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章別会話

 ノーマル

 オープニングシナリオ

(地名テロップ:帝国領内ガドゥス城)

[帝国兵]
おい、聞いたか!?
半獣軍が撤退を始めたらしいぞ!▼
[帝国兵]
すごいな! 総司令殿は。
あの方さえいらっしゃれば、
帝国は何者も恐れることはない。▼
[ルベール]
ゴホン▼
…任務中の雑談は感心せんな。▼
だが……ゼルギウス総司令への賛辞なら、
多少は目をつぶろう。
あの方こそ我が帝国軍の誉れだ。▼
[帝国兵1]
まったくもってその通りです!
あの方さえいらっしゃれば、
半獣など恐れるに足りません!▼

(画面暗転)

[元老院議員]
くぅ… ゼルギウスめ、
何という策をとりおるのか!
敵一匹を始末して終わりだと!?▼
誰がそんなことをしろと申した!
面白くもなんともないわ!▼
[ロンブローゾ]
しかし、勝った以上は
糾弾するわけにもいきませんな。▼
[元老院議員]
わかっておる!
だから、なおさら腹立たしいのじゃ!!▼
ゼルギウスも神使も
元老院にとって目の上の瘤同然…!
忌々しいっ!!▼
[ロンブローゾ]
私にお任せください。
私が必ずや公爵方のお気に召すような
戦果を挙げてご覧に入れましょう。▼
[元老院議員]
ほう……しかし
帝国軍には、3日の
待機命令が出ていると聞いておるが?▼
[ロンブローゾ]
ゼルギウスの命令など…
無視してしまえばよいのです。▼
[元老院議員]
そうか。
では、そなたに任せよう。
頼んだぞ、ロンブローゾ殿!▼

(地名テロップ;帝国領内 セリオラ城)

[アイク]
ライたちガリア軍は撤退をはじめた。
ティバーンたち鷹の民は、
ゼルギウス軍の偵察に出かけたそうだ。▼
俺はあんたをガリアまで
送り届けるよう鷹王に頼まれてるんだ。
一緒に来てくれないか。▼
[リュシオン]
…………私は嫌だ。
絶対にここを離れないからな。▼
[アイク]
………▼
[リュシオン]
鷹の民は…20年共に暮らした……
私の家族なんだ……
だから…私もここに残って戦う。▼
[アイク]
………わかった。
なら、あんたには
俺の傭兵団に入ってもらおう。▼
俺の傭兵団がここに残る分には、
俺らの勝手だ。▼
別に正式な依頼を
受けたわけでもないしな。
鷹王も文句を言えんだろう。▼
[リュシオン]
……アイク! 感謝するぞ。▼

(画面暗転後、拠点画面へ)

 進撃前

[ティアマト]
アイク、急いで外に来て!
ベグニオン軍よ!▼
[アイク]
なんだとっ!?▼

(画面が戦闘MAPへと切り替わる)

[アイク]
どういうつもりだ?
ゼルギウス将軍との
約束の期日にはまだ早いが。▼
[セネリオ]
……事情はどうあれ、相手方は
城の明け渡しを要求しています。
応じない場合は攻撃を開始すると…▼
[リュシオン]
おそらく、ガリア軍も鷹の民も
出て行った隙を狙って
ここに姿を現したのだろう。▼
[アイク]
俺たちだけなら、簡単に
攻め落とせると思ったってことか。
……舐められたものだ。▼
ならば、それが
とんだ勘違いだってことを
思い知らせてやらんとな。▼
全員、戦闘配置につけ!
敵を迎え撃つ!!▼

(画面暗転後、部隊配置画面へ)

 進撃後

2ターン目行動終了時

[ロンブローゾ]
この軍勢を前にしてまだ抵抗するか、
身の程知らずめが!▼
ラグズに与し、
帝国に牙を剥いた愚民どもを討伐すれば、
元老院はきっと喜んで下さる。▼
完膚なきまでに叩きのめしてくれるわ!▼

10ターン終了後、戦場にルベールが到着

[ルベール]
ロンブローゾ将軍!
攻撃を停止されよ!▼
[ロンブローゾ]
お、おまえは…
ゼルギウスの腰巾着の……▼
[ルベール]
ゼルギウス総司令からは、
3日の待機命令が出ていたはず。
勝手に進撃されるとはなにごとですか!?▼
上官として命を伝える。
ロンブローゾ将軍よ、
ただちに兵を退き本陣に引き上げるのだ!▼
[ロンブローゾ]
く、くぅ……▼

 クリア後

[アイク]
兵は退いたか…
ひとまず凌いだな。▼
[ヤナフ]
おいおい、なんだよ。
せっかく急いで戻って来てやったのに、
敵の1人も残ってなしかぁ?▼
[アイク]
悪いな。▼
えらく早かったじゃないか。
どこまで行ってきたんだ?▼
[ティバーン]
とりあえず敵の本営、
ガドゥス領まで行ってきた。▼。
あの男の約束通り、ベグニオン全軍は
城でおとなしく待機していた。▼
…まぁ、ごく一部
抜け出した奴等もいたようだが…
概ね信用して構わんだろう。▼
それよりも…
敵陣営の周囲を探ってたところで
意外な奴に出くわしたぞ。▼
[アイク]
誰だ?▼
[ティバーン]
神使親衛隊の隊長だ。▼
[アイク]
シグルーン将軍か?▼
[ティバーン]
あぁ。供も連れず、単騎だった。
ベグニオン側の人間とはいえ、
彼女は神使の味方。▼
それに、敵陣営に入るのを
ためらってる様子が気になって
近づいたんだが…▼
度胸の据わった女だったぜ。
俺を見て驚きもせず、この一言だ。▼
――『お逃げください』▼
[アイク]
!?▼

(画面暗転後:帝国領内 ガドゥス城)

[帝国兵]
帝都より、神使親衛隊隊長
シグルーン様がお見えになり、
将軍にお目通りを願っておられます。▼
[ゼルギウス]
シグルーン殿が?
会おう、お通ししてくれ。▼
どうされたのだ?
顔色が優れぬようだが。▼
[シグルーン]
……今日は、
元老院よりの使者として
勅令を携えて参りました。▼
……元老院議会は…
3日の猶予を取り消し、即刻
ラグズ討伐を果たすようにと……▼
[ゼルギウス]
馬鹿な……
敵はすでに戦意を失っているのだぞ!?▼
そんな愚かなことを、
神使様やセフェラン様が
お許しになるとは思えないが……▼
[シグルーン]
………▼
[ゼルギウス]
シグルーン殿?▼
[シグルーン]
…ペルシス公爵セフェラン様は…
宰相位並びに
元老院議長の座を追われ――▼
投獄されました。
罪状は…
『国家を欺き謀反に加担した疑いあり』――▼
[ゼルギウス]
馬鹿な…
そんなことは有り得ない!▼
[シグルーン]
…と同時に…
神使様もご病気を理由に、一切、
お目通りがかなわなくなりました。▼
[ゼルギウス]

…謀られたか。▼
[シグルーン]
部下たちに探らせていますが、
神使様がどうされておられるのか……
いっこうに掴めません。▼
将軍……
議会の勅令に従って下さい。
尊いお二方のお命のため………▼
[ゼルギウス]
……
元老院……▼

(画面暗転後、デイン王都の様子へ)

[ミカヤ]
…お呼びですか、ペレアス王。▼
[ペレアス]
やっと姿を見せたね、
我がデインの勝利の女神。▼
君は街に降りてばかりで
さっぱり顔を出してくれないから…▼
[ミカヤ]
…王宮内にあるお部屋は
わたしには贅沢すぎて…▼
街で復興作業を手伝っているほうが
楽しいし、自分にもあっていると
感じるものですから。▼
[アムリタ]
ふっ 相変わらず、
庶民たちの人気集めに必死なようね。▼
[ペレアス]
母上、やめてください。
ミカヤは僕にとって、
ただの臣下ではないのです。▼
私の即位の日に…
突如姿を消した
イズカと漆黒の騎士の分まで…▼、
私の支えになってくれているのです。▼
[アムリタ]
イズカも漆黒の騎士も…
我が息子に仇なす者たちによって
連れ去られたに決まっているわ。▼
デインの重要人物を連れ去って…
国の混乱を狙っているのでしょう。▼
だけど…ペレアスにはこの母がいます。
頼るのであれば、こんな赤の他人ではなく
わたくしになさい。▼
[ペレアス]
はい、わかっております。▼
[アムリタ]
そなたはこのデインの正当な後継者。
臆すことなく、
王として君臨すればよいのです。▼
その娘が民の間でどのように
崇拝されていようと、所詮はそなたの臣下。
…さ、早く命令を下しなさい。▼
[ペレアス]
【暁の巫女】ミカヤ…
君にまた働いてもらう時がきた。
至急、デイン王国軍を出動させてくれ。▼
[ミカヤ]
!? 戦い…?▼
[ペレアス]
ベグニオン帝国からの要請により、
デインはラグズ連合軍討伐のため
軍をお貸しすることにした。▼
敵はガリアの……半獣どもだ!▼

(画面暗転後セーブ画面へ)

 ハード

 オープニングシナリオ

(地名テロップ:帝国領内ガドゥス城)

[帝国兵]
おい、聞いたか!?
半獣軍が撤退を始めたらしいぞ!▼
[帝国兵]
すごいな! 総司令殿は。
フェニキスの大鷹を退け…今度は
ガリアの赤獅子将まで倒されたのだ!▼
[帝国兵]
我らがゼルギウス総司令は無敵!
あの方さえおられれば、
帝国は何者も恐れることはない。▼
[ルベール]
ゴホン▼
[帝国兵]
こ、これは、ルベール将軍!▼
[ルベール]
…任務中の雑談は感心せんな。▼
[帝国兵]
申し訳ございません!▼
[ルベール]
だが……ゼルギウス総司令への賛辞なら、
多少は目をつぶろう。▼
なにしろ…貴族方の無理難題を逆手にとり、
鮮やかな勝利を収められたのだ。
なんとも見事な采配であられた。▼
[兵士]
は、はい!
まったくもってその通りです!▼
[兵士]
杖を駆使して隊を半獣どもの懐に送り込み、
敵将を討ち取る……我々常人では
思いもつかぬような奇策でありました。▼
しかも、それを成功させてしまわれるとは!▼
[兵士]
ラグズ連合など、
もはや恐れるに足らず!▼
[ルベール]
そう。あの方こそ…将の中の将。
我が帝国の誉れなのだ。▼

(画面暗転)

[元老院議員]
くぅ… ゼルギウスめ、
なんという策をとりおるのか!
敵一匹を始末して終わりだと!?▼
誰がそんなことをしろと申した!
面白くもなんともないわ!▼
[ロンブローゾ]
しかし、勝った以上は
糾弾するわけにもいきませんな。▼
[元老院議員]
わかっておる!
だから、なおさら腹立たしいのじゃ!!▼
ベグニオンに逆らった獣どもが
いまだ死なず、のうのうと
セリオラ城を占拠しておるかと思うと……▼
[ロンブローゾ]
まったくですな。
半獣どもは痛い目を見なければ貴賎も
上下も理解できぬもの。▼
此度の戦では、奴らを完膚なきまでに
叩き潰し、二度と元老院に逆らわぬよう
しつけねばならぬというのに……▼
[元老院議員]
ゼルギウスめ!
あやつもその主人も…神使も!
元老院にとって目の上の瘤同然!▼
忌々しいっ!!▼
[ロンブローゾ]
私にお任せください。▼
我がコーエン家は代々武門の家柄、
必ずや公爵方のお気に召すような
戦果を挙げてご覧に入れますよ。▼
[元老院議員]
ほう……しかし
帝国軍には、3日の
待機命令が出ていると聞いておるが?▼
[ロンブローゾ]
伯爵位のゼルギウスの命令など…
時期公爵たる私にとって、
何の抑止力も持ちはしません。▼
[元老院議員]
そうか。
では、そなたに任せよう。
頼んだぞ、ロンブローゾ殿!▼
[ロンブローゾ]
ご期待ください。
賢い戦い方がどのようなものか……
ゼルギウスに見せつけてやりますよ。▼

(地名テロップ;帝国領内 セリオラ城)

[アイク]
ライたちは出発した。
後は、俺たちのほうだが……▼
[リュシオン]
…………私は嫌だぞ。
絶対に戻らないからな。▼
[アイク]
と、言われてもな。
あんたをガリアまで送り届けるよう
鷹王に頼まれてるんだ。▼
行き先が同じなら、ガリア軍に
同行したほうが都合がいい。▼
[リュシオン]
だから!
私のことは気にせず、
グレイル傭兵団も発てばいい!▼
[アイク]
………▼
[リュシオン]
ティバーンに何と言われようと…
私はここに残って戦う。▼
鷹の民は…20年共に暮らした……
家族なんだ……私の……
だから…共に戦い、共に生きる。▼
私もフェニキスの者だ。
決して王の傍を離れない。▼
[アイク]
………わかった。
なら、俺たちもここに残る。▼
[リュシオン]
何故だ?▼
[アイク]
あんたには今日付けで
俺の傭兵団に入ってもらおう。▼
別に正式に雇われたわけじゃなし…
俺の勝手でここに残る分には、
鷹王には文句を言わせん。▼
[リュシオン]
……アイク! 感謝するぞ。▼
[アイク]
団員になったからには、
容赦なくこき使うぞ?
覚悟しとくんだな。▼
[リュシオン]
もちろん、望むところだ!▼

(画面暗転後拠点画面へ)

 進撃前

(砦内にて、アイクとティアマトの会話)

[ティアマト]
アイク、急いで外に出て!
ベグニオン軍よ!▼
[アイク]
なんだとっ!?▼

(画面が戦闘MAPへと切り替わる)

[リュシオン]
連絡がこないところをみると…
偵察に出たティバーンたちとは
遭遇しなかったようだな。▼
[アイク]
どういうつもりだ?
ゼルギウス将軍との
約束の期日にはまだ早いが。▼
[セネリオ]
……事情はどうあれ、相手方は
城の明け渡しを要求しています。
応じない場合は攻撃を開始すると…▼
[ティアマト]
どうするの、アイク?▼
[アイク]
一応、停戦中だ。
こちらから仕掛けるのは、
まずいだろう。▼
[セネリオ]
アイク、恐らくあの軍は…
フェニキス隊と遭遇しなかった
訳ではありませんね。▼
彼らが出て行ったのを見計らって、
ここに姿を現したんだと思います。▼
普通に進軍していて、鷹の民の目を
逃れられるとは到底考えられません。▼
[リュシオン]
だとすると…最初から
この城が狙いだったということか?
ならば戦いは避けようがない。▼
[アイク]
俺たちだけなら、簡単に
攻め落とせると思ったってことか。
……舐められたものだ。▼
ならば、それが
とんだ勘違いだってことを
思い知らせてやらんとな。▼
[ティアマト]
当然ね。▼
[セネリオ]
僕たちがラグズの部隊に劣るのは
ただ数においてのみです。▼
[リュシオン]
私も戦うぞ。
傭兵団の一員だからな。▼
[アイク]
よし!▼
全員、戦闘配置につけ!
敵を迎え撃つ!!▼

(画面暗転後、部隊配置画面へ)

 進撃後

 2ターン目終了時

[ロンブローゾ]
この軍勢を前にして抵抗するか、
身の程知らずめが!▼
ラグズに与し、
帝国に牙を剥きし愚民どもなどは、
完膚なきまでに叩きのめしてくれるわ!▼

 ロンブローゾ初戦時

[ロンブローゾ]
戦でものをいうのは兵の数よ。
どのような武勇も知略も、
圧倒的な兵力差の前では意味を為さぬ。▼
数だ!
数がすべてを押し潰す!▼

 アイクvsロンブローゾ

[ロンブローゾ]
ふ 哀れな……
そのような少数の兵で、
いつまで凌ぐつもりだ?▼
まだまだ増援は尽きぬぞ、
貴様らを完全に呑み込むまでな……
無駄な抵抗は諦めることだ。▼
[アイク]
おい。▼
[ロンブローゾ]
お……!?
き、貴様誰に向かって
そのような口を……!▼
[アイク]
この攻撃は命令か、独断か?
ゼルギウス将軍は
このことを知っているのか?▼
[ロンブローゾ]
ふん、ゼルギウスだと……
そのようなことを知って何になる。
貴様の相手はこの私だ!▼

 リュシオンvsロンブローゾ

[ロンブローゾ]
ほう、鷺か。
公爵様への手土産にちょうど良い!▼

 ロンブローゾ撃破時

[ロンブローゾ]
こ……これは……
どうしたことだ……?
数で勝るのは……我が軍……だぞ……▼
[帝国兵]
ロンブローゾ将軍が討たれた……!?▼
に、逃げろ……!
本陣まで退却だ!▼

(以下、アイクの「兵は退いたか…」のイベントに続く)

 10ターン終了の場合、戦場にルベールが到着

[ルベール]
ロンブローゾ将軍!
攻撃を停止されよ!▼
[ロンブローゾ]
お、おまえは…
ガドゥス公爵軍の……▼
[ルベール]
ゼルギウス総司令からは、
3日の待機命令が出ていたはず。▼
勝手に進撃されるとは
どういうおつもりか!?▼
[ロンブローゾ]
貴様、格下の分際で、
この私に意見するつもりか……!▼
[ルベール]
お言葉を返すようだが……
総司令より副官に任じられた私は、
軍においては、あなたの上官だ。▼
ゼルギウス総司令の命を伝える。
ロンブローゾ将軍よ、
ただちに兵を退き本陣に引き上げるのだ!▼
[ロンブローゾ]
く、くぅ……▼

 クリア後

(画面暗転後、ガドゥス城前にてアイクの会話)

[アイク]
兵は退いたか…
ひとまず凌いだな。▼
[ヤナフ]
おいおい、なんだよ。
せっかく急いで戻って来てやったのに、
敵の1人も残ってなしかぁ?▼
[アイク]
悪いな。▼
[リュシオン]
ヤナフ、ウルキ!
戻ったのは、おまえたちだけなのか?
ティバーンと他の者は?▼
[ウルキ]
……こちら側からの喧騒が…
耳に入りましたので。▼
[ヤナフ]
見ると城が襲われてるじゃないですか。
王の命令で、おれたちだけが
慌てて引き返してきたってわけです。▼
[アイク]
慌てたわりに時間がかかったということは…
かなり遠方まで行ってたのか?▼
[???]
とりあえず敵の本営、
ガドゥス領までってとこだな。▼
[リュシオン]
…ティバーン!▼
[アイク]
どうしたんだ?
ガドゥスからにしては、いやに早い。
偵察は止めにしたのか?▼
[ティバーン]
いや、ちゃんと見てきたぜ。
あの男の約束通り、ベグニオン全軍は
城でおとなしく待機していた。▼
まぁ、ごく一部
抜け出した奴等もいたようだが…
概ね信用して構わんだろう。▼
[アイク]
それが確認できたから
戻ってきたんだな?▼
[ティバーン]
いいや、そうじゃない。
軍の編成や規模、城の構造なんかも
どうせなら把握しとこうと思ってな。▼
だが、城の周囲を探ってたところで
意外な奴に出くわした。▼
[リュシオン]
誰ですか?▼
[ティバーン]
神使親衛隊の隊長だ。▼
[アイク]
シグルーン将軍にか?▼
[リュシオン]
…ということは、
神使がガドゥスへ?▼
[ティバーン]
それも否だ。
供も連れず、単騎だった。
城に降りるのをためらってるようでな。▼
そんなのを見たら、
男としちゃ黙っておけねえだろう。▼
[リュシオン]
……まさか、
姿を見せたりは……▼
[ティバーン]
あぁ、声もかけた。▼
[アイク]
あんたな、仮にも敵相手に
なにやってんだよ。▼
[ティバーン]
ああ見えて度胸の据わった女だったぜ。
俺を見て驚きもせず、この一言だ。▼
――『お逃げください』▼
[アイク]
!?▼

(帝国領内 ガドゥス城)

[帝国兵]
申し上げます!▼
帝都より、神使親衛隊隊長
シグルーン様がお見えになり、
将軍にお目通りを願っておられます。▼
緊急のご用件とのことです!▼
[ゼルギウス]
シグルーン殿が?
会おう、お通ししてくれ。▼
[シグルーン]
ゼルギウス将軍…!▼
[ゼルギウス]
どうされたのだ?
顔色が優れぬようだが。▼
[シグルーン]
……今日は、
元老院よりの使者として
勅令を携えて参りました。▼
[ゼルギウス]
勅令と…?▼
[シグルーン]
はい。▼
ゼルギウス総司令麾下の
ベグニオン帝国全軍勢をもって、
ラグズ討伐を即刻果たすようにと……▼
元老院議会にて可決されました。▼
[ゼルギウス]
馬鹿な……
敵はすでに戦意を失っているのだぞ!?▼
追い討ちをかけるような真似は、
大国としての権威を地に落とすと
何故、わからないのだ…!▼
[シグルーン]
帝国内に攻め込むという大罪を犯した
ラグズ連合を許すことはできぬ故……
ここで根絶やしにせよとのお言葉でした。▼
[ゼルギウス]
そんな愚かなことを、
神使様やセフェラン様が
お許しになるとは思えないが……▼
シグルーン殿?▼
[シグルーン]
……▼
[ゼルギウス]
…もしや……
お二方の身に何か…?▼
[シグルーン]
ペルシス公爵セフェラン様は…
宰相位並びに
元老院議長の座を追われ――
投獄されました。▼
[ゼルギウス]
馬鹿な…
そんなことは有り得ない!▼
[シグルーン]
残念ながら真実です。
罪状は…
『国家を欺き謀反に加担した疑いあり』――▼
[ゼルギウス]
神使様は、どうされておられる?
ご自身の後見人たられる
セフェラン様をお見捨てになるはずは…▼
[シグルーン]
セフェラン様が投獄された日より…
神使様もご病気を理由に、一切、
お目通りがかなわなくなりました。▼
[ゼルギウス]

…謀られたか。▼
[シグルーン]
部下たちに探らせていますが、
神使様がどうされておられるのか……
いっこうに掴めません。▼
将軍……
議会の勅令に従って下さい。
尊いお二方のお命のため………▼
[ゼルギウス]
……仕方あるまい。▼
[シグルーン]
…私は急ぎ帝都に戻り
お二方をお救いする道を
必ず探し出します。▼
それまで、どうか…
どうかよろしくお願いします。▼
[ゼルギウス]
……▼

(デイン王城)

[ミカヤ]
…お呼びですか、ペレアス王。▼
[ペレアス]
やっと姿を見せたね。
我がデインの勝利の女神。▼
君は街に降りてばかりで
さっぱり顔を出してくれないが…▼
宮廷内にある君の部屋は、
そんなに居心地が悪いのかい?▼
[ミカヤ]
…とても趣向を凝らした
素晴らしい部屋だと思います。
でも、わたしには贅沢すぎて…▼
街で復興作業を手伝っているほうが
楽しいし、自分にもあっていると
感じるものですから。▼
[アムリタ]
ふっ 相変わらず、
庶民たちの人気集めに必死なようね。▼
だけど…どんなに民の支持があっても
デインの正統なる王はこのペレアスです。▼
そなたもデインの将を名乗るなら……
己の立場をよくわきまえて、
我が息子に仕えるのですよ。▼
[ミカヤ]
……はい。
アムリタ様。▼
[ペレアス]
母上、やめてください。
ミカヤは僕にとって、
ただの臣下ではないのです。▼
私の即位の日に…
突如姿を消したイズカの分まで、
私の支えになってくれている。▼
[アムリタ]
この宮殿には、王となったペレアスを
こころよく思わぬ者がいる。
ねぇ、【暁の巫女】よ。▼
[ミカヤ]
………▼
[アムリタ]
イズカも、
我が息子に仇なす者たちによって
連れ去られたに決まっているわ。▼
だけど…ペレアスにはこの母がいます。
頼るのであれば、こんな赤の他人ではなく
わたくしになさい。▼
いいですね、ペレアス。▼
[ペレアス]
はい、わかっております。▼
[アムリタ]
そなたは間違いなく
先王アシュナード陛下と
わたくしの間に生まれた子。▼
このデインの正統な後継者。
臆すことなく、
王として君臨すればよいのです。▼
その娘が民の間でどのように
崇拝されていようと、
そなたの臣下でしかない。▼
…さ、早く命令を下しなさい。▼
[ペレアス]
【暁の巫女】ミカヤ…
君にまた働いてもらう時がきた。▼
デイン王国軍を率いて
至急、ベグニオン領内にある
リバン河に向かって欲しい。▼
[ミカヤ]
!? 戦い…?▼
[ペレアス]
ベグニオン帝国からの要請により、
デインはラグズ連合軍討伐のため
軍をお貸しすることにした。▼
敵はガリアの……半獣どもだ!▼

(画面暗転セーブ画面へ)

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Last-modified: 2014-05-16 (金) 14:01:39
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