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| | マイユニット女性・私
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- [シノノメ]
- 母さん、賊のことは心配いらない。
俺がみんなまとめて撃破するからな!▼
- [カムイ]
- 頼もしい言葉ですね。▼
- [シノノメ]
- 今日は子どもの成長を願うお祭りなんだろ?
俺の強さの成長を、しっかり見ててくれ!▼
- [カムイ]
- はい、もちろん!
それもしっかり見たいです。▼
- [シノノメ]
- ん?
それ「も」って、どういうことだ?▼
- [カムイ]
- うふふ。あなたは他にも色々と
成長したところがありますからね。▼
- [シノノメ]
- えっ?
なんの話だよ?▼
- [カムイ]
- さっき、見てしまったんです。▼
- [シノノメ]
- さっきって?▼
ああ、こっそり的当てをやって、
全部の的を弓で射ち抜いたことか?▼
- [カムイ]
- …し、知らない間に、
そんなことしてたんですか。▼
でも、それではないです。
さっき賊が襲ってきたばかりの時ですよ。▼
- [シノノメ]
- ああ、敵をパッと見て
だいたい強さを見破れるようになったことか?▼
- [カムイ]
- ええっ! シノノメもなんですか!?▼
それは私だけかと思っていたのですが…
でも、それも違います。▼
- [シノノメ]
- じゃあ、なんだよ?▼
- [カムイ]
- あなたは賊が襲ってきたとき、
まず人々を安全な場所に誘導していました。▼
誰にも知られないよう
こっそりやっていたつもりでしょうが…▼
母さんはしっかり見ていましたよ。
あなたの意外な優しさを…▼
- [シノノメ]
- い、いやっ。
あれは…別に…▼
- [カムイ]
- うふふ。成長しましたね。▼
幼いころのあなただったら人の誘導なんかせず、▼
賊に向かって一目散に突っ込んでいったはずです。▼
- [シノノメ]
- ま、まぁ…そうだろうけど…▼
- [カムイ]
- あなたは父さんのような模範的な生き方を
どことなく嫌っている節がありました。▼
でも、あなたが取った行動は
とても模範的でした。▼
未来の白夜王の名に恥じない、
すばらしい姿だったと思います。▼
- [シノノメ]
- や、やめてくれ!
違うんだよ、俺はただ…▼
- [カムイ]
- いいんです。
恥ずかしがることではありません。▼
あなたの成長を目の当たりにできて、
私はとってもうれしかったです。▼
- [シノノメ]
- あーもう! こそばゆい!
もう、こんな話はやめ!▼
それより、賊を倒したら的当ての勝負しないか?
俺、めちゃくちゃうまくなったんだ!▼
- [カムイ]
- はい、わかりました。▼
ではそのためにも、
早く賊を片付けてしまいましょう。▼
- [シノノメ]
- おう!▼
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