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ヒノカの支援会話†
カミラ†
支援C†
- [ヒノカ]
- そこにいるのはカミラ王女か?
何をしているんだ?▼
- [カミラ]
- あら、ヒノカ王女。私は今、
パッチワークというお裁縫をしているのよ。▼
- [ヒノカ]
- ふむ、裁縫か…▼
これは…! たくさんの端切れを
繋ぎ合わせているのか? 色が鮮やかだな。▼
- [カミラ]
- ふふっ。布の模様によって見た目の印象も
変わるから面白いのよ。▼
- [ヒノカ]
- カミラ王女は手先が器用なんだな。
こんな裁縫ができるとは…▼
- [カミラ]
- あら。このくらい、淑女の嗜みとして
当然身につけているわ。▼
ヒノカ王女は苦手なのかしら?▼
- [ヒノカ]
- うっ! …実は、こういった細かい作業は
あまり向いていないんだ。▼
- [カミラ]
- そう…それは残念ね。▼
- [ヒノカ]
- 何? どういうことだ?▼
- [カミラ]
- だって、お裁縫ができないようじゃ…
カムイの服を繕えないわ。▼
- [ヒノカ]
- !▼
- [カミラ]
- この間も私はカムイのマントを
繕ってあげたけど、とても喜んでくれたわ。▼
- [ヒノカ]
- なに!?▼
- [カミラ]
- 姉としては、あの子に
素敵なお洋服も作ってあげたいし…▼
そう考えたらあなたのその状況は、
ちょっといただけないわね。▼
- [ヒノカ]
- くっ…!
正論なだけに何も言い返せない…!▼
私はカムイの姉だというのに、
あいつに何もしてやれないのか…!▼
- [カミラ]
- …………▼
ヒノカ王女。それなら私が
お裁縫を教えてあげてもよろしくてよ?▼
- [ヒノカ]
- な、本当か!?▼
- [カミラ]
- ええ。お互い違う国とは言っても、
同じ王女同士だもの。▼
このくらい、協力してあげられるわ。▼
- [ヒノカ]
- そうか…ならば頼む。▼
- [カミラ]
- ふふ、わかったわ。
それなら私に任せておいて。▼
支援B†
- [カミラ]
- では、ヒノカ王女。
お裁縫の練習を始めましょうか。▼
- [ヒノカ]
- わかった。カミラ王女に追いつけるよう、
全力で努力する。▼
- [カミラ]
- じゃあ初心者ということだし、簡単なところから。
黒い布同士を白の糸で縫いあわせてくださる?▼
- [ヒノカ]
- ああ。これだと、縫い目が見えやすいな。
では、さっそく…▼
うっ! 針で指を刺してしまった!▼
- [カミラ]
- あら、大丈夫?▼
- [ヒノカ]
- ああ…このくらいの小さな針、
どうということは……▼
痛っ! また刺してしまった!▼
- [カミラ]
- 布を仮留めしている針もたくさんあるから
そっちも注意しないとダメよ。▼
- [ヒノカ]
- ああ。うっかりしていた…
だが、同じ失敗はしないぞ…!▼
次はええと…この布を合わせて…
縫って…縫って…▼
- [カミラ]
- …………▼
ヒノカ王女。縫う場所に印をつけたのに
だんだんずれていっているわよ?▼
- [ヒノカ]
- なに!?
ほ、本当だな…いつの間に…▼
- [カミラ]
- あと、縫い目もバラバラで
見た目が美しくないわ。▼
- [ヒノカ]
- うう…やはり裁縫は難しいな。
これほどまでに手こずるなんて…▼
- [カミラ]
- うーん…というより、あなたの不器用さが
予想以上だったと言うべきかしら?▼
これは骨が折れそうね。▼
- [ヒノカ]
- す、すまない…▼
- [カミラ]
- いいのよ。あなたと仲良くしたいと思って
私から言い出したのだから。▼
- [ヒノカ]
- 仲良くしたい…?▼
- [カミラ]
- そうよ。▼
最初はあなたのこと…▼
カムイの本当の姉だって聞いて、
嫉妬してしまったこともあった。▼
けれど…カムイの誘拐をきっかけに
あなたが強さを求めるようになったと知って、▼
見方が少し変わったの。▼
あの子のために強くなろうとしたなんて…
私、とても感銘を受けたわ。▼
- [ヒノカ]
- カミラ王女…▼
- [カミラ]
- そんな素敵なお姉様なら仲良くしたいでしょう?
だから、今回のことは気にせず頼ってほしいの。▼
- [ヒノカ]
- そうか…わかった。
ならば、その言葉に甘えよう。▼
ありがとう、カミラ王女。
これからもよろしく頼む。▼
- [カミラ]
- ふふっ、もちろんよ。
では、もう少しがんばりましょうか。▼
- [ヒノカ]
- ああ!▼
支援A†
- [ヒノカ]
- カミラ王女、これを見てくれ!▼
- [カミラ]
- あら、ヒノカ王女。▼
…まあ!
このパッチワークはあなたが縫ったの?▼
- [ヒノカ]
- ああ。カミラ王女に教えてもらったおかげで
なんとか真っ直ぐ縫えるようになった。▼
と言っても、真っ直ぐしか縫えないから
不器用なのは変わらないが…▼
- [カミラ]
- いいえ…縫い目も揃っていてとても綺麗よ。
おめでとう、ヒノカ王女。▼
- [ヒノカ]
- ふふっ、ありがとう、カミラ王女。▼
- [カミラ]
- いいのよ。これはカムイのために
努力したあなたの力だわ。▼
- [ヒノカ]
- …カミラ王女はそう言うが、
私はそれだけではないと思う。▼
- [カミラ]
- え?▼
- [ヒノカ]
- 二人共、姉としてカムイのことを
愛する気持ちは同じだと思う。▼
そして、違う国の出身でも、
今は共に闘う仲間だ。▼
その仲間の期待に応えたいという気持ちが
何よりも私に力をくれたように思うんだ。▼
- [カミラ]
- …あなたがそこまで考えてくれていたなんて、
なんだか嬉しいわね。▼
これは私の方がお礼を言わなくちゃいけないわ。
ありがとう、ヒノカ王女。▼
- [ヒノカ]
- い、いや…そんな。▼
- [カミラ]
- 今回のことで思ったけれど、
あなたって本当に素敵な人ね。▼
強いだけじゃなくて、優しくて可愛い人…
私、とっても気に入っちゃったわ。▼
- [ヒノカ]
- え?▼
- [カミラ]
- ねえ、ヒノカ王女。
今度は刺繍を教えてあげるわ。▼
それから、私のお茶会にも
是非来てほしいの。▼
- [ヒノカ]
- ああ。
それは構わないが…▼
- [カミラ]
- 本当? うふふっ、嬉しいわ…
楽しみにしているわね。▼
これからはカムイの姉同士、
もっともっと仲良くしていきましょうね?▼
- [ヒノカ]
- そ、そうだな。▼
なんだか、カミラ王女から熱い視線が
送られてきているが…▼
気に入られたんだし、良しとするか…▼
レオン†
支援C†
- [ヒノカ]
- はっ!
せいやっ!▼
- [レオン]
- …………▼
数々の武功を上げるだけのことはある。
訓練に一切の余念がない。▼
- [ヒノカ]
- レオン王子か。▼
- [レオン]
- ヒノカ王女。▼
あなたはリョウマ王子同様、たった一人で、
戦局をくつがえす力を持っています。▼
敵のときには、
非常に危険な存在でしたが…▼
こうして同じ陣営にいると、
頼もしく感じますね。▼
- [ヒノカ]
- 買いかぶり過ぎだ。▼
- [レオン]
- いえ、あなたの力は
誰もが認めています。▼
ただ、戦場の策を練るには、
ヒノカ王女は少々扱いづらいのが本音です。▼
- [ヒノカ]
- ほう…
それはなぜだ?▼
- [レオン]
- 武人一人を軸にするような作戦など、
僕には立てることができません。▼
いくらヒノカ王女が強いといっても、
人一人の命など簡単に散ってしまう。▼
それが戦場です。▼
- [ヒノカ]
- ふん。
なるほどな。▼
いかにも、知略に長けた
貴殿が考えそうなことだな。▼
まぁ、貴殿は
盤面で知恵を絞るが良い。▼
私は戦場で
己の力を尽くすだけだ。▼
- [レオン]
- …………▼
支援B†
- [レオン]
- ヒノカ王女。
あなたの闘い方は無謀過ぎます。▼
- [ヒノカ]
- 余計な口出しは無用だ。
私は私のやり方で闘う。▼
- [レオン]
- では、ヒノカ王女にお聞きしたい。▼
一国の王女であるあなたが、
自ら先陣をきっていく…▼
なぜ、そんな危険な真似を?
もっと賢い闘い方があるのでは?▼
- [ヒノカ]
- 賢い闘い方など
私にはできない。▼
己の武をもって、敵の武を打ち砕く。
それしか知らないからな。▼
- [レオン]
- …ならば、僕の出す策に
従っていただけないでしょうか?▼
ヒノカ王女の安全を守りつつ、
力を発揮できる策を出します。▼
もし、断るというのなら、
それなりの理由を教えていただきたい。▼
- [ヒノカ]
- …従えというのならば従おう。▼
だが、私が信じるのは己の力のみ。
そのことは、ゆめゆめ忘れるな。▼
- [レオン]
- 己の力しか信じない、ですか…▼
- [ヒノカ]
- 悪く思わないでくれ。
それが私の性分なのだ。▼
- [レオン]
- …少し、驚きましたね。▼
- [ヒノカ]
- 何がだ?▼
- [レオン]
- ヒノカ王女は臣下や部下から
多くの信用を得ているように思います。▼
それなのに己の力しか
信用しないとは…▼
- [ヒノカ]
- くっ…▼
- [レオン]
- もしかして、たった一人で
闘っているおつもりですか?▼
- [ヒノカ]
- そ、それは…▼
- [レオン]
- …申し訳ありません。
失言でしたね。▼
- [ヒノカ]
- …………▼
支援A†
- [ヒノカ]
- レオン王子…▼
- [レオン]
- ヒノカ王女?▼
- [ヒノカ]
- 先日、貴殿が私に
言ったことを憶えているか?▼
- [レオン]
- ヒノカ王女は一人で闘っている…
そのことですか?▼
- [ヒノカ]
- ああ、そうだ…▼
- [レオン]
- はい。
確かにそう言いました。▼
- [ヒノカ]
- 私は…一人で
闘っているつもりはない。▼
仲間や臣下たち…
彼らと共に闘っているという自覚はある。▼
だが、自分の力しか
信用していないというのも本当だ。▼
いや、自分の力しか信用できない…
と、言った方が正しいのだろうな…▼
- [レオン]
- それはなぜでしょうか?▼
- [ヒノカ]
- 仲間や臣下に頼り過ぎるのが怖いからだ。▼
- [レオン]
- 頼るのが怖い?▼
- [ヒノカ]
- 誰かに頼ることは簡単だ。▼
だが、私が頼ったことで、
その者の身が危険な目にあったとしたら…▼
それを考えてしまうと…
たまらなく恐ろしくなってしまう…▼
- [レオン]
- 誰かに頼るのならば自ら死地に赴く…
そういうことですか。▼
- [ヒノカ]
- 私は間違っているだろうか?▼
- [レオン]
- いいえ、間違っていません。▼
むしろ、ようやく理解できました。
ヒノカ王女が皆の信頼を得ている理由が。▼
- [ヒノカ]
- …………▼
- [レオン]
- ヒノカ王女は誰よりも、
守るべき者たちのことを思っていたのですね。▼
- [ヒノカ]
- 彼らの存在が私を強くしてくれる。
だから私も彼らのために強くありたい。▼
レオン王子の役に立たないのは
申し訳ないが…▼
- [レオン]
- …仕方ないですね。では…▼
僕もそんなあなたの側で闘いましょう。
これからもよろしく願いいたします。▼
- [ヒノカ]
- レオン王子…
ああ、よろしく頼む。▼
支援S†
- [レオン]
- ヒノカ王女は
ご結婚のことは考えていますか?▼
- [ヒノカ]
- レオン王子!?
と、突然なんだ!?▼
い、今は戦時だぞ!?▼
そのようなことにかまけている場合ではない!▼
- [レオン]
- 誰かを思うことに、
時や場所など関係ありません。▼
- [ヒノカ]
- そ、それはそうかもしれないが…▼
- [レオン]
- 失礼だとは思いましたが…
どうしてもお聞きしたいのです。▼
- [ヒノカ]
- そ、そこまで言うのなら…
答えてもいいが…▼
- [レオン]
- ぜひ、お聞かせください。▼
- [ヒノカ]
- そ、それは私だって…一応、女だからな…
当然、少しは結婚を意識している。▼
だ、だが…▼
誰が好き好んで…
私のような武人を好きになろうか…▼
- [レオン]
- 僕は好きになってしまったのですが。
ヒノカ王女のことを。▼
- [ヒノカ]
- なっ!?▼
- [レオン]
- ヒノカ王女。
僕はあなたを愛しています。▼
どうか、結婚して
いただけないでしょうか?▼
- [ヒノカ]
- れ、レオン王子が…
私のことを愛している…だと?▼
じょ、冗談はよせ!▼
貴殿のような頭のいい男が、
戦しか知らないような私のことなど…▼
- [レオン]
- 冗談ではありません。▼
僕は心の底から、
ヒノカ王女をお慕いしています。▼
勇ましさと優しさを兼ね備えたあなたに、
僕の心はひかれてしまったのです。▼
- [ヒノカ]
- レオン王子…▼
だ、だが私たちは
白夜と暗夜の王族同士なのだぞ。▼
その二人の結婚など
簡単なことでは…▼
- [レオン]
- 誰かを思うことに、
国や身分など関係ありません。▼
ヒノカ王女。どうかこの指輪を
受け取っていただきたい。▼
- [ヒノカ]
- たとえ結婚したとしても…
私は私のままだ。変わることなどないぞ?▼
ま、まあ…
良き妻であろうと努力はするが…▼
家庭よりも戦場に…
居場所を求めてしまうかもしれない…▼
そ、それでもいいのか!?▼
- [レオン]
- あなたが望むのであれば、
僕は止めようとは思いません。▼
僕は戦姫に恋をしたのですから。▼
- [ヒノカ]
- ふっ…
貴殿は物好きだな。▼
だが、嬉しいぞ…
レオン王子…▼
- [レオン]
- では、僕と結婚していただけますね?▼
- [ヒノカ]
- ああ。
よろしく頼む。▼
マークス†
支援C†
- [ヒノカ]
- マークス王子…
今、時間はあるか?▼
- [マークス]
- ヒノカ王女。
どうしたのだ。▼
- [ヒノカ]
- ちょっと聞いてもらいたいことがあってな…▼
実はリョウマ兄様が、
私のために食事会を計画しているらしいのだ。▼
- [マークス]
- …ほう。
いいことではないか。優しい兄だな。▼
- [ヒノカ]
- …まあ、そうなのだが。
ちょっと問題があってな。▼
- [マークス]
- 問題?▼
- [ヒノカ]
- どうもこの食事会は
私に内密で計画されているらしい。▼
しかし、すでに私は食事会のことを知ってしまっている。▼
…こういうときはどう振る舞えばいいのだ。▼
- [マークス]
- 待て。ヒノカ王女は
どうして食事会のことを知ったのだ?▼
- [ヒノカ]
- リョウマ兄様がひそひそ話をしているのを
聞いてしまったのだ…▼
- [マークス]
- …なるほど、そういうことか。▼
- [ヒノカ]
- こんな話は誰にも相談できない。
だから、マークス王子に頼ろうと思ったのだ。▼
- [マークス]
- …………▼
なんの食事会なのかは知っているのか?▼
- [ヒノカ]
- さぁ…誕生日でもないし…▼
もしかしたら、私が初めての出撃で
勝利を掴んだ記念日だろうか…▼
それならば近日だし…
年数的にもちょうど区切りがいい。▼
- [マークス]
- そうか。
だったら難しく考えるな。▼
とりあえず何も知らないふりだ。
食事会が始まったら、素直に楽しめばいい。▼
気にしすぎると、せっかくの食事会が
台なしになってしまうぞ。▼
- [ヒノカ]
- た、確かに…そうだな…▼
ありがとう、マークス王子。
では、そういうことにする。▼
支援B†
- [ヒノカ]
- マークス王子…▼
- [マークス]
- どうしたのだ。
表情が冴えないが…▼
食事会のことならば、
気にするなと言っただろう。▼
- [ヒノカ]
- ああ…そうなんだが…▼
…私の初勝利の日が過ぎたのだ。▼
- [マークス]
- ?▼
- [ヒノカ]
- つまり食事会など、なかったのだ。▼
おそらくあれは、
私の聞き違いだったのだろう。▼
- [マークス]
- そうか…▼
- [ヒノカ]
- …………▼
私は…バカだ。
食事会なんてないのに…▼
柄に似合わずずっとドキドキして…▼
リョウマ兄様たちと話すときも
緊張してしまったり…▼
当日になると何も手に付かなかった…▼
いつリョウマ兄様が呼びに来てもいいように、
ご飯もほとんど食べずに待っていたのに…▼
だけど……
その日は何ごともなく過ぎていったんだ…▼
- [マークス]
- ヒノカ王女…
それは残念だったな。▼
…だが悪く取るな。▼
初勝利記念の食事会はなくても、
別の記念日のことかもしれない。▼
- [ヒノカ]
- …いや、それはない。
だって他には食事会をするような
記念日はないからな。▼
- [マークス]
- そうか…▼
…わかった。
今日はとことん話を聞こう。▼
- [ヒノカ]
- マークス王子…ありがとう…▼
貴殿は思っていたより…
優しい人なんだな。
支援A†
- [ヒノカ]
- マークス王子!▼
- [マークス]
- ヒノカ王女。
いい表情だな。▼
- [ヒノカ]
- 当然だ。
素敵な食事会を開いてもらえたからな。▼
- [マークス]
- だから言っただろう。
悪く取るなと。▼
- [ヒノカ]
- …ああ。本当だな。▼
…しかし、未だに解せないことがある。▼
…結局、あの食事会はなんだったんだろう。▼
初勝利の記念日でも
誕生日会でもなかったようだし…▼
…………▼
解せないことは他にもあるのだ。
なぜあの場所にマークス王子がいた?▼
- [マークス]
- それは…▼
- [ヒノカ]
- …………▼
あっ!▼
もしかして…
マークス王子の仕業ではあるまいな?▼
食事会はやはり私の聞き違いで、
本当はそんなものはなかった…▼
だがそれを哀れに思って、
無理矢理みんなを集めて開いてくれたのでは…▼
- [マークス]
- さあな。
とにかく料理は最高だった。
それは確かだ。
- [ヒノカ]
- …………▼
まったく…貴殿という人は…
暗夜の第一王子は冷徹だと聞いていたが、
実際は思いやりのかたまりではないか…▼
- [マークス]
- ははは。▼
どう解釈してもらっても構わないが、
それは過大評価かもしれないぞ。▼
- [ヒノカ]
- …マークス王子。
本当に感謝している。▼
…そうだ。
お礼に天馬で空の旅でもどうだ?▼
言葉にできないくらい美しい
秘密の場所があるのだ。▼
- [マークス]
- それはいいな。
楽しみにしているぞ。▼
支援S†
- [ヒノカ]
- マークス王子、どうしたのだ。
こんな場所に呼び出して。▼
- [マークス]
- すまないな。どうしても
今日ヒノカ王女に会いたかった。▼
- [ヒノカ]
- 今日? 何かあるのか?▼
- [マークス]
- 暗夜には十年に一度しか訪れない
特別な日がある。▼
その日に男女が食事を共にすると
強い絆で結ばれると言われている。▼
- [ヒノカ]
- ?▼
…ん?
…男女が食事?▼
- [マークス]
- …じつはリョウマ王子が話していた
食事会とはこのことだったのだ。▼
誕生日でも
初勝利の記念日でもなく…▼
十年に一度訪れる暗夜の大事な日に
私はヒノカ王女と食事がしたかったのだ。▼
- [ヒノカ]
- …えっ?▼
- [マークス]
- しかし、直接食事に誘うのが難しかったため、
私はリョウマ王子に相談したのだ。▼
- [ヒノカ]
- …も、もしかして、私が聞いた
リョウマ兄様のひそひそ話は…▼
- [マークス]
- そう。
私が提案した食事会の話だ。▼
…それでどうだろう。
ここで私と食事をしてくれるか?▼
- [ヒノカ]
- …………▼
食事をするとマークス王子と
絆で結ばれるんだろう?▼
- [マークス]
- …そうなるな。▼
- [ヒノカ]
- わ、わかった。
付き合おう。▼
- [マークス]
- そうか。▼
それから…
これも受け取ってくれるだろうか?▼
- [ヒノカ]
- こ、これは…
指輪…▼
- [マークス]
- そうだ。結婚指輪だ。▼
最初…私は両国の友好のため、
この食事会を催そうと考えた。▼
だが、ヒノカ王女と話すうちに、
その気持ちは変わっていった。▼
私はあなたと結ばれていたいのだ。
強い絆と…永遠の愛で。
- [ヒノカ]
- マークス王子…▼
……
十年に一度の日か…▼
そ、それなら、
受け取らないと失礼にあたるな。▼
- [マークス]
- ありがとう。
ヒノカ王女。▼
さあ、食事会の準備はもうしてある。
ゆっくり食べようではないか。
- [ヒノカ]
- はい!▼
コメント(情報投稿・誤字脱字の報告)†
Last-modified: 2020-08-14 (金) 22:33:29