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サクラの親子会話†
カンナ(女)†
- [カンナ]
- ねえねえ、お母さん!
あたし、聞きたいことがあるの!▼
- [サクラ]
- ふふふ、なんでしょうか?
私に答えられることだといいのですけど。▼
- [カンナ]
- あのね…
おにいちゃんと結婚するってどんな感じ?▼
- [サクラ]
- …えっ!?
ええええええええっ!?▼
ど、どうしてそんなことが聞きたいのですか?▼
- [カンナ]
- だって、お父さんとお母さんって
血の繋がらないきょうだいだったんでしょ?▼
それがどうして夫婦になったのかな、って!
あたし、ずーっと気になってたの!▼
- [サクラ]
- そ、そ、そ、そうですか…▼
- [カンナ]
- もしかして、
聞いちゃいけないことだった?▼
- [サクラ]
- い、いえ、そんなことはありません。▼
私たちの結婚に関して…
後ろめたいことなど一切ないですから!▼
上手く説明できるかはわかりませんが…
一生懸命、話してみますね。▼
- [カンナ]
- わーい!
ありがとう、お母さん!▼
- [サクラ]
- ええと…私にとってカムイ兄様は…
初めてお会いした時から大切な人でした。▼
強くて、優しくて…
温かい心を持った憧れの人…▼
それは兄に対する憧憬だと
思っていたのですが…▼
あるとき、気づいてしまったんです。
これは恋なんだって。▼
- [カンナ]
- でも、おにいちゃんだから
その気持ちは言えないよね…?▼
- [サクラ]
- はい。でも、母様…
あなたのおばあ様が遺したお手紙を読んで、▼
その時初めて、私と兄様に
血の繋がりがないことがわかったんです…▼
それで、私は…
すごく泣いてしまいました。▼
- [カンナ]
- これで恋人になれるって、嬉しくて?▼
- [サクラ]
- いいえ。私とカムイ兄様が
家族ではないことが悲しくて。▼
- [カンナ]
- …!▼
- [サクラ]
- 私はあの人と家族でいたかった。
一生傍にいられる絆が欲しかった。▼
だって、ずっと傍にいたいぐらい…
大切な人だったんですもの。▼
- [カンナ]
- そっか…
大切な人は大切な人だもんね。▼
だからお母さんは、
お父さんと結婚したんだね。▼
- [サクラ]
- はい…▼
- [カンナ]
- 大切な人と結婚できたんだから…
お母さんは幸せなんだよね?▼
- [サクラ]
- もちろん。
とってもとっても幸せですよ。▼
カンナというとっても可愛い子供も
授かることができましたし。▼
- [カンナ]
- えへへー。▼
- [サクラ]
- こんな答えで大丈夫でしょうか?▼
- [カンナ]
- うん!
お母さんが幸せだってわかったから!▼
- [サクラ]
- ふふふ。
それならよかったです。▼
- [カンナ]
- お母さんはこれからも
ずっとずっと幸せでいてね!▼
じゃないとあたし…
悲しくなっちゃうから!▼
- [サクラ]
- ありがとうございます、カンナ…
カンナは優しいですね。▼
人の幸せを願えるその心…
カムイさんそっくりです。▼
- [カンナ]
- えへへ…
でも、優しいのはお母さんもおんなじだよ。▼
だからあたしは、
お母さんにもそっくりだね!▼
- [サクラ]
- カンナ…▼
はい、あなたは私たち二人にそっくりです。
あなたは私たち家族の証…▼
私たちを家族にしてくれて、
ありがとう…▼
- [カンナ]
- うん。
これからはずっと、一生傍にいる。▼
あたしが大好きなお父さんとお母さんの…
…二人の絆なんだから。▼
ディーア†
- [サクラ]
- デ、ディーアは後ろに下がってください!
ここは私がなんとかしますから!▼
- [ディーア]
- いや、さすがにそれは無理だって。▼
母さんや他の仲間に戦わせて
俺だけ隠れてるとかありえないだろ…▼
- [サクラ]
- た、確かにそうですね…▼
ですが、ディーアが
怪我でもしてしまったらと考えると…▼
- [ディーア]
- 大丈夫だって…
心配し過ぎだぜ、母さん…▼
- [サクラ]
- そんなこと言われても、
心配しちゃいますよ…▼
私はディーアの母親なんですから…▼
あなたがこの世の誕生してから
その身を案じなかった日などありません。▼
- [ディーア]
- なんだか母親って大変そうだな…▼
- [サクラ]
- ふふふ、そうですね。
想像していた以上に大変です。▼
ですが、それ以上に幸せですよ。
ディーアの母親になれたことは。▼
- [ディーア]
- そっか…
それならよかったけどさ…▼
まぁ、俺もできるだけ…
母さんに心配かけないようにするよ…▼
母さんが心労で倒れちまったら…
後悔してもしきれねぇし…▼
- [サクラ]
- ふふふ。
ありがとうございます、ディーア。▼
- [ディーア]
- あとあれだ…
俺も同じだぜ…▼
- [サクラ]
- 何がですか?▼
- [ディーア]
- 俺も幸せだよ…
母さんの子として生まれてさ…▼
俺が人を癒す能力に恵まれたのは、
母さんのおかげだと思うし…▼
- [サクラ]
- ディーア…▼
- [ディーア]
- た、たまにはこういうことも
ちゃんと伝えないとダメじゃん?▼
さすがに恥ずかしいから…
もう今後、しばらくは言わないけど…▼
- [サクラ]
- ふふふ。
それは残念ですね。▼
でも、またしばらく経ったら、
いつか聞かせてください。▼
ゾフィー†
- [ゾフィー]
- 母さん!
楽しそうな出店がいっぱいあるね!▼
- [サクラ]
- ふふふ。
そうですね、ゾフィー。▼
- [ゾフィー]
- あたし、今日はいっぱい
母さんと一緒にお祭りで遊びたいな。▼
だから、賊を倒して
早くお祭りを再開させちゃわないとね!▼
- [サクラ]
- ゾフィーが子どもの頃は…
なかなか一緒に遊べませんでしたものね…▼
本当にごめんなさい。
寂しい思いをさせてしまって…▼
- [ゾフィー]
- もう、母さん!
謝らなくていいよ!▼
だって、今はこうして
母さんと一緒にいられるんだもん!▼
だからあたしは十分、幸せだよ!▼
- [サクラ]
- あなたがこんなに優しい子に育ってくれて…
私も本当に幸せです。▼
- [ゾフィー]
- あたしが優しいって言うのなら…
それは絶対に母さんに似たからかもね。▼
だって母さんは…
呪われた父さんのために、▼
一人で山奥に行っちゃうくらい優しいもん!▼
- [サクラ]
- ちょ、ちょっとゾフィー!
それは私の勘違いで…▼
あれ?
どうしてゾフィーがそのことを?▼
- [ゾフィー]
- ふふふ。
父さん、嬉しそうに話してたよ。▼
母さんは自分のために
野山を駆け巡ってくれたんだぞー! って。▼
- [サクラ]
- も、もう…
サイラスさんったら…▼
- [ゾフィー]
- そんな母さんの娘だもん!
あたしも人には常に優しくありたいわ!▼
- [サクラ]
- ゾフィー…▼
- [ゾフィー]
- さ、母さん! 話はここまで!
やるべきことをやっちゃいましょう!▼
じゃないと、
お祭りで遊ぶ時間はなくなっちゃうわ!▼
- [サクラ]
- はい。
わかりました。▼
- [ゾフィー]
- 母さん、お祭りが再開したら…
今日だけはいっぱい甘えちゃうからね?▼
…いいよね?▼
- [サクラ]
- もちろんです。
どーんと甘えてきてください。▼
- [ゾフィー]
- あはは!
覚悟してよね、母さん!▼
ミドリコ†
- [サクラ]
- …………▼
- [ミドリコ]
- どうしたの、お母さん?
ミドリコのかおに何かついてる?▼
- [サクラ]
- い、いえ…
少し考えごとをしていたのです。▼
- [ミドリコ]
- かんがえごと?▼
- [サクラ]
- ミドリコ…
あっという間に大きくなりましたね。▼
- [ミドリコ]
- あはは!
お母さん、あたりまえじゃない!▼
ミドリコはひきょうで育ったんだもん!
わすれちゃったの?▼
- [サクラ]
- そ、そういうことではなくてですね…▼
内面と言いますか…
ミドリコからすごく頼もしさを感じたのです。▼
- [ミドリコ]
- ミドリコはせいちょうしてるってこと?▼
- [サクラ]
- 成長…それです!
私はミドリコの成長を感じたのです。▼
子どもの成長は早いと聞いていましたけど…
まさかこんなに早いなんて…▼
- [ミドリコ]
- でも、まだまだこんなものじゃないわ。
ミドリコはもっとせいちょうするもん!▼
- [サクラ]
- ふふふ。それならもう
お人形さんと一緒に寝るのは卒業ですか?▼
- [ミドリコ]
- そ、それはまだいいの!▼
だって、お母さんだって
ずっとお人形といっしょにねてたでしょ?▼
ミドリコ、お父さんから聞いたもん!▼
- [サクラ]
- そ、そんなことありませんよ。
一緒に寝てたのは子どもの頃だけです。▼
- [ミドリコ]
- ふふふふふー。
本当かなー?▼
- [サクラ]
- そ、それは…
あの…その…▼
本当は大人になるちょっと前まで…
一緒に寝てたかもしれないです…▼
- [ミドリコ]
- やっぱりね。▼
- [サクラ]
- うう…スズカゼさんったら…
- [ミドリコ]
- お父さんをせめないで。
ミドリコが相談したせいなの。▼
もうお人形といっしょにねたら
おかしいかなあって。▼
そしたらお母さんもミドリコぐらいのとき
同じことしてたっておしえてもらったの。▼
ミドリコ、お母さんとおんなじで
うれしいなー!▼
- [サクラ]
- ふふふ。
私もうれしいですよ。▼
- [ミドリコ]
- それでね、いつかはミドリコね…
お母さんみたいにすてきな人になるの!▼
ミドリコ、なれるかな?▼
- [サクラ]
- もちろん、なれますよ。
私よりももっと素敵な女性に。▼
- [ミドリコ]
- えへへ!
やったー!▼
- [サクラ]
- こうやって間近で
あなたの成長を感じることができて…▼
私は今、とても幸せな気持ちです。
ありがとう、ミドリコ。▼
グレイ†
- [サクラ]
- グレイ、大丈夫ですか?
あまり無理はしないでくださいね。▼
- [グレイ]
- 心配するな、母さん。
俺なら大丈夫だ。▼
それに、
いつも無理をするのは母さんの方だろ。▼
仲間を治療するためなら
敵が群がる前線にも平気で行ってしまう。▼
- [サクラ]
- そ、それはその…
気をつけてはいるのですが…▼
- [グレイ]
- 父さんも言っていた。▼
母さんは怪我をしている人を見ると
絶対に放っておけない人だってな。▼
父さんと初めて2人きりになったときも
そんな状況だったんだろ?▼
追っ手がくるかもしれない緊迫した中で
母さんは父さんを治療したって聞いてる。▼
- [サクラ]
- そうですね…
あのときもそのような状況でした…▼
私、ダメですね…
みなさんに心配ばかりかけてしまって…▼
- [グレイ]
- いや、そんなことはない。▼
俺も父さんも仲間たちも…
母さんのそんなところを尊敬してるんだ。▼
怪我をしている人のためなら、
どんな危険な状況も恐れない…▼
そんな勇気を持った、母さんのことをな。▼
- [サクラ]
- グレイ…▼
- [グレイ]
- だから、母さんは安心して
仲間の治療のことに専念しろよ。▼
母さんのことは…
俺が絶対に守ってやるからさ。▼
- [サクラ]
- ありがとうございます…!▼
本当に…優しい子に育ってくれて、
私は心から幸せです。▼
そうだ。戦いが終わったら、
一緒に甘いものの屋台でも回りましょう。▼
私、グレイが好きそうな和菓子の屋台を
沢山見つけてあるんですよ。▼
- [グレイ]
- お、流石は母さんだな!▼
俺も母さんの好きそうな団子を売ってる店、
いくつか目星を付けてある。▼
それから果実を固めた飴と、わたあめと、
栗の甘露煮と…▼
- [サクラ]
- うふふ…グレイ。
それは自分が食べたいんでしょう?▼
甘党なところは、
私に似ちゃったんでしょうか。▼
- [グレイ]
- 父さんがああいう嗜好な以上、
確実にそうだな。▼
だが俺はそのことを嬉しく思ってる。
甘味を楽しめないなんてごめんだぜ。▼
戦いが終わったら思う存分楽しもう、母さん。▼
- [サクラ]
- はいっ!
甘いものなら、いくらでも食べちゃいますよ。▼
- [キヌ]
- 母さん!
一緒にお昼寝しようよ!▼
- [サクラ]
- えっ!?
今ここでですか!?▼
- [キヌ]
- うん!
ダメかな?▼
- [サクラ]
- て、敵がまだ残っていますし…
危ないと思います…▼
- [キヌ]
- そっかー、残念。
アタシ、母さんとお昼寝したかったのになー。▼
- [サクラ]
- キヌは眠いのですか?
それなら無理せずに下がっていてください。▼
- [キヌ]
- ううん。
アタシ、今は特に眠たくないよ。▼
だって、母さんと一緒にお祭りにきてるし。
むしろ普段よりも興奮しちゃってるよ!▼
- [サクラ]
- そ、そうですか…
それはよかったですけど…▼
でも、それならなぜ、
私とお昼寝がしたいのですか?▼
- [キヌ]
- もちろん!
母さんともっと仲良くなりたいから!▼
父さんとは一緒にお昼寝をしたから
すごく仲良くなったんでしょ?▼
- [サクラ]
- ふふふ。
確かにそうでしたね。▼
- [キヌ]
- だからアタシも
母さんとお昼寝したなって。▼
アタシ、母さんともっともっと
仲良くなりたいからさー。▼
- [サクラ]
- キヌ…▼
事情があったとはいえ、
私はあなたを秘境に預けて育てました…▼
親と離れ離れの暮らしは…
幼いあなたに多大な負担をかけましたよね…▼
- [キヌ]
- …………▼
- [サクラ]
- ごめんなさい…
今更、謝って済むことではありませんが…▼
- [キヌ]
- …………▼
- [サクラ]
- やはり許してはもらえませんよね…▼
- [キヌ]
- …すぅ。▼
- [サクラ]
- えっ!? き、キヌ?
…寝ちゃってますね。▼
- [キヌ]
- …すぅ…母さん…大好き…▼
- [サクラ]
- …キヌ。
ありがとうございます…▼
優しい子に育ってくれて…
私は本当に嬉しいです…▼
- [キヌ]
- すぅ…▼
- [サクラ]
- で、ですが今はお昼寝はダメです!
お、起きてください! キヌ! キヌー!▼
ヒサメ†
- [サクラ]
- ヒサメ、気をつけてくださいね。▼
賊はどこに潜んでいるかわかりませんから。▼
- [ヒサメ]
- はい、母さん。▼
- [サクラ]
- そうだ。私の後ろにいてください。▼
こんな私でも盾くらいにはなりますから。▼
- [ヒサメ]
- …それはできません。▼
むしろ、母さんが私の後ろにいてください。▼
- [サクラ]
- だ、ダメです! 私があなたを守るんです!▼
私はあなたの母親なんですから!▼
- [ヒサメ]
- 母さんが倒れてしまったら、▼
癒し手が一人、減ることになりますよ。▼
それは私たちにとって▼
あまりにも大きな損失になります。▼
- [サクラ]
- そ、それは…▼
- [ヒサメ]
- 母さんの命は一人のものではありません。▼
だからどうか、私に守らせてください。▼
- [サクラ]
- …………▼
ヒサメも同じです。▼
- [ヒサメ]
- えっ?▼
- [サクラ]
- いいえ、ヒサメだけではありません。▼
人は誰しも誰かの支えになっているのですから。▼
命に優劣などないはずです。▼
- [ヒサメ]
- 母さん…▼
- [サクラ]
- 甘いと思うかもしれませんが…▼
私はそう思っています。▼
- [ヒサメ]
- 母さんはとても強い人です。▼
その甘さを戦場でも貫いているのですから。▼
私も母さんに負けないように強くありたい。▼
- [サクラ]
- ヒサメ…▼
- [ヒサメ]
- 母さん、共に戦いましょう。▼
みんなで生きて帰れるように。▼
- [サクラ]
- えぇ、ヒサメ。▼
あなたと一緒なら百人力です。▼
ミタマ†
- [サクラ]
- …み、ミタマ。▼
- [ミタマ]
- あら、お母様。
どうかなされました?▼
- [サクラ]
- 今日は子どものためのお祭りです。
だから、これをあなたにと思いまして…▼
- [ミタマ]
- これは…
護符ですか?▼
- [サクラ]
- は、はい。白夜の霊山で
わずかしか作られないという護符です。▼
昔、アサマさんが私にくれたものと
同じものなのですが…▼
この護符には…あなたの健やかな成長への
願いをたくさん込めていただきました…▼
- [ミタマ]
- それはそれは…
わざわざすみません…▼
でも、いいんですの?
こんなに貴重なものを…▼
手に入れるだけでも
一苦労だったと思うのですが…▼
- [サクラ]
- そ、そんなこと、いいんです。
受け取ってくださいっ。▼
- [ミタマ]
- …………▼
いいえ、もらえませんわ。▼
- [サクラ]
- え、ええっ?
どうして…▼
- [ミタマ]
- だって…当然ですわ…▼
日ごろから 行い悪い ミタマかな…▼
わたくしなんて、
いつも嫌なことばかり言って…▼
お父様と同じように、お母様を困らせています。
受け取る資格がありませんわ…▼
- [サクラ]
- あ、ああ、そういうことですか。
それでしたらご心配なくっ。▼
あなたが生まれる前から、
私はアサマさんとお付き合いがあるんですよ?▼
か、彼の毒舌に泣かされてしまったり…
変な噂を立てられたこともありました…▼
で、でも少しずつわかっていったんです…▼
表向きは意地悪なことばかり言っても、
な、中身は違うんだって…▼
…だ、だからあなたも同じカラクリであることは、
よくわかっているつもりですから…▼
- [ミタマ]
- …………▼
お母様…
では、ありがたく受け取りますわ。▼
そして、今からは本音でお話しします。▼
- [サクラ]
- えっ?▼
- [ミタマ]
- …お母様のお気持ち、
痛いくらいに伝わってまいりました。▼
心から感謝いたしますわ。▼
そのご期待に応えられるよう、わたくし、
お母様のような立派な大人になろうと思います。▼
そもそもわたくしが巫女を志したのは
お父様が僧侶であることもありますが…▼
それよりも、お母様のような
素敵な女性になりたかったからですのよ。▼
- [サクラ]
- ミ、ミタマ…▼
- [ミタマ]
- うふふ。
今のことは…二人の秘密にしてください。▼
あと、成長を願ってくださったのは
嬉しいですけれど…▼
ここはもう秘境ではありませんから、
いきなり大人になるのは不可能ですわ。▼
そこは大目に見てくださいまし。▼
- [サクラ]
- もちろん、わかっています。
これからはゆっくり、大人になってください。▼
その姿を傍で見られることが…
私はとても幸せです。▼
…あなたと気持ちを通じあえて、
今とても愛おしい気分ですよ。ミタマ。▼
今日のためにがんばってよかった…
このお祭りに…感謝です…▼
マトイ†
- [マトイ]
- 母さんは後方に下がっていて。
敵はアタシが相手をするから。▼
- [サクラ]
- そ、そんなことできません!
私もあなたと一緒に戦います!▼
- [マトイ]
- 母さん、気持ちは嬉しいわ。
でも、戦略的なことを考えてみて欲しいの。▼
癒し手の母さんが無事な方が
より多くの人の命が助かるでしょう?▼
- [サクラ]
- それなら大丈夫です。
私は絶対に敵の刃で倒れたりしませんから。▼
みんなを癒しつつ、
自分と娘の命を守りきってみせます!▼
- [マトイ]
- …母さんは本当に強い人だわ。▼
- [サクラ]
- そ、そんなことありませんよ…
いつも甘いって言われてますし。▼
- [マトイ]
- でも、戦場でその甘さを貫き、
今までこうして生き延びてるじゃない。▼
強くなければそんなことはできないわ。
母さんは間違いなく強い人よ。▼
- [サクラ]
- あ、ありがとうございます…
マトイ…▼
- [マトイ]
- 父さんもそんな
母さんの強くて優しいところにひかれたのね。▼
- [サクラ]
- えっ!?
そ、そうなんでしょうか…▼
自分ではよくわかりません…▼
- [マトイ]
- 父さん、いつも言ってたもの。▼
母さんは不完全な人間を愛せる
強くて優しい最高の人だって。▼
- [サクラ]
- つ、ツバキさんがそんなことを…
な、なんだか恥ずかしいです…▼
- [マトイ]
- あたしも母さんみたいな…
強い人になりたいの。▼
だからこれからは、
ずっとそばにいていいかしら?▼
- [サクラ]
- 当たり前ですよ、マトイ。
ずっとずっと一緒にいましょう。▼
- [マトイ]
- うれしい。
ありがとう、母さん。▼
シャラ†
- [サクラ]
- 今日は子供の成長を祝うお祭りでしたのに…
こんなことになってしまい残念です。▼
- [シャラ]
- 安心していいわ、母さん…
私は元々、お祭りには興味がないし…▼
- [サクラ]
- そ、そうなのですか?
こんなに賑やかで楽しそうなのに?▼
- [シャラ]
- 賑やかで楽しそうな場所は苦手なの…
暗くて静かな場所の方が好きだわ…▼
- [サクラ]
- そ、そうでしたか…
それはその…ごめんなさい…▼
あなたをこんなところに
連れ出してしまって…▼
- [シャラ]
- 謝らないで…
秘境の外は私にとってだいたい同じだし…▼
それに…
母さんと一緒にいるのは嫌いじゃないわ…▼
- [サクラ]
- シャラ…
私もシャラと一緒だとすごく幸せです!▼
今までは離れ離れに暮らしていましたから…
これからはできるだけ一緒にいましょうね。▼
- [シャラ]
- うふふ…そこまで言うのなら…
そうしてあげてもいいわ…▼
…あら? この匂いは…▼
- [サクラ]
- 匂いですか?
くんくん…▼
とっても甘くていい匂い…
あんころ餅か何かでしょうか?▼
- [シャラ]
- あ、あんころ餅…
ごくり…▼
- [サクラ]
- あれ? もしかしてシャラは…
あんころ餅が好きなのですか?▼
- [シャラ]
- あんころ餅は別格…
あんなにおいしいものは他にないわ…▼
- [サクラ]
- ふふふ。
きっとツクヨミさんに似たんでしょうね。▼
- [シャラ]
- 母さん、賊を退治しましょう…
一刻も早く、お祭りを再開させないと…▼
お餅…餅…あんころ餅…
ころころ甘い…あんころ餅…▼
邪魔をするやつは…
全員呪ってやるわ…▼
- [サクラ]
- ええっ!? じゃ、じゃあ、
シャラが呪わなくていいように、▼
私もがんばっちゃいますね!▼
ジークベルト†
- [ジークベルト]
- 母上、あまり前線には出ないように。
戦いは私にまかせてほしい。▼
- [サクラ]
- あ、ありがとうございます。
ジークベルト。▼
ですが、
私もみなさんのお役に立ちたいので…▼
- [ジークベルト]
- …わかった。
でも、あまり無理はしないように。▼
母上の身に何かあったら
私は戦いどころではなくなってしまうからね。▼
- [サクラ]
- ふふふ。
気をつけますね。▼
- [ジークベルト]
- さあ、賊ども!
狙うならこの私を狙え!▼
暗夜王国が王子、
ジークベルトが相手となろう!▼
- [サクラ]
- ジークベルト…
とても勇敢な子に育ってくれましたね。▼
- [ジークベルト]
- 母上と比べたら
私の勇敢さなどまだまだ未熟だよ。▼
- [サクラ]
- 私と比べたら…ですか?
でも、私には勇敢さなんて…▼
- [ジークベルト]
- 私は母上ほど勇敢な女性は知らないよ。▼
- [サクラ]
- え…▼
- [ジークベルト]
- 母上は白夜王国の王女でありながら、
暗夜王国の王子に嫁いできた。▼
周囲の反対もあっただろうに…
母上は自らの意思を貫いた。▼
そんなこと、
誰にでもできることではないよ。▼
母上はとても勇敢な人だ。▼
- [サクラ]
- ジークベルト…▼
- [ジークベルト]
- だから、そんな母上に恥じぬよう、
私も常に勇敢でありたいと思っている。▼
- [サクラ]
- ありがとうございます、ジークベルト。▼
私もあなたの母親として恥じぬよう、
精一杯、がんばっていきますね。▼
フォレオ†
- [フォレオ]
- 早く賊を倒して、
お祭りを再開させないといけませんね。▼
みなさん、このお祭りを
とっても楽しみにしていたんですから。▼
- [サクラ]
- そうですね、フォレオ。
でも、あまり無理はしないでくださいね。▼
あなたの身に何かあったら、
私は後悔してもしきれません…▼
- [フォレオ]
- お母様…
お気遣いありがとうございます。▼
ですが…目を閉じ、耳を塞いで
戦いの終わりをじっと待つことはできません。▼
- [サクラ]
- その言葉は…▼
- [フォレオ]
- うふふっ。
お母様がお父様におっしゃった言葉ですよね。▼
いつかお父様から聞いたんです。
お母様の人となりを表す素敵な言葉だ、って。▼
- [サクラ]
- そ、そんな…▼
- [フォレオ]
- 優しいだけではなく、
困難に立ち向かう意思も込められた言葉…▼
戦いが始まる前は
いつもそのお母様の言葉を思い出すんです。▼
そうすると、
すごく勇気がもらえますから。▼
- [サクラ]
- そうだったんですか…▼
- [フォレオ]
- 知っていましたか?
僕が最初にロッドナイトになった理由。▼
それはお母様に憧れていたからです。
お母様のように、優しく、強い心で…▼
誰かの痛みを癒せる人になりたいって、
そう思ったからなんですよ。▼
- [サクラ]
- フォレオ…▼
- [フォレオ]
- えへへ…いつか言おうと思っていたんです。
でも照れくさくて、なかなか。▼
- [サクラ]
- 嬉しいです、フォレオ。
あなたがそんな風に思ってくれていて…▼
こんなに立派に成長してくれて、
私は幸せです。▼
- [フォレオ]
- 僕はお母様の息子です。
だから、戦いからは絶対に逃げません。▼
- [サクラ]
- …はい。フォレオの覚悟はわかりました。
これからも、一緒に戦いましょう。▼
対等な戦士として…
そして皆の癒し手として、▼
私たちも、この世界の平和を勝ち取るための
力となっていきましょう。▼
- [フォレオ]
- お母様…▼
- [サクラ]
- 長く険しい道だとしても、
一緒ならば、必ず乗り越えられるはずです。▼
あなたは暗夜と白夜をつなぐ希望…
私たちの優しい光です。▼
あなたのことは
私が絶対に守ります…!▼
- [フォレオ]
- ありがとうございます、お母様。▼
コメント(情報投稿・誤字脱字の報告)†
Last-modified: 2020-08-28 (金) 16:16:21