会話集/章別会話/異伝　絆の暗夜祭仲間との会話/タクミ

タクミの会話†

タクミの会話
- ツバキ
- ヒナタ
- ニシキ
  - 会話1
  - 会話2
- レオン
  - 会話1
  - 会話2
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会話1†

[ニシキ]: あぁ…もう限界だよ…▼
ノスフェラトゥの奴らめ…
さっさと、どこかに行っておくれ…▼
[タクミ]: ニシキ、何してるんだ。▼
[ニシキ]: あ、タクミじゃないか。
どうもこんばんはー。▼
[タクミ]: こんばんはー、じゃない。
戦闘中なんだからもっとシャキッとしなよ。▼
[ニシキ]: いや、シャキッとしたくても、
どうにも力が入らなくてね…▼
[タクミ]: どうして？▼
[ニシキ]: 屋台で何か食べようと思っていたら
ノスフェラトゥがやってきただろう？▼
そのせいでなんだか、
お腹がすいてしまってね…▼
[タクミ]: お腹がすいて動けないっていうのか。
まったく。仕方ないなあ。▼
ほら。
さっき屋台で買ったものだよ。▼
[ニシキ]: これは焼き鳥かい！？▼
[タクミ]: いや、バーベキューとか言っていた。
牛の肉だってさ。▼
[ニシキ]: ひえー！　最高じゃないか！
あぁ…よだれが出るよ！！▼
[タクミ]: お腹空いてるんだろ。
食べなよ。▼
[ニシキ]: いいのかい！？▼
[タクミ]: うん。
ちゃんと戦ってもらわないと困るからね。▼
[ニシキ]: あ、ありがとうタクミ！
この恩は忘れないよ！▼

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会話2†

[タクミ]: くっ…誰だよ。
こんな変な武器を紛れ込ませたのは！？▼
[ニシキ]: やあタクミ、
ボクの見立てた武器はどうだった？▼
[タクミ]: ニシキ！
これは、お前の仕業だったのか！？▼
[ニシキ]: 仕業って言い方はないだろう？
美味しいお肉のお礼なのに。▼
屋台で見つけた素敵な軽い刀を
こっそりタクミに背負わせてあげたんだ。▼
で、どうだった？　どうだった？▼
[タクミ]: どうだったも何も
これはオモチャじゃないか！▼
事前に気付いたからよかったものの、
危うく使ってしまうところだっただろ！▼
[ニシキ]: なんだ。オモチャの屋台だったのか。
強そうな武器だと思ったんだけどな…▼
いや、強そうっていうのは間違いかな。
美意識が高いっていうのが正解！▼
[タクミ]: 美意識？▼
そんな価値基準で選んだ武器を
僕に持たせようとしたのか！？▼
[ニシキ]: うん。▼
タクミは美意識が高そうだと思ったから、
ぴったりだと思ったんだ。▼
[タクミ]: 僕が…美意識が高い？▼
そ…そんなことを言われたのは
生まれて初めてかもしれない…▼
[ニシキ]: …あれ？▼
うれしいの？　照れてるの？
タクミったら、かわいいなぁ！▼
[タクミ]: か、からかうな！
うれしくないし、照れてもいない！▼
[ニシキ]: 怒鳴ることないだろう？
ボクは美意識の高い人は好きだよ。▼
っていうのも、ボクがそうだからね。
美容にもすごく気を遣っているし。▼
食べ物なんかにも気を遣っているし。
だって、変な食べ物は美容の大敵だからね。▼
そういう意味では、さっきくれた肉は
脂身が少なくて最高だったなぁ。▼
さすがタクミ。
美意識が高いなぁって感心したよ。▼
[タクミ]: …べ、別に、美意識で選んだわけじゃない。
偶然だ。▼
[ニシキ]: あ、そうだ。
ひとつ、すごくいい屋台を見つけたんだ。▼
新鮮な野菜を使った、
珍しい食べ物の屋台なんだけど…▼
ノスフェラトゥを倒したら、
タクミも一緒にどう？▼
あれを食べたらきっと
お肌がツヤツヤになると思うよ？▼
[タクミ]: …………▼
…わかった。ものは試しだ。▼
言っておくが、美容に興味があるんじゃなくて、
珍しい食べ物に興味があるんだからな！▼
[ニシキ]: 言い訳はやめておくれよ。
今日からボクたちは、美しき美男子組だよ！▼
[タクミ]: な、なんだそれ！？▼
そんな名前は不快だ。
それに…美がかぶってて美しくない。▼
[ニシキ]: へえ、そうかなぁ？
顔には「いいね！」って書かれてるけど？▼
[タクミ]: そ、そんなこと書いてあるわけないだろ！▼

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レオン†

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会話1†

[タクミ]: レオン王子。
戦況はどうだい？▼
[レオン]: ああ、タクミ王子か…
まあまあってところだね。▼
個々の敵の強さはそんなにだけれど、
何せ数が多い。▼
全てを捌ききるのには骨が折れそうだ。▼
[タクミ]: じゃあ祭りの再開はまだ遠そうだね。▼
[レオン]: まったく…こんな日に来るだなんて、
民たちが気の毒だよ。▼
[タクミ]: うう…民たちもだけど、
来てすぐに戦う僕らも気の毒だろ。▼
それに、このままじゃ祭りが再開しても、
すぐ終わりの時間になるんじゃないか？▼
回りたい店はいっぱいあるのに…
困るなあ…▼
[レオン]: ん？　もしかしてタクミ王子…
祭りが楽しみなの？▼
[タクミ]: ！！▼
[レオン]: へえ…図星って顔だね。
いつもはすました顔してるのに、▼
この程度の祭りで心を乱すだなんて、
タクミ王子って案外子どもっぽ…▼
[タクミ]: な、なんだよ！！
楽しみにしちゃ悪いのか！！▼
だって僕はこんな、
暗夜風の祭りなんて初めてだし…▼
そりゃあ少しは気分も上がるさ！
屋台で暗夜風の食べ物を試したいさ！▼
そ、それの何が悪いんだよ…！▼
[レオン]: わ、わかったよ。
そんなに怒ることないじゃないか。▼
じゃあ短気なタクミ王子のためにも、
早く戦いを終わらせないとね。▼
何か良い方法はないかな…▼
[タクミ]: 良い方法？▼
敵を一網打尽に出来るような策でも
考えるっていうのか？▼
[レオン]: そうだね。だが見たところ相手は魔物…
普通の兵法は通用しないだろうね。▼
動物を狩るみたいに、
一箇所におびき寄せて叩くのが有効か。▼
とすれば僕の神器で…▼
神器…▼
そうだ、タクミ王子。
気になってたことがあるんだけどさ。▼
[タクミ]: なに？▼
[レオン]: 合体技って、できないのかな。▼
[タクミ]: ええっ！？
あんた何言ってるんだよ！？▼
[レオン]: 前から思っていたんだ。
二つの神器の力を合わせたら…▼
何かとてつもない力が
発揮されるんじゃないかって。▼
マークス兄さんには一蹴されそうで
言い出しにくかったんだけど…▼
あんたならまあいいだろ。▼
[タクミ]: 何のつもりだよ。
僕のこと馬鹿にしてるの？▼
[レオン]: いや、してないよ。
真面目に提案しているつもりだけど。▼
戦術的な可能性があるのなら、
実験する価値はあると思わない？▼
うまくいけば、
祭りの再開も早まるかもよ。▼
[タクミ]: …………▼
わかったよ。
一度試してみるか…▼
[レオン]: 礼を言っておくよ。
また後で打ち合わせよう。▼

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会話2†

[レオン]: よし…
準備はできたかい？▼
[タクミ]: ああ。
いつでもいけるよ。▼
さっき話し合った合体技…
うまくいくといいけど。▼
[レオン]: いいかい？　打ち合わせどおり、
僕が詠唱を始めたら弓を構えて。▼
魔法の発動と同時に矢を射るんだ。▼
それで同じ目標に、
ほぼ同時に攻撃を加えられる計算だよ。▼
[タクミ]: わかった。
じゃあ、いつでもどうぞ。▼
[レオン]: 万物を緊縛せし重力の化身よ…
その呪縛を解放し我が力となれ…▼
…ブリュンヒルデ！！
[タクミ]: 行くぞ…風神弓！！
はああっ！▼
[レオン]: …………▼
…あれっ？▼
[タクミ]: …何も起こらないね。▼
それどころか、
攻撃自体が無効化されてないか？▼
力がぶつかり合って、
相殺されたんじゃない？▼
[レオン]: なるほどね。
今度はタイミングを少しずらしてみよう。▼
僕の魔法の後に矢を射ってくれ。
…行くよ！！▼
[タクミ]: はあっ！！▼
[レオン]: ええーーっ！？
今度は爆発した！？▼
[タクミ]: 爆発したね。▼
[レオン]: 破壊力は申し分ないけど…
これじゃ味方も巻き込みかねない。▼
もう一度別のやり方を試そうか。▼
[タクミ]: そうだね。
じゃあ次は僕が先に射るよ。▼
…せやっ！▼
[レオン]: はあっ！！▼
[タクミ]: な、なんだ…？
矢が弾け飛んだ…！？▼
[レオン]: 僕の魔法が矢を押し上げて、
その形状を保てなくなったんだね。▼
綺麗だったけど、
ちょっと実戦には向かないかな。▼
[タクミ]: ああ、そう思う。
加減も難しいし…▼
第一、何が起こるかわからないから、
毎回博打を打つようなものだよ。▼
これだったらいつもどおり戦った方が早い。
残念だけど、合体技は諦めよう。▼
[レオン]: あーあ。
もっとすごいのを想像してたんだけどな…▼
何せブリュンヒルデと風神弓、
両国の神器同士の攻撃だ。▼
共鳴して攻撃力が倍になるだとか、
発動時にとてつもない光が迸るとか、▼
そういう何か特別なことが
起こってもいいと思わないか？▼
[タクミ]: へえ…？
そんなかっこいい合体技を想像してたんだ。▼
レオン王子も人のこと、
子どもっぽいとか言えないんじゃないの？▼
[レオン]: う…うるさいよ。
とにかく、現実はそんなに甘くないってことだ。▼
ここからは地道に敵を撃破しよう。
協力してくれるかい？▼
[タクミ]: 援護してあげるよ、
レオン王子。▼
一緒に戦ってたらいつか本当に、
すごい技を編み出せるかもしれないからね。▼
[レオン]: ふっ…
その日を楽しみにしているよ。▼
それじゃあ急ごうか。
早く祭りを再開させて…▼
タクミ王子には祭りを思い切り
楽しんでもらわないと。▼
[タクミ]: ありがとう。▼