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カゲロウの支援会話

ハロルド

支援C

[ハロルド]
カゲロウくん。部屋が片付かなくて
困っているのは君かね?▼
[カゲロウ]
…む?
ハロルドではないか。▼
確かに私は部屋の片づけを
手伝ってくれる者を募集したが…▼
[ハロルド]
やはりそうか。
だったら私が適任だろう。▼
困っている者がいれば、
いかなるときでも笑顔で手を差し伸べる男…▼
それが私だからだ。▼
[カゲロウ]
…そうなのか。
ではさっそく頼めるか。▼
[ハロルド]
もちろんだ。
よろこんでやらせてもらうぞ。▼
…うむ、確かに散らかっているな。
そして、生活感がないな。▼
[カゲロウ]
まあ、そうだろうな。
ここは私の創作の場なのだ。▼
[ハロルド]
創作?▼
[カゲロウ]
そうだ。
今日は絵を描いている。▼
創作に没頭すると片付けに気が回らなくてな。
どうしても散らかったままになってしまうのだ。▼
[ハロルド]
絵画とは素晴らしい…
少々、拝見するぞ。▼
…ほほう、興味深い。
これは暗夜では見たことのない種類の絵だ…▼
[カゲロウ]
これは私が今、描いている絵だ。▼
この世の混沌とした悲しみを表現している。
そろそろ完成するところだ。▼
[ハロルド]
なるほど…▼
…ん?
足に何か当たったぞ。▼
[カゲロウ]
…あっ!!▼
[ハロルド]
…も、申し訳ない!▼
筆を洗うバケツを
蹴飛ばしてしまったようだ!▼
しかも…不運なことに…
水が…思い切り絵に…▼
[カゲロウ]
なんということに…
絵が水浸しに…▼
[ハロルド]
す、すまない…!
心から謝罪する…!▼
[カゲロウ]
…い、いや、気にせずともいい。
誰にでも過ちはあるもの…▼

支援B

[ハロルド]
カゲロウくん、先日は本当に申し訳なかった。
心から反省して出直したぞ。▼
[カゲロウ]
気にするな。来てくれて感謝する。
ではさっそく片付けを頼む。▼
[ハロルド]
任せたまえ。▼
二度とあのようなことを起こさぬよう、
今日は足元を注視して作業するつもりだ。▼
…お、今日も創作活動か。▼
[カゲロウ]
そうだ。今日は彫刻をしている。
木材を彫って少しずつ形にしていくのだ。▼
[ハロルド]
ほう、興味深い。▼
これは…
風変わりなハートの形をしているが…▼
[カゲロウ]
そうだ。
人の愛というものを表現してみた。▼
[ハロルド]
ふむ…見事だな。
創作の才のない私には想像の及ばない領域だ。▼
…さてと、こちらはこちらで
片付けを始めるとしよう。▼
[カゲロウ]
とりあえず床に散らかったものを
まとめてくれるとうれしい。▼
[ハロルド]
了解だ。▼
ではまず…
こっちのものをこっちにまとめて…と。▼
うむ、きれいになったな。▼
そしてこっちのものもまとめて…と。▼
…む? 床がほこりだらけではないか。
これはほうきが必要だな。▼
カゲロウくん。
この部屋にほうきは…▼
…おっと、すまない。
何かが手に…▼
[カゲロウ]
…ハロルド。▼
[ハロルド]
?▼
[カゲロウ]
なぜこの瞬間に私を押した…▼
[ハロルド]
はっ!? 彫刻刀がハートに
深々と突き刺さっている!?▼
…す、すまない。
下ばかり見ていたもので、つい…▼
[カゲロウ]
…………
もういい、帰ってくれ…▼
[ハロルド]
そ、そんな…▼

支援A

[カゲロウ]
よく来てくれた、ハロルド。▼
[ハロルド]
ど、どうして私を呼んだのだ。
私は…出入り禁止になったはずだが…▼
[カゲロウ]
…実は先日、私は台無しになった
二つの作品を処分しようとしたのだ。▼
すると白夜のある美術商が
私に声をかけてきた。▼
その作品をよく見せてほしい、と…▼
そして美術商は叫んだ。
「これは次世代の芸術だ!」とな…▼
[ハロルド]
次世代の…芸術?▼
[カゲロウ]
まず混沌とした抽象画は、水をぶちまけるという
仕上げの表現方法が評価された。▼
[ハロルド]
なんと…▼
[カゲロウ]
彫刻は、突き刺さった彫刻刀が、
愛情の危うさを表現していると…▼
美術商はあの二作品を高く評価して、
店の軒先に飾ってくれることになったのだ。▼
…今まであの美術商は、
私の創作に見向きもしなかったのに…▼
[ハロルド]
い、いや…本当に驚きだ…▼
[カゲロウ]
…ハロルド、ひどいことを言って、
申し訳なかった。▼
…こんなことを言う立場にはないことは
重々承知なのだが、一つ頼みがある。▼
[ハロルド]
な、なんだね?▼
[カゲロウ]
あの美術商にもっと作品が欲しいと言われ…
私は断りきれなかった。▼
だから、これからも
部屋を片付けてくれ。▼
お前は奇跡の男。▼
私の作品に、きっと
奇跡的な味付けをしてくれるだろう。▼
[ハロルド]
そ、そうか…
そんなことでいいのならば…▼
…わかった。お詫びの意味でも、
よろこんで協力させてもらおう。▼
[カゲロウ]
うれしいぞ、ハロルド。
ではさっそく作業に入ろう。▼

支援S

[ハロルド]
カゲロウくん…▼
[カゲロウ]
ハロルド、どうしたのだ。▼
[ハロルド]
実は…君に言いたいことがある。▼
…もう君の
創作の場に通うのはやめたい。▼
[カゲロウ]
!?▼
…………▼
そ、そうか…▼
…当然だ。私の都合ばかりで
何度も頼んでしまっていたからな…▼
すまぬ。お前の心情にも
もっと気を遣うべきだった…▼
[ハロルド]
いや、そうではないのだ。▼
代わりに、戦が終わった後…
一緒に住まないかと言いたいのだ。▼
[カゲロウ]
えっ?▼
[ハロルド]
同じ屋根の下…これからも共に
創作活動をしていこうではないか。▼
[カゲロウ]
言いたいことが…解せないが…▼
[ハロルド]
これを受け取ってくれ。
結婚指輪だ。▼
[カゲロウ]
結婚!?
そ、そんな…▼
[ハロルド]
私ではダメか? 私は君に心底、
惚れてしまっているのだが…▼
[カゲロウ]
いや、うれしい…
うれしいのは事実だ。▼
しかし、私たちは白夜と暗夜…
たやすく婚姻を許される間柄では…▼
[ハロルド]
そのことについては私も考えた。▼
しかし君が言ってくれた言葉を思い出して
決意を固めたのだ。▼
[カゲロウ]
?▼
[ハロルド]
…君は言ってくれたではないか。
私は奇跡の男だと。▼
確かに両国の結婚は簡単には進まないだろう。
しかし私はきっと奇跡を起こしてみせる。▼
愛する君のためならば、何をしてでも
両家の家族親族の祝福を勝ち取るつもりだ。▼
[カゲロウ]
ハロルド…▼
感激だ。
では喜んで申し出を受けよう…▼
[ハロルド]
ありがとう、カゲロウくん。
本当にうれしいぞ。▼
…よし。ではその前にカムイ様たちに
報告に行こう。▼
さすがのカムイ様たちも
びっくりしてしまうだろうが…▼
私がそこで何らかの奇跡を起こす。▼
禍を転じて福となすような奇跡を起こし、
辺り一帯を笑顔と拍手にしたいと思う。▼
[カゲロウ]
…禍を転じて福となす…か。▼
一歩間違えば全てが台なしになりそうな
不安な言葉ではあるが…▼
だがお前は奇跡の男。
私は信じるぞ。▼
[ハロルド]
ありがとう、カゲロウくん。▼
このハロルド、
何に替えても君を大事にする。▼

オーディン

支援C

[カゲロウ]
…………▼
[オーディン]
カゲロウ。何をしてるんだ?▼
[カゲロウ]
!?▼
すまぬ。
見ないでくれ。▼
[オーディン]
なぜ隠そうとする? はっ!
さては貴様も封印せし力を…!▼
…というわけではないようだな。
絵を描いているのか?▼
[カゲロウ]
…………▼
…そうだ。空想の怪物『無羅苦守』
というものを描いているところだ。▼
[オーディン]
空想の怪物?
ほう、おもしろそうだ。▼
[カゲロウ]
…………▼
…見てもいいが、きっとお前も
文句を言うだろう。▼
この世の終わりを見ているようだとか、
見ているだけで呪われそうだとか…▼
ほとんどの者が
私の絵を見てバカにするのだからな。▼
[オーディン]
…………▼
[カゲロウ]
…オーディン?
如何した?▼
[オーディン]
ガクガクガクガク!▼
ガクガクガクガクガクガクガクガク!!▼
天才だっ!▼
[カゲロウ]
…えっ?▼
[オーディン]
お前は天才だ!!
この絵は借りていくぞっ!!▼
(オーディン退場)
[カゲロウ]
お、おいっ!▼

支援B

[オーディン]
ふぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅ…▼
出でよ無羅苦守!
我が前にその姿を見せるのだ!▼
…………▼
ふっ…今日は
まだその時ではないようだな…▼
[カゲロウ]
オーディン…▼
[オーディン]
おお、白夜の天才画家か。▼
[カゲロウ]
この間は一体何事だ。▼
私のことを天才だと言って、
絵を持って走り去ってしまわれたが…▼
[オーディン]
ああ、そうだったな。
天才画家を前にして失礼した。▼
あまりにも秀逸な芸術だったから
つい…な。▼
[カゲロウ]
げ、芸術?▼
[オーディン]
そうだ。これは絵ではない。
芸術と呼ぶにふさわしい。▼
その芸術が俺の脳に
新たなる呪術のイメージを喚起したのだ。▼
俺はいてもたってもいられず、
あの場を立ち去ったというわけだ。▼
[カゲロウ]
そ、そうだったのか…▼
…………▼
[オーディン]
どうしたんだ?▼
[カゲロウ]
い、いや…お前は暗夜王国でも
随一の術者と聞いている。▼
ならばその言葉、信用に値しよう。
…それで、どんな呪術を研究し始めたのだ?▼
[オーディン]
見ての通りだ。▼
お前の描いた空想の怪物『無羅苦守』を
現実の世に生みだす…▼
[カゲロウ]
!?▼
[オーディン]
だが、今回は失敗だ。▼
この芸術はお前に返却する。
持ち出したりしてすまなかった。▼
[カゲロウ]
否、くじけてはならぬ!▼
[オーディン]
えっ?▼
[カゲロウ]
私の絵が現実化するなど…
夢のようだ。▼
どんな力添えでもいたす!
だからくじけてはならぬ!▼
[オーディン]
そ、そうか…
いや…でもなぁ…▼

支援A

[カゲロウ]
オーディン、持ってまいったぞ。▼
[オーディン]
カゲロウ…
それは?▼
[カゲロウ]
ノスフェラトゥの汗に飛龍の唾液…
その他もろもろ、必要とされるものを揃えた。▼
どれも架空のものを
現実化する呪術に必要なものだろう。▼
[オーディン]
…す、すごいな。▼
[カゲロウ]
オーディン。
やってみてくれぬか。▼
暗夜王国随一の腕で
私の絵に息吹を吹き込んでくれ。▼
[オーディン]
…………▼
[カゲロウ]
どうした?
できぬというのか?▼
[オーディン]
…ふっ。
いいや、できぬはずがない。▼
なぜなら俺は暗夜王国随一の術士!
漆黒の…オーディンだからだっ!▼
(暗転)
[カゲロウ]
さて…先程のものを全て、
無羅苦守の絵にすり込んだぞ。▼
さあ、これで召喚できるはずだ。
あとはお前の呪術を待つばかりだ。▼
[オーディン]
…………▼
…ふっ。
何を恐れている、オーディン。▼
…もし召喚できなかったとき
彼女に失望されるのが怖いのか…▼
[カゲロウ]
何をブツブツとつぶやいておる?▼
[オーディン]
い、いや…
なんでもない。▼
では、行くぞ!
はぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!▼
出でよ無羅苦守っ!
我が前にその姿を見せるのだっ!!▼
…………▼
[カゲロウ]
…………▼
[オーディン]
カゲロウ。
まだ続けてもいいか?▼
[カゲロウ]
もちろんだ…▼
[オーディン]
はぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!▼
常闇の堕天使よ…
瑞光の全能者よ…▼
我に力を与えたまえっ!▼
出でよ無羅苦守っ!
我が前にその姿を見せるのだっ!!▼
…………▼
[カゲロウ]
…………▼
[オーディン]
もう一回だ。▼
[カゲロウ]
私はいつまでも待つ。
だから何も恐れるな。▼
[オーディン]
はぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!▼

支援S

[オーディン]
カゲロウ、こんなところで何をしている?▼
[カゲロウ]
暗夜王国随一の術士オーディンか。▼
[オーディン]
その言い方はやめてくれ。▼
結局、俺は無羅苦守を呼び出すことが
できなかったのだから。▼
[カゲロウ]
本当にそう思うか?▼
[オーディン]
えっ?▼
[カゲロウ]
この絵を見てくれ。
無羅苦守がおらぬようになってしまった。▼
[オーディン]
!?▼
絵の無羅苦守の部分だけ白くなっている…
これは…どういうことだ…▼
…ああ、わかったぞ。▼
俺はその後、雨に打たれ、風に吹かれても
召喚の術を唱え続けた。▼
それで絵の具が流れてしまったのだろう。▼
[カゲロウ]
私も最初はそう思った。
だが、今は違う。▼
お前の術が成功したと信じて、
私は無羅苦守の姿を探している。▼
[オーディン]
…………▼
そうか…そこまで
俺のことを買ってくれているとは…▼
だったら俺もいいか?▼
お前の才能を見込んで
ある絵を描いてもらいたい。▼
[カゲロウ]
えっ?
何を描けというのだ。▼
[オーディン]
俺とお前…
二人が夫婦になっている絵だ。▼
[カゲロウ]
!?▼
[オーディン]
俺はお前に惚れてしまったようだ。
夫婦になりたいと思っている。▼
もしお前にその気がないというなら
せめて絵だけ描いてくれ。▼
俺はその絵が現実のものとなるよう…▼
雨に打たれても風に吹かれても
術を唱え続けるだろう。▼
[カゲロウ]
オ、オーディン…▼
[オーディン]
しかし、その気があるのなら…
これを受け取ってもらいたい。▼
結婚指輪だっ!▼
[カゲロウ]
…………▼
[オーディン]
やはり、無理か。▼
[カゲロウ]
…いや、そうではない。
むしろうれしい…▼
[オーディン]
本当か…っ!?▼
[カゲロウ]
…だが、私は代々白夜の王族に仕える家系。
結婚を反対される可能性が高い。▼
[オーディン]
だったらカゲロウの家族と俺が
仲良くしている様子も絵に描いてくれ。▼
雨に打たれても風に吹かれても
その絵を現実とするべく術を唱え続けよう。▼
[カゲロウ]
…そ、そこまでの覚悟を。
ならば断わる理由はない…▼
私こそお前に…
お前のすべてに惚れ込んでいるのだからな…▼
[オーディン]
カゲロウ…▼
[カゲロウ]
だがひとつ、頼みがある。▼
[オーディン]
なんだ?▼
[カゲロウ]
どうせなら、お前の家族と私が
仲良くしている絵も描かせてくれ。▼
いつか挨拶に伺うときに持って行きたいのだ。▼
[オーディン]
…………▼
[カゲロウ]
オーディン?▼
[オーディン]
いや、その必要は無い…▼
なぜなら俺は天涯孤独の身。
この世界に家族などいないからな…▼
両親も、とっくの昔に死んでしまった。▼
[カゲロウ]
!!
すまない、無神経な真似を…▼
…だが、それなら尚更、
お前の家族の絵を描かせてほしい。▼
[オーディン]
なぜ…▼
[カゲロウ]
会いたいのだ。
せめて絵の中だけでも…▼
かつてお前と共に生きた、
お前の家族たちと。▼
[オーディン]
カゲロウ…▼
…ああ、頼む。▼
[カゲロウ]
指輪…ありがたく受け取るぞ。▼
[オーディン]
ありがとう、カゲロウ。
最高に幸せだ…▼

ピエリ

支援C

[カゲロウ]
ふう…
やはり、一人静かに飲む茶は美味いな…▼
[ピエリ]
あ! カゲロウったらここにいたの!▼
[カゲロウ]
…ピエリか。何用だ?▼
[ピエリ]
あのね。ピエリ、
カゲロウみたいになりたいの!▼
[カゲロウ]
なに?
意味がよくわからぬのだが…▼
[ピエリ]
えーっとね、カゲロウって
とっても綺麗でかっこいいの!▼
一目見たときからズキュンときたの!
ピエリ、あなたに憧れちゃうのよ!▼
[カゲロウ]
あ、憧れ…?▼
[ピエリ]
だから、ピエリもカゲロウの真似っこして、
カゲロウみたいになりたいのよ!▼
ね、いい考えなの!▼
[カゲロウ]
いや…やはりよくわからぬのだが…▼
[ピエリ]
あ、カゲロウ!
それ何飲んでるの?▼
[カゲロウ]
これは…抹茶と言う茶の一種だ。▼
[ピエリ]
わあ! 緑のお茶、珍しいのよ!▼
もしかしてこれを飲めば
カゲロウみたいになれるの?▼
ちょっと味見させてなの!▼
[カゲロウ]
お、おいピエリ、一気にのんだら…▼
[ピエリ]
に、苦いのーーーーーーーー!▼
[カゲロウ]
だから忠告してやったものを…▼
[ピエリ]
びええええん、なにこれなの!
信じられないの! 全然美味しくないのー!▼
[カゲロウ]
お、おい…
激しく化粧が崩れているぞ。▼
ま、まあいい。
とりあえず水を飲め。▼
[ピエリ]
ごく…ごく…
うう…とっても苦かったのよ…▼
[カゲロウ]
だろうな。この茶は慣れないうちは
飲みにくいものだ。▼
[ピエリ]
でもピエリ、負けないのよ…
絶対そのお茶を飲めるようになるの…!▼
[カゲロウ]
そ、そうか。▼
[ピエリ]
でも、今日はお口が苦いからまたにするの!▼
また遊びにくるのー!▼
[カゲロウ]
…忙しい奴だな。▼

支援B

[ピエリ]
カゲロウ!
今日も苦いお茶飲んでるの?▼
[カゲロウ]
ああ、ピエリか。
抹茶ならば、今日も飲んでいるが?▼
[ピエリ]
それならピエリも一緒に飲むの!▼
ピエリもちゃんと抹茶を飲めるようになって、
カゲロウみたいな大人の女性になるのよ!▼
[カゲロウ]
抹茶が飲めたからと言って大人の女性に
なれるとは思えぬが…▼
お前の気が済むのなら飲めば良い。▼
ほら、ピエリの分だ。▼
[ピエリ]
ありがとうなの!
よーし、ピエリがんばるのよ!▼
ごく…▼
ぶええええええ、やっぱり苦いのーーー!!▼
[カゲロウ]
だから、そのように一気に飲むな…!
苦いことなどわかっていただろう?▼
[ピエリ]
ううう…
でもなんだか前より苦い気がするの…▼
[カゲロウ]
いや、味は前と同じはずだが…▼
[ピエリ]
むー! もう一度飲むの!▼
ごく…▼
ぴゃああああ! やっぱり苦いのーーー!!▼
[カゲロウ]
…………▼
…ピエリは遊んでいるのか?▼
[ピエリ]
うう…ピエリ、大真面目なのよ。
もうやだ…このお茶苦いの…!▼
[カゲロウ]
苦くて当然だ。
そもそも、茶はそれ単体で飲むものではない。▼
[ピエリ]
え?▼
[カゲロウ]
この茶は、甘い菓子と共にたしなむものだ。▼
菓子の甘みを口の中に残しつつ飲めば、
苦味もちょうど良く感じる。▼
[ピエリ]
そうなの…?▼
[カゲロウ]
ピエリはまだ慣れていないから
菓子を多めに出してやろう。▼
これで少しは飲みやすくなるはずだが…▼
[ピエリ]
わあ、可愛いお菓子なの!
いただきますなの!▼
ええと、このお菓子を食べて…▼
このままお茶を飲んで…▼
…本当なの!
あんまり苦くないのよ!▼
[カゲロウ]
そうか…良かったな。▼
[ピエリ]
うん!
ありがとうなの、カゲロウ!▼
あ、このお菓子とっても美味しいから
もっともらてもいーい?▼
[カゲロウ]
ああ。構わぬ。▼
[ピエリ]
わーい、ピエリ嬉しいのよ!
もぐもぐ…▼
[カゲロウ]
ん? ピエリ。
菓子ばかりでなく、茶も飲め。▼
[ピエリ]
もぐもぐ…▼
[カゲロウ]
…………▼
まあ、少し飲めただけでも良いか。▼

支援A

[ピエリ]
ねえねえ、カゲロウ!
今日も一緒に抹茶を飲んでもいーい?▼
[カゲロウ]
ああ、構わぬぞ。▼
[ピエリ]
ふふっ、嬉しいの!▼
前よりもいっぱい飲めるようになったし、
これでピエリも少しはカゲロウに近づけたの?▼
[カゲロウ]
そのことなのだが…▼
なぜそこまで私に近づけているかに
こだわるのだ?▼
[ピエリ]
そんなの決まってるの!
ピエリがはじめてカゲロウを見たとき、▼
カゲロウが真っ赤で強くて、
かっこよかったからなの!▼
[カゲロウ]
真っ赤…?
それは、どういうことだ?▼
[ピエリ]
ピエリね、夜中に見ちゃったの。
カゲロウが敵と闘ってるとこ。▼
カゲロウは敵の返り血をいっぱい浴びて…
真っ赤でとっても綺麗だったの。▼
[カゲロウ]
!!▼
[ピエリ]
なのに、敵に全然気づかれずに
しゅしゅっと動いて…▼
カゲロウが後ろからえいってやると、
敵はあっという間に動かなくなるの!▼
刃を抜くと血しぶきが沢山舞って
すごかったのよ!▼
死体を踏みつけて走るカゲロウ、
とっても綺麗だったの!▼
[カゲロウ]
ピエリ、見ていたのか…▼
[ピエリ]
見ちゃダメだったの?▼
[カゲロウ]
いや、あれは隠密行動中のこと…
あまり綺麗な理由での戦ではない。▼
あのような闘い方を…
仲間には見せたくなかった…▼
[ピエリ]
どうして?
どってもかっこ良かったのに。▼
戦いに理由なんて無いの。
あっちがやるからやるだけなの。▼
所詮みんな人殺しなのよ。▼
[カゲロウ]
ピエリ…▼
[ピエリ]
それよりピエリは、もっとカゲロウに
色んなお話聞いてみたいのよ!▼
ピエリも、あんな闘い方してみたいの!
しゅしゅっと動いて、えいって殺すの!▼
あの動きはもはや芸術なの!▼
[カゲロウ]
…そうか。▼
お前がそう思ったのであれば、
この件についてはもう何も言うまい…▼
[ピエリ]
ね? これでピエリがカゲロウを
好きな理由、わかったでしょ?▼
ピエリ、あの時のカゲロウみたいに、
かっこよくて綺麗な人になりたいのよ!▼
それで、もっともっと強くなりたいの!▼
[カゲロウ]
…………▼
そうだな…きっかけはどうあれ、
強さを求めたいという気概には応えよう。▼
こうして違う国の仲間同士で
交流を深めることも悪くない。▼
私で良ければ、また茶にも付き合おう。▼
ピエリさえ望むのなら…
私の闘い方も教えてやる。▼
[ピエリ]
ほんと!? ありがとうなの!
ピエリ、とっても嬉しいの!▼
それじゃあカゲロウ、
これからもよろしくなの!▼
[カゲロウ]
ああ。よろしく頼む。▼

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Last-modified: 2020-08-21 (金) 23:14:13
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