章別会話
ノーマル†
オープニングシナリオ†
(地名テロップ:帝国領内 タナス公爵邸)
- [ミスト]
- あ~…うれしい!▼
野宿じゃないのって
もう何日ぶりなんだろ?
雨降りに感謝しちゃう。▼
- [アイク]
- まぁ、こんな悪趣味な場所でも、
屋内には違いない。
雨は、しのぐことができる。▼
ここに、この屋敷があるのを
思い出して助かったな。▼
- [セネリオ]
- …この公爵邸に来るのは、
鷺の民を奴隷として
売買しようとしていた罪で、▼
タナス公爵オリヴァーを捕らえようと
踏み込んで以来ですね。
…3年振りですか。▼
- [ティアマト]
- でも、おかしいわ。
昨日掃除したように綺麗なままよ。
ずっと無人だったはずなのに…▼
誰かが、住んでいるのかしら…?▼
- [ラフィエル]
- ……▼
- [ニケ]
- どうした?▼
- [ラフィエル]
- ……強い視線を感じます。▼
悪意はないようですが…
この建物には…
何者かの気配が強く漂っています。▼
この館の…主……?▼
- [ニケ]
- ………解せんな。▼
(画面暗転後、拠点画面へ)
進撃前†
- [ニケ]
- おい、敵が現れたぞ!▼
別棟に湧き出たようだ。▼
- [アイク]
- わかった、すぐみんなに知らせてこよう。▼
- [ラフィエル]
- なるべく急いでください。
すでに戦っている味方のために……▼
- [アイク]
- 味方?▼
(MAP上で戦っている、トパック、ムワリム。生存時はビーゼ)
- [アイク]
- あれは…▼
- [ミスト]
- お兄ちゃん!
あれ、3年前に一緒に戦った
トパックたちじゃない!?▼
- [正の使徒]
- 殺せ……殺せ……▼
- [トパック]
- そう簡単に
殺られてたまるかっての!▼
くそっ 効きが悪いな。
なんなんだよ、こいつら!?▼
- [アイク]
- おい、トパック!
すぐ加勢する、待ってろ!▼
- [トパック]
- おー、ありがたい!
頼むぜ!
……って、あれアイクか?▼
ごっついな!!▼
- [ムワリム]
- 正真正銘、アイク殿ですよ。
まったくベオクの成長は早いですね。
見違えるようです。▼
- [トパック]
- サザもアイクもずりぃ……
おれだって、まだまだ伸びるぞ!
ぜったい、このままじゃ死なねぇ!▼
- [アイク]
- トパックたちを助けるぞ。
戦闘開始だ!▼
(部隊編成画面へ)
進撃後†
敵1ターン目†
- [へッツェル]
- タナス公オリヴァー殿…
3年前の鷺の民売買の件で、
失脚し、罪に問われ…追われ…▼
死の淵を彷徨っていたそなたを、
救ったのは我々元老院じゃ。▼
神使様や宰相の目を盗んで、
この館で今日まで安穏と暮せたのも……
元老院のおかげじゃぞ。▼
その元老院の期待を…裏切らぬようにな。▼
- [オリヴァー]
- は、はい。
この我が秀麗なる館を踏み荒らす
邪心の徒どもを根絶やしにする……▼
それが女神の御心に叶うこと、
元老院の温情に報いることであれば…
必ずや、成し遂げてみせましょうぞ!▼
(へッツェルがリワープで去る)
エンドシナリオ†
- [アイク]
- とりあえず、しのいだな。
もう夜も遅い…さっさと眠って
明日に備えたほうが……▼
(リワープでやってくるへッツェル)
- [へッツェル]
- ……すべて…
やられてしまったのか……
やはり私たちに天意などは……▼
- [ラフィエル]
- あ…あなたは…▼
- [へッツェル]
- ラフィエル!?
そなた、生きておったのか!
よくぞ無事で……▼
- [ラフィエル]
- ……▼
- [へッツェル]
- ………そうか……
そなたは…全てを
知ってしまったのだったな。▼
我ら元老院の大罪を…何もかも。
あの件については……
わしは何度も反対をして………▼
……いや、もう……
なにを言っても仕方あるまい。
ラフィエル……▼
それでも、わしは…
そなたが生きていると知って
とても嬉しいぞ……▼
どうかこのまま……
…できれば、帝都へは
近づかないでほしい……▼
女神に逆らおうなどと…
そのようなことは…やめるの…だ……▼
(へッツェルがリワープで去る)
- [アイク]
- あの男には見覚えがある。
有力な元老院議員の1人だったはずだ。▼
- [ラフィエル]
- …アニムス公爵
へッツェル殿……
私の…命の恩人です……▼
- [ニケ]
- ……アイク、悪いが
話はまたにしてくれないか?
ラフィエルを休ませたい。▼
- [アイク]
- あぁ、もちろんだ。▼
トパック生存時†
- [アイク]
- (ビーゼかムワリム生存)…で、お前達は
(ビーゼとムワリム死亡)…で、お前は
一体なんでここに来たんだ?▼
- [トパック]
- 夢で教えられたんだ。▼
- [アイク]
- ……夢?▼
- [トパック]
- そう。あのすごい光が
落っこちてきた後にさ、
…すごく不思議な夢を見たんだ。▼
よく覚えてないんだけど、
頭の中で誰かが話しかけてくるような…▼
で…朝に目が覚めたら、
おれ、ちゃんと知ってたんだ。▼
石になってないやつは、
みんな【導きの塔】に向かってるって。
そこに行けば、みんな助かるんだって。▼
ムワリム生存時
- [ムワリム]
- 私も同じ夢を見たんです。▼
ですので、これはいわゆる
天啓というものかと考え……
砂漠を抜けて塔へと向かっていたのです。▼
ムワリム死亡、ビーゼ生存時
- [ビーゼ]
- あたしも同じ夢を見ました。▼
だから、これは…
天啓ってものかなって思ったんで、
砂漠を抜けて塔へと向かっていたんです。▼
ムワリム、ビーゼ死亡時
- [トパック]
- それで、これはいわゆる
天啓ってやつかなって思って、
砂漠を抜けて塔へ向かう途中だったんだ。▼
- [アイク]
- …おそらく
ユンヌの仕業だろうな。▼
- [ニケ]
- 負の女神は、
動ける者を集めているのか…▼
- [トパック]
- そのユンヌってさ、
邪神って呼ばれてたやつなんだろ?
信用できんのかな?▼
- [アイク]
- ……言葉では説明できんが…
俺たちにはわかったんだ。
ユンヌの言う通りにすればいいってな。▼
おまえがさっき
言ったことと似た感覚かもしれん。▼
- [ニケ]
- あの者は間違いなく
私たちの祖先を生み出した存在だ。
我々はそれを本能で知っている。▼
- [トパック]
- そっか。
なんか…納得した。▼
(画面暗転後、別室)
- [アイク]
- もう、大丈夫か?▼
- [ラフィエル]
- はい…
もう…落ち着きました。▼
- [アイク]
- そうか。それじゃあ…話してくれるか?
あんたと…
さっきのへッツェルって男の話を。▼
- [ラフィエル]
- はい。あれは……
あの忌まわしいセリノスの虐殺より、
半年ほど前にさかのぼります。▼
(真っ黒背景)
- [ラフィエル]
- 私は…1人で森の外れにいました。
そこを、ベオクの奴隷狩りによって
捕らえられてしまったのです。▼
その私を奴隷商人から
買い取ったのがへッツェル殿でした。▼
後に知ったことですが……▼
他にも多くの元老院議員たちが、
わたしを競り落とさんとしていたそうです。▼
へッツェル殿は、わたしを得るため…
かなりの私財をなげうったそうです。▼
(もとの会話画面に戻る)
- [ラフィエル]
- …アニムス公爵邸に連れていかれた私は…
絶望のあまりすぐ病になりました。
あの方はそれにひどく心を痛め……▼
すぐに神殿へと移して、
何日も何日も手厚く
看護してくださったのです。▼
奇跡的に…私は命をとりとめました。
しかしその代償として……
翼は飛ぶ力をほぼ失っていました。▼
そんな私を哀れに思ったのでしょう、
へッツェル殿は私にこうおっしゃいました。▼
『体がもう少し癒えたら、
おまえを森へ帰してあげよう』▼
私たち鷺の民は…
相手の心を感じることができます。
へッツェル殿の言葉は…▼
本心からのものでした。
その頃には、私は心から……
あの方を信頼し始めていました。▼
(燃えるセリノスの森の一枚絵)
- [ラフィエル]
- でも………
あの事件が起きてしまいました。▼
森の悲痛な叫びが聞こえ……
同胞たちの気が…消えてゆくのが……
遠く離れていても感じられました。▼
あの方は何も話されませんでしたが、
私は感じたのです……
元老院が神使を暗殺したということ。▼
その罪を鷺の民の咎と発表したこと。
それによって……
私の同胞たちの命が全て奪われたことを…▼
- [アイク]
- ………▼
- [ラフィエル]
- 夜明けに…私は神殿を飛び立ちました。
どこにそんな力が残っていたのか……
ただセリノスへ戻らなくてはと……▼
気がつくと…熱砂の上で………
あの時、女王に助けられなければ、
私はあのまま息絶えていたでしょう。▼
懐かしき故郷とは真逆の方向へ
飛んでいたなどということも…知らずに。▼
(元の会話画面に戻る)
- [アイク]
- …つまりアニムス公は、
あんたの命の恩人で……
仇でもあるということなんだな?▼
- [ラフィエル]
- あの方が直接、
手を下されたわけでも…
命じられたわけでもありません。▼
ですが……
私はあの方のことを考えると…
心に【負】の気が湧き上がるのを感じます。▼
…自分でも訝っているのです。
私に…こんな感情が芽生え、
それを受け入れられていることに。▼
- [アイク]
- 鷺の民も…
変わってきたんじゃないのか?▼
鷹王が言っていた。
リュシオンやリアーネは
鷺の民としては異質だと。▼
- [ラフィエル]
- えぇ。再会して驚きました。
2人とも、なんて強く…
生命力に溢れ輝いているのかと。▼
- [アイク]
- そう考えると、
負の気ってやつも
悪いばかりじゃないんだよな。▼
- [ラフィエル]
- 正と負…どちらにも偏らず
調和のとれた状態がよい……
そういうことなのでしょうか。▼
- [アイク]
- わからん。
俺たちには知りようもない
生というものの本質だろうさ。▼
(画面暗転後セーブ画面へ)
ハード†
オープニングシナリオ†
(地名テロップ:帝国領内 タナス公爵邸)
- [ミスト]
- あ~…うれしい!▼
野宿じゃないのって
もう何日ぶりなんだろ?
雨降りに感謝しちゃう。▼
- [アイク]
- なにをおおげさな。▼
- [ミスト]
- おおげさじゃないわよ。
来る日も来る日も
戦いの埃と汗にまみれて…▼
夜は野宿なうえに
常に敵を警戒していないといけない……▼
そりゃ、こんな時だし
石になった人たちのことを考えれば
文句言っちゃだめってわかってるけど……▼
- [ティアマト]
- けど…なんだか落ち着く?▼
- [ミスト]
- そう! そうなの!▼
- [アイク]
- それについては俺も同感だ。
こんなふざけた場所でも
屋内には違いない。▼
- [セネリオ]
- …このタナス公爵邸には、
神使の依頼によって公を捕らえようと
踏み込んで以来ですね。▼
その後はずっと、
閉鎖されていたはずなんですが……
無人だったとは思えませんね。▼
- [ティアマト]
- そうね。
昨日掃除したように綺麗なままだし、
何より、雰囲気が変わったわ。▼
- [ミスト]
- 調度品なんかが、
以前と少し違ってるよね?▼
- [セネリオ]
- ……趣味の悪さに
磨きがかかりました。▼
- [アイク]
- おまえたち…よく覚えてるな。▼
- [ミスト]
- うーん……
ま、いいか。▼
とりあえず、お兄ちゃんたちは
暖炉に火をいれて。
濡れたものを乾かさないと。▼
- [アイク]
- わかった。▼
- [ティアマト]
- その間に私たちは…
食事の準備に取り掛かりましょうか。▼
- [ラフィエル]
- ……▼
- [ニケ]
- どうした?▼
- [ラフィエル]
- ……強い視線を感じます。▼
- [ニケ]
- どこからだ?▼
- [ラフィエル]
- …近くではありません。▼
ですが、この建物には
何者かの気配が強く漂っています。
悪いものではないようですが……▼
- [ニケ]
- ………解せんな。▼
(画面暗転後拠点画面へ)
進撃前†
- [ニケ]
- おい、敵が現れたぞ!▼
- [アイク]
- 館を囲まれたのか!?▼
- [ニケ]
- いや……別棟に湧き出たようだ。▼
- [ティアマト]
- まさに、神出鬼没というところかしら。
みんなに知らせて来るわ。▼
- [ラフィエル]
- なるべく急いでください。
すでに戦っている味方のために……▼
- [アイク]
- 味方?▼
(MAP上で戦っている、トパック、ムワリム。生存時はビーゼも)
- [アイク]
- あれは…▼
- [ミスト]
- お兄ちゃん!
あれ、トパックたちじゃない!?▼
- [正の使徒]
- 殺せ……殺せ……▼
- [トパック]
- そう簡単に
殺られてたまるかっての!▼
- [正の使徒]
- 女神アスタルテに
逆らうものたちに死を…
邪神の徒に女神の裁きを……▼
- [トパック]
- くそっ 効きが悪いな。
なんなんだよ、こいつら!?▼
- [アイク]
- おい、トパック!
すぐ加勢する、待ってろ!▼
- [トパック]
- おー、ありがたい!
頼むぜ!
……って、あれアイクか?▼
ごつっ!!▼
- [ムワリム]
- 正真正銘、アイク殿ですよ。
まったくベオクの成長は早いですね。
見違えるようです。▼
- [トパック]
- サザもアイクもずりぃ……▼
- [ムワリム]
- 坊ちゃんだって、
大きくなりましたよ。▼
- [トパック]
- いいよ、慰めてくれなくっても。
おれだって、まだまだ
伸びるんだからな!▼
ぜったい、このままじゃ死なねぇ!▼
- [ムワリム]
- その意気です。▼
- [アイク]
- トパックたちを助けるぞ。
戦闘開始だ!▼
(部隊編成画面へ)
進撃後†
敵1ターン目開始前†
- [へッツェル]
- タナス公オリヴァー殿…
いまこそ、そなたの真価が問われるとき。
理解しておられような?▼
- [オリヴァー]
- も、勿論でございます。▼
- [へッツェル]
- 失脚し、罪に問われ…追われ…
死の淵を彷徨っていたそなたを、
救ったのは元老院じゃ。▼
神使様や宰相の目を盗んで、
この館で安穏と暮らさせていたのは……▼
そなたの力、捨てるには惜しいと
判断すればこそ。
その期待…裏切らぬようにな。▼
- [オリヴァー]
- 我が秀麗なる館を踏み荒らす
邪心の徒どもを根絶やしにする……▼
それが女神の御心に叶うこと、
元老院の温情に報いることであれば…
必ずや、成し遂げてみせましょうぞ!▼
(へッツェルがリワープで去る)
トパック⇔アイク(ムワリム生存時)†
- [アイク]
- トパック、ひさしぶりだな。▼
- [トパック]
- わっ とっ!
近いとますますデカ…っ!
心臓に悪~……▼
- [アイク]
- なにがだ?▼
- [トパック]
- いや、別になんにも!▼
それより敵敵!!
さっさと倒しちまおうぜ。▼
- [アイク]
- おい、トパック!▼
- [トパック]
- んー!?▼
- [アイク]
- おまえ前より縮んだか?▼
- [トパック]
- ばっ…反対だっ!!
アイクが巨大になっただけだ!▼
- [アイク]
- ひどい言われようだな。
……ま、どうでもいいか。▼
アイク→トパック(ムワリム死亡時)†
- [アイク]
- トパック、ひさしぶりだな。▼
- [トパック]
- アイク! …やっと会えたな。▼
- [アイク]
- よくここが分かったな。▼
- [トパック]
- あ、うん。
話せば長い話になるからさ…
あとにしようぜ。▼
- [アイク]
- おい、トパック!▼
- [トパック]
- ん?▼
- [アイク]
- ムワリムはどこだ?▼
- [トパック]
- ……………いない……▼
- [アイク]
- !?▼
- [トパック]
- あいつ…おれを置いて……
遠い場所へいっちまった。▼
- [アイク]
- ……おまえ、大丈夫か?▼
- [トパック]
- …平気だ。
(ビーゼ生存時)ビーゼもいるし。▼
おれが落ち込んでると…
ムワリムが心配するからな。▼
さぁ、アイク!
敵をぶっとばして
どんどん先へ進もうぜ!▼
- [アイク]
- ………▼
ムワリム⇔アイク(トパック生存時)†
- [アイク]
- ムワリム、
俺たちも加勢する。
協力して敵を片付けるぞ。▼
- [ムワリム]
- わかりました、アイク殿。▼
こうして再会し共に戦えること…
嬉しく思います。▼
- [アイク]
- あぁ、俺もだ。
またよろしく頼む。▼
- [ムワリム]
- はい。▼
アイク→ムワリム(トパック死亡時)†
- [アイク]
- ムワリム、
俺たちも加勢する。▼
トパックは……
一緒じゃないのか?▼
- [ムワリム]
- ……坊ちゃんは……
ここにはおられません。▼
- [アイク]
- …トパックに何があった!?▼
- [ムワリム]
- ………お守り…できませんでした……▼
- [アイク]
- すまん…俺たちがもっと
早くに駆けつけていれば……▼
- [ムワリム]
- ……アイク殿たちと共に
自分の分まで……戦えと……
…最…後……に……………▼
ですから……私は……▼
- [アイク]
- …それがトパックの遺志なら…
意地でも果たしてやろう。
戦えるか? ムワリム…▼
- [ムワリム]
- …ええ……
坊ちゃんの心は…
私と共にありますから………▼
オリヴァー初戦闘時(呪符使用ラフィエルも含む)†
- [オリヴァー]
- ほほ
死の淵より蘇りし私は
ほどよく進化を遂げた。▼
その美、存分に見るがよいぞ。▼
アイクVSオリヴァー†
- [アイク]
- あんた……!?▼
まだ生きていたのか。▼
- [オリヴァー]
- ほほ そなたの粗末な武器など
蘇りし私の美貌の前には無力。▼
もはや我が美の前に敵はなく、
我が美の後にも敵はないと知れ!▼
- [アイク]
- ………消えろ。
いいかげん。▼
トパックVSオリヴァー†
- [トパック]
- おい、太ったおっさん!
おまえまだ…生きて
悪さをしてたんだな!?
今度こそ、おれが倒してやる!▼
- [オリヴァー]
- おお、こわいこわい
なんと恐ろしい子供じゃ。▼
- [トパック]
- おれはもう子供じゃないっ!▼
ニケVSオリヴァー†
- [オリヴァー]
- は、半獣っ!
見たことのない凶暴な半獣が
私に襲い掛からんとしている!!▼
誰か! 誰かあれ!
可憐でほどよい私を救うのだ!▼
- [ニケ]
- なんだ、この奇怪な生物は……
ベオクの珍種か?▼
オルグvsオリヴァー†
- [オルグ]
- ……▼
- [オリヴァー]
- は、半獣ーっ!▼
恐ろしく獰猛な半獣が
私に襲い掛からんとして
舌なめずりをしている!!▼
誰か! 誰かあれ!
まろやかでほどよい私を救うのだ!▼
ビーゼVSオリヴァー†
- [オリヴァー]
- ほほぅ…
鴉にしては…なかなか。▼
これ娘、その黒い濡れ羽を
もっとよく見せてみるがよい。
私が愛でるにふさしいか確かめねばな。▼
(注:ふさ"わ"しいが正しいと思われる)
- [ビーゼ]
- ……ベグニオンの貴族って…
まともな奴がほとんどいない……▼
ムワリムVSオリヴァー†
- [オリヴァー]
- は、は、半獣ーっっ!▼
見覚えのある大きな虎が
私に襲い掛からんとして
目を爛々と輝かせている!!▼
誰か! 誰かあれ!
しっとりほどよい私を救うのだ!▼
- [ムワリム]
- …………▼
ウハラダVSオリヴァー†
- [オリヴァー]
- むむむ… その奇抜な面差し……
遠いいつか目にしたようにも思うのだが…▼
…うーむ…
頭に霞がかかったようだ。
醜いものはどうにも思い出せぬ。▼
- [ウハラダ]
- 思い出す必要ないのね~。
だってすぐにお別れだから~。▼
オリヴァー散り際の台詞(敵味方共通)†
- [オリヴァー]
- 美とは……
なんと儚き…も…の……
………こふ………………▼
オリヴァー→ラフィエル†
- [オリヴァー]
- おぉ… おぉぅ…
麗しき私の小鳥よ!▼
- [ラフィエル]
- !?▼
- [オリヴァー]
- なんということだ……
か弱きそなたが戦いの場にいるなど、
あってはならぬこと。▼
- [ラフィエル]
- ……?▼
- [オリヴァー]
- わかっておる、わかっておる。
そなたには強き庇護者が必要なのだ。
すなわち……そう、私のような。▼
- [ラフィエル]
- ???▼
- [オリヴァー]
- 美を冒涜せし野蛮なるものどもよ!
この美の守護者オリヴァーが
愛らしき小鳥には指一本触れさせぬ。▼
いいや、それだけではない。
一瞥することさえ許しはせぬぞ!!
さぁさ、かかって参れ!▼
加入したオリヴァー⇔アイク†
- [アイク]
- おい、ちょっと待て……
なんであんたが
俺たちの側にいるんだ?▼
- [オリヴァー]
- ほほ 当然であろう。
美の庇護者は常に
美しき者の味方なのじゃ。▼
むさくるしき貧乏傭兵よ。
そなたとわしは
かつて一つの美を巡って対峙したが……▼
蘇ったわしはもはや
瑣末なことは気にせぬ。
安心するが良いぞ。▼
- [アイク]
- ……頼むから……
敵でいてくれ……▼
クリア時†
- [アイク]
- とりあえず、しのいだな。
もう夜も遅い…さっさと眠って
明日に備えたほうがいい……▼
(そこにリワープでやってくるへッツェル)
- [アイク]
- !?▼
- [へッツェル]
- ……すべて…
やられてしまったのか……
やはり私たちに天意などは……▼
- [ラフィエル]
- あ…あなたは…▼
- [へッツェル]
- ラフィエル!?
そなた、生きておったのか!
よくぞ無事で……▼
- [ラフィエル]
- ……▼
- [へッツェル]
- ………そうか……
そなたは…全てを
知ってしまったのだったな。▼
我ら元老院の大罪を…何もかも。
あの件については……
わしは何度も反対をして………▼
……いや、もう……
なにを言っても仕方あるまい。
ラフィエル……▼
それでも、わしは…
そなたが生きていると知って
とても嬉しいぞ……▼
- [ラフィエル]
- …………▼
- [へッツェル]
- どうかこのまま……
…できれば、帝都へは
近づかないでほしい……▼
女神に逆らおうなどと…
そのようなことは…やめるの…だ……▼
(へッツェル、リワープで消える)
- [ラフィエル]
- …………▼
- [アイク]
- あの男には見覚えがある。
有力な元老院議員の1人だったはずだ。▼
- [ラフィエル]
- …アニムス公爵
へッツェル殿……
私の…命の恩人です……▼
- [ニケ]
- ……アイク、悪いが
話はまたにしてくれないか?
ラフィエルを休ませたい。▼
- [アイク]
- あぁ、もちろんだ。▼
(トパック死亡時はアイクとラフィエルの会話へ)
トパック生存時†
- [アイク]
- じゃあ、俺たちがここにいると
わかって来たんだな?▼
- [トパック]
- いや、アイクたちだって
ことまではわかんなかったけど……
夢を見たからな。▼
- [アイク]
- ……夢?▼
- [トパック]
- そう。あのすごい光が
落っこちてきた後にさ、
おれたち以外はみんな石になっちまって……▼
どうしたらいいのか…
途方にくれちまってたんだ。
そしたら、あの夢をみたんだ。▼
…すごい不思議でさ、
走っても走っても闇の中。
自分の手も見えないくらい真っ暗。▼
けど、なんか怖いって感じじゃなくって。
誰かが何かを喋りかけてんだけど、
何って言ってるかはわかんなくて。▼
でも……朝に目が覚めたら、
おれ、ちゃんと知ってたんだ。▼
石になってないやつは、
みんな【導きの塔】に向かってるって。
そこに行けば、みんな助かるんだって。▼
ムワリム生存時
- [ムワリム]
- 私も同じ夢を見たんです。▼
ですので、これはいわゆる
天啓というものかと考え……
砂漠を抜けてここまで来たのです。▼
ムワリム死亡、ビーゼ生存時
- [ビーゼ]
- あたしも同じ夢を見ました。▼
だから、これは…
天啓ってものかなって思ったんで、
砂漠を抜けて塔へと向かっていたんです。▼
- [アイク]
- …おそらく
ユンヌの仕業だろうな。▼
- [ニケ]
- 負の女神は、
動ける者を集めているのか…▼
- [トパック]
- そのユンヌってさ、
邪神って呼ばれてたやつなんだろ?
信用できんのかな?▼
- [アイク]
- ……その時はそうまで
思わなかったんだが、▼
ユンヌの話を聞いたときに
強く逆らう意識は
なかったような気がする。▼
おまえがさっき
言ったことと似た感想かもしれんが、
俺たちにはわかったんだ。▼
ユンヌの言う通りにすればいいってな。▼
- [ニケ]
- あの者は間違いなく
私たちの祖先を生み出した存在だ。▼
理屈などではなく、
我々はそれを本能で知っている。▼
- [トパック]
- そっか。
なんか…納得した。▼
エンドシナリオ†
- [アイク]
- …誰だ?▼
- [ラフィエル]
- 私です…
夜明けまえに…すみません。▼
- [アイク]
- 別にかまわん。
ほとんど眠っちゃいなかったからな。▼
- [ラフィエル]
- ……アイク殿には、
お話しておいたほうが良いかと
思いましたので……▼
- [アイク]
- 女王は?▼
- [ラフィエル]
- あの方は…すでにご存知ですから。
私たちの間には
なにも隠し事はありません。▼
- [アイク]
- そうか、じゃあ話してくれ。
あんたと…
へッツェルって男の話を。▼
- [ラフィエル]
- はい。あれは……
あの忌まわしいセリノスの虐殺より、
半年ほど前にさかのぼります。▼
(真っ暗な背景)
- [ラフィエル]
- 私は…1人で森の外れにいました。
そこを、ベオクの奴隷狩りによって
捕らえられてしまったのです。▼
私を奴隷商人から
買い取ったのがへッツェル殿でした。▼
(へッツェルの一枚絵)
- [ラフィエル]
- 後に彼の屋敷の執事に
教えられたことですが……▼
(へッツェルの横に、ラカン、オリヴァー、バルテロメが追加)
- [ラフィエル]
- ガドゥス公をはじめとする
多くの元老院議員たちが、
わたしを競り落とさんとしていたそうです。▼
(その背後にラフィエルの一枚絵が追加)
- [ラフィエル]
- セリノスの王族……
彼らはまだ、それを従えたことは
なかったからでしょうね。▼
へッツェル殿は、わたしを獲るため…
かなりの私財をなげうったそうです。▼
(もとの会話画面に戻る)
- [アイク]
- 話の腰を折るつもりはないが、
命の恩人だと言わなかったか?▼
- [ラフィエル]
- 恩人です。▼
…アニムス公爵邸に連れていかれた私は…
絶望のあまりすぐ病になりました。
あの方はそれにひどく心を痛め……▼
すぐに神殿へと移して、
何日も何日も手厚く
看護してくださったのです。▼
奇跡的に…私は命をとりとめました。
その代償として……
翼は飛ぶ力をほぼ失っていました。▼
自分の体を浮かすことがやっとで……
そんな私を哀れに思ったのでしょう、
へッツェル殿は私にこうおっしゃいました。▼
『体がもう少し癒えたら、
おまえを森へ帰してあげよう』▼
……その言葉に、私は
どれほど感謝したことでしょう。▼
- [アイク]
- 本心からの言葉だったのか?▼
- [ラフィエル]
- …ええ、もちろんです。
私は、心から……
あの方を信頼し始めていました。▼
(セリノスの森の一枚絵)
- [ラフィエル]
- でも………
あの事件が起きてしまいました。▼
あの夜を思い出すのは…
とても…苦しいことです。▼
森の悲痛な叫びが聞こえ……
同胞たちの気が…消えてゆくのが……
遠く離れていても感じられましたから。▼
その夜遅く…神殿に訪ねて来られた
へッツェル殿の手をとり、
すぐに森へ戻してほしいと懇願しました。▼
あの方は何も話されませんでしたが、
私は知ったのです……▼
元老院が神使を暗殺したということ。
その罪を鷺の民の咎と発表したこと。
それによって……▼
私の同胞たちの命が全て奪われたことを。▼
- [アイク]
- ………▼
- [ラフィエル]
- 夜明けに…私は神殿を飛び立ちました。
どこにそんな力が残っていたのか……
ただセリノスへ戻らなくてはと……▼
朦朧とする意識のまま、
風に吹かれるままに飛び続けました。▼
気がつくと…熱砂の上で………▼
あの時、女王に助けられなければ、
私はあのまま息絶えていたでしょう。▼
懐かしき故郷とは真逆の方向へ
飛んでいたなどということも…知らずに。▼
(元の会話画面に戻る)
- [アイク]
- …アニムス公は、
あんたの命の恩人で……
仇でもあるということなんだな?▼
- [ラフィエル]
- あの方が直接、
手を下されたわけでも…
命じられたわけでもありません。▼
ですが……
私はあの方のことを考えると…
心に【負】の気が湧き上がるのを感じます。▼
これが…『憎しみ』と呼ばれる
感情なのだと思います……▼
- [アイク]
- 鷺の民にはもっとも
不似合いな感情だな。▼
- [ラフィエル]
- …自分でも訝っているのです。
私に…こんな感情が芽生え、
それを受け入れられていることに。▼
以前の私なら、とっくに
正気を失っていることでしょう。▼
- [アイク]
- 鷺の民も…
変わってきたんじゃないのか?▼
鷹王が言っていた。
リュシオンやリアーネは
鷺の民としては異質だと。▼
- [ラフィエル]
- そうですね。
再会して驚きました。▼
2人とも、なんて強く…
生命力に溢れ輝いているのかと。▼
- [アイク]
- そう考えると、
負の気ってやつも
悪いばかりじゃないんだよな。▼
- [ラフィエル]
- 正と負…どちらにも偏らず
調和のとれた状態がよい……
そういうことなのでしょうか。▼
- [アイク]
- わからん。
俺たちには知りようもない
生というものの本質だろうさ。▼
(画面暗転後セーブ画面へ)
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