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章別会話


 ノーマル

 オープニングシナリオ

(地名テロップ:デイン領内 ノクス城)

[タウロニオ]
帝国で反乱っ!
それは真か!?▼
[サザ]
あぁ。 帝国は今、大騒ぎだ。
虜囚とされていたセフェランが
ゼルギウス将軍に救出されたそうだ。▼
2人は、民衆に問いかけたらしい。
『君たちが信じるべきは
 神使様と元老院とどちらだろうか』と。▼
[タウロニオ]
民意は神使にあった……
そういうことなのだな?▼
[サザ]
……そうだ。
帝都では連日連夜、
マナイル大神殿に民衆が殺到。▼
事態鎮圧のため、元老院は
対応に追われているらしい。▼
[タウロニオ]
これは…吉報ではないか?▼
これを機に、ベグニオンの神使派と
手を組み、元老院を倒してしまえば……▼
[???]
それは、得策とは
言えないだろう…▼


(室内にペレアスが入ってくる)

[ペレアス]
元老院の気に入らない行動を
とった時点で、”血の盟約”は発動する。▼
たとえ元老院を討てたとしても、
それで”血の盟約”が解けるとは限らない。
逆に止められなくなる可能性もある。▼
そうなればデインは…
ゆっくりではあるが、
確実に、滅亡への道を進むことになる。▼
[サザ]
俺たちは、元老院に逆らえない。
人に洩らすこともできない。▼
今できるのは…ただ、
解除方法を探すための時間稼ぎだけ……
なんとも…先の見えない話だ…▼
[タウロニオ]
せめて…神使に連絡が取れたら…
だが、どこかで元老院に洩れれば
これも終わりだ……▼
八方塞がりですな…▼
[ペレアス]
そんなことはない。
実は……やっと…
”血の誓約”を逃れる方法が見つかった。▼
ミカヤは…
どこにいるんだ?
彼女を呼んでくれ。▼
[サザ]
何だって!?
…わかった。
すぐに連れてくる。▼


(別室にて、ミカヤ、サザ、ペレアス、タウロニオの会話)

[ミカヤ]
………▼
[ペレアス]
その書物に記されているとおりだ。
これでデインは救われる。▼
城の隠し部屋で見つけたものだから……
普通に出回っているものより
信憑性は高いと思う。▼
[タウロニオ]
し、しかし…
これが確実な方法とは
言い切れぬのではありませんか?▼

[ペレアス]
確実な方法が見つかるまで…
待っていられる状況じゃないだろう?
……他に策はないんだ。▼
[ミカヤ]
…できません……▼
[ペレアス]
デイン国民
全ての命がかかっているんだ!▼
成功すれば…
こんな馬鹿馬鹿しい戦いも
終わりにできる。▼
大丈夫だ、絶対にうまくいく。
決意してくれ、ミカヤ!!▼
[ミカヤ]
できませんっ!
…覚悟を決めたはずでした。
デインのため…どんなことだってやると…▼
……なのに…わたしは、
サザの命が奪われそうになった途端、
動けなかった………▼
デインの将として…
兵士に犠牲を強いておきながら!
沢山の命を奪っておきながら…!▼
[ペレアス]
……たとえ…
囚われたのがサザじゃなく、
一兵士だったとしても……▼
君ならきっと、
見捨てられなかっただろう。▼
[ペレアス]
戦乱で失われる多くの命より、
目の前で奪われる
たった1つの命を重く感じる。▼
……それが親しい者であれば
なおさら深く…
人とは…そういうものだろう?▼
[ペレアス]
ミカヤ……
僕は、そんな君が好きだよ。
だから…君に頼みたい。▼
僕を殺してくれ。▼
[ミカヤ]
できません!
できませんっ!
許してください……っ!▼
[ペレアス]
『”血の誓約”は、
 それを交わした者が▼
 誓約に関わらぬ第三者の手によって
 命を奪われし場合、その効果を失う』
もうこれしか…方法はないんだよ。▼
[ミカヤ]
お願いですから…
わたしに……
そんなことを望まないで……▼
[ペレアス]
国王である僕の責任なんだっ!▼
ミカヤ…っ!!
君がだめなら、他の者に頼むしかない!▼

ペレアスの選択肢イベント

一周目は「願いを叶える」か「他の者に頼む」 二周目以降は「できない」が追加される

イベント会話後、拠点画面へ

進撃前

(アイク陣営の様子へ)

[ティバーン]
偵察ご苦労。
…どうだ、デインは?▼
[ヤナフ]
いますね。
東にある城を拠点として…
その数およそ一万。▼
[ティバーン]
……東か。
だったら、軍師の予測どおり
ノクスが次の戦場ってわけか。▼
[ライ]
一万…
たったそれだけで皇帝軍に対する、か。
正気とは思えないな。▼
[サナキ]
…帝都で反乱があったことは、
デインにも伝わったはずじゃ!▼
元老院に与したところで、
もう何の勝算もない。
…何故、それがわからん!▼
[アイク]
ただ、こっちも
ここでこれ以上
兵力も時間も損なうわけにはいかん。▼
[サナキ]
そうじゃ。ぐずぐずしていては…
セフェランが起してくれた
動きが無駄になってしまう。▼
退くことができぬのは、
我らとて同じこと。
この戦い負けるわけにはいかぬ…!▼

(画面暗転)

[ラフィエル]
……アイク将軍…!
どうか私達も…今日の戦いに
お連れいただけませんか?▼
[アイク]
あんたたち兄妹は、
交代でメダリオンを鎮めることに
なっていたはずだが?▼
[ラフィエル]
……はい。
ですが、ミカヤを……
何とか…救いたいのです。▼
[ニケ]
直に言葉を交わせば…
伝わることもあるかもしれん。▼
何より、このままでは
我々の気がすまんのだ。▼
[アイク]
……わかった。一緒に行こう。
それに、大将はなるべく狙わないよう、
全軍に徹底させる。それでいいな?▼
[ラフィエル]
ありがとうございます…!▼

(画面暗転後、戦闘MAPデイン側へ)

[デイン兵]
外門、破られましたっ!
皇帝軍が突入して来ます!!▼
[サザ]
いよいよだな……▼
[ミカヤ]
……えぇ…▼
[アイク]
このままたたみ掛けるぞ!
全軍、突撃!!▼
[ミカヤ]
負けない…相手が誰だろうと、
わたしたちは負けられない!
ペレアス様のためにも…!!▼

進撃後

(戦闘開始直前のやりとり)

[デイン兵]
巫女様、
これをお持ちください。▼
巫女様はデイン軍の総大将、
この場から
全軍を指揮される身です。▼
ですが、この魔道書ならば、
遠方の戦いを
助けることができましょう。▼
[ミカヤ]
ありがとう。▼

10ターン目直前、アイク側の会話

ハードと同一

 エンドシナリオ

[デイン兵]
巫女様っ!敵が目前に迫っております!
どうか城内へ!▼
[ミカヤ]
……ここの防衛線も破られた…
今度こそ…もう……▼
[サザ]
ぐずぐずするなっ!
残った兵を連れて城に入らせ、
篭城するんだ!▼
[ミカヤ]
サザ!?▼
[サザ]
あんたが立っていれば、
兵たちは希望を捨てない。
デインは…まだ戦える。▼
[ミカヤ]
…ええ!▼
[ミカヤ]
全軍、城内へ撤退っ!
デイン兵たちよ!
この場を捨て、城の中へっ!!▼

(城内での報告を受けるミカヤ)

[デイン兵]
大手門、突破されました!
敵兵力、いまだ勢い衰えず……
内城壁が破られるのは時間の問題かと!!▼
[サザ]
さすがはアイク団長率いる皇帝軍……
篭城すらさせてもらえない…か。▼
[ミカヤ]
ここまで、かしら……
不思議ね。
なんだかとても静かな気持ち……▼
[サザ]
ミカヤ……▼
[ミカヤ]
ユンヌ、おいで。▼

(ミカヤの肩の上にユンヌが乗る)

[ミカヤ]
デインは……滅びる。
他国の軋轢にもまれ消えていく……
きっとそれがこの国の運命だったんだわ。▼

ペレアス死亡時

[サザ]
…もう手はないのか?
”血の誓約”を解く方法も
もっと探せばどこかにきっと……▼
[ミカヤ]
さっき調べたら、
ペレアス王の腕から…
”血の誓約”の証が消えていたわ……▼
[サザ]
!!
じゃあ…!▼
[ミカヤ]
けれど今度は、私の体にこれが……▼
(ミカヤの右手首に浮かぶ”血の誓約”の印の一枚絵)
[サザ]
こ、これは…!
何ともないのか、ミカヤ!?▼
[ミカヤ]
えぇ…
私の体は何ともないわ。
でも……▼
デインと元老院の間の”血の誓約”は
こうして時の指導者の体に
受け継がれていってしまう…▼
デインは…わたし達は…
”血の誓約”から逃れられない。
最期の瞬間まで戦い続けるしかないんだわ。▼
[サザ]
……▼

ペレアス死亡時

[ミカヤ]
だけど…それでも、
誓約なんかでじわじわと
命を奪われるよりいい。▼
戦って戦って……
息絶えるその瞬間まで、
生を実感できるから。▼
……付き合わされる皇帝軍には
迷惑なことでしょうけど……▼

ペレアス生存時

[ミカヤ]
だけど…それでも、
ペレアス王1人を犠牲にしたり、▼
誓約なんかでじわじわと
命を奪われるよりいい。▼ 戦って戦って……
息絶えるその瞬間まで、
生を実感できるから。▼
……付き合わされる皇帝軍には
迷惑なことでしょうけど……▼
[ミカヤ]
ユンヌ
おまえはお逃げなさい。▼

(ユンヌが去る)

[ミカヤ]
いままで……ありがとう。▼
…わたしにはサザがいてくれる。
それだけでいいわ……▼

(画面暗転後、アイク側の様子へ)

[アイク]
門を破れ!
篭城に付き合う時間はない!
ここで決着をつけるんだ!!▼
[ライ]
………アイク!
やばいぞ…▼
戦場に渦巻く
【負】の気が強すぎて……
ラグズの兵たちが暴走しはじめた。▼
敵将に手出しするなって命令は
もう意味をなさないだろう。
ラグズ兵に見つかれば、確実に殺される。▼
[アイク]
ミカヤ将軍を助けたかったら…
自分で見つけ出すしかないな。▼

(画面暗転後、ティバーン隊の様子へ)

[ヤナフ]
おい、ウルキ…
ありゃいったいなんだ?▼
[ウルキ]
こっちへ飛んでくる……
飛竜にしては……
風切りの羽音が重すぎるが……▼
[ティバーン]
!!▼

(ムービー挿入)

(ペガサスに乗るエリンシアとイナ、化身した黒竜の一枚絵)

[イナ]
両軍とも…
戦いをやめてください!
私たちはゴルドアの竜鱗族!▼
両軍に戦いの停止を望みます!
私たちの呼びかけに応じて、
両軍、兵を退いてください!!▼
[アイク]
イナ、エリンシア…!
……どういうことなんだ、いったい?▼
[ライ]
ゴルドアの…黒竜……▼
[アイク]
鷹王…
いったいなにが起きてるんだ?▼
[ティバーン]
さぁな。一つ言えるとすれば……
策もないまま黒竜を相手にするな。
さっきのブレスは威嚇にすぎん。▼
[アイク]
わかった。
全軍、退却っ!
部隊長は兵をまとめろ! 撤収するぞ!!▼

(画面暗転後、城壁からその様子を見遣るミカヤとサザ)

[ミカヤ]
なにが…起きたの?
どうして皇帝軍は
引き上げて………▼
[???]
ミカヤ…!▼
[ミカヤ]
あなた…クルト!?
一緒に監獄を抜け出してから…
自分の国に帰るって急にどこかへ……▼
一体どうしていたの?
…どうしてあなたが
こんなところにいるの?▼
[クルトナーガ]
…ミカヤを助けたかったし…
それに、姉上もね…▼
[ミカヤ]
クルトの…お姉さん?▼
[クルトナーガ]
それより、無事でよかった……
怪我はない?▼
[ミカヤ]
え、ええ…▼
[デイン兵]
半獣だ!
巫女様を守れっ!!▼
[ミカヤ]
やめて!▼
ニケ様…
ラフィエルさん……▼
…あ…ぁ……
うっ… うぅ……▼
[ラフィエル]
だいじょうぶ…
だいじょうぶですから……▼

(画面暗転後、デイン領内 皇帝軍陣営)

[アイク]
あの黒竜が…
クルトナーガ王子……▼
[ティバーン]
黒竜王にしては、
小せえと思ったが……
なるほど、息子のほうか。▼

:[スクリミル]みんなゴルドア王国の竜王子と
面識があるのか?▼

[ライ]
3年前、例の戦争騒ぎの時ゴルドアで
ラグズの王族会合があったんだ。
鷹王やオレはその時に……▼
[アイク]
俺やエリンシアも
同じ頃に…ちょっとした縁でな。▼
[イナ]
王子は…デインの滅亡を
避けたいとのお考えで
この場にいらっしゃったのです。▼
どうにかして戦いを止めたいと…▼
ですから、一度停戦していただき……
双方で話し合いの場を
もっていただきたいと……▼
[サナキ]
我らとて、幾たびも
それは試みたのじゃ!▼
しかし、あやつらは……
頑としてそれに応じぬ。
…我々にはもう時間はあまりないのじゃ。▼
[イナ]
ベグニオンで待つ、
あなたの民たちのために…ですね?▼
[アイク]
それだけじゃない。
戦いの【負】の気でメダリオンの輝きが…
日増しに強くなっている。▼
[エリンシア]
ほ、本当ですか!?▼
[イナ]
蒼炎が…また……▼

(メダリオンの画面)

[イナ]
メダリオンから生じる光は、
蒼い炎のように見えることから…
学者の間ではそう呼ばれるそうです。▼
蒼炎を纏うメダリオン……
俗称では【炎の紋章】とも。▼
[サナキ]
炎の紋章……▼
[イナ]
【炎の紋章】は
邪神の目覚める先触れ…▼
これ以上、戦火が広がるようであれば
それを免れられません。
やはり、戦いを止めなくては。▼

(再び会話画面)

[サナキ]
我らとて、戦いが避けられるなら
協力は惜しまん。▼
[イナ]
では、クルト様の連絡を待ちましょう。
私と同じようにデイン側を
説得されているはずですから。▼

(画面暗転後、テント外)

[アイク]
エリンシア…
なぜあんたは、こんなところに来たんだ?
イナたちに頼まれたのか?▼
[エリンシア]
いいえ、そうではありません。
クルトナーガ様たちとは…
途中でたまたまお会いしたのです。▼
[ルキノ]
……私達がデインに来たのは…
フェール伯ユリシーズ殿を
探すためです。▼
[アイク]
ルキノ。
あんたも来てたのか。▼
[ルキノ]
はい。
エリンシア様を
お1人にはできませんから。▼
[エリンシア]
ユリシーズ……
これまでは定期的に
なんらかの報告をくれていたのに……▼
[アイク]
漆黒の騎士について
調べているんだったな?▼

(漆黒の騎士とユリシーズの一枚絵)

[エリンシア]
漆黒の騎士は、
帝国の視察団が到着する以前に
既にデインから姿を消していたようです。▼
そしてその行方は依然として知れない。
…と、ここまでの情報を得た時点で▼
『クリミアにとって
もっと重要な用件ができた』と
別の調査に移ってしまったらしいのです。▼
そして、それ以降
ユリシーズからの連絡は
途絶えてしまいました…▼

(再びテント前会話の風景へ)

[アイク]
相変わらず秘密主義だな、
あのおっさんは。▼
[ルキノ]
何か新たなことがわかったのだと思います。
……見過ごせないような、
何かとても…重要な何かが。▼
[エリンシア]
…それで国の護りはジョフレに任じ、
私はルキノと2人でこうして……▼
[アイク]
しかしあんたたちだけで
下手に動き回るのは危険だ。
俺たちと一緒に行こう。▼
[エリンシア]
わかりました…
どうか、お願いいたします。▼

(画面暗転後セーブ画面へ)

 ハード

 オープニングシナリオ

(地名テロップ:デイン領内 ノクス城)

[タウロニオ]
帝国で反乱っ!
それは真か!?▼
[サザ]
トパックからの情報だ。
…虜囚とされていたペルシス公が
ゼルギウス将軍によって救出された。▼
2人は、街頭に姿を現して
民衆たちに問いかけたらしい。▼
『君たちが信じるべきは
 神使様と元老院とどちらだろうか』と。▼
[タウロニオ]
民意は神使にあった……
そういうことなのだな?▼
[サザ]
……そうだ。
帝都では連日連夜、
大神殿マナイルに民衆が殺到。▼
自分たちの真の支配者を
取り戻すべく、
帝国各地で暴動が勃発。▼
事態鎮圧のため、元老院は
対応に追われているらしい。▼
[タウロニオ]
これは…
我が国にとっては吉報ではないか?▼
元老院が倒れれば、
”血の誓約”も、うやむやに……▼
[???]
そうはならない。▼


(室内にペレアスが入ってくる)

[タウロニオ]
王…!?▼
[ペレアス]
ガドゥス公は、そんな
甘い人間じゃない。▼
…元老院が滅びるなら
我が国を道連れにする……▼
いいや、我が国だけを犠牲にして
自分たちが助かる道を
探すんじゃないかな。▼
[サザ]
あくまでも、デインをくいものにする。
……奴らの考えそうなことだ。▼
[ペレアス]
ミカヤは…
どこにいるんだ?▼
[タウロニオ]
別室にて休んでおられる。
お呼びしたほうが?▼
[ペレアス]
頼む。 やっと…
”血の誓約”を逃れる方法が
見つかったんだ。▼
[サザ]
! …わかった。
すぐに連れてくる。▼
[ミカヤ]
………▼
[ペレアス]
その書物に記されているとおりだ。
これでデインは救われる。▼
[タウロニオ]
……この書はいずこから?
信頼に値するものなのですか?▼
[ペレアス]
私室にある隠し部屋で見つけた。
歴代のデイン王が
所蔵していたものだから……▼
普通に出回っているものより
信憑性は高いと思う。▼
[サザ]
つまり、これが
確実な方法かどうかは
分からないということだ。▼
[ペレアス]
確実な方法が見つかるまで…
待っていられるような
状況じゃないだろう?▼
デインの滅亡はもう間近に迫っている。
……他に策はないんだ。▼
[ミカヤ]
…できません……▼
[ペレアス]
デイン国民
全ての命がかかっているんだ!▼
成功すれば…
元老院のくびきから逃れて
デインは自由になれる!▼
こんな馬鹿馬鹿しい戦いを
終わりにできる。▼
大丈夫だ、絶対にうまくいく。
決意してくれ、ミカヤ!!▼
[ミカヤ]
できませんっ!
わたしは…弱い人間なんです。▼
デインのために……
どんなことだってやると
覚悟を決めたはずでした。▼
……なのに…わたしは、
サザの命が奪われそうになった途端、
動けなかった………▼
デインの将として…
兵士に犠牲を強いておきながら!
沢山の命を奪っておきながら!▼
わたしは……
サザを失いたくなかった……▼
[サザ]
…………▼
[ペレアス]
……たとえ…
囚われたのがサザじゃなく、
一兵士だったとしても……▼
君ならきっと、
見捨てられなかっただろう。▼
[ミカヤ]
……?▼
[ペレアス]
人はみんな…利己的なんだよ。▼
戦乱で失われる多くの命より、
目の前で奪われる
たった1つの命を重く感じる。▼
……それが親しい者であれば
なおさら深く…そういうものだ。▼
[ペレアス]
ミカヤ……
僕は、そんな君が好きだよ。
だから…君に頼みたい。▼
[ペレアス]
僕を殺してくれ。▼
[ミカヤ]
できません!
できませんっ!
許してください……っ!▼
[ペレアス]
『”血の誓約”は、
 それを交わした者が▼
 誓約に関わらぬ第三者の手によって
 命を奪われし場合、その効果を失う』
……女神に頂いた命を
自らの手で奪うのは最大の禁忌だ。▼
自殺しろというのでなくて……
少し、ほっとしている。▼
[ミカヤ]
お願いですから…
わたしに……
そんなことを望まないで……▼
[ペレアス]
国王である僕の責任なんだっ!▼
ミカヤ…っ!!
君がだめなら、
他の者に頼むしかない!▼

選択イベント

「願いを叶える」を選択

[ミカヤ]
わかり…ました……
あなたの……ために……
………わたしが………▼
[ペレアス]
ありがとう、ミカヤ…▼

(刃物をミカヤに渡すペレアス)

「他の者に頼む」を選択

[ミカヤ]
……すみ…ません……
…わたしには……
……………▼
[ペレアス]
……そうか………
いいんだ、ミカヤ。
酷なことを言ったね。▼
……タウロニオ将軍、お願いできるかい?▼
[タウロニオ]
王よ、やはり
このようなことは……▼
[ペレアス]
これは王命である。
逆らうことは許さない。▼
[タウロニオ]
!▼
[ペレアス]
………▼
[タウロニオ]
……承知いたしました。▼


(刃物をタウロニオに渡すペレアス)

「願いを叶える」「他の者に頼む」の続き

[ペレアス]
タウロニオ将軍…
デインのこと……頼みます。▼
[タウロニオ]
…王…陛下……▼
[ペレアス]
サザ……たくさん迷惑をかけたね。
これが最後だから…
どうか許してほしい。▼
[サザ]
……いや……▼
[ペレアス]
ミカヤ…
この指輪を母上に。▼
できれば……
心より愛していましたと
伝えてほしい。▼
[ミカヤ]
……っ………
…………………▼
[ペレアス]
さようなら、みんな。▼

(画面が白く包まれる)

「他の者に頼む」の場合

[タウロニオ]
…………▼
[ミカヤ]
う…っ ………
…っ…… ……ぅ………▼
[アムリタ]
ペレアス!
ペレアスはここに!?▼


(アムリタがやってくる)

[アムリタ]
いやぁっーーーーっ!▼
ペレアスっ!
ペレアスぅっ!!!▼
[タウロニオ]
皇太后……▼
[アムリタ]
誰っ!?
誰がわたくしの息子を殺したのっ!▼
そなたか?
いや…あの娘であろう!
あの娘がペレアスを……!!▼
[ミカヤ]
……▼

「他の者に頼む」選択時

[タウロニオ]
いいえ、アムリタ皇太后。
王を害したのは…この私です。▼
[アムリタ]
そなたが……っ!!▼
[サザ]
王自身の望みだったんだ!
(「願いを叶える」)”血の誓約”を逃れるため… それでミカヤに……
(「他の者に頼む」)”血の誓約”を逃れるため、 それで将軍に……▼
[タウロニオ]
陛下は、死をもって
使命を果たされたのです。
ご立派な最期でした。▼
王の尊い犠牲によって
デインは救われ………▼
[アムリタ]
……救われてなんかいないわ。▼
[タウロニオ]
なんと!?▼
[アムリタ]
ご覧なさい。▼
”血の誓約”は消えていない。
息子の死は…無駄だったのです!▼

(ペレアスの左手首に印が描かれた一枚絵)

[ミカヤ]
ま…さか……
…や… …ぁ……▼

「願いを叶える」選択時

[アムリタ]
人殺しっ!
わたくしの息子を返してっ!▼
返してっ!!▼

「他の者に頼む」選択時

[アムリタ]
返してっ!
わたくしの息子を……っ▼
返してちょうだいっ!!▼


(画面暗転後拠点画面へ)

「できない」を選択(二周目以降限定)

[ミカヤ]
……でき…ません………▼
[ペレアス]
……そうか………
いいんだ、ミカヤ。
酷なことを言ったね。▼
……タウロニオ将軍、
お願いできるかい?▼
[タウロニオ]
王よ、やはり
このようなことは……▼
[ペレアス]
これは王命である。
逆らうことは許さない。▼
[タウロニオ]
!▼
[ペレアス]
………▼
[タウロニオ]
……承知いたしました。▼


(刃物をタウロニオに渡すペレアス)

[ペレアス]
タウロニオ将軍…
デインのこと……頼みます。▼
[タウロニオ]
…王…陛下……▼
[ペレアス]
サザ……たくさん迷惑をかけたね。
これが最後だから…
どうか許してほしい。▼
[サザ]
……いや……▼
[ペレアス]
ミカヤ…
この指輪を母上に。▼
できれば……
心より愛していましたと
伝えてほしい。▼
[ミカヤ]
……っ………
……………………▼
[ペレアス]
さようなら、みんな。▼
[ミカヤ]
いいえ……っ!
だめです!
ペレアス王、諦めてはだめ!!▼

(ミカヤが二人の間に割り込んで刺され、画面が白く包まれる)

[タウロニオ]
!!▼
[ペレアス]
ミカヤ!?▼
[タウロニオ]
ミカヤ殿…っ!▼
[ペレアス]
君は、なんてことをするんだ…!▼
[ミカヤ]
……だい…じょうぶです…
…わたしは……▼
[ペレアス]
すぐ治療を……▼
[ミカヤ]
…いりません!▼
……こんな傷………平気です…▼
あなたを犠牲にして…生き続けろと
言われることに比べたら……
痛みなんて…ないも同然です……▼
[ペレアス]
………ミカヤ……▼ ……だけどっ!
僕のせいなんだっ!!▼
あんな誓約をした責任を……
…せめてこの命で償いたい……▼
[ミカヤ]
……逃げないで……▼
[ペレアス]
!▼
[ミカヤ]
戦いましょう。
最後の一瞬まで……▼
…たとえ、わずかでも……
わたしたちには可能性が残されている…
……だから………生きて……▼
[サザ]
ミカヤ!
おい、ミカヤ!!▼
[タウロニオ]
すぐに杖使いを呼んで参る。▼
[ペレアス]
………っ…
…………うぅっ……▼

(画面暗転後拠点画面へ)

進撃前

[ウルキ]
…偵察、完了しました。▼
[ティバーン]
どうだ、デインは?▼
[ヤナフ]
いますね。▼
東にある城を囲むようにして、
あたり一面……
黒鎧で埋め尽くされてます。▼
その数およそ一万。
全面交戦の構えってとこでしょうか。▼
[ティバーン]
……東か。
だったら、軍師の予測どおり
ノクスが次の戦場ってわけか。▼
[セネリオ]
…………▼
[ライ]
一万…
その数で皇帝軍に対する、か。▼
[スクリミル]
まったく、正気の沙汰とは思えん!
兵の数が僅差であれば、
後は個々の強さがものをいう。▼
ラグズとベオク…
1対1では話にならんぞ。▼
[サナキ]
…帝都で反乱があったことは、
デインにも伝わったはずじゃ!▼
元老院に与したところで、
もう何の勝算もない。
…何故、それがわからん!▼
[アイク]
デイン軍の事情はともかく…
こっちはベグニオンに入ってからが
本当の戦いだ。▼
民衆の反乱と呼応して、
一気に攻め上がり帝都を落とす。▼
そのためにも、ここでこれ以上
兵力を損なうわけにはいかん。▼
[サナキ]
そうじゃ。▼
ぐずぐずしていては…
セフェランが起こしてくれた
動きが無駄になってしまう。▼
退くことができぬのは、
我らとて同じこと。
この戦い負けるわけにはいかぬ…!▼

(画面暗転)

[ラフィエル]
……アイク将軍…!
私も…今日の戦いに
お連れいただけませんか?▼
[アイク]
あんたたち兄妹は、
交代でメダリオンを鎮めることに
なっていたはずだが?▼
[ニケ]
私からも頼む。…というか、
ラフィエル1人を
戦場にやるわけにはいかん。▼
私たち2人を出陣させてほしい。▼
[アイク]
それは構わんが…
何故だ?▼
[ラフィエル]
……デイン軍には
ミカヤがいます………
彼女を…救いたいのです。▼
[アイク]
こっちがそのつもりでも、
向こうがそれを望まない以上、
どうしようもないぞ。▼
[ラフィエル]
…話をさせてください。
お願いします……▼
[ニケ]
直に言葉を交わせば…
伝わることもあるかもしれん。▼
何より、このままでは
我々の気がすまんのだ。▼
[アイク]
……わかった。
どのみち、こちらに有利な戦いだ。▼
大将はなるべく狙わないよう、
全軍に徹底させる。それでいいな?▼
[ラフィエル]
ありがとうございます…!▼


(画面暗転後、戦闘MAPデイン側へ)

[デイン兵]
外門、破られましたっ!
皇帝軍が突入してきます!!▼
[サザ]
いよいよだな……▼
[ミカヤ]
……えぇ…▼
[アイク]
このままたたみ掛けるぞ!
全軍、突撃!!▼
[ミカヤ]
負けない…
相手が誰だろうと、
わたしたちは負けたりしない!▼
みんな、最大限の力を発揮して!
デインのために!
わたしたちの未来のために!!▼

進撃後

[デイン兵]
巫女様、
これをお持ちください。▼
[ミカヤ]
これは……?▼
[デイン兵]
巫女様はデイン軍の総大将、
この場から
全軍を指揮される身です。▼
ですがこの魔道書ならば、
遠方の戦いを
助けることができましょう。▼
[ミカヤ]
ありがとう。▼

10ターン目開始前

[ライ]
アイク、無事か?
……って聞くまでもないか。▼
[アイク]
そっちは終わったのか?▼
[ライ]
ああ。
あとの連中もこっちに向かってる。
もうじき到着するはずだ。▼
[アイク]
わかった。
合流次第、俺たちも仕掛ける。▼
[ニケ]
さて……ラフィエル。、
ミカヤのもとへ行くぞ。
私から離れるな。▼
[ラフィエル]
はい、女王……▼

アイク初戦時

[アイク]
……どうして俺の前に立った。
敵として対した相手に容赦はせん。
悪いが…あんたはここまでだ。▼

ミカヤ→アイク初戦闘時

[アイク]
……▼
[ミカヤ]
………▼
[アイク]
俺たちにできることはないか?▼
[ミカヤ]
!?▼
[アイク]
自分たちで望んだ戦いじゃないのは…
俺から見ても明らかだ。
避ける手立てはもう探れないのか?▼
[ミカヤ]
……はい…▼
[アイク]
話すだけ話してみろ。
何か糸口が見つかるかもしれん。▼
[ミカヤ]
…………いいえ…▼
[アイク]
……そうか。
どうしようもないか。▼
[ミカヤ]
……………
……ありがとう。▼
[アイク]
ん?▼
[ミカヤ]
……サザが…
あなたを慕ったわけが
いま分かりました………▼
[アイク]
……▼
[ミカヤ]
………構えてください……
決着をつけましょう。▼
[アイク]
……あぁ。▼
[ミカヤ]
hikariyo hotobasiri/ヒカリヨ ホトバシリ
wagamitiwo habamisimonowoute!/ワガミチヲ ハバミシモノヲウテ!▼

ミカヤ→セネリオ初戦時

[セネリオ]
………あの渓谷での策は
あなたが考えたものですか?▼
[ミカヤ]
…………▼
[セネリオ]
見事でしたよ。
お陰でこちらは…
ほとんどのベオク兵を失いました。▼
[ミカヤ](ミカヤ眼を閉じる)
………▼
[セネリオ]
【暁の巫女】……
あなたはいったい何者ですか?
【印付き】であることは間違いない。
だけど…それだけではない。
あなたにはまだ他に…何かがある。
何かとてつもない……大きな力が……▼
[ミカヤ](ミカヤ眼を開いて)
! ……あなただって……
あなただって……何か違うわ。
あなたはとても……
……とても…わたしに近…い?▼
[セネリオ]
いずれにせよ、あなたを
このままにしておくことは
得策ではない……
アイクの進む道を阻む障害は…
僕の手で除かせていただきます。▼
[ミカヤ]
……大切な人のため……
そう…やっぱりわたしたちは
よく似ているのよ。
わたしも…わたしの愛する人たちのため
あなたという障害を倒すしかない…!▼

サザ⇔アイク初戦闘時

[サザ]
……▼
[アイク]
…覚悟はできたか?▼
[サザ]
あぁ……
俺たちの戦いに、
正義はない。勝利もない。
あるのは無意味な死だけだ。
……だが、それでいい。▼
[アイク]
なら、その信念のもと死んでゆけ。
せめて一撃で…逝かせてやろう。▼
[サザ]
……ありがとう、団長。▼

サザ⇔ライ・傭兵団初戦闘時

[サザ]
俺は戦う。
あんたたち全員を敵に回して、
それでも戦い抜いてみせる。▼

会話(オルグ→ニケ)

[オルグ]
jouou./ジョオウ。▼
[ニケ]
…確認しておこう。
デインは……
以前と変わったのか?▼
[オルグ]
hai,kingga begnionnowanani/ハイ、キングガ ベグニオンのワナニ
hamattesimattayoudesu./ハマッテシマッタヨウデス。▼
[ニケ]
ミカヤは?
サザはどうだ?▼
[オルグ]
wakarimasen./ワカリマセン
ikirutame,kennmeinitatakatteimasu.../イキルタメ、ケンメイニタタカッテイマス…▼
[ニケ]
よし、ならば
彼らはまだ我々の友…
死なせるわけにはいかぬ。▼

会話(サザ→ニケ)

[サザ]
女王!
…あんたまで
ミカヤを倒しに来たのか?▼
[ニケ]
そうではない。
ミカヤと話をしにきたのだ。▼
ちょうどいい、おまえが案内してくれ。
こうも敵味方が入り乱れてはかなわん。▼
[サザ]
いまは無理だ。
指揮をとるミカヤの近くに
ラグズを近づけることはできない。▼
[ニケ]
我らは敵ではないぞ?▼
[サザ]
あんたを知らない兵も多い。
混乱させたくないんだ。▼
[ニケ]
………分かった。▼
[サザ]
…すまない。▼
[ニケ]
気にするな。
それより…死んではならぬぞ。
ミカヤだけではなく……そなたも。▼
[サザ]
そのつもりだ。
俺たちは…生き残るために
戦っているんだからな。▼

アイク撃破時

(アイク以外の撃破セリフは散り際のセリフページへ)

[アイク]
! やる、な……▼
[ティアマト]
アイク!
別働隊が門を破壊したわ!
集結して突破を試みるとの報せよ!
私たちも応援へ向かいましょう。
ここでの役目は終えたわ、
無理をせず撤収して!▼
[アイク]
わかった。
この場は俺の負けだ。退かせてもらう。▼

(エンドシナリオへ)

 エンドシナリオ

[デイン兵]
巫女様っ!敵が目前に迫っております! どうか城内へ!▼
[ミカヤ]
……ここの防衛線も破られた…
今度こそ…もう……▼
[サザ]
【暁の巫女】!▼
[ミカヤ]
え…?▼
[サザ]
ぐずぐずするなっ!
残った兵を連れて城に入らせ、
篭城するんだ!▼
[ミカヤ]
サザ!?▼
[サザ]
あんたが立っていれば、
兵たちは希望を捨てない。
デインは…まだ戦える。▼
……そうだろう?▼
[ミカヤ]
…ええ!▼
全軍、城内へ撤退っ!▼
繰り返します!
デイン兵たちよ!
この場を捨て、城の中へっ!!▼


(城内での報告を受けるミカヤ)

[デイン兵]
大手門、突破されました!
しかし…敵兵力、いまだ勢い衰えず……
内城壁が破られるのは時間の問題かと!!▼
[ミカヤ]
兵力を内城壁へ集中させて!
わたしもすぐに行きます!▼
[デイン兵]
はっ!▼
[サザ]
さすがはアイク団長率いる皇帝軍……
篭城すらさせてもらえない…か。▼
[ミカヤ]
ここまで、かしら……▼
[サザ]
…………▼
[ミカヤ]
不思議ね。
なんだかとても静かな気持ち……▼
[サザ]
ミカヤ……▼
[ミカヤ]
ユンヌ、おいで。▼


(ミカヤの肩の上にユンヌが乗る)

[ミカヤ]
デインは……滅びる。▼
他国の軋轢にもまれ消えていく……
きっとそれが、
この国の運命だったんだわ。▼

ペレアス死亡時 (ミカヤの腕に浮かぶ”血の誓約”の印の一枚絵)

[ミカヤ]
だけど…それでも、
誓約なんかでじわじわと
命を奪われるよりいい。▼
戦って戦って……
息絶えるその瞬間まで、
生を実感できるから。▼
……付き合わされる皇帝軍には
迷惑なことでしょうけど……▼

ペレアス生存時

[ミカヤ]
だけど…それでも、
ペレアス王1人を犠牲にしたり、
誓約なんかでじわじわと
命を奪われるよりいい。
戦って戦って……
息絶えるその瞬間まで
生を実感できるから。
…付き合わされる皇帝軍には
迷惑なことでしょうけど……▼
[サザ]
元をただせば……
あいつらが元老院を
野放しにしていたのが悪い。▼
その報いだと思って
相手してもらえばいいさ。▼
[ミカヤ]
サザったら……▼
ユンヌ…
お前はお逃げなさい (自動送り)
[ミカヤ]
いままで……ありがとう。▼
[サザ]
なんだ…ずいぶん
あっさりしたもんだな。▼
普段は追い払っても、
すぐにミカヤのところに戻ってきて
離れなかったのに。▼
[ミカヤ]
賢い子だから…
わかってくれたのよ。▼
[サザ]
それにしても、薄情じゃないか?▼
[ミカヤ]
わたしにはサザがいてくれる。
それだけでいいわ……▼
[サザ]
……あぁ。
それだけでいい。▼
[ミカヤ]
じゃあ…行きましょう。▼


(画面暗転後、アイク側の様子へ)

[アイク]
門を破れ!
篭城に付き合う時間はない!
ここで決着をつけるんだ!!▼
[ライ]
………アイク!
やばいぞ…▼
[アイク]
どうした!?▼
[ライ]
戦場に渦巻く
【負】の気が強すぎて……
ラグズの兵たちに影響がでてきた。▼
[アイク]
おまえ、顔色が……▼
[ライ]
あぁ、我ながら…
ぶっ倒れないのが不思議なぐらい
気分が悪い。▼
けど、これはオレが特異なだけで……
他のほとんどのやつは、
暴走のほうへ進んでってる。▼
[アイク]
といって、ここで
やめるわけにもいかんぞ?▼
[ライ]
わかってる。
ただし…敵将に手出しするなって命令は
もう意味をなさないだろう。▼
ラグズ兵に見つかれば、確実に殺される。
それを伝えときたくて。▼
[アイク]
……助けたかったら、
自分で見つけ出すしかないか。▼
[ライ]
あぁ……▼


(画面暗転後、ティバーン隊の様子へ)

[ヤナフ]
おい、ウルキ…
ありゃいったいなんだ?▼
[ウルキ]
飛竜にしては……
風切りの羽音が重すぎる……▼
[ティバーン]
なんの話だ?▼
[ヤナフ]
あっちの方角に
不審な飛行物が……▼
[ティバーン]
!!▼


(ムービー挿入)

(ペガサスに乗ったエリンシアとイナ、化身した黒竜の一枚絵)

[イナ]
両軍とも…
戦いをやめてください!
私たちはゴルドアの竜鱗族!▼
両軍に戦いの停止を望みます!
私たちの呼びかけに応じて、
両軍、兵を退いてください!!▼
[エリンシア]
アイク様っ!
皇帝軍のみなさん!
どうか一旦、兵を退いてください!▼
イナ様の要請に従ってください!▼
[アイク]
イナ、エリンシア…!
……どういうことなんだ、いったい?▼
[ライ]
ゴルドアの…黒竜……▼
[ティバーン]
おまえたち、無事だな?▼
[アイク]
鷹王…
いったいなにが起きてるんだ?▼
[ティバーン]
さぁな。一つ言えるとすれば……
策もないまま黒竜を相手にするな。
さっきのブレスは威嚇にすぎん。▼
[アイク]
わかった。
全軍、退却っ!
部隊長は兵をまとめろ! 撤収するぞ!!▼


(画面暗転後、城壁からその様子を見遣るミカヤとサザの様子)

[ミカヤ]
なにが…起きたの?
どうして皇帝軍は
引き上げて………▼
[???]
ミカヤ…!▼


(クルトナーガが走ってくる)

[ミカヤ]
あなた…クルト!?
どうしてあなたが
こんなところにいるの?▼
[クルトナーガ]
無事だったみたいだね。
よかった……
怪我はない?▼
[ミカヤ]
え、ええ…▼
[デイン兵]
半獣だ!
巫女様を守れっ!!▼
[ミカヤ]
やめて!▼
ニケ様…
ラフィエルさん……▼
[ラフィエル]
ミカヤ……▼
[ミカヤ]
…あ…ぁ……
うっ… うぅ……▼
[ラフィエル]
だいじょうぶ…だいじょうぶですから……▼


(画面暗転:デイン領内 皇帝軍陣営)

[アイク]
あの黒竜が…
クルトナーガ王子……▼
[イナ]
…はい。▼
[ティバーン]
黒竜王にしては、
小せえと思ったが……
なるほど、息子のほうか。▼
[スクリミル]
みんなゴルドア王の息子と
面識があるのか?▼
[ライ]
この間…といっても3年前だが、▼
例の戦争騒ぎの時ゴルドアで
ラグズの王族会合があったんだ。
鷹王やオレはその時に……▼
って、アイク。
さっきの口ぶりじゃ、おまえも
王子に会ったことがあるみたいだな?▼
[アイク]
あぁ、俺やエリンシアも
同じ頃に…ちょっとした縁でな。▼
[エリンシア]
はい。▼
[サナキ]
ゴルドア王国の竜王子……▼
何ゆえ、そのような者が
この場に現われ……
我々の戦いに割って入ったのじゃ?▼
[イナ]
王子は…デインの滅亡を
避けたいとお考えなのです。▼
ですから、一度停戦していただき……
双方で話し合いの場を
もっていただきたいと……▼
[サナキ]
我らとて、幾たびも
それは試みたのじゃ!▼
しかし、あやつらは……
頑としてそれに応じぬ。▼
竜鱗族が間に入り、話し合いが
成るというなら、それでも構わん。
じゃが……もう時間はあまりない。▼
[イナ]
ベグニオンで待つ、
あなたの民たちのために…ですね?▼
[アイク]
それだけじゃない。
メダリオンの輝きが…
日増しに強くなっている。▼
[エリンシア]
ほ、本当ですか!?▼
[アイク]
3年前に【狂王】が
起した戦いの時にもそうだった。▼
戦いの【負】の気が
メダリオンに集まっている。
あの時と同じ… いや、それ以上だ。▼
[イナ]
蒼炎が…また……▼
[アイク]
蒼炎?▼


(メダリオンの映像)

[イナ]
メダリオンから生じる光は、
蒼い炎のように見えることから…
学者の間ではそう呼ばれるそうです。▼
蒼炎を纏うメダリオン……
俗称では【炎の紋章】とも。▼
[サナキ]
炎の紋章……▼
[イナ]
【炎の紋章】は
邪神の目覚める先触れ…▼
これ以上、戦火が広がるようであれば
それを免れられません。
やはり、戦いを止めなくては。▼


(再び会話画面)

[アイク]
だが、どうやる?▼
[イナ]
まず、皇帝軍とデイン軍を。
次に帝国の反乱を収めましょう。▼
それには…ベグニオン皇帝、
あなたのお力が必要となります。▼
[サナキ]
戦いが避けられるなら
協力は惜しまん。▼
[イナ]
クルト様からの連絡を待ちます。
私と同じようにデイン側を
説得されているはずですから。▼


(画面暗転後、テント外)

[アイク]
エリンシア…
クリミアから預かった兵五千……
ほとんど失ってしまった。▼
……………すまん。▼
[エリンシア]
先ほど、神使様のほうからも
お詫びのお言葉をいただきました。▼
……兵たちの亡骸は…
司祭たちの手によって
きちんと弔っていただけたとのこと。▼
私にできるのは……
彼らの魂を…共に故郷へと連れ帰り……
家族のもとへ送り届けることだけ。▼
[アイク]
…………▼
[エリンシア]
アイク様……
どうかお顔をあげてください。▼
…戦なのです……
………私にも覚悟はできています。▼
[アイク]
…エリンシア。▼
[エリンシア]
女王ですから。
私は常に強くあらねば……▼
[アイク]
……クリミアは、
いい統治者に恵まれたようだな。▼
[エリンシア]
…どうでしょうか。▼
[アイク]
ところで…
あんたがここに来た理由を
まだ聞いていなかったな。▼
イナたちに頼まれたのか?▼
[エリンシア]
いいえ、そうではありません。
クルトナーガ様たちとは…▼
デイン領に入ったあたりで
お会いしたのです。
それで一緒に参りました。▼
[アイク]
あんたが国を空けるには…
余程の事情があったんだと思うが。▼
[ルキノ]
……フェール伯からの連絡が
途絶えてしまったんです。▼
[アイク]
ルキノ。
あんたも来てたのか。▼
[ルキノ]
はい。
エリンシア様を
お1人にはできませんから。▼
[エリンシア]
ユリシーズ……
これまでは定期的に
なんらかの報告をくれていたのに……▼
[アイク]
漆黒の騎士について
調べているんだったな?▼


(漆黒の騎士とユリシーズの一枚絵)

[アイク]
なにか分かったことはあるのか?▼
[エリンシア]
ユリシーズが掴んだ情報では、▼
漆黒の騎士は、
帝国の視察団が到着する以前に
既に姿を消していたようです。▼
そしてその行方は依然として知れない。▼
[アイク]
フェール伯は、
ずっとその消息を追っていた……▼
[エリンシア]
いえ、それが…▼
漆黒の騎士に関してはそこで一時中断し、
別の調査へと移るという
知らせがありました。▼
[アイク]
それは?▼
[エリンシア]
わからないのです。ただ
『クリミアにとって重要な用件である』と…▼
最後に受け取った報告書には
そう書かれてありました。▼


(再びテント前へ)

[アイク]
相変わらず秘密主義だな、
あのおっさんは。▼
[ルキノ]
何か起きたのだと思います。
……見過ごせないような、
何かとても…重要な出来事が。▼
[アイク]
連絡が途絶えてから
どれくらいになるんだ?▼
[エリンシア]
…月4つほどです。
それで国の護りはジョフレに任じ、
私はルキノと2人でこうして……▼
[アイク]
そうか…
しかしあんたたちだけで
下手に動き回るのは危険だ。▼
こちらでなんとか探ってみるから、
しばらくこの軍に留まっていてくれ。▼
[エリンシア]
わかりました…
どうか、お願いいたします。▼
[アイク]
できる限りのことはする。▼


(画面暗転後セーブ画面へ)

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Last-modified: 2025-04-19 (土) 07:04:42
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