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ニシキ(透魔)の支援会話†
ピエリ†
支援C†
- [ピエリ]
- いやあああぁあ!
離れてなのーーーーー!▼
- [ニシキ]
- ん?なんだか騒がしいけど…
あ、ピエリが叫んでるのか。▼
どうしたんだい、ピエリ?▼
- [ピエリ]
- きゃあああ! ニシキ助けてなのー!
背中にイモムシがいるのぉぉーー!!▼
- [ニシキ]
- えっ? あ、本当だ。
これは取ってあげればいいのかな。▼
…はい、取れたよ。
これで大丈夫だ。▼
- [ピエリ]
- ……ぐすっ、ありがとなの。
さぁ、早く殺してなの!▼
- [ニシキ]
- ええっ?
べ、別に殺さなくても…▼
- [ピエリ]
- いやなの!
殺して殺してなのー!!▼
- [ニシキ]
- ピエリって虫が嫌いなのかい?▼
- [ピエリ]
- むぅ…だって気持ち悪いのよ。
にょろにょろしてカサカサしてて…▼
ううっ!
想像しただけで寒気がするの!▼
- [ニシキ]
- それならピエリは、
蝶も嫌いなのかい?▼
- [ピエリ]
- ううん! ピエリ、チョウチョは好きなの。
ヒラヒラしてて綺麗なの。▼
- [ニシキ]
- でも、チョウチョって
このイモムシが成長した姿だよ?▼
- [ピエリ]
- ええっ!?
そ、そうなの!?▼
あっ、そういえば昔、
教育係の人がお話してくれたの…▼
でもピエリ、てっきりイモムシの
話だと思ってて…▼
興味のないことはすぐ忘れちゃうのよ…▼
- [ニシキ]
- そういえばピエリはお貴族様なんだっけ。
なら実際には見たことないだろうね。▼
見ればきっと忘れないよ。
せっかくだしボクがピエリに見せてあげる!▼
- [ピエリ]
- …何を見せてくれるの?▼
- [ニシキ]
- イモムシがチョウチョになる瞬間だよ!
美しくて感動的だよ。▼
- [ピエリ]
- ええー? ピエリ、そんなの見たくないの。
だって絶対気持ち悪いに決まってるの。▼
- [ニシキ]
- そんなことないない。▼
ちょうどここにイモムシもいるし、
こいつをボクが育てて見せてあげよう!▼
- [ピエリ]
- ピエリ、そんなの見ないの!▼
ニシキが見せに来ても、
目をつむってるのよ!▼
- [ニシキ]
- ふんふーん、楽しみだね!▼
支援B†
- [ニシキ]
- やあ、ピエリ。
この間のイモムシのことなんだけど…▼
- [ピエリ]
- イ…イヤなの、ニシキ!
ピエリ、何も見ないのよ!▼
- [ニシキ]
- 平気平気!▼
特に今はサナギになってしまっているし。
別に動きもしないよ。▼
- [ピエリ]
- え…? 動かないの?
イモムシが?▼
- [ニシキ]
- うん。ほら見て。このサナギが、
もう少ししたら美しい蝶になるんだ。▼
- [ピエリ]
- ほんとなの…じっとしてるの。
…でも、やっぱり気持ち悪いのよ。▼
この形状そのものがもう無理なの。▼
- [ニシキ]
- うーん、
そんなことないと思うんだけど…▼
でも、行軍中はどうしてたんだい?
森とか山を通る時には、虫が沢山いるよね。▼
- [ピエリ]
- その時は必ず周りにいる人たちに
助けてもらってるの。▼
ちゃんと殺してねってお願いしてるのよ。▼
- [ニシキ]
- ええっ?
な、何も殺さなくったって…▼
- [ピエリ]
- むー。
ピエリに近づいてくる虫が悪いのよ。▼
- [ニシキ]
- 害のない虫だっているよ。
それに虫たちだって精一杯生きているんだよ?▼
- [ピエリ]
- ピエリには関係ない話なの。
もう…ニシキって虫の話ばかりなの!▼
ぐすっ…それ以上虫のお話したら
ピエリ、怒っちゃうのよ…!!!▼
- [ニシキ]
- わああっ!
ごめんごめん!▼
でも、今度この子が蝶になる瞬間を見れば、
その考えも変わるかもしれないね。▼
それじゃあ、また見せに来るよ!▼
(ニシキ退場)
- [ピエリ]
- え、ええっ…?
もうイヤだって言ってるのーーー!!▼
支援A†
- [ニシキ]
- ほらピエリ!
イモムシが蝶になったよ!▼
これが羽化ってやつだよ! 美しいね…!
大自然の神秘とはこのことだよ!▼
- [ピエリ]
- …………▼
- [ニシキ]
- おや? どうしたんだい?
ジーっと見たまま黙って…▼
やっぱり…気持ち悪いかい?▼
- [ピエリ]
- …これから、イモムシとチョウチョは
殺さないでおいてあげるの。▼
- [ニシキ]
- おお! じゃあもうイモムシを
怖がらないでくれるんだね!▼
- [ピエリ]
- こ…怖いんじゃないの!
気持ち悪いだけなの!▼
- [ニシキ]
- そうか。でもこれは進歩だよ。▼
そのうち、むやみに虫を殺さずに
できるといいね。▼
- [ピエリ]
- うーん、それはムリなの。▼
- [ニシキ]
- なぜだい!?▼
- [ピエリ]
- 虫が嫌いで殺したいのは性分なの。
そんな簡単には変わらないの。▼
そんなこと言うなら、ニシキが
ピエリのこと助けてくれたらいいのよ。▼
- [ニシキ]
- えっ?▼
- [ピエリ]
- これから虫が出たらあなたを呼ぶの。▼
早く来なかったら、
他の人に殺してもらうのよ。▼
- [ニシキ]
- わ、わかったよ!
でもそれなら、ボクだって考えがあるよ。▼
- [ピエリ]
- えっ?▼
- [ニシキ]
- ちゃんと呼び声に応えたら、
もう虫を殺したりしないって約束しておくれ。▼
- [ピエリ]
- むっ…むむっ…▼
わ、わかったの…
ちゃんと来てくれるなら、そうしてあげるの。▼
- [ニシキ]
- うん。切り出したのはボクのほうだし、
ちゃんと付き合うよ。約束だよ!▼
- [ピエリ]
- それじゃあ…よろしくなの。
ニシキ。▼
- [ニシキ]
- うん、よろしくね!▼
支援S†
- [ピエリ]
- また虫を追い払ってくれて、
ありがとうなの、ニシキ。▼
- [ニシキ]
- どういたしまして。
でも…あの約束をしてから、ほぼ毎日だね。▼
- [ピエリ]
- だって、虫が毎日
ピエリのところに来るのよ…▼
ああ…
本当にあの羽音はイライラするの!▼
- [ニシキ]
- まぁまぁ…でも前に比べて
だいぶ我慢するようになったよね。ピエリも。▼
- [ピエリ]
- あの「羽化」ってやつを見たからなの。
虫も必死に生きてるんだって…わかったのよ。▼
それにニシキがすぐに来てくれるから、
約束を守るために仕方なくなの。▼
- [ニシキ]
- ははは…毎回ヘトヘトになるよ。▼
- [ピエリ]
- でも…嬉しいの。
ピエリはニシキに来てほしいの。▼
ピエリはね…
ニシキのことが大好きなのよ。▼
- [ニシキ]
- えっ? えええーーーっ!!?▼
- [ピエリ]
- 何なの、悪いの?▼
- [ニシキ]
- ええと…いや…悪くはないけど、
唐突な告白だったから…▼
- [ピエリ]
- あなたに助けを求めるなんて、
ピエリからすれば告白も同然なの。▼
むしろ気づかないニシキが鈍感なのよ。▼
- [ニシキ]
- そ、そうなんだ…ごめん。▼
- [ピエリ]
- だからこれからニシキは
ピエリだけのことを見ているといいの。▼
ピエリのお世話ができるのを
幸せに思うといいの。▼
- [ニシキ]
- あはは…そういう問答無用な告白も
無邪気と考えると嬉しいね。▼
うん、わかったよ。▼
- [ピエリ]
- そう…嬉しいの!▼
- [ニシキ]
- でもピエリ、ボクと付き合うからには、
命をひょいひょい奪うのは絶対に止めさせるよ。▼
いいね?▼
- [ピエリ]
- ニシキは…そういう子は嫌いなの?▼
- [ニシキ]
- 嫌いっていうか、
虫たちが他人事に思えないんだ。▼
ボクは妖狐…虫と同じで山の中を生きる者たち。
ヒトとは少し違うから。▼
- [ピエリ]
- それなら…
ニシキがちゃんと教えてほしいの。▼
やったらダメなこと、ニシキが教えてくれたら
ピエリはがんばって覚えるのよ?▼
- [ニシキ]
- うん、わかったよ。キミとずっと一緒にいて、
色々なことを教えてあげるから。▼
- [ピエリ]
- ふふっ、ピエリ嬉しいの!▼
- [ニシキ]
- うん、これからよろしく。
ピエリ!▼
シャーロッテ†
支援C†
- [シャーロッテ]
- ニシキさん。
何をされてるんですか~?▼
- [ニシキ]
- やぁ、シャーロッテ。
見ての通り、毛づくろいの最中だよ。▼
- [シャーロッテ]
- そうだったんですか~。
あの、私もお手伝いしていいですか~?▼
- [ニシキ]
- もちろんだとも。▼
じゃあ、硬くなってしまった毛を
柔らかくほぐしてもらおうかな。▼
- [シャーロッテ]
- はい、わかりました~。▼
揉み揉み…
これでやり方、合ってますか~?▼
- [ニシキ]
- うん。とっても上手だよ。
ありがとう、シャーロッテ。▼
でも、こんなに親切にされては…
キミに恩返しをしなくちゃね。▼
- [シャーロッテ]
- …きた。
作戦通り。▼
- [ニシキ]
- うん?
何か言ったかい?▼
- [シャーロッテ]
- い、いえ…
何も言ってませんわ~。▼
- [ニシキ]
- さて、シャーロッテには
どんな恩返しをしようかな…▼
- [シャーロッテ]
- 私、そんなの大丈夫ですよ~。
全然、気にしないでください~。▼
でも、どうしてもとおっしゃるなら…
金目のもの限定でお願いしますね。▼
- [ニシキ]
- あ、あれ?
何かいつもと雰囲気が違ったけど…▼
- [シャーロッテ]
- き、気のせいですよ~。▼
- [ニシキ]
- そ、そっか…
じゃあ、何かないか探してみるよ。▼
- [シャーロッテ]
- はい。
金目のものをぜひ、お願いしますね。▼
支援B†
- [ニシキ]
- シャーロッテ。▼
キミにこの間の恩を
返そうと思うんだけど。▼
- [シャーロッテ]
- ほ、本当ですか?▼
そんなの、私は気にしてなかったのに…
でも、首を長くして待ってましたわ~。▼
- [ニシキ]
- 気にしてないのに待っていたのかい?
そ、それはどういうことなんだい?▼
- [シャーロッテ]
- あ、あはははは。
私にもよくわかりませんわ~。▼
それでその…私には何を…
用意してくださったんでしょうか?▼
- [ニシキ]
- 金目のものがいいと言っていたからね。
少量だけど、砂金を持ってきたよ。▼
- [シャーロッテ]
- よっしゃあああああああああああ!▼
- [ニシキ]
- しゃ、シャーロッテ!?▼
- [シャーロッテ]
- あ、ご、ごめんなさい!▼
つい、簡単にことが運びすぎちゃって…
発作が出ちゃったみたいですわ。▼
- [ニシキ]
- そ、そうなんだ。
すごい発作が出てしまうんだね。▼
- [シャーロッテ]
- 半分はお母さんたちに送るでしょ…
そしたら少しは贅沢させてあげられるし…▼
残りの半分は自分への投資かしらね?▼
もっと自分を磨けば、
ますますモテること間違いないもんね…▼
- [ニシキ]
- しゃ、シャーロッテ?▼
- [シャーロッテ]
- あ、ニシキさん~!
いつからそこにいらしたんですか?▼
あっ、そうだ、ニシキさん。▼
また、毛づくろいの
お手伝いをさせてください。▼
- [ニシキ]
- い、今からかい?
でも、今は別に…▼
- [シャーロッテ]
- いいからいいから!
遠慮しないでください!▼
- [ニシキ]
- ありがとう。
キミは本当に親切な人だね。▼
となるとまた、
何か恩返しをしなくてはね。▼
- [シャーロッテ]
- そんなの気にしないでください~。
でも、よろしくお願いしますね~。▼
支援A†
- [ニシキ]
- シャーロッテ。
また、キミのために砂金を持ってきたよ。▼
- [シャーロッテ]
- ありがとうございます~。
嬉しいです~。▼
そういえば~、ニシキさんはいつも
どこで砂金を手に入れてるんですか~?▼
- [ニシキ]
- え、えーと、それはだね…▼
- [シャーロッテ]
- ぜひぜひ、教えてください~。▼
- [ニシキ]
- キミにそこまで言われては
仕方がないね。▼
実は、ボクの美しい尻尾の毛をね、
少し売ったんだ。▼
- [シャーロッテ]
- え…?▼
- [ニシキ]
- 妖狐の毛皮は人に高く売れるからね、
尻尾の毛でも多少の値はつくのさ。▼
ボクの毛並みは特に美しいからね!
この前も毛を売りに行った時…▼
ボクの毛皮を狙う悪いヒトに
襲われたりしたくらいなんだ。▼
- [シャーロッテ]
- そ、そんな危険な目に…?▼
- [ニシキ]
- ああ、ボクなら大丈夫だとも。
ちゃんと逃げ帰ったからね。▼
キミにはいつも親切にして
もらっているからね。▼
僕なりの恩返しだ。
受け取ってもらえるかな?▼
- [シャーロッテ]
- …………▼
…ううん。
私、やっぱり受け取れないわ。▼
- [ニシキ]
- あれ?
この間は喜んでくれたと思ったのに。▼
- [シャーロッテ]
- っていうかニシキさん…
あなた、純粋すぎるわよ!▼
- [ニシキ]
- えっ…
そ、そうかい?▼
- [シャーロッテ]
- そうよ! さすがに私も
罪悪感を感じちゃうでしょうが!▼
- [ニシキ]
- 罪悪感だって?
どうしてキミが感じるのさ?▼
キミは僕に優しくしてくれた。
だから、ボクはキミに恩返しをした。▼
それだけのことであって…
キミが罪悪感を感じる必要はないと思うよ?▼
- [シャーロッテ]
- そ、その優しさに下心があったのよ…
何かお礼がもらえるんじゃないか、って…▼
だから…
本当に…ごめんなさい…▼
- [ニシキ]
- はっはっは。
そうだったのか。▼
でも、別にボクは気にしないよ。▼
シャーロッテがボクに
優しくしてくれたのは事実だからね。▼
- [シャーロッテ]
- 私を許してくれるの?▼
- [ニシキ]
- 許すも許さないもないよ。
シャーロッテはボクの大切な仲間だからね。▼
- [シャーロッテ]
- ありがとう…ニシキさん。▼
あのね、今度お詫びの意味も込めて…
ニシキさんにお弁当を作るわ。▼
これは下心からじゃなくて…
正真正銘、私の真心を込めて作るから。▼
受け取ってもらえる?▼
- [ニシキ]
- もちろんさ。
ありがとう。シャーロッテ。▼
でも、そんな真心のこもった
お弁当をもらってしまったら…▼
キミに何か恩返しをしなくちゃいけないな。
さて、今度は何にしようかな?▼
- [シャーロッテ]
- も、もう!
恩返しはしなくていいんだってば!▼
支援S†
- [シャーロッテ]
- あら、ニシキさん。
今日は浮かない顔をしているわね。▼
- [ニシキ]
- そうなんだよ、シャーロッテ。▼
まさか、ボクほどの美男子が
こんなに悩むことがあるなんて…▼
- [シャーロッテ]
- ふふふ。
相変わらずなのね。▼
で、その自信家さんが
一体、何を悩んでいるというの?▼
少し興味があるから。
できれば聞かせて欲しいわ。▼
- [ニシキ]
- 少し興味がある、だって?
そんなことでは話せないよ。▼
- [シャーロッテ]
- そんなに重大な悩みなの?▼
- [ニシキ]
- もちろんだよ。
キミにだって関係があることだし。▼
- [シャーロッテ]
- 私?
どういうことかしら?▼
- [ニシキ]
- シャーロッテ。
よく聞いてね?▼
ボクはキミのことを
好きになっちゃったのさ。▼
- [シャーロッテ]
- …えっ?▼
- [ニシキ]
- でも、告白するかどうか
迷っているんだ。▼
- [シャーロッテ]
- そ、そうだったの…▼
- [ニシキ]
- ほら、ボクは外見には自信があるけど…▼
外見のよさだけじゃ、
キミを幸せにできるかわからないだろう?▼
- [シャーロッテ]
- そ、そうね…▼
- [ニシキ]
- それにキミの気持ちの問題だってある。
もし、ボクのことを嫌っていたら…▼
だからやっぱり、
告白するのは慎重にいかないとダメだろう?▼
下手に告白して、
今の友だち関係が壊れてしまうのも嫌だし。▼
- [シャーロッテ]
- …………▼
- [ニシキ]
- と、こんな感じでぼくは悩んでいるわけだ。
わかってくれたかな?▼
- [シャーロッテ]
- え、ええ…
わかり過ぎるほどわかったわ…▼
- [ニシキ]
- で、シャーロッテはどう思う?
何かボクに忠告をしてくれないかな?▼
- [シャーロッテ]
- そうね、色々とあるけど…
まずは一つ、はっきりしないとね…▼
- [ニシキ]
- ああ。
なんだい?▼
- [シャーロッテ]
- ニシキさん…
今、私に告白したわよ?▼
- [ニシキ]
- …あっ。▼
あああああああああ!?▼
ち、違うんだ!
こ、これは別にあれじゃなくて…▼
- [シャーロッテ]
- ニシキさん。
あなたは悩む必要なんかないわ。▼
だって、私も…
あなたのことが好きだから。▼
- [ニシキ]
- えっ…
そ、そうなの!?▼
ということは…
僕と結婚してくれるのかい!?▼
- [シャーロッテ]
- …はい。
もちろんよ。▼
- [ニシキ]
- ありがとう、シャーロッテ!
とても嬉しいよ。▼
こんなに嬉しい気持ちにしてくれた
キミに何か恩返しを…▼
- [シャーロッテ]
- だからしなくていいっつーの!▼
フランネル†
支援C†
- [フランネル]
- お、ニシキじゃねーか。
なにやってるんだ?▼
- [ニシキ]
- やあ、フランネル!
ボクは今、毛づくろい中なんだよ。▼
ほらご覧よ、とってもツヤツヤだろう?▼
- [フランネル]
- あーーー…そうだな。▼
- [ニシキ]
- むぅ…なんだか反応が薄いねえ。▼
フランネルもせっかく尻尾があるんだし、
ちゃんと手入れをした方がいいと思うよ?▼
- [フランネル]
- 別にそんなの必要ないだろ?
しっぽなんて俺らには普段見えない部分だし、▼
ちょっとゴミくず付いて汚いくらいの方が、
ワイルドでいいんだよ。▼
- [ニシキ]
- ええーっ!?
ご、ゴミくずだって!?▼
そ…そこだけはボク、
フランネルと話が合わないんだよね。▼
綺麗にしていた方が絶対いいよ。
美しいって素晴らしいことじゃないか!▼
- [フランネル]
- 俺はゴミくずの方が何倍もいい。▼
それに言わせてもらうと…別にニシキより
綺麗な生き物だっているからなー。▼
- [ニシキ]
- ん? どういうことだい?
ちょっと聞き捨てならないね…?▼
- [フランネル]
- この間、山で見かけたぜ。
すっごく綺麗だったな。▼
- [ニシキ]
- うぅ…とっても気になるなぁ…▼
ねえフランネル、それならボクに
その生き物についてもっと教えておくれよ。▼
- [フランネル]
- ああん?▼
- [ニシキ]
- キミがそれだけ言うだなんて…
自分の目で確かめないと気が済まないんだ!▼
だからフランネル、お願いだよ!▼
- [フランネル]
- …しょ、しょうがねえな。
そこまで言うなら連れてってやるよ。▼
- [ニシキ]
- 本当かい!?
ありがとう、フランネル!▼
- [フランネル]
- べ、別に…俺もまた見たいと思っただけだし、
時間もあるしなー。▼
- [ニシキ]
- それじゃあ今度、一緒に見に行こう!▼
支援B†
- [フランネル]
- あれ? 確かさっきの別れ道を
右に進めば着くはずだったんだけどな…▼
- [ニシキ]
- さっきは左の道を選ばなかったかい?▼
- [フランネル]
- そうだったか?
んじゃ、この山道は違うのか?▼
うーん、わかんなくなってきたぜ…▼
- [ニシキ]
- …もしかしてボクたち、
道に迷ったのかな?▼
うーん、やっぱりフランネルの案内で
山に来たのは失敗だったかもしれないね。▼
- [フランネル]
- ま、まだ決まったわけじゃねえだろ!▼
それに、元はと言えばお前が
例の綺麗な生き物を見たいって言ったから、▼
わざわざこうして来てやってるんじゃねーか。▼
- [ニシキ]
- そうだけど…フランネルの方向音痴のこと、
すっかり忘れていたんだ。▼
これじゃあボクたち、目的地に着くどころか
帰ることもできないかもしれない…▼
- [フランネル]
- …………▼
わ、悪かったよ…
確かにこれは完全に迷子だな。▼
- [ニシキ]
- ううん。元々ボクが言い出したんだし…
謝らないでおくれよ。▼
それより、ずっと歩きっぱなしで疲れただろう?
少し休憩しようよ。▼
- [フランネル]
- ああ。▼
- [ニシキ]
- ふう…
それにしても、ここどこなんだろうね?▼
お腹もすいてきたし、
とりあえず帰り道を探さないと。▼
- [フランネル]
- 腹が減ったのか?
んじゃ、ちょっと待ってろ。▼
- [ニシキ]
- ん? 急にごそごそと袋を探って…
どうしたの?▼
- [フランネル]
- えーと、この骨でもなくて…
この毛玉でもない…▼
うーん…あ、あった!▼
ほらニシキ、このパンでも食べろよ。▼
- [ニシキ]
- え…でもそれ、よくわからない毛玉と一緒に
しまってたものじゃないのかい?▼
- [フランネル]
- ったく、イヤそうな顔するなよ。
別にいいだろ、腐ってるわけじゃねえし。▼
- [ニシキ]
- そ、そうだね。
今は背に腹は代えられないか。▼
ありがとうフランネル。
じゃあ半分こして一緒に食べよう!▼
- [フランネル]
- ああ。▼
- [ニシキ]
- もぐもぐ…▼
…んん?
あ、あれ?▼
フランネル! あそこに見える木…
ボク、見覚えがあるよ!▼
- [フランネル]
- 何? 本当かよ!▼
- [ニシキ]
- うん。これなら帰り道はわかるよ!
良かったね、フランネル。▼
- [フランネル]
- それじゃあ…綺麗な生き物を見るのは、
また今度だな。▼
- [ニシキ]
- そうだね。今日はもう帰ろう。
今度はちゃんと調べてから、再挑戦だね!▼
支援A†
- [ニシキ]
- 待って待ってフランネル!▼
キミが言っていた場所なら、
確かこっちの道が正解だよ。▼
- [フランネル]
- え、ホントか? 俺の勘では
反対の道が合ってるはずなんだけど…▼
- [ニシキ]
- 勘って…
そう言ってこの間迷子になっただろう!?▼
今日はフランネルの話を聞きながら、
ボク自身で考えて案内をするよ。▼
キミの言っていた綺麗な生き物も、
早く見たいからね。▼
- [フランネル]
- ふん…あの時は悪かったな。▼
- [ニシキ]
- もう、謝るのはやめておくれよ。▼
フランネルと一緒に出かけるの、
ボクはとっても楽しいんだからね。▼
- [フランネル]
- えっ? そ、そうか?▼
- [ニシキ]
- うん。迷いはしたけど…色んな場所に行けて、
冒険みたいで楽しかったんだ。▼
- [フランネル]
- ふ、ふん…それなら良かったとか、
別に全然思ってねーし。▼
ていうかお前、よくそんな
こっ恥ずかしい台詞が言えたもんだな。▼
俺には理解できねえぜ。▼
- [ニシキ]
- ふふん、素直なところと、
美しいところがボクの取り柄だからね!▼
あ、フランネル。
もしかして今の、嬉しかったのかい?▼
尻尾が揺れてるよ。▼
- [フランネル]
- ば、馬鹿! そんなことあるか!▼
……あ。▼
- [ニシキ]
- どうしたの?▼
- [フランネル]
- ここだよここ!
ここに綺麗な生き物がわんさかいるんだ!▼
ええと…あいつらどこに行ったかな…!?▼
- [ニシキ]
- ああ、無事に着いたんだね。
良かった。▼
綺麗な生き物ってどんなのかな?
ボクは絶対負けてないはずだよ…▼
- [フランネル]
- あ、いたぞニシキ。こいつらだ。
ほら、すっげー綺麗だろ?▼
- [ニシキ]
- どれどれ…▼
!!!!!!
ふ、フランネル…それって…!?▼
- [フランネル]
- おう、綺麗なクモだろ?
この鮮やかな赤と緑の模様が綺麗だよなー。▼
- [ニシキ]
- クモ…クモって…
そんなの全然綺麗じゃないよ!!▼
うわああああ、こっちに近づけないで!▼
- [フランネル]
- ありゃ?
お前、虫苦手だったっけ?▼
- [ニシキ]
- そんなに大きくてわさわさしているのは
無理だよーーー!▼
- [フランネル]
- そうか?
こんなに綺麗なのにな…よしよし。▼
- [ニシキ]
- わーーーー!
触らない方がいいよ!▼
その子、毒を持っているんじゃないのかい!?▼
- [フランネル]
- あー、そうかもな。
でも俺はよく知らねえし…▼
ニシキ、ちょっとこっち来て見てくれよ。▼
- [ニシキ]
- うわあああああーーーっ! 無理!!
ボク、もう帰る!!!▼
- [フランネル]
- こんなに綺麗なのに…
ニシキって本当に変なヤツだな。▼
…あれ? あいつ先帰った?
やべ、俺ひとりじゃ帰れねーんじゃね?▼
おーい、ニシキーーー!
待てよーーー! ニーシキーーー!▼
コメント(情報投稿・誤字脱字の報告)†
Last-modified: 2020-08-23 (日) 02:16:23