子世代編 終:果てぬ黎明†
オープニング†
オープニング1†
これは私の憶えている、最後の世界の話。
私を忘れた世界の話。▼
歌姫の子は独り、戦地へと赴く。
ただひとつ、その命を贄として。▼
子どもたちはもう追いつけない。
彼のために刀を振るうこともない。▼
もうすぐに水底に沈んでしまうだろう。
共に戦った仲間の顔が。▼
幾度も呼んだその名が。▼
オープニング2†
- (城外へと転移するカンナ軍)
- [カンナ(男)]
- シグレ…▼
- [カンナ(女)]
- こんなの…ひどいよ…
もう何もできないの…?▼
あたしたちがシグレにとって紛い物でも、
最後まで一緒に戦いたかったのに…▼
- [シノノメ]
- …追いかけるぞ。▼
- [カンナ(男)]
- え?▼
- [シノノメ]
- 今からあの城まで行くって言ってんだ!
みんな走るぞ!▼
- [フォレオ]
- は、走るってどこにです!?
僕たちだけじゃ、道なんてわからないのに!▼
- [キサラギ]
- 何人かに分かれて、
別々の方向に向かうのはどうかな?▼
運が良ければ誰かは辿り着けるかも…▼
- [ジークベルト]
- 戦力を分散するのは得策ではないよ。
途中で敵に遭遇するかもしれない…▼
最悪、無駄死にをする羽目になる。▼
- [シノノメ]
- じゃあ全部終わるまで…シグレが死ぬまで、
ここで待つしかないってのかよ…!▼
俺たちに残された道は、
もうないのか!?▼
- [カンナ(男)]
- …………▼
…記憶…▼
- [カンナ(女)]
- え?▼
- [カンナ(男)]
- 「記憶は時に人の命に匹敵する」
「だから代償として成り立つ」▼
- [カンナ(女)]
- ど、どうしたのカンナ。
記憶? 代償…?▼
- [オフェリア]
- !! それ…
私たちが聞いた言葉だわ!▼
- [カンナ(女)]
- な、なに?
どういうこと?▼
- [エポニーヌ]
- みんなと合流する前に、
女の人から聞いたのよ。▼
あれが誰なのかはわからない…でも、▼
「もしこの先、記憶と何かを
秤にかけるようなことがあれば、」▼
「その時は何に代えても
失いたくないほうを選んでほしい」▼
確かそう言ってたわ。▼
- [ゾフィー]
- あの時は意味がわからなかった。
でも、今なら…!▼
- [ディーア]
- 記憶とシグレの命を秤にかけて、
失いたくないほうを選べってことか…▼
それって、俺たちの記憶が、
シグレの命の代わりになるってことか…?▼
- [カンナ(男)]
- そうだと思う。
記憶を代償に、歌の力が使えるんだ!▼
- [ミタマ]
- でも、それに気づいたとして
いったいどうするんですの?▼
わたくしたちはもう、
あの場所には戻れないんですのよ?▼
- [カンナ(男)]
- すまない…
どうしてあの時思い出せなかったんだろう。▼
もし思い出してたら…
シグレを止められたのに!▼
- [ヒサメ]
- いえ。カンナのせいではありませんよ。
これは誰のせいでもない…▼
何もかも、過ぎたことです…▼
- [オフェリア]
- ああ…スターライトクオーツ…
どうかシグレを守って…▼
- [シャラ]
- なによ、その石コロは…▼
- [オフェリア]
- 石コロとは失礼ね。
これは父さんにもらった大切なお守りよ。▼
- [ソレイユ]
- オフェリアも持ってるんだ。
お守りの石。▼
あたしも似たようなの持ってるよ。
父さんから渡された剣に括ってあって。▼
いつかきっと、役に立つからって。
でも、この石じゃ何も…▼
- [エポニーヌ]
- …ん!?▼
ねえ。それ…
よく見たら、転移の水晶玉じゃない?▼
- [ソレイユ]
- へっ!?▼
- [オフェリア]
- ええっ!? それほんと!?▼
- [エポニーヌ]
- ええ。
すごく小さいけど、カタチも色も…▼
さっきシグレが持ってたものと同じよ。▼
ねえ、フォレオ。
あなたも見てちょうだい。▼
- [フォレオ]
- ! 本当です…
同じものとみて、間違いないですね。▼
- [エポニーヌ]
- ふふん。興味あるモノがふたるあると
あたしの目は輝くのよ。▼
- [ルッツ]
- やった! じゃあこれを使って
またあの場所に戻れるんだね!▼
- [マトイ]
- お手柄よ!
オフェリア、ソレイユ!▼
- [ソレイユ]
- いやー、あたしたちじゃなくて
父さんたちのおかげだよ。▼
というか、なんでこんなもの
持ってたんだろう…▼
- [フォレオ]
- でも…
残念ですがこれでは、▼
全員で元の場所に戻るのは…
不可能かと思います。▼
- [ソレイユ]
- ど、どうして!?▼
- [フォレオ]
- この水晶玉、シグレが持っていたものよりも
ずっと小さいんです。▼
その分、内包している魔力も
ごく小さい…▼
僕の見立てでは、ここにいる全員を飛ばすのは…
難しいと思います。▼
- [カンナ(男)]
- そんな…▼
- [シノノメ]
- や、やっぱりみんなで走るしか…▼
- [グレイ]
- それはだめだって。▼
- [ジークベルト]
- 水晶玉が使えるのは一度きりと言っていたね。
ならば実験すらも叶わない。▼
打つ手がないのは変わらないのか…▼
- [カンナ(女)]
- …ううん。
飛ぼう、みんなで。▼
- [ジークベルト]
- カンナ…!?
本気で言っているのかい?▼
- [カンナ(女)]
- あたしは本気だよ。
みんなとならできるって、信じてる。▼
- [カンナ(男)]
- うん、僕も賛成。▼
二つの水晶玉でも…可能性は残ってる。
僕はそれを信じたい。▼
いちばん大きな希望に、
この気持ちを賭けたいんだ。▼
- [シノノメ]
- !!▼
- [カンナ(女)]
- 信じてる…
まだシグレに追いつけるって、▼
あたしね…あの時、疑っちゃったの。
もしかしてシグレが敵かもって。▼
夜刀神が完成しなかったのも…
きっとそのせい。▼
でも、本当のことを知った今なら、
心からシグレを信じて戦えるよ。▼
- [カンナ(男)]
- 大丈夫だよ。
僕のお母さん、言ってたんだ。▼
信じる気持ちは奇跡を起こすって。
僕は、その言葉を信じてる。▼
できるなら…
みんなにも、信じてほしい。▼
みんなでシグレに追いつこう。
一緒にハイドラと戦おうよ!▼
- [フォレオ]
- カンナ…▼
…そうですね。どのみち、
そうするしか希望はありません。▼
- [ジークベルト]
- ああ。ここまでくれば、イチかバチか…
それも悪くないね。▼
- [シノノメ]
- 中途半端に足掻くより、
ドーンと希望に賭けてみようぜ!▼
- [キサラギ]
- うん! きっとうまくいく!
僕もそう信じるよ!▼
- [カンナ(男)]
- みんな…!▼
- [???]
- …皆の思いは本物ですか?▼
- [カンナ]
- え…!?▼
- [???]
- あの人のところに行く…
その気持ちが本物なら、私が力を貸しましょう。▼
二つの水晶玉の力を増幅して、
全員での転移を可能にします。▼
それは私のお父様が作ったもの…
だから、きっとできます。▼
…私に残る、最後の力で。▼
- [カンナ]
- あなたは…▼
- [???]
- …………▼
オープニング2†
- [シグレ]
- …………▼
俺はみんなに恨まれても
仕方がないことをしました…▼
すみません、みんな…▼
- (シグレの前にハイドラが現れる)
- [ハイドラ]
- …ようこそ、わが玉座へ。▼
- [シグレ]
- …ハイドラ。▼
- [ハイドラ]
- 待っていたぞ。
ここまで辿り着いたのはお前だけだ。▼
どの世界の「お前」も…
障壁すら抜けられずに死んでしまった。▼
お前の魂こそ本物だったのだな…
初代透魔王…▼
…リュウレイ。▼
- [シグレ]
- …いいえ。
俺はリュウレイではありません…▼
あなたのリュウレイは…
とうの昔にいなくなっています。▼
そしてあなたも…
もう以前のハイドラではない。▼
あなたは既に、狂ってしまっている…▼
- [ハイドラ]
- 狂っている? 我が?
狂っているのは人間のほうだ。▼
我が力を与えてやったのに、
あんなに信じあっていたのに…▼
我のただ一度の間違いすら、
許してくれなかったではないか。▼
我のことを蔑み、迫害し、退け、
排除しようとしたではないか。▼
- [シグレ]
- 本当にそうですか?
あなたを最後まで信じようとした人間が、▼
誰かひとりでも
いたのではないですか?▼
- [ハイドラ]
- そんなものはいない。▼
もしいたとしても…
もう…思い出せない…▼
あるのは憎しみと、
絶望だけだ…▼
深淵に沈むような重い心…
我を忘れて笑いあう人間ども…▼
人の繁栄は我のおかげなのに、
どうして我だけが苦しまねばならない…▼
- [シグレ]
- だからといって、
世界を弄んでいい理由にはなりません。▼
- [ハイドラ]
- 小癪な…
弄んでなぜ悪い?▼
人間など自分の都合で
我からの大恩を忘れる下等な生き物だ。
人間の営みなどそもそも
竜あってのものだったはず。▼
それなのになぜだ?▼
なぜ、我だけが苦しまねばならない?
なぜ、我だけが死を迎えねばならない?▼
なぜ人間だけが繁栄し…
我だけが?▼
なぜ!?▼
- [シグレ]
- ハイドラ…▼
- [ハイドラ]
- …リュウレイ。
我とお前で、新たな王国を作ろう。▼
もうすぐ見つかるはずだ。
我とお前の理想の地が…▼
- [シグレ]
- 理想の地…▼
- [ハイドラ]
- 人の繁栄により、
この世界は既に穢されている…▼
だからあらゆる異界や星界を、
すべての「我」とともに探しているのだ…▼
だが、どの世界もダメだった。
どこにも我の「透魔王国」はなかった…▼
- [シグレ]
- そんな…▼
あなたは滅ぶ前の王国を…▼
自分の理想を探して、
こんなことを…?▼
だからあの時…
一斉に星界に侵攻したのですね。▼
- [ハイドラ]
- 虫けらどもめ…
この世界の人間は我を裏切った。▼
だが、幾多の可能性の中に…
そうではない世界がきっとあるはずだ。▼
人間たちが刃向かってこない、
剣が我を貫かない世界が…▼
- [シグレ]
- でも、そんなものは見つからなかった。▼
- [ハイドラ]
- そうだ。どの世界も屑ばかり…
人を全て滅ぼしても…▼
他の世界へと干渉しても…
どの世界も…違う…▼
違う…!▼
- [シグレ]
- 当たり前です。▼
例えこの先、何千回同じことをしても
見つかるはずがない。▼
あなたの「透魔王国」はもう…
…どこにもないんですから。▼
- [ハイドラ]
- なに?
そんなことはない…!!▼
我とお前がいれば、
穢されていない世界があれば、▼
新しい王国を…
人と竜が共に生きる国がまた作れる!!▼
- [シグレ]
- …それはできません。▼
あなたは、既に狂ってしまっている。
もう戻れないところまで来ているんです。▼
だから…この世界が最後です。
あなたにとっても…俺にとっても。▼
- [ハイドラ]
- そんな…
リュウレイ…▼
- [シグレ]
- いつかあなたがその人に教えた歌で、
俺はすべてを取り戻します。▼
例え死より辛い苦しみが待とうとも…
仲間を、世界を…▼
…あなたを救ってみせる。▼
- [ハイドラ]
- できるものか! その歌を歌えば…
お前は無事ではいられない。▼
アクアという女と同じように…
未来永劫、苦しみの中を彷徨うことになるぞ。▼
- [シグレ]
- わかっています。
それでもかまいません。▼
死より辛い苦しみは…
覚悟の上です。▼
- [ハイドラ]
- !?
リュウレイ…我はまだ…▼
- [シグレ]
- 終わらせましょう…
ハイドラ。▼
俺はこの命を使って、
全てを終わらせる…▼
さあ…ショーの始まりです。▼
…………▼
ユラリ ユルレリ―――▼
- [???]
- ちょっと待ったーーーーーーっ!!!!▼
- [シグレ]
- え…!?▼
- [???]
- だめだよシグレ!
独りで死んじゃうなんてだめーーーっ!!▼
- (カンナ軍が転移してくる)
オープニング3†
- [シグレ]
- み…みんな!?
どうしてここに…▼
- [カンナ(女)]
- オフェリアとソレイユが
水晶玉を持ってたの!▼
- [カンナ(男)]
- みんなで飛べるって信じたんだ!
それから…▼
リリスっていう人が、力を貸してくれた!▼
- [ハイドラ]
- …リリス…?▼
- [シノノメ]
- 貴様が将か!?
俺たちの仲間は死なせねえ!▼
- [ジークベルト]
- いくぞ! シノノメ!▼
- [シノノメ]
- はあああっ!!!!▼
- (シノノメとジークベルト、ハイドラを攻撃)
- [ジークベルト]
- くっ…! びくともしない!
なんなんだ、こいつは…!▼
- [ハイドラ]
- …………▼
- [カンナ(女)]
- あなたがハイドラ…!?▼
あたしのお父さんを返して!!
返してよーーーっ!!▼
- [ハイドラ]
- それはできない…
カムイは…もう我のものだ。▼
- [カンナ(男)]
- お母さん、生きてるの!?▼
- [シグレ]
- いったい何をしたんです…!?▼
- [ハイドラ]
- 何もしていない…
あの子だけは殺さず、生かしてある…▼
もう我には…
あの子だけだ…▼
残念だよ…リュウレイ。
お前とは分かり合えると思ったのに。▼
この世界も、お前も、所詮は…
ただの出来損ないか…▼
- (ハイドラ、姿を消す)
- [シグレ]
- ハイドラ!!▼
くっ…!!▼
- [カンナ(男)]
- シグレ…▼
- [シグレ]
- …何故です…▼
- [カンナ(男)]
- え…?▼
- [シグレ]
- …何故ここに来たんです!▼
もうすぐでハイドラを倒せたのに!
どうして僕の邪魔をするんですか!▼
- [カンナ(女)]
- ごめん…でも、見つけたんだ。
あたしたちにできること。▼
だからこうして、
ここに戻ってきたの。▼
- [ジークベルト]
- 君はもう一つ、
私たちに隠し事をしていたね。▼
- [シグレ]
- 隠し事…?▼
- [シノノメ]
- シグレ…
お前に俺たちの「記憶」をやる。▼
それが歌の代償になるんだよな。
そうしたらシグレは死なずに済むんだよな?▼
- [シグレ]
- どうして…そのことを。▼
- [カンナ(男)]
- 教えてくれた人がいるんだ。
もうほとんど顔も思い出せない。▼
でも…
きっとシグレのことが大切なんだよ。▼
シグレを死なせたくないから、
僕たちにヒントを教えてくれたんだ。▼
- [キサラギ]
- だけど、まだ確信は持ててない。
ねえシグレ、今度こそ本当のこと言って。▼
シグレが死ななくても、世界を救えるの?
あの歌の代償は、いったい何?▼
- [シグレ]
- …………▼
- [キサラギ]
- シグレ!▼
- [シグレ]
- …ハイドラを倒す歌の代償は、
術者の命、もしくは…▼
それに匹敵する量の、
「人間の記憶」です。▼
- [ジークベルト]
- 良かった…では私たちは、
君の役に立てるんだね。▼
- [シグレ]
- 役に立てる?
馬鹿なこと言わないでください…!▼
みんなは既に、元の世界の記憶がおぼろげです。
使えるのは「ここに来た後の記憶」…▼
みんなで戦ったことを、
全て忘れるんですよ。▼
あなたたちはそれで、
本当にいいというんですか…?▼
- [フォレオ]
- はい…いいんです。
仲間が助かるのなら。▼
- [シグレ]
- 仲間…?
さっきも言いましたよね。▼
俺はみんなと同じ世界の
シグレじゃないんです。▼
助ける必要なんてありません。
情なんて移さずに見捨てればいいんです。▼
そうしたら何の代償も払うことなく
みんな元に戻るんですよ!?▼
- [キサラギ]
- 代償もなくって…
シグレが死んじゃうじゃないか!▼
- [シグレ]
- それは俺より大事ですか?▼
- [シノノメ]
- なに!?
そんなの決まってるだろ!▼
- [シグレ]
- いいえ!!▼
あなたたちは記憶の価値を
軽視しすぎている!▼
- [シノノメ]
- !▼
- [シグレ]
- 俺はみんなの記憶が
どれだけ大切か知っています。▼
あなたたちはみんな秘境で育って、
自分の力で何かしたことなんてなくて、▼
友達だって…沢山はいなかったはずです。
俺だって、そうでした。▼
秘境から出た時は何もかもが新鮮で、
あなたたちと同じ姿の仲間ができて、▼
戦うことができて…
自分にできることを見つけました。▼
大切な思い出だって…
たくさん…▼
- [シノノメ]
- シグレ…▼
- [シグレ]
- 忘れたくありません…全部。
これは俺のわがままです。▼
みんなの記憶を、
その中でしか会えない人たちを、▼
俺は守りたかった…▼
だから、俺一人が犠牲になるのなら、
それでいいと思ったんです。▼
最後まで言うつもりなんかなかった。
「みんなの記憶をください」だなんて。▼
だってここでは、大切な仲間や、
忘れてはいけない人とも出会ったでしょう…!▼
- [カンナ(男)]
- ……!▼
- [シグレ]
- わかっているんですか?▼
あなたたちがそれぞれ
別の世界から来たということは、▼
もう同じ存在には二度と会えない…▼
全てが終わって元の世界に戻れば、
「ここにいるみんな」のことは…▼
あなたたちにとって、
初めて一緒に戦った仲間のことは、▼
記憶の中にしか存在しなくなるんです!▼
なのに、それを残らず…
全部忘れるんですよ!?▼
それはここにいたみんなが
全員死ぬことと何も変わらない…▼
俺一人死ぬより、
ずっと残酷です…▼
- [カンナ(女)]
- 違う! そんなの違うよ…!
誰かを犠牲にして残る記憶ならいらないよ。▼
- [ジークベルト]
- 死なないでくれ、シグレ。
ここにいる私たちみんな…▼
大切な記憶をなくしたって、
みんなのことを憶えていられなくたって、▼
今目の前にいる
君に生きていて欲しいんだ。▼
- [ソレイユ]
- 一緒に行こう、全部背負って、
独りで死ぬなんて…そんなの許さない。▼
- [シグレ]
- みんな…▼
…………▼
本当に、本気なんですか。▼
- [グレイ]
- ああ、本気だぜ。▼
- [シグレ]
- この戦いが終わったら…
ここで起こったことは、誰にも認識されません。▼
お互いのことも、
最初から何もなかったことと同じになる。▼
それでも、いいんですね?▼
- [オフェリア]
- いいわ、それでも。▼
- [ヒサメ]
- 終わらせましょう、一緒に。
二度と会えないと決まったわけではありません。▼
生きていたら…
いつかまた会えるかも。▼
- [マトイ]
- 役に立ちたいの、シグレの。
だって大切な友達なんだもの。▼
何度忘れたって、
まだ何度でも友達になればいいわ。▼
- [シグレ]
- みんな…▼
- [イグニス]
- 大丈夫だ、もう覚悟は決まっている…
嫌だとは言わせないぞ。▼
- [エポニーヌ]
- イイって言うまで、シグレの口を塞いで、
歌えないようにシてあげるんだから。▼
- [シグレ]
- …………▼
…ふふ。
ひどいですね。▼
でも、どうせならもっと、
みんなが嫌な奴だったらよかったですよ…▼
そうしたら…
俺はみんなのこと…▼
…憶えたまま死ねたのに。▼
- [カンナ(男)]
- シグレ…▼
- [カンナ(女)]
- えへへ…ごめんねシグレ。
それは無理なお願いみたい。▼
- [シグレ]
- そうですね。
あなたたちが優しすぎたことは…▼
俺の最大の誤算でした。▼
…………▼
わかりました。
みんなの記憶を…僕にください。▼
- [カンナ(女)]
- …もちろん!▼
- [シグレ]
- ありがとうございます。▼
では…行きますよ。
ハイドラの居場所はこの先です。▼
そこには奴の本体が…
そして、おそらく…▼
皆さんの大切な人もいます。▼
…覚悟はいいですね?▼
- [カンナ(男)]
- …うん。▼
オープニング4†
- [シグレ]
- …来ましたよ、ハイドラ。
今度こそ、すべてを終わらせるために。▼
- [カンナ(女)]
- …なに、これ…▼
- [シグレ]
- あの光はすべて、異界や星界…
あなたたちがいた世界です。▼
- [カンナ(男)]
- じゃあ…向こうに見えるのは全部…
僕たちの世界のハイドラってこと…?▼
- [シグレ]
- はい…▼
- [ハイドラ]
- …………▼
- (透魔兵と化した親世代が現れる)
- [シノノメ]
- なんだ、敵か…!?▼
- [リョウマ]
- …………▼
- [シノノメ]
- !!!! これは…!!▼
- [フォレオ]
- …いやあああああっ!
お父様…お父様っ!!▼
- [キサラギ]
- うそ…
父上……?▼
- [ジークベルト]
- 父上!? こんな…なんて…
なんて惨いことを……!!▼
- [シグレ]
- みんな、落ち着いてください!
まだ間に合います!▼
俺の力を…いえ、みんなの力を使えば、
彼らにかかった呪いは解けます!▼
怯まないで、戦ってください!
ここで負けたら全てがおしまいなんですよ!▼
- [カンナ(女)]
- 準備はいい? カンナ。
今度こそ、きっとできるよ!▼
夜刀神の最後の姿を…
もう一度この世界に!▼
- [カンナ(男)]
- わかった。
いくよ、カンナ…!▼
- (2人のカンナが夜刀神を合わせる)'
- [カンナ(男)]
- 応えてくれた…
僕たちの夜刀神…▼
- [カンナ(女)]
- あったかい…
みんなの力を感じるね。▼
- [カンナ(男)]
- 諦めない…絶対に。▼
この力で世界を…
みんなを取り戻してみせる!▼
- (2振りの夜刀神・終夜が完成する)
- [カンナ(女)]
- これが夜刀神『終夜』…
ファイアーエムブレム…▼
- [シグレ]
- あの時砕け散った、この世界の希望…▼
- [カンナ(男)]
- …………▼
ねえシグレ。
僕たちは負けないから。▼
- [シグレ]
- え…?▼
- [カンナ(男)]
- 折れたりしない。
今度こそ。▼
この夜刀神はシグレにとっては…▼
一番信じたかった
希望じゃないかもしれない。▼
でもせめて、
前と同じ道は辿らないって約束する。▼
絶対に、僕たちが…
折らせたりなんかしない。▼
- [シグレ]
- カンナ…▼
- [カンナ(女)]
- あたしたち…
今は本物の仲間だよ。▼
出会うはずのなかったみんなとでも、
こうして絆は結べるんだ。▼
だからシグレも…
あたしたちを信じて。▼
- [シグレ]
- …はい、信じます。▼
いえ…
もう、信じています。▼
知っていますか、カンナ。
この刀は…▼
仲間たち全員が互いを信じあわないと、
絶対に完成しないんですよ。▼
…俺もあなたたちの力になります。▼
もう一度、一緒に戦いましょう。
大切な、仲間同士として。▼
- [シグレ]
- …………▼
…みんな。俺はやります。
最後まで…どうか見守っていてください。▼
- [アクア]
- …ええ。シグレ…
私はいつも、あなたの傍にいる…▼
- [シグレ]
- ……!!▼
はい…俺たちはずっと一緒です。
どうか力を貸してください…▼
…………▼
ユラリ、ユルレリ…▼
vs ハロルド†
ルッツ vs ハロルド†
- [ルッツ]
- ねえミシェル…
どうしてそっちの方ばっかり見て…▼
え…!?
あなたは…▼
- [ハロルド]
- …………▼
- [ルッツ]
- …!!▼
そんな…お父さんまで…?
なんであいつらと同じ姿に…▼
お父さんは正義のヒーローなのに!
絶対に負けないのに…!▼
- [ハロルド]
- …………▼
- [ルッツ]
- …お父さん…▼
…ごめんなさい。
僕のせいだ…▼
僕があの時戦えなかったから、
お父さんは負けちゃったんだ…!▼
…………▼
…でも、僕もう泣かないよ。
お父さんを取り戻さなきゃ。▼
ねえお父さん…ありがとう。
あの時僕とミシェルを逃がしてくれて。▼
こんなことで償いになるとは思わない…
もう遅いぞって笑われるかもしれない。▼
でも…でも!▼
…今度は僕が、
お父さんのヒーローになる!▼
ここまでずっと、
仲間たちと越えてきたんだ。だから…▼
絶対にできる!
信じて待っていて!▼
正義のヒーロールッツが
終わらせてみせるよ!!▼
行こう、ミシェル!
一緒にお父さんを助けよう!▼
ハロルド撃破†
- [ハロルド]
- …………▼
vs ブノワ†
イグニス vs ブノワ†
- [イグニス]
- ひっ…!?
と、父さ……!?▼
- [ブノワ]
- …………▼
- [イグニス]
- 父さん…
どうして、そんな姿に…▼
やっぱり、負けてしまったのか…?▼
あの時俺なんか守ったから、
こんなことに…▼
すまない、父さん…
痛かったよな…怖かったよな…▼
でも、父さんは…▼
俺がそう言っても、
大丈夫だと言ってくれるのだろう?▼
父さんは優しくて、強いから。
俺の知る誰よりも…▼
- [ブノワ]
- …………▼
- [イグニス]
- …怖くなんかない。
どんな姿でも、父さんは父さんだ。▼
父さんも、みんなも、
今度は俺が守ってみせる。▼
待っていろ…
あと少しですべてが終わる。▼
痛かったことも怖かったことも…
ここで俺たちが戦ったことも…▼
全部忘れてしまう。
少しだけ、寂しいが…▼
今度会えた時は家族一緒に…
ずっと一緒にいさせてくれ。▼
どんなときでも父さんが…▼
俺の…
いちばんのお守りなんだ…▼
ブノワ撃破†
- [ブノワ]
- …………▼
vs フランネル†
ベロア vs フランネル†
- [ベロア]
- パパ…!
やっと会えました、大好きなパパ…!▼
わたしずっと、探していたんですよ…!▼
- [フランネル]
- …………▼
- [ベロア]
- ねえパパ…
パパは死んだりしていませんよね…▼
わたしを置いて、遠くになんか
行ったりしていないですよね…?▼
そ、そうだ。ここに来るまでに、
素敵な毛玉を見つけたんですよ…▼
見てください、パパ…▼
- [フランネル]
- …………▼
- [ベロア]
- どうして…
いつものパパの匂いがしないんですか…▼
優しくてあったかかった、
大好きなパパの匂いが…▼
ごめんなさい…▼
わたしが悪い子だから、
パパが死んだと諦めてしまったから、▼
こんな悲しい再会に
なってしまったんですよね…?▼
わたし…いつかお別れが来ることは
知っていました。▼
いつかパパは遠くに行ってしまうことも
知っていました。▼
でも、
こんなに早いなんていやです…!▼
もっと一緒にいたかった。
もっと遊んで欲しかった。▼
それから…パパと一緒に、
ずっと一緒に暮らしたかった…!▼
悲しいです、パパ…
戻ってきてください…▼
そんな寒いところにいないで、
戻ってきて…!▼
フランネル撃破†
- [フランネル]
- …………▼
vsツクヨミ†
シャラ vsツクヨミ†
- [シャラ]
- そこの貴方…
確かめたいことがあるの…▼
その姿…
よく見せて頂戴…▼
- [ツクヨミ]
- …………▼
- [シャラ]
- …………▼
ちっ…
やっぱり、思ったとおり…▼
私にとっての
本物をぶつけてきている…▼
あの竜、どこまで性格が悪いのよ…▼
人形や…ほかの世界の存在なら…
すぐに消し炭にしてやったのに…▼
よりによって、本物の父さんと
戦うことになるだなんて…▼
運命って本当に…
残酷なものね…▼
- [ツクヨミ]
- …………▼
- [シャラ]
- 父さん…▼
いざ目の前にすると…
何を言えばいいのかわからないわ…▼
でも…謝罪も礼も…
今の貴方には意味のないこと…▼
それなら私は…▼
…宣言をするわ。▼
言霊には呪いに似た力がある…
だから私はこの世界に呪いを放つ…▼
父さん…
私は…▼
「必ず貴方を救ってみせる」…▼
ツクヨミ撃破†
- [ツクヨミ]
- …………▼
vsツバキ†
マトイ vsツバキ†
- [マトイ]
- 父さん…!?
ねえ待って、あなた…!▼
あなたは、父さんじゃないの…!?▼
- [ツバキ]
- …………▼
- [マトイ]
- ああ…やっぱり…
見間違えるはずないわ…▼
どんな姿になっても、
あたしには父さんがわかるもの。▼
…あんまり完璧にいなくなるから、
もう会えないのかと思ったじゃない…っ!▼
ねえ、どうしてあの時、
一緒に戦わせてくれなかったの!?▼
どうしてあたしなんか守ったの!!
あたしは…▼
父さんと最後まで一緒にいたかったのに!▼
- [ツバキ]
- …………▼
- [マトイ]
- ごめんなさい…
今のはあたしの我侭だわ。▼
父さんはあたしを守ろうとしてくれたのに…
自分の命と引き換えてでも。▼
…でもね、それじゃ完璧じゃないわ。▼
あたしの知ってる父さんは…
自分も守れるほど強い人よ。▼
だから…
こんなところで死なないで。▼
今から迎えに行くから、
お願い、あたしの手を取って。▼
二度と取り返せないほど、
遠くになんか行かせない。▼
今度はあたしが、
あなたを守ってみせる!▼
ツバキ撃破†
- [ツバキ]
- …………▼
vsニシキ†
キヌ vsニシキ†
- [キヌ]
- 父さん…!
父さんの気配だ!▼
ねえそこにいるの父さんでしょ!?
父さんだよね…!!▼
- [ニシキ]
- …………▼
- [キヌ]
- あはは! なんで黙ってるのー?
隠してもアタシにはわかるのに!▼
はいコレ、父さんの襟巻きの切れ端!
秘境に落ちてたよ!▼
美しいのが好きな父さんだもん。
破れたままじゃイヤなんでしょ?▼
だからそうやって暗い顔して、
ずーっと黙ってるんだよね?▼
早く繕って、
いつもの父さんに戻ってよ!▼
ね?▼
- [ニシキ]
- …………▼
- [キヌ]
- …なんてね。▼
今のアナタに…
コレを渡す気はないよ。▼
もしかしたら戻るかもなんて思ったけど、
やっぱそんな甘くないんだね…▼
…父さん。
久しぶりに、遊んでよ。▼
ちっちゃい頃によくしてくれた…
取っ組み合いのお相撲さん遊びがいいな。▼
それでアタシが勝ったら、
父さんは元に戻るの…▼
大丈夫。どれだけ美しくない負け方しても、
アタシ…全部忘れてあげるから。▼
いつもみたいに、
いつかみたいに、
久しぶりに会えた時みたいに…▼
…その胸に飛びついてもいいよね?▼
ニシキ撃破†
- [ニシキ]
- …………▼
vsサイラス†
ゾフィー vsサイラス†
- [ゾフィー]
- わわっ、アヴェル!?
どうしたの、いきなり止まったりして。▼
え…?
そっちに何かいるの?▼
…っ!!▼
- [サイラス]
- …………▼
- [ゾフィー]
- 父さん…▼
…まさか、こんな形で
会えるなんて思ってなかったわ。▼
こうやって向かい合うの…
いつも訓練してた時以来だね。▼
いつも、アヴェルが暴れちゃって、
父さんを困らせてた。▼
…アヴェルね、いい子なの。
ここに来てから、とっても。▼
あたしの言うことを聞いて…
すっごく頑張って戦ってくれてる。▼
それは…父さんを助けたいからだよ。
あたしだって同じ。▼
ここに来てから、
ずっとそう思ってる。▼
ねえ、戻ってきてよ…!
一緒に暮らそうよ、父さん!!▼
前みたいに騎士の訓練しよう!
一緒に…!!!!▼
- [サイラス]
- …………▼
- [ゾフィー]
- アヴェル…▼
うん、ごめんね。
ちょっと取り乱しちゃった。▼
でも大丈夫。ちゃんと戦えるから…
最後まで力を貸してね。▼
…父さん。いくよ。
あたしとアヴェルがどれだけ成長したか、▼
あなたのために強くなったか、
見せてあげる…!▼
いくわよ、アヴェル!▼
サイラス撃破†
- [サイラス]
- …………▼
vsゼロ†
エポニーヌ vsゼロ†
- [エポニーヌ]
- …はあ。
嫌になるほど覚えのある気配ね。▼
できれば会いたくなかったわ。
…父さん。▼
- [ゼロ]
- …………▼
- [エポニーヌ]
- ふーん…
ひっどいカオ。▼
あたし、敗北に濡れたカオってもっと
扇情的なモノかと思ってたわ。▼
ぜんっぜんキュンとこない。
なんの空想も捗らない。▼
もう全然見たくない。
あんたのカオなんか…▼
父さんなんか、
だいっきらいよ…!▼
なんであたしを置いていったの!?
なんで傍にいてくれなかったの!?▼
守るなら守り切りなさいよ!
自分のコトも!!▼
娘にこんな思いさせて…
まだなんにも言わないつもりなの!?▼
ねえ!!▼
- [ゼロ]
- …………▼
- [エポニーヌ]
- 父さん…▼
…………▼
…もうイイわ。▼
あたし…
こんなやつに借りなんて作りたくない。▼
だから助けてあげる…
この太い矢で。▼
父さんの奥まであたしのモノを
穿ち込んであげるから…▼
今度こそ、イっちゃダメよ。
絶対にガマンして…▼
…戻ってきて。
あたしのところに。▼
ゼロ撃破†
- [ゼロ]
- …………▼
vsオーディン†
オフェリア vsオーディン†
- [オフェリア]
- ここに来た時から…
予感はしていたのよ。▼
悲しい再会の予感…
それは…このことだったのね…▼
- [オーディン]
- …………▼
- [オフェリア]
- …父さん、いつか言ってたよね。
「英雄は死なないんだ」って。▼
あれ、うそだって知ってるよ。
英雄は死んではじめて英雄になるの。▼
いなくなってはじめて、
伝説になれるんだよ。▼
ごめん、父さん…
私まだ、父さんを英雄にさせたくない。▼
そんな綺麗な言葉で言い表して、
二度と会えないものになんかさせない。▼
だから…
今からあなたと戦うわ。▼
すごく辛いけど…
でも…やらなきゃいけないの。▼
- [オーディン]
- …………▼
- [オフェリア]
- すー…はー…▼
よしっ。▼
…私は宵闇のオフェリア!
深淵の混沌よりあなたを解き放つ者よ。▼
父とこうして対峙するだなんて、
なかなか血が騒ぐわね。▼
あなたにもらったこの名と力で、
この世界の闇を…払ってみせるわ!!▼
ねえ、父さん…▼
私ぜったい、
助けてみせるからね。▼
オーディン撃破†
- [オーディン]
- …………▼
vsレオン†
フォレオ vsレオン†
- [フォレオ]
- お父様…?
そこにいるのは、お父様ですね…?▼
- [レオン]
- …………▼
- [フォレオ]
- ごめんなさい…お父様。▼
僕のために戦ってくださったせいで、
こんなお姿に…▼
秘境に落ちていたブリュンヒルデ、
継承させていただきました。▼
けれど…すべてが終わればここでのことは
忘れてしまいます…▼
ブリュンヒルデを使ったことも、
その使い方もすべて。▼
僕のこの姿を見せられるのは
今、このときだけなんです。▼
だから…よく見ていてください。▼
そしてできれば、
心のどこかで、覚えておいて…▼
- [レオン]
- …………▼
- [フォレオ]
- 神様…もしも祈りが届くのなら、
お父様をお守りください。▼
いつか僕が本当に
神器を継承する時は…▼
どうかお父様を守るために
使わせてください…▼
…さあ。
そろそろお話は終わりにしましょう。▼
きっと助けて差し上げます。▼
そしてブリュンヒルデを…
あなたに返しにいきます。▼
その時は、よくがんばったねって…
優しく抱きしめてください。▼
約束ですよ…お父様。▼
ジークベルト vsレオン†
- [レオン]
- …………▼
- [ジークベルト]
- !!
レオン叔父さんですね…?▼
すみません、今から私はあなたに
この神器を向けなくてはなりません。▼
だがこれは国のため…
あなたを救うためです。▼
どうか許してください…!▼
レオン撃破†
- [レオン]
- …………▼
vsヒナタ†
ヒサメ vsヒナタ†
- [ヒサメ]
- !! そこにいるのは、
まさか…!?▼
- [ヒナタ]
- …………▼
- [ヒサメ]
- 父さん…▼
やはりあの時秘境で…
私を逃がして、負けてしまったんですね。▼
負けず嫌いのあなたにとって、
それがどれほどの屈辱であったか…!▼
すみません…!
私のせいで、父さんをこんな目に…!!▼
…せめて、この責任は取ります。▼
私が大切な仲間たちと一緒に、
すべてを元に戻します。▼
私はもうすぐ、ここで起きたことは全て
忘れてしまいますが…▼
父さんならもしかして、
覚えていてくれるかもしれません。▼
だから…次に会えた時はどうか、
よくやったなと頭を撫でてくださいね。▼
その時は絶対に、いつもみたいに照れて
嫌がったりしませんから。▼
約束ですよ、父さん。▼
- [ヒナタ]
- …………▼
- [ヒサメ]
- いきますよ…
久しぶりの、手合わせです。▼
いつもは父さんに
一本取られてばかりでしたが…▼
私もこの戦いで成長したんですよ。▼
相手がだれであれ、
この刀は迷いません!▼
覚悟なさってください!▼
ヒナタ撃破†
- [ヒナタ]
- …………▼
vsアサマ†
ミタマ vsアサマ†
- [ミタマ]
- 親孝行 したいときには 何とやら…▼
とはよく言ったものですわね。▼
わたくしもいつかは親孝行をしたいと
ずっと考えておりましたのよ。▼
でも…▼
- [アサマ]
- …………▼
- [ミタマ]
- それが果たされないまま、
お父様の魂は眠ってしまいましたわ…▼
死は誰にでも平等…
わたくしは少しも悲しくはありません…▼
でも…
どうしてでしょう…▼
先程から、
星界の光がにじんで見えて…▼
こんなの…
わたくしらしくもない…▼
- [アサマ]
- …………▼
- [ミタマ]
- …大丈夫ですわ、お父様。
幸いにも、魂は冥土を渡っておりません。▼
眠ったものは、
起こせば良いだけのことです。▼
今度はわたくしが起こして差し上げますわ。
お父様がしてくださったように、何度でも。▼
わたくし、戦う力を手に入れましたの。▼
もうぐうたらな巫女ではありませんのよ。▼
少々手荒な方法を使いますが…
天罰など落とさないでくださいませね。▼
さあ…
お父様、参りますわよ。▼
星に微睡むその御霊…
わたくしが叩き起こして差し上げます!▼
アサマ撃破†
- [アサマ]
- …………▼
vsタクミ†
キサラギ vsタクミ†
- [キサラギ]
- 父上…!
ねえ、そこにいるの父上だよね。▼
- [タクミ]
- …………▼
- [キサラギ]
- …やっと会えたね。▼
もう会えないんじゃないかって思ってた。▼
ねえ。僕、友達がいっぱいできたんだ。
風神弓も使えるようになったんだよ。▼
これを使えるようになったら、
父上に一番に褒めてほしかったんだ。▼
父上は素直じゃないとこあるから、
手放しでは褒めてくれないかもね。▼
でも僕の大好きな父上だもん、
最後には笑って喜んでくれるんだろうなって…▼
そう思ってたんだ。▼
なのに…▼
…ねえ、何か言ってよ、父上…▼
- [タクミ]
- …………▼
- [キサラギ]
- 父上…▼
…大丈夫。大丈夫だからね。
僕たちが父上を元通りにしてあげる。▼
そうしたら、いつもみたいに…
キサラギって呼んで。▼
大好きだよって飛びついていく僕を…▼
…ちゃんと受け止めてね。▼
シノノメ vsタクミ†
- [タクミ]
- …………▼
- [シノノメ]
- まさか…タクミさんか!?
くそっ、あなたまでこんなことに…!▼
待っていろ…
すぐに助けてみせる!▼
タクミ撃破†
- [タクミ]
- …………▼
vsジョーカー†
ディーア vsジョーカー†
- [ディーア]
- 父さん。
久しぶりだな。▼
勝手にいなくなったと思ったら、
こんなとこいたのかよ。▼
ほら、いつもみたいに
つっかかってこいよ…▼
黙ってるなんて、
父さんらしくないじゃん…▼
- [ジョーカー]
- …………▼
- [ディーア]
- 父さんにだけは負けたくない…
俺は、ずっとそう思ってた。▼
なのに、そんな風になっちまったら
俺、もう敵わないじゃん…▼
なあ、父さん…▼
大事なものって、
何で気づかないんだろうな…▼
なんで俺はいつも父さんが帰ってきて、
口喧嘩して、張り合って…▼
またいつもみたいに帰りを待てるって、
そう思ってたんだろ…▼
父さんが帰ってこなくなるかもしれないって
わかってなかったわけじゃない…▼
なのに…
俺だけは大丈夫だって、▼
父さんだけは負けないって、
そう思ってた…▼
馬鹿だな…俺。
全然、現実見れてないじゃん…▼
父さんもそう思うだろ…?▼
- [ジョーカー]
- …………▼
- [ディーア]
- …そっか。
やっぱ、そうだよな…▼
けど、まだ終わってない…
まだ取り戻せる。まだ間に合う。▼
俺はそう信じてるから…▼
…諦めないぜ。▼
ジョーカー撃破†
- [ジョーカー]
- …………▼
vsラズワルド†
ソレイユ vsラズワルド†
- [ソレイユ]
- 父さん…!?
なんで…こんな姿に…▼
やっぱり父さんはあの時…
負けちゃったんだね…▼
- [ラズワルド]
- …………▼
- [ソレイユ]
- うっ…ぐすっ…
ごめん…父さん…▼
あの時父さんを独りで残して
ごめんなさい…!▼
でもね…
父さんが守ってくれなかったらあたし、▼
ここにいるみんなと
出会うこともなかった。▼
いつか父さんが話してくれた…
宝物みたいな仲間たちって、▼
それがどんなに素敵なものなのか、
知ることもなかったの。▼
もうすぐ忘れちゃうから、
きっと父さんには話せない…▼
だけど…▼
ありがとう…父さん。▼
あたしを守ってくれて。
みんなと出会わせてくれて。▼
父さんが選ぶことはいつも何一つ、
間違ってることなんてないって思ってる。▼
どんな姿になっても大好きだよ。
ね、父さん…▼
- [ラズワルド]
- …………▼
- [ソレイユ]
- …あたし、もう泣かない。▼
父さんはきっとあたしに…
笑ってって言うと思うから。▼
待ってて、もう少しで終わらせる。
今度はあたしが、父さんを守る。▼
だから…
次に会うときはこんな形じゃなくて、▼
いつもみたいに笑って、
おかえりを言わせて。▼
その目でちゃんと…あたしを見て。▼
ラズワルド撃破†
- [ラズワルド]
- …………▼
vsマークス†
ジークベルト vsマークス†
- [マークス]
- …………▼
- [ジークベルト]
- 父上…▼
すみません。できれば父上との戦闘は
避けたかったのですが…▼
やはり、来てしまいました。▼
王子として、逃げてはいけないと…
あなたが教えてくれているようで‥▼
…父上。
私はこの地に来てから…▼
私の未熟な腕でこの剣を振るうこと、
ずっと怖いと思っていました。▼
ジークフリートに、
仲間たちに、▼
そしてあなたに恥じない者に
なれているのだろうかと迷うばかりでした。▼
でも今なら…
困難を越えてきた今なら、▼
あなたの前で胸を張って、
この神器を掲げることができます。▼
見ていてください…この姿を。▼
- [マークス]
- …………▼
- [ジークベルト]
- …私はもうすぐ、
ここでのことを忘れてしまいます。▼
でも、もし…▼
父上が私のこの姿を、心のどこかで
覚えていてくださっていたら…▼
本当の意味で再会できたとき、
私の肩に触れてください。▼
ジークフリートを振るい続けた、
この右肩に触れて…▼
ここでのことは本当にあったんだと、
私にそう教えてください。▼
…では、参ります!▼
父上に神器を振るう無礼、
どうかお許しください!▼
フォレオ vsマークス†
- [マークス]
- …………▼
- [フォレオ]
- そんな…!
マークス伯父さま…!▼
ぼ、僕が伯父様に敵うでしょうか…
でも…やるしかありません。▼
ジークベルト…どうか僕に
伯父様を救う力を…!▼
マークス撃破†
- [マークス]
- …………▼
vsスズカゼ†
ミドリコ vsスズカゼ†
- [ミドリコ]
- お父さん…!
よかった、そこにいるのね。▼
どこも痛いところない?
けがしてるところはない?▼
ミドリコ、お父さんのために、
たくさんおくすりを用意して…▼
- [スズカゼ]
- …………▼
- [ミドリコ]
- お父さん…▼
…そっか。ミドリコのお父さんは
もうどこにもいないのね。▼
よびかけてもとどかないほど、
とおいばしょにいるのね。▼
…お父さん、ミドリコのおうちね、
こなごなにこわされたのよ。▼
でも、それでよかったかもしれない。▼
もしこのままお父さんが戻らなかったら、
ミドリコあのおうちにかえれない。▼
お父さんがくるときにあけた戸が、
すわってたイスが、かなしくて見られない…▼
- [スズカゼ]
- …………▼
- [ミドリコ]
- お父さん…ミドリコね、
ぜったいあきらめないよ。▼
今から、おくすりじゃないほうほうで、
お父さんを助けてあげる。▼
いたかったらごめんなさい。
でも…▼
てかげんは、しないわ。▼
グレイ vsスズカゼ†
- [スズカゼ]
- …………▼
- [グレイ]
- …スズカゼさんか。▼
さすが父さんの弟…
気配がよく似ているな。▼
だが相手がだれでもしくじったりはしない。
倒して、救う。それだけだ…!▼
スズカゼ撃破†
- [スズカゼ]
- …………▼
vsサイゾウ†
グレイ vsサイゾウ†
- [グレイ]
- …よう、父さん。
そこにいるんだろ?▼
しばらく会わないうちに、
随分な気配になっちまったな。▼
そんなことじゃ、
五代目サイゾウの名が泣くぜ。▼
- [サイゾウ]
- …………▼
- [グレイ]
- 父さん…秘境でのこと、礼を言う。
俺のことを助けに来てくれたんだろ?▼
その代償がその姿だってんなら…
あんたは心底立派な父親だ。▼
責任をとるってわけじゃないが…
俺はこの旅で決めたことがある。▼
…俺はあんたの背中を追いかけて、
六代目サイゾウを継ぐ。▼
きっとこの言葉は…
今のあんたには届かない。▼
俺ももうすぐ忘れちまうから、
言っても意味のないことかもしれないが…▼
今ここでどうしても、
言い残しておかないと気が済まないんだ。▼
だってそうじゃないと…
本当に「なかったこと」になるだろう?▼
そんなのは…
あんまりじゃないか。▼
- [サイゾウ]
- …………▼
- [グレイ]
- …さ、始めようぜ。
五代目と六代目の、一世一代の大勝負だ。▼
出てこいよ、父さん。▼
ミドリコ vsサイゾウ†
- [サイゾウ]
- …………▼
- [ミドリコ]
- おぼえのある気配がする…
あなたは…▼
サイゾウさん…
ミドリコのだいじな伯父さんなのに…▼
だいじょうぶ。あなたもぜったいに、
ミドリコが助けてあげるわ…!▼
サイゾウ撃破†
- [サイゾウ]
- …………▼
vsリョウマ†
シノノメ vsリョウマ†
- [シノノメ]
- 父さん…!
なんでそんな姿になってるんだよ…▼
俺だ、シノノメだ!
なんで俺のことわからないんだ…!▼
なあ、何とか言えよ!!
父さん!!▼
- [リョウマ]
- …………▼
- [シノノメ]
- くっ…
ふざけるなよ…!!▼
せっかく雷神刀が使えるようになったのに、
ちっとも嬉しくねえよ…!▼
これは父さんの刀だろ!!
怒って取り返しに来いよ!
お前にはまだ早いって、
まだ渡せないって…▼
未熟者だって、
そう言えばいいじゃねえか!▼
いつもみたいに、
俺を怒らせてみろよ!!▼
- [リョウマ]
- …………▼
- [シノノメ]
- くそっ…!▼
…俺は今から、
あんたを斬る。▼
だがそれは、あんたを救うためだ。
元に戻って笑いかけてもらうためだ!▼
俺が手合わせに勝った時みたいに、
ぐしゃぐしゃに頭をなでてもらうためだ!▼
俺がちゃんと、
その腕追い越すまで…▼
死ぬだなんて許さないからな!!▼
キサラギ vsリョウマ†
- [リョウマ]
- …………▼
- [キサラギ]
- リョ、リョウマさん…!▼
あはは…まさかここでリョウマさんと、
戦うことになるだなんてね…▼
近くに来るだなんて、
僕を父上と見間違えた?▼
大丈夫だよ…僕たちがすぐに、
あなたを助けてあげるから!▼
リョウマ撃破†
- [リョウマ]
- …………▼
1つ目の竜脈起動時†
カンナ(女)†
- [カンナ(女)]
- !! 紋章…?
でも、これだけじゃ力が足りないのかな…▼
カンナ(男)†
- [カンナ(男)]
- !! 紋章…?
でも、これだけじゃ力が足りないのかな…▼
シグレ†
- [シグレ]
- !! これは…!
もうひとつの竜脈も使えば、もしかして…▼
シノノメ†
- [シノノメ]
- これじゃ力が足りないのか…
あと少し…!▼
キサラギ†
- [キサラギ]
- あれって、紋章?
もうひとつ使ったら、何かが起こるのかも!▼
ジークベルト†
- [ジークベルト]
- 紋章? …まだ不完全なのか。
もうひとつの竜脈を使えばもしかして…▼
フォレオ†
- [フォレオ]
- !! あれは…!
もうひとつの竜脈も使ってみましょう…!▼
2つ目の竜脈起動時†
- [ハイドラ]
- …………▼
散り際のセリフ†
シグレ†
- [シグレ]
- ああ…やはりまた…
道の果てには…辿り着けませんでした…▼
- [カンナ(女)]
- シグレ!?
ダメだよ、死んじゃダメ!!▼
- [シグレ]
- ごめんなさい…カンナ…
せっかく…仲間になれた…のに…▼
母さん…みんな…
いま…そっち…へ…▼
…………▼
- [カンナ(男)]
- シグレーーっ!!
カンナ(女)†
- [カンナ(女)]
- みんな…シグレ…
ごめん…▼
- [シグレ]
- カンナ!?
しっかりしてください、カンナ!!▼
- [カンナ(女)]
- ねえ…お父さん…
あたし頑張ったよ…だから…▼
最後に…顔を…▼
…………▼
- [シグレ]
- そんな…!!カンナ……っ!!▼
カンナ(男)†
- [カンナ(男)]
- みんな…シグレ…
ごめん…▼
- [シグレ]
- カンナ!?
しっかりしてください、カンナ!!▼
- [カンナ(男)]
- ねえ…お母さん…
僕がんばったよ…だから…▼
最後に…顔を…▼
…………▼
- [シグレ]
- そんな…!!カンナ……っ!!▼
シノノメ†
- [シノノメ]
- ちくしょう…
俺じゃ…敵わなかったか…▼
なあ…父さん…いつかまた…
俺と…勝負を……▼
ジークベルト†
- [ジークベルト]
- すまない…みんな……
もう…ここまでのようだ…▼
私は…未来の暗夜王には…
なれなかっ……▼
キサラギ†
- [キサラギ]
- 大丈夫…僕が負けても…
きっと…みんなが…勝ってくれる…▼
ねえ…父上…母上…
僕…がんばったよ……▼
- [キヌ]
- えへへ…ざんねん…
アタシもう…疲れちゃった……▼
みんな…もしまた会えたら…
また…アタシと…遊んで…ね……▼
ベロア†
- [ベロア]
- パパ…ごめんなさい…
わたし…パパを助けられませんでした…▼
パパの匂いも…もう…
思い出せな……▼
イグニス†
- [イグニス]
- すまないな…俺はもう…
みんなのことを…守れない…▼
せめて…この屍を…盾に…
前に…進んでくれ……▼
ミドリコ†
- [ミドリコ]
- お父さん…みんな…
ミドリコは、がんばったよ…▼
ぜんぶ…もとにもどっても…
おねがい、だれか…おぼえていて…▼
フォレオ†
- [フォレオ]
- …ああ、お洋服が、こんなに赤く…
でもまだ…戦わ…なきゃ…▼
ブリュンヒルデ…
おねがい…僕にもう…一度……▼
ゾフィー†
- [ゾフィー]
- ねえ…まだ記憶…使ってないよね…
なのに…どうして…▼
あたしもう…なんにも…
思い出せな……▼
マトイ†
- [マトイ]
- 敵の姿で…迷いが出たかしら…
それも…ただの…言い訳ね…▼
父さん…あたしは…最後まで…
完璧には…なれなかっ……▼
ルッツ†
- [ルッツ]
- ここまで…来られて…僕は…
どの世界の僕より…運が…よかったよ…▼
でも…ホントは…もう少し…
もう少し…一緒に……▼
シャラ†
- [シャラ]
- 馬鹿みたい…ここで…終わりなんて…
でも…いいわ……▼
この…無様な姿も…戦った…ことも…
全部…忘れ去られて…しまうもの…▼
ヒサメ†
- [ヒサメ]
- ここまで…ですか…
まあ…よくやったほうでしょう…▼
ですが私も…最後まで…
戦いたかっ……▼
グレイ†
- [グレイ]
- もう少し…いけると思ったんだがな…
読みが…甘かったか…▼
父さん…悪いな…
六代目の名…継げそうに…ない…▼
ソレイユ†
- [ソレイユ]
- あはは…もう…動けないや…
みんな…ごめん…ね…▼
…せめて、みんなは…
どこかで…笑って…いて…▼
オフェリア†
- [オフェリア]
- 星が…見える…
とっても綺麗で…さみしいの…▼
ああ…私も今から…
あの空の…向こうに……▼
エポニーヌ†
- [エポニーヌ]
- あたしを…イかせるなんて…
やるじゃない…▼
後悔はしてないわ…これでも…
イイ人生だったって…そう思っ……▼
ミタマ†
- [ミタマ]
- 人は…いつか死にますわ…
怖くなど…ないはず…ですのに……▼
ああ…わたくしも…
この道の先を…見たかっ……▼
ディーア†
- [ディーア]
- マジかよ…ここで死んだら…
父さんに顔向け…できねえんだけど…▼
あの時…守ってもらったのに…
悪かった…な……▼
クリア後(味方が1人でも倒された場合)†
クリア後1†
- (ハイドラから禍々しい気が消える)
- [ハイドラ]
- …………▼
…………▼
ありがとう…
私の…目を…醒まして…くれて……▼
私は…長い…
夢を見ていた……▼
人と竜が……
共に過ごす……国……▼
笑いあう……
人々を……▼
だが…
狂ってしまった心が…▼
いつの間にか…その夢を…
呪いに…変えてしまった…▼
シグレ…
君の…歌が…▼
面影を…残す声が……
私を…救ってくれた……▼
- [シグレ]
- …………▼
- [ハイドラ]
- 世界は…元に戻る……▼
私のいない…
在るべき路の果てに……▼
私は……やっと…
眠ることができる…▼
あの…輝く…
星の…もとで……▼
もう……
誰も…恨まずに……▼
人の子たちよ…
どうか…迷わずに…生きろ…▼
私のことなど…▼
忘れて……▼
…………▼
…………▼
- (ハイドラ、消滅)
- [シグレ]
- …ハイドラ。▼
…………▼
さあ、行きましょう。
もうすぐ全てが元に戻る…
でも、その前に…▼
俺にはひとつ、
やり残したことがあります。▼
みんな、ついてきてください。▼
クリア後2†
- [カンナ(男)]
- 綺麗な泉…
ここで何をするの? シグレ。▼
- [シグレ]
- このペンダントを、泉に沈めます。▼
- [カンナ(女)]
- えっ…!
大事なものなんじゃないの?▼
- [シグレ]
- はい。ですがもう、
この世界には必要のないものですから。▼
母さんからの伝言なんです…▼
すべてが終わったら、
ペンダントは処分するようにと。▼
もう、誰の手にも渡らないように。▼
- [カンナ(女)]
- …そっか。▼
- [シグレ]
- 俺が命を落としていたら、
この約束も果たせないところでした。▼
あの時みんなが追いかけて来てくれたから…
俺は今も、こうして生きています。▼
ですが…そのせいで、
大切な仲間が倒れてしまいました。▼
- [カンナ(女)]
- …………▼
- [カンナ(男)]
- ねえ、あの場所で死んじゃったら…
どうなるの?
歌の力で、元に戻るの?▼
- [シグレ]
- いいえ。一度でも歌の力を使ったものには、
その力が及ばなくなります…
倒れた仲間はおそらく、
もう戻らない…▼
- [カンナ(男)]
- !!▼
- [シグレ]
- あんな寂しい場所で
死ぬ必要はなかったのに…▼
俺のせいです。
仲間を、俺の身代わりにしてしまった…▼
他の誰かを失うぐらいなら、
俺一人が死んだ方が良かったのに…▼
- [カンナ(女)]
- ごめん…シグレ…▼
- [シグレ]
- 大丈夫です…カンナが謝る必要はありません。
それから、悲しむ必要も。▼
俺たちはもうすぐ忘れてしまいます。▼
ここで戦ったことも…
ここで死んだ仲間がいたことも。▼
- [カンナ(女)]
- …………▼
- [シグレ]
- 忘れてしまえば、
最初からなかったことと同じです。▼
だから、もう終わりにしましょう。▼
…ハイドラは消滅しました。▼
俺たちの歌の力で、
これから世界は改変されます。▼
ここでの記憶はもう戻りませんが…
元いた世界に戻れば、▼
そこでの記憶はじきに戻るでしょう。▼
あなたたちは、
敵の襲撃で親とはぐれたものの…▼
それを撃破し無事に再会した。
そういう感覚になるのではと思います。▼
但し、倒れた仲間の親は…▼
もう二度と、
わが子と再会することは叶わない…▼
俺は、そのことだけが…
心残りです…▼
- [カンナ(男)]
- …!▼
- [シグレ]
- どうか幸せでいてください、カンナ。
こんな世界のことなど忘れて。▼
悲しかったことも、辛かったことも…
俺のことも忘れて、▼
本来あるべき自分の世界を、
精一杯生きてください。▼
もう思い出すこともない、
倒れた仲間の分まで。▼
- [カンナ(男)]
- …うん。
シグレも、元気でね。▼
- [カンナ(女)]
- 絶対忘れないって…
それすら言えないのは辛いけど…▼
この気持ちも今だけ…なんだよね。▼
- [シグレ]
- はい。その感情も…
ペンダントと一緒に、水底に沈んでしまいます。▼
短い間でしたが、一緒に戦ってくれて…
ありがとうございました。▼
どうか元気でいてください。
そして、さようなら…▼
あなたたちのおかげで…▼
…世界は救われましたよ。▼
- (水底に沈み切るペンダント)
- Fin.
クリア後(1人も味方が倒されなかった場合)†
クリア後1†
- (ハイドラから禍々しい気が消える)
- [ハイドラ]
- …………▼
…………▼
ありがとう…
私の…目を…醒まして…くれて……▼
私は…長い…
夢を見ていた……▼
人と竜が……
共に過ごす……国……▼
笑いあう……
人々を……▼
だが…
狂ってしまった心が…▼
いつの間にか…その夢を…
呪いに…変えてしまった…▼
シグレ…
君の…歌が…▼
面影を…残す声が……
私を…救ってくれた……▼
- [シグレ]
- …………▼
- [ハイドラ]
- それから…
お前たち…▼
- [オフェリア]
- え…?▼
- [ソレイユ]
- あ、あたしたち?▼
- [ハイドラ]
- すまない…▼
- [ハイドラ]
- あのときの…約束……
果たして…くれたんだな……▼
私は……ずっと…ずっと…
信じて…いた……▼
- [ソレイユ]
- …?▼
- [オフェリア]
- 約束…?▼
- [ハイドラ]
- ああ…遠い……
時を越えた…約束……▼
お前たちの…水晶玉には…
力を…そのままに…▼
- [カンナ(男)]
- ね、ねえ…!
お母さんは無事なの!?▼
- [カンナ(女)]
- お父さんは…?!▼
- [ハイドラ]
- 大丈夫だ…
世界は…元に戻る……▼
父も…母も…
仲間たちも…すべて…▼
私のいない…
在るべき路の果てに……▼
- [シグレ]
- あなたは…?▼
- [ハイドラ]
- 私は……やっと…
眠ることができる…▼
あの…輝く…
星の…もとで……▼
もう……
誰も…恨まずに……▼
…こんなに…
しあわせな…ことは…ない……▼
- [シグレ]
- …………▼
- [リリス]
- …お父様。▼
- [ハイドラ]
- リリス…▼
- [リリス]
- 行くのなら、私が導きます。▼
一番輝く星の元まで…
共に参りましょう。▼
- [ハイドラ]
- そうか…
お前は…▼
待っていてくれたんだな…
私のことを、ずっと……▼
- [リリス]
- …………▼
- (リリスは笑顔)
- [ハイドラ]
- ありがとう…
リリス…▼
- [シグレ]
- …………▼
- [ハイドラ]
- 信じてる…
この黎明が永久に果てないことを…▼
人の子たちよ…
どうか…迷わずに…生きろ…▼
私のことなど…▼
忘れて……▼
…………▼
…………▼
- (ハイドラ、消滅)
- [シグレ]
- …ハイドラ。▼
…………▼
さあ、行きましょう。
もうすぐ全てが元に戻る…▼
でも、その前に…▼
俺にはひとつ、
やり残したことがあります。▼
みんな、ついてきてください。▼
クリア後2†
- [カンナ(男)]
- 綺麗な泉…
ここで何をするの? シグレ。▼
- [シグレ]
- このペンダントを、泉に沈めます。▼
- [カンナ(女)]
- えっ…!
大事なものなんじゃないの?▼
- [シグレ]
- はい。ですがもう、
この世界には必要のないものですから。▼
母さんからの伝言なんです…▼
すべてが終わったら、
ペンダントは処分するようにと。▼
もう、誰の手にも渡らないように。▼
- [カンナ(女)]
- …そっか。▼
- [シグレ]
- ありがとうございます、みんな。▼
俺が命を落としていたら、
この約束も果たせないところでした。▼
こうしていられるのは、
みんなのおかげです。▼
あの時、
みんなが追いかけて来てくれたから…▼
本来なら見ることの叶わなかった
平和な世界をこの目で見られるんです。▼
感謝しています。
心から。▼
…ハイドラは消滅しました。▼
俺たちの歌の力で、
これから世界は改変されます。▼
元いた世界に戻れば…
そこでの記憶はじきに戻るでしょう。▼
- [カンナ(男)]
- なんか、ドキドキするね。
戻ったら混乱しないかなあ?▼
- [シグレ]
- 大丈夫です。
おそらく…▼
敵の襲撃で親とはぐれたものの、
敵の襲撃で親とはぐれたものの…
それを撃破し無事に再会した。▼
そういう感覚になるのではと思います。▼
- [ジークベルト]
- 嬉しいよ…
これですべてが元に戻る。▼
けれど世界には、
けれど世界には
もうハイドラはいなくて…▼
それを倒したことも、
みんなと一緒にいたことも忘れているんだね。▼
- [シグレ]
- はい。そうです。▼
- [シノノメ]
- 不思議だな。
もう会えないだなんて…▼
- [ジークベルト]
- 私たちは…
互いの世界には存在しない。▼
両国が手を取り合うことでしか
出会えなかった者同士だからね。▼
- [シノノメ]
- そうか。元の世界に戻ったら、
ジークベルトはいないんだな。▼
- [ジークベルト]
- だがここで結んだ絆は、
消えはしないさ。▼
覚えていなくても、思い出せなくても、
私たちは確かにここにいたのだから。▼
白夜の者たちと共に戦えた記憶は…
心のどこかに残っていることを願う。▼
- [シノノメ]
- ああ、俺もそう願う。▼
楽しかったぜ…ジークベルトと、
みんなと一緒にいられたこと。▼
またどこかで、会えるといいな。▼
- [カンナ(女)]
- あたし、最初は怖くてさみしくて
泣いてばっかりだったのに、▼
みんなのおかげで強くなれた。
みんながいて、すごく楽しかった。▼
…すごく。▼
- [カンナ(男)]
- 元の世界に帰っても、
絶対…▼
…忘れないって、言えないんだね。
絶対、忘れちゃうんだね。▼
- [フォレオ]
- また会いましょうという言葉も
使えないのは寂しいですね。▼
- [キサラギ]
- でも、中には覚えてる人が
一人ぐらいいたりして!▼
もし…
覚えてたら、何て言う?▼
- [フォレオ]
- ふふ、そんなこと…▼
- [ジークベルト]
- ない、とは言い切れないよ。
信じれば奇跡は起こるのだからね。▼
- [シノノメ]
- ははっ、突拍子もない話でもなんでも、
可能性を信じちまうぜ。▼
そう思えてしまうのは、
カンナのせいだな。▼
- [カンナ(男)]
- え?▼
- [カンナ(女)]
- あたしたちのせいー?▼
- [フォレオ]
- うふふ。
では…もし会えた時、▼
すぐにわかるように…
合言葉みたいなのがあったら素敵ですね。▼
- [オフェリア]
- それは妙案だわ。
かっこいいのを決めましょう!▼
<グローリアス・ヴァインド>とか
<レジェンド・ホーリー>とかどうかしら!?▼
- [フォレオ]
- んー……▼
- [エポニーヌ]
- そ、それはちょっと…
いきなりそれを言われたら引いちゃうわよ。▼
- [オフェリア]
- そ、そっか。確かに。
相手は覚えてないかもしれないもんね。▼
- [ソレイユ]
- 他に何かいいのない?
覚えてなくても怪しまれなくて、▼
わかる人にはわかるような…▼
- [カンナ(女)]
- あ、じゃあ…
「はじめまして!」っていうのは?▼
- [カンナ(男)]
- おおー! いいかも!▼
- [グレイ]
- あ、怪しまれないが、
何の変哲もないな…▼
- [ヒサメ]
- それは本気の初対面と
見分けがつかないのでは…▼
- [シグレ]
- …俺はいいと思いますよ、それ。▼
- [カンナ(女)]
- シグレ!▼
- [シグレ]
- 「はじめまして」▼
そう声をかけられたら、
笑顔で振り返りましょう。▼
それが俺たちの約束です。
いつかどこかで出会えたら…▼
必ず、果たしましょう。▼
- [カンナ(女)]
- うんっ!
絶対だよ!!▼
- [カンナ(男)]
- はじめましてって言って…
また何度でも友達になろう!▼
- [シグレ]
- はい。▼
…ではそろそろ、時間です。▼
皆さん…
元の世界に戻る準備を。▼
- [カンナ(男)]
- …!▼
- [キヌ]
- …みんな、バイバイ。
いっぱい遊べて、楽しかったよ!▼
帰りたくないって…
そう思っちゃうぐらいさみしい。▼
- [ミタマ]
- この記憶 夢幻のように 消えないで…▼
ここでのことは…
醒めるのが惜しい夢のようでしたわ。▼
- [キサラギ]
- 確かに。
夢みたいな時間だった。▼
- [ヒサメ]
- 例えこの場所が夢であっても、
あなたが別のキサラギでも…▼
私は忠誠を誓いますよ。
キサラギ。▼
- [キサラギ]
- ヒサメ…! 嬉しいよ!▼
- [ディーア]
- ありがとな…みんな。▼
相手の正体もわからずに戦ってた頃が…
もうずっと前のことみたいだ…▼
- [ゾフィー]
- うん。あの頃はまさか、
こんなに仲間ができるなんて思わなかったわ!▼
- [オフェリア]
- 私たちは星の導きに従い、
巡り逢い集う宿命だったのね…▼
それなのに、
お別れだなんてさみしいよー!▼
- [エポニーヌ]
- うう…あたしもさみしいわよ。
思い出にもなれないのは辛いわ。▼
- [フォレオ]
- でも、それが僕たちの選んだ道です。
これでいい…▼
いえ、これが良かったのですよ。
後悔なんてひとつもありません。▼
- [シノノメ]
- その通りだな。後悔なんてない…
俺たちは勝って、世界を救ったんだ。▼
- [グレイ]
- ここでのこと覚えてないからって、
あんまり無茶ばかりするなよ。▼
ま、あんたのそばには元の世界の
俺がいるだろうが…▼
- [シノノメ]
- そいつはお前よりも
素直でしおらしいことを祈るぜ。▼
- [グレイ]
- なに!?▼
- [マトイ]
- もう…最後まで喧嘩しないの。▼
こうして二人をなだめるのも、
最後なのね。▼
ここでのこと、どうにかして
覚えていられないか試してみようかしら。▼
- [シャラ]
- まじない? 呪い…?
そういう類なら、協力してもいいけれど…▼
自然に任せるのがいちばん…
そういう気もするわ…▼
- [ミドリコ]
- そうね。
おくすりもしぜんがいちばんだもの。▼
でもミドリコ、
さみしくて涙がでちゃうのよ…▼
- [イグニス]
- な、泣くなミドリコ。
俺までうつるだろう…!▼
俺にまでうつるだろう…!▼
ぐすっ…!▼
- [ルッツ]
- うっ…! みんな…
もう会えなくても、元気でね…!▼
さみしいって気持ちも、もうすぐなくなるなら…
今のうちに…うわーーーん…!▼
- [べロア]
- …おかしいですね。
わたしも何だか、涙が…▼
まさかわたしが…
こんなに寂しいと思うなんて…▼
- [ソレイユ]
- もう、べロア。可愛い顔が台無しだよ。
お別れの時は、笑顔でね。▼
- [ジークベルト]
- ああ、ソレイユの言うとおりだ。▼
私が最後に見る顔は…
みんなの笑顔がいい。▼
- [ソレイユ]
- そうだよね…!
ほらみんな、笑って笑って!▼
- [カンナ(男)]
- えへへ…
ばいばい、カンナ。▼
- [カンナ(女)]
- うん…カンナ。
いつかまた、会えるといいね。▼
- [シグレ]
- 空から光が差してきました…▼
この世界の夜明けを見るのは本当に…
久しぶりのことです。▼
ペンダントが水底に沈む頃には…
みんなは元の世界へと戻り、▼
ここでの記憶を失くしているでしょう。▼
- [カンナ(男)]
- ……うん。▼
- [カンナ(女)]
- …シグレも、ばいばい…!▼
- [シグレ]
- …さようなら、カンナ。▼
そして…みんな。▼
俺はみんなが大好きですよ。
これからも、ずっと。▼
いつまでも…▼
…あなたたちを思っています。▼
スタッフロール†
- (水底に沈んでいくペンダント)
回想 (これまでの章の記録によって内容が変化する模様)†
- (ジークベルト戦)
- (シノノメ戦)
- (フォレオ戦)
- (キサラギ戦)
- (ミコト戦)
- (ハイドラ戦)
それぞれの未来(一枚絵)†
- (それぞれのカンナと抱き合うそれぞれのカムイ)
- (飛びついていくキサラギを受け止めるタクミ)
- (ブリュンヒルデを返すフォレオを褒めるレオン)
- (シノノメの頭をぐしゃぐしゃになでるリョウマ)
- (ジークベルトの右肩に触れるマークス)
- (文を書くシグレの傍に座るアクア)
- (水底に沈み切るペンダント)
- Fin
クリア後3†
- (座り込んだ2人のカンナ)
- [シグレ]
- …はじめまして、カンナ。
- (笑顔で振り返るカンナ)
コメント(情報投稿・誤字脱字の報告)†
- 分量が絶望的に多いので休憩させてください --
- 順番など違ったら直してください --
- うっかり編集合戦になってしまったようです、申し訳ない --
- 回想は誰で誰を倒したかによって変わりますよ。この章をやる直前のセーブデータで決められます。 --
- 結構嵌っていたので気づきませんでした、直しておきます --
- ナレーションって結局誰だったんだろう --
- シグレさん不憫ですねぇ.... --
- ↑↑「僕が覚えている」だからシグレだろ、最後の「はじめまして」も明らかに覚えてる感じだったし透魔の血筋の特権 --
- ナレーションはハイドラさんだろ。四のOPでシグレって言ってるからシグレではない --
- おそらくアナウンスをしているのはシグレであると考えられる… --
- アナウンスは普通にシグレじゃないですかね。声的にも発言内容的にも --
- オープニング2がふたつありますが… --
- オープニング2がふたつありますが… --