもこれってけっこう大変だよね。▼
だって女の子を口説いて、
お店に入ることができたとしてもだよ?▼
あたしはバクバク食べちゃって…
ちょっと相手に引かれちゃうことがあるし。▼
[エルフィ]
いいことだと思う…
女の子を口説く癖が直るかも…▼
[ソレイユ]
もう、そんなこと言わないでよ。▼
あ、そうだ。
そういえば、さっきの店主が言ってたよ。▼
賊を追い払ってくれたら
食べ放題にしてやるって!▼
[エルフィ]
…ほんと?▼
[ソレイユ]
うん、これは極秘情報。
あとで一緒に行こうよ!▼
[エルフィ]
ええ、絶対に行きましょう。
なんだか、不思議な力がみなぎってきたわ…▼
[ソレイユ]
だよね。
目の前にニンジンをぶら下げた気分!▼
[エルフィ]
賊…待ってて…
すぐに殲滅してあげるから…▼
[ソレイユ]
手加減しないよーっ!▼

ニュクス

[ソレイユ]
ねえ母さん。
今日は子どものためのお祭りだよね。▼
だから、賊を倒したら
母さんを独り占めしていい?▼
[ニュクス]
独り占め?
独り占めしてどうするの?▼
[ソレイユ]
おしゃべりしたいんだ。▼
[ニュクス]
…………▼
…あなた、口説くつもり?▼
[ソレイユ]
もう、違うよー。
あたしは、母さんともっと仲よくなりたいの。▼
[ニュクス]
仲は今もいいと思っているけど…
そう思っていたのは私だけ?▼
[ソレイユ]
ううん、違うんだよ。
そういうことじゃなくて!▼
今でも十分、仲がいい親子だと思っているよ。▼
でもあたしはもっともっと仲よくなって、
母さんの神髄に触れたいと思っているの。▼
[ニュクス]
…………▼
もう…やっぱり口説いてるじゃない。
遠回しに、かなりのこと言ってない?▼
[ソレイユ]
いやいやいや、違うんだって。▼
[ニュクス]
よくわからないわ。▼
[ソレイユ]
あたしね、強くてかっこいい
大人の女性になりたいんだ。▼
[ニュクス]
ええ、それは知っているけれど…▼
[ソレイユ]
だから、母さんに憧れてるんだよ。▼
[ニュクス]
…どうして私?
その理想とは正反対なのに。▼
みんながみんな、私のことを
子どもにしか見えないと言うのよ。▼
[ソレイユ]
そんなことないよ。
少なくともあたしはね。▼
母さんは確かに見た目は子どもだけど、
中身はすごくかっこいい大人の女性でしょ。▼
あたしにはわかるんだ。
母さんの心はあたしの理想そのものだって。▼
だから、もっともっと仲よくなって、
その神髄に触れてみたいの。▼
それがあたしにとって
一番の成長に繋がると思うんだ。▼
[ニュクス]
ソレイユ…
…うふふ、お世辞でもうれしいわ。▼
[ソレイユ]
お世辞じゃないよ。
いつも心からそう思ってる。▼
母さんは可愛くてきれいな、
あたしの自慢の母さんだって。▼
[ニュクス]
仕方ない子ね。
…わかったわ。▼
じゃあお祭りが再開したら、
たくさんおしゃべりしましょう。▼
そして、私の神髄とやらに触れてみて。▼
[ソレイユ]
ありがとう!
えへへ、すっごく楽しみだなー!▼
[ニュクス]
まったく…
貴方は女の心を開くのがうまいわね。▼
でもおかげで、楽しいお祭りになりそう。▼

カミラ

[カミラ]
ああ…ここにいたのね、
わたしの可愛いソレイユ。▼
[ソレイユ]
わーい!麗しの母さん!
母さんこそ、今日は一段と綺麗だね。▼
[カミラ]
とっても嬉しいわ…
ありがとう。▼
ねえソレイユ…
今日は子どもの成長を願うお祭りよ。▼
母さん、あなたの成長をたくさん願うわね。▼
[ソレイユ]
ありがとう!
あたし、また強くなったと思うんだ。▼
これから賊にきついお仕置きをして回るから、
成長っぷりをしっかり目に焼き付けてね!▼
[カミラ]
そうねえ…
うーん…▼
[ソレイユ]
あれ、母さんが不服そう。
どうして? これじゃ足りない?▼
母さんを狙う族たちをみぃんな、
殺しちゃえばいい?▼
[カミラ]
うふふ…それを見るのもいいけれど、
ソレイユが強いのはもう知っているもの。▼
わたしが知りたいのは別の成長…
そっちを目に焼き付けさせて?▼
[ソレイユ]
べ、別の成長って?▼
あ…ああ、体の事か!
脱げばいいの?▼
言っておくけど、あたしこう見えて
胸のほうは母さんのおかげで順調に…▼
[カミラ]
こら、違うわよ。
胸はしまいなさい▼
私が見たいのはあなたの中身…
心の成長よ。▼
あなた最近、女の子の口説き方が
うまくなったって聞いたわ。▼
[ソレイユ]
そ、そんな噂があるの!?▼
[カミラ]
素敵だわ…さすがは私のソレイユ。
今日はそっちの成長を見せてちょうだい?▼
[ソレイユ]
見せてって言われても…
どうすればいいの?▼
[カミラ]
簡単じゃない。
母さんを口説けばいいわ。▼
[ソレイユ]
えっ?▼
[カミラ]
…ほら。口説いてみなさい?▼
[ソレイユ]
………▼
な、なんだろう。このやりにくさ。
テストされてるみたいで、気持ちが萎える…▼
[カミラ]
ほら、早く…▼
「母さん、今日もセクシーね」とか、
素敵な言葉をかけてみて頂戴?▼
[ソレイユ]
…ちょっと待った。
母さん、ただ褒められたいだけじゃない?▼
[カミラ]
あら、バレちゃった?▼
[ソレイユ]
バレちゃった? じゃないよ!▼
褒められたいなら父さんに頼みなって。
どうしてあたしなのよっ!▼
[カミラ]
だって…
たまには別の刺激もほしいじゃない?▼
私、たまにはソレイユみたいな可愛い女の子に
思い切り褒められたいわ。▼
[ソレイユ]
もう、今日は子どもの成長を
願うお祭りであって、▼
母さんを褒めるお祭りじゃないんだからねっ!
ちゃんと、あたしの強さの成長を見て!▼
賊にきついお仕置きして回る
かっこいいあたしを見てよーっ!▼
[カミラ]
まったくもう…
あなたはお転婆さんね。▼
…わかったわ。
あとでじっくり見てあげる。▼
だからほら、今は母さんをたくさん褒めて?
あとで膝枕してあげるから。▼
[ソレイユ]
うわーん!
父さん、助けてーーーっ!!▼

ルーナ

[ソレイユ]
あ、母さんっ!
相変わらず可愛いねー。▼
[ルーナ]
…………▼
[ソレイユ]
あら? 返答なし?
まぁ、黙ってる顔も可愛いんだけどさ。▼
[ルーナ]
ソレイユ…あんた本当、
誰かさんそっくりに育ったわね。▼
[ソレイユ]
え? なんか言った?▼
[ルーナ]
別に。なんでもないわ。▼
ま、今日は子どもの成長を願うお祭りだもの。
そんなところも喜ぶべきよね。▼
ところでソレイユ。
あんたはどんな大人になりたいの?▼
[ソレイユ]
そうだなぁ。やっぱり、
母さんみたいな女性になりたいな。▼
母さんは可愛いし綺麗だし強いし、
たまに素直じゃないトコがまた魅力的で…▼
[ルーナ]
はいはい。お世辞はいいから、
真面目に答えなさいよ。▼
[ソレイユ]
真面目に答えてるよ!
それにお世辞でもない!▼
母さんは何でもできるし、
美人だし、言うこと無いよね。▼
いいなあ。
そんな風になれたらきっと…▼
もう誰も…あたしを、
母さんと比べたりしない。▼
[ルーナ]
比べる…?▼
[ソレイユ]
うん。秘境でね。
言われたことがあるんだ。▼
ソレイユは立派なお母様の
子なんだから…▼
きっとあの方のように、
何でもできる子になるに違いないって。▼
[ルーナ]
!!
そんなことが…▼
[ソレイユ]
だから母さんみたいな女性になれたら、
そんなことも言われなくなるのかなーってさ!▼
べ、別に、母さんに憧れてるとか、
そんなんじゃないんだから…▼
[ルーナ]
…………▼
ふふっ。素直じゃないわね。▼
[ソレイユ]
な、なによ、悪い!?▼
[ルーナ]
前言撤回よ。▼
誰かさんにそっくりって言ったけど、
あんたはあたしにそっくりね。▼
でも大丈夫よ。ソレイユはもう、
あたしより素敵な魅力がたくさんあるわ。▼
[ソレイユ]
そ、そんなこと…▼
[ルーナ]
あるわよ。▼
だって、あんたにはお父さん…
ラズワルドの血も入ってるんだし。▼
悔しいけど、あいつも結構
何でもこなすタイプだからね。▼
あんたの中にはあたしとラズワルドの
いいところが両方あるの。▼
それから…たぶん、
あたしの両親のいいところも。▼
[ソレイユ]
おじいちゃんとおばあちゃん?▼
[ルーナ]
ええ。二人とも強くてかっこよくて、
あたし、大好きだった…▼
あんたの中にはね、あたしやラズワルドや
たくさんの人の魅力が受け継がれてるの。▼
だから誰かと比べられるものじゃない。
そんなの気にしたらだめよ。▼
それ以上自分を卑下したら
あたしとご先祖様たちが許さないから。▼
[ソレイユ]
あはは、それは怖いなあ。▼
…うん、ありがとう母さん。
なんだか自分に自信が出てきたよ。▼
もっともっとかっこいい大人になるから、
楽しみにしてなさいよね!▼
[ルーナ]
あんたならできるわ。
あたし、信じてるから。▼
じゃ、ソレイユの元気が出たところで、
ちゃちゃっと賊を倒すわよ!▼
[ソレイユ]
終わったら一緒に
お買い物に行こうよ。▼
あたし、母さんのみたいな
綺麗な腕輪が欲しいな。▼
[ルーナ]
仕方ないわね、たくさん賊を倒せたら
特別に買ってあげてもいいわ。▼
[ソレイユ]
やったー!!
それじゃ、いってきまーす!▼
[ルーナ]
負けんじゃないわよ、ソレイユ。
言ってらっしゃい!▼

ベルカ

[ベルカ]
ソレイユ。
あなた、さっき女の子たちを口説いていたわね。▼
[ソレイユ]
うん、そうだよ。▼
っていうか、
こっそり口説いたのによく見てたね…▼
[ベルカ]
私は元・殺し屋よ。
殺し屋の目を侮らないで。▼
[ソレイユ]
かっこいーい!
さすがは母さん、お見逸れしました。▼
で、それがどうかしたの?▼
[ベルカ]
あなたに忠告があるのよ。▼
[ソレイユ]
忠告? 文句があるってこと?▼
別に、女の子を口説いたっていいじゃん。
悪いことしてるわけでもないんだし。▼
[ベルカ]
いいえ。女の子を口説くこと自体に
文句があるわけじゃないわ。▼
ただ、口説いているときの
あなたの目が危険なの。▼
[ソレイユ]
目が危険?▼
まあ、本気で狙ってるときは
そういう目にもなっちゃうのかな。▼
ナンパは狩りみたいなものだからね。
胸の中心を射貫くつもりで接しているんだ。▼
[ベルカ]
それ、例え話で言っているの?▼
[ソレイユ]
どういうこと?▼
[ベルカ]
あなたに目をつけられた女の子たちの
身の安全のために言うわ。▼
あなた、口説いているときの目が
殺し屋みたいになっているの。▼
[ソレイユ]
えええっ!?▼
[ベルカ]
私にはわかる。
あれは殺し屋の目。▼
特に、脈なしの女の子に対しては
かなり危険なオーラが出ていたわ。▼
[ソレイユ]
…そ、そうなの?▼
[ベルカ]
やっぱり。
こうなった以上、放っておけないわ。▼
あなたは私の血を引いてしまったの。
このままでは死者が出る可能性がある。▼
相手にしてくれない女の子の胸を、
あなたが本当の意味で貫くかもしれない!▼
[ソレイユ]
えーっ!?▼
[ベルカ]
賊を倒したら神社にきて。
殺意を抑える方法を教えるから。▼
これからも女の子を口説きたいなら…
女の子の命を奪いたくないなら…▼
真剣に考えなさい。▼
[ソレイユ]
…いくらなんでも大げさだよ。
あはは、ははは…▼
[ベルカ]
…………▼
[ソレイユ]
わ、わかったよ。▼
でもせめて、神社じゃなくて…
母さんとお茶を飲みながらがいい!▼
これは絶対、譲れないからね!▼
[ベルカ]
ふふ、仕方ないわね。▼
[ソレイユ]
わーい!
楽しみにしてるね!▼

ピエリ

[ソレイユ]
はー…▼
[ピエリ]
あれー? ソレイユ。
ため息なんかついて、どうしたの?▼
[ソレイユ]
ああ、母さん。▼
実はさっきそこの屋台で、
かわいい女の子たちを口説いてたんだ。▼
でも、せっかくうまくいきそうだったのに、
賊が来たせいで台無しになっちゃって。▼
あーあ、くやしいな…▼
[ピエリ]
そうなの…
ソレイユ、かわいそうなの…▼
[ソレイユ]
うう…それもこれも全部賊のせいだよ、
あーイライラする!▼
今すぐ賊をえいってやっちゃいたい!▼
そうじゃなかったら
他の誰でもいいから…!▼
[ピエリ]
だ、だめなのよ、ソレイユ!▼
[ソレイユ]
え…?▼
[ピエリ]
ダメなの…悪い人以外には、
えいってやっちゃダメなのよ。▼
殺された人にも家族がいるの…▼
その人が死んじゃったらきっと、
誰かが悲しい思いをするの。▼
[ソレイユ]
か、母さん?
うん、わかってる。▼
今のはちょっと勢いで言ってみただけというか
なんというか…▼
[ピエリ]
いやなの。
冗談でもダメなの…▼
ソレイユには、
ピエリみたいになってほしくないの。▼
[ソレイユ]
母さん…?▼
[ピエリ]
うう…ごめんなさいなの。▼
ソレイユはちょっとだけ、
ピエリの性格に似ちゃったの。▼
でもピエリと違ってソレイユには、
怒ってくれる大人がいるの。▼
ダメだよって言ってくれる人がいるの。▼
だから今ちゃんと、
殺したい気持ちを抑えられるようにしてほしいのよ。▼
[ソレイユ]
うん…わかった。▼
じゃあ、どうしたら効果的かな。
イライラしてどうしようもない時って…▼
[ピエリ]
深呼吸するの。
お花畑のことを考えるの。▼
そうしたらちょっとはおさまるのよ。▼
[ソレイユ]
ええと…深呼吸ね。
すーはー、すーはー。▼
…………▼
[ピエリ]
…………▼
[ソレイユ]
ありがとう! もう大丈夫だよ!▼
[ピエリ]
良かったの。▼
ピエリもまだ全部上手くはできないけど…
むやみに殺すのはガマンしてるの。▼
ラズワルドにそう教えてもらってから
気をつけるようにしてるのよ。▼
[ソレイユ]
いやー、ごめんね母さん。
あたしちょっと気が立ってたみたい。▼
でももう平気だから。
母さんが悲しむことは、もう絶対にしない。▼
[ピエリ]
うん!
ソレイユ、いい子いい子なの。▼
そうだ。ご褒美に、おうちに帰ったら
美味しい手料理を作ってあげるのよ!▼
美味しいものを食べたら
もっとイライラがおさまるの!▼
[ソレイユ]
わーい!
あたし、母さんの料理大好き!▼
でも母さんにばっかり働かせたくないから、
あたしもお手伝いするね。▼
母さんの白魚のような手に
傷がついたら大変だもん。▼
[ピエリ]
んもう、ソレイユったら。
お母さんをバカにしちゃいけませんよ。▼
[ソレイユ]
え? あはは、母さんのしゃべり方、
たまに大人っぽくなるよね。▼
[ピエリ]
変だった?▼
[ソレイユ]
ううん、すっごく可愛い!▼
[ピエリ]
そう…でもちょっと恥ずかしいの。
いつものピエリじゃないみたい。▼
[ソレイユ]
ほらほら、、恥ずかしがることなんてないよ。(原文ママ) あたしはどんな母さんも大好きだから!▼
いつもの話し方も、
今の話し方も…▼
ちょっと子どもっぽいけど可愛いとこも、
強くて優しくて料理上手なとこも、▼
あたしはぜーんぶ大好き!▼
[ピエリ]
ソレイユ…▼
[ソレイユ]
絶対に遠くに行かないでね。
大好きな母さん…▼
ずっとずっと、あたしと一緒にいてね。▼
[ピエリ]
もちろんよ。▼
私はとっても強いから…
潰れたトマトにはならないわ。▼
ずっとずーっと、
ソレイユのそばにいる。▼
約束ね。▼
[ソレイユ]
うん、母さん!▼

シャーロッテ

[ソレイユ]
ねえ、母さん。
屋台にすっごくかわいい女の子がいたの。▼
[シャーロッテ]
ふぅん…それがどうしたの?▼
[ソレイユ]
絶対に逃したくないの。
あの子をものにする方法を教えて。▼
[シャーロッテ]
…は?▼
[ソレイユ]
だって母さん、
モテる方法いっぱい知ってるでしょ!?▼
いつも鏡の前でくねくねしながら練習をしてるの
知ってるんだから。▼
[シャーロッテ]
げっ! あ、あんた見てたの!?
マジで恥ずかしいんだけど!▼
ていうか、男を落とす方法ならともかく
相手が女の子じゃ勝手が違うわよ。▼
[ソレイユ]
そこをなんとかっ!▼
母さんのテクニックを
持ってすればなんとかなると思うの!▼
[シャーロッテ]
…まったくもう、
あんたって子は。▼
わかったわよ。
今日は子どものためのお祭りだし。▼
母親として
ひと肌脱いであげる。▼
[ソレイユ]
かーっこいーい!
さっすが母さん、頼もしいよ!▼
[シャーロッテ]
じゃあ、さっそくいくわよ。
例えば、そこに女の子がいるとする。▼
そしたらね…
こう行けばいいんじゃないの。▼
わあ~、素敵な髪ですね~!
絹が風になびいているのかと思いましたぁ~。▼
…………▼
[ソレイユ]
ど、どうしたの?▼
[シャーロッテ]
…違うわね。▼
よくわからないけど、何かがダメだわ!
男を落とす時と同じじゃないのかしら。▼
でも、今更やめるわけにもいかないわ。
母親の底力を見せてあげるっ!▼
ゴホン…▼
実は今日、あなたのためにお弁当を
作ってきたんですよ~! テヘッ!▼
…………▼
[ソレイユ]
ど、どうしたの?▼
[シャーロッテ]
また違う! これじゃモテない気がする!
なにがダメだというの…!?▼
相手の性別が違う…ただそれだけのことで
私の今まで培ってきたテクニックが無に…!?▼
[ソレイユ]
か、母さん!
もういいよ、ありがとう!▼
母さんに無理をさせるのも悪いし…
屋台の女の子のことは、忘れることにする。▼
それより今日は、
母さんを口説くことに集中させてくれない?▼
[シャーロッテ]
…え?▼
[ソレイユ]
ありがとう、母さん。▼
あたしのためにがんばってくれる姿、
すごく愛おしかった。▼
その仕草も視線も、すっごく素敵。
話すときに揺れる髪も綺麗で…▼
あたし、同じ金の髪を持てて
誇りに思うな。▼
[シャーロッテ]
へ? そ、ソレイユ…▼
[ソレイユ]
大丈夫。母さんが培ってきたものは全部、
無駄なんかじゃないよ。▼
だって母さんのおかげであたしは今日、
こんなにドキドキしちゃったから。▼
母さん。
このお祭りにいる誰より魅力的だよ…▼
[シャーロッテ]
…………▼
[ソレイユ]
か、母さん?▼
[シャーロッテ]
ふ、不覚にも…
ときめいてしまった…▼
なるほど…これを参考にすればいいのね。
我が娘ながら恐ろしいわ。▼
…たまには私も女の子に
声をかけてみようかしら?▼
[ソレイユ]
ホント!?
じゃあお祭りが終わったら…▼
[シャーロッテ]
あの境内に集合よ。▼
せっかくだからラズワルドも呼んで、
家族三人で女の子に声をかけまくるわよ。▼
誰が多くモテるか競争しましょ。▼
[ソレイユ]
わー! 楽しそう!
やろうやろうー!▼
[シャーロッテ]
ま、たぶん頂上争いは
あんたとあたしに決まってるけどね。▼
[ソレイユ]
う、うん…
そう思う…▼

モズメ

[ソレイユ]
ねえねえ母さん。
さっきの女の子、どこ行ったかな?▼
[モズメ]
さっきの女の子?
なんの話や?▼
[ソレイユ]
ほら、このお祭りにきてた子…
すごくかわいかったじゃない。▼
[モズメ]
…さあ、見とらんわぁ。▼
[ソレイユ]
あっちに行ったかな?
ちょっと口説いてくる!▼
[モズメ]
ちょっと! ちょっと待った!
口説くってあんた、そんなことより賊を退治せな。▼
[ソレイユ]
賊より女の子だよ!▼
かわいい女の子がいたら口説く!
それがあたしの信条だからね!▼
[モズメ]
はぁ…困った子やなぁ。▼
[ソレイユ]
…でも待って。
口説くにしても、手ぶらで行くのはあれかなぁ。▼
せっかくだから、お祭りで何か買ってこっか…
屋台に新鮮な野菜とか売ってなかったっけ?▼
[モズメ]
新鮮な野菜? ここはお祭りやで?
直売所ちゃうんやから。▼
[ソレイユ]
そっか…
じゃあどうしよう。▼
[モズメ]
せやけど、今の発想はなんかええなぁ。▼
[ソレイユ]
えっ?▼
[モズメ]
あんな、あたい…
女の子を口説くいうのはようわからんけど…▼
手土産に新鮮な野菜を検討するところ、
ええ趣味しとる。さすがあたいの子やな。▼
野菜の直売所はなくても、おいしそうな牛乳なら
売っていたような気がするわ。▼
[ソレイユ]
素敵ーっ!
新鮮な牛乳、いいじゃない!▼
[モズメ]
でも焦ったらあかん。いくらおいしそうでも、
産地はしっかり見ておいたほうがええ。▼
いい産地のほうが、
女の子のウケもええと思うわ。▼
[ソレイユ]
うふふっ。▼
[モズメ]
なんや、ソレイユ?▼
[ソレイユ]
いや、口説くときの手土産の話ができるなんて、
母さんも意外と話せるなーって思って。▼
なんかうれしくなってきちゃった。▼
[モズメ]
あんたが粋な手土産の話をしてくれたからや。▼
[ソレイユ]
お茶でもどうかな、母さん。
もう他の女の子はいいや。▼
今日は母さんと話したい気分になっちゃった!
このあと一緒に過ごさない?▼
[モズメ]
…………▼
えーっと…それって、
あたいを口説いとるの?▼
[ソレイユ]
ううん。娘からの提案だよ。
親子水入らずでお祭りを楽しみたいなって。▼
[モズメ]
それはええな。
今日は子どもの成長を願うお祭りやし。▼
けど、その前に賊退治やからな。▼
[ソレイユ]
もちろん。
かっこよく決めるよ!▼

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Last-modified: 2020-11-07 (土) 15:52:03
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