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カゲロウの支援会話†
ハロルド†
支援C†
- [ハロルド]
- カゲロウくん。部屋が片付かなくて
困っているのは君かね?▼
- [カゲロウ]
- …む?
ハロルドではないか。▼
確かに私は部屋の片づけを
手伝ってくれる者を募集したが…▼
- [ハロルド]
- やはりそうか。
だったら私が適任だろう。▼
困っている者がいれば、
いかなるときでも笑顔で手を差し伸べる男…▼
それが私だからだ。▼
- [カゲロウ]
- …そうなのか。
ではさっそく頼めるか。▼
- [ハロルド]
- もちろんだ。
よろこんでやらせてもらうぞ。▼
…うむ、確かに散らかっているな。
そして、生活感がないな。▼
- [カゲロウ]
- まあ、そうだろうな。
ここは私の創作の場なのだ。▼
- [ハロルド]
- 創作?▼
- [カゲロウ]
- そうだ。
今日は絵を描いている。▼
創作に没頭すると片付けに気が回らなくてな。
どうしても散らかったままになってしまうのだ。▼
- [ハロルド]
- 絵画とは素晴らしい…
少々、拝見するぞ。▼
…ほほう、興味深い。
これは暗夜では見たことのない種類の絵だ…▼
- [カゲロウ]
- これは私が今、描いている絵だ。▼
この世の混沌とした悲しみを表現している。
そろそろ完成するところだ。▼
- [ハロルド]
- なるほど…▼
…ん?
足に何か当たったぞ。▼
- [カゲロウ]
- …あっ!!▼
- [ハロルド]
- …も、申し訳ない!▼
筆を洗うバケツを
蹴飛ばしてしまったようだ!▼
しかも…不運なことに…
水が…思い切り絵に…▼
- [カゲロウ]
- なんということに…
絵が水浸しに…▼
- [ハロルド]
- す、すまない…!
心から謝罪する…!▼
- [カゲロウ]
- …い、いや、気にせずともいい。
誰にでも過ちはあるもの…▼
支援B†
- [ハロルド]
- カゲロウくん、先日は本当に申し訳なかった。
心から反省して出直したぞ。▼
- [カゲロウ]
- 気にするな。来てくれて感謝する。
ではさっそく片付けを頼む。▼
- [ハロルド]
- 任せたまえ。▼
二度とあのようなことを起こさぬよう、
今日は足元を注視して作業するつもりだ。▼
…お、今日も創作活動か。▼
- [カゲロウ]
- そうだ。今日は彫刻をしている。
木材を彫って少しずつ形にしていくのだ。▼
- [ハロルド]
- ほう、興味深い。▼
これは…
風変わりなハートの形をしているが…▼
- [カゲロウ]
- そうだ。
人の愛というものを表現してみた。▼
- [ハロルド]
- ふむ…見事だな。
創作の才のない私には想像の及ばない領域だ。▼
…さてと、こちらはこちらで
片付けを始めるとしよう。▼
- [カゲロウ]
- とりあえず床に散らかったものを
まとめてくれるとうれしい。▼
- [ハロルド]
- 了解だ。▼
ではまず…
こっちのものをこっちにまとめて…と。▼
うむ、きれいになったな。▼
そしてこっちのものもまとめて…と。▼
…む? 床がほこりだらけではないか。
これはほうきが必要だな。▼
カゲロウくん。
この部屋にほうきは…▼
…おっと、すまない。
何かが手に…▼
- [カゲロウ]
- …ハロルド。▼
- [ハロルド]
- ?▼
- [カゲロウ]
- なぜこの瞬間に私を押した…▼
- [ハロルド]
- はっ!? 彫刻刀がハートに
深々と突き刺さっている!?▼
…す、すまない。
下ばかり見ていたもので、つい…▼
- [カゲロウ]
- …………
もういい、帰ってくれ…▼
- [ハロルド]
- そ、そんな…▼
支援A†
- [カゲロウ]
- よく来てくれた、ハロルド。▼
- [ハロルド]
- ど、どうして私を呼んだのだ。
私は…出入り禁止になったはずだが…▼
- [カゲロウ]
- …実は先日、私は台無しになった
二つの作品を処分しようとしたのだ。▼
すると白夜のある美術商が
私に声をかけてきた。▼
その作品をよく見せてほしい、と…▼
そして美術商は叫んだ。
「これは次世代の芸術だ!」とな…▼
- [ハロルド]
- 次世代の…芸術?▼
- [カゲロウ]
- まず混沌とした抽象画は、水をぶちまけるという
仕上げの表現方法が評価された。▼
- [ハロルド]
- なんと…▼
- [カゲロウ]
- 彫刻は、突き刺さった彫刻刀が、
愛情の危うさを表現していると…▼
美術商はあの二作品を高く評価して、
店の軒先に飾ってくれることになったのだ。▼
…今まであの美術商は、
私の創作に見向きもしなかったのに…▼
- [ハロルド]
- い、いや…本当に驚きだ…▼
- [カゲロウ]
- …ハロルド、ひどいことを言って、
申し訳なかった。▼
…こんなことを言う立場にはないことは
重々承知なのだが、一つ頼みがある。▼
- [ハロルド]
- な、なんだね?▼
- [カゲロウ]
- あの美術商にもっと作品が欲しいと言われ…
私は断りきれなかった。▼
だから、これからも
部屋を片付けてくれ。▼
お前は奇跡の男。▼
私の作品に、きっと
奇跡的な味付けをしてくれるだろう。▼
- [ハロルド]
- そ、そうか…
そんなことでいいのならば…▼
…わかった。お詫びの意味でも、
よろこんで協力させてもらおう。▼
- [カゲロウ]
- うれしいぞ、ハロルド。
ではさっそく作業に入ろう。▼
支援S†
- [ハロルド]
- カゲロウくん…▼
- [カゲロウ]
- ハロルド、どうしたのだ。▼
- [ハロルド]
- 実は…君に言いたいことがある。▼
…もう君の
創作の場に通うのはやめたい。▼
- [カゲロウ]
- !?▼
…………▼
そ、そうか…▼
…当然だ。私の都合ばかりで
何度も頼んでしまっていたからな…▼
すまぬ。お前の心情にも
もっと気を遣うべきだった…▼
- [ハロルド]
- いや、そうではないのだ。▼
代わりに、戦が終わった後…
一緒に住まないかと言いたいのだ。▼
- [カゲロウ]
- えっ?▼
- [ハロルド]
- 同じ屋根の下…これからも共に
創作活動をしていこうではないか。▼
- [カゲロウ]
- 言いたいことが…解せないが…▼
- [ハロルド]
- これを受け取ってくれ。
結婚指輪だ。▼
- [カゲロウ]
- 結婚!?
そ、そんな…▼
- [ハロルド]
- 私ではダメか? 私は君に心底、
惚れてしまっているのだが…▼
- [カゲロウ]
- いや、うれしい…
うれしいのは事実だ。▼
しかし、私たちは白夜と暗夜…
たやすく婚姻を許される間柄では…▼
- [ハロルド]
- そのことについては私も考えた。▼
しかし君が言ってくれた言葉を思い出して
決意を固めたのだ。▼
- [カゲロウ]
- ?▼
- [ハロルド]
- …君は言ってくれたではないか。
私は奇跡の男だと。▼
確かに両国の結婚は簡単には進まないだろう。
しかし私はきっと奇跡を起こしてみせる。▼
愛する君のためならば、何をしてでも
両家の家族親族の祝福を勝ち取るつもりだ。▼
- [カゲロウ]
- ハロルド…▼
感激だ。
では喜んで申し出を受けよう…▼
- [ハロルド]
- ありがとう、カゲロウくん。
本当にうれしいぞ。▼
…よし。ではその前にカムイ様たちに
報告に行こう。▼
さすがのカムイ様たちも
びっくりしてしまうだろうが…▼
私がそこで何らかの奇跡を起こす。▼
禍を転じて福となすような奇跡を起こし、
辺り一帯を笑顔と拍手にしたいと思う。▼
- [カゲロウ]
- …禍を転じて福となす…か。▼
一歩間違えば全てが台なしになりそうな
不安な言葉ではあるが…▼
だがお前は奇跡の男。
私は信じるぞ。▼
- [ハロルド]
- ありがとう、カゲロウくん。▼
このハロルド、
何に替えても君を大事にする。▼
オーディン†
支援C†
- [カゲロウ]
- …………▼
- [オーディン]
- カゲロウ。何をしてるんだ?▼
- [カゲロウ]
- !?▼
すまぬ。
見ないでくれ。▼
- [オーディン]
- なぜ隠そうとする? はっ!
さては貴様も封印せし力を…!▼
…というわけではないようだな。
絵を描いているのか?▼
- [カゲロウ]
- …………▼
…そうだ。空想の怪物『無羅苦守』
というものを描いているところだ。▼
- [オーディン]
- 空想の怪物?
ほう、おもしろそうだ。▼
- [カゲロウ]
- …………▼
…見てもいいが、きっとお前も
文句を言うだろう。▼
この世の終わりを見ているようだとか、
見ているだけで呪われそうだとか…▼
ほとんどの者が
私の絵を見てバカにするのだからな。▼
- [オーディン]
- …………▼
- [カゲロウ]
- …オーディン?
如何した?▼
- [オーディン]
- ガクガクガクガク!▼
ガクガクガクガクガクガクガクガク!!▼
天才だっ!▼
- [カゲロウ]
- …えっ?▼
- [オーディン]
- お前は天才だ!!
この絵は借りていくぞっ!!▼
(オーディン退場)
- [カゲロウ]
- お、おいっ!▼
支援B†
- [オーディン]
- ふぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅ…▼
出でよ無羅苦守!
我が前にその姿を見せるのだ!▼
…………▼
ふっ…今日は
まだその時ではないようだな…▼
- [カゲロウ]
- オーディン…▼
- [オーディン]
- おお、白夜の天才画家か。▼
- [カゲロウ]
- この間は一体何事だ。▼
私のことを天才だと言って、
絵を持って走り去ってしまわれたが…▼
- [オーディン]
- ああ、そうだったな。
天才画家を前にして失礼した。▼
あまりにも秀逸な芸術だったから
つい…な。▼
- [カゲロウ]
- げ、芸術?▼
- [オーディン]
- そうだ。これは絵ではない。
芸術と呼ぶにふさわしい。▼
その芸術が俺の脳に
新たなる呪術のイメージを喚起したのだ。▼
俺はいてもたってもいられず、
あの場を立ち去ったというわけだ。▼
- [カゲロウ]
- そ、そうだったのか…▼
…………▼
- [オーディン]
- どうしたんだ?▼
- [カゲロウ]
- い、いや…お前は暗夜王国でも
随一の術者と聞いている。▼
ならばその言葉、信用に値しよう。
…それで、どんな呪術を研究し始めたのだ?▼
- [オーディン]
- 見ての通りだ。▼
お前の描いた空想の怪物『無羅苦守』を
現実の世に生みだす…▼
- [カゲロウ]
- !?▼
- [オーディン]
- だが、今回は失敗だ。▼
この芸術はお前に返却する。
持ち出したりしてすまなかった。▼
- [カゲロウ]
- 否、くじけてはならぬ!▼
- [オーディン]
- えっ?▼
- [カゲロウ]
- 私の絵が現実化するなど…
夢のようだ。▼
どんな力添えでもいたす!
だからくじけてはならぬ!▼
- [オーディン]
- そ、そうか…
いや…でもなぁ…▼
支援A†
- [カゲロウ]
- オーディン、持ってまいったぞ。▼
- [オーディン]
- カゲロウ…
それは?▼
- [カゲロウ]
- ノスフェラトゥの汗に飛龍の唾液…
その他もろもろ、必要とされるものを揃えた。▼
どれも架空のものを
現実化する呪術に必要なものだろう。▼
- [オーディン]
- …す、すごいな。▼
- [カゲロウ]
- オーディン。
やってみてくれぬか。▼
暗夜王国随一の腕で
私の絵に息吹を吹き込んでくれ。▼
- [オーディン]
- …………▼
- [カゲロウ]
- どうした?
できぬというのか?▼
- [オーディン]
- …ふっ。
いいや、できぬはずがない。▼
なぜなら俺は暗夜王国随一の術士!
漆黒の…オーディンだからだっ!▼
(暗転)
- [カゲロウ]
- さて…先程のものを全て、
無羅苦守の絵にすり込んだぞ。▼
さあ、これで召喚できるはずだ。
あとはお前の呪術を待つばかりだ。▼
- [オーディン]
- …………▼
…ふっ。
何を恐れている、オーディン。▼
…もし召喚できなかったとき
彼女に失望されるのが怖いのか…▼
- [カゲロウ]
- 何をブツブツとつぶやいておる?▼
- [オーディン]
- い、いや…
なんでもない。▼
では、行くぞ!
はぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!▼
出でよ無羅苦守っ!
我が前にその姿を見せるのだっ!!▼
…………▼
- [カゲロウ]
- …………▼
- [オーディン]
- カゲロウ。
まだ続けてもいいか?▼
- [カゲロウ]
- もちろんだ…▼
- [オーディン]
- はぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!▼
常闇の堕天使よ…
瑞光の全能者よ…▼
我に力を与えたまえっ!▼
出でよ無羅苦守っ!
我が前にその姿を見せるのだっ!!▼
…………▼
- [カゲロウ]
- …………▼
- [オーディン]
- もう一回だ。▼
- [カゲロウ]
- 私はいつまでも待つ。
だから何も恐れるな。▼
- [オーディン]
- はぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!▼
支援S†
- [オーディン]
- カゲロウ、こんなところで何をしている?▼
- [カゲロウ]
- 暗夜王国随一の術士オーディンか。▼
- [オーディン]
- その言い方はやめてくれ。▼
結局、俺は無羅苦守を呼び出すことが
できなかったのだから。▼
- [カゲロウ]
- 本当にそう思うか?▼
- [オーディン]
- えっ?▼
- [カゲロウ]
- この絵を見てくれ。
無羅苦守がおらぬようになってしまった。▼
- [オーディン]
- !?▼
絵の無羅苦守の部分だけ白くなっている…
これは…どういうことだ…▼
…ああ、わかったぞ。▼
俺はその後、雨に打たれ、風に吹かれても
召喚の術を唱え続けた。▼
それで絵の具が流れてしまったのだろう。▼
- [カゲロウ]
- 私も最初はそう思った。
だが、今は違う。▼
お前の術が成功したと信じて、
私は無羅苦守の姿を探している。▼
- [オーディン]
- …………▼
そうか…そこまで
俺のことを買ってくれているとは…▼
だったら俺もいいか?▼
お前の才能を見込んで
ある絵を描いてもらいたい。▼
- [カゲロウ]
- えっ?
何を描けというのだ。▼
- [オーディン]
- 俺とお前…
二人が夫婦になっている絵だ。▼
- [カゲロウ]
- !?▼
- [オーディン]
- 俺はお前に惚れてしまったようだ。
夫婦になりたいと思っている。▼
もしお前にその気がないというなら
せめて絵だけ描いてくれ。▼
俺はその絵が現実のものとなるよう…▼
雨に打たれても風に吹かれても
術を唱え続けるだろう。▼
- [カゲロウ]
- オ、オーディン…▼
- [オーディン]
- しかし、その気があるのなら…
これを受け取ってもらいたい。▼
結婚指輪だっ!▼
- [カゲロウ]
- …………▼
- [オーディン]
- やはり、無理か。▼
- [カゲロウ]
- …いや、そうではない。
むしろうれしい…▼
- [オーディン]
- 本当か…っ!?▼
- [カゲロウ]
- …だが、私は代々白夜の王族に仕える家系。
結婚を反対される可能性が高い。▼
- [オーディン]
- だったらカゲロウの家族と俺が
仲良くしている様子も絵に描いてくれ。▼
雨に打たれても風に吹かれても
その絵を現実とするべく術を唱え続けよう。▼
- [カゲロウ]
- …そ、そこまでの覚悟を。
ならば断わる理由はない…▼
私こそお前に…
お前のすべてに惚れ込んでいるのだからな…▼
- [オーディン]
- カゲロウ…▼
- [カゲロウ]
- だがひとつ、頼みがある。▼
- [オーディン]
- なんだ?▼
- [カゲロウ]
- どうせなら、お前の家族と私が
仲良くしている絵も描かせてくれ。▼
いつか挨拶に伺うときに持って行きたいのだ。▼
- [オーディン]
- …………▼
- [カゲロウ]
- オーディン?▼
- [オーディン]
- いや、その必要は無い…▼
なぜなら俺は天涯孤独の身。
この世界に家族などいないからな…▼
両親も、とっくの昔に死んでしまった。▼
- [カゲロウ]
- !!
すまない、無神経な真似を…▼
…だが、それなら尚更、
お前の家族の絵を描かせてほしい。▼
- [オーディン]
- なぜ…▼
- [カゲロウ]
- 会いたいのだ。
せめて絵の中だけでも…▼
かつてお前と共に生きた、
お前の家族たちと。▼
- [オーディン]
- カゲロウ…▼
…ああ、頼む。▼
- [カゲロウ]
- 指輪…ありがたく受け取るぞ。▼
- [オーディン]
- ありがとう、カゲロウ。
最高に幸せだ…▼
ピエリ†
支援C†
- [カゲロウ]
- ふう…
やはり、一人静かに飲む茶は美味いな…▼
- [ピエリ]
- あ! カゲロウったらここにいたの!▼
- [カゲロウ]
- …ピエリか。何用だ?▼
- [ピエリ]
- あのね。ピエリ、
カゲロウみたいになりたいの!▼
- [カゲロウ]
- なに?
意味がよくわからぬのだが…▼
- [ピエリ]
- えーっとね、カゲロウって
とっても綺麗でかっこいいの!▼
一目見たときからズキュンときたの!
ピエリ、あなたに憧れちゃうのよ!▼
- [カゲロウ]
- あ、憧れ…?▼
- [ピエリ]
- だから、ピエリもカゲロウの真似っこして、
カゲロウみたいになりたいのよ!▼
ね、いい考えなの!▼
- [カゲロウ]
- いや…やはりよくわからぬのだが…▼
- [ピエリ]
- あ、カゲロウ!
それ何飲んでるの?▼
- [カゲロウ]
- これは…抹茶と言う茶の一種だ。▼
- [ピエリ]
- わあ! 緑のお茶、珍しいのよ!▼
もしかしてこれを飲めば
カゲロウみたいになれるの?▼
ちょっと味見させてなの!▼
- [カゲロウ]
- お、おいピエリ、一気にのんだら…▼
- [ピエリ]
- に、苦いのーーーーーーーー!▼
- [カゲロウ]
- だから忠告してやったものを…▼
- [ピエリ]
- びええええん、なにこれなの!
信じられないの! 全然美味しくないのー!▼
- [カゲロウ]
- お、おい…
激しく化粧が崩れているぞ。▼
ま、まあいい。
とりあえず水を飲め。▼
- [ピエリ]
- ごく…ごく…
うう…とっても苦かったのよ…▼
- [カゲロウ]
- だろうな。この茶は慣れないうちは
飲みにくいものだ。▼
- [ピエリ]
- でもピエリ、負けないのよ…
絶対そのお茶を飲めるようになるの…!▼
- [カゲロウ]
- そ、そうか。▼
- [ピエリ]
- でも、今日はお口が苦いからまたにするの!▼
また遊びにくるのー!▼
- [カゲロウ]
- …忙しい奴だな。▼
支援B†
- [ピエリ]
- カゲロウ!
今日も苦いお茶飲んでるの?▼
- [カゲロウ]
- ああ、ピエリか。
抹茶ならば、今日も飲んでいるが?▼
- [ピエリ]
- それならピエリも一緒に飲むの!▼
ピエリもちゃんと抹茶を飲めるようになって、
カゲロウみたいな大人の女性になるのよ!▼
- [カゲロウ]
- 抹茶が飲めたからと言って大人の女性に
なれるとは思えぬが…▼
お前の気が済むのなら飲めば良い。▼
ほら、ピエリの分だ。▼
- [ピエリ]
- ありがとうなの!
よーし、ピエリがんばるのよ!▼
ごく…▼
ぶええええええ、やっぱり苦いのーーー!!▼
- [カゲロウ]
- だから、そのように一気に飲むな…!
苦いことなどわかっていただろう?▼
- [ピエリ]
- ううう…
でもなんだか前より苦い気がするの…▼
- [カゲロウ]
- いや、味は前と同じはずだが…▼
- [ピエリ]
- むー! もう一度飲むの!▼
ごく…▼
ぴゃああああ! やっぱり苦いのーーー!!▼
- [カゲロウ]
- …………▼
…ピエリは遊んでいるのか?▼
- [ピエリ]
- うう…ピエリ、大真面目なのよ。
もうやだ…このお茶苦いの…!▼
- [カゲロウ]
- 苦くて当然だ。
そもそも、茶はそれ単体で飲むものではない。▼
- [ピエリ]
- え?▼
- [カゲロウ]
- この茶は、甘い菓子と共にたしなむものだ。▼
菓子の甘みを口の中に残しつつ飲めば、
苦味もちょうど良く感じる。▼
- [ピエリ]
- そうなの…?▼
- [カゲロウ]
- ピエリはまだ慣れていないから
菓子を多めに出してやろう。▼
これで少しは飲みやすくなるはずだが…▼
- [ピエリ]
- わあ、可愛いお菓子なの!
いただきますなの!▼
ええと、このお菓子を食べて…▼
このままお茶を飲んで…▼
…本当なの!
あんまり苦くないのよ!▼
- [カゲロウ]
- そうか…良かったな。▼
- [ピエリ]
- うん!
ありがとうなの、カゲロウ!▼
あ、このお菓子とっても美味しいから
もっともらてもいーい?▼
- [カゲロウ]
- ああ。構わぬ。▼
- [ピエリ]
- わーい、ピエリ嬉しいのよ!
もぐもぐ…▼
- [カゲロウ]
- ん? ピエリ。
菓子ばかりでなく、茶も飲め。▼
- [ピエリ]
- もぐもぐ…▼
- [カゲロウ]
- …………▼
まあ、少し飲めただけでも良いか。▼
支援A†
- [ピエリ]
- ねえねえ、カゲロウ!
今日も一緒に抹茶を飲んでもいーい?▼
- [カゲロウ]
- ああ、構わぬぞ。▼
- [ピエリ]
- ふふっ、嬉しいの!▼
前よりもいっぱい飲めるようになったし、
これでピエリも少しはカゲロウに近づけたの?▼
- [カゲロウ]
- そのことなのだが…▼
なぜそこまで私に近づけているかに
こだわるのだ?▼
- [ピエリ]
- そんなの決まってるの!
ピエリがはじめてカゲロウを見たとき、▼
カゲロウが真っ赤で強くて、
かっこよかったからなの!▼
- [カゲロウ]
- 真っ赤…?
それは、どういうことだ?▼
- [ピエリ]
- ピエリね、夜中に見ちゃったの。
カゲロウが敵と闘ってるとこ。▼
カゲロウは敵の返り血をいっぱい浴びて…
真っ赤でとっても綺麗だったの。▼
- [カゲロウ]
- !!▼
- [ピエリ]
- なのに、敵に全然気づかれずに
しゅしゅっと動いて…▼
カゲロウが後ろからえいってやると、
敵はあっという間に動かなくなるの!▼
刃を抜くと血しぶきが沢山舞って
すごかったのよ!▼
死体を踏みつけて走るカゲロウ、
とっても綺麗だったの!▼
- [カゲロウ]
- ピエリ、見ていたのか…▼
- [ピエリ]
- 見ちゃダメだったの?▼
- [カゲロウ]
- いや、あれは隠密行動中のこと…
あまり綺麗な理由での戦ではない。▼
あのような闘い方を…
仲間には見せたくなかった…▼
- [ピエリ]
- どうして?
どってもかっこ良かったのに。▼
戦いに理由なんて無いの。
あっちがやるからやるだけなの。▼
所詮みんな人殺しなのよ。▼
- [カゲロウ]
- ピエリ…▼
- [ピエリ]
- それよりピエリは、もっとカゲロウに
色んなお話聞いてみたいのよ!▼
ピエリも、あんな闘い方してみたいの!
しゅしゅっと動いて、えいって殺すの!▼
あの動きはもはや芸術なの!▼
- [カゲロウ]
- …そうか。▼
お前がそう思ったのであれば、
この件についてはもう何も言うまい…▼
- [ピエリ]
- ね? これでピエリがカゲロウを
好きな理由、わかったでしょ?▼
ピエリ、あの時のカゲロウみたいに、
かっこよくて綺麗な人になりたいのよ!▼
それで、もっともっと強くなりたいの!▼
- [カゲロウ]
- …………▼
そうだな…きっかけはどうあれ、
強さを求めたいという気概には応えよう。▼
こうして違う国の仲間同士で
交流を深めることも悪くない。▼
私で良ければ、また茶にも付き合おう。▼
ピエリさえ望むのなら…
私の闘い方も教えてやる。▼
- [ピエリ]
- ほんと!? ありがとうなの!
ピエリ、とっても嬉しいの!▼
それじゃあカゲロウ、
これからもよろしくなの!▼
- [カゲロウ]
- ああ。よろしく頼む。▼
コメント(情報投稿・誤字脱字の報告)†
Last-modified: 2020-08-21 (金) 23:14:13