[広告]

エルフィの親子会話

カンナ(女)

[エルフィ]
カンナ…
準備はちゃんとしてきたかしら?▼
[カンナ]
うん。
もちろんだよ、お母さん…!▼
持ち物だって確認したし、
装備だって最高のものを揃えたよ。▼
[エルフィ]
さすがカンナね…
でも、まだ安心はできないわ…▼
[カンナ]
そうだね、お母さん…▼
あたし、お母さんが言ってたこと
この場所にきてようやく理解できたよ…▼
[エルフィ]
お祭りは…▼
[カンナ]
おいしそうなものがいっぱい!▼
大丈夫かな、お母さん?
あたしたち、ちゃんと全部、食べれるかな?▼
[エルフィ]
お腹を圧迫しないように
大きめの装備にしてきたんでしょう?▼
[カンナ]
うん。もしものときの
お持ち帰り用の箱も用意したよ!▼
でも、料理はできたてがおいしいからなぁ…▼
[エルフィ]
そうね…
できるだけこの場でいただきたいわ…▼
[カンナ]
じゃあ、食べる順番も重要だよね?▼
[エルフィ]
さすがカンナね…▼
それを考えることこそ…
わたしたちが目的を達するための鍵よ…▼
まずはお腹にたまらないもの…
そこから攻めましょう…▼
[カンナ]
じゃあ、わたあめ!
それから、焼き鳥!▼
[エルフィ]
いい線よ、カンナ…
でも、甘いものから始めて大丈夫?▼
甘味は最後に食べた方が
おいしく食べれるんじゃない?▼
[カンナ]
そっかぁ、そうだよね…▼
じゃあ、やっぱり最後にする!
甘いものは別腹だって言うし!▼
[エルフィ]
そうなると初めは…
たこ焼きや焼きそばになるわね…▼
[カンナ]
ぐー…▼
[エルフィ]
ぐー…▼
[カンナ]
お母さん…
あたし、もう我慢できないよ…▼
食べ物の名前を聞いただけで
お腹がぐーぐー鳴っちゃってるもん…▼
[エルフィ]
わたしも同じよ、カンナ…▼
でも、まだ我慢しないと…
敵が残ってるからね…▼
[カンナ]
じゃあ、早く悪い人たちを倒さなきゃ!
お祭りの時間がなくなっちゃうよ!▼
[エルフィ]
そうね、カンナ…▼
[カンナ]
そうだ、お母さん!
大暴れしちゃおうよ!
その方がお腹も減って
後でおいしいものいっぱい食べれるし!▼
[エルフィ]
わかったわ…▼
でも、お腹を減らし過ぎて…
動けなくなっちゃわないようにね…▼
[カンナ]
いっくよー! お母さん!
てりゃあーっ! 叩きつぶしちゃうぞーっ!▼
[エルフィ]
ふふふ…▼
元気な子に育ってくれて…
わたしあとっても嬉しいわ、カンナ…▼

ディーア

[エルフィ]
…ぐしゃ。▼
[ディーア]
か、母さん…
屋台の骨組みを握り潰しちゃダメだぜ…▼
[エルフィ]
ごめんなさい、つい…
あとで直しておかなきゃ…▼
[ディーア]
なんか怒ってるのか?▼
[エルフィ]
ええ…
怒ってるわ…▼
[ディーア]
母さんが怒るなんてめずらしいな…
原因はなんだ?▼
[エルフィ]
わたしはできたてが食べたかったの…
でも、作ってくれる人はみんな逃げた…▼
焼きそば、たこ焼き、大判焼き…
ここにあるのはみんな冷えてる…▼
賊、絶対に許さない…▼
[ディーア]
ははは…
気持ちはわかるぜ…▼
でも、賊を退治すれば人も戻ってくるさ…
今だけ我慢すればいい…▼
[エルフィ]
この美味しそうな匂いが
充満する中で我慢するなんて…▼
…地獄。
ここは地獄ね。▼
[ディーア]
わ、わたあめならあるぜ?
これならできたてとか関係ないだろ?▼
[エルフィ]
わたあめはお腹にたまらない…
食べても食べてもお腹がすくわ…▼
[ディーア]
母さんの胃は…
異次元につながってるからな…▼
[エルフィ]
もうお腹がすきすぎて…
一歩も動けない…▼
[ディーア]
そいつは困ったな…▼
[エルフィ]
…………▼
[ディーア]
どうしたんだ、母さん?
急に黙ってさ…▼
[エルフィ]
ごめんなさい…
わたし、自分のことばかりだった…▼
ディーアもわたしと
気持ちは同じはずなのに…▼
お腹…すいてるでしょう?▼
[ディーア]
正直、ぺっこぺこだぜ…
俺も母さんと同じで食べるのが好きだし…▼
[エルフィ]
…わたし、動くわ。
動いて賊を退治しなくちゃ。▼
息子とわたしのお腹を満たすために…
ここがわたしの命の賭けどき…▼
[ディーア]
そ、そこまではしなくていいよ…▼
[エルフィ]
いくわよ、ディーア…
ついてきなさい…▼
[ディーア]
ああ…
わかったぜ、母さん…▼

ゾフィー

[エルフィ]
もぐもぐ…
もぐもぐ…▼
[ゾフィー]
か、母さん!?
何を食べてるの!?▼
[エルフィ]
…たこ焼きを。▼
[ゾフィー]
いつの間に手に入れたの!?
あっ、そこの屋台からとったんでしょ!▼
[エルフィ]
ちゃんとお金は置いておいたわ…
だから、大丈夫…なはず…▼
[ゾフィー]
ずるいよ、母さんだけ!
あたしもお腹へってるのにーっ!▼
[エルフィ]
ふふふ…▼
すぐにお腹が減っちゃうところは…
わたしに似たのね…▼
[ゾフィー]
笑ってないで、
あたしの分のたこ焼きもちょうだいよ!▼
[エルフィ]
ごめんなさい…
これが最後の1つなの…ごくん…▼
[ゾフィー]
あーーーん!
分けてくれてもよかったのにー!▼
[エルフィ]
ごめんなさい、ゾフィー…
つい飲み込んでしまったの…▼
[ゾフィー]
こ、この怒りは…
お祭りを妨害した賊にぶつけるわ!▼
それに早く倒してお祭りが再開されれば
好きなだけたこ焼き食べれるもんね!▼
[エルフィ]
そうね…
わたしもまだまだ食べれるわ…▼
[ゾフィー]
母さん、今度はあたしの分も
ちゃんととっておいてよね!▼
[エルフィ]
ええ、ゾフィー…
前向きに検討するわ…▼
[ゾフィー]
さぁ、賊め!
覚悟しなさい!▼
お腹が減ってるときのあたしは
手加減なんかできないんだから!▼
恨むなら母さんを恨んでよね!▼
[エルフィ]
そうね…
もぐもぐもぐ…▼
[ゾフィー]
また何か食べてるーーーー!?▼

ミドリコ

[エルフィ]
ミドリコ、お腹が減ってきたわね…▼
[ミドリコ]
えええ!?
お母さん、さっき食べたばかりでしょ?▼
[エルフィ]
でも、おいしそうな匂いが…
周囲からただよってくるから…▼
[ミドリコ]
たしかに屋台には
おいしそうなものがならんでるね。▼
でも、賊をなんとかしないと
おみせの人がもどってこられないわ。▼
[エルフィ]
それまで我慢できるかしら…▼
[ミドリコ]
かってに食べちゃうのはダメよ!
どろぼうさんになっちゃうわ!▼
[エルフィ]
…ぐー。▼
[ミドリコ]
もう、お母さんったら…▼
ちょっとまっててね!
たしかミドリコ、アメ玉もってたような…▼
あった!
はい!お母さんにあげる!▼
[エルフィ]
ミドリコ…
なんて優しい子なの…▼
でも、それはあなたが食べなさい…
あなたの飴玉なのだから…▼
ぐーぐーぐーぐーぐー…
ぐーぐーぐーぐーぐー…▼
[ミドリコ]
お母さん…
おなかの音がすごいことになってるよ…▼
[エルフィ]
気にしないで…
それはあなたが食べて…▼
[ミドリコ]
けついはかたいのね。
よし、じゃあはんぶんこしましょ。▼
[エルフィ]
え?でも飴玉を半分こは…▼
[ミドリコ]
できるわ。
ミドリコ、ゆびさきの力がつよいから…▼
…ふんっ!!!!▼
[エルフィ]
すごいわ、飴玉が真っ二つ…▼
[ミドリコ]
えへへ!
これでふたりともたべられるね!▼
[エルフィ]
ありがとう、ミドリコ…
では、遠慮なくいただくわ…▼
おいしい…
なんておいしい飴玉なのかしら…▼
こんなにたくましく成長して…
お母さんはとってもうれしいわ。▼
わたしの怪力まで、
見事に受け継いで…▼
[ミドリコ]
ミドリコも、お母さんに似てうれしい。
この力、お薬つくるときにべんりなの。▼
[エルフィ]
また食べ物を半分こしましょうね…
今度はわたしが粉砕してあげる…▼
[ミドリコ]
わーい!
じゃあリンゴあめがいいな!▼
[エルフィ]
まかせておいて…
リンゴは得意中の得意よ…▼

ミタマ

[ミタマ]
帰りたい ああ帰りたい 帰りたい…▼
[エルフィ]
ミタマ…
いい加減、大人になって…▼
[ミタマ]
あら、お母様。▼
[エルフィ]
なんでもかんでもめんどくさがって
すぐに帰りたがる…▼
そんなんじゃロクな大人にならないわ…▼
[ミタマ]
そんなことありませんわ。▼
もしわたくしがロクな大人にならないのなら、
お母様だってロクな大人じゃありませんわ。▼
[エルフィ]
口だけは一人前ね…
まるでアサマのようだわ…▼
どうせ、帰っても寝るだけなんでしょう…
そんなの、やっぱりダメ…▼
[ミタマ]
うふふ。▼
母親の 読みの浅さに 子が笑う…▼
お母様の読みは浅いですわね。▼
もっと、子どもの変化に
関心を持ってもらいたいですわ。▼
[エルフィ]
え…
どういうこと…▼
[ミタマ]
仕方ありませんね。
触らせてあげますわ。▼
[エルフィ]
何を触るの…▼
[ミタマ]
わたくしの筋肉ですわ。
ほら、お触りになって?▼
[エルフィ]
…………▼
えっ、なにこれ…
あなたの腕…筋肉でパンパン…▼
[ミタマ]
鍛えましょう 上腕二頭 前腕筋…▼
腕だけではありませんわ。
全身のあらゆる部位を鍛えておりますの。▼
だからわたくし、
脱いだらけっこうすごいのですわよ?▼
[エルフィ]
でも、どうして…▼
[ミタマ]
よくわかりません。
脳筋お母様の影響なのでしょうか。▼
いつしか体を鍛えることに
興味が出てまいりましたの。▼
それで専門の道具を買い揃えて
毎日、励んでおりますのよ。▼
いざというときはお母様のことを
守れるぐらいの力はありますわ。▼
[エルフィ]
ミタマ…▼
[ミタマ]
つまり、帰りたいというのは、
「寝たい」ということではありませんの。▼
「帰って訓練したい」という意味ですのよ。▼
[エルフィ]
…ご、ごめんなさい…
まったく気付かなかったわ…▼
…ねえ、今度その道具…
わたしにも見せて…▼
[ミタマ]
仕方ないですわね。
お見せしましょう。▼
[エルフィ]
ああ…わたしも早く帰りたくなってきた…
帰って、その道具を見てみたい…▼
帰りたい ああ帰りたい 帰りたい…▼
今わたし…この一句に
すごく共感するわ…▼
[ミタマ]
そうでしょう、そうでしょう。▼
[エルフィ]
賊を倒したら、母子で語らいましょう…
訓練について…▼
[ミタマ]
いいですわね。あと、訓練前に飲むと
効果のある食べ物なんかも教えて差し上げますわ。▼
[エルフィ]
ありがとう…
すごく興奮してきた…▼
もっと力をつけて…
わたしもあなたを守ってみせる…▼

シャラ

[エルフィ]
シャラ…
あなた、今朝の訓練をサボったわね…▼
[シャラ]
いいえ…ちゃんとしたわ…▼
[エルフィ]
嘘よ…▼
[シャラ]
嘘じゃないわ…▼
[エルフィ]
嘘よ…
だって、顔にそう書いてある…▼
[シャラ]
どういうこと…▼
[エルフィ]
運動をして、しっかり汗をかいたら…
もっとさわやかな顔になるはずなの…▼
でもあなたは…
さわやかじゃない…▼
[シャラ]
仕方ないでしょう…
生まれつき、こういう顔なのよ…▼
…そもそも…
こういう顔に産んだのは誰よ…▼
[エルフィ]
…………▼
誰かしら?▼
[シャラ]
あなたよ…
私の目の前にいる母さんよ…▼
[エルフィ]
ああ、そうだったわね…
お腹がすいて思考が鈍ってたわ…▼
じゃあ母親として、
あなたはサボってないと信じてあげる…▼
でも、あなたがさわやかにならないのは…
きっと訓練の量が足りないんだわ…▼
[シャラ]
い、いや…
これ以上の訓練は無理よ…▼
[エルフィ]
泣き言はやめて…▼
そもそもわたしみたいに体を鍛えたいって
言い出したのは、あなたなのよ…▼
[シャラ]
そ、そうだけど…それにしても
これ以上やれるのは母さんくらいで…▼
[エルフィ]
そんなことないわ…
ツクヨミは、あなたの十倍も二十倍もやったわ…▼
[シャラ]
…えっ…
父さんが?▼
[エルフィ]
ええ…
まだ結婚する前のことだけど…▼
わたしに力で負けるのが
男として悔しいって言って…▼
陣営の周りを五十周…
腕立てとスクワットを千回ずつ…▼
あとは忘れちゃったけど…
とにかくすごくがんばったの…▼
最初は大変だと言って音を上げていたわ…
でも最後には余裕でできるようになっていた…▼
あなたにも彼の血が流れているのよ…
泣き言はやめて、努力してみて…▼
[シャラ]
わ、わかったわ…▼
じゃあ父さんと同じぐらいの量まで行けるように
がんばってみる…▼
だから…ご飯を沢山用意しておいて…
きっと沢山食べてしまうから…▼
[エルフィ]
わかったわ…▼
[シャラ]
ふふ…きっと、それぐらいやったら
すごい体になるわよね…▼
その体で、カムイ様の
視線を独り占めできるかしら…▼
うふふ、うふふふふ…▼
[エルフィ]
ふふ…▼

ジークベルト

[エルフィ]
もぐもぐもぐもぐ…▼
[ジークベルト]
…母上、つまみ食いしたのかい?▼
[エルフィ]
お腹が減っては戦はできぬ…
昔の偉い人がそう言ってたらしいわ…▼
[ジークベルト]
はぁ…仕方ないね。
ちゃんと屋台にお金は置いてきたかい?▼
[エルフィ]
もちろんよ…▼
ジークベルトの分も買っておいたの…
…食べる?▼
[ジークベルト]
…うん。
いただくよ。▼
もぐもぐもぐ…
おいしい。▼
[エルフィ]
ふふふ…▼
食べるのが大好きなところは…
わたしに似たのね…▼
[ジークベルト]
ああ、そうだと思うよ。
おかげで食費がかさんでしかたない。▼
[エルフィ]
わたし、知らなかったわ…▼
子どもに
自分と似ているところを見つけると…▼
こんなに幸せを感じるなんて…▼
[ジークベルト]
母上…▼
私が母上と似ているところは
他にもあるよ。▼
毎日の訓練だって欠かさないし、
腕力だって人より強い。▼
仲間を守りたいと願う気持ちだって
誰にも負けないんだ。▼
全部…母上からの影響だと思う。▼
[エルフィ]
嬉しい…
とても嬉しいわ…▼
ありがとう、ジークベルト…
強く、優しい子に育ってくれて…▼
[ジークベルト]
父上と母上の子どもだから…
きっとこういう風になれたんだと思う。▼
[エルフィ]
ふふふ…▼
さ、賊を全て倒して…
早く一緒に屋台巡りをしましょうね…▼
[ジークベルト]
うん。▼
でも、みんなが食べる分も
ちゃんと残しておこうね。▼

フォレオ

[フォレオ]
賊の方々、ひどいです…
何もこんな日に襲撃してこなくても…▼
せっかくお母様と一緒に
お祭りにこれたっていうのに…▼
[エルフィ]
そうね、フォレオ…
わたしも残念だわ…▼
だから、早く賊を倒して…
お祭りを再開させましょう…▼
お祭りが再開したら
屋台に並ぶ全ての食べ物を食べましょう…▼
[フォレオ]
うふふっ。
僕はそんなに食べられませんよ。▼
[エルフィ]
遠慮なんかしなくていいのよ?
せっかくのお祭りなんだから。▼
[フォレオ]
遠慮なんかじゃありません。
僕は自分で沢山食べるよりも、▼
お母様が食べているところを
見るほうが好きです。▼
それに僕はお母様と一緒に過ごせるだけで
充分、楽しいですから。▼
[エルフィ]
フォレオ、あなたには今まで
たくさん苦労を掛けてしまったと思う…▼
秘境に預けたことで
寂しい思いをさせてしまったわ…▼
でも、これからは…
好きなだけ一緒にいましょうね…▼
[フォレオ]
ありがとうございます。
お母様。▼
[エルフィ]
好きなだけ食べてもいいのよ?
胃袋が求めるだけ、いくらでも。▼
あっ、でもやっぱり…
わたしは食べ過ぎちゃダメね…▼
[フォレオ]
どうしてですか?▼
[エルフィ]
だって、フォレオに作ってもらった洋服が…
着れなくなっちゃったら困るもの…▼
[フォレオ]
大丈夫ですよ、お母様。▼
そうなってしまったら、
また新しいお洋服を作りますから。▼
僕はお母様に似て力が強いので…
どんな布でも、大きな服でも平気です。▼
だから、安心してください。▼
[エルフィ]
それなら心配ないわね…
たくさん食べることにするわ…▼
ありがとう、フォレオ…▼

イグニス

[エルフィ]
イグニス…
このりんご、握りつぶせる?▼
[イグニス]
…突然、どうした?▼
[エルフィ]
いいからちょっと試してみて。▼
[イグニス]
…ふんっ。▼
[エルフィ]
りんごがぐしゃぐしゃね…
ふふふ…▼
[イグニス]
な、なぜ笑うんだ?
少し怖いんだが…▼
[エルフィ]
ごめんなさい。
でも、なんか嬉しくて。▼
[イグニス]
理解できない…
これを見て何が嬉しいんだ?▼
[エルフィ]
だって、その怪力は間違いなく
わたしの血だもの…▼
やっぱりイグニスは
わたしの息子なのね。▼
[イグニス]
ふっ…
何を当たり前のことを…▼
[エルフィ]
ふふふ。
確かにちょっとおかしかったわね。▼
でも、確認したかったの。▼
あなたがあまりにも立派に…
ブノワそっくりに成長してくれたから…▼
わたしに似ているところはないのかって、
少し不安になってしまって…▼
[イグニス]
ふっ…
くだらんな…▼
俺の日頃の訓練量や…
その後の食事の量を見ているはずだ…▼
[エルフィ]
ふふふ。
確かにわたしと同じくらい食べるものね。▼
[イグニス]
そうだ…
俺は間違いなく母さんの子だ…▼
強くて優しく…大食らいの…
母さんの子だ…▼
[エルフィ]
ありがとう。
イグニス。▼

ベロア

[ベロア]
ママ、お腹空いちゃいましたね…▼
[エルフィ]
そうね、ベロア。
わたしもさっきからぺこぺこよ。▼
[ベロア]
わたし、何か落ちてないか探してきます。▼
[エルフィ]
待ちなさい、ベロア。
落ちている食べ物は食べちゃダメよ。▼
[ベロア]
でも、屋台に人はいませんから、
食べ物を買うことができません。▼
[エルフィ]
お金を置いておけば大丈夫よ。▼
お店の人が戻ってきたら
事情を説明してもいいし。▼
[ベロア]
さすがです、ママ。▼
じゃあ、わたし
ここにあるお団子を食べたいです。▼
[エルフィ]
とても美味しそうなお団子。
いっぱい食べましょう。▼
…あっ。▼
[ベロア]
ママ、どうしたんですか?▼
[エルフィ]
お金を持ってくるのを
忘れてしまったみたい…▼
[ベロア]
そんな…▼
わたしも今日は
お財布を持ってきていません…▼
[エルフィ]
安心して。
1つ買える分のお金はお財布に残ってたわ。▼
ベロアが食べなさい。
わたしは大丈夫だから。▼
[ベロア]
ママ、ありがとうございます。
遠慮なくいただきます。▼
もぐもぐ…もぐもぐ…▼
[エルフィ]
…ぐー。▼
[ベロア]
もぐもぐ…美味しいです…
本当に…もぐもぐ…▼
[エルフィ]
ぐー…ぐー…ぐー…
ぐーぐーぐーぐーぐーぐー…▼
[ベロア]
ママ…
お腹からすごい音がしています…▼
[エルフィ]
わたしは…ぐー…大丈夫…
全部、あなたが…じゅるり…食べなさい…▼
[ベロア]
ママ、まだお団子は半分残ってますから。
残りはママが食べてください。▼
[エルフィ]
…ありがとう、ベロア。▼
あなたが優しい子に育ってくれて
わたしは本当に幸せだわ。▼

ルッツ

[ルッツ]
見てて、お母さん!▼
[エルフィ]
どうしたの、ルッツ。
りんごを手に持ったりして…▼
わたしにくれるのかしら?▼
それなら嬉しいわ。
ちょうど、お腹が空いていたから…▼
[ルッツ]
ふぬぬぬぬぬ…
てりゃああああああ!▼
[エルフィ]
…あら。▼
[ルッツ]
お母さん!
ちゃんと見てた!?▼
[エルフィ]
ルッツ、りんごを素手で砕いたのね…▼
[ルッツ]
うん!
僕、お母さんの子どもだから!▼
少しでもお母さんの怪力に近づきたくて
いっぱい練習したんだよ!▼
あと、お父さんみたいな
ヒーローにもなりたくて…▼
常にみんなのことを考えて
みんなのために悩んで…▼
みんなのためにたくさん食べて
みんなのためにその力を使う。▼
そんな生活をしてたらついに、
りんごを潰せるようになったんだ!▼
[エルフィ]
そうだったの…
嬉しいわ、ルッツ…▼
[ルッツ]
えへへ! 大成功だね!
正義の怪力ヒーローの道も近いかな!▼
[エルフィ]
…………▼
[ルッツ]
お母さん、どうしたの?
潰れたりんごをじっと見て。▼
…まさか。
りんごが食べたかったとか?▼
[エルフィ]
そのまさかよ、ルッツ。▼
[ルッツ]
ご、ごめんなさい!
僕、りんごを無駄にしちゃって…▼
[エルフィ]
謝る必要はないわ。▼
さ、ルッツ。
そのりんごをちょうだい。▼
[ルッツ]
えっ?▼
[エルフィ]
潰れていたって、りんごはりんご。
2人で食べちゃいましょう…▼
[ルッツ]
うん!
しゃくしゃく…▼
[エルフィ]
しゃくしゃく…
おいしい…▼
りんごを砕く握力…
りんごに無心にかぶりつくその姿…▼
まるで若い頃の…
わたしを見ているよう…しゃくしゃく…▼
立派に育ってくれて…しゃくしゃく…
本当に嬉しいわ…▼

オフェリア

[エルフィ]
1、2、3、4、5…▼
[オフェリア]
ちょっと、母さん…
こんなときに何やってるの?▼
[エルフィ]
何って…スクワット…▼
[オフェリア]
…………▼
いいなぁ…
じゃあ、私も…▼
1、2、3、4、5…▼
って、ちょっと…
母さんにつられちゃったじゃない!▼
スクワットもいいけど、早く賊を退治しようよ。▼
せっかくの楽しい時間が
台なしにされちゃってるんだから!▼
[エルフィ]
えぇ、そうね…▼
[オフェリア]
…でも気をつけてよね。▼
母さんは味方のためとなると
なりふり構わずに体を張るんだから。▼
…私、いつも心配してるんだからね。▼
[エルフィ]
たい焼き、おいしい…▼
[オフェリア]
ちょっと、何食べてるのっ!?▼
[エルフィ]
心配はいらない…
お金はちゃんと置いておいたから…▼
[オフェリア]
そうじゃなくて、
私の話、ちゃんと聞いてよ!▼
[エルフィ]
あなたも食べる?▼
[オフェリア]
…………▼
…もぐ。▼
…確かに、たい焼きおいしいね。▼
ってもう!またつられちゃったわ!▼
[エルフィ]
オフェリア。
あなたも同じ。▼
[オフェリア]
えっ?▼
[エルフィ]
私に似て味方のために
体を張るところがある…▼
だから、私はいつも心配している。▼
[オフェリア]
うーん。
言われてみると、心当たりもあるような…▼
でも、子供が親を助けるのは当然のことでしょ。▼
[エルフィ]
だったら、親が子供を守るのも当然ね。▼
[オフェリア]
…そっか。▼
[エルフィ]
私たちは似た者親子ってことで…▼
たい焼きをもう1つ食べたら
賊を倒しに行きましょう。▼
[オフェリア]
うん!▼

ソレイユ

[エルフィ]
はぁ…▼
[ソレイユ]
どうしたの、母さん。
ため息なんかついちゃって。▼
可愛い顔が台無しだよ?▼
[エルフィ]
ソレイユ…
わたしね…▼
お腹が空いたの…
とてつもなく…▼
[ソレイユ]
や、やっぱりそうか。
そうかなとは思ったけど。▼
もう、仕方ないな。
さっき買ったお団子あげるから、食べて。▼
[エルフィ]
ありがとう…
ぱく…▼
…………▼
はぁ…
お腹空いた…▼
[ソレイユ]
ズコッ!▼
ちょ、ちょっと!普通一口で行く!?
しかもまだお腹減ってるって…▼
[エルフィ]
私はみんなを守りたい…
でも守るにはお腹が減りすぎている…▼
[ソレイユ]
わ、わかったよ。
じゃあさっき買ったリンゴ飴もあげる。▼
[エルフィ]
ありがとう…
ぱく…▼
…………▼
お腹空いた…▼
[ソレイユ]
ええええええ!!
もう!?▼
母さんの胃が底なしなのは知ってるけど、
日に日にひどくなってない?▼
[エルフィ]
かもしれない…▼
[ソレイユ]
…でもまあ実は、
あたしも同じなんだけどね。▼
[エルフィ]
えっ?▼
[エルフィ]
黙ってたけどあたしも最近、
結構食べるようになってきてさあ…▼
だからこっそり食べ物を買って、
持ち歩いてたの。▼
[エルフィ]
まあ、そうだったの…
私の胃が受け継がれたのかしら…▼
[ソレイユ]
うん。そうかも。
でもこれってけっこう大変だよね。▼
だって女の子を口説いて、
お店に入ることができたとしてもだよ?▼
あたしはバクバク食べちゃって…
ちょっと相手に引かれちゃうことがあるし。▼
[エルフィ]
いいことだと思う…
女の子を口説く癖が直るかも…▼
[ソレイユ]
もう、そんなこと言わないでよ。▼
あ、そうだ。
そういえば、さっきの店主が言ってたよ。▼
賊を追い払ってくれたら
食べ放題にしてやるって!▼
[エルフィ]
…ほんと?▼
[ソレイユ]
うん、これは極秘情報。
あとで一緒に行こうよ!▼
[エルフィ]
ええ、絶対に行きましょう。
なんだか、不思議な力がみなぎってきたわ…▼
[ソレイユ]
だよね。
目の前にニンジンをぶら下げた気分!▼
[エルフィ]
賊…待ってて…
すぐに殲滅してあげるから…▼
[ソレイユ]
手加減しないよーっ!▼

エポニーヌ

[エポニーヌ]
うーん、イイわぁ…
すっごく素敵…▼
[エルフィ]
エポニーヌ…
何をしているの…▼
[エポニーヌ]
ぎくっ!!▼
な、なーんだ、母さんじゃない。
びっくりしたわ…▼
[エルフィ]
また…謎の空想をしていたの…▼
[エポニーヌ]
違うわ。
見ての通り、たこ焼きを食べてるの。▼
[エルフィ]
え…
でもあなた、「イイわぁ」とか言って…▼
ああ…わかったわ…
妄想のやり方が、新たな形に進化したのね…▼
成長したわね…
おめでとう…▼
[エポニーヌ]
ちょっと! 勝手に祝わないでよ。
本当にただ単に、たこ焼きを味わってただけ。▼
たこ焼きがおいしくて、
つい「イイわぁ」って声が出ちゃったの。▼
[エルフィ]
…そう…
…あら?▼
…たこ焼きの空き箱が九つ…
あなた…ここで九箱も食べたの…▼
[エポニーヌ]
え、えっ…それは…!!▼
[エルフィ]
食べ過ぎ…▼
[エポニーヌ]
い、いつも山ほど食べてる母さんに
言われたくないわっ!▼
[エルフィ]
エポニーヌ…
たこ焼き、何箱買ったの…▼
[エポニーヌ]
…に、二十箱…▼
[エルフィ]
そんなに食べられるの…?▼
[エポニーヌ]
それが、食べられちゃうのよ、最近。▼
[エルフィ]
もしかして、わたしに似てきたの…▼
[エポニーヌ]
…………▼
…イイ機会だから正直に打ち明けるわ。
確かに、その兆候があるのよ。▼
最近、母さんみたいにお腹が空いて、
物欲しくてしょうがなくなるの…▼
それに、力もついてきたみたいで…
リンゴなんて簡単にグシャリよ。▼
どうすればいいの…これ…
母さん、これは真剣な相談よ。▼
[エルフィ]
我慢はよくない…
だから食べたいだけ食べればいい…▼
でも、わたしは毎日、
かなりの訓練をしている…▼
だから太らないけど、あなたは…▼
[エポニーヌ]
あーっ!! ダメ!!
その先は言わないで!!▼
…………▼
ど、ど、ど…どうしよう…
このままじゃあたし…▼
[エルフィ]
今日は子どもの成長を願うお祭りよ…
私はあなたの肉体的な発育を願うわ…▼
どんどん成長しなさい…
横へ横へと…▼
[エポニーヌ]
ちょ、ちょっと!
怖いこと言わないでよっ!!▼
の、残りのたこ焼きは母さんにあげるわっ。
あたし、賊を倒してくる!▼
賊ーっ!
あたしの運動に付き合いなさーい!▼
[エルフィ]
たこ焼き…十一箱…
いただきます…▼

コメント(情報投稿・誤字脱字の報告)



トップ   編集 凍結 差分 履歴 添付 複製 名前変更 リロード   新規 一覧 検索 最終更新   ヘルプ   最終更新のRSS
Last-modified: 2020-08-28 (金) 16:20:53
[広告] Amazon.co.jp