#navi(contents-page-name): No such page: ファイアーエムブレム 暁の女神/章別会話
ノーマル†
進撃前†
- [ユンヌ]
- 邪魔者はしばらく
いなさそうだから…
昔話をしてあげましょうか?▼
- [アイク]
- 昔話?▼
- [ユンヌ]
- ここにいるみんなが
生まれるよりも…ずっと昔の話。▼
(画面暗転後、各種族がそれぞれ描かれた創世記を思わせる一枚絵)
- [ユンヌ]
- はじまりのはじまりの時……
この世界には水しかなかった。
そこに1人の少女が降り立ったの。▼
少女はまず、この世界に大地を創り…
木や花などの植物を創り、
それから動物を創ったわ。▼
(ティバーンがいる場合)
- [ティバーン]
- 創世神話か。
ガキの頃にいやってほど聞かされた。▼
- [アイク]
- その少女っていうのは……
ユンヌ、あんたのことなのか?
それともアスタルテのほうか?▼
- [ユンヌ]
- どちらでもあって、
どちらでもないわ。▼
少女は世界を創り出すことに夢中で、
しばらくはとても楽しかった。
でも…だんだん寂しくなったの。▼
だって誰もが自分とは違う。
誰ひとり、少女と同じ存在は
いなかったんだもの。▼
少女は孤独で…寂しくて寂しくて…
何千年も泣いてばかりいたわ。▼
そうしたらね、獣たちの一部が…
どんどん姿を変えていったの。▼
少女を慰めようとして、
少女に近い者になろうとして…
それが【マンナズ】の誕生。▼
あなたたちベオクとラグズの祖先よ。▼
- [サナキ]
- ……ベグニオンの教えでは…
【マンナズ】は、
人間――ベオクの祖先だと……▼
(ネサラがいる場合)
- [ネサラ]
- そうしておいた方が、元老院にとっちゃ
都合がよかったんだろうさ。
ラグズを奴隷にするために…な。▼
- [サナキ]
- ……我が国では、
いったいどれほどの事柄が
歪められておるのじゃろうな…▼
- [ユンヌ]
- ラグズにだって、
真実が伝わっているとは限らない。
私が…”邪神”と呼ばれたように。▼
話を続けるわね。▼
【マンナズ】は少女を
自分たちの神として讃え敬ったわ。▼
少女の髪の色が、
まるで夜明けの光のようだといって
素晴らしい呼び名までくれた。▼
【暁の女神】――
そして少女は人たちの神となった。▼
- [アイク]
- 暁の女神……▼
- [ユンヌ]
- やがて【マンナズ】は
さらにそれぞれ変化を遂げて、
世界中に沢山の種族が現われたの。▼
すると、どの種族も…己の種が
最も優れているのだと主張し、
争いを始めるようになったわ。▼
女神がどんなに強く諌めても、
【マンナズ】の争いはなくならなかった。
同一とされることを厭う彼らに、▼
彼らが望むまま【ラグズ】【ベオク】
という名を与えても…
それもまた戦いの口実となった。▼
(画面が真っ暗に)
- [ユンヌ]
- そして――
あの【大洪水】が起きたの。▼
(大津波と建物の一枚絵)
- [ユンヌ]
- 女神は……ただ目の前の争いを
止めようとしただけだった。▼
だけどその力は強大すぎて…
ほとんどの大陸が水の底へと沈んだ。
残されたのはこのテリウスだけだったわ。▼
- [アイク]
- それが…真実なのか?
俺たちの知る歴史とは、
かなり違うようだが。▼
(ニケがいる場合)
- [ニケ]
- ふむ……ハタリでは、大洪水は女神の怒り、
我らへの罰だと言われていたが、
女神にそのつもりはなかったのか。▼
(カイネギスがいる場合)
- [カイネギス]
- 全てはメダリオンに眠る邪神の仕業。
それゆえ、再び邪神を
目覚めさせてはならぬと…▼
代々のラグズ王に口伝されると共に、
戦いの折につけ、黒竜王より
きつく諭されてきたのだ。▼
- [ユンヌ]
- ふーんだ。▼
(エリンシアがいる場合)
- [エリンシア]
- ベオクの国では、はるか昔に
邪神が大災害を引き起こしたという、
あいまいなおとぎ話があるだけです。▼
(画面暗転後、階段を登る一同の様子)
- [クルトナーガ]
- ラグズにもベオクにも
正確な事実は伝わっていない…?
どこで狂ってしまったのでしょうか。▼
- [ユンヌ]
- ……それはきっと、
この先にいる”彼”が
教えてくれるんじゃない?▼
- [クルトナーガ]
- …あ……
……父上……▼
- [アイク]
- !▼
- [クルトナーガ]
- この扉の向こうにいるのは…
父上です……
父上が…待ち受けています……▼
- [アイク]
- ゴルドア王デギンハンザー…
邪神と呼ばれていた女神ユンヌを倒した
【三雄】の1人だな。▼
- [ユンヌ]
- 彼はアスタルテの加護を
受けている……▼
それも、彼女が眠りにつく以前の
強い強い守護よ。
このままでは決して勝てない。▼
- [ユンヌ]
- …そろそろ頃合ね。
みんな集まってちょうだい。▼
(扉の前のユンヌに一同が集まる)
- [ユンヌ]
- 本当はぎりぎりまで…
アスタルテの前にたどり着くまで
やらないつもりだったけど、▼
仕方がないわ。
私…混沌と自由の神
ユンヌの加護をあなたたちにあげる。▼
- [ユンヌ]
- 本来、人は女神に対して
攻撃を加えることなんかできないの。
だから…▼
(【三雄】デギンハンザー、オルティナ、ソーンの一枚絵)
- [ユンヌ]
- アスタルテは私を倒すと決めたとき、
人たちの中でも特に優れた力を
有する者を選んで己の力を与えたの。▼
それが女神の加護と呼ばれるもの…
ベオクの剣士オルティナには
愛用していた双剣それぞれに。▼
ラグズの獅子戦士ソーンと
竜鱗族の長デギンハンザーには
その身自体に……▼
(元の会話場面に)
- [ユンヌ]
- 前回は、かなわなかったけど…
だけど、今度は違う。
私だって負けはしないわ。▼
みんな… 少し時間をあげるから
自分の状態を
いま出来得る最高のものに整えて。▼
特にベオクは各自が一番
強いと思う武装を装備するようにして。
準備が出来次第、始めるわ。▼
(編成【持ち物整理】画面へ)
武器選択終了後†
- [ユンヌ]
- これでいいのね?
ラグズは化身してちょうだい。▼
(ラグズユニットが一斉に化身)
- [ユンヌ]
- じゃあ…始めるわよ。▼
(ユンヌから放たれた光に包まれる一同)
- [ユンヌ]
- さ、これでいいわ。
……ふぅ……▼
ちょっと、
はりきりすぎたみたい……
私…少し休む…わ……▼
- [サザ]
- ミカヤ…?
大丈夫か?
顔色がよくない。▼
- [ミカヤ]
- …私は平気。
サザがいてくれるもの。▼
- [アイク]
- …ユンヌはどうした。▼
- [ミカヤ]
- 眠りました。
後は、みんなに任せると言って…▼
- [アイク]
- よし。ならば
このまま部屋へ入ろう。▼
(画面暗転)
- [クルトナーガ]
- 父上…!▼
- [デギンハンザー]
- ……私が待つと知りながら進んできたか。
当然、我らを相手にする
覚悟ができたのであろうな?▼
ラグズ王がいる場合(ニケ除く)
- [デギンハンザー]
- 鴉王ネサラよ…
- [デギンハンザー]
- 鷹王ティバーンよ…
- [デギンハンザー]
- 獅子王カイネギスよ…
各ラグズ王の続き、またはニケ除くラグズ王が複数いる場合
- [デギンハンザー]
- 私は何度も忠告を発したはずだ。
大陸を巻き込むほどの
戦乱を起こしてはならぬと。▼
- [ネサラorティバーンorカイネギス]
- ………
- [デギンハンザー]
- 我らは女神を裏切ったのだ。
学ぶことを知らず、
戦いをやめようとしなかった。▼
我らは報いを受けねばならぬ。
おとなしく女神アスタルテの審判を
受け入れようではないか。▼
- [ミカヤ]
- …だけど!
女神たちの目覚めは、
戦いの気によるものではありません。▼
わたしが呪歌を謡い、
それによって目覚めたんです!▼
- [デギンハンザー]
- ……そのような言…
とても信じることはできぬ。▼
- [デギンハンザー]
- ここで我らとおとなしく
裁きの時を待つならば良し。
さもなければ…▼
(デギンハンザーから金色のオーラが立ち上る)
- [デギンハンザー]
- 大陸最強の種、竜鱗の力で▼
(カメラがアップ)
- [デギンハンザー]
- そなたたちを止めるまで!▼
(デギンハンザー化身)
- [クルトナーガ]
- 父上!
何故です…!
どうか、どうか話を… (台詞自動送り)
- [アイク]
- 無駄だ、王子。
俺たちは戦うしかない。▼
- [アイク]
- 前に進み、女神に対峙するために!▼
(部隊編成画面へ)
クリア後†
- [デギンハンザー]
- ……見事…
この私の負けだ……▼
- [クルトナーガ]
- 父上っ!▼
- [デギンハンザー]
- そのようにうろたえるな。
これしきの傷…
たいしたものではない。▼
……女神アスタルテの加護を受けし、
このわしを打ち破るとは………
そなたたちの力は…いったい………▼
- [???]
- 私が加護を与えたの。▼
- [デギンハンザー]
- 女神…ユンヌ!
あなたなのか……?▼
- [ユンヌ]
- 昔の戦いは…確かに私が悪かったわ。
あなたたちは未熟な私を止めようとして…
一度は私を打ち倒した。▼
私の感情の昂ぶりが原因で
大洪水が起きてしまったから…▼
- [デギンハンザー]
- あなたが悪かったわけではありません。
あなたは、”邪”ではない。
ただ、あなたの力が…強大過ぎただけです。▼
- [ユンヌ]
- でも、どうしてまた
アスタルテを選んだの?
今度は一緒に…人を守れると思ったのに。▼
- [デギンハンザー]
- すみません、女神ユンヌ。
ですがこれは…けじめなのです…▼
かつて、女神アスタルテの前で…
私たちは宣誓しました。▼
ラグズとベオクは
2度と同じ過ちは犯さないと…▼
だが…結局は
守ることができなかった……▼
だから私は、何があろうと
罰を…受けいれるつもりだったのです。▼
- [ユンヌ]
- あなたは馬鹿ね…
融通が利かない頑固者で……
本当に真面目すぎるんだから。▼
- [デギンハンザー]
- ……ラグズの王たちを戒めるため、
もう、争いを起こさせないためとは言え…▼
歴史を捻じ曲げ、覆い隠し、
あなたを邪神と偽ったこと…
どうかお許し願いたい……▼
- [ユンヌ]
- …もういいわ。
私もあなたに迷惑をかけた。
特別に許してあげる。▼
- [デギンハンザー]
- それを伺えて安心しました。▼
ゴート生存時
- [デギンハンザー]
- ゴート!▼
残る者を集めて、クルトナーガに従え。
これは王命だ。▼
- [ゴート]
- かしこまりました。▼
ナーシル生存時
- [デギンハンザー]
- ナーシル…▼
一度は国を厭うて出て行った
そなたが、ここまで私に従ってくれた。
……礼を言うぞ。▼
- [ナーシル]
- …いいえ……王のお心を知らず、
好き勝手をしましたこと…
お詫び致します。▼
- [デギンハンザー]
- イナ…
そなたには、この一言だけだ。
幸せになってくれ。▼
- [イナ]
- ……は…はい……▼
- [デギンハンザー]
- では、クルトナーガ…
皆を率いて進め。
私はまだ動けぬゆえここにおる。▼
- [クルトナーガ]
- はい。 …必ず、
女神アスタルテを止めてみせます。
ここで私達が戻るのを待っていて下さい。▼
- [デギンハンザー]
- ……ああ、待っているぞ。▼
(画面暗転後、ボイスあり回想「エルランの記憶」)
- [デギンハンザー]
- 妻よ、ラジャイオンよ…
いま傍にゆく。▼
(画面が徐々にデギンハンザーから外れる)
- [デギンハンザー]
- …愛しき娘アム…リタ……
強く…生…き………… (強制送り)
- [クルトナーガ]
- !
…………▼
- [イナ]
- ……クルト様っ!
王が…! 王…が……▼
- [クルトナーガ]
- わかっている。
だからこそ…
進まなくてはいけない……▼
父上から託された誇りをもって
女神アスタルテの前に立つ。
………竜鱗族の王として…!▼
(クルトナーガ生存時、スキル「王者」習得。画面暗転後、セーブ画面へ)
ハード・マニアック†
オープニング†
- [アイク]
- ……いかんな。
こう似たような場所ばかりじゃ、
同じ所をぐるぐる回ってる気がしてきた。▼
- [ユンヌ]
- 邪魔者はしばらく
いなさそうだから…
昔話をしてあげましょうか?▼
- [アイク]
- 昔話?▼
- [ユンヌ]
- ここにいるみんなが
生まれるよりも…ずっと昔の話。▼
(一枚絵:創世記)
- [ユンヌ]
- はじまりのはじまりの時……
この世界には水しかなかった。
そこに1人の少女が降り立ったの。▼
少女はまず、この世界に大地を創り…
木や花などの植物を創り、
それから動物を創ったわ。▼
魚、獣、鳥…そんなものたちを
うーんとたくさん創ったの。▼
(ティバーンがいる場合)
- [ティバーン]
- 創世神話か。
ガキの頃にいやってほど聞かされた。▼
- [アイク]
- その少女っていうのは……
ユンヌ、あんたのことなのか?
それともアスタルテのほうか?▼
- [ユンヌ]
- どちらでもあって、
どちらでもないわ。▼
少女は世界を創り出すことに夢中で、
しばらくはとても楽しかった。
でも…だんだん寂しくなったの。▼
だって誰もが自分とは違う。
誰ひとり、少女と同じ存在は
いなかったんだもの。▼
少女は孤独で…寂しくて寂しくて…
何千年も泣いてばかりいたわ。▼
そうしたらね、獣たちの一部が…
どんどん姿を変えていったの。▼
少女を慰めようとして、
少女に近い者になろうとして…
それが【マンナズ】の誕生。▼
あなたたちベオクとラグズの祖先よ。▼
- [サナキ]
- ……ベグニオンの教えでは…
【マンナズ】は、
人間――ベオクの祖先だと……▼
(ネサラがいる場合)
- [ネサラ]
- ま、そうしておいた方が
元老院にとっちゃ
都合がよかったんだろうさ。▼
ラグズを奴隷にするために…な。▼
- [サナキ]
- ……我が国では、
いったいどれほどの事柄が
歪められておるのじゃろうな…▼
- [ユンヌ]
- ラグズにだって、
真実が伝わっているとは限らない。
私が…“邪神”と呼ばれたように。▼
話を続けるわね。▼
【マンナズ】は少女を
自分たちの神として讃え敬ったわ。▼
少女の髪の色が、
まるで夜明けの光のようだといって
素晴らしい呼び名までくれた。▼
【暁の女神】――
そして少女は人たちの神となった。▼
- [アイク]
- 暁の女神……▼
- [ユンヌ]
- 女神は【マンナズ】をとても愛したわ。
彼らが豊かに暮らせるよう、
様々な知識と思想を与えた。▼
やがて【マンナズ】は
その数を驚異的に増やしてゆき、
世界中に沢山の種族が現れたわ。▼
どの種族も…己の種が
最も優れているのだと主張し、
争いを始めるようになったわ。▼
(一枚絵:争うベオクとラグズ)
争いは憎しみを招き、怒りを招き…
次第に大きな戦いへと発展していった。▼
女神がどんなに強く諌めても、
【マンナズ】の争いはなくならなかった。▼
同一とされることを厭う彼らに、▼
彼らが望むまま【ラグズ】【ベオク】
という名を与えても…
それもまた戦いの口実となった。▼
(画面暗転)
- [ユンヌ]
- そして――
あの【大洪水】が起きたの。▼
(一枚絵:大洪水)
- [ユンヌ]
- 女神は……ただ目の前の争いを
止めようとしただけだった。▼
だけどその力は強大すぎて…
ほとんどの大陸が水の底へと沈んだ。
残されたのはこのテリウスだけだったわ。▼
- [アイク]
- それが…真実なのか?
俺たちの知る歴史とは、
かなり違うようだが。▼
(ニケがいる場合)
- [ニケ]
- ふむ……我らの国ハタリでは、
大洪水は女神の怒り、
我らへの罰だと言われていたが、▼
女神にそのつもりは
なかったということか。▼
(カイネギスがいる場合)
- [カイネギス]
- 全てはメダリオンに眠る
邪神が行なったこと……▼
それゆえ、再び
邪神を目覚めさせてはならぬと…
代々のラグズ王には口伝される。▼
それだけではない。
戦いの折につけ、黒竜王より
きつく諭されてきたのだ。▼
- [ユンヌ]
- ふーんだ。▼
(エリンシアがいる場合)
- [エリンシア]
- ベオクの国では、はるか昔に…
邪神が大災害を引き起こしたという、
あいまいなおとぎ話があるだけです。▼
(画面暗転)
- [クルトナーガ]
- ラグズにもベオクにも
正確な事実は伝わっていない…?
どこで狂ってしまったのでしょうか。▼
- [ユンヌ]
- ……それはきっと、
この先にいる“彼”が
教えてくれるんじゃない?▼
- [クルトナーガ]
- …あ……▼
- [アイク]
- 王子!
どうしたんだ!?▼
- [クルトナーガ]
- ……父上……▼
- [アイク]
- !▼
- [クルトナーガ]
- この扉の向こうにいるのは…
父上です……▼
ゴルドアの竜鱗族が…
……待ち受けています……▼
- [アイク]
- ゴルドア王デギンハンザー…
邪神と呼ばれていた女神ユンヌを倒した
【三雄】の1人だな。▼
- [ユンヌ]
- 彼はアスタルテの加護を
受けている……▼
それも、彼女が眠りにつく以前の
強い強い守護よ。
このままでは決して勝てない。▼
- [ユンヌ]
- …そろそろ頃合ね。
みんな集まってちょうだい。▼
(一同、扉の前のユンヌに集まる)
- [ユンヌ]
- 本当はぎりぎりまで…▼
アスタルテの前にたどり着くまで
やらないつもりだったけど、
仕方がないわ。▼
わたし…混沌と自由の神
ユンヌの加護をあなたたちにあげる。▼
- [アイク]
- 加護……?▼
- [ユンヌ]
- 本来、人は女神に対して
攻撃を加えることなんかできないの。▼
彼女と元は一対であった私も
互いに相手を傷つけることはできない。▼
だからって、アスタルテは…
私を消し去ろうと決めたときに
人を媒介とした。▼
(一枚絵:【三雄】)
- [ユンヌ]
- 彼女は人たちの中でも
特に優れた力を有する者を選んで
己の力を与えたの。▼
それが女神の加護と呼ばれるもの。▼
ベオクの剣士オルティナには
愛用していた双剣それぞれに。▼
ラグズの獅子戦士ソーンと
竜鱗族の長デギンハンザーには
その身体自体に……▼
私の軍勢には、私の加護を与えた鎧を
着せていたんだけど…▼
彼ら3人の攻撃の前には
成す術もなかった。▼
(画面、元に戻る)
- [ユンヌ]
- だけど、今度は違う。
私だって負けはしないわ。▼
みんな… 少し時間をあげるから
自分の状態を
いま出来得る最高のものに整えて。▼
特にベオクは各自が一番
強いと思う武器を装備するようにして。
準備が出来次第、始めるわ。▼
(持ち物整理画面へ)
武器選択後†
アイクがラグネルを装備していない場合†
- [ユンヌ]
- だめよ、アイク…!
物にはそれを扱う者との相性がある。
あなたの場合はラグネルが最良。▼
自分でも分かっているでしょう?▼
- [アイク]
- そうか…すまん。▼
- [ユンヌ]
- そう、そうやって
ラグネルを掲げていて。▼
(アイクがラグネルを装備)
武器選択終了後†
- [ユンヌ]
- これでいいのね?
ラグズは化身してちょうだい。▼
(ラグズユニット、一斉に化身)
- [ユンヌ]
- じゃあ…始めるわよ。▼
(一同、ユンヌから放たれた光に包まれる)
- [ユンヌ]
- さ、これでいいわ。▼
……ふぅ……
ちょっと、
はりきりすぎたみたい……▼
私…少し休む…わ……▼
- [サザ]
- ミカヤ…?▼
- [ミカヤ]
- ……サザ……▼
- [サザ]
- 大丈夫か?
顔色がよくない。▼
- [ミカヤ]
- …平気。▼
サザがいてくれるもの。▼
- [サザ]
- 傍にいる。
俺たちはずっと一緒だ。▼
- [ミカヤ]
- ええ。▼
- [アイク]
- …ユンヌはどうした。▼
- [ミカヤ]
- 眠りました。
後は、みんなに任せると言って…▼
- [アイク]
- よし。ならば
このまま部屋へ入ろう。▼
進撃前†
- [クルトナーガ]
- 父上…!▼
- [デギンハンザー]
- ……私がここで待つと知りながら、
そなたたちは進んできたか。▼
当然、我らを相手にする
覚悟ができたのであろうな?▼
- [クルトナーガ]
- 聞いて下さい、父上!
私たちは…(自動送り)
- [デギンハンザー]
- 黙れ、クルトナーガ。
聞くのはそなたたちだ。▼
ラグズ王がいる場合(ニケ除く)
- [デギンハンザー]
- 鴉王ネサラよ…
- [デギンハンザー]
- 鷹王ティバーンよ…
- [デギンハンザー]
- 獅子王カイネギスよ…
- [デギンハンザー]
- ラグズの王たちよ…
- [デギンハンザー]
- 私は何度も忠告を発したはずだ。▼
大陸を巻き込むほどの
戦乱を起こしてはならぬと。▼
メダリオンに眠る
邪神を目覚めさせてはならぬと。
その結果がこれだ。▼
- [ネサラorティバーンorカイネギス]
- ………▼
- [デギンハンザー]
- 我らは女神を裏切ったのだ。
学ぶことを知らず、
戦いをやめようとしなかった。▼
我らは報いを受けねばならぬ。
おとなしく女神アスタルテの審判を
受け入れようではないか。▼
- [ミカヤ]
- …だけど!
女神たちの目覚めは、
戦いの気によるものではありません。▼
わたしが呪歌を謡い、
それによって目覚めたんです!▼
- [デギンハンザー]
- ……娘よ。
そなたが何者であるかは知らぬ。▼
だが、そのような言…
とても信じることはできぬ。▼
- [デギンハンザー]
- ここで我らとおとなしく
裁きの時を待つならば良し。▼
さもなければ…▼
(デギンハンザーから金色の光)
- [デギンハンザー]
- 大陸最強の種、竜鱗の力で▼
- [デギンハンザー]
- そなたたちを止めるまで!▼
(デギンハンザー、黒竜に化身)
- [クルトナーガ]
- 父上!
何故です…!
どうか、どうか話を…(自動送り)
- [アイク]
- 無駄だ、王子。
俺たちは戦うしかない。▼
- [アイク]
- 前に進み、女神に対峙するために!▼
(進撃準備画面へ)
進撃後†
ラフィエル→デギンハンザー(初戦時も同一)†
- [ラフィエル]
- 黒竜王様……
私にはわかりません……
なぜ、戦わなければ
ならないのですか?
このようなこと……
私には……
耐えられません……
これ以上争っても……
悲しみが増すだけでは
ありませんか……
- [デギンハンザー]
- ……
そなたの姿……
昔の友を思い出させる……
誰より優しく、
それゆえに弱かったあの男……
埒もない感情よ……
わしは変わらぬ。
ただ女神の裁きを受け入れるのみ。
リアーネ→デギンハンザー(初戦時も同一)†
- [デギンハンザー]
- 鷺の姫よ。
そなたは戦う力を持たぬ者……
退くがよい。
- [リアーネ]
- kanasii...
ojisamanokokoro... kanasimideippai...
dousite? watasini hanasite.
悲しい…
おじさまの心… 悲しみでいっぱい…
どうして? 私に 話して。
- [デギンハンザー]
- そなたには……関わりのないことだ。
リュシオン→デギンハンザー(初戦時も同一)†
- [リュシオン]
- 黒竜王、
あなたほどのお方がなぜ……
あなたはこの地上で
最も強い力を持つ存在……
その力を、
なぜ人々を救うために
向けてくださらないのか?
- [デギンハンザー]
- かつて……
我が友も同じことを言った。
だがあの時も今も、
わしの答えは変わらぬ。
変わってはならぬのだ。
わしはただ
女神の意に従うのみ。
イナ→ナーシル†
- [イナ]
- ナーシル……
王に従うのですね?▼
- [ナーシル]
- 一度、背いた私だからこそ…
此度は王命を守る。
イナは……▼
- [イナ]
- ……はい…
申し訳…ありません。
- [ナーシル]
- ……それでいい。
おまえは王子とともに在れ。
クルトナーガ→ナーシル†
- [クルトナーガ]
- ナーシル!
父上をお止めしてくれ!!
- [ナーシル]
- ……私たちは罪を犯しました。
王のお心も知らず、
戦いを拡大させてしまいました。
罪は償わなければなりません。
- [クルトナーガ]
- それが、私ひとりのことならば…
罰はいくらでも受けよう。
だが、罪なき赤子が
石にされていいはずはない!
- [ナーシル]
- ……決めたのです。
もう2度と
私は王に逆らわないと。
イナ→ゴート†
- [イナ]
- ゴート、そこを退いてください。
- [ゴート]
- それはできません。
王命でございますからな。
- [イナ]
- やはり……無理なのですね。
- [ゴート]
- 私は愚かでございますから。
王に従う以外の道を持ちません。
- [イナ]
- 愚かなのは王命に逆らい、
女神にすら逆らおうとしている
私たちかもしれません。
でも、それでも……
- [ゴート]
- イナ殿。
王子を……クルトナーガ様を
お頼み申します。なにとぞ……
- [イナ]
- …はい。約束します。
この命に代えても……!
クルトナーガ→ゴート†
- [ゴート]
- 困ったことになってしまいましたな…
私がお守りすべき王子と
このように相対することになろうとは。
- [クルトナーガ]
- ゴート、そこを通してくれ!
私はどうしても父に……
- [ゴート]
- 王命なれば、ここを
お通しすることはかないません。▼
- [クルトナーガ]
- 私と……戦うと?▼
- [ゴート]
- とんでもない!
王子と戦うつもりはありません。
私にできるのは……
ただこうして、
ここに立っていることだけ。▼
- [クルトナーガ]
- ゴート……!▼
- [ゴート]
- 王子のお側に仕えさせていただき、
このゴート、幸せでございました。
どうぞ、お健やかに。▼
戦闘会話†
デギンハンザー、範囲攻撃時†
1回目
- [デギンハンザー]
- この波動、耐えてみせよ!▼
2回目
- [デギンハンザー]
- 女神ユンヌの加護を
受けし者たちの力……
その程度ではあるまい!▼
3回目
- [デギンハンザー]
- 神に戦いを挑んだのだ……
その重さを知れ!▼
デギンハンザー初戦時†
- [デギンハンザー]
- 定めには抗えぬ。▼
滅びを前に死に急ぐか……▼
アイク⇔デギンハンザー初戦時†
- [アイク]
- 黒竜王デギンハンザー。
どうあっても、
ここを通す気はないんだな?▼
- [デギンハンザー]
- 私は女神アスタルテに従う。
その意思は変えぬ。▼
- [アイク]
- それなら、仕方ないな。
覚悟してくれ。▼
- [デギンハンザー]
- 来るがよい、ベオクの英雄…
女神ユンヌの加護を受ける者よ。▼
女神アスタルテの加護を受けし、
三雄たる我の力
いまこそ見せてくれよう!▼
ミカヤ⇔デギンハンザー初戦時†
- [デギンハンザー]
- そなた…
“印”を持つ者か……▼
- [ミカヤ]
- ご存知なのですか?▼
- [デギンハンザー]
- 知っている。
その成り立ちもな……▼
わしはあまりにも長く生きた。
長すぎるほどに……▼
だがじきに……
すべて終わりを迎えよう。▼
サザ⇔デギンハンザー初戦時†
- [デギンハンザー]
- 来るがいい、
女神ユンヌの使徒よ。▼
- [サザ]
- 俺はあんたみたいな長生きじゃない。
あんたみたいな力もない。▼
世界を救うとか、女神の闘いとか……
俺には大きすぎて
ぜんぜん実感できない話だ。▼
だから俺は……
もっと身近で、
もっと小さなもののために命を賭ける。▼
エリンシア⇔デギンハンザー初戦時†
- [デギンハンザー]
- そなたも
女神アスタルテに逆らうか。▼
- [エリンシア]
- 私は…石にされた人たちを
なんとしても救いたいのです。▼
黒竜王様、どうか
クルトナーガ王子のお言葉を
もう一度お聞きください。▼
- [デギンハンザー]
- もはや終わったこと。
女神を裏切りし我々は……
人は滅ぶべき種なのだ。▼
- [エリンシア]
- 私は……そうは思いません。
人には、まだ可能性があると…
そう信じます。
ですから、どうか……▼
- [デギンハンザー]
- そなたらがわしに勝てれば…
その言葉信ずるに足ると解釈しよう。
では、かかってくるがいい。▼
サナキ⇔デギンハンザー初戦時†
- [デギンハンザー]
- この私から見れば
そなたなど頑是なき赤子同然。▼
それでも向ってくるか?▼
- [サナキ]
- む…無論じゃ。▼
わたしは
第37代ベグニオン皇帝サナキ……
民を救う責務がある。
そなたが大陸最強の黒竜でも……
恐れはせぬぞ。▼
- [デギンハンザー]
- ふっ よかろう。
そなたの覚悟、
確かめさせてもらおう。▼
ニケ⇔デギンハンザー初戦時†
- [デギンハンザー]
- そなたは…狼の民か?▼
- [ニケ]
- そうだ。
大洪水の後、我らは
死の砂漠の東で国を作った。▼
- [デギンハンザー]
- なんと……!
我らの他に生き残った者がいたとは。▼
- [ニケ]
- ラフィエルを見出すまでは
我らも我が民だけが
残ったのだと思っていた。▼
- [デギンハンザー]
- そなたの国にいるのは、
狼の民だけか?▼
- [ニケ]
- いや、ベオクもいる。
そして……こちらで【印付き】と
呼ばれる者もいる。▼
ラグズとベオクでは子が生まれることが
珍しいゆえ、まだ数は少ないが……
皆に混じって暮らしている。▼
- [デギンハンザー]
- ……そう、か…▼
- [ニケ]
- この話を聞いてなお、
まだ我らの道を妨げるつもりか?▼
- [デギンハンザー]
- …………
私は女神の裁定には逆らわぬ。▼
- [ニケ]
- 鷹王が化石と申しておったが、
まことそのようだ。
この私がその目を覚まさせてやろう。▼
ティバーン⇔デギンハンザー初戦時†
- [ティバーン]
- まさか、あんたと
やり合う日が来るとはな。
人生ってのは読めんもんだ。▼
- [デギンハンザー]
- ティバーンよ。
如何なそなたでも…
我が攻撃の前には無力。▼
- [ティバーン]
- どうだろうな?
これまで試したことはないんだ。
意外に通用するかもしれんぞ。▼
- [デギンハンザー]
- ならば来い。
そなたの力、見せてみよ。▼
ネサラ⇔デギンハンザー初戦時†
- [デギンハンザー]
- ネサラよ、この黒竜に挑むか。▼
- [ネサラ]
- まさか……
あんたと戦って勝てると思うほど
俺は馬鹿じゃない。▼
あんたに勝てるのは
それこそ女神その人だろうさ。▼
俺の民が石にされてなけりゃ、
とっとと逃げ出してる
ところなんだがね……▼
- [デギンハンザー]
- そなたも王……ということか。▼
良かろう、ならば来るが良い。▼
- [ネサラ]
- せめて傷の一つでもつけられれば
御の字か……
……我ながら情けないもんだ。▼
カイネギス⇔デギンハンザー初戦時†
- [カイネギス]
- デギンハンザー殿、
あなたの忠告を聞かず…▼
大陸にふたたび
騒乱を起こしてしまったこと…
申し訳なく思う。▼
だが……
女神の裁きは受け入れられぬ。▼
例え女神のご意思に逆らおうとも、
わしは石にされた
我が民を救わねばならぬ。▼
- [デギンハンザー]
- 獣牙の王カイネギスよ。
すでに旗幟は分かたれた。▼
後は互いの力によって
決着をつけるのみ。▼
クルトナーガ→デギンハンザー初戦時†
- [クルトナーガ]
- 父上……!
どうかお考え直しください。▼
- [デギンハンザー]
- 話はすでに終わった。
後は、力によって
そなたたちを止めるまでだ。▼
- [クルトナーガ]
- 何故です、父上!▼
- [デギンハンザー]
- くどい!
黒竜クルトナーガよ、
次代の竜鱗を率いる者よ!
そなたの力、私に示すがよい!▼
- [クルトナーガ]
- ――!
は、い…父上………!▼
イナ→デギンハンザー初戦時†
- [イナ]
- 王……▼
- [デギンハンザー]
- 来るが良い、イナ。▼
- [イナ]
- いいえ……できません。
私は王命に背き、
ゴルドアを離れた愚か者ですが……▼
それでも竜鱗族なのです。
王を傷つけることはできません。
決して。▼
- [デギンハンザー]
- ならば……
ゴルドアの王として
そなたに命じよう。▼
戦うがいい。
クルトナーガのために。▼
- [イナ]
- 王……!▼
- [デギンハンザー]
- あれもそなたと同じ……
竜鱗族らしからぬ竜よ。▼
- [イナ]
- ……▼
ナーシル撃破時†
- [ナーシル]
- 私はもう十分に生きた……
イナ……
どうか……幸せに……
- [イナ]
- ……ナーシル……
……ナーシル………
………おじい…さま………
ゴート撃破時†
- [ゴート]
- 王子……
貴方をお守りするのが
私の役目でありながら……
このようなことに……
どうかお許しを……
- [クルトナーガ]
- 違う……!
ゴルドア王命に
背いたのは私の方だ!
すまない……ゴート……
デギンハンザー撃破時†
- [デギンハンザー]
- ぬ……う……▼
我が身も老いたか……
いや……▼
老いしは…我が心か………▼
クリア後†
- [デギンハンザー]
- ……見事…
この私の負けだ……▼
- [クルトナーガ]
- 父上っ!▼
- [デギンハンザー]
- そのようにうろたえるな。
これしきの傷…
たいしたものではない。▼
- [クルトナーガ]
- …そう…ですね……
父上は私の何十倍も
お強いのですから………▼
……すみません…▼
- [デギンハンザー]
- ……女神アスタルテの加護を受けし、
このわしを打ち破るとは………
そなたたちの力は…いったい………▼
- [???]
- 私が加護を与えたの。▼
- [デギンハンザー]
- 女神…ユンヌ!
あなたなのか……?▼
- [ユンヌ]
- 久しぶりね、デギンハンザー。▼
- [デギンハンザー]
- お懐かしい………▼
- [ユンヌ]
- どうしてまた
アスタルテを選んだの?
今度は一緒に…人を守れると思ったのに。▼
私がまた、
アスタルテを困らせるためだけに
みんなを扇動してるって考えた?▼
- [デギンハンザー]
- いいえ、あなたの天啓を疑うなど…
これはけじめなのです…▼
かつて、女神アスタルテの前で…
私たちは宣誓しました。▼
ラグズとベオクは
2度と同じ過ちは犯さないと…▼
だが…結局は
守ることができなかった……▼
だから私は、何があろうと
罰を…受けいれるつもりでした。▼
女神アスタルテに
背く道を選ぶことは…できません。▼
- [ユンヌ]
- あなたは馬鹿ね…
融通が利かない頑固者で……
本当に真面目すぎるんだから。▼
- [デギンハンザー]
- ……ラグズの王たちを戒めるため、
あなたを邪神と偽ったこと…
どうかお許し願いたい……▼
- [ユンヌ]
- …もういいわ。▼
あなたとはもう…
すごく長い付き合いになるから。
特別に許してあげる。▼
- [デギンハンザー]
- それを伺えて安心しました。▼
さて…もう時間がありません。
どうか先に進まれるがよいでしょう。▼
ゴート生存時
- [デギンハンザー]
- ゴート!▼
- [ゴート]
- はっ!▼
- [デギンハンザー]
- 残る者を集めて、クルトナーガに従え。
これは王命だ。▼
- [ゴート]
- かしこまりました。▼
ナーシル生存時
- [デギンハンザー]
- ナーシル…▼
一度は国を厭うて出て行った
そなたが、ここまで私に従ってくれた。▼
……礼を言うぞ。▼
- [ナーシル]
- …いいえ……王のお心を知らず、
好き勝手をしましたこと…
お詫び致します。▼
- [デギンハンザー]
- イナ…
そなたには、この一言だけだ。
幸せになってくれ。▼
…人の世が終わらず
生き延びることができたなら……
必ず幸せになってくれ。▼
亡き息子もそれを望んでおる。▼
- [イナ]
- ……は…はい……▼
- [デギンハンザー]
- では、クルトナーガ…
皆を率いて進め。
私はまだ動けぬゆえここにおる。▼
- [クルトナーガ]
- はい。 …必ず、
女神アスタルテを止めてみせます。▼
ですから……
どうか気をしっかり持たれて…
私たちが戻るのを待っていて下さい。▼
いいですね?▼
- [デギンハンザー]
- ……ああ、約束しよう。▼
(画面暗転)
エルランの記憶†
- 音声付会話
- 実際には名前は表示されないが、ここでは便宜上記載する
- [エルラン]
- 彼らを救わなくては。
こうしている間にも……ベグニオンでは
多くのラグズが苦しんでいるのです。
- [デギンハンザー]
- ……すでに取りうる手は打った。
(場面:王宮から見えるゴルドアの地)
- [エルラン]
- 警告だけでは、何も変わらない…
元老院の対応を期待し、
百以上もの年数を無駄にしました。
行動を起すべきなのです。
竜鱗族が動けば、ベグニオンとて
完璧に無視するわけには……
- [デギンハンザー]
- ゴルドアは他とは関わらぬ。
我らが動かば戦いは肥大する。
それは女神の眠りを妨げ、
世界が滅びへと至る道……
女神との誓約を…
そなたも覚えているだろう。
- [エルラン]
- もちろんです。
オルティナもソーンも
亡くなってしまいました。
女神と直接言葉を交わした者は、
あなたと私だけしか残っていない。
- [デギンハンザー]
- ならば…
- [エルラン]
- もし女神がお目覚めになり、
この世界をご覧になったら
どう思われるでしょう?
ラグズが家畜のように
ベオクに支配されるこの世界を……
- [デギンハンザー]
- ……私はすべてを見守るだけだ。
隷属とはいえ、ラグズは生きている。
ならばこれ以上戦いを
拡げることは避けねばならぬ。
女神が眠りにつかれて
まだ150年にも満たぬ。
こうなる前は、ラグズがベオクに対し
優勢であった時代もあった。
残り850年……時が経てば、
また立場が揺らぎ移ろうこともあろう。
私は動かぬ。
最初に国を分けたときから決めていたこと。
ラグズとベオク、
一方が滅びを迎えるか……
大陸を巻き込むような戦が起きるか……
そのような破滅の危機が訪れぬ限り、
ゴルドアが動くことはない。
- [エルラン]
- ですが、それでは現在
虐げられているラグズは……
いまこの時を生きている
彼らはどうなるのです?
- [デギンハンザー]
- 犠牲は、やむを得ぬ。
- [エルラン]
- ……
- [デギンハンザー]
- どこへ行くのだ。
- [エルラン]
- ベグニオンへ。
そこで解決の手立てを探します。
- [デギンハンザー]
- 生来の力を失いしそなたに
なにができるというのだ。
自らの身を
危険にさらすだけではないか。
- [エルラン]
- それでも私は……
行かねばなりません。
回想後†
- [デギンハンザー]
- そうか…友よ……
銀の髪の娘は…そなたの……
それ故……女神ユンヌは………▼
なるほど…得心が…いった……
希望は…まだ……あるようだ……▼
妻よ、ラジャイオンよ…
いま傍にゆく。▼
(カメラ、徐々にデギンハンザーから外れる)
- [デギンハンザー]
- …愛しき娘アム…リタ……
強く…生…き…………(自動送り)
- [クルトナーガ]
- !
…………▼
- [イナ]
- ……クルト様っ!
王が…! 王…が……▼
- [クルトナーガ]
- わかっている。
だからこそ…
進まなくてはいけない……▼
父上から託された誇りをもって
女神アスタルテの前に立つ。▼
………竜鱗族の王として…!▼
(クルトナーガが生存時、スキル「王者」を習得。画面暗転、セーブ画面へ)
コメント†
- ネサラに限らずニケ以外のラグズ王が一人だけメンバーにいると名指しされるみたいです。反応があるかは確認出来てませんが… -- 名無し